JP5136329B2 - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール Download PDF

Info

Publication number
JP5136329B2
JP5136329B2 JP2008247626A JP2008247626A JP5136329B2 JP 5136329 B2 JP5136329 B2 JP 5136329B2 JP 2008247626 A JP2008247626 A JP 2008247626A JP 2008247626 A JP2008247626 A JP 2008247626A JP 5136329 B2 JP5136329 B2 JP 5136329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
pole piece
shaft
magnet roll
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008247626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010078963A (ja
Inventor
洋忠 金沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008247626A priority Critical patent/JP5136329B2/ja
Publication of JP2010078963A publication Critical patent/JP2010078963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136329B2 publication Critical patent/JP5136329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、レーザープリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に用いられるマグネットロールに関する。
従来より、シャフトの周りに短手方向の断面形状が略扇形状の複数の磁極ピースを接着剤を用いて放射状に貼り合わせたマグネットロールが提供されている(例えば、特許文献1〜7参照)。
これらの所謂貼り合わせマグネットロールの各磁極ピースは、例えば、現像極、汲み上げ極、層規制極、搬送極、剥離極等、それぞれ特有の機能があり、各機能に応じて磁気パターンが異なるので、所定の順序でシャフトに貼り合わせる必要がある。
そして、磁極ピースの磁気パターンは、一般に外周の周方向において左右非対称であるため、磁極ピースは方向性を有する。このため、マグネットロールの組み立て作業者は、磁極ピースをシャフトに貼り付ける際に、磁極ピースの方向に注意する必要がある。
特開2003−229309号公報 特開2003−229321号公報 特開2001−034068号公報 特開2000−075665号公報 特開平10−308308号公報 特開平01−114011号公報 特開昭62−282422号公報
しかし、磁極ピースは断面が略扇形状の長尺部品であるため外観から磁極ピースの方向を識別することが非常に困難であるので、作業者が方向を誤ってシャフトに磁極ピースを貼り付け、マグネットロールの誤組み立てが発生するという問題があった。そして、かかる誤組み立てがなされたマグネットロールを現像装置に使用すると、現像装置に対向して配設された感光体に所望のトナーを供給することができず、感光体の表面に所望のトナー像を形成できないという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、作業者が方向を誤ってシャフトに磁極ピースを貼り付けても、誤組み立てされたマグネットロールを容易に発見できるマグネットロールを提供することを目的とする。
(第1発明)
第1発明に係るマグネットロールは、複数の断面略扇形状の磁極ピースをシャフトの外周に隙間無く貼り合わせてマグネット部を形成したマグネットロールにおいて、磁極ピースは、長手方向の一端部におけるシャフトと対向する側の角部に切り欠きが形成されており、磁極ピースがシャフトの周面に所定の順序で正しく貼り合わされた場合に、マグネット部の一端において、全ての磁極ピースの切り欠きが連なってシャフトの周りに略円形状を形成するものである。
ここで、マグネットロールのマグネット部とは、図20においてハッチングで示したように、シャフト2の外周に貼り合わされた複数の磁極ピース3〜8が形成する磁石部分のことをいう。そして、かかるマグネット部41の一端42とは、図21においてハッチングで示した面をいう。また、マグネット部41の他端43とは、図21においてハッチングで示した一端41とは反対側に位置する面をいう。
上記の構成により、作業者は、マグネットロールを手に持ってマグネット部の一端42を見れば、磁極ピースの方向間違い(逆付け)の有無を容易に判断することができる。具体的には、マグネット部42の一端から見たときに、全ての磁極ピース3〜8に形成された切り欠きが連なってシャフト2の周りに略円形状を形成している場合は、全ての磁極ピース3〜8の逆付けが無いと判断でき、1個以上の磁極ピースにおいて切り欠きが無い箇所があれば、逆付けが有る(誤組み立て)と判断できる。
このように、本第1発明に係る構成により、マグネットロールのマグネット部の一端のシャフトの周りに略円形状が形成されているか否かという単純な判断で誤組み立てか否かを判断することができるので、誤組み立てされたマグネットロールの不良品(誤組み立て品)を容易かつ短時間で発見し、複写機等の生産ラインからかかる誤組み立て品を除去することができる。
(第2発明)
第2発明に係るマグネットロールは、複数の断面略扇形状の磁極ピースをシャフトの外周に貼り合わせてマグネット部を形成したマグネットロールにおいて、シャフトの外周の所定角度範囲に磁極ピースの無い間隔があり、磁極ピースは、長手方向の一端部におけるシャフトと対向する側の角部に切り欠きが形成されており、磁極ピースがシャフトの周面に所定の順序で正しく貼り合わされた場合に、マグネット部の一端において、全ての磁極ピースの切り欠きが連なってシャフトの周りに1つの略円弧形状を形成するものである。
上記の構成により、作業者は、マグネットロールのマグネット部の一端を見れば、磁極ピースの逆付けの有無を容易に判断できる。具体的には、マグネット部の一端から見たときに、全ての磁極ピースの切り欠きが連なってシャフトの周りに略円弧形状を形成している場合は、磁極ピースの逆付けが無いと判断でき、1個以上の磁極ピースにおいて切り欠きが無い箇所があれば、逆付けが有りと判断できる。このように、本第2発明に係る構成により、マグネットロールのマグネット部の一端のシャフトの周りに略円弧形状が形成されているか否かという単純な判断で誤組み立てか否かを判断(検査)することができる。
(第3発明)
第3発明に係るマグネットロールは、前記した第1発明または第2発明において、切り欠きを面取りにしたものである。かかる構成により、第1発明または第2発明と同様の効果を得ることができるだけでなく、磁極ピースの一端部におけるシャフトと対向する側に切り欠きを容易に形成できるという効果を奏する。
(第4発明)
第4発明に係るマグネットロールは、前記した第1発明、第2発明または第3発明において、磁極ピースはN個あって、第1の磁極ピースから第Nの磁極ピースの順に連続してシャフトの外周に貼り合わされており、磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、第1の磁極ピースから第Nの磁極ピースにかけて間欠的に大きくしたものである。
ここで、N個の磁極ピースの並びについて説明する。
シャフトの周りにN個の磁極ピースが隙間無く貼り合わされているマグネットロールにあっては、第1の磁極ピースの選定は任意であり、この第1の磁極ピースの選定に応じて第Nの磁極ピースが定まる。例えば、磁極ピースの個数が5個であり、磁極ピースA、磁極ピースB、磁極ピースC、磁極ピースD、磁極ピースEの順にシャフトの周りに隙間無く貼り合わされていると仮定すると、第1の磁極ピースを磁極ピースAとした場合は、第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースEである。
また、この5個の磁極ピースの並びを、磁極ピースA、磁極ピースE、磁極ピースD、磁極ピースC、磁極ピースBとも把握できるので、磁極ピースの並びをこのように把握した場合は、第1の磁極ピースを磁極ピースAとした場合は、第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースBである。
また、第1の磁極ピースを磁極ピースCとした場合は、前者の並びでは第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースBであり、後者の並びでは第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースDである。
一方、シャフトの外周の所定角度範囲に磁極ピースの無い間隔があり、シャフトの周りにN個の磁極ピースが貼り合わされているマグネットロールにあっては、磁極ピースの無い間隔を挟んでシャフトに貼り付けられている磁極ピースが、第1の磁極ピースまたは第Nの磁極ピースとなる。
例えば、磁極ピースの個数が5個であり、磁極ピースA、磁極ピースB、磁極ピースC、磁極ピースD、磁極ピースEの順に並んでおり、磁極ピースの無い間隔を挟んで磁極ピースAと磁極ピースEが位置していると仮定すると、第1の磁極ピースを磁極ピースAとした場合は、第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースEとなる。また、第1の磁極ピースを磁極ピースEとした場合は、第Nの磁極ピース(第5の磁極ピース)は磁極ピースAとなる。
かかる構成により、マグネットロールのマグネット部の一端を見れば、各磁極ピースの逆付けの有無を判断できるだけでなく、全ての磁極ピースが所定の順番通りに並んでシャフトに貼り合わされているか否かも同時に判断(検査)できる。
(第5発明)
第5発明に係るマグネットロールは、前記した第1発明、第2発明または第3発明において、磁極ピースはN個あって、第1の磁極ピースから第Nの磁極ピースの順に連続してシャフトの外周に貼り合わされており、磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、第1の磁極ピースの周方向の端部から、この端部に隣り合う第Nの磁極ピースの周方向の端部にかけて徐々に大きくしたものである。
かかる構成により、マグネットロールのマグネット部の一端を見れば、各磁極ピースの逆付けの有無を判断できるだけでなく、全ての磁極ピースが所定の順番通りに並んでシャフトに貼り合わされているか否かも同時に判断(検査)できる。
本発明により、マグネットロールの組み立て後に磁極ピースの逆付けの有無を容易に判断できるマグネットロールを提供できる。
以下に実施例を用いて、本発明を詳細に説明する。
(マグネットロール)
まず、本発明が対象とするマグネットロールについて説明する。
図1はマグネットロールの斜視図、図2はマグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A)、図3はマグネットロール(良品)の他端の側面図(図1における矢視B)、図4は磁極ピース3の一端部の斜視図、図5は磁極ピース3の他端部の斜視図、図6はマグネットロール(不良品)の一端の側面図(図1における矢視A)、図7はマグネットロール(不良品)の他端の側面図(図1における矢視B)である。
本発明が対象とするマグネットロール1は、例えば、図1乃至図3に示すように、円柱形状の金属製のシャフト2の外周に、短手方向の断面が略扇形状の複数の磁極ピース3〜8を接着剤により放射状に隙間無く貼り合わせたものである。さらに詳述すると、シャフト2の周りに、汲み上げ極S3の磁極ピース5と、トリミング極N2の磁極ピース4と、現像極S1の磁極ピース3と、回収(搬送)極N1の磁極ピース8と、剥離極S2の磁極ピース7と、介在極ピース6がこの順に貼り付けられた(貼り合わされた)ものである。
(磁極ピース)
これらの磁極ピース3〜8は、磁石材料粉、樹脂バインダー、添加剤等の混合物を磁場中で成形することによって製造したものである。磁石材料粉としては、例えば、フェライト粉や、Nd等の希土類金属粉とFe、Co、Ni等の鉄族金属粉との混合物を使用することができる。また、樹脂バインダーは、例えば、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、エチレンエチルアクリレート(EEA)等を使用することができる。
また、全ての磁極ピース3〜8は、長手方向の一端におけるシャフト2と対向する側の角部に切り欠きが形成されている。この点について、磁極ピース3を取り上げて図4および図5を用いて具体的に説明する。
磁極ピース3は、図4に示すように、長手方向の一端部(一端15および一端15の近傍)におけるシャフト2に対向する側17の角部に切り欠き9が形成されている。この切り欠き9は、深さ(長手方向の長さ)がE、半径方向の長さがFであり、磁極ピース3の外周に沿った円弧形状をしている。
また、磁極ピース3は、図5に示すように、長手方向の他端部(他端16および他端16の近傍)におけるシャフト2に対向する側18の角部21には切り欠きが形成されていない。その他の磁極ピース4〜8についても磁極ピース3と同様の構成であるため詳細な説明を省略するが、一端部におけるシャフトと対向する側の角部にそれぞれ切り欠き10〜14が形成され、他端においては切り欠きが形成されていない。
このように、磁極ピースの長手方向の一端部におけるシャフトと対向する側の角部に切り欠きを設けたのは、各磁極ピースの外周から外に出る磁気パターンに対する切り欠きの影響を少なくするためである。
(マグネットロールの良品)
かかる構成の磁極ピース3〜8をシャフト2の外周に方向を正しくして貼り合わせたマグネットロールを一端から見たものが図2である。この図2に示すように、マグネット部41の一端42において、全ての磁極ピース3〜8の切り欠き9〜14が連なってシャフト2の周りに略円形状が形成される。また、図3に示すように、マグネット部41の他端43においては、シャフト2の周りに切り欠きが無い。
(マグネットロールの不良品)
図6および図7は、磁極ピース3が誤った方向で貼り付けられたマグネットロール1を示したものである。マグネットロール1のマグネット部41の一端42を見ると、図6に示すように、磁極ピース3の方向が逆であるため磁極ピース3の部分に切り欠き9が無く、シャフト2の周りに円形状は形成されず、円弧形状になる。また、マグネットロール1の他端からマグネット部41を見ると、図7に示すように、磁極ピース3の方向が逆であるため磁極ピース3の部分に切り欠き9がある。
以上のように、作業者は、マグネットロール1のマグネット部41の一端42を見れば、全ての磁極ピースが正しい方向でシャフト2に貼り合わされているか否かを容易に判断できる。尚、説明を省略するが、磁極ピース4〜8についても、方向を逆にしてシャフト2に貼り付けると、前記した磁極ピース3の場合と同様にして逆付けを容易に発見できる。
本発明に係る第2実施例を、図8乃至図10を用いて説明する。
図8は磁極ピース3の一端の斜視図、図9はマグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A)、図10はマグネットロール(不良品)の一端の側面図(図1における矢視A)である。
尚、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例2の実施例1との相違点は、シャフトの外周に占める角度が小さい磁極ピースの切り欠き形状を異ならせた点である。具体的には、磁極ピース3、5、6および7に形成した凹部の大きさを磁極ピース毎に異ならせた点である。具体的には、図4で示した磁極ピース3の切り欠きの上面の形状が円弧形状であったのに対し、図8に示すように磁極ピース3の切り欠きの上面の形状を直線形状(平面形状)としたものである。その他の磁極ピース5、6および7についても同様の構成である。
かかる構成であっても、マグネットロールの良品は、図9に示すように、マグネット部41の一端42において、全ての磁極ピース3〜8の切り欠き19、10、20、22、23および14が連なってシャフト2の周りに略円形状が形成される。そして、マグネットロールの不良品は、図10に示すように、マグネットロール1の一端からマグネット部41を見ると、磁極ピース3の方向が逆であるため磁極ピース3の部分に切り欠き19が無く、シャフト2の周りに略円形状は形成されず、略円弧形状になる。
以上により、作業者は、マグネットロールのマグネット部の一端を見れば、容易に磁極ピースの逆付けがあるか否かを判断できる。
本発明に係る第3実施例を、図11および12を用いて説明する。
図11はマグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A)、図12はマグネットロール(不良品)の一端の側面図(図1における矢視A)である。尚、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例3の実施例1との相違点は、シャフト2の外周に所定の順序(磁極ピース3、8、7、6、5、4の並び)で貼り合わされた磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、磁極ピース3(第1の磁極ピース)から磁極ピース4(第6の磁極ピース)にかけて間欠的に大きくした点である。
更に詳述すると、図11に示すように、磁極ピース3〜8の切り欠き50〜55は円弧形状であり、切り欠きの半径方向の長さは、磁極ピース相互間で異なるが、1つの磁極ピース内では一定である。そして、それぞれ異なる各磁極ピースの半径方向の長さを、磁極ピース3(第1の磁極ピース)から磁極ピース4(第6の磁極ピース)にかけて間欠的に大きくしている。つまり、磁極ピース3、8、7、6、5、4に形成された切り欠き50、55、54、53、52、51の半径方向の長さをそれぞれ、S、T、U、V、W、Xとすると、S<T<U<V<W<Xとなる。
そして、6つの磁極ピースが所定の順序でシャフトの外周に貼り合わされれば、図11に示すように、全ての磁極ピース3〜8の切り欠き50〜55が連なってマグネットロール1のマグネット部41の一端42のシャフト2の周りに略円形状(略渦巻き形状)が形成される。
かかる構成により、作業者は、マグネットロール1のマグネット部の一端を見れば、前記した実施例1および実施例2と同様、磁極ピースの逆付けの有無を判断できる。さらに、本実施例3においては、磁極ピースのシャフトへの貼り合わせが所定の順序で行われていない場合に、これを発見することができる。
具体的には、図12に示すように、磁極ピース5と磁極ピース7の外径形状が似ている場合であって、作業者が方向は正しいが、所定の順序ではなく、磁極ピース5と磁極ピース7を入れ違えてシャフトに貼り合わせた場合、全ての磁極ピースの切り欠きが略渦巻き形状を形成していないので、磁極ピースの順序違いを発見できる。
本発明に係る第4実施例を、図13を用いて説明する。
図13はマグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A)である。尚、実施例3との相違点のみを詳細に説明し、実施例3と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例4の実施例3との相違点は、図13に示すように、シャフト2の外周に所定の順序(磁極ピース3、8、7、6、5、4の並び)で貼り合わされる磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、磁極ピース3(第1の磁極ピース)の周方向の端部45から、この端部45に隣接する磁極ピース4(第6の磁極ピース)の周方向の端部46にかけて連続的に徐々に大きくした点である。
この場合、6つの磁極ピースが所定の順序でシャフトの外周に貼り合わされれば、図13に示すように、全ての磁極ピース3〜8の切り欠き60〜65が連なってマグネットロール1のマグネット部41の一端42のシャフト2の周りに略円形状(渦巻き形状)が形成される。
かかる構成により、作業者は、マグネットロール1のマグネット部の一端を見れば、前記した実施例1乃至実施例3と同様、磁極ピースの逆付けの有無を判断できる。
さらに、本実施例4においては、実施例3の場合と同様に、磁極ピースのシャフトへの貼り合わせが所定の順序で行われていない場合に、これを発見することができる。具体的には磁極ピース5と磁極ピース7の外径形状が似ている場合であって、作業者が方向は正しいが、所定の順序ではなく、磁極ピース5と磁極ピース7を入れ違えてシャフトに貼り合わせた場合、全ての磁極ピースの切り欠きが略渦巻き形状を形成しないので、磁極ピースの順序違いも発見できる。
本発明に係る第5実施例を、図14を用いて説明する。
図14は、マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A)である。尚、実施例4との相違点のみを詳細に説明し、実施例4と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例5の実施例4との相違点は、図14に示すように介在極ピース6が無い点である。この場合あっても、シャフト2の外周に所定の順序(磁極ピース5、4、3、8、7の並び)で貼り合わされる磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、磁極ピース5(第1の磁極ピース)の周方向の端部47から、この端部47に隣り合う磁極ピース7(第5の磁極ピース)の周方向の端部48にかけて連続的に徐々に大きくすることにより、前記した実施例4と同じ効果を得ることができる。
すなわち、5つの磁極ピースが所定の順序でシャフトの外周に貼り合わされれば、図14に示すように、全ての磁極ピース3〜5、7および8の切り欠き70〜74が連なってマグネットロール1のマグネット部41の一端42のシャフト2の周りに略円弧形状(渦巻き状の円弧形状)が形成される。
かかる構成により、作業者は、マグネットロール1のマグネット部の一端を見れば、前記した実施例4と同様、磁極ピースの逆付けおよび磁極ピースの順序違いの有無を判断できる。
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書及び図面の記載から当事者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
例えば、前記した実施例においては、切り欠きの形状として図4または図8のものを示したが、図19に示すように面取り形状であっても良い。また、前記した実施例においては、切り欠きの深さ(長手方向の長さ)が同じものを示したが、図17および図18に示すように、外形形状が近似している磁極ピース5および7等の切り欠きにおける長手方向の長さを異なる長さ(I>K)としても良い。かかる構成により、これらの磁極ピースを作業者がシャフト2に貼り付ける際に、作業者が切り欠きの深さを見れば、磁極ピース5と磁極ピース7の違いを判断できるので、逆付けのみならず、順番違いを未然に防止できる。
また、実施例1乃至実施例3は、図15および図16に示したように、シャフトの外周の所定角度範囲に磁極ピースの無い間隔があるマグネットロールにおいても適用できる。図15に示すマグネットロールにおいては、全ての磁極ピース(磁極ピース3〜5、7および8)により、シャフト2の周りに略円弧形状が形成されているので、逆付けが無いことを簡単に判断できる。
また、図16に示すマグネットロールにおいては、磁極ピース7(第1の磁極ピース)から磁極ピース5(第5の磁極ピース)の順に連続してシャフト2の外周に貼り合わされたマグネットロールであって、磁極ピースの一端における半径方向の切り欠きの長さを、第1の磁極ピースから第5の磁極ピースにかけて間欠的に大きくしたものである。かかる構成により、前記した実施例3と同じ効果を得ることができる。
さらに、前記した実施例においては、磁極ピースが5個または6個であるマグネットロールを示したが、これに限るものではなく、磁極ピースが4個であっても7個以上であっても良い。
本発明は、画像形成装置等に使用されるマグネットロールに適用される。
マグネットロールの斜視図 マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(良品)の他端の側面図(図1における矢視B) 磁極ピース3の一端の斜視図 磁極ピース3の他端の斜視図 マグネットロール(不良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(不良品)の他端の側面図(図1における矢視B) 磁極ピース3の一端の斜視図 マグネットロール(良品)の一端の側面図 マグネットロール(不良品)の一端の側面図 マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(不良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) マグネットロール(良品)の一端の側面図(図1における矢視A) 磁極ピース5の一端の斜視図 磁極ピース7の一端の斜視図 磁極ピース5の一端の斜視図 マグネットロールの斜視図 マグネットロールの斜視図
符号の説明
1 マグネットロール
2 シャフト
3〜8 磁極ピース
9〜14 切り欠き
15 一端
16 他端
17 切り欠き
18 切り欠き
19 一端
20 他端
21 切り欠き
22 切り欠き
23 ゲートカット跡
24 凹部
25 面取り部

Claims (5)

  1. 複数の断面略扇形状の磁極ピースをシャフトの外周に隙間無く貼り合わせてマグネット部を形成したマグネットロールにおいて、
    前記磁極ピースは、長手方向の一端部における前記シャフトと対向する側の角部に切り欠きが形成されており、
    前記磁極ピースが前記シャフトの周面に所定の順序で正しく貼り合わされた場合に、前記マグネット部の一端において、全ての前記磁極ピースの前記切り欠きが連なって前記シャフトの周りに略円形状を形成することを特徴とするマグネットロール
  2. 複数の断面略扇形状の磁極ピースをシャフトの外周に貼り合わせてマグネット部を形成したマグネットロールにおいて、
    前記シャフトの外周の所定角度範囲に前記磁極ピースの無い間隔があり、
    前記磁極ピースは、長手方向の一端部における前記シャフトと対向する側の角部に切り欠きが形成されており、
    前記磁極ピースが前記シャフトの周面に所定の順序で正しく貼り合わされた場合に、前記マグネット部の一端において、全ての前記磁極ピースの前記切り欠きが連なって前記シャフトの周りに1つの略円弧形状を形成することを特徴とするマグネットロール
  3. 前記切り欠きは、面取りである請求項1または請求項2に記載のマグネットロール
  4. 前記磁極ピースはN個あって、第1の磁極ピースから第Nの磁極ピースの順に連続して前記シャフトの外周に貼り合わされており、
    前記磁極ピースの一端における半径方向の前記切り欠きの長さを、前記第1の磁極ピースから前記第Nの磁極ピースにかけて間欠的に大きくした請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のマグネットロール
  5. 前記磁極ピースはN個あって、第1の磁極ピースから第Nの磁極ピースの順に連続して前記シャフトの外周に貼り合わされており、
    前記磁極ピースの一端における半径方向の前記切り欠きの長さを、前記第1の磁極ピースの周方向の端部から、該端部に隣り合う前記第Nの磁極ピースの周方向の端部にかけて徐々に大きくした請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のマグネットロール
JP2008247626A 2008-09-26 2008-09-26 マグネットロール Expired - Fee Related JP5136329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247626A JP5136329B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 マグネットロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008247626A JP5136329B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 マグネットロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010078963A JP2010078963A (ja) 2010-04-08
JP5136329B2 true JP5136329B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=42209480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008247626A Expired - Fee Related JP5136329B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 マグネットロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5136329B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7210550B2 (ja) 2017-08-22 2023-01-23 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション スナップフィットゴルフバッグアセンブリ

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541918A (ja) * 1991-08-12 1993-02-23 Kubota Corp コンバインの伝動構造
JP5825795B2 (ja) * 2011-02-03 2015-12-02 キヤノン株式会社 現像装置、及びマグネットローラ
JP5825794B2 (ja) * 2011-02-03 2015-12-02 キヤノン株式会社 現像装置及びマグネットローラ
JP5936753B2 (ja) * 2015-06-01 2016-06-22 キヤノン株式会社 現像装置、及びマグネットローラ
JP5989213B2 (ja) * 2015-10-08 2016-09-07 キヤノン株式会社 現像装置及びマグネットローラ
JP6173540B2 (ja) * 2016-08-02 2017-08-02 キヤノン株式会社 現像装置及びマグネットローラ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10264357A (ja) * 1997-03-28 1998-10-06 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置及びこれに用いられるインキ収納容器
JP2000082357A (ja) * 1998-09-08 2000-03-21 Nitto Shinko Kk 面状スイッチ
JP3446744B2 (ja) * 2001-03-26 2003-09-16 鐘淵化学工業株式会社 シャフトレスマグネットロール及び現像装置
JP4888757B2 (ja) * 2005-10-14 2012-02-29 Tdk株式会社 マグネットロールの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7210550B2 (ja) 2017-08-22 2023-01-23 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション スナップフィットゴルフバッグアセンブリ
JP7417771B2 (ja) 2017-08-22 2024-01-18 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション スナップフィットゴルフバッグアセンブリ
JP7419577B2 (ja) 2017-08-22 2024-01-22 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション スナップフィットゴルフバッグアセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010078963A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136329B2 (ja) マグネットロール
US9575331B2 (en) Optical image stabilizer with improved magnetic sensitivity
WO2014027584A1 (ja) 磁気エンコーダの着磁装置
JP6083059B2 (ja) 永久磁石式回転機の回転子構造
JP7099699B2 (ja) 透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置
JP6449090B2 (ja) 磁気エンコーダの着磁装置
EP2703784B1 (en) Rotation detecting device
US20180198331A1 (en) Rotary electric machine rotor
US20120200189A1 (en) Rotating electrical machine
JP2019200138A (ja) 透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置
JP2008193809A (ja) 埋込磁石型モータ
JP5136318B2 (ja) マグネットロール
US7719395B2 (en) Magnetizer and magnetizing method
WO2018143142A1 (ja) 磁気エンコーダおよびその製造方法
JP4888757B2 (ja) マグネットロールの製造方法
JP2008118002A (ja) 永久磁石の着磁コイルおよびその製造方法
JP6906285B2 (ja) 磁気エンコーダの着磁装置および着磁方法
JP2009175019A (ja) 電流センサ
JP2005121501A (ja) タンデム型回転検出装置
JP2007010633A (ja) 高精度角度検出器
JP2016131180A (ja) 静止誘導機器用鉄心
JP2013050330A (ja) 磁気センサおよびそれを用いた電流センサ
JP2008040007A (ja) マグネットローラ
JP6024577B2 (ja) エンコーダ
JP5405748B2 (ja) マグネットローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100630

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20101007

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101007

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5136329

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees