JP3554128B2 - 記録情報表示システム及び記録情報表示方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時系列的に記録された複数種の記録情報各々を画面に表示する記録情報表示システムに関し、特に、製鉄プラントや、電力プラント、化学プラント等の保守支援システムに好適な記録情報表示システム及び記録情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、製鉄プラントや、電力プラント、化学プラント等の保守支援システムでは、各プラント機器に設置された各種センサで得られたセンサ情報、各プラント機器に設置されたカメラで撮像した現場映像、および、保守点検情報等を時系列的に記録して、これ等の記録情報を、プラントに発生した事故原因の究明や、生産品の品質不良原因の究明等に用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の保守支援システムでは、プラントに事故が発生した場合や、生産品の品質不良が生じた場合、上記の各記録情報を、別々に調べて原因究明を行っている。
【0004】
このように、従来の保守支援システムでは、複数の記録情報を互いに関連づけて統括的に見ることができないため、プラントに発生した事故原因の究明や、生産品の品質不良原因の究明等に際し、操作者の負担が大きいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、プラントに発生した事故原因の究明や、生産品の品質不良原因の究明等に要する操作者の負担を減らすことができる記録情報表示システム及び記録情報表示方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の記録情報表示システムは、時系列的に記録された複数種の記録情報を画面上に表示する記録情報表示システムであって、外部からの入力に従って、画面上に表示されている前記複数種の記録情報の中から、少なくとも2つの記録情報を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択した少なくとも2つの記録情報について、画面上に表示されているいずれか一つの記録情報の記録時刻に従い、画面上に表示する他の記録情報の記録時刻を変更する表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
【0007】
ここで、時系列的に記録された複数種の記録情報とは、例えばプラントの各機器に設置された各種センサで得られたセンサ情報(生産品の品質に関する情報、各機器の動作状態に関する情報等)や、各機器に設置されたカメラで録画した映像情報、保守点検情報等が該当する。
【0008】
本発明によれば、前記構成により、複数の任意の記録情報を、互いに記録時刻を対応づけて、画面上に同時に表示することができる。
【0009】
これにより、操作者は、所望する複数の記録情報を、記録時刻を互いに対応づけて、同時に見ることができるので、プラントに発生した事故原因の究明や、生産品の品質不良原因の究明等に要する操作者の負担を減らすことができる。
【0010】
尚、本発明の記録情報表示システムにおいて、前記複数種の記録情報のうちの少なくとも1つが録画情報の場合、
前記表示制御手段は、前記録画情報を再生する手段を有し、
前記録画情報を再生する場合に、画面上に表示する他の記録情報の記録時刻を、画面上に表示する当該録画情報の記録時刻の変化に同期させて変更することが好ましい。
【0011】
このようにすることで、プラントに発生した事故原因の究明や、生産品の品質不良原因の究明等に要する操作者の負担を更に減らすことができる。
【0012】
また、本発明の記録情報表示システムにおいて、前記複数種の記録情報各々が、複数の対象各々について時系列的に記録されたものである場合、たとえば、上記のセンサ情報や映像情報が、プラントを構成する機器各々について時系列的に記録されたものである場合、
前記表示制御手段は、前記選択手段で選択した少なくとも2つの記録情報について、画面上に表示されているいずれか一つの記録情報の対象に従い、画面上に表示する他の記録情報の対象を変更することが好ましい。
【0013】
このようにすることで、操作者が注目している対象について、複数種の記録情報を、画面上に同時に表示することができる。
【0014】
また、本発明の記録情報表示方法は、時系列的に記録された複数種の記録情報画面上に表示する記録情報表示方法であって、
外部からの入力に従い、画面上に表示されている複数種の記録情報のうちの1つを移動させて、他の記録情報に重ね合わせる第一の工程と、
前記第一の工程により重なり合った2つの記録情報について、画面上に表示されているいずれか一つの記録情報の記録時刻に従い、画面上に表示する他の記録情報の記録時刻を変更する第二の工程と、
を備えていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0016】
ここでは、製鉄プラントの保守支援システムとして好適な記録情報表示システムについて説明する。
【0017】
図1に、本発明の一実施形態である記録情報表示システムの概略機能構成図を示す。
【0018】
本実施形態の記録情報表示システム1は、図1に示すように、センサ情報データベース11と、現場映像データベース12と、保守記録情報データベース13と、入力部14と、表示部15と、インターフェース部16と、表示制御部17と、を備えて構成される。
【0019】
センサ情報データベース11は、製鉄プラントの各機器(圧延スタンド等)に設置したセンサで計測した、圧延材の板厚や、ロールの圧力、圧延材の張力等のセンサ情報各々を時系列的に記録し、蓄積する。
【0020】
現場映像データベース12は、製鉄プラントの各機器に設置したカメラで撮像した、圧延ロールや、圧延材表面、圧延材巻取機等の映像情報各々を時系列的に記録し、蓄積する。
【0021】
保守記録情報データベース13は、製鉄プラントの各機器に発生した異常を知らせる警報情報や、各機器の修理、点検等の保守記録情報等を時系列的に記録し、蓄積する。
【0022】
表示部15は、各データベース11〜13に蓄積されている情報や、これ等の情報を操作するためのメニューを画面に表示する。
【0023】
入力部14は、ユーザの指示を受け付ける。たとえば、表示部15に表示されている情報を選択したり、選択した情報の再生を要求したりするのに用いる。入力部14には、例えばマウスが用いられる。
【0024】
インターフェース部16は、各データベース11〜13に蓄積する情報を取り込む。
【0025】
表示制御部17は、図1に示すように、データベース管理部171と、属性調査部172と、文書内容比較部173と、同期調整部174と、統計処理部175と、画像処理部176と、表示情報設定部177と、制御部178と、を有する。
【0026】
データベース管理部171は、各データベース11〜13から情報を読出す。
【0027】
属性調査部172は、表示部15に表示されている情報の記録時刻や、当該情報の対象機器(当該情報の入手先となるプラント機器)を調査する。
【0028】
この調査は、たとえば、各データベース11〜13に蓄積された情報を表示部15に表示する際に、当該情報の記録時刻及び対象機器と、当該情報の画面上での表示位置とを対応付けて、メモリに格納しておくことで、調査対象となる情報の画面上での表示位置に基づいて行うことができる。
【0029】
文書内容比較部173は、データベース管理部171によって、保守記録情報データベース13から取り出した保守記録情報の中から、属性調査部172で調査した情報の対象機器に関連する保守記録情報を検索する。
【0030】
この検索は、たとえば、前記対象機器の名称をキーワードとして、当該名称を含む保守記録情報を抽出することで行うことができる。
【0031】
同期調整部174は、同じ対象物(例えば圧延材のある部分)に注目した場合において、当該対象物を測定するセンサの測定時刻と、当該対象物を撮影するカメラの撮影時刻との時間差(ずれ)を算出する。
【0032】
統計処理部175は、センサ情報データベース11に蓄積された各種センサ情報の最大値や最小値、あるいは平均値を求める。また、各種センサ情報の回帰曲線を求めたり、FET(First Fourier Transform)を行ったりする。
【0033】
画像処理部176は、現場映像データベース12に蓄積されている映像情報に対して、2値化処理を施したり、フレーム差分をとったり、輝度分布を調べたりする。
【0034】
表示情報設定部177は、属性調査部172で調査した記録時刻、および同期調整部174で求めた時間差を基に、表示部15に表示する映像情報のフレーム(以下、映像フレームとも称する)の記録時刻を設定する。
【0035】
制御部178は、本実施形態システムの各部を統括的に制御する。
【0036】
たとえば、入力部14に入力されたユーザの指令に従い、データベース管理部171に情報検索を要求したり、属性調査部172に属性調査を要求したり、統計処理部175に統計処理を要求したり、画像処理部176に画像処理を要求したり、表示情報設定部177に、表示部15に表示する映像フレームの記録時刻の設定を要求したりする。
【0037】
また、制御部178は、表示部15の画面上に、データベース11〜13各々に対応した窓(以下、ウインドウとも称する)を設けて、データベース管理部171で読み出した情報を、当該情報に対応するウインドウ内に表示するように、表示部15を制御する。
【0038】
さらに、制御部178は、入力部14及び表示部15と共に、グラフィカル・ユーザ・インターフェースとしても機能する。
【0039】
図2に、表示部15に表示される画面の一例を示す。
【0040】
図2に示す表示部15の画面200は、センサ情報データベース11に蓄積されたセンサ情報を、時間軸を有するトレンドグラフとして表示するためのウインドウ201と、現場映像データベース12に蓄積された映像情報を表示するためのウインドウ202と、保守記録情報データベース13に蓄積された保守記録情報を表示するためのウインドウ203と、本実施形態のシステムが用いられる製鉄プラントの系統図を表示するためのウインドウ204と、画面200に表示されている情報を操作するためのメニュー205と、映像情報を再生したり、巻き戻したりする再生操作ボタン206と、ウインドウ202に表示されている映像フレームの記録時刻を指す時刻バー207と、ウインドウ201〜204に表示されている情報の少なくとも一部を選択したり、メニュー205や、再生操作ボタン206、あるいは時刻バー207を操作したりするのに用いるカーソル208と、で構成されている。
【0041】
メニュー205は、センサ情報の表示を要求する項目205aと、映像情報の表示を要求する項目205bと、保守記録情報の表示を要求する項目205cと、統計処理を要求する項目205dと、画像処理を要求する項目205eと、同期調整を要求する項目205fと、画面200に表示されている情報に識別番号を付加する項目205gと、からなる。
【0042】
再生操作ボタン206は、映像情報を再生したり、停止したり、早送りしたり、コマ送りしたりするためのものである。再生操作ボタン206は、停止ボタン206aと、再生ボタン206bと、早送りボタン206cと、コマ送りボタン206dと、逆再生ボタン206eと、巻き戻しボタン206fと、逆コマ送りボタン206gと、からなる。
【0043】
制御部178は、入力部14からの位置信号(入力部14がマウスならば、マウスの動き)に応じてカーソル208の画面200上での表示位置を特定する。
【0044】
また、制御部178は、入力部14からの選択信号(入力部14がマウスならば、クリックやグラブ)に従い、カーソル208が指す情報、例えばウインドウ201〜204に表示されている情報や、メニュー205、再生操作ボタン206の各項目、あるいは時刻バー207を選択したり、カーソル208によって特定される領域にある情報を選択する。
【0045】
さらに、制御部178は、入力部14から選択信号を受信している状態で、入力部14からの位置信号が変化している場合(入力部14がマウスならば、ドラッグ)は、前記選択信号により選択した情報を、前記位置信号によって特定される画面200上の表示位置に移動させる。
【0046】
本実施形態のシステムは、たとえば、マルチウインドウシステムが搭載されたパーソナルコンピュータ等の計算機システムを用い、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された所定のプログラムを実行することで、実現することができる。
【0047】
次に本実施形態の動作について説明する。
【0048】
図3は図1に示す本実施形態の記録情報表示システムの動作を説明するためのフロー図である。
【0049】
先ず、制御部178は、表示部15に初期画面を表示させる(ステップ1001)。ここで、初期画面は、図2に示すように、予め定められた規則に従ってデータベース管理部171によりデータベース11〜13各々から情報を読み出し、当該読み出した情報各々を対応するウインドウ201〜203内に表示するようにすればよい。
【0050】
次に、制御部178は、ユーザの指示を解析する(ステップ1002)。そして、解析結果に応じた処理を行うように、各部に指令を出す。
【0051】
これにより、解析結果に応じた処理が行われる(ステップ1003〜ステップ1005)。
【0052】
次に、図3のステップ1003での処理について説明する。
【0053】
ステップ1003は、ユーザが、入力部14を用いて、操作ボタン206の項目206b〜205gを選択した場合に実行される。
【0054】
図4は、ユーザが操作ボタン206の項目206b〜205gを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0055】
先ず、制御部178は、属性調査部172に指令を出す(ステップ2001)。
【0056】
これを受けて、属性調査部172は、ウインドウ202に表示されている映像フレームの対象機器と記録時刻とを調査する(ステップ2002)。
【0057】
次に、データベース管理部171は、ステップ2002で調査した対象機器及び記録時刻と、図3のステップ1002で解析された、ユーザが選択した操作項目とを基に、次に表示すべき記録時刻の映像フレームを、現場映像データベースから読み出す(ステップ2003)。
【0058】
たとえば、再生ボタン206bが選択された場合は、ステップ2002で記録時刻が調査された映像フレームの次の映像フレームを読み出す。
【0059】
また、たとえば、逆再生ボタン206eが選択された場合は、ステップ2002で記録時刻が調査された映像フレームの1つ前の映像フレームを読み出す。
【0060】
さらに、たとえば、コマ送りボタン206dが選択された場合は、ステップ2002で記録時刻が調査された映像フレームの複数フレーム後の映像フレームを読み出す。
【0061】
次に、制御部178は、データベース管理部171により読み出した映像フレームを、ウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、ステップ2002で調査した記録時刻に対応する位置に、時刻バー207を表示するように、表示部15を制御する(ステップ2004)。
【0062】
次に、制御部178は、ウインドウ203内に表示されている保守記録情報の記録期間が、ステップ2002で調査した記録時刻を含むか否かを判断する(ステップ2005)。
【0063】
ウインドウ203内に表示されている保守記録情報の記録期間が、ステップ2002で調査した記録時刻を含んでいる場合は、ステップ2008に移行し、含んでいない場合は、ステップ2006に移行する。
【0064】
ステップ2006では、制御部178が、データベース管理部171に指令を出す。これを受けて、データベース管理部171は、ステップ2002で調査した記録時刻を含む所定期間(例えばその記録時刻から2ヶ月前までの期間)の保守記録情報を、保守記録情報データベース13から読み出す。
【0065】
そして、制御部178は、データベース管理部171により読み出した保守記録情報をウインドウ203に一覧表示するように、表示部15を制御する(ステップ2007)。
【0066】
ステップ2008では、制御部178は、ユーザにより操作ボタン206の他の項目が選択されたか否かを判断する。
【0067】
他の項目(例えば停止ボタン206a)選択された場合は、このフローを終了する。 一方、他の項目が選択されていない場合は、ステップ2002に戻り、ステップ2002〜2008の処理を繰り返し行う。
【0068】
このようにすることで、映像情報を、ウインドウ202内に表示されている映像フレームの記録時刻と、時刻バー207が指すトレンドグラフ上の時刻位置とを一致させながら、即ち同期させながら、再生、早送り、コマ送り等を行うことができる。
【0069】
また、ウインドウ202に表示されている映像フレームの記録時刻近辺の保守記録情報を、ウインドウ203に表示させることができる。
【0070】
このため、ユーザは、映像情報、センサ情報、および保守点検情報を時間的に関連づけて把握することが可能になる。
【0071】
尚、映像情報の再生や早送りは、入力部14を用いて、時刻バー207を平行移動させることでも行うことができる。
【0072】
図5は、ユーザが時刻バー207を平行移動させた場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0073】
ユーザが、入力部14を用いて、時刻バー207を平行移動させると、制御部178は、属性調査部172に指令を出す(ステップ2101)。
【0074】
これを受けて、属性調査部172は、時刻バー207が指す記録時刻、すなわち、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの時間軸上における時刻バー207の位置を調査する。また、ウインドウ202内に表示されている映像フレームの対象機器を調査する(ステップ2102)。
【0075】
次に、データベース管理部171は、ステップ2102で調査した対象機器の映像情報であって、同じくステップ2102で調査した記録時刻の映像フレームを現場映像データベース12から読み出す(ステップ2103)。
【0076】
そして、制御部178は、データベース管理部171で読み出した映像フレームをウインドウ202に表示するように、表示部15を制御する(ステップ2104)。
【0077】
次に、制御部178は、ウインドウ203に表示されている保守記録情報の記録期間が、ステップ2102で調査した記録時刻を含むか否かを判断する(ステップ2105)。
【0078】
ウインドウ203に表示されている保守記録情報の記録期間が、ステップ2102で調査した記録時刻を含んでいる場合は、ステップ2108に移行し、含んでいない場合は、ステップ2106に移行する。
【0079】
ステップ2106では、制御部178は、データベース管理部171に指令を出す。これを受けて、データベース管理部171は、ステップ2102で調査した記録時刻を含む所定期間(例えばその記録時刻から2ヶ月前までの期間)の保守記録情報を、保守記録情報データベース13から読み出す。
【0080】
そして、制御部178は、データベース管理部171で読み出した保守記録情報をウインドウ203内に一覧表示するように、表示部15を制御する(ステップ2107)。
【0081】
ステップ2108では、制御部178は、時刻バー207が平行移動しているか否かを判断する。
【0082】
ユーザが、入力部14を用いて、時刻バー207を平行移動させている場合は、ステップ2102に戻り、ステップ2102〜2108の処理を繰り返し行う。一方、ユーザが、時刻バー207の平行移動を終了させている場合は、このフローを終了する。
【0083】
このようにすることで、映像情報を、ウインドウ202内に表示されている映像フレームの記録時刻と、時刻バー207のトレンドグラフ上での時刻位置とを一致させながら、すなわち、同期させながら、時刻バー207の動きに合わせて再生することができる。
【0084】
また、時刻バー207のトレンドグラフ上の時刻位置近辺の保守記録情報を、ウインドウ203に表示させることができる。
【0085】
次に、図3のステップ1004での処理について説明する。
【0086】
ステップ1004は、ユーザが、入力部14を用いて、ウインドウ201〜204に表示されている情報いずれかの少なくとも1部を選択した場合に実行される。
【0087】
先ず、ステップ1004での処理として、ユーザが、ウインドウ204に表示されているプラント系統図のある機器を選択した場合の処理について説明する。
【0088】
図6は、ユーザが、ウインドウ204に表示されているプラント系統図のある機器を選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0089】
先ず、制御部178は、ユーザによって選択されたプラント系統図の機器(グラフィック記号)が、画面上を移動しているか否かを判断する(ステップ3001)。
【0090】
上述したように、ユーザは、入力部14、表示部15及び制御部178が有するグラフィカル・ユーザ・インターフェースとしての機能を利用して、ウインドウ204内に表示されているプラント系統図の少なくとも一部を選択し、当該部分の画面上での位置を動かすことができる。
【0091】
たとえば、図7に示すように、入力部14を用いてプラント系統図の機器Aを選択して、センサ情報を表示するためのウインドウ201内に移動することができる。
【0092】
また、たとえば、図8に示すように、入力部14を用いてプラント系統図の機器Bを選択して、保守記録情報を表示するためのウインドウ203内に移動することもできる。
【0093】
次に、制御部178は、属性調査部172に指令を出す。これを受けて、属性調査部172は、ユーザが選択した機器の名称と、時刻バー207が指すトレンドグラフ上での時刻位置と、ユーザが選択した機器の画面上での移動先(ウインドウ201〜203)と、を調査する(ステップ3002)。
【0094】
次に、属性調査部172は、ユーザが選択した機器の画面上での移動先(ウインドウ201〜203)に応じた検索処理を行うように、データベース管理部171に指令を出す(ステップ3003)。
【0095】
ステップ3004〜ステップ3006は、ステップ3003において、ユーザが選択した機器の画面上での移動先が、センサ情報を表示するためのウインドウ201である場合に実行される。
【0096】
ステップ3004では、データベース管理部171は、ステップ3002で調査したプラント機器に設置されたセンサのセンサ情報であって、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフの時間軸が示す期間のセンサ情報を、センサ情報データベース11から検索する。
【0097】
次に、制御部178は、ステップ3004で選択したセンサ情報を用いてトレンドグラフを作成する(ステップ3005)。そして、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフを、ステップ3005で作成したトレンドグラフに変更する(ステップ3006)。
【0098】
これにより、ユーザが選択したプラント機器に関連するセンサ情報のトレンドグラフを、ウインドウ201内に表示することができる。
【0099】
このため、ユーザは、見たいセンサ情報を、すぐに入手することができる。
【0100】
図7に示す例では、ユーザが選択したプラント系統図の機器Aが第4スタンドバックアップロールであり、データベース管理部171により、第4スタンドバックアップロールに設置されたセンサのセンサ情報「第4スタンドロール圧力、第4スタンドロール速度、第4スタンド圧下位置」であって、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフの時間軸が示す期間「95/05/01 12:58〜13:14」のセンサ情報が検索され、トレンドグラフとして、ウインドウ201内に表示されている様子を示している。
【0101】
ステップ3007〜ステップ3008は、ステップ3003において、ユーザが選択した機器の画面上での移動先が映像情報を表示するためのウインドウ202である場合に実行される。
【0102】
ステップ3007では、データベース管理部171が、ステップ3002で調査したプラント機器を撮影した映像情報であって、時刻バー207が指すトレンドグラフでの記録時刻に撮影した映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0103】
次に、制御部178は、ウインドウ202に表示されている映像フレームを、ステップ3007で選択した映像フレームに変更する(ステップ3008)。
【0104】
これにより、ユーザが選択したプラント機器の現場映像を、ウインドウ202内に表示することができる。
【0105】
このため、ユーザは、見たい現場映像を、すぐに入手することができる。
【0106】
ステップ3009〜ステップ3011は、ステップ3003において、ユーザが選択した機器の画面上での移動先が、保守記録情報を表示するためのウインドウ203である場合に実行される。
【0107】
ステップ3009では、データベース管理部171は、ステップ3002で調査した記録時刻を含む所定期間(ここでは、その記録時刻から2ヶ月前の期間)中に記録された保守記録情報を、保守記録情報データベース13から読み出す。
【0108】
次に、文書内容比較部173は、データベース管理部171により読み出した保守記録情報の中から、ステップ3002で調査したプラント機器に関連する保守記録情報を検索する(ステップ3010)。
【0109】
次に、制御部178は、ウインドウ203内に一覧表示されている保守記録情報を、ステップ3010で検索した保守記録情報に変更する(ステップ3011)。
【0110】
これにより、ユーザが選択したプラント機器に関連する保守記録情報を、ウインドウ203内に表示することができる。
【0111】
このため、ユーザは、見たい保守記録情報を、すぐに入手することができる。
【0112】
図8に示す例では、ユーザが選択したプラント系統図の機器Bが第2コイラであり、文書内容比較部173により、1995年5月1日から2ヶ月前の期間中に記録された保守記録情報の中から、第3コイラに関連する保守記録情報「5/1 9:30 圧延材噛み込み発生、4/25 11:30 第2コイラ異常なし」が検索され、ウインドウ203内に一覧表示されている様子を示している。
【0113】
次に、図3のステップ1004での処理として、ユーザが、ウインドウ202内に表示されている映像フレームを選択した場合の処理について説明する。
【0114】
図9は、ユーザが、ウインドウ202内に表示されている映像フレームを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0115】
先ず、制御部178は、ユーザによって選択された映像フレームが、画面上を移動しているか否かを判断する(ステップ3101)。
【0116】
上述したように、ユーザは、入力部14、表示部15及び制御部178が有するグラフィカル・ユーザ・インターフェースとしての機能を利用して、画面に表示されている映像フレームを選択し、当該映像フレームの画面上での位置を動かすことができる。
【0117】
たとえば、図10に示すように、入力部14を用いて映像情報Cを選択して、センサ情報を表示するためのウインドウ201内に移動することができる。
【0118】
また、たとえば、図11に示すように、入力部14を用いて映像情報Cを選択して、保守記録情報を表示するためのウインドウ203内に移動することもできる。
【0119】
次に、制御部178は、属性調査部172に指令を出す。これを受けて、属性調査部172は、ユーザが選択した映像フレームの記録時刻と、当該映像フレームの対象機器(当該映像フレームを生成したカメラの撮影対象となるプラント機器)と、当該映像フレームの画面上での移動先(ウインドウ201、203)と、を調査する(ステップ3102)。
【0120】
次に、属性調査部172は、映像フレームの画面上での移動先(ウインドウ201、203)に応じた検索処理を行うように、データベース管理部171に指令を出す(ステップ3103)。
【0121】
ステップ3104〜ステップ3106は、ステップ3103において、映像フレームの画面上での移動先が、センサ情報を表示するためのウインドウ201である場合に実行される。
【0122】
ステップ3104では、データベース管理部171は、ステップ3102で調査した対象機器に設置されたセンサのセンサ情報であって、同じくステップ3102で調査した記録時刻を含む所定期間(例えば、その記録時刻の2分前から、その記録時刻の14分後までの期間)のセンサ情報を、センサ情報データベース11から読み出す。
【0123】
次に、制御部178は、ステップ3104で選択したセンサ情報を用いてトレンドグラフを作成する(ステップ3105)。
【0124】
そして、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフを、ステップ3105で作成したトレンドグラフに変更する。また、時刻バー207を、当該トレンドグラフの、ステップ3102で調査した記録時刻に対応する位置に表示するように、表示部15を制御する(ステップ3106)。
【0125】
これにより、ユーザが選択した映像フレームの対象機器に設置されたセンサのセンサ情報であって、当該映像フレームの記録時刻を含むセンサ情報のトレンドグラフを、ウインドウ201内に表示することができる。
【0126】
このため、ユーザは、注目している映像情報と、当該映像情報に関連するセンサ情報とを、統括的に判断することが可能となる。
【0127】
図10に示す例では、ユーザが選択した映像フレームCが、記録時刻が95/05/02 09:30、対象機器が第3スタンドバックアップロールであり、データベース管理部171により、第3スタンドバックアップロールに設置されたセンサのセンサ情報「第3スタンドロール圧力、第3スタンドロール速度、第3スタンド圧下位置」であって、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの時間軸が示す期間「95/05/02 09:28〜09:44」のセンサ情報が検索され、トレンドグラフとして、ウインドウ201内に表示されている様子を示している。
【0128】
ステップ3107〜ステップ3109は、ステップ3103において、映像フレームの画面上での移動先が、保守記録情報を表示するためのウインドウ203である場合に実行される。
【0129】
ステップ3107では、データベース管理部171は、ステップ3102で調査した記録時刻を含む所定期間(ここでは、その記録時刻から2ヶ月前の期間)中に記録された保守記録情報を、保守記録情報データベース13から読み出す。
【0130】
次に、文書内容比較部173は、データベース管理部171により読み出された保守記録情報の中から、ステップ3102で調査した対象機器に関連する保守記録情報を検索する(ステップ3108)。
【0131】
次に、制御部178は、ウインドウ203内に一覧表示されている保守記録情報を、ステップ3109で検索した保守記録情報に変更する(ステップ3109)。
【0132】
これにより、映像フレームの対象機器に関連する保守記録情報であって、当該映像フレームの記録時刻を含む保守記録情報を、ウインドウ203内に一覧表示することができる。
【0133】
このため、ユーザは、注目している映像情報と、当該映像情報に関連する保守記録情報とを、統括的に判断することが可能となる。
【0134】
図11に示す例では、ユーザが選択した映像フレームCが、記録時刻が95/05/02 09:30、対象機器が第3スタンドバックアップロールであり、データベース管理部171により、第3スタンドバックアップロールに関連する保守記録情報であって、95/05/02 09:30から2ヶ月前までの保守記録情報「3/20 第3スタンドバックアップロール交換、4/20 第3スタンドバックアップロール点検異常なし」が検索され、ウインドウ203内に一覧表示されている様子を示している。
【0135】
次に、図3のステップ1004での処理として、ユーザが、ウインドウ201内に表示されているセンサ情報を選択した場合の処理について説明する。
【0136】
図12は、ユーザが、ウインドウ201内に表示されているセンサ情報を選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0137】
先ず、制御部178は、一部選択されたセンサ情報が、画面上を移動しているか否かを判断する(ステップ3201)。
【0138】
上述したように、ユーザは、入力部14、表示部15及び制御部178が有するグラフィカル・ユーザ・インターフェースとしての機能を利用して、画面に表示されているセンサ情報の少なくとも一部を選択し、当該部分の画面上での位置を動かすことができる。
【0139】
たとえば、図13に示すように、入力部14を用い、ウインドウ201内に表示されている第2スタンド板厚のセンサ情報Dの一部Eを選択して、映像情報を表示するためのウインドウ202内に移動することができる。
【0140】
また、たとえば、図14に示すように、入力部14を用い、ウインドウ201内に表示されている第1スタンドロール圧のセンサ情報Fの一部Gを選択して、保守記録情報を表示するためのウインドウ203内に移動することもできる。
【0141】
次に、制御部178は、属性調査部172に指令を出す。これを受けて、属性調査部172は、前記一部選択されたセンサ情報を測定したセンサが設置されている対象機器と、前記一部選択されたセンサ情報のトレンドグラフ上での開始時刻(図13の例では、Estartの位置に応じた時刻)及び終了時刻(図13の例では、Eendの位置に応じた時刻)と、前記一部選択されたセンサ情報の画面上での移動先(ウインドウ201、203)と、を調査する(ステップ3202)。
【0142】
次に、属性調査部172は、前記一部選択されたセンサ情報の移動先(ウインドウ201、203)に応じた検索処理を行うように、データベース管理部171に指令を出す(ステップ3203)。
【0143】
ステップ3204〜ステップ3208は、ステップ3203において、ユーザが一部選択したセンサ情報の画面上での移動先が、映像情報を表示するためのウインドウ202である場合に実行される。
【0144】
ステップ3204では、データベース管理部171が、ステップ3202で調査した対象機器を撮影する映像情報であって、同じくステップ3202で調査した開始時刻を記録時刻とする映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0145】
次に、制御部178は、ステップ3204で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、時刻バー207を、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、ステップ3202で調査した開始時刻に対応する位置に表示するように、表示部15を制御する(ステップ3205)。
【0146】
次に、制御部178は、時刻バー207のトレンドグラフ上での表示位置が、ステップ3202で調査した終了時刻に一致しているか否かを判断する(ステップ3206)。
【0147】
一致していない場合はステップ3207に移行し、一致している場合は、このフローを終了する。
【0148】
ステップ3207では、データベース管理部171は、ステップ3202で調査した対象機器を撮影する映像情報であって、ウインドウ202内に表示されている映像フレームの次の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0149】
次に、制御部178は、ステップ3207で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフの、前記読み出した映像フレームの記録時刻に対応する位置に、時刻バー207を表示するように、表示部15を制御する(ステップ3208)。
【0150】
その後、ステップ3206に移行し、時刻バー207のトレンドグラフ上での表示位置が、ステップ3202で調査した終了時刻に一致するまで、ステップ3206〜3208の処理を繰り返す。
【0151】
このようにすることで、ユーザが一部選択したセンサ情報に関連する映像情報であって、当該選択したセンサ情報の一部の開始時刻から終了時刻までの期間に撮影された映像情報を、ウインドウ202内に再生することができる。
【0152】
また、時刻バー207を、ウインドウ202に表示されている映像フレームの記録時刻と一致させながら、即ち同期させながら、移動させることができる。
【0153】
このため、ユーザは、注目しているセンサ情報と、当該センサ情報に関連性のある映像情報を、統括的に判断することが可能となる。
【0154】
図13に示す例では、ユーザが一部選択したセンサ情報Eに関連する「第2スタンド」の映像情報であって、センサ情報Eの開始時刻Estart「95/05/02 14:17:00」〜終了時刻Eend「95/05/02 14:22:00」の期間に撮影された映像情報が、ウインドウ202内に再生されている様子を示している。
【0155】
ステップ3209〜ステップ3211は、ステップ3203において、ユーザが一部選択したセンサ情報の画面上での移動先が、保守記録情報を表示するためのウインドウ203である場合に実行される。
【0156】
ステップ3209では、データベース管理部171は、ステップ3202で調査した開始時刻及び/又は終了時刻を含む所定期間(ここでは、開始時刻から2ヶ月前の期間)中に記録された保守記録情報を、保守記録情報データベース13から読み出す。
【0157】
次に、文書内容比較部173は、データベース管理部171により読み出した保守記録情報の中から、ステップ3202で調査した対象機器に関連する保守記録情報を検索する(ステップ3210)。
【0158】
次に、制御部178は、ウインドウ203内に一覧表示されている保守記録情報を、ステップ3210で検索した保守記録情報に変更する(ステップ3211)。
【0159】
これにより、ユーザが一部選択したセンサ情報に関連する保守記録情報であって、当該選択したセンサ情報の開始時刻及び/又は終了時刻を含む保守記録情報を、ウインドウ203内に一覧表示することができる。
【0160】
このため、ユーザは、注目しているセンサ情報と、当該センサ情報に関連性のある保守記録情報とを、統括的に判断することが可能となる。
【0161】
図14に示す例では、ユーザが一部選択したセンサ情報G「第1スタンドロール圧」に関連する保守記録情報であって、当該センサ情報Gの開始時刻Gstart「95/05/02 14:13:30」から2ヶ月前までの保守記録情報「3/12 第1スタンドワークロール交換、4/12 第1スタンドバックアップロール点検異常なし、4/21 第1スタンドワークロール点検異常なし」が検索され、ウインドウ203内に一覧表示されている様子を示している。
【0162】
次に、図3のステップ1004での処理として、ユーザが、ウインドウ203内に表示されている保守記録情報を選択した場合の処理について説明する。
【0163】
図15は、ユーザが、ウインドウ203内に表示されている保守記録情報を一部選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0164】
先ず、制御部178は、一部選択された保守記録情報が、画面上を移動しているか否かを判断する(ステップ3301)。
【0165】
上述したように、ユーザは、入力部14、表示部15及び制御部178が有するグラフィカル・ユーザ・インターフェースとしての機能を利用して、ウインドウ203内に一覧表示されている保守記録情報の少なくとも一部を選択し、当該選択した部分の画面上での位置を動かすことができる。
【0166】
たとえば、図16に示すように、入力部14を用い、ウインドウ203内に一覧表示されている保守記録情報の一部Hを選択して、映像情報を表示するためのウインドウ202内に移動することができる。
【0167】
また、たとえば、図17に示すように、入力部14を用い、ウインドウ203内に表示されている保守記録情報の一部Hを選択して、センサ情報を表示するためのウインドウ203内に移動することもできる。
【0168】
次に、制御部178は、属性調査部172に指令を出す。これを受けて、属性調査部172は、前記選択した保守記録情報の対象機器と、前記選択した保守記録情報の記録時刻と、前記選択した保守記録情報の画面上での移動先(ウインドウ201、202)と、を調査する(ステップ3302)。
【0169】
次に、属性調査部172は、前記選択した保守記録情報の移動先(ウインドウ201、202)に応じた検索処理を行うように、データベース管理部171に指令を出す(ステップ3303)。
【0170】
ステップ3304、ステップ3305は、ステップ3303において、前記選択した保守記録情報の画面上での移動先が、映像情報を表示するためのウインドウ202である場合に実行される。
【0171】
ステップ3304では、データベース管理部171は、ステップ3302で調査した対象機器を撮影する映像情報であって、同じくステップ3302で調査した記録時刻に撮像された映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0172】
次に、制御部178は、ステップ3304で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、ステップ3302で調査した記録時刻に対応する位置に、時刻バー207を表示するように、表示部15を制御する(ステップ3305)。
【0173】
このようにすることで、ユーザが一部選択した保守記録情報に関連する映像情報であって、当該保守記録情報の記録時刻に撮像された映像フレームを、ウインドウ202内に表示することができる。
【0174】
このため、ユーザは、注目している保守記録情報と、当該保守記録情報に関連性のある映像情報を、統括的に判断することが可能となる。
【0175】
図16に示す例では、ユーザが一部選択した保守記録情報Hに関連する「第2スタンドワークロール」の映像情報であって、当該保守記録情報Hの記録時刻「95/05/01 13:00」に撮像された映像フレームが、ウインドウ202内に表示されている様子を示している。
【0176】
ステップ3306〜ステップ3308は、ステップ3303において、前記選択した保守記録情報の画面上での移動先が、センサ情報を表示するためのウインドウ201である場合に実行される。
【0177】
ステップ3306では、データベース管理部171は、ステップ3302で調査した対象機器に設置されたセンサのセンサ情報であって、同じくステップ3302で調査した記録時刻を含む所定期間(ここでは、記録時刻の2分前から、記録時刻の14分後の期間)のセンサ情報を、センサ情報データベース11から読み出す。
【0178】
次に、制御部178は、ステップ3306で読み出したセンサ情報を用いてトレンドグラフを作成する(ステップ3307)。
【0179】
そして、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフを、ステップ3307で作成したトレンドグラフに変更する(ステップ3308)。
【0180】
これにより、ユーザが一部選択した保守記録情報に関連するセンサ情報であって、当該保守記録情報の記録時刻を含むトレンドグラフを、ウインドウ201内に表示することができる。
【0181】
このため、ユーザは、注目している保守記録情報と、当該保守記録情報に関連性のあるセンサ情報とを、統括的に判断することが可能となる。
【0182】
図17に示す例では、ユーザが一部選択した保守記録情報Hに関連する「第2スタンドロール圧力、第2スタンドロール速度、第2スタンド圧下位置」のセンサ情報であって、当該保守記録情報Hの記録時刻を含む95/05/01 12:58〜13:14に記録されたセンサ情報が、トレンドグラフとして、ウインドウ201に表示されている様子を示している。
【0183】
次に、図3のステップ1005での処理について説明する。
【0184】
ステップ1005は、ユーザが、入力部14を用いて、メニュー205の項目205a〜205gを選択した場合に実行される。
【0185】
先ず、ユーザがメニュー205の項目205dを選択した場合の処理について説明する。
【0186】
図18は、ユーザがメニュー205の項目205dを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0187】
先ず、制御部178は、ユーザが、ウインドウ201に表示されている各種センサ情報の中からいずれか1つを選択するのを待つ(ステップ4001)。
【0188】
次に、制御部178は、属性調査部172に指令を出す。これを受けて、属性調査部172は、ステップ4001で選択されたセンサ情報の種類及び対象機器と、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフの時間軸の開始時刻及び終了時刻と、を調査する(ステップ4002)。
【0189】
次に、データベース管理部171は、ステップ4002で調査した名称のセンサ情報であって、同じくステップ4002で調査した開始時刻から終了時刻までに測定されたセンサ情報を、センサ情報データベース11から読み出す(ステップ4003)。
【0190】
次に、制御部178は、統計処理項目205dのサブメニューを画面表示するように、表示部15を制御する(4004)。
【0191】
項目205dのサブメニューは、図19に示すように、ウインドウ201に表示されているセンサ情報の最小値を求める項目215aと、当該センサ情報の最大値を求める項目215bと、当該センサ情報の平均値を求める項目215cと、当該センサ情報のFFT処理を行う項目215dと、当該センサ情報の回帰曲線を求める項目215eと、で構成されている。
【0192】
次に、制御部178は、ステップ4004で表示したサブメニュー215の項目215a〜215eの中から、いずれか1つが選択されるのを待つ(ステップ4005)。
【0193】
そして、制御部178は、ステップ4005で選択された項目に応じた統計処理を行うように、統計処理部175に指令を出す(ステップ4006)。
【0194】
ステップ4007〜ステップ4009は、ステップ4005で選択された項目が、最小値を求める項目215aである場合に実行される。
【0195】
ステップ4007では、統計処理部175は、ステップ4003で読み出したセンサ情報の中から、最小値となるセンサ情報の記録時刻を検出する。
【0196】
次に、統計処理部175は、ステップ4007で検出した記録情報と、ステップ4002で調査した対象機器とを、データベース管理部171に知らせる。
【0197】
これを受けて、データベース管理部171は、ステップ4002で調査した対象機器を撮影した映像情報であって、ステップ4007で検出した記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す(ステップ4008)。
【0198】
次に、制御部178は、ステップ4008で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、ステップ4007で検出した記録時刻に応じた位置に、時刻バー207を表示するように、表示部15を制御する(ステップ4009)。
【0199】
ステップ4010〜ステップ4012は、ステップ4005で選択された項目が、最大値を求める項目215bである場合に実行される。
【0200】
尚、ここでの処理は、ステップ4010において、統計処理部175が、ステップ4003で読み出したセンサ情報の中から、最大値となるセンサ情報の記録時刻を検出する点を除いて、ステップ4007〜4009と同じである。
【0201】
図19に示す例では、ユーザが選択したセンサ情報Iに関連する「第1スタンド」の映像情報であって、当該センサ情報Iの最大値の記録時刻「12:57:30」に撮像された映像フレームが、ウインドウ202内に表示され、また、時刻バー207が、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、当該センサ情報Iの最大値の記録時刻「12:57:30」に応じた位置に表示されている様子を示している。
【0202】
ステップ4013は、ステップ4005で選択された項目が平均値を求める項目215cである場合に実行される処理であり、統計処理部175は、ステップ4003で読み出したセンサ情報の値の平均値を求める。
【0203】
ステップ4014は、ステップ4005で選択された項目がFFTを求める項目215dである場合に実行される処理であり、統計処理部175は、ステップ4003で読み出したセンサ情報に、FFTを行う。
【0204】
ステップ4015は、ステップ4005で選択された項目が回帰曲線を求める項目215eである場合に実行される処理であり、統計処理部175は、ステップ4003で読み出したセンサ情報の回帰曲線を求める。
【0205】
ステップ4016は、ステップ4014〜ステップ4015で得られた結果を、表示部15や、その他の図示されていない出力装置に出力する。
【0206】
次に、ユーザがメニュー205の項目205eを選択した場合の処理について説明する。
【0207】
図20は、ユーザがメニュー205の項目205eを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0208】
先ず、制御部178は、ユーザが、ウインドウ202に表示されている映像フレームについて、画像処理を行いたい領域を指定するのを待つ(ステップ4101)。
【0209】
画像処理領域の指定は、入力部14、表示部15及び制御部178が有するグラフィカル・ユーザ・インターフェースの機能を利用して行うことができる。
【0210】
画像処理する領域が指定されると、制御部178は、指定された領域のウインドウ202上での位置を特定するための座標(例えば、指定可能な領域が矩形の場合、対角にある頂点の座標)を画像処理部176に送信する(ステップ4102)。
【0211】
次に、属性調査部172は、ウインドウ202に表示されている映像フレームの記録時刻、および対象機器を調査する(ステップ4103)。
【0212】
次に、制御部178は、画像処理項目205eのサブメニューを画面表示するように、表示部15を制御する(ステップ4104)。
【0213】
項目205eのサブメニューは、図21に示すように、ウインドウ202に表示されている映像フレームのステップ4101で指定された領域について2値化処理を行う項目225aと、当該映像フレームの記録時刻を含む所定期間内に撮影された映像情報の、ステップ4101で指定された領域について、フレーム間差分を求める項目225bと、当該映像フレームのステップ4101で指定された領域について輝度分布を求める項目225cと、当該映像フレームのステップ4101で指定された領域についてFFT処理を行う項目225dと、で構成されている。
【0214】
次に、制御部178は、ステップ4104で表示したサブメニューの項目225a〜225eの中から、いずれか1つが選択されるのを待つ(ステップ4105)。
【0215】
そして、制御部178は、ステップ4105で選択された項目に応じた画像処理を行うように、画像処理部176に指令を出す(ステップ4106)。
【0216】
ステップ4107〜ステップ4109は、ステップ4103で選択された項目が、2値化処理を求める項目225aである場合に実行される。
【0217】
ステップ4107では、データベース管理部171は、ステップ4103で調査した対象機器の映像情報であって、同じくステップ4103で調査した記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0218】
次に、画像処理部176は、ステップ4107で読み出した映像フレームを構成する画素のうち、ステップ4102で得られた座標によって特定される領域内の画素について、各画素の輝度値を所定のしきい値と比較することで、2値化(例えば白と黒)する(ステップ4108)。
【0219】
次に、制御部178は、ステップ4107で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、ステップ4102で得られた座標によって特定される領域については、ステップ4108で2値化した映像を表示するように、表示部15を制御する(ステップ4109)。
【0220】
ステップ4110〜ステップ4114は、ステップ4105で選択された項目が、フレーム間差分を求める項目225bである場合に実行される。
【0221】
ステップ4110では、データベース管理171が、ステップ4103で調査した撮影機器の映像情報であって、同じくステップ4103で調査した記録時刻の所定期間前(例えば1時間前)から当該記録時刻の所定時間後(例えば1時間後)の映像フレームを、順次、あるいはn(自然数)コマ間隔毎に、現場映像データベース12から読み出す。
【0222】
次に、画像処理部176は、ステップ4110で順次あるいはnコマ間隔毎に読み出した映像フレームについて、隣り合うフレーム間の輝度値の変化(フレーム間差分)を検出する(ステップ4111)。
【0223】
次に、画像処理部176は、ステップ4111で検出したフレーム間差分が最大となる映像フレームを検出し、当該映像フレームの記録時刻をデータベース管理部12に送信する(ステップ4112)。
【0224】
これを受けて、データベース管理部12は、ステップ4106で調査した対象機器の映像情報であって、ステップ4112で画像処理部176から送られてきた記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す(ステップ4113)。
【0225】
次に、制御部178は、ステップ4113で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示するように、表示部15を制御する。また、時刻バー207を、ウインドウ201内に表示されているトレンドグラフの、当該映像フレームの記録時刻に応じた位置に表示するように、表示部15を制御する(ステップ4114)。
【0226】
図21に示す例では、ユーザが指定した領域Jについて、フレーム間差分が最も大きくなる映像フレームが、ウインドウ202に表示され、また、時刻バー207が、ウインドウ201に表示されているトレンドグラフの、前記映像フレームの記録時刻「13:00」に応じた位置に表示されている様子を示している。
【0227】
このように、フレーム間差分が最も大きくなる映像フレームを検出し、当該映像フレームを表示すると共に、当該映像フレームの記録時刻と、その時のセンサ情報の値が分かるように表示することで、ユーザは、プラント機器に発生した異常を、容易に検出することができる。
【0228】
ステップ4115〜ステップ4117は、ステップ4105で選択された項目が輝度分布を求める項目225cである場合に実行される。
【0229】
ステップ4115では、データベース管理部171が、ステップ4103で調査した撮影対象の映像情報であって、同じくステップ4103で調査した記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す。
【0230】
次に、画像処理部176は、ステップ4115で読み出した映像フレームを構成する画素のうち、ステップ4102で得られた座標によって特定される領域内の画素について、輝度分布を求める(ステップ4116)。
【0231】
そして、ステップ4116で得られた結果を、表示部15や、その他の図示されていない出力装置に出力する(ステップ4117)。
【0232】
ステップ4118〜ステップ4120は、ステップ4105で選択された項目がFFT処理を求める項目225dである場合に実行される。
【0233】
ステップ4120では、データベース管理部171が、ステップ4103で調査した撮影対象の映像情報であって、同じくステップ4103で調査した記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す(ステップ4118)。
【0234】
次に、画像処理部176は、ステップ4118で読み出した映像フレームを構成する画素のうち、ステップ4102で得られた座標によって特定される領域内の画素について、FFT処理を行う(ステップ4119)。
【0235】
そして、ステップ4119で得られた結果を、表示部15や、その他の図示されていない出力装置に出力する(ステップ4120)。
【0236】
次に、ユーザがメニュー205の同期調整項目205fを選択した場合の処理について説明する。
【0237】
図22は本実施形態が適用されるプラントの圧延スタンド(第3スタンド)付近に設置されたカメラ及びセンサを示す図である。ここで、301は圧延ロール、302は圧延材、303は圧延材を撮影するITVカメラ、304は圧延材の送り速度を計測する板速センサ、305は圧延材の板厚を測定する板厚センサである。
【0238】
図22に示すように、プラント機器の構造等によっては、カメラとセンサとを同じ位置に設置できないことがある。このような場合、圧延材のある部分に注目した場合に、カメラで撮影される時刻と、センサで測定される時刻とにずれが生じる。
【0239】
これでは、ウインドウ202に表示される映像フレームが示す圧延材の部分と、時刻バー207が示すセンサ情報が得られた圧延材の部分とが一致しない。
【0240】
同期調整項目205fは、このずれを調整して、時刻バー207が示す記録時刻で得られたセンサ情報に対応する圧延材の部分の映像フレームを表示させるためのものである。
【0241】
図23はユーザがメニュー205の同期調整項目205fを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【0242】
先ず、属性調査部172は、ウインドウ202に表示されている映像フレームの記録時刻と当該映像フレームの対象機器(圧延スタンド)とを調査する(ステップ4201)。
【0243】
次に、制御部178は、同期調整処理項目205fのサブメニューを画面表示するように、表示部15を制御する(ステップ4202)。
【0244】
項目205fのサブメニューは、図24に示すように、ウインドウ202に表示する映像フレームの記録時刻と時刻バー207が示す記録時刻との時間差を手動設定する項目235aと、前記時間差を自動設定する項目235bと、で構成されている。
【0245】
次に、制御部178は、ステップ4202で表示したサブメニューの項目235a、235bのうちのいずれかが選択されるのを待つ(ステップ4203)。
【0246】
そして、制御部178は、ステップ4203で選択された項目に応じた同期調整処理を行うように、各部に指令を出す(ステップ4204)。
【0247】
ステップ4203で選択された項目が手動調整処理を求める項目235aである場合、制御部178は、ユーザによって、ウインドウ202に表示する映像フレームの記録時刻と時刻バー207が示す記録時刻との時間差が、入力部14に入力されるのを待つ(ステップ4205)。そして、時間差が、入力部14に入力された後、ステップ4207に移行する。
【0248】
一方、ステップ4203で選択された項目が自動調整処理を求める項目235bである場合、同期調整部174は、ウインドウ202に表示する映像フレームの記録時刻と時刻バー207が示す記録時刻との時間差を求める(ステップ4206)。
【0249】
時間差の算出は以下の要領で行う。
【0250】
先ず、プラントを構成する圧延スタンド各々について、設置されているセンサ及びカメラ間の距離が予め格納されたメモリから、ステップ4205で調査した圧延スタンドについてのセンサ及びカメラ間の距離を読み出す。
【0251】
次に、前記メモリから読み出したセンサ及びカメラ間の距離を、予め記憶した、あるいは、センサで測定した圧延材の送り速度で割ることで、時間差を求める。
【0252】
ステップ4207では、表示情報設定部177は、ステップ4201で調査した記録時刻と、ステップ4205で入力された時間差、あるいはステップ4206で求めた時間差を基に、ウインドウ202に表示すべき映像フレームの記録時刻を設定する。
【0253】
次に、データベース管理部171は、ステップ4201で調査した対象機器(圧延スタンド)の映像情報であって、ステップ4207で設定した記録時刻の映像フレームを、現場映像データベース12から読み出す(ステップ4208)。
【0254】
次に、制御部178は、ウインドウ202内に表示する映像フレームを、ステップ4208で読み出した映像フレームに変更する(ステップ4209)。
【0255】
図25に、図23に示すフローが行われた場合の表示画面例を示す。図25では、ユーザによって自動調整項目235bが選択され、これによりウインドウ202に表示している映像フレームの記録時刻と、この時に時刻バー207が示す記録時刻とが、自動的に調整されている様子を示している。
【0256】
このようにすることで、たとえば、図22において、板厚センサで圧延材に生じた波打ち部分Kを測定した時の記録時刻に時刻バー207を一致させながら、ITVカメラ303で撮影した、圧延材302に生じた波打ちKの映像フレームを表示することができる。
【0257】
尚、図23に示すフローが実行された後に、操作ボタン206の項目206b〜206gが選択された場合、図4に示すフローのステップ2004において、データベース管理部171で読み出した映像フレームをウインドウ202内に表示すると共に、ウィンドウ201内に表示されているトレンドグラフ上の、当該映像フレームの記録時刻に図23のステップ4205又はステップ4206で得られた時間差を加算した時刻に応じた位置に、時刻バー207を表示することが好ましい。
【0258】
このようにすることで、ウインドウ202に表示される映像フレームの記録時刻と、時刻バー207が示す記録時刻との時間差を、図23のステップ4205又はステップ4206で得られた時間差に保ちながら、映像情報の同期再生、早送り等を行うことができる。
【0259】
尚、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0260】
たとえば、上記の実施形態では、ユーザが、ウィンドウ201〜203に表示されている情報の中からある情報を選択し、移動させて、当該選択した情報が表示されているウィンドウ以外のウィンドウに重ねることで、当該選択した情報が重ねられたウィンドウに表示されている情報を、当該選択した情報に関連するものに変更するものについて説明した。
【0261】
しかしながら、本発明は、前記選択した情報を、前記選択した情報が重ねらたウィンドウに表示されている情報に関連するものに変更するようにしたものでもよい。
【0262】
また、上記の実施形態では、ウィンドウ201〜203に表示されている情報の中からある情報を選択し、移動させて、当該選択した情報が表示されているウィンドウ以外のウィンドウに重ねることで、互いに対応づける2つの情報を特定するものについて説明した。
【0263】
しかしながら、本発明は、その他の方法で互いに対応づける2つの情報を特定するものであってもよい。たとえば、図2において、メニュー205の項目205a〜205cの中から2つの項目を選択することで、互いに対応づける2つの情報を特定するようにしてもよい。
【0264】
加えて、対応づける情報は、2つに限定されるものではなく、3つ以上の情報を対応づけるようにしたものであってもよい。
【0265】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プラントに関する複数の記録情報を、記録時刻を互いに対応づけて、同時に見ることができるので、当該複数の記録情報を統括的に見ることができるようになり、事故の原因を解析や品質不良の原因を究明がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である記録情報表示システムの概略機能構成図である。
【図2】図1に示す表示部に表示される画面を示す図である。
【図3】図1に示す記録情報表示システムの動作を説明するためのフロー図である。
【図4】ユーザが図2に示す操作ボタン206の項目を選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図5】ユーザが図2に示す時刻バー207を平行移動させた場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図6】ユーザが図2に示すウインドウ204に表示されているプラント系統図のある機器を選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図7】図6に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図8】図6に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図9】ユーザが図2に示すウインドウ202内に表示されている映像フレームを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図10】図9に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図11】図9に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図12】ユーザが図2に示すウインドウ201内に表示されているセンサ情報を選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図13】図12に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図14】図12に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図15】ユーザが図2に示すウインドウ203内に表示されている保守記録情報を一部選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図16】図12に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図17】図12に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図18】ユーザが図2に示すメニュー205の項目205dを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図19】図18に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図20】ユーザが図2に示すメニュー205の項目205eを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図21】図20に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図22】本実施形態が適用されるプラントの圧延スタンド付近に設置されたカメラ及びセンサの例を示す図である。
【図23】ユーザが図2に示すメニュー205の同期調整項目205fを選択した場合の処理を説明するためのフロー図である。
【図24】図23に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【図25】図23に示すフローを説明するための表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 記録情報表示システム
11 センサ情報データベース
12 現場映像データベース
13 保守記録情報データベース
14 入力部
15 表示部
16 インターフェース部
17 表示制御部
171 データベース管理部
172 属性調査部
173 文書内容比較部
174 同期調整部
175 統計処理部
176 画像処理部
177 表示情報設定部
178 制御部
200 表示画面
201〜204 ウインドウ
205 メニュー
206 操作ボタン
301 圧延ロール
302 圧延材
303 カメラ
304 板速センサ
305 板厚センサ

Claims (2)

  1. センサ情報および録画情報を含む時系列的に記録された複数種の記録情報を画面上に表示する記録情報表示システムであって、
    外部からの入力に従って、画面上に表示されている前記複数種の記録情報の中から、少なくとも前記センサ情報および前記録画情報を含む記録情報を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した前記センサ情報の記録時刻と前記選択手段で選択した前記録画情報との時間差を設定する同期調整手段、および、前記選択手段で選択した前記録画情報を再生する録画再生手段とを有する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、
    前記画面上に表示する前記選択手段で選択した前記センサ情報の記録時刻を、前記録画再生手段により再生され画面上に表示されている前記録画情報の記録時刻の変化に対して、前記同期調整手段で設定された時間差分ずれて同期するように、変更すること
    を特徴とする記録情報表示システム。
  2. センサ情報および映像情報を含む時系列的に記録された複数種の記録情報画面上に表示する記録情報表示方法であって、
    外部からの入力に従い、画面上に表示されている前記映像情報を移動させて、画面上に表示されている前記センサ情報に重ね合わせる第一の工程と、
    前記第一の工程により重なり合った2つの記録情報について、画面上に表示されている一方の記録情報の記録時刻に従い、画面上に表示されている他方の記録情報の記録時刻を変更する第二の工程と、を備えていること
    を特徴とする記録情報表示方法
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