JP2011253476A - 運転操作履歴収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】分散形計算機制御システム(DCS)に対し、プロセスデータやアラームイベントデータ、及びオペレータの監視・操作履歴を、互いに関連付けて時系列に保存し、表示することを可能とする運転操作履歴収集システムを提供する。
【解決手段】プラントを制御する分散形計算機制御システム109に接続される運転操作履歴収集システム108であって、プロセスデータとアラームイベントデータ、分散形計算機制御システムのモニタ102の表示画面情報と映像情報、及びオペレータの操作情報を、同期して且つ時系列的に収集し保存する情報収集部と情報保存部を備える。さらに、情報保存部に保存したプロセスデータ、アラームイベントデータ、表示画面情報、映像情報、及び操作情報のうち、任意のデータまたは情報の全てまたは一部を抽出する抽出条件が入力され、抽出条件に基づいてデータまたは情報を抽出し表示装置に同期して表示する演算処理部を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラントにおける分散形計算機制御システム(DCS)に関し、より詳細には、分散形計算機制御システム(DCS)のデータを収集するシステムに関する。
分散形計算機制御システム(DCS)が制御するプロセスプラントでは、各種の運転データを収集して保存している。例えば、プロセスデータは、分散形計算機制御システム(DCS)本体によりトレンドデータとして保存され、アラームイベントは、分散形計算機制御システム(DCS)本体によるヒストリカルデータとして保存されている。従来、トレンドデータとヒストリカルデータは、別々に分散して保存されていた。従って、これらのデータの関連性を解析するためには、人によるデータの突合せが必要になり、膨大な作業量となるばかりか、関連性があっても見出せない可能性がある。
特許文献1には、パーソナルコンピュータにトレンドデータや履歴データ(ヒストリカルデータ)などを保存するプラント運転制御装置が開示されている。このプラント運転制御装置では、トレンドデータと履歴データを相互に関連付けて、表示することができる。
しかし、従来の分散形計算機制御システム(DCS)では、上述したようにトレンドデータとヒストリカルデータが分散して保存されているため、これらのデータとモニタの画面情報やオペレータによるキーボードやマウスの操作情報を、互いに関連付けて収集・保存する機能がない。従って、プロセスデータの変動時またはアラームイベントの発生時に、オペレータがどのような画面を表示させ、どのような操作を行っているのかは、オペレータ個人の記憶に頼るものとなり、情報として顕在化されていない。
特開2002−358117号公報
分散形計算機制御システム(DCS)が導入されるような複雑且つ大規模なプロセスプラントでは、熟練オペレータがどのような情報を得ながらどのような操作を行っているかは、そのオペレータの経験的知見による感覚的なものでしか存在していない。このため、熟練オペレータが不在となると、継続して安定的にプラントを操業できない可能性がある。
また、トラブルまたは事故の発生時には、プロセスデータやアラームイベントデータと関連付けられている画面表示情報やオペレータによる操作情報がないため、どのような経過でトラブルや事故が発生したか解析できない場合がある。
このため、分散形計算機制御システム(DCS)に対して、プロセスデータやアラームイベントデータ、及びオペレータの監視・操作履歴を、互いに関連付けて時系列に保存し、表示することができるシステムが望まれている。
本発明の目的は、分散形計算機制御システム(DCS)に対し、プロセスデータやアラームイベントデータ、及びオペレータの監視・操作履歴を、互いに関連付けて時系列に保存し、表示することを可能とする運転操作履歴収集システムを提供することである。
本発明による運転操作履歴収集システムは、次のような構成をとる。
プラントを制御する分散形計算機制御システム(DCS)と前記プラントの運転操作履歴を表示する表示装置とに接続される運転操作履歴収集システムであって、前記分散形計算機制御システム(DCS)からのプラント制御に関するプロセスデータとアラームイベントデータ、前記分散形計算機制御システム(DCS)のオペレータが監視しているモニタの表示画面情報と映像情報、及び前記オペレータの操作情報を、同期して且つ時系列的に収集し保存する情報収集部及び情報保存部を備える。さらに、前記情報保存部に保存した前記プロセスデータ、前記アラームイベントデータ、前記表示画面情報、前記映像情報、及び前記操作情報のうち、任意のデータまたは情報の全てまたは一部を抽出するための抽出条件が入力され、前記抽出条件に基づいてデータまたは情報を抽出し前記表示装置に同期して表示する演算処理部を備える。
本発明により、分散形計算機制御システム(DCS)に対し、オペレータの監視、操作履歴を時系列に表示・保存することが可能となり、合わせて関連するプロセスデータやアラームイベントデータを表示・保存することが可能となる。
これにより、オペレータの監視、操作内容を顕在化することができ、例えばトラブル発生時には、プロセスの挙動とオペレータの監視、操作履歴を時系列に表示でき、原因究明を支援することができる。
運転操作履歴収集システムと分散形計算機制御システム(DCS)の構成と情報の流れを示す図。 運転操作履歴収集システムのシステム構成を示す図。 プロセスデータと閾値によって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図。 アラームイベントによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図。 モニタに表示された画面とプロセスデータによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図。 オペレータが行った操作とプロセスデータによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図。 開始時刻と終了時刻によって、モニタ映像を再生する手順を説明する図。
本発明による運転操作履歴収集システムは、分散形計算機制御システム(DCS)と接続し、分散形計算機制御システム(DCS)の入出力情報であるプロセスデータ及びアラームイベントデータと同期して、オペレータが監視しているモニタの表示画面情報及びオペレータによる操作情報の履歴を収集して保存する。また、収集・保存したデータを関連付け情報に基づいて抽出する。モニタに表示されるモニタ映像も運転操作履歴収集システムが収集して保存する。
「関連付け情報」とは、どのデータをどのように抽出するかという、データとその抽出条件とを関連付けた情報である。
「同期」とは、プロセスデータ及びアラームイベントデータと、モニタに表示されている画面(表示画面情報)及びこれらに対するオペレータの操作(操作情報)を、実際の表示時や操作時と同じであるように時間的に一致させることをいう。
「表示画面情報」とは、モニタに表示された全ての情報であり、トレンド、グラフィック、計器、グラフなどの表示を含めた、ウィンドウ画面の表示情報である。
「操作情報」とは、入力装置を用いて行う分散形計算機制御システム(DCS)の操作に関する情報である。以下では、入力装置として、キーボードとマウスを用いる場合について説明する。
(構成及び動作の説明)
以下、本発明による運転操作履歴収集システムの構成例及び動作例を、図1、2を用いて説明する。
図1は、本発明による運転操作履歴収集システムと分散形計算機制御システム(DCS)の構成と情報の流れを示す図である。
分散形計算機制御システム(DCS)109は、オペレータズコンソール101を有する。オペレータズコンソール101は、プラント情報であるプロセスデータ(温度や圧力など、プラントのプロセス状態を表すデータ)とアラームイベントデータ(警告やエラーなど、発生したアラームイベントに関するデータ)をプラントから受信し、保持する。これらのデータは、モニタ102に表示される。また、オペレータによるキーボード103やマウス104の操作情報も、合わせてモニタ102に表示される。
運転操作履歴収集システム108は、分散形計算機制御システム(DCS)109と接続されており、オペレータズコンソール101からプロセスデータ、アラームイベントデータ、表示画面情報、及び時刻データを受信する。また、運転操作履歴収集システム108は、モニタ102に表示される映像(モニタ映像)、及びオペレータによるキーボード103とマウス104の操作情報(キーボード操作情報、マウス操作情報)も受信する。
モニタ映像は、オペレータズコンソール101からモニタ102への配線途中に分岐器105を設け、分岐器105を介して運転操作履歴収集システム108へ送信することにより、運転操作履歴収集システム108が受信する。これにより、運転操作履歴収集システム108は、モニタ映像を映像情報として収集して保存する。
キーボード操作情報は、キーボード103からオペレータズコンソール101への配線途中に分岐器106を設け、分岐器106を介して運転操作履歴収集システム108へ送信することにより、運転操作履歴収集システム108が受信する。これにより、運転操作履歴収集システム108は、キーボード操作情報を収集して保存する。
マウス操作情報は、マウス104からオペレータズコンソール101への配線途中に分岐器107を設け、分岐器107を介して運転操作履歴収集システム108へ送信することにより、運転操作履歴収集システム108が受信する。これにより、運転操作履歴収集システム108は、マウス操作情報を収集して保存する。
運転操作履歴収集システム108は、オペレータズコンソール101、モニタ102、キーボード103、及びマウス104から受信した情報を同期して収集、保存する。
図2は、運転操作履歴収集システムのシステム構成を示す図である。
運転操作履歴収集システム108は、入力部201、記憶部202、及び演算処理部203を備え、モニタ204、キーボード205、及びマウス206と接続される。
入力部201は、分散形計算機制御システム(DCS)109から、プロセスデータ、アラームイベントデータ、表示画面情報、時刻データ、モニタ映像、キーボード操作情報、及びマウス操作情報が入力され、分散形計算機制御システム(DCS)109のデータや情報を収集する。
記憶部202は、入力部201が入力したプロセスデータ、アラームイベントデータ、表示画面情報、時刻データ、モニタ映像、キーボード操作情報、及びマウス操作情報を保存する。すなわち、分散形計算機制御システム(DCS)109からのデータや情報を保存する。記憶部202に保存されたデータは、記憶部202の記憶容量に応じて、一定時間経過後に消去されるようにしてもよい。この場合は、記憶部202には、常に一定期間の最新データが保存される。
演算処理部203は、記憶部202に保存した上述のデータや、キーボード205やマウス206により入力された情報に基づき演算処理を行い、処理結果をモニタ204に表示する。
ここで、運転操作履歴収集システム108の動作の概要を説明する。動作の概要は、手順1〜4からなる。記憶部202には、上述のデータが保存されているものとする。
手順1では、オペレータは、キーボード205やマウス206を用いて、関連付け情報を入力する。関連付け情報とは、記憶部202に保存したデータと、このデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とを関連付けた情報である。
手順2では、演算処理部203は、入力された関連付け情報に基づき、記憶部202に対して抽出するデータを問い合わせる。
手順3では、演算処理部203は、入力された関連付け情報に基づき、記憶部202からデータを抽出する。
手順4では、演算処理部203は、抽出したデータをモニタ204に表示する。
プロセスデータ、アラームイベントデータ、表示画面情報、及び操作情報は、同期して時系列的に保存している。従って、指定したある時点(例えば、プロセスデータがある値に達したときや、アラームイベントが発生したときなど)やその前後の時間での表示画面やオペレータの操作を、時系列的に再現することが可能である。また、モニタ映像も保存しているので、表示画面やオペレータの操作を動画として再現(再生)することもできる。
以下では、本発明による運転操作履歴収集システムの実施例について、図3〜図7を用いて説明する。
実施例1は、プロセスデータが指定した閾値以上または閾値以下になったときの表示画面情報と操作情報を抽出し、表示して再現する例である。図3を用いて、実施例1について説明する。
図3は、プロセスデータと閾値によって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図である。
手順1では、プロセスデータのリストであるプロセスデータリスト301がモニタ204に表示される。オペレータは、プロセスデータリスト301から、プロセスデータを選択して抽出する。
手順2では、オペレータは、選択して抽出したプロセスデータのうち、表示したいデータ範囲を定める閾値条件(閾値と、閾値以上のデータを表示するか閾値以下のデータを表示するかという区別)を入力する。これにより、閾値以上のデータまたは閾値以下のデータを抽出して表示することができる。図3では、閾値以上のデータ302を抽出する例を示している。
手順3では、オペレータは、開始時刻Sを入力する。開始時刻Sは、手順1で選択したプロセスデータを抽出するときの始点となる時刻である。
手順4では、オペレータは、終了時刻Eを入力する。終了時刻Eは、手順1で選択したプロセスデータを抽出するときの終点となる時刻である。
なお、手順3と手順4は、どちらか一方または両方を省略してもよい。手順3を省略すると終了時刻Eより前の時間に対して、手順4を省略すると開始時刻Sより後の時間に対して、閾値以上または閾値以下のデータが抽出される。また、手順3と手順4の両方を省略すると、記憶部202に保存されている全ての時間に対して、閾値以上または閾値以下のデータが抽出される。
以上の手順1〜4により、記憶部202に保存したデータ(本実施例では、プロセスデータ、表示画面情報、及び操作情報)と、これらのデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とが関連付けられ、関連付け情報が得られる。この関連付け情報に基づき、表示画面情報と操作情報を抽出することができる。
抽出された表示画面情報と操作情報は、抽出画面303のように表示することができる。抽出画面303には、抽出された表示画面情報から得られる表示画面(画面1〜3)と、この表示画面に対する操作の履歴(操作A〜F)が表示される。図3に示した例では、画面1〜3は、開始時刻Sと終了時刻Eの間の時間で、プロセスデータが閾値以上になったときの画面の名称であり、操作A〜Fは、このときに各画面に対して行った操作の項目である。
また、抽出された表示画面と操作履歴は、動画として再現(再生)することもできる。抽出画面303の「再生」欄には、「開始」、「巻戻」、「早送」、「一時停止」、及び「終了」ボタンが表示される。オペレータは、これらのボタンを操作して記憶部202に保存したモニタ映像を再生することで、表示画面と操作履歴を動画として再現できる。
実施例2は、アラームイベントが発生したときの表示画面情報と操作情報を抽出し、表示して再現する例である。図4を用いて、実施例2について説明する。
図4は、アラームイベントによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図である。
手順1では、アラームイベント項目(発生した警告やエラーの項目)のリストであるアラームイベント項目リスト401がモニタ204に表示される。オペレータは、アラームイベント項目リスト401から、アラームイベント項目を選択して抽出する。
手順2では、オペレータは、抽出する時間帯の開始時刻Sを入力する。開始時刻Sは、手順1で選択したアラームイベント項目のうち、アラームイベントを抽出するときの始点となる時刻である。
手順3では、オペレータは、抽出する時間帯の終了時刻Eを入力する。終了時刻Eは、手順1で選択したアラームイベント項目のうち、アラームイベントを抽出するときの終点となる時刻である。
なお、手順2と手順3は、どちらか一方または両方を省略してもよい。手順2を省略すると終了時刻Eより前の時間に対するアラームイベントが、手順3を省略すると開始時刻Sより後の時間に対するアラームイベントが抽出される。また、手順3と手順4の両方を省略すると、記憶部202に保存されている全ての時間に対するアラームイベントが抽出される。
以上の手順1〜3により、記憶部202に保存したデータ(本実施例では、アラームイベントデータ、表示画面情報、及び操作情報)と、これらのデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とが関連付けられ、関連付け情報が得られる。この関連付け情報に基づき、表示画面情報と操作情報を抽出することができる。
抽出された表示画面情報と操作情報は、抽出画面402のように表示することができる。抽出画面402は、実施例1の抽出画面303と同様の画面であるので、説明を省略する。
実施例3は、分散形計算機制御システム(DCS)のモニタに表示された画面とプロセスデータを指定して表示画面情報と操作情報を抽出し、表示して再現する例である。分散形計算機制御システム(DCS)のモニタに表示された画面と、この画面が表示されているときのプロセスデータを指定することにより、表示画面情報と操作情報を抽出する。図5を用いて、実施例3について説明する。
図5は、分散形計算機制御システム(DCS)のモニタに表示された画面とプロセスデータによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図である。
手順1では、分散形計算機制御システム(DCS)109のモニタ102に表示された画面のリストである表示画面リスト501が、モニタ204に表示される。オペレータは、表示画面リスト501から、画面を選択して抽出する。
手順2では、手順1で抽出した画面が表示されているときのプロセスデータのリストであるプロセスデータリスト502がモニタ204に表示される。オペレータは、プロセスデータリスト502から、表示したいプロセスデータを選択して抽出する。
以上の手順1、2により、記憶部202に保存したデータ(本実施例では、プロセスデータ、表示画面情報、及び操作情報)と、これらのデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とが関連付けられ、関連付け情報が得られる。この関連付け情報に基づき、表示画面情報と操作情報を抽出することができる。
抽出されたプロセスデータを演算し、演算結果を表示することもできる。本実施例では、演算として、プロセスデータの平均値、最小値、及び最大値を求め、演算結果表示画面503に演算結果を表示している。
なお、オペレータは、プロセスデータの演算範囲を時刻で指定することもできる。開始時刻Sと終了時刻Eを入力すると、開始時刻Sと終了時刻E間の時間範囲504におけるプロセスデータが演算される。また、開始時刻Sを指定しない場合は、終了時刻Eより前の時間に対して、終了時刻Eを指定しない場合は、開始時刻Sより後の時間に対して、プロセスデータが演算される。時間範囲を指定しない場合は、記憶部202に保存されている全ての時間に対して演算が行われる。
実施例4は、オペレータの実行した操作とプロセスデータを指定して表示画面情報と操作情報を抽出し、表示して再現する例である。オペレータの実行した操作と、オペレータがこの操作を実行したときのプロセスデータを指定することにより、表示画面情報と操作情報を抽出する。図6を用いて、実施例4について説明する。
図6は、オペレータが行った操作とプロセスデータによって、表示画面情報と操作情報を抽出する手順を説明する図である。
手順1では、オペレータが行った操作のリストである操作項目リスト601がモニタ204に表示される。オペレータは、操作項目リスト601から、操作の項目を選択して抽出する。
手順2では、オペレータは、前時間幅ΔT1を入力する。前時間幅ΔT1は、プロセスデータを抽出する時間範囲を指定するためのパラメータである。手順1で抽出した操作が行われた時刻Tよりも前時間幅ΔT1だけ前の時刻から後のプロセスデータ、すなわち時刻T−ΔT1以後のプロセスデータが抽出される。
手順3では、オペレータは、後時間幅ΔT2を入力する。後時間幅ΔT2も、プロセスデータを抽出する時間範囲を指定するためのパラメータである。手順1で抽出した操作が行われた時刻Tよりも後時間幅ΔT2だけ後の時刻より前のプロセスデータ、すなわち時刻T+ΔT2以前のプロセスデータが抽出される。
手順2、3により、時刻T−ΔT1と時刻T+ΔT2間の時間範囲602におけるプロセスデータが抽出される。
手順4では、プロセスデータのリストであるプロセスデータリスト301がモニタ204に表示される。オペレータは、プロセスデータリスト301から、プロセスデータを選択して抽出する。
以上の手順1〜4により、記憶部202に保存したデータ(本実施例では、プロセスデータ、表示画面情報、及び操作情報)と、これらのデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とが関連付けられ、関連付け情報が得られる。この関連付け情報に基づき、表示画面情報と操作情報を抽出することができる。
抽出されたプロセスデータを演算し、演算結果を表示することもできる。本実施例では、演算として、プロセスデータの平均値、最小値、及び最大値を求め、演算結果表示画面503に演算結果を表示している。
なお、オペレータは、手順1で抽出した操作を複数回行うこともある。この場合には、各回の操作に対して、プロセスデータを抽出して関連付けることができる。図6に示した例では、オペレータは、時刻Tと時刻T’で操作を行っている。従って、時刻T−ΔT1と時刻T+ΔT2間の時間範囲602と、時刻T’−ΔT1と時刻T’+ΔT2間の時間範囲603におけるプロセスデータが抽出され、演算される。
実施例5は、開始時刻と終了時刻を指定して記憶部202に保存したモニタ映像を抽出し、表示画面と操作履歴を動画として再現(再生)する例である。図7を用いて、実施例5について説明する。
図7は、開始時刻と終了時刻によって、モニタ映像を再生する手順を説明する図である。
手順1では、オペレータは、開始時刻Sを入力する。開始時刻Sは、記憶部202に保存したモニタ映像を抽出するときの始点となる時刻である。
手順2では、オペレータは、終了時刻Eを入力する。終了時刻Eは、記憶部202に保存したモニタ映像を抽出するときの終点となる時刻である。
以上の手順1、2により、記憶部202に保存したデータ(本実施例では、モニタ映像)と、このデータから一部を抽出して表示するときの抽出条件とが関連付けられ、関連付け情報が得られる。この関連付け情報に基づき、モニタ映像を表示画面情報や操作情報として抽出することができる。
抽出されたモニタ映像を再生し、表示画面と操作履歴を動画として再現することもできる。モニタ204には、「開始」、「巻戻」、「早送」、「一時停止」、及び「終了」ボタンを有する再生操作画面701が表示される。オペレータは、これらのボタンを操作して記憶部202に保存したモニタ映像を再生することで、再生画面702に示すように、表示画面と操作履歴を動画として再現できる。
101…オペレータズコンソール、102…モニタ、103…キーボード、104…マウス、105,106,107…分岐器、108…運転操作履歴収集システム、109…分散形計算機制御システム(DCS)、201…入力部、202…記憶部、203…演算処理部、204…モニタ、205…キーボード、206…マウス、301…プロセスデータリスト、302…閾値以上のデータ、303…抽出画面、401…アラームイベント項目リスト、402…抽出画面、501…表示画面リスト、502…プロセスデータリスト、503…演算結果表示画面、504…時間範囲、601…操作項目リスト、602…時間範囲、603…時間範囲、701…再生操作画面、702…再生画面。

Claims (10)

  1. プラントを制御する分散形計算機制御システムと前記プラントの運転操作履歴を表示する表示装置とに接続される運転操作履歴収集システムであって、
    前記分散形計算機制御システムからのプラント制御に関するプロセスデータとアラームイベントデータ、前記分散形計算機制御システムのオペレータが監視しているモニタの表示画面情報と映像情報、及び前記オペレータの操作情報を、同期して且つ時系列的に収集し保存する情報収集部及び情報保存部と、
    前記情報保存部に保存した前記プロセスデータ、前記アラームイベントデータ、前記表示画面情報、前記映像情報、及び前記操作情報のうち、任意のデータまたは情報の全てまたは一部を抽出するための抽出条件が入力され、前記抽出条件に基づいてデータまたは情報を抽出し前記表示装置に同期して表示する演算処理部を備える、
    ことを特徴とする運転操作履歴収集システム。
  2. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記演算処理部は、前記情報保存部に保存した前記プロセスデータ、前記アラームイベントデータ、前記表示画面情報、前記映像情報、及び前記操作情報のうち、任意の時点または時間帯の情報を要求に応じて抽出して、前記表示装置に同期して表示する運転操作履歴収集システム。
  3. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記情報収集部は、
    前記分散形計算機制御システムの本体をなすオペレータズコンソールを介して前記プロセスデータ、前記アラームイベントデータ、及び前記表示画面情報を収集し、
    且つ、これらのデータ及び情報の収集に同期して、前記分散形計算機制御システムのモニタと前記オペレータズコンソール間の配線に設けられた分岐器を介して取り出される前記映像情報と、前記分散形計算機制御システムのキーボードと前記オペレータズコンソール間の配線に設けられた分岐器を介して取り出される前記操作情報と、前記分散形計算機制御システムのマウスと前記オペレータズコンソール間の配線に設けられた分岐器を介して取り出される前記操作情報とを、時系列的に収集する運転操作履歴収集システム。
  4. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記プロセスデータに対する閾値条件であり、
    前記演算処理部は、前記プロセスデータが前記閾値条件を満たしているときの前記表示画面情報と前記操作情報を抽出する運転操作履歴収集システム。
  5. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記プロセスデータに対する閾値条件と前記プロセスデータを抽出するための時間情報であり、
    前記演算処理部は、前記プロセスデータが前記閾値条件と前記時間情報を満たしているときの前記表示画面情報と前記操作情報を抽出する運転操作履歴収集システム。
  6. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記アラームイベントデータであり、
    前記演算処理部は、前記アラームイベントが発生したときの前記表示画面情報と前記操作情報を抽出する運転操作履歴収集システム。
  7. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記分散形計算機制御システムのモニタに表示した画面と前記プロセスデータであり、
    前記演算処理部は、前記モニタに表示した画面が表示されているときのプロセスデータを抽出し、この抽出したプロセスデータに対する前記表示画面情報と前記操作情報を抽出する運転操作履歴収集システム。
  8. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記オペレータの実行した操作と前記プロセスデータであり、
    前記演算処理部は、前記オペレータが前記抽出条件に該当する操作を実行したときのプロセスデータを抽出し、この抽出したプロセスデータに対する前記表示画面情報と前記操作情報を抽出する運転操作履歴収集システム。
  9. 請求項7または8記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記演算処理部は、前記抽出したプロセスデータの値を演算し、この演算の結果を前記表示装置に表示する運転操作履歴収集システム。
  10. 請求項1記載の運転操作履歴収集システムにおいて、
    前記抽出条件は、前記映像情報を抽出するための時間情報であり、
    前記演算処理部は、前記時間情報を満たしているときの前記映像情報を抽出し、前記表示装置に動画として再現する運転操作履歴収集システム。
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