JP5136618B2 - 観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および当該観察光学系の製造方法 - Google Patents

観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および当該観察光学系の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、小型表示パネルを観察する観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および観察光学系の製造方法に関する。
従来、小型表示パネルを高倍率で観察できるファインダ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−48985号公報
従来のファインダ装置に備えられた観察光学系は収差の補正が充分ではないという問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、小型で高性能な観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および当該観察光学系の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る観察光学系は、物体を観察するための観察光学系であって、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有し、物体側に凹面を有する第2レンズと、正の屈折力を有し、アイポイント側に凸面を有する第3レンズとを有し、少なくとも1つのレンズ面に非球面を有しており、以下の条件を満足することを特徴とする。
0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
1.30<f1/(−f2)<2.00
ただし、
R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
また、本発明に係る観察光学系の製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを有する観察光学系の製造方法であって、前記第2レンズの物体側の面を凹面とし、前記第3レンズのアイポイント側の面を凸面とし、前記第1レンズと前記第2レンズと前記第3レンズの面のうち少なくとも1つの面を非球面とし、以下の条件を満足するように構成することを特徴とする。
0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
1.30<f1/(−f2)<2.00
ただし、
R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
本発明によれば、小型で高性能な観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および観察光学系の製造方法を提供することができる。
第1実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。 第1実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差図である。 第2実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。 第2実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差図である。 第3実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。 第3実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差図である。 第4実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。 第4実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差図である。 第5実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。 第5実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差図である。 観察光学系を備えたファインダ装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る観察光学系の製造方法の概略を示すフロー図である。
以下、本発明に係る観察光学系、当該観察光学系を備えたファインダ装置、および当該観察光学系の製造方法について説明する。
まず、本発明に係る観察光学系について説明する。
本発明に係る観察光学系は、画像を表示する画像表示部材を観察するための観察光学系である。ここで画像表示部材とは、カメラ等の撮像装置において被写体の像を表示する液晶パネル、スクリーン、焦点板を含む。以下、液晶パネルを観察するための観察光学系を例にして説明する。
本発明に係る観察光学系は、物体、すなわち画像表示部材を観察するための観察光学系であって、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有し、物体側に凹面を有する第2レンズと、正の屈折力を有し、アイポイント側に凸面を有する第3レンズとを有し、少なくとも1つのレンズ面に非球面を有しており、以下の条件を満足することを特徴とする。
(1)0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
(2)1.10<f1/(−f2)<2.00
ただし、
R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
本発明に係る観察光学系は、上記構成のように、正の屈折力を有する第1レンズを物体側に配置することにより、物体側のテレセントリック性の確保と観察光学系の小型化とを両立している。また、負の屈折力を有し、物体側に凹面を有する第2レンズにより、第1レンズで発生する球面収差と歪曲収差とを補正している。また、正の屈折力を有し、アイポイント側に凸面を有する第3レンズにより、高倍率と小型化とを両立し、さらにコマ収差と歪曲収差とを補正している。
通常、観察する物体の対角長が15mm前後で見掛け視野角が20°以上の高倍率の観察光学系を達成しようとすると、主にコマ収差と歪曲収差の補正が困難になる。特に周辺画角のコマ収差の劣化が著しく、周辺視界の解像度の低下を招く。また、倍率を確保するために強い正の屈折力が必要となり、正の歪曲収差が発生することで観察視野が糸巻き型に変形し、観察者に違和感を与えてしまう。本発明に係る観察光学系の上記の構成によれば、これらの収差を良好に改善することができる。
条件式(1)は、第2レンズの形状を規定する式である。第2レンズの物体側に強い凹面を配置し、条件式(1)を満足することで、光学系全長を短くしても適度な倍率とアイポイントとが確保され、さらにコマ収差、像面湾曲を良好に補正することができる。ここで強い凹面とは、レンズ面の曲率半径が小さいこと(すなわち曲率が大きいこと)である。なお、曲率半径は、レンズ面が非球面の場合は、近軸の曲率半径で計算するものとする(以下同様)。
条件式(1)の下限値を下回ると、主点位置が物体側に近づくことで光学系全体の大型化を招いてしまい好ましくない。また、光学系の全長を維持しようとすると、焦点距離が短くなり、アイポイントの確保が困難になる。さらに歪曲収差が補正不足となり、好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を1.00とすることが好ましい。
条件式(1)の上限値を上回ると、大きな画角の光線がレンズ面に対して大きな角度で入射することになり、コマ収差および像面湾曲が大きく発生し、これら収差の補正が困難になってしまい好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を1.80とすることが好ましい。
条件式(2)は、第1レンズと第2レンズとの焦点距離の比を規定する式である。条件式(2)を満足することにより、高倍率と物体側のテレセントリック性との両立が実現でき、さらに良好なコマ収差の補正が実現できる。特に、液晶パネルを観察するための観察光学系である場合、液晶における視野角の狭さから、テレセントリック性が保たれなければ液晶周辺部の像が色ずれや光量不足のために大変見づらいものとなってしまう。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズの屈折力に比べて第2レンズの屈折力が弱くなることで第3レンズに入射する光線は充分な高さが得られず、倍率を上げることができなくなる。その結果視野が小さくなり、像が見づらくなってしまうので好ましくない。また、条件式(2)を下回った状態で倍率を高くするには、テレセントリック性を破り、第1レンズへの入射高を上げる必要があるため、高倍率とテレセントリック性との両立は不可能となる。さらに第1レンズで発生する歪曲収差が大きくなりすぎてしまい、第2レンズでの補正が困難となってしまい好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を1.30とすることが好ましい。
条件式(2)の上限値を上回ると、第2レンズの屈折力が強くなることで必然的に物体側から第1レンズへの入射高が低くなり、テレセントリック性が保てなくなる。また、歪曲収差が補正不足となり好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(2)の上限値を1.90とすることが好ましい。
また、本発明に係る観察光学系は、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)0.50<(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}<1.00
ただし、
R31:第3レンズの物体側の面の曲率半径
R32:第3レンズのアイポイント側の面の曲率半径
条件式(3)は、第3レンズの形状を規定するための式である。第3レンズのアイポイント側に強い凸面を配置し、条件式(3)を満足することで、光学系の全長を短くしても適度な倍率とアイポイントとが確保される。さらにコマ収差および像面湾曲を良好に補正することができる。ここで、強い凸面とは、レンズ面の曲率半径が小さいこと(すなわち曲率が大きいこと)である。
条件式(3)の下限値を下回ると、主点位置が物体側に近づくことで光学系全体の大型化を招いてしまい好ましくない。また、光学系の全長を維持しようとすると、焦点距離が短くなり、アイポイントの確保が困難になる。さらに歪曲収差が補正不足となり好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を0.60とすることが好ましい。
条件式(3)の上限値を上回ると、大きな画角の光線がレンズ面に対して大きな角度で入射することになり、コマ収差および像面湾曲が大きく発生し、これら収差の補正が困難になってしまい好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(3)の上限値を0.90とすることが好ましい。また、条件式(1)および(3)は同時に満たすことがより好ましい。
また、本発明に係る観察光学系は、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)0.05<d12/TL<0.30
ただし、
d12:第1レンズのアイポイント側の面から第2レンズの物体側の面までの距離
TL:物体面から最もアイポイント側のレンズ面までの距離
条件式(4)は、第1レンズと第2レンズとの間隔を規定する式である。条件式(4)を満足することにより、コマ収差を良好に補正することができる。第1レンズで過剰に発生するコマ収差を、第1レンズと第2レンズとの間に適切な間隔を与えることにより、第2レンズの負の屈折面で補正することができる。そのため、倍率を大きくしつつコマ収差の良好な補正が可能になる。なお、TLは、平行平板が入った場合は、空気換算長とする。
条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズと第2レンズとの間隔が小さくなり、周辺部のコマ収差が補正不足になってしまい好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.08にすることが好ましい。
条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズと第2レンズとの間隔が大きくなり、周辺部のコマ収差が過剰になってしまい好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を0.20にすることが好ましい。
また、本発明に係る観察光学系は、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)0.90<f1/f3<2.30
ただし、
f3:第3レンズの焦点距離
条件式(5)は、光学系の高倍率化に伴い、第1レンズおよび第3レンズの正の屈折力が強くなることで悪化する歪曲収差およびコマ収差を良好に補正するための規定である。条件式(5)を満足することにより、第1レンズで大きく発生する歪曲収差を第2レンズで過剰気味に補正し、さらに第3レンズで発生する歪曲収差で過剰分を補正することができる。
条件式(5)の下限値を下回ると、第2レンズでの補正量が不足し、第3レンズでさらに発生する歪曲収差の補正が困難となり、正の歪曲収差が残ってしまい好ましくない。さらに第3レンズの強い正の屈折力によりプラスの視度側に像面の倒れが発生してしまうので好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を1.00とすることが好ましい。
条件式(5)の上限値を上回ると、第2レンズでの歪曲収差の補正が過剰となり、負の歪曲収差が発生し、視野が樽型に変形して見えてしまうので好ましくない。さらに、第2レンズで発生したコマ収差が大きくなりすぎ、第3レンズで補正することが困難となるので好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(5)の上限値を1.70とすることが好ましい。
また、本発明に係る観察光学系は、第1レンズ、第2レンズおよび第3レンズの全てのレンズがプラスチックで構成されることが好ましい。全てのレンズをプラスチックで構成することにより、コストの低減および軽量化を図ることができる。また、プラスチックは加工が容易なので良好な光学性能を有するレンズを製造することができる。
また、本発明に係る観察光学系は、第2レンズの物体側の面に非球面を有することが好ましい。この構成により、コマ収差、非点収差、歪曲収差を良好に改善することができる。
また、本発明に係る観察光学系は、第3レンズのアイポイント側の面に非球面を有することが好ましい。この構成により、歪曲収差、コマ収差、球面収差を良好に改善することができる。
また、本発明に係る観察光学系は、以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
(6)0.20<h/TL<0.35
ただし、
h:物体高
TL:物体面から最もアイポイント側のレンズ面までの距離
条件式(6)は、物体(画像表示部材)のサイズに対する光学系の全長を規定する式である。条件式(6)を満足することにより、適切な倍率で観察することができる。
条件式(6)の下限値を下回ると、光学系の正のパワーが小さくなるため光学径が大型化してしまい好ましくない。さらに、倍率の極端な低下を招き、観察像が小さくなり見づらいものとなる。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を0.22とすることが好ましい。
条件式(6)の上限値を上回ると、画像表示部材の周辺まで観察するようになるため、倍率が大きくなりがちとなる。このとき、光学系全体のパワーが強くなりすぎ、糸巻き型の歪曲収差およびコマ収差が大きく発生し、補正することが困難になってしまう。なお、本発明の効果を確実なものとするために、条件式(6)の上限値を0.26とするのが好ましい。
また、本発明に係る観察光学系は、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
(7)5.60<h<12.00
ただし、
h:物体高(単位:mm)
条件式(7)は、観察する物体(画像表示部材)のサイズを規定する式である。条件式(7)を満足することにより、適切な倍率で観察することができる。
条件式(7)の下限値を下回ると、物体高が小さくなりすぎ、観察倍率を確保しつつ物体側のテレセントリック性を確保することが困難になり好ましくない。また、条件式(7)の上限値を上回ると、観察倍率を確保しつつ諸収差を補正するには光学系が大型化してしまい、好ましくない。
また、本発明に係るファインダ装置は、画像表示部材と、上記観察光学系とを備えたこと特徴とする。これにより、小型で高性能のファインダ装置を実現することができる。
また、本発明に係るファインダ装置は、画像表示部材と第1レンズの物体側の面との間隔を変更することで視度調整することを特徴とする。
また、本発明に係るファインダ装置は、視度調整の際、第1レンズから第3レンズまでの間隔は変更しないことを特徴とする。
また、本発明に係るファインダ装置は、画像表示部材と前記画像表示部材に表示された像を観察するための観察光学系とを有し、前記観察光学系が、前記画像表示部材側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有し、前記画像表示部材側に凹面を有する第2レンズと、正の屈折力を有し、アイポイント側に凸面を有する第3レンズとから構成され、前記第1レンズと前記第3レンズの何れか一方に非球面を有し、以下の条件を満足することを特徴とする。
(6)0.20<h/TL<0.35
ただし、
h:物体高
TL:物体面から最もアイポイント側のレンズ面までの距離
この構成とすることにより、小型で高性能のファインダ装置を実現することができる。
条件式(6)は、上述したように、物体(画像表示部材)のサイズに対する光学系の全長を規定する式である。条件式(6)を満足することにより、適切な倍率で観察することができる。
条件式(6)の下限値を下回ると、光学系の正のパワーが小さくなるため光学系が大型化してしまう。さらに、倍率の極端な低下を招き、観察像が小さくなり見づらいものとなる。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(6)の下限値を0.22とすることが好ましい。
条件式(6)の上限値を上回ると、画像表示部材の周辺まで観察するようになるため、倍率が大きくなりがちとなる。このとき、光学系全体のパワーが強くなりすぎ、糸巻き型の歪曲収差およびコマ収差が大きく発生し、補正することが困難になってしまう。なお、本発明の効果を確実なものとするために、条件式(6)の上限値を0.26とするのが好ましい。
また、本発明に係るファインダ装置は、以下の条件式を満足することが好ましい。
(7)5.60<h<12.00
条件式(7)は、上述したように、観察する物体(画像表示部材)のサイズを規定する式である。条件式(7)を満足することにより、適切な倍率で観察することができる。
条件式(7)の下限値を下回ると、物体高が小さくなりすぎ、観察倍率を確保しつつ物体側のテレセントリック性を確保することが困難になり好ましくない。また、条件式(7)の上限値を上回ると、観察倍率を確保しつつ諸収差を補正するには光学系が大型化してしまい好ましくない。
また、本発明に係る観察光学系の製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを有する観察光学系の製造方法であって、前記第2レンズの物体側の面を凹面とし、前記第3レンズのアイポイント側の面を凸面とし、前記第1レンズと前記第2レンズと前記第3レンズの面のうち少なくとも1つの面を非球面とし、以下の条件を満足するように構成することを特徴とする。
(1)0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
(2)1.10<f1/(−f2)<2.00
ただし、
R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
当該製造方法より、小型で高性能な観察光学系を実現することができる。
数値実施例
以下、本発明の数値実施例に係る観察光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。
図1に示すように、本実施例に係る観察光学系は、画像表示パネルの表示素子面O側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有し、表示素子面O側に凹面を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有し、アイポイントEP側に凸面を有する第3レンズG3とを有している。
本実施例においては、第1レンズG1、第2レンズG2および第3レンズG3は、全てプラスチックで構成されている。また、本実施例では、第2レンズG2の表示素子面O側の面と、第3レンズG3のアイポイントEP側の面とに非球面が採用されている。
視度調整は、第1レンズG1と第2レンズG2と第3レンズG3とを一体に光軸方向に移動することにより行う。このとき第1レンズG1から第3レンズG3までの間隔は変化しない。
以下の表1に、本発明の第1実施例に係る観察光学系の諸元値を掲げる。
表1中の[面データ]において、面番号は表示素子面O側から数えたレンズ面の順番、rはレンズ面の曲率半径、dはレンズ面の間隔、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示し、空気の屈折率d=1.00000の記載は省略している。また、レンズ面が非球面である場合には面番号に*印を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
非球面は光軸方向をx軸、光軸と垂直方向をy軸として非球面の頂点を原点として以下の式で表す。
x=(y2/r)/{1+(1−k×y2/r21/2}+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
ただし、rは曲率半径、kは円錐定数、A4、A6、A8、A10は非球面係数を示す。
[各種データ]において、f1は第1レンズG1の焦点距離、f2は第2レンズG2の焦点距離、f3は第3レンズG3の焦点距離をそれぞれ示し、hは物体高、TLは光学系全長をそれぞれ示す。ここで、光学系全長TLは表示素子面O面から最もアイポイントEP側のレンズ面までの光軸上の距離である。なお、TLは、平行平板が入った場合は、空気換算長とする。
ここで、表1に記載されている焦点距離fや曲率半径r、およびその他長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 12.2
1 40.2000 4.0 1.52444 56.21
2 −12.0830 2.5
*3 −6.3017 2.0 1.58276 30.33
4 −79.5000 2.3
5 44.4703 5.0 1.52444 56.21
*6 −10.6223 16.5

[非球面係数]
面番号 k A4 A6 A8
3 0.37241 −6.2397E−05 6.4550E−07 2.6617E−08
6 0.0765 1.0462 E−05 2.9625E−07 −8.3646 E−10

[各種データ]
f1=18.194
f2=−11.86
f3=16.876
h =6.3
TL=27.99

[各条件式対応値]
f1=18.194
f2=−11.86
f3=16.876
R21=−6.3017
R22=−79.5000
R31=44.4703
R32=−10.6223
d12=2.5
TL=27.99
h =6.3

(1)(R22+R21)/(R22−R21)=1.172
(2)f1/(−f2)=1.534
(3)(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}=0.614
(4)d12/TL=0.089
(5)f1/f3=1.078
(6)h/TL=0.225
(7)h=6.3
図2は、本実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差を示す図である。
ここで、[m−1]は視度の単位であり、視度X[m−1]とは、接眼レンズによる像がアイポイントEPから光軸上に1/X[m(メートル)]の位置にできる状態のことを示す。符号は、像がアイポイントEPより観察者側にできたときを正とし、アイポイントEPより表示素子面O側にできたときを負とする。
各収差図は球面収差、非点収差、コマ収差 湾曲収差を示し、Y1は正立系への光線の入射高さを示し、Y0は表示パネルの高さを示している。球面収差および非点収差の横軸の単位は[m−1]であり、図中では「D」で示す。コマ収差の「min」は、角度単位の分を示している。また、図中のdはd線(波長λ=587.6nm)での収差曲線を示し、gはg線(波長λ=435.8nm)での収差曲線を示している。なお、以上に述べた図2の符号および単位は、後述する各実施例の収差図においても同様に用いるものとする。
図2に示す各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収差、特にコマ収差および歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
(第2実施例)
図3は、本発明の第2実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。
図3に示すように、本実施例に係る観察光学系は、第1実施例と同様のレンズ構成である。また、本実施例では、第2レンズG2の表示素子面O側の面と、第3レンズG3のアイポイントEP側の面とに非球面が採用されている。
以下の表2に、本発明の第2実施例に係る観察光学系の諸元値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 15.0
1 42.2697 5.1 1.53110 55.80
2 −16.6641 3.9
*3 −7.7224 2.8 1.60740 27.03
4 −31.6766 2.2
5 108.2386 5.0 1.53110 55.80
*6 −13.0500 18.4

[非球面係数]
面番号 k A4 A6 A8
3 0.28820 −0.00003 1.8126E−07 5.4940E−09
6 −0.31553 −8.5592 E−06 1.3409E−07 −2.2059E−10

[各種データ]
f1=23.2482
f2=−17.59
f3=29.07
h =8.2
TL=34.00

[各条件式対応値]
f1=23.2482
f2=−17.59
f3=29.07
R21=−7.7224
R22=−31.6766
R31=108.2386
R32=−13.0500
d12=3.9
TL=34.00
h =8.2

(1)(R22+R21)/(R22−R21)=1.645
(2)f1/(−f2)=1.322
(3)(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}=0.785
(4)d12/TL=0.115
(5)f1/f3=1.043
(6)h/TL=0.241
(7)h=8.2
図4は、本実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差を示す図である。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収差、特にコマ収差および歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
(第3実施例)
図5は、本発明の第3実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。
図5に示すように、本実施例に係る観察光学系は、第1実施例と同様のレンズ構成である。また、本実施例では、第2レンズG2の表示素子面O側の面と、第3レンズG3のアイポイントEP側の面とに非球面が採用されている。
以下の表3に、本発明の第3実施例に係る観察光学系の諸元値を掲げる。
(表3)第3実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 11.6
1 −549.7055 2.6 1.52444 56.21
2 −13.1935 4.9
*3 −8.2614 2.0 1.60737 27.03
4 −351.8917 3.2
5 162.5158 3.9 1.52444 56.21
*6 −9.3659 19.0

[非球面係数]
面番号 k A4 A6 A8
3 1.10431 −0.00013 −1.2165E−06 −3.8906E−08
6 0.66739 9.0632E−06 −8.8470E−08 3.7156E−09

[各種データ]
f1=25.7331
f2=−13.96
f3=17.019
h =6.3
TL=28.2

[各条件式対応値]
f1=25.7331
f2=−13.96
f3=17.019
R21=−8.2614
R22=−351.8917
R31=162.5158
R32=−9.3659
d12=4.9
TL=28.2
h =6.3

(1)(R22+R21)/(R22−R21)=1.048
(2)f1/(−f2)=1.843
(3)(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}=0.891
(4)d12/TL=0.174
(5)f1/f3=1.512
(6)h/TL=0.223
(7)h=6.3
図6は、本実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差を示す図である。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収差、特にコマ収差および歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
(第4実施例)
図7は、本発明の第4実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。
図7に示すように、本実施例に係る観察光学系は、第1実施例と同様のレンズ構成である。また、本実施例では、第1レンズG1のアイポイントEP側の面と、第2レンズG2の表示素子面O側の面と、第3レンズG3のアイポイントEP側の面とに非球面が採用されている。
以下の表4に、本発明の第4実施例に係る観察光学系の諸元値を掲げる。
(表4)第4実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 12.9
1 388.9349 3.7 1.53110 55.91
*2 −9.8898 2.9
*3 −5.7147 2.0 1.58276 30.33
4 −40.9279 0.7
5 74.0852 5.8 1.53110 55.91
*6 −9.3344 20.0

[非球面係数]
面番号 k A4 A6 A8
2 0.72042 0.52402E−04 0.13508E−05 −0.10764E−07
3 0.24355 −0.10662E−03 0.26311E−05 −0.12815E−07
6 0.13940 −0.44120E−07 0.42345E−06 −0.12391E−08

[各種データ]
f1=18.426
f2=−11.45
f3=16.175
h =6.3
TL=28.04

[各条件式対応値]
f1=18.426
f2=−11.45
f3=16.175
R21=−5.7147
R22=−40.9279
R31=74.0852
R32=−9.3344
d12=2.9
TL=28.04
h =6.3

(1)(R22+R21)/(R22−R21)=1.307
(2)f1/(−f2)=1.609
(3)(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}=0.776
(4)d12/TL=0.103
(5)f1/f3=1.139
(6)h/TL=0.225
(7)h=6.3
図8は、本実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差を示す図である。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収差、特にコマ収差および歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
(第5実施例)
図9は、本発明の第5実施例に係る観察光学系の構成を示す断面図である。
図9に示すように、本実施例に係る観察光学系は、画像表示パネルの表示素子面O側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有し、表示素子面O側に凹面を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有し、アイポイントEP側に凸面を有する第3レンズG3と、正の屈折力を有し、表示素子面O側に凹面を有する第4レンズG4とを有している。このように、本実施例のレンズ構成は4群構成である。
本実施例においても、上記各実施例と同様に、全てのレンズがプラスチックで構成されている。また、本実施例では、第2レンズG2の表示素子面O側の面と、第3レンズG3のアイポイントEP側の面と、第4レンズG4のアイポイントEP側の面とに非球面が採用されている。
以下の表5に、本発明の第5実施例に係る観察光学系の諸元値を掲げる。
(表5)第5実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ 11.5
1 49.0892 3.6 1.53110 55.91
2 −13.2827 3.4
*3 −6.1837 1.1 1.58276 30.33
4 −319.4041 1.5
5 61.1530 3.6 1.53110 55.91
*6 −12.6578 0.6
7 −27.0537 2.8 1.53110 55.91
*8 −12.6623 19.5

[非球面係数]
面番号 k A4 A6 A8
3 −0.01163 −0.24916E−03 0.76100E−06 0.13807E−07
6 0.11130 0.29151E−04 0.12134E−05 −0.22326E−08
8 1.28631 0.51446E−04 −0.43976E−06 0.58471E−08

[各種データ]
f1=20.086
f2=−10.84
f3=20.086
h =6.3
TL=28.14

[各条件式対応値]
f1=20.086
f2=−10.84
f3=20.086
R21=−6.1837
R22=−319.4041
R31=61.1530
R32=−12.6578
d12=3.4
TL=28.14
h =6.3

(1)(R22+R21)/(R22−R21)=1.039
(2)f1/(−f2)=1.854
(3)(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}=0.657
(4)d12/TL=0.121
(5)f1/f3=1.000
(6)h/TL=0.224
(7)h=6.3
図10は、本実施例に係る観察光学系の−1m−1時における諸収差を示す図である。各収差図から明らかなように、本実施例では、諸収差、特にコマ収差および歪曲収差が良好に補正されていることがわかる。
次に、本発明に係る観察光学系を備えたファインダ装置について説明する。
図11は、本発明に係る観察光学系を備えたファインダ装置の構成を示す断面図である。図11に示すように、ファインダ装置1は、遮光機能を備えたファインダケース3内に、画像を表示する表示部5と、表示部5に表示された画像を観察するための観察光学系7とを備えている。観察者は観察光学系7を介して表示部5に表示された画像を観察する。
表示部5は、例えばLCD等の表示装置により構成される表示パネルと、表示パネルの背面に一体的に設けられたバックライトとから構成されている。
ファインダ装置1の視度調整は、観察光学系7全体が一体となって光軸方向に移動することによって行われる。すなわち、表示部5の表示素子面Oと観察光学系7の最も表示部5側に配置された第1レンズG1の表示部5側の面との距離を変化させることで視度調整がなされる。このとき、第1レンズG1から第3レンズG3までの光軸間距離は変化しない。このように、ファインダ装置1は、観察光学系7を一体的に繰り出すことで視度調整を行う構成となっている。
また、観察光学系7は、図11における表示部5を表示パネルに代えて焦点板あるいはスクリーンとする構成のファインダ装置にも適用できる。表示パネルに代えて焦点板としたファインダ装置の場合には、焦点板に像を結像させるための光学系(図示省略)がさらに配置されることとなる。
次に、本発明に係る観察光学系の製造方法について説明する。
図12は、本発明に係る観察光学系の製造方法の概略を示すフロー図である。
本発明に係る観察光学系の製造方法は、表示素子面O側から順に、正の屈折力を有する第1レンズG1と、負の屈折力を有する第2レンズG2と、正の屈折力を有する第3レンズG3とを有する観察光学系の製造方法であって、以下の各ステップS1〜S4を含むものである。
ステップS1:第2レンズG2の表示素子面O側の面を凹面とする。
ステップS2:第3レンズG3のアイポイントEP側の面を凸面とする。
ステップS3:第1レンズG1と第2レンズG2と第3レンズG3の面のうち少なくとも1つの面を非球面とする。
ステップS4:各レンズを以下の条件式(1)および(2)を満足するようにし、ファインダケース内に配置する。
(1)0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
(2)1.10<f1/(−f2)<2.00
ただし、
R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
f1:第1レンズの焦点距離
f2:第2レンズの焦点距離
斯かる本発明の撮影レンズの製造方法によれば、小型で高性能な観察光学系を製造することができる。
O 表示素子面
G1 第1レンズ
G2 第2レンズ
G3 第3レンズ
G4 第4レンズ
EP アイポイント
1 ファインダ装置
3 ファインダケース
5 表示部
7 観察光学系

Claims (13)

  1. 物体を観察するための観察光学系であって、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有し、物体側に凹面を有する第2レンズと、正の屈折力を有し、アイポイント側に凸面を有する第3レンズとを有し、少なくとも1つのレンズ面に非球面を有しており、以下の条件を満足することを特徴とする観察光学系。
    0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
    1.30<f1/(−f2)<2.00
    ただし、
    R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
    R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
  2. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の観察光学系。
    0.50<(−1)×{(R32+R31)/(R32−R31)}<1.00
    ただし、
    R31:第3レンズの物体側の面の曲率半径
    R32:第3レンズのアイポイント側の面の曲率半径
  3. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の観察光学系。
    0.05<d12/TL<0.30
    ただし、
    d12:第1レンズのアイポイント側の面から第2レンズの物体側の面までの距離
    TL:物体面から最もアイポイント側のレンズ面までの距離
  4. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の観察光学系。
    0.90<f1/f3<2.30
    ただし、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
  5. 前記第1レンズ、前記第2レンズおよび前記第3レンズの全てのレンズがプラスチックで構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の観察光学系。
  6. 前記第2レンズの物体側の面に非球面を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の観察光学系。
  7. 前記第3レンズのアイポイント側の面に非球面を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の観察光学系。
  8. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の観察光学系。
    0.20<h/TL<0.35
    ただし、
    h:物体高
    TL:物体面から最もアイポイント側のレンズ面までの距離
  9. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の観察光学系。
    5.60<h<12.00
    ただし、
    h:物体高(単位:mm)
  10. 画像表示部材と、請求項1から9までの何れか一項に記載の観察光学系とを備えたことを特徴とするファインダ装置。
  11. 前記画像表示部材と前記第1レンズの物体側の面との間隔を変更することで視度調整することを特徴とする請求項10に記載のファインダ装置。
  12. 前記視度調整の際、前記第1レンズから前記第3レンズまでの間隔は変更しないことを特徴とする請求項11に記載ファインダ装置。
  13. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを有する観察光学系の製造方法であって、前記第2レンズの物体側の面を凹面とし、前記第3レンズのアイポイント側の面を凸面とし、前記第1レンズと前記第2レンズと前記第3レンズの面のうち少なくとも1つの面を非球面とし、以下の条件を満足するように構成することを特徴とする観察光学系の製造方法。
    0.80<(R22+R21)/(R22−R21)<2.00
    1.30<f1/(−f2)<2.00
    ただし、
    R21:第2レンズの物体側の面の曲率半径
    R22:第2レンズのアイポイント側の面の曲率半径
    f1:第1レンズの焦点距離
    f2:第2レンズの焦点距離
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