JP2016146014A - プラント監視制御装置 - Google Patents

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卓磨 原
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Abstract

【課題】プラントの異常時に異常に関連する情報を効率よく得るようにしたプラント監視制御装置を得る。【解決手段】監視データを時系列にしたトレンドグラフデータを保存するトレンドグラフデータベース41と、警報イベントを保存する警報履歴データベース42と、操作・動作イベントを保存する機器操作・動作履歴データベース43とを有し、画面表示入力処理手段21による画面表示モードがオンラインモードの場合には、現在時刻の監視データを表示し、リプレイモードの場合には、リプレイ管理処理手段31により、トレンドグラフデータベース41の指定された期間の監視データのリプレイを行ない、このリプレイに当たって、警報イベントおよび操作・動作イベントの発生前後の期間では、設定された再生周期でリプレイを行ない、それ以外の期間では高速リプレイを行なうようにした。【選択図】図2

Description

この発明は、上下水処理の公共プラントなどの各種プラントの監視制御を行うプラント監視制御装置に関するものである。
従来のプラント監視システムは、機器からの計測データや警報イベントなどのリアルタイム情報と、トレンドグラフデータ、警報イベント、機器操作イベントなどをデータベースに保存した時系列情報を有している。時系列情報は、トレンドグラフデータなどの数値データと警報や機器操作などのイベントデータに分けられる。
このように分けられた種類ごとに、時系列情報は独立したデータベースと表示画面とで管理されることが多いため、プラント異常やシステム異常が発生した場合に、異常に関連性の強い数値データとイベントデータの情報を、それぞれを管理する複数の画面、すなわちトレンドグラフ画面、警報履歴一覧画面、機器操作・動作履歴一覧画面などを切り替えながら表示させ、異常について調査するといった作業が必要であった。
また、異常発生前後の時系列情報をリプレイ表示することで、プラント異常やシステム異常が発生に至った経緯を詳細に解析することができる。
しかしながら、リプレイ表示した場合、時系列情報は、既定の更新周期で更新され、表示される。この場合、機器で異常などが発生している重要期間の挙動を見落としてしまうおそれがある。すなわち、異常が発生していない時も、異常が発生している時と同様に、時系列情報が既定の更新周期で更新されていくことになる。
したがって、リプレイを開始してから、異常が発生した重要期間に到達するまでの時間が長くなってしまい、重要期間の挙動を見落としてしまうおそれがある。
特開2013−092858号公報(第6〜13頁、第1図) 特開2010−224893号公報(第5〜11頁、第1図)
特許文献1には、プラント監視対象の系統フロー画面上に、トレンドグラフ画面、警報履歴一覧画面、機器操作・動作履歴一覧画面などを同時に表示させ、一覧画面に関しては異常情報を枠で囲み、強調表示することにより、異常の解析を行えるようにしたものが記載されている。
しかしながら、系統フロー画面やトレンドグラフ画面においては強調表示があまりなされていない。また、リプレイ機能における高速リプレイは特に検討されておらず、早送り/巻戻しの場合でもマウスクリック回数分だけ短縮されるので、効率的なリプレイは行われていない。また運転員によるクリック操作も面倒である。このため、解析作業の効率化という点では不十分である。
また、特許文献2には、リプレイ機能において、異常前後(範囲は変えられる)以外をスキップして表示したり、計測データを複数個置きに表示したりして、再生時間の短縮を実施するものが記載されているが、機械的な表示データの選択となっている。
また、特許文献2では、リプレイ機能は、トレンドグラフ画面との連動は行われておらず、系統フロー画面の計測データの更新のみで実現している。
このため、例えば、上流側のポンプの出力低下により、下流の貯水池の水位下限異常が発生した場合に、真の要因が即座にわからないなど、異常に至る途中の重要な事象を見落とす可能性がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、プラントの異常時に異常に関連する情報を効率よく得るようにしたプラント監視制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係わるプラント監視制御装置においては、プラントを構成する機器からコントローラを介して受信した監視データに基づき、機器を監視制御するプラント監視制御装置であって、監視データとこの監視データに基づく警報イベントおよび機器の動作イベントとを履歴データとして時系列に保存する履歴データベース、機器と監視データとを対応付けた機器情報データベース、機器の上流側または下流側に接続された接続機器の情報を有する機器関連情報データベース、コントローラから受信した監視データを処理し、監視データ、警報イベントおよび動作イベントを履歴データベースに保存するデータ管理手段、機器の監視制御のための画面表示を行うとともに運転員からの画面入力を処理する画面表示入力手段、この画面表示入力手段による画面表示を行うときのモードとして、現在時刻の監視データを表示するオンラインモードと、履歴データベースに保存中の任意の期間の監視データのリプレイを行うリプレイモードとのいずれか一方に設定するモード切替え手段、監視データのリプレイを制御するとともに、履歴データベースと画面表示入力手段との間の履歴データのやりとりを管理するリプレイ管理手段、機器情報データベースおよび機器関連情報データベースを用いて、リプレイを行なう監視データ、この監視データに対応する機器およびこの機器に接続された接続機器の情報を検索する接続機器検索手段、およびこの接続機器検索手段により検索された監視データ、この監視データに対応する機器、接続機器、監視データに関連する警報イベントおよび動作イベントの情報に対して、表示中の画面での強調表示を画面表示入力手段に指示する強調表示手段を備え、画面表示入力手段は、オンラインモードの場合には、現在時刻の監視データをデータ管理手段から取得し、リプレイモードの場合には、警報イベントおよび動作イベントの発生前後の期間では、設定された再生周期でリプレイを行ない、それ以外の期間では高速リプレイを行なうように選別された監視データをリプレイ管理手段から取得するものである。
この発明によれば、プラントを構成する機器からコントローラを介して受信した監視データに基づき、機器を監視制御するプラント監視制御装置であって、監視データとこの監視データに基づく警報イベントおよび機器の動作イベントとを履歴データとして時系列に保存する履歴データベース、機器と監視データとを対応付けた機器情報データベース、機器の上流側または下流側に接続された接続機器の情報を有する機器関連情報データベース、コントローラから受信した監視データを処理し、監視データ、警報イベントおよび動作イベントを履歴データベースに保存するデータ管理手段、機器の監視制御のための画面表示を行うとともに運転員からの画面入力を処理する画面表示入力手段、この画面表示入力手段による画面表示を行うときのモードとして、現在時刻の監視データを表示するオンラインモードと、履歴データベースに保存中の任意の期間の監視データのリプレイを行うリプレイモードとのいずれか一方に設定するモード切替え手段、監視データのリプレイを制御するとともに、履歴データベースと画面表示入力手段との間の履歴データのやりとりを管理するリプレイ管理手段、機器情報データベースおよび機器関連情報データベースを用いて、リプレイを行なう監視データ、この監視データに対応する機器およびこの機器に接続された接続機器の情報を検索する接続機器検索手段、およびこの接続機器検索手段により検索された監視データ、この監視データに対応する機器、接続機器、監視データに関連
する警報イベントおよび動作イベントの情報に対して、表示中の画面での強調表示を画面表示入力手段に指示する強調表示手段を備え、画面表示入力手段は、オンラインモードの場合には、現在時刻の監視データをデータ管理手段から取得し、リプレイモードの場合には、警報イベントおよび動作イベントの発生前後の期間では、設定された再生周期でリプレイを行ない、それ以外の期間では高速リプレイを行なうように選別された監視データをリプレイ管理手段から取得するので、イベントに関連する情報を効率よく得ることができ、異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
この発明の実施の形態1〜5によるプラント監視制御システムを示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1、4、5による監視制御装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のオンラインモードにおける系統フロー画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のリプレイモードにおける系統フロー画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のオンラインモードの場合の警報履歴一覧画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜3、5による監視制御装置のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のオンラインモードの場合の機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜4による監視制御装置のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のオンラインモードにおけるトレンドグラフ画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のリプレイモードにおけるトレンドグラフ画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のリプレイモードにおけるリプレイ操作画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のリプレイモードにおける高速リプレイ条件設定画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置のリプレイモードにおけるリプレイ対象機器・監視データ設定画面を示す図である。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置の監視データの前回値と今回値との差分の大小による高速リプレイ方式を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置の監視データの今回値としきい値との差分の大小による高速リプレイ方式を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置の異常発生機器に関連する他機器・監視データ取集の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置の機器・監視データの強調表示例を示す図である。 この発明の実施の形態2による監視制御装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態3による監視制御装置を示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態4による監視制御装置のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面を示す図である。 この発明の実施の形態5による監視制御装置のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1によるプラント監視制御システムを図に基づいて説明する。
実施の形態1は、プラント監視制御対象の系統フロー画面上に、トレンドグラフ画面、警報履歴一覧画面、機器操作・動作履歴一覧画面などを表示して、異常に関連する機器や情報を関連付けて、強調表示させて視覚的にわかりやすくすることにより、プラント(機器)やシステム異常の解析を容易にするものである。
また、プラント(機器)やシステムの異常が発生していない期間の再生処理を早くすることにより、異常に関連する各種事象を見落とすことなく効率の良いリプレイ機能とするものである。
図1は、この発明の実施の形態1によるプラント監視制御システムを示すシステム構成図である。
図1において、プラント監視制御システム11は、プラント12を直接的に監視制御する。このプラント監視制御システム11は、プラント12を監視制御し、その結果である監視データを収集する複数のコントローラ13と、収集した監視データを表示可能に管理する監視制御装置14(プラント監視制御装置)とを有する。監視制御装置14と複数のコントローラ13は、ネットワーク15により接続されている。
コントローラ13は、プラント12に設置されたポンプや弁などの機器を制御するとともに、機器から送信される監視データを取得する。なお、監視データとは、機器の現在の値(状態値)のことであり、機器が流量計などの計測機器の場合には、この計測機器で計測された実測値(数値データ)であり、機器が弁などの場合には、その動作を示す動作信号であり、また機器から発生される警報信号や故障信号などの異常信号も監視データに含まれる。
監視制御装置14は、プラント監視制御システム11が監視制御の対象とするプラント12の画面情報やプラント12から収集した監視データの表示や、画面入力を含む画面操作の結果表示を行うとともに、画面から入力されたプラント12への制御データをコントローラ13へ渡す。
なお、監視制御装置14は、監視制御を実行するCPU、監視制御のための各種データベースを格納する記憶装置、および監視制御のための各種画面を表示する表示装置などのハードウェアを有する。
図2は、この発明の実施の形態1による監視制御装置を示す機能ブロック図であり、実施の形態1で実行されるリプレイ機能を説明するためのブロック図である。
図2において、13、14は図1におけるものと同一のものである。
監視制御装置14は、次のように構成されている。
画面表示入力処理手段21(画面表示入力手段)は、監視制御のための各画面を表示するとともに、運転員による画面操作や画面入力を処理する。
リプレイ管理処理手段31(リプレイ管理手段)は、運転員により画面入力された画面表示モードに応じて画面表示入力処理手段21へ引き渡す監視データの取得元を、コントローラ13から受信した監視データを直接使用するか、またはトレンドグラフデータベース41に保存されている監視データを使用するかを決定するとともに、警報履歴データベース42に保存してある警報履歴データを警報履歴一覧画面表示入力処理手段24へ引き渡し、機器操作・動作履歴データベース43に保存してある機器操作・動作履歴データを機器操作・動作履歴一覧画面表示入力処理手段25に引き渡す。
データ管理処理手段32(データ管理手段)は、後述するネットワーク処理手段33から監視データを受信し、この監視データに対して正規化などの処理を行い、監視データが水位・流量などの監視制御対象の機器の数値データの場合には数値データの警報判定により必要に応じて警報イベントを発生させる。また、監視データがポンプ・弁などの機器の動作信号や警報信号の場合には、それが動作信号の場合には動作イベントを発生させ、警報信号の場合にはそれをそのまま警報イベントとして処理する。
このデータ管理処理手段32は、コントローラ13からネットワーク処理手段33を介して受信した監視データのリプレイ管理処理手段31への引渡しや、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43への保存、運転員の画面操作や画面入力による制御データのネットワーク処理手段33への引渡しを行う。
ネットワーク処理手段33は、ネットワークを介してコントローラ13とデータ管理処理手段32との間で監視制御データのやり取りを行う。
トレンドグラフデータベース41は、監視データをトレンドグラフデータとして時系列に保存する。警報履歴データベース42は、監視データに基づく警報イベントを警報履歴データとして時系列に保存する。機器操作・動作履歴データベース43は、機器に対して運転員による操作イベントおよび機器の動作イベントの履歴データを機器操作・動作イベントの履歴データとして時系列に保存する。トレンドグラフデータベース41と警報履歴データベース42と機器操作・動作履歴データベース43とは履歴データベースを構成する。
機器情報データベース47は、プラント12の機器の情報を保存するとともに、機器と監視データの対応付けを行い、監視データが数値データの場合に警報を発生させるためのしきい値を有する。機器相互関連情報データベース48(機器関連情報データベース)は、機器の上流側に位置する機器もしくは下流側に接続された接続機器(関連機器)の情報を保存する。
画面表示入力処理手段21は、運転員による画面操作や画面入力を処理する。この画面表示入力処理手段21は、系統フロー画面(図3、図4参照)の表示を行なう系統フロー画面表示入力処理手段22と、トレンドグラフ画面(図9、図10参照)の表示を行なうトレンドグラフ画面表示入力処理手段23と、警報履歴一覧画面(図5、図6参照)の表示を行なう警報履歴一覧画面表示入力処理手段24と、機器操作・動作履歴一覧画面(動作履歴一覧画面、図7、図8参照)の表示を行なう機器操作・動作履歴一覧画面表示入力処理手段25と、リプレイ操作画面(図11参照)の表示を行なうリプレイ操作画面表示入力処理手段26とを有する。
リプレイ管理処理手段31は、履歴データベースに保存された履歴データのリプレイを制御し、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43と、画面表示入力処理手段21との間のデータのやりとりを管理する。
このリプレイ管理処理手段31は、次の各手段を呼び出し、実行させるように構成されている。
監視データ取得元切替え処理手段34は、系統フロー画面表示入力処理手段22に対してデータ管理処理手段32とトレンドグラフデータベース41のいずれか一方を接続する。
この監視データ取得元切替え処理手段34(モード切替え手段)は、運転員による画面入力された画面表示モード切替え操作に基づき画面表示モードを、現在時刻の監視データを表示するオンラインモードと、データベースに保存中の監視データの再生を行うリプレイモードのいずれか一方に設定する。すなわち、運転員による画面入力された画面表示モードがオンラインモードの場合には、系統フロー画面表示入力処理手段22とデータ管理処理手段32を接続し、リプレイモードの場合には、系統フロー画面表示入力処理手段22と後述する出力データ選別処理手段36を接続するようになっている。
出力データ選別処理手段36は、トレンドグラフデータベース41から収集したトレンドグラフデータの中から、後述する高速リプレイ条件設定画面66により設定された出力データ選別方法にしたがって、再生不要なデータを振るい落とす。
機器相互関連情報検索処理手段37(接続機器検索手段)は、異常が発生した機器の上流側に接続された接続機器および下流側に接続された接続機器の情報、または警報イベントや操作・動作イベントの発生元の機器情報を元に、異常の要因となった監視データを特定し、それらの情報をデータ強調表示処理手段38へ伝える。
データ強調表示処理手段38(強調表示手段)は、あらかじめ決められたデータ強調表示方式(フリッカ表示、網掛け、色替え、反転表示、および枠表示など)にしたがって、後述する系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において機器相互関連情報検索処理手段37でピックアップされた機器や表示項目を強調表示する。すなわち、機器操作・動作イベント、警報イベント、および機器相互関連情報検索処理手段37にて取得した関連情報に対して、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64での表示項目のフリッカ表示、網掛け、色替え、反転表示、および枠表示などの強調表示を指示する。
図3は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のオンラインモードにおける系統フロー画面を示す図である。
図3において、系統フロー画面61の2つの画面表示モードのうちのオンラインモードでの表示例である。系統フロー画面61には、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、機器操作・動作履歴一覧画面64が表示される。また、オンライン表示71と、モードの切り替えボタンであるリプレイ操作ボタン73が表示される。また、機器の計測データ表示81と機器の状態表示82が表示されている。
系統フロー画面61は、機器をシンボルで表した系統図上に監視データを表示する画面である。トレンドグラフ画面62は、トレンドグラフデータを時系列表示する画面である。警報履歴一覧画面63は、警報履歴データを時系列に一覧表示する画面である。機器操作・動作履歴一覧画面64は、機器操作・動作履歴データを時系列に一覧表示する画面である。
図4は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおける系統フロー画面を示す図である。
図4において、系統フロー画面61の2つの表示モードのうちのリプレイモードでの表示例である。系統フロー画面61には、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、機器操作・動作履歴一覧画面64が表示される。また、リプレイ表示72とモードの切り替えボタンであるリプレイ操作ボタン73が表示される。また、機器の計測データ表示81と機器の状態表示82が表示されている。図4では、図11で後述するリプレイ操作画面65が表示される。
図5は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のオンラインモードの場合の警報履歴一覧画面を示す図である。
図5において、系統フロー画面61のオンラインモードにおける警報履歴一覧画面63を示している。警報の番号ごとに発生した日時、該当するアラーム(警報)、設備、機器、メッセージ、タグが表示される。
図6は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面を示す図である。
図6において、系統フロー画面61のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面63を示している。警報の番号ごとに発生した日時、該当するアラーム(警報)、設備、機器、メッセージ、タグが表示される。
図7は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のオンラインモードの場合の機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。
図7において、系統フロー画面61のオンラインモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面64を示している。機器操作の番号ごとに発生した日時、該当する設備、機器、操作・動作名称、操作マシン名称、タグが表示される。
図8は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。
図8において、系統フロー画面61のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面64を示している。機器操作の番号ごとに発生した日時、該当する設備、機器、操作・動作名称、操作マシン名称、タグが表示される。
図9は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のオンラインモードにおけるトレンドグラフ画面を示す図である。
図9において、系統フロー画面61のオンラインモードにおけるトレンドグラフ画面62を示している。
図10は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおけるトレンドグラフ画面を示す図である。
図10において、系統フロー画面61のリプレイモードにおけるトレンドグラフ画面62を示している。
図11は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおけるリプレイ操作画面を示す図である。
図11において、系統フロー画面61のリプレイモードにおけるリプレイ操作画面65を示している。リプレイ操作画面65は、リプレイの開始時刻/終了時刻を設定するとともにリプレイの操作のための入力を行うように形成されている。
開始時刻欄101と終了時刻欄102に、リプレイ表示(再生表示)の開始時刻と終了時刻が入力される。この入力操作が行なわれると、再生時刻欄103に、入力した開始時刻が表示される。入力した開始時刻から終了時刻までに発生した警報イベント109、機器操作・動作イベント110、再生時刻111がインディケーター112に表示される。
リプレイ操作を行うための操作ボタンとして、巻戻しボタン104、逆再生ボタン105、一時停止ボタン106、再生ボタン107、早送りボタン108が設けられている。
さらに、図12で後述する高速リプレイ条件設定画面66を表示する高速リプレイ条件設定ボタン113、図13で後述するリプレイ対象機器・監視データ設定画面67を表示するリプレイ対象機器・監視データ設定ボタン114が設けられている。
図12は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおける高速リプレイ条件設定画面を示す図である。
図12において、高速リプレイ条件設定画面66は、リプレイ操作画面65から呼び出され、高速リプレイを実現するための条件設定(高速リプレイ条件の設定)を行う。
この高速リプレイ条件設定画面66には、再生周期121、再生範囲122、前回値差分123、しきい値差分124、早送り/巻戻し周期125が入力可能になっている。
さらに高速リプレイ条件設定を有効にする設定ボタン126と、設定として入力されたデータを初期化する取消ボタン127が設けられている。
再生周期121は、秒単位または分単位で設定する。デフォルト10秒である。再生範囲122は、分単位または時間単位で設定する。デフォルト30分である。前回値差分123は、前回値差分を設定する。デフォルト5%である。しきい値差分124は、しきい値差分を設定する。デフォルト20%である。早送り/巻戻し周期125は、秒単位、分単位、または時間単位で設定する。デフォルト10分である。
図13は、この発明の実施の形態1による監視制御装置のリプレイモードにおけるリプレイ対象機器・監視データ設定画面を示す図である。
図13において、リプレイ対象機器・監視データ設定画面67は、リプレイ操作画面65から呼び出され、リプレイ対象の機器・項目の設定を行う。
このリプレイ対象機器・監視データ設定画面67には、リプレイ対象の機器が属するグループを選択する監視制御対象グループ131、リプレイ対象の機器の種別を選択する機器(種別)132、リプレイ対象の機器の名称を選択する機器(名称)133、リプレイ対象の機器の監視データを選択する監視データ134、リプレイ対象の機器の監視データの警報イベントを選択する警報イベント(種別)135、リプレイ対象の機器の監視データの操作・動作イベントを選択する操作・動作イベント(種別)136の各設定欄が設けられている。
また、リプレイ対象機器・監視データ設定を有効にする設定ボタン137と、設定として入力されたデータを初期化する取消ボタン138が設けられている。
図17は、この発明の実施の形態1〜5による監視制御装置の機器・監視データの強調表示例を示す図である。
図17において、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、機器操作・動作履歴一覧画面64の各画面の強調表示項目と強調表示の仕方を示している。
次に、監視制御装置14によるプラント監視制御の動作について説明する。
プラント監視制御システムの監視制御装置14は、ネットワーク15によりコントローラ13に接続されている。
コントローラ13は、プラント12に設置されたポンプや弁などの機器を制御するとともに、機器から送信される監視データを取得する。
監視制御装置14は、コントローラ13から監視データを、ネットワーク15を介して受け取り、それを加工して、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43に保存するとともに、運転員の操作に基づき、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、機器操作・動作履歴一覧画面64、およびリプレイ操作画面65の画面表示を行なう。
以下に、具体的に説明する。
監視制御装置14のデータ管理処理手段32は、ネットワーク処理手段33から受信した監視データを、監視データごとにあらかじめ設定された情報に基づき、正規化などの処理を行なった後に、あらかじめ設定された周期で、トレンドグラフデータベース41に格納する。
同時に、データ管理処理手段32は、以下の処理も行なう。
監視データが数値データの場合は、監視データごとにあらかじめ設定された値に基づき、あらかじめ設定された警報判定値(しきい値)と当該監視データとを比較し、監視データが警報上限判定値よりも大きい場合や警報下限判定値よりも小さい場合には警報イベントを発生させ、それを警報履歴データベース42に格納する。
監視データがコントローラ13からの警報信号や故障信号などの異常信号の場合には、異常信号を警報イベントとしてそのまま警報履歴データベース42に格納する。
監視データがポンプ・弁などの機器の動作信号の場合には、監視データごとにあらかじめ設定された情報に基づき、動作イベントとして機器操作・動作履歴データベース43に格納する。
画面表示入力処理手段21は、運転員からの操作要求に応じて、図3、図4に示す系統フロー画面61や、図9、図10に示すトレンドグラフ画面62や、図5、図6に示す警報履歴一覧画面63や、図7、図8に示す機器操作・動作履歴一覧画面64や、図11に示すリプレイ操作画面65などを画面表示する。
画面表示入力処理手段21による系統フロー画面61の表示には、2つの画面表示モードがある。1つは、現時点で収集した監視データを表示するオンラインモードであり、他の1つは保存されている監視データを再生するリプレイモードである。図3がオンラインモードでの表示例であり、表示画面の右上がオンライン表示71となる。
リプレイモードへの切替えは、図3の表示画面左下のリプレイ操作ボタン73を押下する。図4がリプレイモードでの表示例であり、表示画面の右上がリプレイ表示72となる。
リプレイ操作ボタン73の再度の押下でオンラインモードに戻る。
以下、画面表示モードについて詳細に説明する。
初めに、オンラインモードについて説明する。
画面表示入力処理手段21は、オンラインモードの場合、系統フロー画面61に表示するための現在時刻の監視データ(計測データや機器状態データ)を、リプレイ管理処理手段31の監視データ取得元切替え処理手段34を介して、データ管理処理手段32から直接取得し、系統フロー画面表示入力処理手段22により画面表示することで、図3に示す系統フロー画面61が画面表示される。
系統フロー画面61では、図3に示すように、プラント12の各機器の配置および接続関係がシンボルによって表示されるとともに、データ管理処理手段32から受信した監視データに基づいて、各機器の計測データ表示81や各機器の状態表示82が機器ごとに表示される。
また、オンラインモード時に、系統フロー画面61の表示中に、運転員からトレンドグラフ画面62や警報履歴一覧画面63などの表示要求があった場合には、それに応じて、トレンドグラフ画面62や警報履歴一覧画面63などが、系統フロー画面61に追加表示される。
図3に、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64が、系統フロー画面61に追加表示された状態の例を示す。
次に、リプレイモードについて説明する。
オンラインモードからリプレイモードへの切替えは、前述のように、図3の画面左下のリプレイ操作ボタン73を押下することにより、リプレイモードに切り替わる(図4)。
リプレイモードでは、系統フロー画面61に表示するための過去の監視データ(計測データや機器状態データ)を、リプレイ管理処理手段31の出力データ選別処理手段36および監視データ取得元切替え処理手段34を介して、系統フロー画面表示入力処理手段22により画面表示することで、図4に示す系統フロー画面61が画面表示される。
また、リプレイモードに切り替わると、警報履歴一覧画面63、機器操作・動作履歴一覧画面64、およびリプレイ操作画面65が系統フロー画面61上に自動的に表示される。
なお、トレンドグラフ画面62については、リプレイ操作画面65で設定されたリプレイ条件に基づいてリプレイ対象の機器が決定された後に、系統フロー画面61上にあらかじめ決められたグループで自動的に表示される。
図11は、リプレイモード時に表示されるリプレイ操作画面65の具体例を示している。
運転員は、リプレイ操作画面65において、開始時刻欄101と終了時刻欄102に、リプレイ表示(再生表示)させたい監視データの開始時刻と終了時刻を入力する。
この操作を行なうと、再生時刻欄103に、入力した開始時刻が表示される。また、入力した開始時刻から終了時刻までに発生した警報イベント109、機器操作・動作イベント110、再生時刻111がインディケーター112に記号で表示される。
さらに、前述の警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生元の機器に対応するトレンドグラフ画面62が自動的に表示される。
次に、再生ボタン107の動作について説明する。
今回の発明では、再生および逆再生操作において高速リプレイを実現している。つまり、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生前後の期間では、設定された再生周期121でリプレイを行ない、それ以外の期間では高速リプレイを行なうものである。
この高速リプレイは、2つの方法で実現される。以下、詳細に説明する。
高速リプレイの1つの方法は、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生前後の期間以外では連続した再生時刻の監視データに大きな変化が見られなければ、設定された再生周期121での再生を行なわず、次の再生時刻へ移る。こうして再生時間の短縮を図るようにしている。
図14は、上述をフローチャートに表わしたものである。
処理201と処理202は初期処理である。処理201では、前回時刻データとして、開始時刻の監視データ(数値データ)をトレンドグラフデータベース41から取得し、画面入力の前回値差分を保持し、再生時刻に開始時刻を設定する。
処理202では、設定されたリプレイ開始時刻から終了時刻までの間で発生した警報、操作および動作イベントの発生時刻と、高速リプレイ条件設定画面66で設定された再生範囲122を元に、強制再生期間(複数可)を決めておく。
すなわち、処理202は、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生に伴い、リプレイ操作画面65の開始時刻欄101と終了時刻欄102、警報履歴データベース42や機器操作・動作履歴データベース43に格納されている各履歴データの時刻からそれぞれの発生時刻を決定し、高速リプレイ条件設定画面66で設定された再生範囲122を元に強制再生期間((イベント発生時刻−再生範囲)から(イベント発生時刻+再生範囲)まで)を決定する。
判断203は、再生開始時刻から再生終了時刻までの再生(リプレイ)を制御する。すなわち、再生時刻は開始時刻から終了時刻の範囲かどうかをチェックする。Yesの場合の処理204は、再生候補の監視データをトレンドグラフデータベース41から読み込む。すなわち、今回時刻データとして、再生時刻の監視データ(数値データ)をトレンドグラフデータベース41から取得する。
判断205は、再生時刻欄103の再生時刻が前述の強制再生期間に入るか否かをチェックする。強制再生期間に入る場合は、通常の再生周期に応じた再生(処理208)、再生データの一時保存(処理209)を行なう。一方、強制再生期間に入っていない場合には、以下の高速リプレイを行なう。
処理206で、連続した時刻の監視データ(前回時刻データと今回時刻データ)の差分を当該監視データの最大値で除算した値を計算する。判断207は、この計算結果と高速リプレイ条件設定画面66の前回値差分123との大小をチェックする。
計算結果が前回値差分123よりも大きい(前回時刻データと今回時刻データとの差分が大きい)場合にのみ、再生(処理208)、および再生データの一時保存(処理209)を行なう。
計算結果が前回値差分123よりも小さい場合には、プラント12やプラント監視制御システム11に問題はないと判断し、再生処理(処理208、209)をスキップする。
最後に、再生時刻の更新(処理210)を行ない、判断203に戻る。
このように、プラント12やプラント監視制御システム11の異常を漏らすことなく、前回時刻データと今回時刻データとの差分が小さい場合には、プラント12やプラント監視制御システム11の異常は発生していないと判断して、再生処理を割愛することにより、再生時間を大幅に短縮することが可能となる。
高速リプレイのもう1つの方法は、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生前後の期間以外では、監視データが当該監視データのしきい値から大きく離れている(警報発生とはならない)ときに、プラント12やプラント監視制御システム11に問題がないと判断し、再生周期121での再生を行なわず、これによって再生時間の短縮を図るようにしている。
これについて、図15のフローチャートにしたがって説明する。
処理211と処理212は初期処理である。処理211では、再生時刻に開始時刻を設定して、監視データのしきい値を機器情報データベース47から取得する。
処理212では、設定された再生開始時刻から終了時刻までの間で発生した警報、操作および動作イベントの発生時刻と、高速リプレイ条件設定画面66で設定された再生範囲122を元に、強制再生期間(複数可)を決めておく。
すなわち、処理212は、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生に伴い、リプレイ操作画面65の開始時刻欄101と終了時刻欄102、警報履歴データベース42や機器操作・動作履歴データベース43に格納されている履歴データの時刻からそれぞれの発生時刻を決定し、高速リプレイ条件設定画面66で設定された再生範囲122を元に強制再生期間((イベント発生時刻−再生範囲)から(イベント発生時刻+再生範囲)まで)を決定する。
判断213は、再生開始時刻から再生終了時刻までの再生を制御する。すなわち、再生時刻は開始時刻から終了時刻の範囲かどうかをチェックする。Yesの場合の処理214は、再生候補の監視データをトレンドグラフデータベース41から読み込む。すなわち、今回時刻データとして、再生時刻の監視データ(数値データ)をトレンドグラフデータベース41から取得する。
判断215は、再生時刻欄103の再生時刻が前述の強制再生期間に入るか否かをチェックする。強制再生期間に入る場合は、通常の再生周期に応じた再生(処理218)を行なう。
一方、強制再生期間に入っていない場合には、以下の高速リプレイを行なう。
処理216で、監視データのしきい値と今回時刻データの差分を当該監視データの最大値で除算した値を計算する。
判断217は、この計算結果と高速リプレイ条件設定画面66のしきい値差分124との大小をチェックする。計算結果がしきい値差分124よりも小さい(今回時刻データと当該監視データのしきい値の差があまりない)場合のみ、再生処理(処理218)を行なう。
計算結果がしきい値差分124よりも大きい場合には、プラント12やプラント監視制御システム11に問題はないと判断し、再生処理(処理218)をスキップする。
そして、再生時刻の更新(処理219)を行ない、判断213に戻る。
このようにして、プラント12やプラント監視制御システム11の異常を漏らすことなく、今回時刻データと監視データのしきい値の差が大きい場合には、プラント12やプラント監視制御システム11の異常は発生していないと判断して、再生処理を割愛することにより、再生時間を大幅に短縮することが可能となる。
次に、高速リプレイの前述の2つの方法を組み合わせて行なう場合について説明する。
警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生前後の設定された期間以外において、連続した時刻の監視データに大きな変化が見られなく、かつ監視データが当該監視データのしきい値から大きく離れている(警報発生とはならない)場合には、再生周期121での再生を行なわず、この方式によって再生時間を大幅に短縮することが可能となる。
次に、高速リプレイの実施について説明する。
リプレイ操作画面65で、運転員が再生ボタン107を押下すると、前述の高速リプレイの手順に則り、再生時刻欄103が再生開始時刻から再生周期121で時刻が加算され、終了時刻欄102に入力した再生終了時刻になるまで設定された時刻範囲において、再生が必要とされる時刻の監視データが、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において同時に再生される。
運転員が逆再生ボタン105を押下すると、再生時刻欄103に表示されている時刻から再生周期121で時刻が減算され、開始時刻欄101に入力した再生開始時刻まで、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において、同時に逆再生が行われる。
逆再生ボタン105は、再生ボタン107と同様に高速リプレイを実現している。逆再生処理における高速リプレイのフローチャートは、再生時刻が再生周期分だけ減算されることを除き、図14、図15とまったく同様になる。
運転員が早送りボタン108を押下すると、高速リプレイ条件設定画面66で設定された早送り/巻戻し周期125で時刻が加算され、終了時刻欄102に入力したリプレイ終了時刻になるまで、設定された時刻範囲において再生が必要とされる時刻の監視データが、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において同時に再生される(強制再生期間が早送り/巻戻し周期125で再生される)。
運転員が巻戻しボタン104を押下すると、高速リプレイ条件設定画面66で設定された早送り/巻戻し周期125で時刻が減算され、開始時刻欄101に入力した再生開始時刻になるまで、設定された時刻範囲において再生が必要とされる時刻の監視データが、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において同時に逆再生される(強制再生期間が早送り/巻戻し周期125で逆再生される)。
運転員が、再生中または逆再生中に一時停止ボタン106を押下すると、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において再生動作を停止する。
再度、再生ボタン107を押下すると再生動作が再開され、逆再生ボタン105を押下すると逆再生動作が再開される。
運転員が、早送り中または巻戻し中に一時停止ボタン106を押下すると、系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64において再生動作を停止する。
再度、早送りボタン108を押下すると、早送り動作が再開され、巻戻しボタン104を押下すると巻戻し動作が再開される。
リプレイ操作画面65のインディケーター112は、開始時刻欄101から終了時刻欄102までの間の時刻に対し、警報イベント109や機器操作・動作イベント110の発生状況と、再生時刻欄103の再生時刻を再生時刻111として視覚的に示すものである。各イベントの前後では、再生時刻111の更新がゆっくりとなり、それ以外では更新が早くなる。
運転員が、リプレイ操作画面65において高速リプレイ条件設定ボタン113を押下すると、高速リプレイ条件設定画面66が表示される。前述したように、高速リプレイを実施するための各種設定を行なうことができる。
図12は、リプレイモード時に表示される高速リプレイ条件設定画面66の具体例を示している。
図12で、再生周期121、再生範囲122、前回値差分123、しきい値差分124、および早送り/巻戻し周期125は、あらかじめシステムで設定されている値をデフォルト値として表示している。デフォルト値を変更してリプレイを行なう場合に必要な項目の設定を変更する。
再生周期121は、リプレイを行なう更新周期である。秒単位か分単位を選択できる。
再生範囲122は、リプレイ対象のイベントのリプレイにおいて、高速リプレイさせないイベント発生時刻前後の時間帯を設定する。分単位または時間単位を選択できる。
前回値差分123は、高速リプレイを実施する1つの条件を設定する。
すなわち、(|前回値−今回値|/最大値)×100(%)の値を設定する。前回値と今回値の差分が小さければ、今回時刻の再生を行なわず、次回時刻のデータ確認に移る動作となる。(変化が少ないので、再生不要と考える。)
しきい値差分124は、高速リプレイを実施するもう1つの条件を設定する。
すなわち、(|今回値−しきい値|/最大値)×100(%)の値を設定する。今回値としきい値との差分が大きければ、今回時刻の再生を行なわず、次回時刻のデータ確認に移る動作となる。(しきい値から大きく離れているので、再生不要と考える。)
早送り/巻戻し周期125は、早送りまたは巻戻しの更新周期を設定する。秒単位、分単位、または時間単位を選択できる。
設定ボタン126を押下すると、入力した設定が有効となる。
取消ボタン127を押下すると、入力したデータは初期化され、設定済みデータが表示される。
図13は、リプレイモード時に表示されるリプレイ対象機器・監視データ設定画面67の具体例を示している。
監視制御対象グループ131、機器(種別)132、機器(名称)133、監視データ134、警報イベント(種別)135、および操作・動作(種別)136はシステムの初期状態は未設定である。リプレイ対象を制限してリプレイを行なう場合に、これらの設定を行なう。
監視制御対象グループ131は、リプレイ対象の機器が属するグループを選択する。
機器(種別)132は、リプレイ対象の機器の種別を選択する。
機器(名称)133は、リプレイ対象の機器の名称を選択する。
監視データ134は、リプレイ対象の機器の監視データを選択する。
警報イベント(種別)135は、リプレイ対象の機器の監視データの警報イベントを選択する。
操作・動作イベント(種別)136は、リプレイ対象の機器の監視データの操作・動作イベントを選択する。
設定ボタン137を押下すると、入力した設定が有効となる。
取消ボタン138を押下すると、入力したデータは初期化され、設定済みデータが表示される。
出力データ選別処理手段36は、トレンドグラフデータベース41から収集したトレンドグラフデータの中から、高速リプレイ条件設定画面66により設定された出力データ選別方法(前回値差分、しきい値差分、または左記の両者によるもの)にしたがって再生すべきデータの選別を行なう(図14および図15参照)。
この結果、監視データのリプレイは、開始時刻欄101から(イベント発生時刻−再生範囲)までは前回値差分もしくはしきい値差分が認められる場合のみ再生し、(イベント発生時刻−再生範囲)から(イベント発生時刻+再生範囲)までは再生周期121で毎回再生し、(イベント発生時刻+再生範囲)から終了時刻欄102までは前回値差分もしくはしきい値差分が認められる場合のみ再生し、その結果を機器相互関連情報検索処理手段37、データ強調表示処理手段38を経由して、系統フロー画面表示入力処理手段22へ引き渡す。
機器相互関連情報検索処理手段37は、リプレイ対象のイベントがどの機器およびどの監視データによるものかを特定し、次にその機器にその監視データ以外の監視データの有無を確認し、さらに当該機器に接続する機器の有無を確認し、これらの機器の監視データを取得し(図16参照)、これらの情報をデータ強調表示処理手段38経由で、系統フロー画面表示入力処理手段22、トレンドグラフ画面表示入力処理手段23、警報履歴一覧画面表示入力処理手段24、および機器操作・動作履歴一覧画面表示入力処理手段25へ引き渡し、当該イベントに関連する情報を系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64に表示する。
また、イベント発生元の機器に接続される機器の監視データを機器ごとにトレンドグラフ画面を自動表示する。
次に、図16のフローチャートを用いて、異常発生機器に関連する他機器・監視データ取集の処理について説明する。
処理221では、リプレイ対象イベント発生元の機器情報を取得する。このとき、リプレイ対象機器・監視データ設定画面67で設定済みの場合は、このリプレイ対象機器・監視データ設定画面67の設定データを取得する。リプレイ対象機器・監視データ設定画面67で未設定の場合は、警報履歴データベース42と、機器操作・動作履歴データベース43から、このイベント情報を得る。次いで、処理222で、イベント発生元の機器情報および発生元の監視データを取得する。
判断223で、イベント発生元の機器に取得した監視データ以外の他の監視データが有るかどうかをチェックする。有れば、処理224で、その監視データの情報を保存する。
判断223で、他の監視データが無ければ、判断225で、当該機器に接続する接続機器の有無をチェックする。有れば、処理226で、当該機器に接続する接続機器の情報と、この接続機器に関連する監視データの情報を保存する。
判断225で、当該機器に接続する接続機器が無ければ、処理227で、収集した結果をデータ強調表示処理手段38へ引き渡す。
データ強調表示処理手段38は、機器相互関連情報検索処理手段37から渡されたイベントに関連する情報(機器、監視データ)と、システムであらかじめ指定されたデータ強調表示のルール(図17参照)に則って、データ強調表示のための情報を付加して、系統フロー画面表示入力処理手段22、トレンドグラフ画面表示入力処理手段23、警報履歴一覧画面表示入力処理手段24、および機器操作・動作履歴一覧画面表示入力処理手段25へ引き渡し、当該イベントに関連する情報の強調表示を系統フロー画面61、トレンドグラフ画面62、警報履歴一覧画面63、および機器操作・動作履歴一覧画面64にて行なう。
実施の形態1によれば、以上のように、リプレイ機能において、再生/逆再生を従来に比べて短時間で行うことができ、しかもトラブル発生個所を漏らすことがなく、またトラブルが発生した機器だけでなく、その機器に関連する他の機器の情報を含めて視覚的に強調して表示するので、運転員の負荷が大幅に軽減されるとともに、プラント異常やプラント監視制御システム異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
また、プラント(機器)やシステムの異常が発生していない期間の再生処理を早くすることにより、異常に関連する各種事象を見落とすことなく効率の良いリプレイ機能を提供することができる。
実施の形態2.
図18は、この発明の実施の形態2による監視制御装置を示す機能ブロック図である。
図18において、14、21〜26、31〜34、36〜38、41〜43、47、48は図2におけるものと同一のものである。図18では、監視制御装置14に、指定期間保存トレンドグラフデータベース44、指定期間保存警報履歴データベース45、指定期間保存機器操作・動作履歴データベース46を設けている。これらは、それぞれ、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、機器操作・動作履歴データベース43のうちの指定期間のデータと同じであり、指定期間履歴データベースを構成する。
実施の形態1では、リプレイする過去のデータを、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43から収集する場合について述べたが、実施の形態2は、図18に示すように、指定期間保存トレンドグラフデータベース44、指定期間保存警報履歴データベース45、および指定期間保存機器操作・動作履歴データベース46を設け、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43からではなく、指定期間保存トレンドグラフデータベース44、指定期間保存警報履歴データベース45、および指定期間保存機器操作・動作履歴データベース46から、指定期間内の再生時刻に対応するトレンドグラフデータ、警報履歴データ、および機器操作・動作履歴データをそれぞれ取り出すようにした。
実施の形態2によれば、これにより、指定期間内で発生したプラント異常やプラント監視制御システム異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
実施の形態3.
図19は、この発明の実施の形態3による監視制御装置を示す機能ブロック図である。
図19において、14、21〜26、31〜34、36〜38、41〜43、47、48は図2におけるものと同一のものである。図19では、監視制御装置14に接続されるリムーバブルメディア51を設けるとともに、リムーバブルメディア51上に、実施の形態2と同様の指定期間保存トレンドグラフデータベース52、指定期間保存警報履歴データベース53、リムーバブルメディア上の指定期間保存機器操作・動作履歴データベース54を格納している。
実施の形態1では、リプレイする過去のデータを、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43から収集する場合について述べたが、実施の形態3は、図19に示すように、リプレイする過去のデータを、リムーバブルメディア51上の指定期間保存トレンドグラフデータベース52、指定期間保存警報履歴データベース53、指定期間保存機器操作・動作履歴データベース54から取り出すようにした。
すなわち、リプレイする過去のデータを、トレンドグラフデータベース41、警報履歴データベース42、および機器操作・動作履歴データベース43からではなく、リムーバブルメディア51上の指定期間保存トレンドグラフデータベース52、リムーバブルメディア上の指定期間保存警報履歴データベース53、およびリムーバブルメディア上の指定期間保存機器操作・動作履歴データベース54から、指定期間内の再生時刻に対応するトレンドグラフデータ、警報履歴データ、および機器操作・動作履歴データをそれぞれ取り出すようにした。
実施の形態3によれば、これにより、リムーバブルメディアを用いて、指定期間内で発生したプラント異常やプラント監視制御システム異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
実施の形態4.
図20は、この発明の実施の形態4による監視制御装置のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面を示す図である。
図20において、警報履歴一覧画面63は、図6の構成と同じであり、系統フロー画面61のリプレイモードにおける警報履歴一覧画面63を示している。警報の番号ごとに発生した日時、該当するアラーム、設備、機器、メッセージ、タグが表示される。図20では、警報履歴一覧画面63に、各警報イベントを選択できる警報イベント解析ボタン91を設けている。
実施の形態1〜3では、リプレイ操作画面65から操作ボタン104〜108を操作してリプレイする場合について述べたが、実施の形態4は、図20に示すように、警報履歴一覧画面63に各警報イベントを選択できる警報イベント解析ボタン91を設け、高速リプレイに利用するようにした。
すなわち、リプレイモードにおいて警報イベント解析ボタン91を押下すると、その警報イベントを終了事象として、高速リプレイ条件設定画面66の条件設定で、高速リプレイ(この場合は逆再生となる)を行ない、しかもトラブル発生個所を漏らすことがなく、またトラブルが発生した機器だけでなく、その機器に関連する他の機器の情報を含めて視覚的に強調して表示する。
実施の形態4によれば、これにより、運転員の負荷が大幅に軽減されるとともに、プラント異常やプラント監視制御システム異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
実施の形態5.
図21は、この発明の実施の形態5による監視制御装置のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面を示す図である。
図21において、機器操作・動作履歴一覧画面64は、図8の構成と同じであり、系統フロー画面61のリプレイモードにおける機器操作・動作履歴一覧画面64を示している。機器操作の番号ごとに発生した日時、該当する設備、機器、操作・動作名称、操作マシン名称、タグが表示される。図21では、機器操作・動作履歴一覧画面64に各機器操作・動作イベントを選択できる機器操作・動作イベント解析ボタン92を設けている。
実施の形態1〜3では、リプレイ操作画面65から操作ボタン104〜108を操作してリプレイする場合について述べたが、実施の形態5は、図21に示すように、機器操作・動作履歴一覧画面64で各機器操作・動作イベントを選択できる機器操作・動作イベント解析ボタン92を設け、高速リプレイに利用するようにした。
すなわち、リプレイモードにおいて機器操作・動作イベント解析ボタン92を押下すると、その機器操作・動作イベントを開始事象として、高速リプレイ条件設定画面66の条件設定で、高速リプレイ(この場合は再生となる)を行ない、しかもトラブル発生個所を漏らすことがなく、またトラブルが発生した機器だけでなく、その機器に関連する他の機器の情報を含めて視覚的に強調して表示する。
実施の形態5によれば、これにより、運転員の負荷が大幅に軽減されるとともに、プラント異常やプラント監視制御システム異常の発生個所や原因の特定を迅速かつ効率よく行なうことができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
11 プラント監視制御システム、12 プラント、13 コントローラ、
14 監視制御装置、15 ネットワーク、21 画面表示入力処理手段、
22 系統フロー画面表示入力処理手段、23 トレンドグラフ画面表示入力処理手段、24 警報履歴一覧画面表示入力処理手段、
25 機器操作・動作履歴一覧画面表示入力処理手段、
26 リプレイ操作画面表示入力処理手段、31 リプレイ管理処理手段、
32 データ管理処理手段、33 ネットワーク処理手段、
34 監視データ取得元切替え処理手段、36 出力データ選別処理手段、
37 機器相互関連情報検索処理手段、38 データ強調表示処理手段、
41 トレンドグラフデータベース、42 警報履歴データベース、
43 機器操作・動作履歴データベース、
44 指定期間保存トレンドグラフデータベース、
45 指定期間保存警報履歴データベース、
46 指定期間保存機器操作・動作履歴データベース、47 機器情報データベース、
48 機器相互関連情報データベース、51 リムーバブルメディア、
52 指定期間保存トレンドグラフデータベース、
53 指定期間保存警報履歴データベース、
54 指定期間保存機器操作・動作履歴データベース、61 系統フロー画面、
62 トレンドグラフ画面、63 警報履歴一覧画面、
64 機器操作・動作履歴一覧画面、65 リプレイ操作画面、
66 高速リプレイ条件設定画面、67 リプレイ対象機器・監視データ設定画面、
71 オンライン表示、72 リプレイ表示、73 リプレイ操作ボタン、
81 機器の計測データ表示、82 機器の状態表示、91 警報イベント解析ボタン、92 機器操作・動作イベント解析ボタン、101 開始時刻欄、102 終了時刻欄、103 再生時刻欄、104 巻戻しボタン、105 逆再生ボタン、
106 一時停止ボタン、107 再生ボタン、108 早送りボタン、
109 警報イベント、110 機器操作・動作イベント、111 再生時刻、
112 インディケーター、113 高速リプレイ条件設定ボタン、
114 リプレイ対象機器・監視データ設定ボタン、
121 再生周期、122 再生範囲、123 前回値差分、124 しきい値差分、
125 早送り/巻戻し周期、126 設定ボタン、127 取消ボタン、
131 監視制御対象グループ、132 機器(種別)、133 機器(名称)、
134 監視データ、135 警報イベント(種別)、136 操作・動作イベント(種別)、
137 設定ボタン、138 取消ボタン

Claims (6)

  1. プラントを構成する機器からコントローラを介して受信した監視データに基づき、上記機器を監視制御するプラント監視制御装置であって、
    上記監視データとこの監視データに基づく警報イベントおよび上記機器の動作イベントとを履歴データとして時系列に保存する履歴データベース、
    上記機器と上記監視データとを対応付けた機器情報データベース、
    上記機器の上流側または下流側に接続された接続機器の情報を有する機器関連情報データベース、
    上記コントローラから受信した監視データを処理し、上記監視データ、上記警報イベントおよび上記動作イベントを上記履歴データベースに保存するデータ管理手段、
    上記機器の監視制御のための画面表示を行うとともに運転員からの画面入力を処理する画面表示入力手段、
    この画面表示入力手段による上記画面表示を行うときのモードとして、現在時刻の監視データを表示するオンラインモードと、上記履歴データベースに保存中の任意の期間の監視データのリプレイを行うリプレイモードとのいずれか一方に設定するモード切替え手段、
    上記監視データのリプレイを制御するとともに、上記履歴データベースと上記画面表示入力手段との間の上記履歴データのやりとりを管理するリプレイ管理手段、
    上記機器情報データベースおよび上記機器関連情報データベースを用いて、上記リプレイを行なう監視データ、この監視データに対応する機器およびこの機器に接続された接続機器の情報を検索する接続機器検索手段、
    およびこの接続機器検索手段により検索された監視データ、この監視データに対応する機器、上記接続機器、上記監視データに関連する上記警報イベントおよび上記動作イベントの情報に対して、表示中の画面での強調表示を上記画面表示入力手段に指示する強調表示手段を備え、
    上記画面表示入力手段は、
    上記オンラインモードの場合には、現在時刻の上記監視データを上記データ管理手段から取得し、
    上記リプレイモードの場合には、上記警報イベントおよび上記動作イベントの発生前後の期間では、設定された再生周期でリプレイを行ない、それ以外の期間では高速リプレイを行なうように選別された上記監視データを上記リプレイ管理手段から取得することを特徴とするプラント監視制御装置。
  2. 上記履歴データベースのうちの指定期間における履歴データを保存する指定期間履歴データベースを備え、
    上記リプレイ管理手段は、上記リプレイモードの場合に、上記履歴データを上記指定期間履歴データベースから取得して上記画面表示入力手段に送信することを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
  3. 上記指定期間履歴データベースは、リムーバブルメディア上に形成されていることを特徴とする請求項2記載のプラント監視制御装置。
  4. 上記画面表示入力手段により表示される画面には、系統図上に上記監視データを表示する系統フロー画面、上記警報イベントを一覧表示する警報履歴一覧画面および上記動作イベントを一覧表示する動作履歴一覧画面を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載のプラント監視制御装置。
  5. 上記リプレイ管理手段は、
    上記警報履歴一覧画面に表示中の警報イベントが選択された場合に、当該警報イベント
    を終了事象として、高速リプレイ条件設定画面を用いて予め設定された高速リプレイ条件に基づき、上記リプレイを行なうことを特徴とする請求項4記載のプラント監視制御装置。
  6. 上記リプレイ管理手段は、
    上記動作履歴一覧画面に表示中の動作イベントが選択された場合に、当該動作イベントを開始事象として、高速リプレイ条件設定画面を用いて予め設定された高速リプレイ条件に基づき、上記リプレイを行なうことを特徴とする請求項4記載のプラント監視制御装置。
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