JP5135393B2 - 生産プラント監視システム、圧延プラント監視装置及びシステム、生産プラント遠隔監視方法、並びに圧延プラント遠隔監視方法 - Google Patents

生産プラント監視システム、圧延プラント監視装置及びシステム、生産プラント遠隔監視方法、並びに圧延プラント遠隔監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、生産製品の状態を検出・監視する生産プラント監視技術に係り、詳しくは発生した品質不良や操業トラブルの解析や診断を生産プラントから採取したプロセスデータ、映像を含む監視データを用いて遠隔から行うのに好適な生産プラント監視装置及びシステム、生産製品がコイルであるときの圧延プラント監視システム、生産プラント遠隔監視方法、並びに圧延プラント遠隔監視方法に関する。
従来、生産プラントの監視に適用可能な周知技術としては、映像データを伝送する際、その重要性と伝送容量に配慮してデータ伝送量を適正化する「動画像通信システム」(特許文献1参照)等が挙げられる。
この動画像通信システムでは、映像の詳しく見たい部分の解像度を高くし、そうでない部分の解像度を低くすることにより、データ伝送量を許容伝送量の範囲内に収める手法が開示されている。
因みに、生産製品がコイルである場合の品質判定に係る周知技術としては、製品としてユーザに渡す鋼帯コイルに不良品を殆ど混入させることのない「鋼帯コイルの品質判定方法及び装置」(特許文献2参照)等が挙げられる。
特開平7−288806号公報 特開平9−85315号公報
上述した既存の生産プラントの監視に適用可能な技術では、例えば特許文献1記載の手法を生産プラントからの映像データ、プロセスデータ(通常、生産プラントは生産製品の状態を検出・監視するための複数のセンサと撮影手段とを有し、撮影手段から映像データが得られ、各センサからプロセスデータが得られる)が混在した情報を用いて生産プラントの操業異常を遠隔設置された端末で監視する目的で使用すると、映像データとして詳しく見たい部分が高解像度となり、そうでない部分が低解像度となって重要性に配慮したデータ伝送量が適正化される機能が構築されるとしても、解析に必要な生産製品の最小限の映像データとプロセスデータを対応づけて遠隔設置された端末側に提供されるものではないため、データ伝送上で合理的に高応答化することができないという問題がある。即ち、特許文献1記載の手法では、例えば生産プラントで解析したい生産製品の映像である操業異常に対応した時間帯の映像データや品質不良が発生した生産製品の不良部位に対応した時刻の映像データを遠隔設置された端末側にローディングして高応答化する機能が構築されることはないため、遠隔監視の用途では適用性が乏しい。
また、特許文献2の技術では、時間帯に応じてコイルの映像データを選択的に伝送することが配慮されておらず、異常や品質不良が起こっていない良好な操業に対応した映像データに関し、も決められた時刻毎に機械的に伝送する機能であり、解析に不要な映像データも大量に伝送されてしまう可能性も高く、遠隔保守での応答性を低下させてしまうために適用性が乏しいという問題がある。即ち、特許文献2記載の手法によっても、例えば圧延プラントで解析したいコイルの映像である操業異常に対応した時間帯の映像データや品質不良が発生したコイルの不良部位に対応した時刻の映像データを遠隔設置された端末側にローディングして高応答化する機能が構築されることはないため、遠隔監視の用途では適用性が乏しい。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、生産プラントで生産製品を遠隔監視するときにサーバ側から解析に必要な最小限の映像データをプロセスデータと対応づけて遠隔設置された端末側にローディングして高応答化機能を構築できる生産プラント監視システム、圧延プラント監視装置及びシステム、生産プラント遠隔監視方法、並びに圧延プラント遠隔監視方法を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の第1の手段は、生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該生産プラントにおける異常解析並びに生産製品の品質管理を行う生産プラント監視装置により構成されると共に、当該生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバと、通信網を介して監視サーバと接続されて遠隔設置されると共に、当該監視サーバから取り込んだプロセスデータ及び監視データを用いて生産プラントの異常解析並びに生産製品の品質管理を行う監視端末と、を備えた生産プラント監視システムであって、生産プラント監視装置は、生産プラントから取り込んだプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、生産プラントから取り込んだ監視データを収集するデータ収集手段と、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、取り込み時刻の情報が付与されたプロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、取り込み時刻の情報が付与された監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された取り込み開始時刻から取り込み終了時刻までの間、プロセスデータ蓄積手段からプロセスデータを抽出すると共に、指定された当該取り込み開始時刻から当該取り込み終了時刻までの間、監視データ蓄積手段から監視データを抽出して当該プロセスデータと当該監視データとのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、監視端末は、取得したいデータの開示時刻と終了時刻とを指定する時刻指定情報を監視サーバへ送信するデータ取得手段と、データ取得手段により通信網を介して監視サーバから時刻指定情報に基づいて取り込んだデータパックを格納する端末側データ蓄積手段と、表示画面を監視画面とする表示装置と、を備えると共に、当該データパックの指定したものを当該端末側データ蓄積手段から取り出してプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報とを用い、当該監視画面上に対して当該プロセスデータと当該監視データに含まれる映像データとを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該映像データが当該データパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示することを特徴とする。
本発明の第2の手段は、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、圧延プラントから取り込んだプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、圧延プラントから取り込んだ監視データを収集する監視データ収集手段と、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名をプロセスデータ及び監視データに対して付与するコイル名付与手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与されたプロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与された監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定されたコイル名に該当するプロセスデータをプロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する監視データの中で指定された条件に合致したデータを監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、データパック手段は、監視データに含まれる映像データに関し、コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについてのみを監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築することを特徴とする。
本発明の第3の手段は、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、圧延プラントから取り込んだプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、圧延プラントから取り込んだ監視データを収集する監視データ収集手段と、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名をプロセスデータ及び監視データに対して付与するコイル名付与手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与されたプロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与された監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定されたコイル名に該当するプロセスデータをプロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する監視データの中で指定された条件に合致したデータを監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、データパック手段は、監視データに含まれる映像データに関し、コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについては、大きな解像度として監視データ蓄積手段から抽出し、当該溶接点近傍以外のデータについては、小さな解像度として当該監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築することを特徴とする。
本発明の第4の手段は、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、圧延プラントから取り込んだプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、圧延プラントから取り込んだ監視データを収集する監視データ収集手段と、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名をプロセスデータ及び監視データに対して付与するコイル名付与手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与されたプロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与された監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定されたコイル名に該当するプロセスデータをプロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する監視データの中で指定された条件に合致したデータを監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、データパック手段は、監視データに含まれる映像データに関し、コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについては、単位時間の映像コマ数を大きな値として監視データ蓄積手段から抽出し、当該溶接点近傍以外のデータについては、単位時間の映像コマ数を小さな値として当該監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築することを特徴とする。
本発明の第5の手段は、上記第2の手段〜第4の手段の何れか1つの手段に係る圧延プラント監視装置により構成されると共に、圧延プラントに近接する場所に設置された監視サーバと、通信網を介して監視サーバと接続されて遠隔設置されると共に、当該監視サーバから取り込んだプロセスデータ及び監視データを用いて圧延プラントの異常解析並びにコイルの品質管理を行う監視端末と、を備えた圧延プラント監視システムであって、監視端末は、取得したいデータの開示時刻と終了時刻とを指定する時刻指定情報を監視サーバへ送信するデータ取得手段と、データ取得手段により通信網を介して監視サーバから時刻指定情報に基づいて取り込んだデータパックを格納する端末側データ蓄積手段と、表示画面を監視画面とする表示装置と、を備えると共に、当該データパックの指定したものを当該端末側データ蓄積手段から取り出してプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と映像データに付与された取り込み時刻の情報とを用い、当該監視画面上に対して当該プロセスデータ、及び当該映像データとしてコイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である当該溶接点近傍とのデータがデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示することを特徴とする。
本発明の第6の手段は、遠隔設置される監視端末と通信網を介して接続されると共に、生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバで蓄積したデータを用いて当該監視端末側で当該生産プラントの異常解析並びに生産製品の品質管理を行う生産プラント遠隔監視方法であって、監視サーバ側で生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集すると共に、当該プロセスデータ及び当該監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、監視サーバ側で取り込み時刻の情報が付与されたプロセスデータを蓄積すると共に、取り込み時刻の情報が付与された監視データを蓄積する第2の工程と、監視端末側でデータ取得に要する開始時刻及び終了時刻、監視データを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びに当該プロセスデータの選択条件を指定する第3の工程と、前記監視サーバ側で前記データ取得に要する開始時刻から終了時刻までの前記プロセスデータと着目するプロセスデータとの振る舞いが選択条件に合致した監視データを通信網を介して監視端末へ伝送する第4の工程と、監視端末側でプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報とを用いて監視画面上に対して当該プロセスデータ及び当該監視データに含まれる映像データを同期再生して表示する第5の工程と、監視端末側で監視画面上に対してプロセスデータ及び映像データを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該映像データが当該プロセスデータと監視データとのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第6の工程と、を有することを特徴とする。
本発明の第7の手段は、遠隔設置される監視端末と通信網を介して接続されると共に、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントに近接した場所に設置された監視サーバで蓄積したデータを用いて当該監視端末側で当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント遠隔監視方法であって、監視サーバ側で圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集する共に、当該プロセスデータ及び当該監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、監視端末側でプロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第2の工程と、監視端末側でコイルに対応するコイル名をプロセスデータ及び監視データに付与する第3の工程と、監視端末側で取り込み時刻の情報とコイル名とが付与されたプロセスデータを蓄積すると共に、当該取り込み時刻の情報と当該コイル名とが付与された監視データを蓄積する第4の工程と、監視端末側でコイル名と監視データとを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びに当該プロセスデータの選択条件を指定する第5の工程と、監視サーバ側でコイル名に対応したプロセスデータと着目するプロセスデータとの振る舞いが選択条件に合致した監視データを通信網を介して監視端末へ伝送する第6の工程と、監視端末側でプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報とを用いて監視画面上に対して当該プロセスデータ、及び当該監視データに含まれる映像データとしてコイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータを同期再生して表示する第7の工程と、監視端末側で監視画面上に対して同期再生表示時にプロセスデータと同期したコイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータが当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び監視データのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第8の工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、生産プラント(圧延プラント)で生産製品(コイル)を遠隔監視するときに監視サーバ側から解析に必要な最小限の映像データをプロセスデータと対応づけて監視端末側にローディングし、解析に先立って生産プラント(圧延プラント)のプロセスデータに加え、生産製品(コイル)に係る品質不良や操業トラブルが発生した時間帯の映像データのみを監視端末側にローディングし、特に監視端末側で監視画面上に対してプロセスデータ及び映像データを同期再生して表示するとき、プロセスデータと同期した映像データがプロセスデータと監視データとのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示するため、監視端末に対して応答性の良いデータ再生を行うことができ、生産プラント(圧延プラント)に対して遠隔設置された監視端末側でプロセスデータと映像データとを用いた解析を応答性良く行うことが可能になり、その結果として生産プラント(圧延プラント)の監視制御が効率化され、保守性についても向上する。
本発明の実施例1に係る圧延プラント監視システムの基本構成を示したブロック図である。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられる時刻付与手段の動作処理を示したフローチャートである。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられるプロセスデータ蓄積手段のプロセスデータを例示した模式図である。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられる映像データ蓄積手段の映像データを例示した模式図である。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられるデータパック手段の動作処理を示したフローチャートである。 図5で説明したデータパック手段が映像データを抽出するときの一形態を時刻に対するプロセスデータ(板厚)、映像データとの関係により示した模式図である。 図5で説明したデータパック手段が映像データを抽出するときの他形態を時刻に対するプロセスデータ(板厚、張力)、映像データとの関係により示した模式図である。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視端末に備えられるデータ取得手段の動作処理を示したフローチャートである。 図1に示す圧延プラント監視システムの監視端末における監視画面上の表示例を示した図である。 本発明の実施例2に係る圧延プラント監視システムの監視端末における監視画面上の表示例を示した図である。 本発明の実施例3に係る圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられるデータパック手段の動作処理を示したフローチャートである。 本発明の実施例4に係る圧延プラント監視システムの監視サーバに備えられるデータパック手段の動作処理を示したフローチャートである。 図12に示す圧延プラント監視システムの監視端末に備えられるデータ取得手段の動作処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の生産プラント監視システム、圧延プラント監視装置及びシステム、生産プラント遠隔監視方法、並びに圧延プラント遠隔監視方法について、図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明で云う生産プラントとは、圧延プラント、化学プラント、製造ライン等を示すものである。また、一般的に生産プラントには、生産製品の状態を検出・監視するための複数のセンサと撮影手段に代表される監視データ取得手段とが具備され、各センサからはプロセスデータが得られ、監視データ取得手段からは監視データ(撮影手段の場合には映像データ)が得られるものである。
最初に、本発明の生産プラント監視システムに備えられる生産プラント監視装置の技術的概要を簡単に説明する。ここでの生産プラント監視装置は、生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、その蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて生産プラントにおける異常解析並びに生産製品の品質管理を行うサーバ機能を持つ。その監視サーバは、生産プラントから取り込んだプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、生産プラントから取り込んだ監視データを収集する監視データ収集手段と、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、取り込み時刻の情報が付与されたプロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、取り込み時刻の情報が付与された監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された取り込み開始時刻から取り込み終了時刻までの間、プロセスデータ蓄積手段からプロセスデータを抽出すると共に、指定された取り込み開始時刻から取り込み終了時刻までの間、監視データ蓄積手段から監視データを抽出してプロセスデータ及び監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備えることを特色とする。
但し、係る監視サーバにおいて、データパック手段は、プロセスデータの値の振る舞いが所定の条件に合致した時刻を特定し、その時刻に関連付けて監視データ蓄積手段から監視データを選択的に抽出することによりデータパックを構築する機能、或いは監視データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについてのみを監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築する機能、或いは監視データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについては、大きな解像度で監視データ蓄積手段から抽出し、プロセスデータの値の変動が小さい時間帯にあるデータについては、小さな解像度で監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築する機能、或いは監視データに含まれる映像データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについては、単位時間の映像コマ数を大きな値として監視データ蓄積手段から抽出し、プロセスデータの値の変動が小さい時間帯にあるデータについては、単位時間の映像コマ数を小さな値として監視データ蓄積手段から抽出してデータパックを構築する機能の何れかを持つものである。
そこで、本発明の生産プラント監視システムは、上述した機能構成の生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバと、通信網(公衆網)を介して監視サーバと接続されて遠隔設置されると共に、監視サーバから取り込んだプロセスデータ及び監視データを用いて生産プラントの異常解析並びに生産製品の品質管理を行う監視端末と、を備えて構成される。因みに、監視サーバ及び監視端末は、よく知られているように、CPU、主メモリ、補助記憶部(HDD)等による記憶装置、表示装置、キーボードマウス等の入出力装置を備えて構成される情報処理(コンピュータ)機能を有するもので、通信網(公衆網)の代表であるインターネットを経由して情報(データ)の授受が可能である。
この生産プラント監視システムにおける監視端末は、取得したいデータの開示時刻と終了時刻とを指定する時刻指定情報を監視サーバへ送信するデータ取得手段と、データ取得手段により通信網を介して監視サーバから時刻指定情報に基づいて取り込んだデータパックを格納する端末側データ蓄積手段と、を備える。また、監視端末は、表示画面を監視画面とする表示装置を備えており、データパックの指定したものを端末側データ蓄積手段から取り出して監視画面上に対してプロセスデータ及び監視データに含まれる映像データを再生して表示する機能、或いはデータパックの指定したものを端末側データ蓄積手段から取り出してプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報を用い、監視画面上に対してプロセスデータ及び監視データに含まれる映像データを同期再生して表示する機能を備える。後者では、監視画面上でプロセスデータ及び監視データに含まれる映像データを同期再生して表示するとき、プロセスデータと同期した映像データがデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する機能を持たせることが好ましい。
即ち、監視端末におけるデータ取得手段は、少なくともデータ取り込みの開始及び終了の時刻、着目するプロセスデータ、これらのプロセスデータの許容偏差から成るデータ要求信号を監視サーバへ送信し、これに対して対応して監視サーバから送られてくるデータを取得する。端末側データ蓄積手段は、監視サーバから送信されたデータパックを蓄積する。
その他、監視端末は、端末側データ蓄積手段で蓄積したデータパックの中から解析対象となるデータパックを選択するデータ抽出手段と、プロセスデータと監視データとを再生する再生手段と、を備える。ここでの再生手段は、ユーザが選択した生産製品について、プロセスデータと監視データに含まれる映像データとを同期再生して監視画面上に表示し、ユーザに対して報知する同期再生手段であることが好ましい。尚、上述した同期性成否情報を合わせて表示する機能は、データ抽出手段及び同期再生手段が協働して得られるものである。
以下は、生産製品がコイルであり、生産プラントが熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、プロセッシングラインを含む圧延プラントである場合の圧延プラント監視システムについて、幾つかの実施例を挙げて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る圧延プラント監視システムの基本構成を示したブロック図である。
この圧延プラント監視システムは、図示されない圧延機が設置された工場内100に設置された圧延プラント135及びそれに近接する場所に設置された監視サーバ(上述した生産プラント監視装置に対応する圧延プラント監視装置と呼ばれても良い)101と、遠隔地150に設置された監視端末151と、これらをインターネット等で接続する通信網である公衆網170とから構成され、工場内100の監視サーバ101と遠隔地150の監視端末151とが公衆網170を介して情報(データ)通信を授受できるようになっている。
先ず、工場内100に設置された監視サーバ101及び圧延プラント135の処理機能について説明する。
監視サーバ101の監視対象は圧延プラント135である。ここでの圧延プラント135は、第1スタンド146、第2スタンド147、第3スタンド148、第4スタンド149の4つのスタンドで圧下力を加えることにより、鋼板141を徐々に薄くする。鋼板1411は溶接点144で後ろ側の鋼板と溶接点145で前側の鋼板とが繋がれており、所謂連続圧延が行われる。圧延プラント135には鋼板141や各種機器の状態を検出するため、種々の張力計142、板厚計143を含む計測器やカメラ139、140が取り付けられている。ここでは、一例として張力計142が鋼板141の第1スタンド146と第2スタンド147との間の鋼板141の張力を計測し、板厚計143が鋼板141の第4スタンド149の出口側の板厚を計測する。一般的に、その他に鋼板141の移動速度を検出する板速計、鋼板141が各スタンド間で引張られる力を計測する張力計、鋼板141の伸びの幅方向のバランスを計測する形状計等が備えられる。ここでは、これらの各種センサ(計測器)で計測したデータを総称してプロセスデータと呼ぶ。
また、カメラ139は、第1スタンド146の入口側の様子をモニタして映像データとして取り込む。カメラは通常複数備えられ、目的に応じて種々の位置に取り付けられる。第4スタンド149の出口側の様子をモニタして映像データとして取り込むカメラ140の場合もその一例である。
何れにせよ、鋼板141は圧延プラント135で圧延された後、溶接点144、1455の近傍で切断され、生産製品であるコイルとして巻取られる。
圧延プラント135の周辺機器である監視サーバ101に対してネットワーク133を介して接続されたコントローラ130は、圧延プラント135から実績データを取り込み、圧延プラント135を制御すると共に、取り込んだプロセスデータをネットワーク133経由で監視サーバ101に送信する。
同様に、監視サーバ101に対してネットワーク133を介して接続された周辺機器であるエンコーダ131は、カメラ139から取り込んだ映像データをネットワーク133経由で監視サーバ101に送信する。
監視サーバ101は、コントローラ130から伝送されるプロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段103と、プロセスデータ収集手段103が収集したプロセスデータを格納して蓄積するプロセスデータ蓄積手段104と、エンコーダ131から伝送される映像データを収集する映像収集手段105と、映像収集手段105が収集した映像データを格納して蓄積する映像データ蓄積手段106と、プロセスデータと映像データとのそれぞれにデータの収集時刻を特定するための時刻情報を付与する時刻付与手段107と、プロセスデータと映像データとに付与するコイル名を上位計算機から受け取ってプロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とに送出するコイル名付与手段110と、遠隔地150の監視端末151からの要求に対して、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とに蓄積されているデータの中から要求に該当するデータを抽出し、それらをデータの塊としてパックするデータパック手段108と、データパック111をデータベース化して蓄積するデータ蓄積手段109と、を備えて構成される。
尚、図1中に示すデータ蓄積手段109には、データベースのデータパック111にはAA0001のラベルが付加されている。表示装置の監視画面102は、データ蓄積手段109に蓄積されるデータパック111について、格納したいデータを特定したり、或いは蓄積されたデータを表示することができる。
次に、遠隔地150に設置された監視端末151及び圧延プラント135の処理機能について説明する。
監視端末151は、ネットワーク157に繋がれて表示装置の監視画面152上で圧延プラント135の状態を監視して表示するもので、遠隔地150側のネットワーク157に接続されたGW(ゲートウェイ)156が公衆網170を経由して工場内100側におけるGW(ゲートウェイ)132を介してネットワーク133に接続されており、係る接続構成によって監視サーバ101との間で信号を授受できる。
この監視端末151は、監視画面152からユーザが要求したデータに対して監視サーバ101に要求情報信号を送信し、対応して得られたデータを取得するデータ取得手段153と、データ取得手段153が取得したデータを蓄積する端末側データ蓄積手段154と、監視画面152からユーザが要求した解析対象のデータに対して、端末側データ蓄積手段154から該当するデータパックを抽出するデータ抽出手段155と、抽出したデータに対してプロセスデータと映像データとを同期再生して表示する同期再生手段156と、を備えている。
図2は、監視サーバ101に備えられる時刻付与手段107の動作処理を示したフローチャートである。
ここで、時刻情報を付与する目的は、プロセスデータ、映像データのそれぞれについて、これらを取得した時刻を記憶するためと、それぞれのデータがどのコイルに対応しているかを特定するための情報を添付するためである。時刻付与手段107はタイマで周期的に起動されるものである。実際のシステムでは、必要とされる時刻精度に従って20ms〜100ms程度で起動されることが多い。
時刻付与手段107の動作処理では、先ずプロセスデータの1つについて、コイルの溶接点144、145がプロセスデータの検出位置を通過したか否かの判定(ステップS201)を行う。
この判定の結果、溶接点144、145が検出位置を通過していれば監視サーバ101が内部で有している時刻を取り込み、前コイルの抜け時刻と後コイルの進入時刻を特定(ステップS202)してプロセスデータ蓄積手段104に出力した後、全てのプロセスデータに対して処理終了か否かの判定(ステップS203)を行うが、溶接点144、145が検出位置を通過していなければジャンプして全てのプロセスデータに対して処理終了か否かの判定(ステップS203)を行う。
次に、この判定の結果、全てのプロセスデータに対して処理終了でないときは初期処理のコイルの溶接点144、145がプロセスデータの検出位置を通過したか否かの判定(ステップS201)の前にリターンして次のプロセスデータに対して各処理を繰り返すようにするが、全てのプロセスデータに対して処理終了であればコイルの溶接点144、145がカメラ撮像位置を通過したか否かの判定(ステップS204)を行う。ここではカメラ139、140が複数台ある場合には何れか1つを対象にするものである。例えばカメラ139がミル入側を撮影しているとき、撮像位置はミルの位置である。
この判定の結果、溶接点144、145が撮影位置を通過していれば監視サーバ1011が内部で有している時刻を取り込み、前コイルの抜け時刻と後コイルの進入時刻を特定(ステップS205)して映像データ蓄積手段106に出力した後、全てのカメラ139、140に対して処理終了か否かの判定(ステップS206)を行うが、溶接点144、145が撮影位置を通過していなければジャンプして全てのカメラ139、140に対して処理終了か否かの判定(ステップS206)を行う。
更に、この判定の結果、全てのカメラ139、140に対して処理終了でないときは先のコイルの溶接点144、145がカメラ撮像位置を通過したか否かの判定(ステップS204)の前にリターンして次のカメラ(例えばカメラ139の後段に該当するカメラ140)に対して各処理を繰り返すようにするが、全てのカメラ139、140に対して処理終了であれば映像データのファイリングタイミングか否かの判定(ステップS207)を行う。
この判定の結果、映像データのファイリングタイミングであれば映像データに時刻をキーにしたファイル名付与(ステップS208)を行って映像データ蓄積手段106に出力した後、動作処理を終了するが、映像データのファイリングタイミングでなければジャンプしてそのまま動作処理を終了する。
因みに、圧延プラント135にカメラ139、140が複数備えられている場合を想定すると、通常は同一タイミングで映像データをファイリングすることが多いので、本実施例1では映像ファイリングのタイミングが同一である場合を示している。しかし、解像度の異なるカメラ139、140の場合等であっても、カメラ139、140毎に異なったタイミングでファイリングすることができる。時刻をキーにしたファイル名付与では、例えば201001301036.mpgとする場合を例示できる。
図3は、監視サーバ101に備えられるプロセスデータ蓄積手段104のプロセスデータを例示した模式図である。
図3を参照すれば、プロセスデータ蓄積手段104は、プロセスデータ収集手段1033から受信したプロセスデータを格納する時系列プロセスデータ蓄積手段301と、各コイルについて各プロセスデータの検出位置に侵入した時刻と検出位置を抜けた時刻とをそれぞれ開始時刻、終了時刻として格納するプロセス時刻情報蓄積手段302と、を有して構成される。
このうち、時系列プロセスデータ蓄積手段301は、第4スタンド149の出口側板厚(F4D板厚)、第1スタンド146及び第2スタンド147間の張力(F1 F2張力)、F1ロール速度等の検出値を取り込み時刻に対応付けて蓄積している。
また、プロセス時刻情報蓄積手段302は、コイル毎に各プロセスデータの検出位置に侵入した時刻と抜け時刻とが格納されており、たとえばコイル名A1001のコイルは第4スタンド149出口側板厚の検出位置に2010年1月30日10時30分24.150秒に進入したことで、このコイルの板厚の測定が開始され、2010年1月30日10時32分13.310秒にコイル抜けにより、このコイルの測定を完了したことが判る。
換言すれば、第4スタンド149出口側板厚から検出された時系列データに対して、2010年1月30日10時30分24.150秒から2010年1月30日10時32分13.310秒まではコイル名A1001のコイルに対応したデータであることを示している。
図4は、監視サーバ101に備えられる映像データ蓄積手段106の映像データを例示した模式図である。
図4を参照すれば、映像データ蓄積手段106は、映像データ収集手段105から受信した映像データを格納する時系列映像データ蓄積手段401と、各コイルについて各映像データの撮像位置に侵入した時刻と撮像位置を抜けた時刻とを格納する映像時刻情報蓄積手段402と、を有して構成される。
このうち、時系列映像データ蓄積手段401は、カメラ139、140で取り込んだ映像データを1分単位でファイリングし、取り込み時刻に対応付けて蓄積している。図示の例ではカメラ139、140等で2010年1月30日10時30分から1分間の間に取り込んだ映像データが、カメラ毎に201001301030.mpgのファイル名で格納され、それ以降は撮影した映像データ対して1分毎に取り込み開始時刻をファイル名として格納している様子を示している。
また、映像時刻情報蓄積手段402は、コイル毎に各映像データの撮像位置に侵入した時刻と抜け時刻とが格納されており、例えばコイル名A1001のコイルはカメラ140の撮像位置に2010年1月30日10時30分6.110秒に進入したことで、このコイルの映像の取り込みが開始され、2010年1月30日10時31分48.400秒にコイル抜けにより、このコイルの映像の取り込みを終了したことが分かる。
換言すれば、カメラ139で撮影された映像データに対して、2010年1月30日10時30分6.110秒から2010年1月30日10時31分48.400秒まではコイル名A1001のコイルに対応した映像であることを示している。他のカメラについても、同様の形態で映像データが蓄積されている。
図5は、監視サーバ101に備えられるデータパック手段108の動作処理を示したフローチャートである。
データパック手段108は、工場内100で監視サーバ101に備えられる表示装置の監視画面102又は遠隔地150で監視端末151に備えられる表示装置の監視画面152からユーザにより指定された条件に従って、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とから解析対象のデータを抽出し、データ蓄積手段109に格納する。
ここでのデータパック手段108の動作処理では、先ずユーザが監視画面102又は監視画面152から入力したデータ取得条件を取り込み、取得の対象となるデータを特定する。本実施例1ではデータ取得条件として、取得の開始時刻及び終了時刻、板厚、張力等の取得すべきプロセスデータを特定する情報、映像データを取得するカメラの名称、映像データの取得タイミングを選択するために着目するプロセスデータとこれらプロセスデータ変動の許容偏差を取り込む。これにより、データ取得開始・終了時刻、プロセスデータ名称、カメラ名称、変動着目プロセスデータと許容偏差を取り込み(ステップS501)する処理を行う。因みに、プロセスデータの変動が許容値を超えた時刻に関連した映像データのみを選択的に取得すれば、映像データの伝送量を大幅に削減できる。
次に、特定された各プロセスデータに関し、プロセスデータ蓄積手段104を検索し、取り込み開始時刻から終了時刻までのデータを抽出(ステップS502)した後、映像データの取得タイミングを選択するために着目するプロセスデータ(着目信号)について、抽出した範囲で値の変動を調べ、着目信号の変動が取り込んだ偏差を超えている時刻範囲を抽出時刻範囲として特定(ステップS503)する処理を行う。
引き続き、取得要求のあった映像データに対して、予め定められた手法で決定されるマージンを加えて各映像データに関し、抽出時刻範囲のデータを抽出(ステップS504)する処理を行う。この結果、監視端末151に送信される映像データが抽出されるが、同様に偏差の範囲外となった時刻範囲に対応した映像データも抽出される。実際には、映像データ蓄積手段106から、データ抽出の時刻範囲に関連する映像ファイルが抽出されるものである。
更に、取得要求のあった映像データに関し、溶接点近傍のデータを抽出(ステップS505)する処理を行う。ここでは溶接点の周りの予め定められた一定範囲の映像データを、監視端末151に送信する映像データとして抽出するものである。
最後に、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とから抽出したデータをデータ蓄積手段109に格納(ステップS506)する処理を行ってから動作処理を終了する。
図6は、図5で説明したデータパック手段108が映像データを抽出するときの一形態を時刻に対するプロセスデータ(板厚)、映像データとの関係により示した模式図である。
ここでは、偏差を超えている時刻範囲の特定方法をプロセスデータが板厚計143で計測した鋼板141の厚みである場合を例として説明する。
図6を参照すれば、抽出した板厚データ601に対して、その平均値の周りに許容される板厚の偏差602を定義する。そして板厚データ601が偏差の範囲外となった時刻範囲を偏差逸脱範囲603として特定する。
そこで、取得要求のあった映像データに対して予め定められた手法で決定されるマージン604、605を加えて映像データを抽出する時刻範囲とし、映像データ606を監視端末151に送信するデータとして抽出する。同様に板厚データ601が偏差の範囲外となった時刻範囲に対応した映像データとして、映像データ607を抽出する。更に、取得要求のあった映像データに関し、溶接点近傍のデータを抽出するときには、溶接点609の周りの予め定められた一定範囲の映像データ608を監視端末151に送信するデータとして抽出する。
図7は、図5で説明したデータパック手段108が映像データを抽出するときの他形態を時刻に対するプロセスデータ(板厚、張力)、映像データとの関係により示した模式図である。
図6ではプロセスデータが鋼板141の厚みである場合を説明したが、着目するプロセスデータは複数であっても構わず、図7では着目するプロセスデータが板厚計143で計測した鋼板141の厚みと張力計142で計測した鋼板141の張力との2つである場合を示している。
図7を参照すれば、板厚データ601と張力データ701とのそれぞれに偏差602と偏差702とを定義し、板厚データ601と張力データ701との何れかが偏差の範囲外の時刻を偏差逸脱範囲703として特定する。また、マージン704、705を加えて映像データを抽出する時刻範囲とし、映像データ706を監視端末151に送信するデータとして抽出したり、偏差の範囲外となった時刻範囲に対応した映像データとして、映像データ707を抽出したり、溶接点近傍のデータを抽出するときに溶接点609、709の周りの予め定められた一定範囲の映像データ708を監視端末151に送信するデータとして抽出する点は図6で説明した場合と同様である。このようにして、データ蓄積手段10に格納する映像データ706〜708を抽出することができる。
因みに、着目するプロセスデータを未入力とするか、偏差の範囲を十分大きくすれば、データパック手段108は、取得の開始時刻と終了時刻との間の全ての映像データを抽出する機能にすることにも対応できる。
図8は、監視端末151に備えられるデータ取得手段153の動作処理を示したフローチャートである。
データ取得手段153は、データパック手段108が図5で説明した処理手順に従ってデータ蓄積手段109に蓄積したデータパック111を監視端末151側に取り込む。
データ取得手段153の動作処理では、先ず監視画面152からユーザが入力したデータの取り込み開始・終了時刻、取り込みたいプロセスデータの名称、取り込みたい映像データに対応したカメラの名称、変動着目プロセスデータと許容偏差を取り込む。これにより、取り込み開始・終了時刻、プロセスデータ名称、カメラ名称、変動着目プロセスデータと許容偏差の取り込み、並びに監視サーバ101へデータ送信(ステップS801)する処理を行う。
次に、監視サーバ101のデータ蓄積手段109に蓄積された対応するデータパック111を監視端末151にダウンロード(ステップS802)する処理を行った後、ダウンロードにより取り込んだデータパック111を監視端末151の端末側データ蓄積手段154に保存(ステップS803)する処理を行ってから動作終了する。
この結果、図1に示される端末側データ蓄積手段154に蓄積されたデータパック157は、表示装置の監視画面152からのユーザ要求に従ってリスト形式等で監視画面152上に表示される。
尚、データ抽出手段155は、監視画面152でユーザが要求したデータパック名に対し、対応したデータパック157を端末側データ蓄積手段154から抽出して同期再生手段156に引き渡す。これにより、同期再生手段156は、プロセスデータと映像データとを同期再生して監視画面152上に表示する。因みに、プロセスデータ及び映像データに関し、の同期再生の技術は周知であり、例えば特開平5−79951号公報等に開示された技術をそのまま適用できるものである。
図9は、監視端末151における監視画面152上の表示例を示した図である。ここでは、監視画面152上にプロセスデータ901と映像データ902とが同期再生されて表示されている。監視画面152上のタイムインジケータ903は、表示されている映像データ902と時刻とが同期された箇所を示している。即ち、現在再生されている映像データ902とタイムインジケータ903とが存在している箇所のプロセスデータは、同一時刻に採取されたデータである。映像データ902の再生中は、タイムインジケータ903が再生中の映像時刻の進展に従って画面上を左側から右側へ移動する。また、タイムインジケータ903をマウスでクリックして左右に動かすと、その映像データ902がその時刻の映像に切り替わる。従って、例えば鋼板141が映像上で波うちしていた時刻で、鋼板141の板厚や張力の変動がどうだったか、鋼板141の板厚や張力が変動していた時刻の映像がどうだったか等について、映像データ解析とプロセスデータ解析とを駆使して多面的に解析することができる。
実施例1に係る圧延プラント監視システムでは、圧延プラント135から得られるプロセスデータと映像データとを扱う場合を説明したが、映像データの代わりに音声データが収集される場合でも、同様な構成で適用することができる。また、プロセスデータと映像データ及び音声データが混在している視聴系データである場合でも、同様な構成で適用することができる。但し、監視画面152上でプロセスデータ及び映像データを同期して再生して表示する機能上、少なくとも取得された映像を含む監視データを蓄積する監視データ蓄積手段を備える必要がある。更に、実施例1では指定された開始時刻から終了時刻までの間、全ての時刻のプロセスデータ及び或るプロセスデータの変動の大きい時刻に紐づいた映像データを抽出し、遠隔地150に設置された監視端末151に伝送する機能構成を説明したが、プロセスデータに関し、も変動の大きい箇所に限定して伝送することも可能であるので、こうした場合には一層伝送容量を縮小することができる。
図10は、本発明の実施例2に係る圧延プラント監視システムの監視端末151における監視画面152上の表示例を示した図である。
ここでの表示装置の表示画面である監視画面152は、プロセスデータ表示箇所について、映像データが紐付いている時刻を明示したものである。
図10を参照して説明すれば、係る監視画面152上では、プロセスデータ表示部の赤線等で示される映像データ抽出時刻帯1001が付加されており、この映像データ抽出時刻帯1001で映像データが抽出されてデータパック111に含まれて伝送されることを示している。この映像データ抽出時刻帯1001についての赤線の表示は、例えば図6に示した映像データ606〜608や図7に示した映像データ706〜708等の時刻に対応付けて表示すれば良いものである。
実施例2に係る監視画面152上での表示の結果、ユーザは表示されているプロセスデータの中で映像データを同期再生して表示可能な部位を容易に知ることができるため、解析効率を高めることができる。
図11は、本発明の実施例3に係る圧延プラント監視システムの監視サーバ101に備えられるデータパック手段108の動作処理を示したフローチャートである。
ここでのデータパック手段108は、映像データに関し、プロセスデータの変動が許容値を超えた時刻に関連したデータは高い解像度で監視端末151に伝送し、それ以外の時刻のデータは低い解像度で監視端末151に伝送する機能を持たせたものである。但し、係るデータパック手段108の動作処理では、図5で説明した実施例1に係るデータパック手段108の動作処理と対比した場合、前半部分は共通している。
図11を参照して説明すれば、データパック手段108の動作処理では、図5の場合と共通する動作処理として、データ取得開始・終了時刻、プロセスデータ名称、カメラ名称、変動着目プロセスデータと許容偏差を取り込み(ステップS1101)する処理と、特定された各プロセスデータに関し、プロセスデータ蓄積手段104を検索し、取り込み開始時刻から終了時刻までのデータを抽出(ステップS1102)する処理と、この後に行われる映像データの取得タイミングを選択するために着目するプロセスデータ(着目信号)について、抽出した範囲で値の変動を調べ、着目信号変動が取り込んだ偏差を超えている時刻範囲を抽出時刻範囲として特定(ステップS1103)する処理と、を行う。
引き続き、異なる処理として、取得要求のあった各映像データに関し、プロセスデータの変動が許容値を超えた時刻範囲に対して予め定められた手法で決定されるマージンを加えた時刻範囲を高い解像度で映像データを抽出する時刻範囲として決定し、それ以外の時刻のデータは低い解像度で抽出する。これにより、各映像データに関し、抽出時刻範囲のデータを高解像度で、それ以外のデータを低解像度で抽出(ステップS1104)する処理を行う。
また、取得要求のあった各映像データに関し、溶接点近傍のデータを高解像度で、それ以外のデータを低解像度で抽出(ステップS1105)する処理を行う。ここでは、実施例1で図6を参照して説明した場合と同様に、溶接点609の周りの予め定められた一定範囲の映像データ608を監視端末151に対して高解像度で送信する映像データとして抽出する。
最後に、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とから抽出したデータをデータ蓄積手段109に格納(ステップS1106)する処理を行ってから動作処理を終了する。
実施例3によれば、映像データをプロセスデータに紐付けて連続的に再生できると共に、重要度の低い時刻の映像データの解像度を下げることにより、映像データの伝送量を減少させることができる。尚、解像度を下げるときの処理として、1画面の情報量を減少させる手法が一般的であるが、単位時間のコマ数を減少させる手法を適用することもできる。例えば高解像度でデータを伝送する時間帯では毎秒20コマの映像データを伝送し、低解像度でデータを伝送する時間帯では毎秒2コマのデータを伝送すれば、低解像度でデータを伝送する時間帯の伝送データ量を高解像度でデータを伝送する時間帯の1/10に低減することができる。
図12は、本発明の実施例4に係る圧延プラント監視システムの監視サーバ101に備えられるデータパック手段108の動作処理を示したフローチャートである。
ここでのデータパック手段108は、データ取得要求を上述した各実施例のように時刻範囲でなく、コイル名で指定する場合を示している。但し、データパック手段108の基本機能自体は上述したように、工場内100で監視サーバ101に備えられる表示装置の監視画面102又は遠隔地150で監視端末151に備えられる表示装置の監視画面152からユーザにより指定された条件に従って、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とから解析対象のデータを抽出し、データ蓄積手段109に格納するものである。
図12を参照して説明すれば、データパック手段108の動作処理では、先ずユーザが監視画面102又は監視画面152から入力したデータ取得条件を取り込み、取得の対象となるデータを特定する。本実施例4ではデータ取得条件として、取得の対象とするコイル名、板厚、張力等の取得すべきプロセスデータを特定する情報、映像データを取得するカメラの名称、映像データの取得タイミングを選択するために着目するプロセスデータとこれらプロセスデータ変動の許容偏差を取り込む。これにより、コイル名、プロセスデータ名称、カメラ名称、変動着目プロセスデータと許容偏差を取り込み(ステップS1201)する処理を行う。因みに、ここでもプロセスデータの変動が許容値を超えた時刻に関連した映像データのみを選択的に取得することにより、映像データの伝送量を削減する。
次に、特定された各プロセスデータに関し、プロセスデータ蓄積手段104を検索し、該当コイルについて、このコイルの進入時刻から抜け時刻までのデータを抽出(ステップS1202)する。即ち、ここではプロセスデータ蓄積手段104におけるプロセス時刻情報蓄積手段302の該当コイル名と該当データ名とを検索し、コイルの進入時刻(開始時刻)と抜け時刻(終了時刻)とを抽出する。例えば図3中のコイル名A1001の第4スタンド149出口側F4D板厚は2010年1月30日10時30分24.150秒に検出が開始され、2010年1月30日10時32分13.310秒に検出が終了したことが、プロセス時刻情報蓄積手段302に蓄積されている情報から判る。このようにして、該当コイル名について、該当データの検出開始時刻に対応する進入時刻と終了時刻に対応する抜け時刻とを抽出できる。具体的には、この後に時系列プロセスデータ蓄積手段301から該当プロセスデータに関し、抽出した開始時刻から終了時刻までのデータを抽出した結果、該当プロセスデータに関し、抽出要求があったコイルのデータ(進入時刻、抜け時刻)を抽出するものである。
更に、映像データの取得タイミングを選択するために着目するプロセスデータ(着目信号)について、コイルの進入時刻から抜け時刻までの間、抽出した範囲で値の変動を調べ、着目信号変動が取り込んだ偏差を超えている時刻範囲を抽出時刻範囲として特定(ステップS1203)する処理を行う。
引き続き、取得要求のあった映像データに対して、予め定められた手法で決定されるマージンを加えて各映像データに関し、抽出時刻範囲と溶接点近傍のデータを抽出(ステップS1204)する処理を行う。
最後に、プロセスデータ蓄積手段104と映像データ蓄積手段106とから抽出したデータをデータ蓄積手段109に格納(ステップS1205)する処理を行ってから動作処理を終了する。
尚、初期的に指定するコイル名は、単一でも複数でも良く、また複数のコイルが連続している場合や不連続に圧延されたコイルを対象としても良い。この実施例4においても、実施例3の場合と同様に、映像データに関し、プロセスデータの変動の大きい時刻に紐づいたデータに関し、は高解像度で、それ以外のデータは低解像度で伝送するようにしても良い。
図13は、実施例4に係る圧延プラント監視システムの監視端末151に備えられるデータ取得手段153の動作処理を示したフローチャートである。
ここでのデータ取得手段153は、データパック手段108が図12で説明した処理手順に従ってデータ蓄積手段109に蓄積したデータパック111を監視端末151側に取り込む機能を持つ。
図13を参照して説明すれば、データ取得手段153の動作処理では、先ず監視画面152からユーザが入力したコイル名、取り込みたいプロセスデータの名称、取り込みたい映像データに対応したカメラの名称、変動着目プロセスデータと許容偏差を取り込む。これによりコイル名、プロセスデータ名称、カメラ名称、変動着目プロセスデータと許容偏差の取り込み、並びに監視サーバ101へデータ送信(ステップS1301)する処理を行う。
次に、監視サーバ101のデータ蓄積手段109に蓄積された対応する送信データパック111を監視端末151にダウンロード(ステップS1302)する処理を行った後、ダウンロードにより取り込んだデータパック111を監視端末151の端末側データ蓄積手段154に保存(ステップS1303)する処理を行ってから動作終了する。
因みに、各実施例の圧延プラント監視システムでは、プロセスデータの変動の大きさに着目して映像データの取得の有無を決定したが、プロセスデータをフーリエ変換して得られた周波数成分やプロセスデータの絶対値に着目することも考えられる他、溶接点からの距離等に着目してコイル毎に一律で映像データを伝送する手法も考えられる。
また、上述した各実施例では、生産製品をコイルとした場合の圧延プラント135を対象とする圧延プラント監視装置(監視サーバ101)を含む圧延プラント監視システムについて説明したが、コイル以外の生産製品を対象とした他の生産プラントについても、同様に適用できる。例えばビールの発酵の映像データとその状態温度等のプロセスデータとにより製造ラインを監視したいビール生産工場や、或いは飲料(液体)の映像データとその流量等のプロセスデータとにより製造ラインを監視したい食品プラント等にも同様の形態で適用することが可能である。
ところで、上述した各実施例の圧延プラント監視システムに係る技術的概要は、遠隔地150に設置される監視端末151と通信網(公衆網170)を介して接続されると共に、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラント135に近接した場所に設置される監視サーバ101で蓄積したデータを用いて監視端末151側で圧延プラント135の異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント遠隔監視方法として換言することができる。
こうした場合、本願発明の圧延プラント遠隔監視方法は、監視サーバ101側で圧延プラント135からプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集する共に、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、監視端末151側でプロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第2の工程と、監視端末151側でコイルに対応するコイル名をプロセスデータ及び監視データに付与する第3の工程と、監視端末151側で取り込み時刻の情報とコイル名とが付与されたプロセスデータを蓄積すると共に、取り込み時刻の情報とコイル名とが付与された監視データを蓄積する第4の工程と、監視端末15側でコイル名と監視データとを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びにプロセスデータの選択条件を指定する第5の工程と、監視サーバ101側でコイル名に対応したプロセスデータと着目するプロセスデータとの振る舞いが選択条件に合致した監視データを通信網(公衆網170)を介して監視端末151へ伝送する第6の工程と、監視端末151側でプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報とを用いて監視画面152上に対してプロセスデータ及び監視データに含まれる映像データを同期再生して表示する第7の工程と、監視端末151側で監視画面152上に対して同期再生表示時にプロセスデータと同期したコイル名で示されるコイルとコイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータがコイル名と紐付けられたプロセスデータ及び監視データのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第8の工程と、を有するものとなる。
また、生産製品がコイル以外であるときのプラント遠隔監視方法の1つは、遠隔地150に設置される監視端末151と通信網(公衆網170)を介して接続されると共に、生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバ101で蓄積したデータを用いて監視端末151側で生産プラントの異常解析並びに生産製品の品質管理を行うものであって、監視サーバ101側で生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集すると共に、プロセスデータ及び監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、監視サーバ101側で取り込み時刻の情報が付与されたプロセスデータを蓄積すると共に、取り込み時刻の情報が付与された監視データを蓄積する第2の工程と、監視端末151側でデータ取得に要する開始時刻及び終了時刻、監視データを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びにプロセスデータの選択条件を指定する第3の工程と、監視サーバ101側でデータ取得に要する開始時刻から終了時刻までのプロセスデータと着目するプロセスデータとの振る舞いが選択条件に合致した監視データを通信網(公衆網170)を介して監視端末151側へ伝送する第4の工程と、監視端末151側でプロセスデータに付与された取り込み時刻の情報と監視データに付与された取り込み時刻の情報とを用いて監視画面152上に対してプロセスデータ及び監視データに含まれる映像データを同期再生して表示する第5の工程と、監視端末151側で監視画面152上に対してプロセスデータ及び映像データを同期再生して表示するとき、プロセスデータと同期した映像データがプロセスデータと監視データとのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第6の工程と、を有するものとなる。
100 工場内
101 監視サーバ
102 監視画面
103 プロセスデータ収集手段
104 プロセスデータ蓄積手段
105 映像収集手段
106 映像データ蓄積手段
107 時刻付与手段
108 データパック手段
109 データ蓄積手段
135 圧延プラント
151 監視端末
152 監視画面
153 データ取得手段
154 端末側データ蓄積手段
155 データ抽出手段
156 同期再生手段

Claims (13)

  1. 生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該生産プラントにおける異常解析並びに生産製品の品質管理を行う生産プラント監視装置により構成されると共に、当該生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバと、通信網を介して前記監視サーバと接続されて遠隔設置されると共に、当該監視サーバから取り込んだ前記プロセスデータ及び前記監視データを用いて前記生産プラントの異常解析並びに前記生産製品の品質管理を行う監視端末と、を備えた生産プラント監視システムであって、
    前記生産プラント監視装置は、前記生産プラントから取り込んだ前記プロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、前記生産プラントから取り込んだ前記監視データを収集するデータ収集手段と、前記プロセスデータ及び前記監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、前記取り込み時刻の情報が付与された前記プロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、前記取り込み時刻の情報が付与された前記監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された取り込み開始時刻から取り込み終了時刻までの間、前記プロセスデータ蓄積手段から前記プロセスデータを抽出すると共に、指定された当該取り込み開始時刻から当該取り込み終了時刻までの間、前記監視データ蓄積手段から前記監視データを抽出して当該プロセスデータと当該監視データとのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、前記データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え
    前記監視端末は、取得したいデータの開示時刻と終了時刻とを指定する時刻指定情報を前記監視サーバへ送信するデータ取得手段と、前記データ取得手段により前記通信網を介して前記監視サーバから前記時刻指定情報に基づいて取り込んだ前記データパックを格納する端末側データ蓄積手段と、表示画面を監視画面とする表示装置と、を備えると共に、当該データパックの指定したものを当該端末側データ蓄積手段から取り出して前記プロセスデータに付与された前記取り込み時刻の情報と前記監視データに付与された前記取り込み時刻の情報とを用い、当該監視画面上に対して当該プロセスデータと当該監視データに含まれる映像データとを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該映像データが当該データパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示することを特徴とする生産プラント監視システム
  2. 請求項1記載の生産プラント監視システムにおいて、前記データパック手段は、前記プロセスデータの値の振る舞いが所定の条件に合致した時刻を特定し、当該時刻に関連付けて前記監視データ蓄積手段から前記監視データを選択的に抽出することにより、前記データパックを構築することを特徴とする生産プラント監視システム
  3. 請求項1又は2記載の生産プラント監視システムにおいて、前記データパック手段は、前記監視データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについてのみを前記監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする生産プラント監視システム
  4. 請求項1又は2記載の生産プラント監視システムにおいて、前記データパック手段は、前記監視データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについては、大きな解像度で前記監視データ蓄積手段から抽出し、当該プロセスデータの値の変動が小さい時間帯にあるデータについては、小さな解像度で当該監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする生産プラント監視システム
  5. 請求項1又は2記載の生産プラント監視システムにおいて、前記データパック手段は、前記監視データに含まれる映像データに関し、指定されたプロセスデータの値の変動が大きい時間帯にあるデータについては、単位時間の映像コマ数を大きな値として前記監視データ蓄積手段から抽出し、当該プロセスデータの値の変動が小さい時間帯にあるデータについては、単位時間の映像コマ数を小さな値として当該監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする生産プラント監視システム
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の生産プラント監視システムにおいて、前記監視端末は、前記データパックの指定したものを前記端末側データ蓄積手段から取り出して前記監視画面上に対して前記プロセスデータと前記監視データに含まれる前記映像データとを再生表示することを特徴とする生産プラント監視システム
  7. 熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、
    前記圧延プラントから取り込んだ前記プロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、前記圧延プラントから取り込んだ前記監視データを収集する監視データ収集手段と、前記プロセスデータ及び前記監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名を前記プロセスデータ及び前記監視データに対して付与するコイル名付与手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記プロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された前記コイル名に該当する前記プロセスデータを前記プロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する前記監視データの中で指定された条件に合致したデータを前記監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、前記データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、
    前記データパック手段は、前記監視データに含まれる映像データに関し、前記コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについてのみを前記監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする圧延プラント監視装置
  8. 熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、
    前記圧延プラントから取り込んだ前記プロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、前記圧延プラントから取り込んだ前記監視データを収集する監視データ収集手段と、前記プロセスデータ及び前記監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名を前記プロセスデータ及び前記監視データに対して付与するコイル名付与手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記プロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された前記コイル名に該当する前記プロセスデータを前記プロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する前記監視データの中で指定された条件に合致したデータを前記監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、前記データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、
    前記データパック手段は、前記監視データに含まれる映像データに関し、前記コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについては、大きな解像度として前記監視データ蓄積手段から抽出し、当該溶接点近傍以外のデータについては、小さな解像度として当該監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする圧延プラント監視装置
  9. 熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを取り込んで蓄積し、当該蓄積したプロセスデータ及び監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント監視装置であって、
    前記圧延プラントから取り込んだ前記プロセスデータを収集するプロセスデータ収集手段と、前記圧延プラントから取り込んだ前記監視データを収集する監視データ収集手段と、前記プロセスデータ及び前記監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する時刻付与手段と、コイル名を前記プロセスデータ及び前記監視データに対して付与するコイル名付与手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記プロセスデータを蓄積するプロセスデータ蓄積手段と、前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記監視データを蓄積する監視データ蓄積手段と、指定された前記コイル名に該当する前記プロセスデータを前記プロセスデータ蓄積手段から抽出すると共に、指定された当該コイル名に該当する前記監視データの中で指定された条件に合致したデータを前記監視データ蓄積手段から選択的に抽出して当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び当該監視データのセットであるデータパックを構築するデータパック手段と、前記データパックを蓄積するデータ蓄積手段と、を備え、
    前記データパック手段は、前記監視データに含まれる映像データに関し、前記コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータについては、単位時間の映像コマ数を大きな値として前記監視データ蓄積手段から抽出し、当該溶接点近傍以外のデータについては、単位時間の映像コマ数を小さな値として当該監視データ蓄積手段から抽出して前記データパックを構築することを特徴とする圧延プラント監視装置
  10. 請求項7〜9の何れか1項記載の圧延プラント監視装置により構成されると共に、前記圧延プラントに近接する場所に設置された監視サーバと、通信網を介して前記監視サーバと接続されて遠隔設置されると共に、当該監視サーバから取り込んだ前記プロセスデータ及び前記監視データを用いて当該圧延プラントの異常解析並びに前記コイルの品質管理を行う監視端末と、を備えた圧延プラント監視システムであって、
    前記監視端末は、取得したいデータの開示時刻と終了時刻とを指定する時刻指定情報を前記監視サーバへ送信するデータ取得手段と、前記データ取得手段により前記通信網を介して前記監視サーバから前記時刻指定情報に基づいて取り込んだ前記データパックを格納する端末側データ蓄積手段と、表示画面を監視画面とする表示装置と、を備えると共に、当該データパックの指定したものを当該端末側データ蓄積手段から取り出して前記プロセスデータに付与された前記取り込み時刻の情報と前記映像データに付与された前記取り込み時刻の情報とを用い、当該監視画面上に対して当該プロセスデータ、及び当該映像データとしてコイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である当該溶接点近傍とのデータが前記データパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示することを特徴とする圧延プラント監視システム
  11. 請求項10記載の圧延プラント監視システムにおいて、前記監視端末は、前記データパックの指定したものを前記端末側データ蓄積手段から取り出して前記監視画面上に対して前記プロセスデータ及び前記映像データを再生して表示することを特徴とする圧延プラント監視システム
  12. 遠隔設置される監視端末と通信網を介して接続されると共に、生産プラントに近接した場所に設置された監視サーバで蓄積したデータを用いて当該監視端末側で当該生産プラントの異常解析並びに生産製品の品質管理を行う生産プラント遠隔監視方法であって、
    前記監視サーバ側で前記生産プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集すると共に、当該プロセスデータ及び当該監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、前記監視サーバ側で前記取り込み時刻の情報が付与された前記プロセスデータを蓄積すると共に、前記取り込み時刻の情報が付与された前記監視データを蓄積する第2の工程と、前記監視端末側でデータ取得に要する開始時刻及び終了時刻、前記監視データを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びに当該プロセスデータの選択条件を指定する第3の工程と、前記監視サーバ側で前記データ取得に要する開始時刻から終了時刻までの前記プロセスデータと前記着目するプロセスデータとの振る舞いが前記選択条件に合致した前記監視データを前記通信網を介して前記監視端末へ伝送する第4の工程と、前記監視端末側で前記プロセスデータに付与された前記取り込み時刻の情報と前記監視データに付与された前記取り込み時刻の情報とを用いて監視画面上に対して当該プロセスデータ及び当該監視データに含まれる映像データを同期再生して表示する第5の工程と、前記監視端末側で前記監視画面上に対して前記プロセスデータ及び前記映像データを同期再生して表示するとき、当該プロセスデータと同期した当該映像データが当該プロセスデータと前記監視データとのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第6の工程と、を有することを特徴とする生産プラント遠隔監視方法
  13. 遠隔設置される監視端末と通信網を介して接続されると共に、熱間圧延プラント、冷間圧延プラント、及びプロセッシングラインを含む圧延プラントに近接した場所に設置された監視サーバで蓄積したデータを用いて当該監視端末側で当該圧延プラントの異常解析並びに生産製品であるコイルの品質管理を行う圧延プラント遠隔監視方法であって、
    前記監視サーバ側で前記圧延プラントからプロセスデータ及び少なくとも映像を含む監視データを収集する共に、当該プロセスデータ及び当該監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第1の工程と、前記監視端末側で前記プロセスデータ及び前記監視データに対して取り込み時刻の情報を付与する第2の工程と、前記監視端末側で前記コイルに対応するコイル名を前記プロセスデータ及び前記監視データに付与する第3の工程と、前記監視端末側で前記取り込み時刻の情報と前記コイル名とが付与された前記プロセスデータを蓄積すると共に、当該取り込み時刻の情報と当該コイル名とが付与された前記監視データを蓄積する第4の工程と、前記監視端末側で前記コイル名と前記監視データとを選択する目的で着目するプロセスデータ、並びに当該プロセスデータの選択条件を指定する第5の工程と、前記監視サーバ側で前記コイル名に対応した前記プロセスデータと前記着目するプロセスデータとの振る舞いが前記選択条件に合致した前記監視データを前記通信網を介して前記監視端末へ伝送する第6の工程と、前記監視端末側で前記プロセスデータに付与された前記取り込み時刻の情報と前記監視データに付与された前記取り込み時刻の情報とを用いて監視画面上に対して当該プロセスデータ、及び当該監視データに含まれる映像データとして前記コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である溶接点近傍とのデータを同期再生して表示する第7の工程と、前記監視端末側で前記監視画面上に対して前記同期再生表示時に前記プロセスデータと同期した前記コイル名で示されるコイルと当該コイルの繋ぎ目である前記溶接点近傍とのデータが当該コイル名と紐付けられた当該プロセスデータ及び前記監視データのセットであるデータパックに含まれている時刻と含まれていない時刻とを判定するための同期性成否情報を合わせて表示する第8の工程と、を有することを特徴とする圧延プラント遠隔監視方法。
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