JP5136067B2 - 表示画像同期プログラム、デジタルカメラ、および表示画像同期システム - Google Patents

表示画像同期プログラム、デジタルカメラ、および表示画像同期システム Download PDF

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Description

本発明は、送信側機器と受信側機器との間で表示装置の表示内容の同期をとるための表示画像同期プログラム、この表示画像同期プログラムを実行するデジタルカメラ、および複数のデジタルカメラで構成される表示画像同期システムに関する。
次のようなデジタルカメラ間の画像転送システムが知られている。通信機能付きのデジタルカメラが複数ある場合に、それぞれのデジタルカメラ間で取得した画像を送受信することによって、複数人の間で画像の交換を容易に出来るようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2004−228966号公報
しかしながら、従来の画像転送システムは、複数ユーザ間での画像の交換を目的とするものであるため、この画像転送システムを用いて複数人が同時に同じ画像を鑑賞しようとした場合には、複数人が画像内の同じ部位に注目して会話を楽しむというようなことはできなかった。
請求項1の表示画像同期プログラムは、記録媒体に記録された原画像および前記原画像に基づいて生成された表示用画像とを有する送信側機器と、受信側機器との間で、それぞれの機器が備える表示装置に表示する前記表示用画像の同期をとるための表示画像同期プログラムであって、コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、前記送信側機器が備える送信側表示装置に前記表示用画像および前記表示用画像内の任意の位置を指し示すためのポインタを出力して表示する表示制御手順と、前記送信側機器の使用者からの指示に基づいて前記表示用画像内で前記ポインタを移動させるポインタ移動制御手順と、前記送信側表示装置上に出力した前記表示用画像の画像データと、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置および前記ポインタの移動情報に関するポインタデータとを通信相手の受信側機器に対して送信する送信手順とを実行させ、前記コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、 前記通信相手の送信側機器から送信された前記画像データおよび前記ポインタデータを受信する受信手順と、前記受信手順で受信した前記画像データを前記受信側機器が備える受信側表示装置へ出力して前記表示用画像を表示し、前記受信手順で受信した前記ポインタデータに基づいて、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置に前記受信側機器にあらかじめ設定されている形状の前記ポインタを表示すると共に、前記ポインタの移動情報に従って前記表示用画像内で前記ポインタを移動させる受信データ表示手順と、前記受信側機器の使用者からの指示に基づいて、前記受信データ表示手順で表示されている前記ポインタを消去する受信側ポインタ消去手順とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、複数ユーザが画像内の同じ部位に注目しながら画像を鑑賞することができる。
図1は、本実施の形態における表示画像同期システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。表示画像同期システム100は、送信側機器として動作する1台のデジタルカメラ(送信側カメラ)200と、受信側機器として動作する少なくとも1台(図1に示す例では2台)のデジタルカメラ(受信側カメラ)300とを無線接続することにより構成されている。
この表示画像同期システム100においては、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間でそれぞれが備えるモニタに表示する内容の同期をとることで、それぞれのカメラを所持している使用者が同時に同じ画像を閲覧できるようにする。すなわち、送信側カメラ200に記録されている画像を送信者カメラ200が備えるモニタに画像を表示した場合には、モニタの画面サイズには制限があるため表示された画像を複数の人で同時に閲覧することが困難である。このため、本実施の形態では、表示対象の画像を送信側カメラ200から受信側カメラ300へ無線通信により送信し、受信側カメラ300が備えるモニタ上にも同じ画像を表示するようにする。
このとき、閲覧する人の人数に応じて受信側カメラ300の台数を増やすようにすれば、複数のモニタ上に同じ画像を表示することができるため、複数の人が同時に同じ画像を閲覧することが可能となる。また、本実施の形態では、送信側カメラ200のモニタを見ている使用者が今どこに注目しているかを指し示すためのポインタを画像に重ね合わせて表示することができ、このポインタの位置に関する情報も受信側カメラ300へ送信するようにする。受信側カメラ300では、受信したポインタの位置に関する情報に基づいて、送信側カメラ200におけるポインタ位置と同じ位置にポインタを表示する。
すなわち、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で、画像上に表示するポインタの位置も同期をとるようにする。これによって、送信側カメラ200のモニタを見ている人と受信側カメラ300のモニタを見ている人が画像の同じ位置に注目しながら画像を閲覧することができる。
図2は、受信側カメラ300が1台の場合の表示画像同期システム100の構成例を模式的に示した図である。この図2においては、図2(a)に示すように、送信側カメラ200、受信側カメラ300共に、カメラの前面部に無線通信、例えば赤外線通信を行うための赤外線ポート2aを備えている。また、図2(b)に示すように、カメラの背面部に画像を表示するためのモニタ、例えば液晶モニタ2bを備えている。また、カメラの背面部には、種々の操作スイッチ、例えば十字スイッチ2e、決定スイッチ2f、ズームスイッチ2gおよび2hが配置されている。この図2(b)に示すように、送信側カメラ200および受信側カメラのそれぞれのモニタ2bには同じ画像が表示され、さらに画像上のポインタ2cの位置も同期がとられている。
図3は、本実施の形態におけるデジタルカメラ、すなわち送信側カメラ200および受信側カメラ300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態における送信側カメラ200および受信側カメラ300は、その構成が同一であるものとし、ここでは、送信側カメラ200と受信側カメラ300とをまとめて説明する。なお、以下の説明では、送信側カメラ200と受信側カメラ300とをまとめて「デジタルカメラ」と呼ぶ。
図3に示す例では、デジタルカメラは通信媒体として赤外線を利用する例を示しており、この赤外線を利用して送信側カメラ200から受信側カメラ300をリモートコントロールすることもできる。このように通信媒体として赤外線を利用することは、通信速度が速く、消費電力が少ない点で有利となる。また、赤外線通信は通信距離が短いが、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で同期をとりながら複数人が画像を閲覧するという本実施の形態における利用形態を考えると、通信距離は短くても構わないため問題とはならない。
図3に示す例では、デジタルカメラは、デジタルカメラの殆どの機能を司るDSCエンジン201を備えており、このDSCエンジン201の内部には、メインCPU201a、画像処理回路201b、JPEGコーデック201c、表示コントローラ201d、Audioコーデック201e、およびSIOやGPIO201fが設けられている。また、不図示のタイマー、割り込みコントローラ、AD変換器、USBコントローラ等もこのDSCエンジン201の内部に設けられている。
DSCエンジンに201には、外付けデバイスとしてSDRAM202、フラッシュメモリ203、メモリカード204、LCDパネル205、水晶発振子(X‘tal)206、スピーカ207、および操作スイッチ208が接続されている。更に撮影レンズ209、撮像素子(CCD)210、AFE211、および不図示のTG(タイミングジェネレータ)等から成る撮像回路も接続されている。
また、デジタルカメラは、サブCPU212と、電源スイッチ213と、赤外線通信用のIrモジュール214と、電源回路215とをさらに備えている。サブCPU212は、使用者による電源スイッチ213の操作に基づいて、デジタルカメラの起動(電源ON)や停止(電源OFF)の制御を行う。そして、赤外線通信用のIrモジュール214のシリアル通信ポートは、DSCエンジン201とサブCPU212の双方に接続される。また、電源回路215は、デジタルカメラの動作に必要な様々な電圧の電力を各部に供給する。デジタルカメラに電池215aが入っていれば、常に電源回路215からサブCPUに電力が供給され動き続ける。図示されていないがメイン電池(電池215a)の他にバックアップ電池も設けられており、メイン電池が無い場合でもサブCPU212のカレンダー機能だけは働き続けるようになっている。
本実施の形態におけるデジタルカメラは、上述したように、赤外線通信によるリモートコントロール機能を備えており、他のカメラやリモートコントローラから起動を受付けることができる。例えば、受信側カメラ300の電源がOFFされているときに、送信側カメラ200からリモートコントロールして受信側カメラ300の電源をオンすることができる。このために、デジタルカメラは、電源がOFFされている場合でも、サブCPU212が電源回路215を制御してIrモジュール214だけに電力を供給した状態で待機する。
上述したように、Irモジュール214には、シリアル通信ポートはDSCエンジン201に接続されたポート(DSCエンジン側の通信ポート)と、サブCPU212に接続されたポート(サブCPU側の通信ポート)の2つが設けられている。そして、電源OFF時の待機状態においては、Irモジュール214のシリアル通信ポートは、サブCPU側の通信ポートだけがActiveでDSCエンジン側の通信ポートはHi−Z状態となる。待機状態ではDSCエンジン201には電力が供給されていないので、この様にしてチップを保護する。
なお、待機状態におけるIrモジュール214の消費電力を極力減らすために、Irモジュール214は、送信側LED214aとそのドライバ、および受信側Photoダイオード214bとそのレシーバだけから成るような単純な構成とするのが好ましい。
サブCPU212は、デジタルカメラが待機状態にあるときに、別のカメラからのリモートコントロール通信を受信したことを検出した場合には、カメラを起動させる。すなわちカメラの電源をONする。また、サブCPU212は、電源スイッチ213の押下を常に監視しており、それが押された場合もカメラを起動させる。これによって、電源回路215からDSCエンジン201へ電力が供給されるようになる。サブCPU212は、このようにDSCエンジン201へ電力が供給された場合には、Irモジュール214のサブCPU側の通信ポートを閉じ、DSCエンジン側の通信ポートをActiveにする。
なお、図3に示す例では、サブCPU212には、使用者がカメラの電源をONするためのスイッチとしては電源スイッチ213しか接続されていない。しかしながら、使用者によって再生スイッチが操作された場合にも電源をONできるようにしたり、カメラが特別なインターフェース(クレードル等)と接続されたときにも電源をONしたりするためには、サブCPU212には、再生スイッチやクレードル等からの信号が入力されるように接続がなされている。
また、カメラの起動に関係ない操作スイッチ208はDSCエンジン201側に接続されており、カメラの電源が入っている間は、操作スイッチ208がDSCエンジン201のメインCPU201aによって直接監視されるので応答を早くすることができる。
SDRAM202は、画像メモリとメインCPU201aのワークメモリの両方に使用され、アクセスの頻度が非常に高いので高速なメモリデバイス、例えばDDR−SDRAMが使用される。フラッシュメモリ203には、メインCPU201aで実行されるプログラム(ファームウェア)、カメラ固有の調整値やユーザによるカメラ設定情報、および撮影された画像データのファイル等が格納される。メモリカード204は、着脱式の記録媒体であって、記憶領域が空いている場合は撮影された画像がこちらに記録される。LCDパネル205はカメラ内蔵のディスプレイ装置であり、画像の他にメニュー等の様々な情報が表示される。
以下、図3に示したデジタルカメラの一般的な動作について説明する。このデジタルカメラにおいては、被写体像は撮影レンズ209によってCCD210上に結像される。撮影時は不図示のメカシャッター、メカ絞り、Focusレンズ、ZOOMレンズ等が駆動され撮影が行われる。これらの駆動には不図示のMotorドライバICが使われ、その制御はDSCエンジン201のSIO(シリアルポート)やGPIO201f(パラレルポート)により行われる。CCD210は不図示のTGによって駆動されており、これにより被写体の露光や画像信号の読み出しが行われる。このTGや後述のAFE211の制御はDSCエンジン201のSIO201fを利用したシリアル通信により行われる。
CCD210から読み出された画像信号はAFE211によってサンプリングされ、画素毎にデジタルデータへと変換される。このデジタル画像データ(RAWデータ)はDSCエンジンに201に入力され、内部の画像処理回路201bで処理される。この画像処理回路201bでは欠陥画素補正、OBクランプ、WB調整、γ補正、色補間、色変換(色補正)、解像度変換、エッジ強調等の種々の処理が施され、画像データはYCbCrデータとなってSDRAM202に記憶される。
撮影時には、メインCPU201aは、カメラのモードをViewモードに設定し、表示コントローラ201dは、LCDパネル205へのスルー画の表示を開始する。具体的には、上述した画像処理回路201bによる画像処理は、画像データの補正を主体とした前処理と、画像の色に関わる処理を主体とした後処理に分けられ、Viewモードでは、この前処理と後処理が一体となって行われスルー画のYCbCrデータが作成される。このスルー画のYCbCrデータは、SDRAM202に記憶され、表示コントローラ201dは、SDRAM202からスルー画のYCbCrデータを読み込んでLCDパネル205へ出力する。
また、これと共にメインCPU201aは、AE/AF/AWBの制御を開始する。具体的には、スルー画のYCbCrデータの作成と共にAE/AF/AWB評価値が抽出され、これらの評価値を演算処理してAE/AF/AWBの制御を行う。
Viewモードにおいて被写体の構図が決定され、更に被写体への焦点合わせとAE演算が終わると、使用者によるレリーズボタンの全押しによってカメラのモードをスチル画撮影モードに移行し、スチル画の撮影を開始する。すなわち、このスチル画撮影モードでは上述したAE演算で決まるシャッター時間だけ被写体が露光され、その後メカシャッターが閉じて撮影されたスチル画の画像信号が読み出される。
なお、スチル画撮影モードでは、RAWデータがインターレース走査のマルチフィールドで読み出されるので、前述の後処理の中の色補間以降の処理を実行することができない。又、撮影されたスチル画のAWB演算処理が未だ行われていないのでWB調整(AWB調整)も施せない。そのためスチル画撮影モードでは、画像処理回路201bは、最初に画像データに対してWB調整の前までの前処理を行い、前処理後の画像データをSDRAM202へ記憶する。
画像処理回路201bは、RAWデータの全てのフィールドの読み出しが終わったら、SDRAM202に記憶した前処理済みの画像データを読み出し、読み出したデータに対して後処理を施す。その場合は前述のAWB演算処理に基づいてWB調整(AWB調整)が行われる。後処理が施されたスチル画データは高解像度のYCbCrデータとしてSDRAM202に記憶される。
また、このスチル画撮影モードでは、画像処理回路201bは、画像データに基づいてサムネイル画像のYCbCrデータ(サムネイルデータ)も併せて作成し、SDRAM202に記憶する。そして、スチル画データおよびサムネイルデータは、JPEGコーデック201cによって圧縮され、Exif(Exchangeable Image File Format for Digital Still Camera)等のJPEGファイルとしてメモリカード204に記録される。
すなわち、JPEGファイルには、一覧表示用画像であるサムネイル画像(解像度160×120ピクセル)のデータと、サムネイル画像の生成元となった、サムネイル画像よりも高解像度の原画像であるスチル画データが含まれている。但し、サムネイル画像は、LCDパネル205の表示解像度と比べて粗い解像度であるため、本実施の形態においては、LCDパネル205の表示解像度に合わせた表示用画像をスチル画データから生成する。表示用画像の解像度は、例えばVGA(640×480ピクセル)である。また、表示用画像は、使用する際にその都度スチル画データから生成するようにしても良いし、JPEGファイルに付加して記録するようにしても良い。このとき、メモリカード204が挿入されていなかったり、空き容量がない場合には、JPEGファイルは、フラッシュメモリ203に記録される。その後カメラは再びViewモードに戻って次の撮影に備える。
撮影された画像は、メモリカード204やフラッシュメモリ203から読み出して再生することができる。使用者は、操作スイッチ208に含まれる再生スイッチを押下することによってカメラのモードを再生モードに切り替えることができる。再生モードでは、メインCPU201aは、メモリカード204またはフラッシュメモリ203からJPEGファイルを読み出し、JPEGコーデック201cは、読み出されたJPEGファイルを伸長する。
JPEGコーデック201cは、伸長した画像データを一旦SDRAM202に記憶し、画像処理回路201bは、これを読み込んでLCDパネル205の表示解像度に合わせて解像度変換を施し、解像度変換して得た表示用画像のYCbCrデータをSDRAM202に記憶する。そして、表示コントローラ201dは、SDRAM202に記憶されているYCbCrデータを読み込んで、LCDパネル205に表示する。
使用者は、操作スイッチ208を操作して、LCDパネル205に表示されている画像をコマ送りすることで、メモリカード204やフラッシュメモリ203に記録されている画像を順番に再生することができる。また、メモリカード204やフラッシュメモリ203に音声ファイルや音楽ファイルが記録されている場合には、画像と共に音声や音楽の再生を行うこともできる。この場合、Audioコーデック201eは、メモリカード204またはフラッシュメモリ203から音声ファイルや音楽ファイルを読み出して再生し、スピーカ207から出力する。
次に、図4を用いて、上述したデジタルカメラを送信側カメラ200および受信側カメラ300として用いた場合に、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で表示内容の同期をとるための処理について説明する。図4においては、図4(a)に示す処理は送信側カメラ200で実行される処理であり、図4(b)に示す処理は受信側カメラ300で実行される処理である。
この図4に示す処理によって、送信側カメラ200から受信側カメラ300に対してコマンドやデータを送信し、受信側カメラ300では受信したコマンドやデータに基づいて処理を行うことで、送信側カメラ200と受信側カメラ300とのLCDパネル205への表示内容の同期をとることができる。なお、この図4においては、図4(a)に示す処理の各ステップと図4(b)に示す処理の各ステップとの間にデータのやり取りを示す矢印を示している。
まず、送信側カメラ200において、使用者によって上述した再生モードが選択されると、図4(a)に示す処理が起動する。すなわち、図4(a)に示す処理は、使用者によって上述した再生モードが選択されると起動するプログラムとして、送信側カメラ200が備えるDSCエンジン201によって実行される。
ステップS1において、使用者からの指示に基づいて受信側カメラ300へ送信する画像を送信対象画像として選択する。例えば、表示コントローラ201dは、メモリカード204またはフラッシュメモリ203に記憶されているJpegファイルからサムネイル画像を読み込んでLCDモニタ205に一覧表示する。そして、使用者は、一覧表示されたサムネイル画像の中から受信側カメラ300へ送信したい画像、すなわち大勢の人数で同時に閲覧したい画像を選択する。メインCPU201aは、使用者によって選択された画像を送信対象画像として選択する。
例えば、表示コントローラ201dは、図5(a)に示すようにLCDモニタ205にサムネイル画像を一覧表示する。画像の選択状況はカーソル枠5aによって表され、使用者は、図2に示した十字スイッチ2eでこのカーソル枠5aを移動させることができる。そして、使用者は、いずれかのサムネイル画像にカーソル枠5aを合わせた状態で、図2に示した決定スイッチ2fを押下することによって、画像を選択することができる。
使用者によって送信対象画像が選択された場合には、メインCPU201aは、その画像に対応する画像IDをSDRAM202に記憶する。使用者によって上述した手順で複数の画像が選択された場合には、それぞれの画像に対応するIDのリスト、すなわち複数の画像IDを含む画像IDリストがSDRAM202に記憶されることになる。この画像IDリストは、後に参照できるようにメモリカード204やフラッシュメモリ203に記録して保存することができる。なお、送信側カメラ200において、選択された画像を選択後に削除した場合には、メモリカード204やフラッシュメモリ203に保存されている削除画像に対応する画像IDも削除することが望ましい。
ステップS2では、使用者による送信対象画像の選択が完了したか否かを判断し、完了したと判断した場合には、ステップS3へ進む。ステップS3では、上述したリモートコントロール機能を使用して、Irモジュール214を利用した赤外線リモートコントロール通信により、受信側カメラ300の電源をONするように、受信側カメラ300に対して起動指令を出す。もし、受信側カメラ300がリモートコントロールによる電源ONに対応していない場合には、受信側カメラ300を所持している人物に電源ONを依頼する必要がある。
受信側カメラ300では、ステップS13において、送信側カメラ200から起動指令を受信すると、サブCPU212は、上述したように、受信側カメラ300の電源をONする。受信側カメラ300が起動すると、受信側カメラ300のメインCPU201aは、送信側カメラ200に対してカメラが起動した旨を通知するためのレスポンスを返す。
送信側カメラ200では、メインCPU201aは、受信側カメラ300からレスポンスがあったことを検出した場合には、リモートコントロール通信を行って、受信側カメラ200に対して通信モードを、現在のリモートコントロール通信を行うためのモードから、より高速に通信を行える画像通信モードに切り替えるように指令を出し、送信側カメラ200自身も通信モードを画像通信モードに切り替える。受信側カメラ300では、メインCPU201aは、通信モードの切り替え指令を受信した場合には、画像通信モードへの切り替えを行う。
これ以降は双方のカメラが画像通信モードを利用して通信を行う。なお、送信側カメラ200のメインCPU201aは、画像通信モードに切り替えた場合には、受信側カメラ300のLCDパネル205の解像度(有効ライン数とアスペクト比)を問い合わせるようにし、後の処理で受信側カメラ300に画像を送信する前に、この問い合わせ結果に基づいて最適なサイズの画像に変換するようにしてもよい。もちろん、受信側カメラ300はどんなサイズの画像を受信してもそれを的確に自身のLCDパネル205に表示することができる。しかし、受信側カメラ300のLCDパネル205の解像度が分かると送信側カメラは必要以上に大きな画像を送る必要がなくなり、送信に要する時間が短くて済むというメリットがある。
ステップS4では、送信側カメラ200から受信側カメラに対して、上述した処理で選択した送信対象画像を送信する。また、送信側カメラ200の表示コントローラ201dは、LCDパネル205に送信対象画像を表示する。ここでは、送信側カメラ200のメインCPU201aは、受信側カメラ200のLCDパネル205の解像度と同じサイズの画像を1枚ずつ送信するようにしてもよいが、送信対象画像の枚数が多い場合には、最初にサムネイルの一覧を送るようにしてもよい。
サムネイルの一覧を送る場合には、1ページに複数のサムネイル画像を配置したサムネイル一覧のページごとに送信する。この場合、サムネイル一覧のページが複数ページに亘る場合には、全てのページを一括して送るようにしてもよいが、受信側カメラ300のSDRAM202が多く占有されてしまうため、1ページずつ送るのが好ましい。そして、送信側カメラ200のメインCPU201aは、サムネイル一覧を1ページ分送った後に、そのページ内に含まれるサムネイル画像に対応する画像のスチル画データを、受信側カメラ300のLCDパネル205の解像度に合わせた解像度に解像度変換し、受信側カメラ300の表示用画像データとして1枚ずつ送信する。このとき、送信する表示用画像データをJPEG圧縮しておくことによって、画像データの送信時間を短縮することができる。
送信側カメラ200から受信側カメラ300へ画像を送信する際には、画像の注目部位を指し示すためのポインタに関する情報、例えば、画像内におけるポインタの座標値に関する情報を併せて送信する。また、送信側カメラ300へ上述したサムネイル一覧を送信した場合には、サムネイル一覧内におけるポインタの座標値に関する情報とともに、サムネイル画像の選択状況を示すカーソル枠に関する情報、すなわち現在どのサムネイル画像にカーソル枠が当たっているかを示す情報も受信側カメラ300へ送信する。
受信側カメラ300では、ステップS14において、メインCPU201aは、受信したJPEG圧縮画像を伸長した後、LCDパネル205に表示する。また、受信したポインタに関する情報に基づいて、画像内でポインタが指し示す位置を特定し、その位置にポインタを表示する。また、カーソル枠に関する情報に基づいて、カーソル枠が当たっているサムネイル画像を特定し、そのサムネイル画像をカーソル枠で囲む。
これによって、例えば、図5(a)に示す送信側カメラ200のLCDパネル205に表示されているサムネイル一覧が送信された場合には、図5(b)に示すように受信側カメラ300のLCDパネル205にも表示して、表示する画像の同期をとることができる。また、受信側カメラ300のLCDパネル205には、ポインタ5bおよびカーソル枠5dが表示され、送信側カメラ200上で表示されていたポインタ5aおよびカーソル枠5cとの同期をとることができる。
なお、ポインタとして表示するポインタ画像は、送信側カメラ200と受信側カメラ300のフラッシュメモリ203にそれぞれ記録されている。よって、送信側カメラ200からはポインタ位置に関する情報だけを送信すれば、受信側カメラ300では、同じ位置に自身が有するポインタ画像を読み込んで表示するだけでよい。このため、送信側カメラ200から受信側カメラ300へポインタ画像を送信する必要がなく、通信負荷を低減することができる。
例えば、ポインタ画像としては、図6に示すようなものが考えられる。すなわち、図6(a)に示すように、ポインタの形状を矢印形状としたポインタ画像、図6(b)に示すように、ポインタの形状を論理和記号形状としたポインタ画像、図6(c)に示すように、ポインタの形状を山形記号形状としたポインタ画像などが考えられる。また、図6(d)に示すように、ポインタの形状を論理積記号形状としたポインタ画像、図6(e)に示すように、ポインタの形状を円形状としたポインタ画像、図6(f)に示すように、ポインタの形状を十字線形状としたポインタ画像などが考えられる。
なお、本実施の形態では、受信側カメラ300のフラッシュメモリ203に記憶しておくポインタ画像を、単純な形状のも、例えば図6(f)に示した十字線形状のポインタ画像とすることで、ポインタ画像のデータ量を減らしてポインタの描画速度を高速化することができる。これによって、受信側カメラ300のLCDパネル205には、図5(b)に示すような十字線形状のポインタが表示される。
ステップS5では、使用者が十字スイッチ2eを操作することにより、送信側カメラ200上でポインタ5aまたはカーソル枠5cが移動されたときに、送信側カメラ200から受信側カメラ300へポインタ5aの移動情報、またはカーソル5cの移動情報を送信する。受信側カメラ300では、ステップS15において、表示コントローラ201dは、受信したポインタ5aの移動情報、またはカーソル5cの移動情報に基づいて、ポインタ5aまたはカーソル5cを移動させる。これによって、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間でポインタ5aやカーソル5cの表示位置の同期をとることができ、全ての人物が画像内の同じ部位に注目することができる。
なお、ポインタ5aの移動情報、またはカーソル5cの移動情報としては、上述したように、ポインタ5aまたはカーソル5cの移動後の座標値、あるいはポインタ5aまたはカーソル5cの移動方向と移動量が用いられる。これによって、ポインタ5aの移動情報、またはカーソル5cの移動情報の情報量を少なくすることができ、通信時間を短縮させることができるため、受信側カメラ300のポインタ5aまたはカーソル5cの移動速度を高速化させることができる。
例えば、送信側カメラ200のLCDパネル205上に図7(a)に示すような1枚の画像が表示されており、ポインタ7aが画像上のボールの位置を指し示すように移動された場合には、ポインタ7aの移動情報が受信側カメラ300へ送信される。これによって、図7(b)に示すように、受信側カメラ300のLCDパネル205にも同じ画像が表示され、さらに同じ位置にポインタ7bが表示される。すなわち、送信側カメラ200と受信側カメラ300における表示内容の同期をとることができる。なお、この図7に示すように、送信側カメラ200と受信側カメラ300のそれぞれに表示されるポインタ7aおよび7bは、それぞれのフラッシュメモリ203に記録されているポインタ画像が用いられるため、それぞれで異なった形状となっている。
なお、本実施の形態では、送信側カメラ200および受信側カメラ300共に、LCDモニタ205に表示されているポインタやカーソルの表示を使用者が消去することができる。例えば、操作スイッチ208に含まれるいずれかのスイッチにポインタやカーソルを消去する機能を割り当てておき、使用者によってそのスイッチが操作されると、表示コントローラ201dは、表示中のポインタまたはカーソルを消去する。
使用者によって送信側カメラ200でカーソルやポインタが消去された場合には、メインCPU201aは、受信側カメラ200に対してポインタの消去を指示するための消去情報を送信する。受信側カメラ200では、この消去情報を受信した場合には、表示コントローラ201dは、LCDパネル205に表示されているカーソルやポインタの表示を消去する。
さらに、使用者は、再度同一のスイッチを操作することにより、画像上にポインタまたはカーソルを再表示することができる。使用者によって送信側カメラ200でカーソルやポインタが再表示された場合には、メインCPU201aは、ポインタまたはカーソルを消去したときの表示位置にポインタまたはカーソルを再表示し、再表示を指示するための再表示情報を受信側カメラ200に送信する。受信側カメラ200では、この再表示情報を受信した場合には、表示コントローラ201dは、消去時の表示位置にカーソルやポインタを再表示する。なお、送信側カメラ200でカーソルやポインタを消去した後は、所定時間経過後に自動的に再表示するようにしてもよい。
これによって、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間でカーソルまたはポインタの消去および再表示についても同期をとることができる。また、使用者が注目している部位を把握した後もカーソルやポインタを表示し続けると画像が観にくくて煩わしいが、これを防ぐことが可能となる。
これに対して、使用者によって受信側カメラ300でカーソルやポインタを消去または再表示した場合には、受信側カメラ300のみカーソルやポインタの表示の消去または再表示を行い、送信側カメラ200では、現在の状態を維持する。すなわち、受信側カメラ300でカーソル表示やポインタ表示の消去または再表示が行われた場合でも、送信側200への反映は行わないようにする。これによって、送信側カメラ200では、注目している部位を見失う恐れがなくなる。
ステップS6では、送信側カメラ200は、使用者からの指示に基づいて、画像をズーム表示(拡大表示または縮小表示)する。例えば、送信側カメラ200の操作スイッチ208には、画像の拡大表示、または縮小表示を指示するための機能が割り当てられたスイッチ(例えば、図2(b)に示すズームスイッチ2gおよび2h)が含まれている。また、送信側カメラ200は、像処理回路201bまたは表示コントローラ201dの内部に解像度変換モジュールを備えており、この解像度変換モジュールで画像の表示解像度を変更することによってデジタルZOOMを行う。
送信側カメラ200で画像をズーム表示した場合には、そのズーム情報、例えば拡大倍率や縮小倍率などのズーム倍率が受信側カメラ300へ送信される。一方、受信側カメラ300も解像度変換モジュールを備えており、ステップS16では、受信したズーム情報に基づいて、解像度変換モジュールによって画像がデジタルZOOMされる。これによって、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で画像のズーム表示の同期もとることができる。
また、受信側カメラ300もズームスイッチを備えており、受信側カメラ300単体でデジタルZOOMによる画像の拡大や縮小を行うことができる。ただしこの場合も、ポインタの消去および再表示と同様に、受信側カメラ300側でのズーム表示は、送信側カメラ200へ反映しない。すなわち同期をとらない。
図8は、送信側カメラ200で画像のズーム表示が行われたときに、受信側カメラ300でも画像がズーム表示された場合の具体例を示す図である。送信側カメラ200のLCDパネル205には、使用者による指示に基づいて、図8(a)に示すように、ポインタ7aが指し示している点を中心に画像が拡大表示されている。この場合、受信側カメラ300のLCDパネル205にも、図8(b)に示すように、ポインタ7bが指し示している点を中心に同じ倍率で拡大した画像が表示される。なお、図8に示す例では、画像をポインタ7aが指し示している点を中心に拡大する例について説明したが、これに限定されず、例えばLCDパネル205上に表示された画像の表示範囲の中心点を中心に拡大するようにしてもよい。
このように、画像をデジタルZOOMした場合には、その拡大率(ズーム倍率)が増加するにつれて画質が劣化することになる。本実施の形態では、デジタルZOOMに伴う画像の劣化を防止するために、ズーム倍率が所定の倍率を超えた場合には、送信側カメラ200は、より大きな画像、すなわちLCDパネル205の解像度に合わせた表示用画像の生成元であって、表示用画像よりも高解像度のスチル画を利用して拡大画像を作成し、作成した拡大画像を改めて受信側カメラ300へ送信する。ここでは、送信側カメラ200は、改めて送信する拡大画像のデータ量 (バイト数)が、それまで表示されていた画像のデータ量とほぼ同じに保つことで、拡大画像を改めて送る際の送信時間が増加することを防止する。
具体的には、送信側カメラ200の画像処理回路201bは、次のようにして新たな拡大画像を作成する。なお、受信側カメラ300へ送信する画像のサイズは、受信側カメラ300のLCDパネル205の表示解像度に応じた画像サイズ、例えばVGAサイズ以上である必要はない。よって、新たに作成する拡大画像もそれまで表示されていた画像も、いずれもVGAサイズとすればよく、そのデータ量(バイト数)をほぼ一定とすることができる。
送信側カメラ200の画像処理回路201bは、メモリカード204に記録されている高解像度の主画像データ(スチル画データ)のZOOM中心を視野の中央に置き、その内側を切り出すことによって等価的に拡大画像を作成する。例えば、8M画素(3264×2448)のスチル画の内側からVGA(640×480)サイズの画像を切り出すと、等価的に「3264÷640=2448÷480=5.1」倍という拡大を行ったことになる。こればデジタルZOOMを行っていないので画質は原画像と同じである。
この切り出された画像を受信側カメラ300へ送信すれば、原画像と同じ画質の拡大画像を受信側カメラ300のLCDモニタ205に表示することができる。なお、この新たに送信した画像は、今まで表示されていた画像よりも高画質なので、さらにデジタルZOOMを行って拡大しても、画像の劣化を抑えることができる。すなわち、上述した5.1倍よりも大きな拡大が可能である。もし、5.1倍よりも低い倍率の高画質な拡大画像が欲しい場合は、送信側カメラ200の画像処理回路201bは、8M画素(3264×2448)のスチル画を、一旦7M画素(3072×2304)、6M画素(2816×2112)、または5M画素(2592×1994)等の画像に縮小し、ZOOM中心点を視野の中央に置いてその内側をVGAサイズで切り出せばよい。
なお、上述したデジタルZOOMを行うか、あるいは高解像度の画像から切り出してズームを行うかは、使用者がモード選択により指定できるようにしてもよく、あるいはあらかじめ設定されているいずれか1つの方法のみを用いるようにしてもよい。
図8に示したようにデジタルZOOMにより画像の拡大を行った場合には、視野(画面)の外側にも有効な画素が存在している。このような場合には、使用者は、送信側カメラ200および受信側カメラ300のいずれにおいても、画像をスクロールさせて視野外の部分を表示することができる。すなわち、送信側カメラ200および受信側カメラ300においては、操作スイッチ208に含まれるいずれかのスイッチにスクロール機能が割り当てられており、使用者はそのスイッチを操作することで画像をスクロールすることができる。
ステップS7においては、送信側カメラ200のメインCPU201aは、使用者によって画像のスクロールが行われた場合には、スクロールに関する情報、例えばスクロール方向やスクロール量に関するスクロール情報を受信側カメラ300へ送信する。受信側カメラ300では、ステップS17において、表示コントローラ201dは、受信したスクロール情報に基づいて、画像をスクロールさせる。
なお、ステップS17では、受信側カメラ300は、使用者によって受信側カメラ300の操作スイッチ208が操作されて画像がスクロールされた場合には、表示コントローラ201dは、使用者による指示に基づいて画像をスクロールさせる。ただしこの場合も、上述したポインタの消去および再表示やズームと同様に、受信側カメラ300側でのスクロールは、送信側カメラ200へ反映しない。すなわち同期をとらない。このようにして、受信側カメラ300のみで画像をスクロールさせた後に、送信側カメラ200からスクロール情報を受信した場合には、表示コントローラ201dは、受信側カメラ300で行ったスクロールを結果を破棄して、送信側カメラ200との同期をとる。
このように、操作の主導権はあくまでイニシエータである送信側カメラ200が有するようにし、受信側カメラ300はレスポンダーとして送信側カメラ200の指示に従って動くようにしておく。すなわち、受信側カメラ300単独で操作が行われても、送信側カメラ200で別に操作が行われた場合には、受信側カメラ300は送信側カメラ200に従って動くようにしておく。これにより、確実に受信側カメラ300のLCDパネル205の表示内容を送信側カメラ200のLCDパネル205の表示内容と同期をとることができる。
図9は、図8に示したズーム後の拡大画像をスクロールさせた場合の具体例を示す図である。送信側カメラ200のLCDパネル205には、使用者による指示に基づいて、図8(a)に示した拡大画像が上方へスクロールされた後の画像が表示されており、ポインタ7aはゴルファーの顔部分を指し示している。この場合、受信側カメラ300のLCDパネル205にも、図9(b)に示すように、スクロール後の画像が表示されており、かつポインタ7bの位置も同期がとられている。
送信側カメラ200で画像をスクロールした場合には、表示されていたポインタ7aの位置、およびスクロール方向とスクロール量によっては、ポインタ7aが視野外に置き去りにされ、使用者が注目している画像の部位が分からなくなってしまう恐れがある。本実施の形態ではこれを避けるために、使用者がポインタ7aを移動させる場合には、ポインタ7aが視野の端に到達するまでは、ポインタ7aは単独で移動するが、更に視野の外側までそのポインタ7aを移動させようとした場合には、表示されている画像もポインタ7aの移動に引きずられて自動的に同じ方向にスクロールされるようにする。
これによって、1回の操作で画像のスクロールとポインタ7aの移動を行うことができ、操作を簡略化することができる。さらに、ポインタ7aが常に視野内に在るようにすることができるので、使用者が注目する部位を見失うことがない。なお、受信側カメラ300でポインタ7bを移動させた場合も同様とする。このように、ポインタ7aの移動と画像のスクロールを連動させるか否かは、使用者がモード設定によって指定できるようにしてもよく、常にポインタ7aの移動と画像のスクロールを連動させるようにしてもよい。
ステップS8では、送信側カメラ200のメインCPU201aは、使用者によって選択された閲覧対象の画像を全て表示したか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS4へ戻り、使用者によって次の画像を表示するためのコマ送り指示を受付けて、次の画像を表示する。これに対して、肯定判断した場合には、ステップS9へ進み、送信側カメラ200のメインCPU201aは、受信側カメラ300に終了コマンドを送って、一連の動作を終える。これ以降はそれまでのイニシエータとレスポンダーの関係は解除され、それまでレスポンダーであった受信側カメラ300がイニシエータとなって同様の動作を始めることも可能となる。
なお、図4に示したフローチャートにおいては、送信側カメラ200から受信側カメラ300へデータを送信すると、受信側カメラ300は送信側カメラ200に対して必ずレスポンスやステータスを返している。しかしながら、受信側カメラ300から返すレスポンスやステータスは、少ないほうが通信速度を向上することができる。よって、受信側カメラ300は、極力レスポンスやステータスを返さないようにし、必要な場合、例えば通信エラーが発生した場合のみ、レスポンスやステータスを返すようにすることが好ましい。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)送信側カメラ200では、記録媒体としてのメモリカード204に記録されているスチル画データに基づいて生成された表示用画像をモニタに表示し、画像上にポインタを表示し、表示した画像の画像データ、およびポインタの表示位置に関するポインタデータを受信側カメラ300へ送信するようにした。受信側カメラ300では、送信側カメラ200から画像データとポインタデータを受信し、モニタに受信した画像を表示し、ポインタデータに基づいて画像上におけるポインタ位置を特定し、特定した位置にポインタを表示するようにした。これによって、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で、モニタへの表示内容の同期をとることができ、同時に多くの人が同じ画像を鑑賞することができる。また、ポインタ位置の同期をとることにより、全員が同じ部位に注目することができる。
(2)送信側カメラ200でポインタ位置が移動した場合には、その移動情報を受信側カメラ300へ送信し、受信側カメラ300では、移動情報に基づいてポインタを移動させるようにした。これによって、ポインタが移動された場合もポインタ位置の同期をとることができる。
(3)ポインタの移動情報として、移動後のポインタの座標値に関する情報を送信するようにした。これによって、送信するデータのデータ量を小さくすることができ、通信負荷を低減することができる。
(4)受信側カメラ300におけるポインタの形状はあらかじめ設定されているようにした。すなわち、受信側カメラ300は、フラッシュメモリ203内にポインタ画像を記録しておき、これを読み込んでポインタを表示するようにした。これによって、送信側カメラ200から受信側カメラ300へポインタ画像を送る必要がなく、通信負荷を低減することができる。
(5)送信側カメラ200の使用者は、表示されているポインタを消去できるようにし、送信側カメラ200でポインタが消去された場合には、その消去に関する消去情報を受信側カメラ300へ送信し、受信側カメラ300でもポインタを消去するようにした。これによって、ポインタ消去の同期もとることができる。
(6)送信側カメラ200では、ポインタを消去した後、所定時間が経過した場合には、ポインタを再表示するようにした。これによって、使用者によるポインタの再表示し忘れを防止することができ、使用者が注目部位を見失うことを防げる。
(7)送信側カメラ200でポインタが再表示された場合には、その再表示に関する情報を受信側カメラ300へ送信し、受信側カメラ300でもポインタを再表示するようにした。これによって、受信側カメラ300の使用者が注目部位を見失うことを防ぐことができる。
(8)送信側カメラ200で画像がズームされた場合には、そのズームに関するズーム情報を受信側カメラ300へ送信して受信側カメラ300でも画像をズームするようにした。これによって、双方のカメラでズームの同期をとることがで、同じ部位を拡大して詳しく見ることができるようになる。
(9)送信側カメラでズームを行う際には、ポインタの表示位置を中心に画像を拡大または縮小するか、あるいはLCDパネル205上に表示された画像の表示範囲の中心点を中心に画像を拡大または縮小するようにした。これによって、使用者に多様なズーム方法を提供することができる。
(10)送信側カメラ200においては、ズーム時の拡大倍率が所定倍率以上になった場合には、原画像、すなわちスチル画データから拡大後の表示用画像と画像表示範囲が等価な画像を切り出して、受信側カメラ300へ送信するようにした。これによって、デジタルズームに伴う画質の劣化を防いで、高画質な拡大画像を表示することができる。
(11)送信側カメラ200で画像がスクロールされた場合には、そのスクロールに関する情報を受信側カメラ300へ送信し、受信側カメラ300では、受信した情報に基づいて画像をスクロールさせるようにした。これによって、双方のカメラでスクロールの同期もとることができる。
(12)送信側カメラ200では、使用者がポインタを移動させた結果、ポインタが視野外、すなわち画面外側方向へ向けて移動された場合には、その移動方向に向けて画像をスクロールし、そのスクロール情報を受信側カメラ300へ送信するようにした。これによって、ポインタを常に視野内におきながら画像をスクロールすることができ、使用者が注目すべき部位を見失うことを防ぐことができる。
(13)受信側カメラ300でポインタの消去が指示された場合には、受信側カメラ300のみポインタを消去し、送信側カメラ200は消去しないようにした。また、受信側カメラ300で画像のズームが指示された場合には、受信側カメラ300のみズームを行い、送信側カメラ200はズームしないようにした。また、受信側カメラ300で画像のスクロールが指示された場合には、受信側カメラ300のみスクロールを行い、送信側カメラ200はスクロールしないようにした。これによって、イニシエータとしての送信側カメラ200の表示内容が、レスポンダーとしての受信側カメラ300上で行われた操作の影響を受けないようにすることができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の表示画像同期システムは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、画像内におけるポインタの座標値に関する情報をポインタに関する情報として送信側カメラ200から受信側カメラ300へ送信する例について説明した。しかしながら、それ以外のポインタ位置の同期をとるために必要な情報、例えば、ポインタの移動方向と移動量をポインタに関する情報として送信するようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、送信側カメラ200では、使用者によって選択された画像を使用者によるコマ送り操作によって1枚ずつ表示し、受信側カメラ300との間で表示画像およびポインタ位置の同期をとる例について説明した。しかしながら、送信側カメラ200はスライドショー再生機能を搭載している場合には、使用者によって選択された画像を自動的に切り替えながら再生する。そして、送信側カメラ200は、使用者によって選択された画像をその表示順に従って所定の周期で受信側カメラ300へ送信する。受信側カメラ300では、上述した実施の形態と同様に、送信側カメラ200から受信した画像をLCDモニタ205に表示することによって、双方のカメラの表示内容の同期をとるようにしてもよい。
このようなスライドショーの同期再生を行っている場合には、受信側カメラ300の使用者がスライドショー画像の表示時間の延長や拡大を行おうとすると同期がとれなくなり問題がある。そこで、受信側カメラ300は、使用者が所定のスイッチを操作することでスライドショー再生を停止できるようにしておき、使用者によって再生が停止された場合には、その停止に関する情報を送信側カメラ200へ送信する。送信側カメラ200では、この停止に関する情報を受信した場合には、受信側カメラ300への画像の送信を停止するとともに、送信側カメラ300上でのスライドショー再生を停止する。すなわち、送信側カメラ200のLCDパネル205にそのときに表示していた画像を表示し続ける。
送信側カメラ200および受信側カメラ300では、このようにスライドショーが停止された状態、すなわち再生中の1つの画像がLCDモニタ205に表示されている状態で、使用者は、上述したように、ポインタの移動、ズーム表示、およびスクロールの各操作を行うことができる。そして、送信側カメラ200でこれらの操作が行われた場合には、その情報を受信側カメラ300へ送信して、表示内容の同期をとる。その後、受信側カメラ300で使用者によってスライドショーの停止が解除されると、その解除に関する情報が送信側カメラ200へ送信され、送信側カメラ200はスライドショーの再生、および受信側カメラ300への画像の送信を再開する。
また、送信側カメラ200でもスライドショーを停止することができ、この場合には、送信側カメラ200は、スライドショーを停止すると共に、受信側カメラ300への画像の送信を停止する。これによって、送信側カメラ200でスライドショーが停止された場合もその同期をとることができる。
(3)上述した実施の形態では、送信側カメラ200に記録されている画像を受信側カメラ300へ送って、双方のカメラで表示内容の同期をとる例について説明した。しかしながら、受信側カメラ300で画像を閲覧している使用者が、表示された画像の中に気に入った画像があった場合には、その画像を受信側カメラ300で取り込んでメモリカードに保存できるようにしてもよい。
このために、送信側カメラ200から受信側カメラ300へ送信した各画像には、各画像を一意に識別するための画像IDを付加しておく。送信側カメラ200から受信側カメラ300へ画像を送信した場合には、その画像の画像IDを送信側カメラ200のフラッシュメモリ203、および受信側カメラ300のフラッシュメモリ203へそれぞれ記録しておく。そして、受信側カメラ300では、使用者によってこの画像IDが削除されるまでの間は、受信した画像をフラッシュメモリ203へ記録しておくようにする。一方、使用者によって画像IDが削除された場合には、その削除された画像IDに対応する画像をフラッシュメモリ203から削除する。
これによって、受信側カメラ300の使用者が画像IDを削除するまでの間は、過去に受信した画像をフラッシュメモリ203へ記録しておくことができ、受信側カメラ300の使用者は、気に入った画像を選んでメモリカード204に記録することができる。なお、この画像IDの他に、送信側カメラ200と受信側カメラ300のシリアル番号や画像の送信日時等の基本情報も併せてフラッシュメモリ203に記録しておけば、何時誰と画像を鑑賞したのか分かり、使用者の利便性が向上する。また、これらの情報や画像IDは、フラッシュメモリ203ではなくメモリカード204に記録するようにしてもよい。
また、使用者は、受信側カメラ300でサムネイル画像を閲覧しているときに、表示されているサムネイル画像の中から所望のサムネイル画像を選択できるようにする。そして、受信側カメラ300のメインCPU201aは、使用者によって選択されたサムネイル画像に対応するスチル画データの送信を、送信側カメラ200へ要求するようにしてもよい。このとき、受信側カメラ300からは、送信を要求するスチル画データの画像IDが送信側カメラ200へ送られる。送信側カメラ200においては、メインCPU201aは、受信側カメラ300から受信した画像IDに対応するスチル画データを受信側カメラ300へ送信する。これによって、使用者は、所望の画像のスチル画データを送信側カメラ200から取得することが可能になる。
(4)上述した実施の形態では、送信側カメラ200から受信側カメラ300へ画像を送信して、双方で表示する画像の同期をとる例について説明した。しかしながら、本発明で用いるデジタルカメラが、画像の表示とともに音声データや音楽データを再生することが可能な場合には、表示する画像の同期をとりながら音声データや音楽データを再生するようにしてもよい。
このとき、上述した実施の形態で表示する画像の同期をとった場合と同様に、送信側カメラ200で音声データや音楽データを再生するとともに、そのデータを受信側カメラ300へ送信して、受信側カメラ300でも受信した音声データや音楽データを再生するようにしてもよい。あるいは、再生する音声データや音楽データの同期はとらずに、それぞれのカメラで使用者が気に入った音声または音楽を再生するようにしてもよい。
しかし、上述した実施の形態のように、複数の使用者が送信側カメラ200と受信側カメラ300を持って同時に画像を鑑賞する場合には、送信側カメラ200と受信側カメラ300の距離が近い可能性が高い。このような場合には、送信側カメラ200または受信側カメラ300のいずれか一方の、フラッシュメモリ203またはメモリカード204に音声データや音楽データを記録しておき、表示する画像の同期をとるのと並行して、いずれか一方のカメラで音声データや音楽データを再生するようにすればよい。あるいは、送信側カメラ200または受信側カメラ300の両方に音声データや音楽データを記録しておき、送信側カメラ200の使用者と受信側カメラ300の使用者とが相談して、いずれかのカメラに記録されている気に入った音声または音楽を選択して再生するようにすればよい。
これによって、送信側カメラ200と受信側カメラ300との間で表示する画像の同期をとるとともに、音声や音楽を再生することができ、使用者は、より楽しみながら画像を鑑賞することができるようになる。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
表示画像同期システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 受信側カメラ300が1台の場合の表示画像同期システム100の構成例を模式的に示した図である。 送信側カメラ200および受信側カメラ300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 送信側カメラ200および受信側カメラ300の処理を示すフローチャート図である。 サムネイル一覧およびカーソル位置の同期をとる場合の具体例を示す図である。 カーソル形状の具体例を示す図である。 画像およびポインタ位置の同期をとる場合の具体例を示す図である。 画像を拡大表示した場合の同期例を示す図である。 画像をスクロールした場合の同期例を示す図である。
符号の説明
100 表示画像同期システム、200 送信側カメラ、201 DSCエンジン、201a メインCPU、201b 画像処理回路、201c JPEGコーデック、201d 表示コントローラ、201e Audioコーデック、201f SIO、GPIO、202 SDRAM、203 フラッシュメモリ、204 メモリカード、205 LCDパネル、206 水晶発振子(X‘tal)、207 スピーカ、208 操作スイッチ、209 撮影レンズ、210 撮像素子(CCD)、211 AFE、300 受信側カメラ

Claims (21)

  1. 記録媒体に記録された原画像および前記原画像に基づいて生成された表示用画像とを有する送信側機器と、受信側機器との間で、それぞれの機器が備える表示装置に表示する前記表示用画像の同期をとるための表示画像同期プログラムであって、
    コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記送信側機器が備える送信側表示装置に前記表示用画像および前記表示用画像内の任意の位置を指し示すためのポインタを出力して表示する表示制御手順と、
    前記送信側機器の使用者からの指示に基づいて前記表示用画像内で前記ポインタを移動させるポインタ移動制御手順と、
    前記送信側表示装置上に出力した前記表示用画像の画像データと、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置および前記ポインタの移動情報に関するポインタデータとを通信相手の受信側機器に対して送信する送信手順とを実行させ、
    前記コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記通信相手の送信側機器から送信された前記画像データおよび前記ポインタデータを受信する受信手順と、
    前記受信手順で受信した前記画像データを前記受信側機器が備える受信側表示装置へ出力して前記表示用画像を表示し、前記受信手順で受信した前記ポインタデータに基づいて、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置に前記受信側機器にあらかじめ設定されている形状の前記ポインタを表示すると共に、前記ポインタの移動情報に従って前記表示用画像内で前記ポインタを移動させる受信データ表示手順と、
    前記受信側機器の使用者からの指示に基づいて、前記受信データ表示手順で表示されている前記ポインタを消去する受信側ポインタ消去手順とを実行させるための表示画像同期プログラム。
  2. 請求項1に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記送信手順は、前記ポインタの移動後の座標値、または前記ポインタの移動方向および移動量のいずれかを前記ポインタの移動情報として前記通信相手の受信側機器へ送信することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記送信側機器の使用者からの指示に基づいて、前記表示用画像内に表示されている前記ポインタを消去する送信側ポインタ消去手順をさらに実行させ、
    前記送信手順は、前記ポインタの消去を指示するための消去情報を前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順で受信した前記ポインタの消去情報に基づいて、前記表示用画像内に表示されている前記ポインタを消去することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  4. 請求項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記表示制御手順は、前記送信側ポインタ消去手順によって前記ポインタが消去された場合には、所定時間経過後に、消去時の表示位置に前記ポインタを再表示することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  5. 請求項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記送信手順では、前記表示制御手順によって前記ポインタが再表示されたときには、前記再表示を指示するための再表示情報を前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順で受信した前記ポインタの再表示情報に基づいて、消去時の表示位置に前記ポインタを再表示することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記送信側表示装置に表示された前記表示用画像に対して解像度変換を施して、前記表示用画像を拡大または縮小する送信側デジタルズーム手順をさらに実行させ、
    前記送信手順は、前記表示用画像の拡大倍率または縮小倍率に関するズーム情報を前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順で受信した前記表示用画像のズーム情報に基づいて、前記受信側表示装置に表示した前記表示用画像を拡大または縮小することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  7. 請求項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記送信側デジタルズーム手順は、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置を中心に前記画像を拡大または縮小する第1のズームモード、および前記表示用画像の前記送信側表示装置に表示された範囲の中心位置を中心に前記画像を拡大または縮小する第2のズームモードのいずれかのズームモードを選択して、前記表示用画像を拡大または縮小することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  8. 請求項またはに記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記受信側表示装置に表示された前記表示用画像に対して解像度変換を施して、前記画像を拡大または縮小する受信側デジタルズーム手順をさらに実行させることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  9. 請求項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記受信側デジタルズーム手順は、前記表示用画像内における前記ポインタの表示位置を中心に前記画像を拡大または縮小する第1のズーム処理、および前記表示用画像の前記受診側表示装置に表示された範囲の中心位置を中心に前記画像を拡大または縮小する第2のズーム処理のいずれかの処理によって、前記表示用画像を拡大または縮小することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  10. 請求項のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記送信側デジタルズーム手順は、前記表示用画像の拡大倍率が所定倍率以上になった
    場合には、前記原画像から、拡大後の前記表示用画像と画像表示範囲が等価な拡大表示用画像を切り出し、
    前記表示制御手順は、前記送信側表示装置に前記拡大表示用画像を表示し、
    前記送信手順は、前記拡大表示用画像の画像データを前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順が受信した前記拡大表示用画像の画像データを前記受信側表示装置に出力して表示することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記送信側機器の使用者からの指示に基づいて、前記送信側表示装置に表示された前記表示用画像をスクロールする送信側スクロール手順をさらに実行させ、
    前記送信手順は、前記表示用画像のスクロールに関するスクロール情報を前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順で受信した前記スクロール情報に基づいて、前記受信側表示装置に表示した前記表示用画像をスクロールすることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  12. 請求項11に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記送信側スクロール手順は、前記ポインタ移動制御手順で前記ポインタが前記送信側表示装置の画面外方向へ移動された場合には、その移動方向に向けて前記表示用画像をスクロールし、
    前記送信手順は、前記表示用画像のスクロールに関するスクロール情報を前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順で受信した前記スクロール情報に基づいて、前記受信側表示装置に表示した前記表示用画像をスクロールすることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  13. 請求項11または12に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記受信側機器の使用者からの指示に基づいて、前記送信側表示装置に表示された前記表示用画像をスクロールする受信側スクロール手順をさらに実行させ、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順が前記送信側機器から前記スクロール情報を受信した場合には、前記受信側スクロール手順によるスクロール結果を破棄して、前記スクロール情報に基づくスクロールを行うことを特徴とする表示画像同期プログラム。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記記録媒体に記録されている前記表示用画像のうち、前記送信側機器の使用者によって選択された複数の表示用画像を所定時間間隔で順番に前記送信側表示装置に表示してスライドショーを実行するスライドショー実行手順をさらに実行させ、
    前記送信手順は、前記送信側機器の使用者によって選択された前記複数の表示用画像の画像データを前記所定時間間隔および順番で前記通信相手の受信側機器へ送信し、
    前記受信データ表示手順は、前記複数の表示用画像の画像データを前記受信手段により受信する毎に、前記受信側表示装置に切り替え表示してスライドショーを実行することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  15. 請求項14に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記スライドショー実行手順は、前記送信側機器の使用者によってスライドショーの停止が指示された場合には前記送信側表示装置上で実行しているスライドショーを停止し、
    前記受信データ表示手順は、前記受信手順による前記複数の表示用画像の画像データの受信が停止するのに応じて、前記受信側表示装置上で実行しているスライドショーを停止することを特徴とする表示画像同期プログラム。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記受信手順で受信した前記画像データに基づいて、前記表示用画像の中から使用者によって指定された表示用画像を選択する選択手順と、
    前記選択手順によって選択された前記表示用画像に対応する前記原画像の前記受信側機器への送信を要求する原画像要求情報を前記受信側機器に送信する原画像要求手順とをさらに実行させることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  17. 請求項16に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記原画像要求情報を受信する要求受信手順と、
    前記要求受信手順で受信した前記原画像要求情報に基づいて、要求された前記原画像を前記受信側機器へ送信する原画像送信手順とをさらに実行させることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記送信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記送信側画像表示装置への前記表示用画像の表示時に、音声データまたは音楽データを再生する送信側再生手順をさらに実行させることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  19. 請求項1〜18のいずれか一項に記載の表示画像同期プログラムにおいて、
    前記コンピュータを前記受信側機器として機能させるために、前記コンピュータに、
    前記受信側画像表示装置への前記表示用画像の表示時に、音声データまたは音楽データを再生する受信側再生手順をさらに実行させることを特徴とする表示画像同期プログラム。
  20. 請求項1〜19に記載の表示画像同期プログラムを実行する実行手段を備え、前記送信側機器または前記受信側機器として機能することを特徴とするデジタルカメラ。
  21. 送信側機器として機能させた1台の請求項20に記載のデジタルカメラと、受信側機器として機能させた少なくとも1台の請求項20に記載のデジタルカメラとで構成される表示画像同期システム。
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