JP5141287B2 - 鍵及び鍵盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鍵盤楽器に適用される鍵及び鍵盤装置に関する。
従来、鍵盤楽器の鍵の材料に木材を用いたものが知られ、また、高級感を出すため、押鍵面を含むキートップの部分に木材を用い、キートップの下側には樹脂を用いた鍵も知られている。
しかし、押鍵面である上面の硬さや耐久性が高くないため、鍵の上面に塗装等の表面処理を施すことが行われ、結果として、上面の木質感が損なわれてしまう。
一方、黒鍵に圧縮木材を利用したものも知られている(下記特許文献1の段落番号[0014])。
特開2000−176910号公報
しかしながら、上記特許文献1の鍵においても、圧縮成形品の形状、圧縮成形品と圧縮成形前の木材の形状との関係、及び圧縮密度等については、未だ詳細に検討されておらず、課題となっていた。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、表面処理不要で耐久性を確保しつつ押鍵面に木質感を付与すると共に、圧縮成形前の木材形状として単純な形状を採用することができる鍵及び鍵盤装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の鍵は、鍵盤楽器の黒鍵に適用される鍵(30)であって、少なくとも押鍵面となる上面(34a)を含んだ部分(34)が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、少なくとも、前記圧縮木材でなる部分であって且つ前記鍵盤楽器における非押鍵状態の白鍵(20)の上面(24a)よりも上方に位置する部分については、前記圧縮木材でなる部分の前端(34c)から後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高くなっていることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項2の鍵は、鍵盤楽器の黒鍵に適用される鍵(30)であって、少なくとも押鍵面となる上面(34a)を含んだ部分(34)が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、少なくとも、前記圧縮木材でなる部分であって且つ前記鍵盤楽器における非押鍵状態の白鍵(20)の上面(24a)よりも上方に位置する部分については、前記圧縮木材でなる部分の前記上面から下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低くなっていることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項3の鍵は、鍵盤楽器用の鍵(20、30)であって、少なくとも押鍵面となる上面(24a、34a)を含んだ部分(24、34)が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、前記圧縮木材でなる部分のうち当該鍵において角部乃至稜部となる部分(R1〜R6)の圧縮密度が他の部分に比し高いことを特徴とする。
好ましくは、前記角部乃至稜部は、その圧縮密度が前記他の部分に比し高いことで、前記他の部分に比し色調が濃い(請求項4)。
好ましくは、圧縮成形の際に前記圧縮木材でなる部分に生じるバリ(Br)が、前後左右の面(24c、24d、24e、24f、34c、34d、34e、34f)に対して突出することなく下方にのみ突出している(請求項5)。
好ましくは、前記圧縮木材でなる部分の木理方向が 、当該鍵の長手方向に沿っている(請求項6)。
好ましくは、前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度の方が幅方向の圧縮密度よりも高い(請求項7)。
上記目的を達成するために本発明の請求項8の鍵盤装置は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の鍵を含んで構成されることを特徴とする。
好ましくは、白鍵(20)及び黒鍵(30)のいずれも、少なくとも押鍵面となる上面(24a、34a)を含んだ部分(24、34)が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、前記黒鍵における前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度が、前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度に比し高い(請求項9)。さらに好ましくは、前記黒鍵における前記圧縮木材でなる部分の少なくとも上面は、該圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度が前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分に比し高いことで、前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分に比し色調が濃い(請求項10)。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1、2、3、8によれば、表面処理不要で耐久性を確保しつつ押鍵面に木質感を付与すると共に、圧縮成形前の木材形状として単純な形状を採用することができる。
請求項4によれば、角部乃至稜部に特別な色付け等をしなくても、鍵の輪郭を明瞭に視認できるようにすることができる。
請求項5によれば、バリ取り工程が不要で、演奏時の安全性や良好な外観を確保することができる。
請求項6によれば、圧縮成形をしやすくすると共に、圧縮後の木目模様を自然なものにして外観を向上させることができる。
請求項7によれば、目に付きやすい押鍵面については、木目の間隔が短くなり過ぎず、木質らしい自然な風合いを出して外観を向上させることができる。
請求項9、10によれば、白色及び黒色の表面塗装をすることなく、白鍵と黒鍵を視覚的に区別しやすくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る鍵が適用される電子鍵盤楽器の鍵盤装置の模式的な縦断面図である。同図は、非押鍵状態を示す。以降、本鍵盤装置の奏者側(図1の左方)を「前方」と呼称する。左右方向については、奏者側からみた方向を基準とする。
本鍵盤装置において、フレーム10には、それぞれ複数の白鍵20及び黒鍵30が並列的に配設支持される。各鍵20、30の前半部下部には、側面視L字状の垂下係止部23、33が垂下して設けられ、それの後方にはさらに、アクチュエータ22、32が設けられる。
各鍵20、30は、それらの押鍵面でもある上面24a、34aが押離鍵操作され、後部の鍵支点15を支点として、フレーム10に対して、各々の先端が上下方向に揺動自在になっている。図示はしないが、各鍵20、30は、バネ等の付勢手段によって、鍵支点15を支点として、先端が上方に常に付勢されている。各白鍵20同士及び各黒鍵30同士の構成は同様である。
フレーム10の前半部には、それぞれフェルト等の弾性部材でなる押鍵ストッパ14及び離鍵ストッパ13が設けられている。非押鍵状態においては、各鍵20、30の垂下係止部23、33が離鍵ストッパ13と当接して、各鍵20、30の往方向の揺動初期位置が規定される。一方、押鍵終了状態においては、各鍵20、30の下面が押鍵ストッパ14と当接して、各鍵20、30の往方向の揺動終了位置が規定される。
また、フレーム10の押鍵ストッパ14の後方には、各鍵20、30に対応して鍵動作ガイド16が設けられる。また、フレーム10に設けられる基板11上に、各鍵20、30に対応して鍵スイッチ12が設けられる。鍵スイッチ12は、対応する鍵20、30によって押圧され、キーベロシティを含む鍵動作を検出する。その検出結果に基づいて、不図示の楽音制御部によって楽音制御がなされる。
図2(a)は、1つの白鍵20の平面図である。図2(b)〜(d)は、1つの黒鍵30の平面図、正面図、右側面図である。これらの図において、外郭形状は多少模式的に示してある。
白鍵20は、樹脂部21及び圧縮木材部24からなり、樹脂部21の上面21aに圧縮木材部24の下面24bが接着等によって固着乃至固定されてなる(図1参照)。黒鍵30は、樹脂部31及び圧縮木材部34からなり、樹脂部31の上面31aに圧縮木材部34の下面34bが接着等によって固着乃至固定されてなる(図2(c)、(d)参照)。
本実施の形態で示す例では、圧縮木材部24、34はいわゆるキートップ部に適用される。白鍵20においては、圧縮木材部24は白鍵20の表層にだけ適用され、板状である。黒鍵30においては、鍵盤装置において非押鍵状態の白鍵20の上面24aよりも上方に位置する部分全体に適用される。後にも変形例を説明するが(図9)、圧縮木材部24、34は、少なくとも押鍵面となる上面24a、34aを含んだ部分に適用される。
圧縮木材部24、34は、金型を用いて木材を圧縮成形して圧密化されたものであり、成形工程については後述する(図4〜図6)。圧縮木材部24、34の上面24a、34a、前面24c、34c、後面24d、34d、左側面24e、34e、右側面24f、34fには、圧縮後の状態の木目模様25、35が現れ、高級な木質感が付与されている。図2(a)〜(d)に、これらの面の一部における木目模様25、35が図示されている。
圧縮成形においては、圧縮加工前の木材(以下、「加工前木材BS」(図4〜図6参照)と称する)の木理方向が、白鍵20、黒鍵30の長手方向に沿うように材料取りされる。従って、圧縮加工後の圧縮木材部24、34においても、繊維状の木目模様25、35は、白鍵20、黒鍵30の長手方向に沿ったものとなる(図2(a)、(b)、(d)参照)。
各加工前木材BSを圧縮木材部24、34に圧縮成形する際の圧縮密度(乃至圧縮率)は、いずれも、上下方向の方が、幅方向(左右方向)の最も高い箇所(上端)よりも高い。そのため、例えば、黒鍵30においては、木目模様35の間隔は、上面34aで広く(図2(b)参照)、前面34c、左側面34e、右側面34fではそれより狭くなっている(図2(c)、(d)参照、左側面34eについては図示せず)。白鍵20における木目模様25についても、その傾向は同じである。
また、特に黒鍵30において、図2(d)に示すように、圧縮木材部34は、下面34bが水平であるのに対し、上面34aが、後方ほど低くなっており、且つ、前端から後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高くなっている。従って、左側面34e及び右側面34fに現れる木目模様35の間隔は、後方ほど狭い。また、図2(c)に示すように、圧縮木材部34は、正面視台形で、且つ、上面34aから下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低くなっている。
図3(a)は、白鍵20の正面図、図3(b)は、白鍵20の圧縮木材部24の前端部の斜視図及びその部分拡大図である。図3(c)は、黒鍵30の圧縮木材部34の平面図、図3(d)は圧縮木材部34の正面図である。これらの図では、主に、圧縮木材部24、圧縮木材部34の外郭形状に着目して示してあり、木目模様25、35の図示は省略されている。
圧縮木材部24、34のうち、白鍵20、黒鍵30においてそれぞれエッジ部(角部乃至稜部)となる部分の圧縮密度が、圧縮木材部24、34における他の部分に比し高くなっていて、且つ、R形状となっている。例えば、白鍵20の圧縮木材部24において、上面24aと左右両側面24e、24fとで形成される稜部R1(図3(a)参照)、上面24aと前面24cとで形成される前後方向の稜部R2(図3(b)参照)が、丸みを帯びてR形状の稜線となっている。また、上面24aと前面24cと左右両側面24e、24fとで形成される前端上部左右の角部R3(図3(b)参照)についても、丸みを帯びてR形状となっている。
黒鍵30の圧縮木材部34においては、上面34aと左右両側面34e、34fとで形成される前後方向の稜部R1(図3(d)参照)が、R形状の稜線となっている。また、図3(c)に示すように、上面34aと前面34cと左右両側面34e、34fとで形成される前端上部の角部R4についても、R形状となっている。前面34cと左右両側面34e、34fとで形成される斜め縦方向の稜部R5は、角部R4に連接しているが、ここもR形状となっている。後面34dと左右両側面34e、34fとで形成される縦方向の稜部R6も、同様にR形状となっている。
この他、下面24b、34bに連接する部分を除く圧縮木材部24、34の角部や稜部となる部分であって図示されていない部分もすべて、圧縮密度が他の部分に比し高いことで、R形状となっている。なお、角部や稜部となる部分は、圧縮により密度を高めることができればよく、R形状であることは必須でない。
次に、加工前木材BSから黒鍵30の圧縮木材部34を圧縮成形する工程を説明する。この工程は、主に、上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程、切除工程の4工程からなる。
図4、図5、図6(a)〜(c)は、それぞれ、上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程の模式図である。図6(d)は、切除工程の模式図である。図4では、左側に正面図、右側に側面図にそれぞれ相当する模式図が示されている。図5、図6(a)〜(c)では、正面図に相当する模式図が示されている。
加工前木材BSに適用される木材は、限定されないが、例えば、上記特許文献1(特開2000−176910号公報)に例示されているような広葉樹由来の木材が採用可能である。以降、加工前木材BSを各工程の前後で区別するときは、上下圧縮工程の前のものを「加工前木材BS0」、上下圧縮工程の後で左右圧縮工程の前のものを「加工前木材BS1」、左右圧縮工程の後でR形状形成工程の前のものを「加工前木材BS2」、R形状形成工程の後のものを「加工前木材BS3」と称する。
図4(a)において、加工前木材BS0の上面相当部BSa、下面相当部BSbが、それぞれ、圧縮木材部34の上面34a、下面34bとなる面である。右側の図における加工前木材BS0の図4(a)の左側が、圧縮木材部34の前側に対応する。加工前木材BS0は、直方体である。加工前木材BS0の材料取りは、その木理方向が、前後方向(図4(a)の右側の図における左右方向)に沿うようになされる。従って、加工前木材BS0は繊維方向と垂直な方向にプレスされ、圧密化されることになる。
図4(a)、(b)に示すように、上下圧縮工程においては、加工前木材BS0が、下金型41と上金型42とで圧縮成形される。下金型41及び上金型42は、ガイド51によってガイドされる。固定側となる下金型41には、加工前木材BS0の下面相当部BSbを何らかの方法で一時的に固着しておいてもよい。加工前木材BS0の高さは圧縮木材部34の数倍程度である。上金型42を下方に移動させて加工前木材BS0を押圧すると、加工前木材BS0が上下方向に圧縮され、加工前木材BS1が出来上がる(図4(b)参照)。
次に、上下圧縮工程を経て形成された加工前木材BS1に対して、図5(a)〜(c)に示すように、左右圧縮工程において、下金型43、上金型44、左金型45L、右金型45Rにより、成形がなされる。下金型43が固定側となり、その他は可動側となるが、左金型45L及び右金型45Rについては、いずれか一方を固定側として用いてもよい。
まず、下金型43の上に置いた加工前木材BS1に対して(図5(a))、上金型44を下方に移動させ、加工前木材BS1の上面に突き当てる(図5(b))。次に、左金型45L、右金型45Rを移動させて左右から加工前木材BS1を挟むように圧縮する。すると、加工前木材BS1が左右方向(幅方向)に圧縮され、加工前木材BS2が出来上がる(図5(c)参照)。
左金型45Lの端面45La、右金型45Rの端面45Raとで押圧される加工前木材BS2の面が、圧縮木材部34の左側面34e、右側面34f(図2(c)参照)となる。ここで、下金型41と上金型42とによる圧縮率の方が、左金型45Lと右金型45Rとによる圧縮率よりも高くなるように、加工前木材BS0乃至加工前木材BS1の形状が設定されている。
次に、左右圧縮工程を経て形成された加工前木材BS2に対して、図6(a)〜(c)に示すように、R形状形成工程において、下金型46、上金型47、及び、上金型47内で移動可能にされた2つのR付け用金型49により、成形がなされる。上金型47が固定状態とされ、下金型46が、ガイド部50にガイドされて上下に移動する。R付け用金型49の各先端49aには、稜部R1(図3(d)参照)に対応する形状のR形状が形成されている。
まず、下金型46の上に加工前木材BS2を置くと共に、(図6(a))、下金型46を上方に移動させ、加工前木材BS2を、上金型47に形成される凹部に挿入し、加工前木材BS2の上面を上金型47の天井面に突き当てる(図6(b))。次に、上金型47内の2つのR付け用金型49を突出動作させ、加工前木材BS2の左右上部の稜部を圧縮する。これにより、加工前木材BS3が出来上がる(図6(c)参照)。加工前木材BSの左右上部には、前後方向に沿った稜部R1が形成される。
次に、上記出来上がった加工前木材BS3に対して、図6(d)に示すように、切除工程において、前部上部の肉部C1を切削等の加工により切除する。これにより、加工前木材BS3に、斜面である前面34cが形成され、圧縮木材部34が完成する。
圧縮木材部34の角部R4、稜部R5、R6の圧縮成形については、図示しないが、図6(a)〜(c)に示すのと同様の金型構成によって、稜部R1と同様に圧縮により形成される。
これらR形状の圧縮成形により、圧縮木材部34の角部R4、稜部R1、R5、R6等(図3(c)、(d)参照)の圧縮密度が自然に高くなる。圧縮密度の高い部分は、通常、色調が濃くなる。圧縮木材部34においては、それを利用し、圧縮成形により、角部R4、稜部R1、R5、R6等が他の平面的な部分よりも色調が自然に濃くなるようにしている。これにより、黒鍵30の輪郭が明瞭に視認される。
また、圧縮率が、幅方向や前後方向に比し上下方向の方が高いことから、圧縮成形により、木目模様35の間隔は、上面34aの方が、前面34c、左側面34e、右側面34fよりも自然に広くなる(図2(b)、(c)、(d)参照)。
ところで、図4(a)に示すように、加工前木材BS0において、上面相当部BSaと下面相当部BSbとは平行である。その一方、上金型42の下面42aは、圧縮木材部34の上面34aに対応して、後方(図4(a)の右側の図の右方)にいくほど低く形成されている。従って、圧縮成形された圧縮木材部34においては、上述のように、後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が自然に高くなる。
また、図5(a)に示すように、加工前木材BS1の左右両側面は平行である。その一方、左金型45Lの端面45Laと右金型45Rの端面45Raとの間隔は、圧縮木材部34の正面視の台形形状に対応して、上方ほど狭くなっている。従って、圧縮成形された圧縮木材部34においては、上述のように、下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が自然に低くなる。
ところで、外郭形状を形成することに限れば、上述した上下圧縮工程と左右圧縮工程とは、順序を逆にしてもよい。また、図7で説明するように、部位によって圧縮による利益を求めない場合は、上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程のうち、一部を廃止して、代わりに切除加工により形状を形成してもよい。
図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ、上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程を廃止する場合の切除加工の態様を示す模式図である。
例えば、上下圧縮工程を廃止する場合は、図7(a)に示すように、上記した肉部C1(図6(d)参照)の切除に加えて、加工前木材BS0の上部の肉部C2を切削等の加工により切除し、黒鍵30の上面34aとなる面を形成してもよい。また、左右圧縮工程を廃止する場合は、図7(b)に示すように、加工前木材BS1の左右側部の肉部C3、C4を同様に切除し、黒鍵30の左右両左側面34e、34fとなる面を形成してもよい。さらに、R形状形成工程を廃止する場合は、稜部R1(図3(d)参照)の形成を例にとると、図7(c)に示すように、加工前木材BS2の左右上部の前後方向に沿った稜線を同様に切除し、黒鍵30の稜部R1となる部分を形成してもよい。
白鍵20の圧縮木材部24の圧縮成形工程について図示はしないが、圧縮木材部34と同様である。圧縮木材部24用の加工前木材BSには、直方体が用いられる。ただし、好ましくは、白鍵20用の圧縮木材部24の平均圧縮密度は黒鍵30用の圧縮木材部34のそれよりも低くなるように加工前木材BSを作成する。圧縮密度が高いと色調が濃くなることを利用し、圧縮成形により、圧縮木材部24よりも圧縮木材部34の方の色調を自然に濃くするようにする。これにより、後から色付けをしなくても、白鍵20と黒鍵30の視覚的区別が容易となる。
なお、最低限、押鍵面についてだけ色調の差異を出す観点からは、少なくとも、上下方向の圧縮密度についてだけ、白鍵20用の圧縮木材部24の方が黒鍵30用の圧縮木材部34よりも低くなるように加工前木材BSを作成してもよい。
圧縮成形後の圧縮木材部24、34に対しては、色付け塗装等の表面処理は行わず、樹脂部21、31への固着によって白鍵20、黒鍵30が完成する。圧縮木材部24、34は、圧縮により、表面硬度が高くなっていて、面粗さの精度も高く、研磨処理も不要である。従って、強度、耐摩耗性の点で問題なく、鍵盤演奏の使用に耐える。また、圧縮成形では、切り屑が発生しない点でも加工上有利である。
表面処理を施す必要がないため、完成品である白鍵20、黒鍵30の押鍵面を含む圧縮木材部24、34の部分は白色や黒色ではない。本実施の形態でいう「白鍵」、「黒鍵」とは、「白い鍵」、「黒い鍵」を意味するのではなく、一般的な鍵盤装置において、黒鍵、白鍵として採用されているものと同じ外観形状をしたものを指している。
ところで、圧縮木材部24、34は金型により成形されるので、バリが発生し得るが、次に説明するように、発生するバリの方向を制御するのが好ましい。
図8(a)、(c)及び(b)、(d)は、圧縮木材部24の正面図及び側面図である。図8(e)、(g)及び(f)、(h)は圧縮木材部34の正面図及び側面図である。図8(a)、(b)、(e)、(f)に示す例が、本実施の形態で採用する好ましい例であり、図8(c)、(d)、(g)、(h)に示す例が好ましくない例である。
例えば、黒鍵30の圧縮木材部34については、バリは、圧縮木材部34の下面34bの周縁部からのみ発生し、しかも下方に延設形成されるようにするのが好ましい。すなわち、図8(e)、(f)に示すように、前面34c、後面34d、左右両左側面34e、34fの各下部から延びるバリBr1、Br2、Br3が、いずれも、前面34c、後面34d、左右両左側面34e、34fに対して突出していない。これにより、完成した黒鍵30においても、バリBrが前後左右の面に対して突出することがなく、後処理不要で安全性や良好な外観が確保される。
これに対し、好ましくない例(図8(g)、(h))では、バリBr1、Br2、Br3が、いずれも、前面34c、後面34d、左右両左側面34e、34fに対して突出しているため、バリBrを除去するための後処理が必要となる。
圧縮木材部24についても同様で、図8(c)、(d)に示す好ましくない例では、前面24c、後面24d、左右両左側面24e、24fの各下部から延びるバリBr1、Br2、Br3が、いずれも、前面24c、後面24d、左右両左側面24e、24fから突出する。しかし、図8(a)、(b)に示す本実施の形態の例では、これらのバリBrが前後左右の面に対して突出していない。
このようなバリBrの延設方向の制御は、例えば、次のようにして可能となる。まず、黒鍵30のバリBr3については、左右圧縮工程(図5)において、下金型43の幅を、加工前木材BS2(図5(c))の底面の幅より僅かに小さく設定すると共に、左金型45L、右金型45Rの下面位置を下金型43の上面位置よりも下方にまで延設することで形成可能となる。
また、バリBr1、Br2についても同様である。すなわち、左右圧縮工程の前または後に、加工前木材BSに対して前後方向から圧縮する工程をさらに設ける。さらに、加工前木材BSの下に位置する下金型の前後方向の長さを加工前木材BSよりも僅かに短く設定すると共に、前後に位置する金型の下面位置を、下金型の上面位置よりも下方に設定することで、バリBr1、Br2が形成可能となる。白鍵20についても同様である。
また、バリBr1、Br2、Br3については、図4の構成に対して、上金型42を固定側とすると共に、加工前木材BS0の上面を上金型42に固着して、下金型41を可動させて加工前木材BS0を圧縮するように構成を変更することでも、バリBr1〜Br3を形成することが可能である。
本実施の形態によれば、白鍵20、黒鍵30において、押鍵面を含んだ部分が、圧縮木材部24、34でなるので、表面処理不要で耐久性を確保しつつ押鍵面に木質感を付与することができる。
黒鍵30については、特に、圧縮木材部34は、後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高く、しかも、下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低いので、加工前木材BS0として、直方体等のシンプルな木材形状を採用しても、黒鍵特有の形状を容易に形成することができる。そのため、圧縮成形前の木材形状として単純な形状を採用することができる。
さらには、白鍵20、黒鍵30において角部乃至稜部となる部分(R1〜R6;図3参照)が他の部分に比し圧縮密度が高いことで、該角部乃至稜部となる部分がR形状となっているので、加工前木材BSとして、角張ったシンプルな形状の木材を用いることが可能である。この点でも、圧縮成形前の木材の形状の単純化に寄与する。しかも、角部乃至稜部となる部分の圧縮密度が高いことで、これらの部分に特別な色付け等をしなくても、白鍵20、黒鍵30の輪郭を明瞭に視認できるようにすることができる。
ところで、上述のように、上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程のいずれかを廃止する場合でも、各工程の実行前における加工前木材BSの形状は、完成品である圧縮木材部24、34に比べれば単純な形状といえる。
また、圧縮成形品である圧縮木材部24、34において、バリBrが前後左右の面に対して突出していないので(図8参照)、バリ取り工程が不要で、演奏時の安全性や良好な外観を確保することができる。
また、加工前木材BSの木理方向が、白鍵20、黒鍵30の長手方向に沿うように材料取りされるので、繊維方向と垂直な方向に圧縮されるようにして、圧縮成形をしやすくすると共に、圧縮後の圧縮木材部24、34の木目模様25、35を自然なものにして外観を向上させることができる。
また、圧縮木材部24、34の圧縮密度は、上下方向に比し幅方向の方が低いことから、目に付きやすい押鍵面については、木目25、35の間隔が短くなり過ぎず、木質らしい自然な風合いを出して外観を向上させることができる。
また、白鍵20用の圧縮木材部24の平均圧縮密度が黒鍵30用の圧縮木材部34のそれよりも低いので、圧縮木材部24、34に、白色及び黒色の表面塗装をすることなく、色調の差異や木目間隔から、白鍵20と黒鍵30とを視覚的に区別しやすくすることができる。なお、押鍵面の色調の違いで白鍵20と黒鍵30とを視覚的に区別可能にする観点からは、圧縮木材部24、34間で平均圧縮密度に差異を付けるのは、少なくとも上下方向についてだけでもよい。
また、上述のように、黒鍵30において、圧縮木材部34は、後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高く、下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低く、上下方向に比し幅方向の方が圧縮密度が低い。これらのような上下方向及び幅方向における圧縮密度の差異や変化を設けたことは、次に説明するように、圧縮成形の際に生じる異方性に起因する形状固定後の寸法変化による弊害を顕在化しにくくすることに寄与している。
すなわち、一般に、木材圧縮成形では、素材軟化、圧縮成形、形状固定の3つのステップを踏むが、単純な6面体であれば、圧縮率のムラ(異方性)は小さくて済む。しかし、黒鍵30の圧縮木材部34のような複雑な3次元形状を形成する場合は、形状に起因する圧縮率の分布のばらつきが生じるのは避けがたい。異方性の悪影響として、圧縮成形後の、さらに形状固定後における寸法変化が挙げられる。寸法が変化する傾向は、一般に、圧縮率が高い部分ほど顕著である。
ここで、一般に、黒鍵に関しては、隣接鍵との隙間に関係する左右方向に比し、上下方向の方が、高い寸法精度を必要としない。つまり、左右方向に比し、上下方向の寸法変化の許容範囲が広い。従って、本実施の形態のように、圧縮木材部34において、上下方向に比し幅方向の方が圧縮密度が低いことは、このような事情に合致している。
また、黒鍵30の前部よりも後部の方が、演奏時に触れる頻度が低いことから、後部ほど上下方向の高い寸法精度を必要としない。従って、本実施の形態のように、圧縮木材部34において、後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高いことは、このような事情に合致している。
また、黒鍵30と、隣接する白鍵20や黒鍵30との関係を考えると、黒鍵30のうち白鍵20の押鍵面に近い部分(圧縮木材部34の下部)については、隣接鍵との距離が小さいため、寸法変化の許容範囲が狭い。しかし、黒鍵30は、その台形形状により、上部ほど、隣接鍵との距離が大きくなる。しかも、各黒鍵30の配置位置関係によって、互いの距離が遠い。そのため、寸法変化が生じてもそれが目立たなくなって、許容範囲が広くなる。従って、本実施の形態のように、圧縮木材部34において、下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低いことは、このような事情に合致している。
次に、変形例を説明する。白鍵20、黒鍵30における圧縮木材部24、34の適用範囲は、例示したものに限られない。
図9(a)は、圧縮木材部24、34の適用範囲を異ならせた白鍵20の変形例の側面図、図9(b)、(c)は、黒鍵30の変形例の側面図である。
例えば、白鍵20については、圧縮木材部24を白鍵20の表層にだけ適用するのではなく、図9(a)に示すように、白鍵20の側部の下部までカバーするように設ける。これにより、側部の広い範囲において木質感が得られる。特に、隣接する白鍵20が押鍵されても、側部に樹脂部21が見えないような位置まで圧縮木材部24を設ければ、演奏時における外観も向上する。
また、逆に、黒鍵30において、圧縮木材部34を黒鍵30の表層にだけ適用してもよいし(図9(b)参照)、図9(a)の例と同様に、黒鍵30の側部の下半部までカバーするように設けてもよい(図9(c)参照)。
このように、圧縮木材部24、34は、少なくとも押鍵面となる上面24a、34aを含んだキートップ部に適用すればよく、最低限、非押鍵状態の白鍵20の上面24aよりも上方に位置する部分に適用すればよい。あるいは、鍵全体に適用してもよい。
なお、コスト面等で、圧縮木材部24、34の完成寸法精度を高くするのが困難な場合は、1台の鍵盤装置において、圧縮木材部24を白鍵20には適用せず、圧縮木材部34を黒鍵30のみに適用してもよい。黒鍵30においては隣接する黒鍵30が、白鍵20同士に比し離れていることから、上下方向の寸法ばらつきがあっても、黒鍵30の上面34aの位置の不揃いが目立たないため、採用が容易である。
なお、圧縮木材部34において、後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高く、下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低いという構成は、少なくとも、圧縮木材部34であって、且つ非押鍵状態の白鍵20の上面24aよりも上方に位置する部分について適用すればよい。
本発明の一実施の形態に係る鍵が適用される電子鍵盤楽器の鍵盤装置の模式的な縦断面図である。 1つの白鍵の平面図(図(a))、及び、1つの黒鍵の平面図(図(b))、正面図(図(c))、右側面図(図(d))である。 白鍵の正面図(図(a))、白鍵の圧縮木材部の前端部の斜視図及びその部分拡大図(図(b))、黒鍵の圧縮木材部の平面図(図(c))及び正面図(図(d))である。 黒鍵の圧縮木材部を圧縮成形する工程のうち上下圧縮工程の模式図(図(a)、(b))である。 黒鍵の圧縮木材部を圧縮成形する工程のうち左右圧縮工程の模式図(図(a)〜(c))である。 黒鍵の圧縮木材部を圧縮成形する工程のうちR形状形成工程の模式図(図(a)〜(c))、切除工程の模式図(図(d))である。 上下圧縮工程、左右圧縮工程、R形状形成工程を廃止する場合の切除加工の態様を示す模式図(図(a)〜(c))である。 白鍵用の圧縮木材部の正面図(図(a)、(c))及び側面図(図(b)、(d))、黒鍵用の圧縮木材部の正面図(図(e)、(g))及び側面図(図(f)、(h))である。 圧縮木材部の適用範囲を異ならせた白鍵の変形例の側面図(図(a))、黒鍵の変形例の側面図(図(b)、(c))である。
符号の説明
20 白鍵、 21、31 樹脂部、 24、34 圧縮木材部、 24a、34a 上面、 24b、34b 下面、 24c、34c 前面、 24d、34d 後面、 24e、34e 左側面、 24f、34f 右側面、 30 黒鍵、 31a 上面、 34c 前面(前端)、 R1、R2、R5、R6 稜部、 R3、R4 角部、 BS 加工前木材、 Br バリ

Claims (10)

  1. 鍵盤楽器の黒鍵に適用される鍵であって、
    少なくとも押鍵面となる上面を含んだ部分が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、
    少なくとも、前記圧縮木材でなる部分であって且つ前記鍵盤楽器における非押鍵状態の白鍵の上面よりも上方に位置する部分については、前記圧縮木材でなる部分の前端から後方にいくにつれて上下方向の圧縮密度が高くなっていることを特徴とする鍵。
  2. 鍵盤楽器の黒鍵に適用される鍵であって、
    少なくとも押鍵面となる上面を含んだ部分が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、
    少なくとも、前記圧縮木材でなる部分であって且つ前記鍵盤楽器における非押鍵状態の白鍵の上面よりも上方に位置する部分については、前記圧縮木材でなる部分の前記上面から下方にいくにつれて幅方向の圧縮密度が低くなっていることを特徴とする鍵。
  3. 鍵盤楽器用の鍵であって、
    少なくとも押鍵面となる上面を含んだ部分が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、
    前記圧縮木材でなる部分のうち当該鍵において角部乃至稜部となる部分の圧縮密度が他の部分に比し高いことを特徴とする鍵。
  4. 前記角部乃至稜部は、その圧縮密度が前記他の部分に比し高いことで、前記他の部分に比し色調が濃いことを特徴とする請求項3記載の鍵。
  5. 圧縮成形の際に前記圧縮木材でなる部分に生じるバリが、前後左右の面に対して突出することなく下方にのみ突出していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鍵。
  6. 前記圧縮木材でなる部分の木理方向が、当該鍵の長手方向に沿っていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鍵。
  7. 前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度の方が幅方向の圧縮密度よりも高いことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鍵。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の鍵を含んで構成されることを特徴とする鍵盤装置。
  9. 白鍵及び黒鍵のいずれも、少なくとも押鍵面となる上面を含んだ部分が、木材を圧縮成形してなる圧縮木材でなり、前記黒鍵における前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度が、前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度に比し高いことを特徴とする請求項8記載の鍵盤装置。
  10. 前記黒鍵における前記圧縮木材でなる部分の少なくとも上面は、該圧縮木材でなる部分の上下方向の圧縮密度が前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分に比し高いことで、前記白鍵における前記圧縮木材でなる部分に比し色調が濃いことを特徴とする請求項9記載の鍵盤装置。
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