JP6308926B2 - プラント監視制御装置 - Google Patents
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Description
なお、特許文献1では、アラーム情報が発生した時刻へ頭出しし、監視画面をリプレイする手法が開示されている。
しかしながら、特許文献1のものでは、アラーム情報が発生した時刻へ頭出しするだけのものであり、ユーザが再生したい場面候補をユーザに提示するようにはなっていなかった。
このため、特許文献1のものは、使いにくいという問題があった。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御装置を示すシステム構成図である。
図1において、プラント監視制御装置1は、プラント機器の状態を監視、制御し、さらにプラント機器から収集した各種データを蓄積する。画面2は、プラントの状態を表示する。プラント情報処理装置3は、モータやポンプ、弁、計装機器であるプラント機器を制御し、また計測する。プラント制御バス11は、プラント監視制御装置1とプラント情報処理装置3との間で双方向に情報、制御指令の伝達を実現するためのバスである。
図2において、1〜3、11は図1におけるものと同一のものである。図2では、プラント監視制御装置1の詳細構成を示している。
表示制御部1aは、画面2へのプラント状態の表示を制御する。データ処理部1bは、プラント機器にて計測したデータの処理や、表示制御部1aからの指令を処理する。データ格納部1cは、プラント情報処理装置3を介して、プラント機器から収集したプラントデータを格納する。
図3において、データ処理部1bは、プラントデータを保存する際、PV値(アナログ量の計測値)について、サンプリング毎の変化量21を計算し、計算結果をパラメータとして、データ格納部1cに保存する。
プラント機器からプラントデータを収集し、そのデータをデータ格納部1cに格納するプラント監視制御装置1において、プラントデータを保存する際、PV値について、サンプリング毎の変化量21をデータ処理部1bにて計算し、パラメータとして、データ格納部1cに保存する(Step1)。
データ処理部1bは、Step2でユーザが入力した信号種別と期間に該当するパラメータをデータ格納部1cから取得する(Step3)。
ユーザが指定した期間の中で、閾値を超えるパラメータを多く有する上位10個の期間(イベントの発生期間)を計算する(Step4)。
Step4の計算結果について、表示制御部1aを介して、リプレイ再生するためのリプレイ候補として、画面2に出力する(Step5)。
また、これにより、ユーザは、イベントの発生タイミングの期間を知らない場合であっても、イベントの探索を不要とすることができる。
図5は、この発明の実施の形態2によるプラント監視制御装置の信号種別としてAIアラームを指定してリプレイ候補を表示する機能を示す図である。
図5において、データ処理部1bは、プラントデータを保存する際、AIアラーム(計測値などのアナログ量に対するアラーム信号)について、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(AIアラームの発生頻度)31を計算し、計算結果をパラメータとして、データ格納部1cに保存する。
なお、実施の形態2のプラント監視制御装置1の構成は、図2に示すものと同じである。
プラント機器からプラントデータを収集し、データ格納部1cに格納するプラント監視制御装置1において、プラントデータを保存する際、AIアラームについて、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(発生頻度)31をデータ処理部1bにて計算し、パラメータとして、データ格納部1cに保存する(Step11)。
データ処理部1bは、Step12でユーザが入力した信号種別と期間に該当するパラメータをデータ格納部1cから取得する(Step13)。
ユーザが指定した期間の中で、閾値を下回るパラメータを多く有する上位10個の期間を計算する(Step14)。
Step14の計算結果について、表示制御部1aを介して、画面2に出力する(Step15)。
これにより、効果的にリプレイ機能を使用することができる。
図7は、この発明の実態の形態3によるプラント監視制御装置の信号種別としてDIアラームを指定してリプレイ候補を表示する機能を示す図である。
図7において、データ処理部1bは、プラントデータを保存する際、DIアラーム(接点入力などのデジタル値に対するアラーム信号)について、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(状態変化の頻度)41を計算し、計算結果をパラメータとして、データ格納部1cに保存する。
なお、実施の形態3のプラント監視制御装置1の構成は、図2に示すものと同じである。
プラント機器からプラントデータを収集し、データ格納部1cに格納するプラント監視制御装置1において、プラントデータを保存する際、DIアラームについて、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(DIアラームの状態変化の頻度)41をデータ処理部1bにて計算し、パラメータとして、データ格納部1cに保存する(Step21)。
データ処理部1bは、Step22でユーザが入力した信号種別と期間に該当するパラメータをデータ格納部1cから取得する(Step23)。
ユーザが指定した期間の中で閾値を下回るパラメータを多く有する上位10個の期間を計算する(Step24)。
Step24の計算結果について、表示制御部1aを介して、画面2に出力する(Step25)。
これにより、効果的にリプレイ機能を使用することができる。
実施の形態1〜実施の形態3では、プラントデータ取得時にサンプリング毎の変化量/前回のアラーム発生から今回アラーム発生までの時間について計算し、リプレイ候補を表示する機能について述べたが、実施の形態4は、リプレイ機能使用時にサンプリング毎の変化量/前回のアラーム発生から今回アラーム発生までの時間について計算し、リプレイ候補を表示する機能についてのものである。
なお、実施の形態4のプラント監視制御装置1の構成は、図2に示すものと同じである。
プラント機器からプラントデータを収集し、データ格納部1cに格納するプラント監視制御装置1において、ユーザは、視聴したいリプレイ映像の信号種別と期間を画面2に入力する(Step31)。データ処理部1bは、Step31で、ユーザが入力した信号種別と期間に該当するプラントデータをデータ格納部1cから取得する(Step32)。
信号種別がAIアラームの場合、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(発生頻度)をデータ処理部1bにて計算する。
DIアラームの場合、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(状態変化の頻度)をデータ処理部1bにて計算する。
そして、計算結果をパラメータとしてデータ格納部1cに保存する(Step33)。
ユーザが指定した期間の中で、閾値を上回る(PV値の場合)/下回る(AIアラーム、DIアラームの場合)パラメータを多く有する上位10個の期間を計算する(Step34)。
Step34の計算結果について、表示制御部1aを介して、画面2に出力する(Step35)。
図10は、この発明の実態の形態5によるプラント監視制御装置のユーザが指定したリプレイ映像と過去の類似したリプレイ映像とを同時に再生する機能における画面を示す図である。
図10において、画面2に、ユーザが選択した今回のリプレイ映像51と、これに類似した過去のリプレイ映像52を同時に表示している。
実施の形態5では、過去に再生したリプレイ映像をサンプルデータとしてデータ格納部1cに蓄積する。ユーザが指定したリプレイ候補と類似したサンプルデータをデータ格納部1cから取り出し、ユーザが指定したリプレイ候補と同時再生することで、過去のリプレイ映像52と、ユーザが指定した今回のリプレイ映像51の違いを比較しながら視聴する。
なお、実施の形態5のプラント監視制御装置1の構成は、図2に示すものと同じである。
プラント機器からプラントデータを収集し、データ格納部1cに格納するプラント監視制御装置1において、ユーザは、視聴したいリプレイ映像の信号種別と期間を画面2に入力する(Step41)。
データ処理部1bは、Step41でユーザが入力した信号種別と期間に該当するパラメータをデータ格納部1cから取得する(Step42)。
ユーザが指定した期間の中で、閾値を上回る(PV値の場合)/下回る(AIアラーム、DIアラームの場合)パラメータを多く有する上位10個の期間を計算する(Step43)。
Step43の計算結果について、表示制御部1aを介して、画面2に出力する(Step44)。
ユーザが選択したリプレイ候補と、これに類似する過去のサンプルデータをデータ格納部1cから取得する(Step46)。
データ処理部1bは、表示制御部1aを介して、ユーザが選択したリプレイ候補の今回のリプレイ映像51と、これに類似する過去のサンプルデータによる過去のリプレイ映像52を上下に並べて画面2に出力する(Step47)。
図12は、この発明の実態の形態6によるプラント監視制御装置の詳細構成図である。
図12において、1、1a〜1c、2、3、11は図2におけるものと同一のものである。図12では、プラント監視制御装置1に、プラントデータを格納したリムーバブル装置4が接続されている。
まず、リムーバブル装置4を増設する(Step51)。
ユーザは、視聴したいリプレイ映像の信号種別と期間を画面2に入力する(Step52)。
データ処理部1bは、Step52でユーザが入力した信号種別と期間に該当するパラメータをデータ格納部1cとリムーバブル装置4から取得する(Step53)。このとき、リムーバブル装置4のプラントデータに該当するパラメータが保存されていない場合には、パラメータを計算してリムーバブル装置4に保存しておく。
Step54の計算結果について、表示制御部1aを介して、画面2に出力する(Step55)。
1c データ格納部、2 画面、3 プラント情報処理装置、4 リムーバブル装置、
11 プラント制御バス、21 PV値のサンプリング毎の変化量、
31 前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(発生頻度)、
41 前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間(状態変化の頻度)、
51 今回のリプレイ映像、52 過去のリプレイ映像。
Claims (6)
- プラントの監視画面を再生するリプレイ機能を有するプラント監視制御装置であって、
サンプリングされたプラントデータを保存するデータ格納部、
このデータ格納部に保存された上記プラントデータのサンプリングごとに変化の度合いを示すパラメータを計算し、計算結果を上記データ格納部に保存するデータ処理部、
および上記リプレイ機能によるリプレイ動画を表示するとともに入力が行われる画面を形成する表示制御部を備え、
上記プラントデータは、アラーム信号であり、上記パラメータは、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間であるとともに、
上記データ処理部は、上記画面に入力された信号種別および期間に基づき、上記データ格納部から該当する上記パラメータを抽出し、解析することにより、イベントの発生期間のリプレイ候補を1つ以上選定して、上記表示制御部を介して上記画面に表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - プラントの監視画面を再生するリプレイ機能を有するプラント監視制御装置であって、
サンプリングされたプラントデータを保存するデータ格納部、
上記プラントデータのサンプリングごとに変化の度合いを示すパラメータを計算するデータ処理部、
および上記リプレイ機能によるリプレイ動画を表示するとともに入力が行われる画面を形成する表示制御部を備え、
上記プラントデータは、アラーム信号であり、上記パラメータは、前回のアラーム発生から今回のアラーム発生までの時間であるとともに、
上記データ処理部は、上記リプレイ機能使用時に、上記画面に入力された信号種別および期間に基づき、上記データ格納部から上記プラントデータを取得して上記パラメータを計算し、このパラメータを解析することにより、イベントの発生期間のリプレイ候補を1つ以上選定して、上記表示制御部を介して上記画面に表示することを特徴とするプラント監視制御装置。 - 上記アラーム信号は、アナログ値に対するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視制御装置。
- 上記アラーム信号は、デジタル値に対するものであることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視制御装置。
- 上記データ格納部には、過去に再生したリプレイ動画がサンプルデータとして保存され、
上記データ処理部は、上記画面に表示されたリプレイ候補のうちの選択されたリプレイ候補に類似したサンプルデータを上記データ格納部から取得し、当該リプレイ候補とともに再生することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。 - プラントデータを保存したリムーバブル装置を備え、
上記データ処理部は、上記画面に入力された信号種別と期間に該当するプラントデータを上記リムーバブル装置から取得し、この取得したプラントデータから上記パラメータを生成して、イベントの発生期間のリプレイ候補を1つ以上選定して、上記表示制御部を介して上記画面に表示することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
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