JP5134898B2 - 超音波診断装置及び超音波診断プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、造影剤バブルが投与された被検体の所定部位を含むように形成されるスキャン領域に対して音圧の異なる超音波パルスである低音圧パルス及び高音圧パルスをそれぞれ送信し、低音圧パルスに対応するエコーを基にスキャン領域の超音波画像を生成・表示する技術に係り、特に、毛細血管レベルの微小血流を2D又は3D的に表示し、血管構造や血流動態を診断情報として提示する超音波診断装置及び超音波診断プログラムに関する。
超音波診断では、超音波プローブを体表から当てるだけの簡単な操作で心臓の拍動や胎児の動きの様子がリアルタイム表示で得られ、かつ安全性が高いため繰り返して検査が行なえる。また、超音波診断に用いる装置は、システムの規模がX線装置、CT(computed tomography)装置及びMRI(magnetic resonance imaging)装置など他の診断機器に比べて小さく、ベッドサイドへ移動していっての検査も容易に行なえるなど簡便である。また、超音波診断装置は、それが具備する機能の種類によって様々に異なるが、小型なものは片手で持ち運べる程度のものが開発されている。また、超音波による診断はX線などのように被曝の影響がなく、産科や在宅医療等においても使用することができる。
近年、静脈投与型の超音波造影剤が製品化され、「造影エコー法」が行なわれるようになってきている。この手法は、例えば、心臓及び肝臓などの検査で静脈から超音波造影剤を注入して血流信号を増強し、血流動態の評価を行なうことを目的としている。造影剤の多くは微小気泡(マイクロバブル)が反射源として機能するものである。気泡というデリケートな基材の性質上、通常の診断レベルの超音波照射であっても、その機械的作用によって気泡は壊れ、結果的にスキャン面からの信号強度は低下してしまう。したがって、環流の動的な様子をリアルタイムに観察するためには、低音圧の超音波パルスの送信によって画像化する等、超音波パルスの送信による気泡の崩壊を比較的低減させることが必要となってくる。この様な低音圧の超音波パルスの送信では、画像化において信号/ノイズ比(S/N比)も低下してしまうため、それを補うための種々の信号処理法も考案されている。
また、上記のように造影剤気泡が崩壊するという特徴を生かし、以下のような手法が考案されている。すなわち、(a)低音圧の超音波パルスの送信によってスキャン面に充満していく気泡の動態を観察し、(b)低音圧の超音波パルスの送信から高音圧の超音波パルスの送信に切り替えて、スキャン面内(厳密には照射体積内)の気泡を崩壊させ、(c)高音圧の超音波パルスの送信から低音圧の超音波パルスの送信に切り替えて、スキャン面内に流入していく気泡の様子を観察する、という手法である。この手法は再還流(FR:flash−replenishment)法と呼ばれている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年、リアルタイムに3次元(3D)的なスキャンを行なって3D情報を表示することが可能となり、FR法を3D的に試行することが可能となると予想できる。3D的なスキャンを行なうためには、2D的に圧電振動子が配列された2Dアレイプローブを用いる方法や、1D的に配列した1Dアレイ(1.5Dアレイを含む)を機械的に煽動させる機械式3Dプローブの2種類がある。
FR法を2Dから3Dへの拡張とした場合に、関心領域のバブルは3D的であっても全てを瞬時に崩壊させることが望ましい。しかし、高音圧照射によるバブルの崩壊を煽動させる機械式プローブで行なう際には、開始時と終了時の照射領域に時間的遅延が生じ、バブルの再流入の解析等に影響を与えることや、再流入初期のタイミングでの観察を見逃す恐れがある。さらに、FR法の応用として、選択的に特定の領域内のバブルのみ破壊する手法(例えば、特許文献2参照。)があるが、その際には高音圧送信を低音圧送信と短い時間で交互に切り換えて行なうため、観察するための低音圧送信によるスキャンに十分な時間が取れなくなる。
特開平11−155858号公報 特開2005−237738号公報
FR法を2Dから3Dへの拡張とした場合に、関心領域のバブルは3D的であっても全てを瞬時に崩壊させることが望ましい。しかし、高音圧照射によるバブルの崩壊を煽動させる機械式プローブで行なう際には、開始時と終了時の照射領域に時間的遅延が生じ、造影剤バブルの再流入の解析等に影響を与えることや、再流入初期のタイミングでの観察を見逃す恐れがある。さらに、FR法の応用として、選択的に特定の領域内のバブルのみ破壊する手法があるが、その際には高音圧送信を低音圧送信と短い時間で交互に切り換えて行なうため、観察するための低音圧送信によるスキャンに十分な時間が取れなくなる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、ユーザが希望する造影剤バブルの再還流の画像情報を提供することができる超音波診断装置及び超音波診断プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る超音波診断装置は、上述した課題を解決するために、造影剤バブルが投与された被検体の所定部位を含むように形成されるスキャン領域に対して音圧の異なる超音波パルスである低音圧パルス及び高音圧パルスをそれぞれ送信し、前記低音圧パルスに対応するエコーを基に、前記スキャン領域の超音波画像を生成・表示する超音波診断装置において、前記スキャン領域に対して前記低音圧パルス及び前記高音圧パルスを送信すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信する、1D的に配列された圧電振動子群を機械的に煽動させる機械式3Dプローブとしての超音波プローブと、前記スキャン領域に対して前記低音圧パルスを、第1のパルス繰り返し周期によって送信するように制御すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信するように制御する低音圧超音波送受信制御部と、前記低音圧超音波送受信制御部による制御によって受信された前記エコーを基に前記超音波画像の画像データをモニタに表示する表示制御部と、前記スキャン領域に対して前記高音圧パルスを、前記第1のパルス繰り返し周期より小さい第2のパルス繰り返し周期によって送信するように制御する高音圧超音波送信制御部と、を有し、前記高音圧超音波送信制御部は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度と比較して大きくなるように制御する
本発明に係る超音波診断プログラムは、上述した課題を解決するために、造影剤バブルが投与された被検体の所定部位を含むように形成されるスキャン領域に対して音圧の異なる超音波パルスである低音圧パルス及び高音圧パルスをそれぞれ送信し、前記低音圧パルスに対応するエコーを基に、前記スキャン領域の超音波画像を生成・表示する超音波診断装置を構成するコンピュータに、前記スキャン領域に対して前記低音圧パルスを、第1のパルス繰り返し周期によって送信するように制御すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信するように、1D的に配列された圧電振動子群を機械的に煽動させる機械式3Dプローブとしての超音波プローブを制御する低音圧超音波送受信制御機能と、前記低音圧超音波送受信制御機能による制御によって受信された前記エコーを基に前記超音波画像の画像データをモニタに表示する表示制御機能と、前記スキャン領域に対して前記高音圧パルスを、前記第1のパルス繰り返し周期より小さい第2のパルス繰り返し周期によって送信するように前記超音波プローブを制御する高音圧超音波送信制御機能と、を実現させ、前記高音圧超音波送信制御機能は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度と異ならせるように制御する
本発明に係る超音波診断装置及び超音波診断プログラムによると、ユーザが希望する造影剤バブルの再還流の画像情報を提供することができる。
本発明に係る超音波診断装置及び超音波診断プログラムの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る超音波診断装置の実施形態を示すブロック図である。
図1は、第1実施形態の超音波診断装置10を示す。その本超音波診断装置10は、大きくは、超音波プローブ11、装置本体12、モニタ13及び操作パネル14から構成される。
超音波プローブ11は、装置本体12からの駆動パルスを基に被検体(患者)Pの所定部位を含むスキャン領域に対して超音波パルスを送信すると共に、送信された超音波パルスに対応するエコーを受信して電気信号に変換する圧電振動子群を有する。超音波プローブ11の圧電振動子群からスキャン領域に超音波パルスが送信されると、その超音波パルスによって形成される超音波ビームは、体内組織の音響インピーダンスの不連続面で次々と反射される。その反射されたエコーを圧電振動子群によって受信する。受信されたエコーは圧電振動子群にてエコー信号に変換される。エコー信号の振幅は、反射することになった不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。また、移動している血流や心臓壁等の表面で反射された場合、送信された超音波パルスに対応するエコーは、ドプラ効果により移動体の超音波送信方向の速度成分を依存して、周波数偏移を受ける。
超音波プローブ11としては、例えば、1Dプローブ、1.5Dプローブ、機械式3Dプローブ及び2Dプローブ(マトリクスアレイプローブ)等が挙げられる。1Dプローブは、アジマス方向(X軸方向)のみに多数(例えば、100乃至200個)の圧電振動子が配列されたプローブである。1.5Dプローブは、X軸方向に多数、エレベーション方向(Z軸方向)に少数(例えば、3個)の圧電振動子が配列されたプローブである。機械式3Dプローブは、X軸方向のみに多数配列された圧電振動子群を機械的に煽動可能なプローブであるか、X軸方向に多数、Z軸方向に少数配列された圧電振動子群を機械的に煽動可能なプローブである。また、2Dプローブは、X軸方向及びZ軸方向の両方に多数の圧電振動子が配列されたプローブである。
超音波プローブ11が1Dプローブである場合、超音波パルスをX軸方向に収束してY軸方向(深さ方向)に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、X軸方向に多数配列された圧電振動子によって電子的にフォーカスを行なう。一方、超音波プローブ11が1Dプローブである場合、超音波パルスをZ軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、Z軸方向に1個の圧電振動子の超音波照射側に音響レンズを備えたり、圧電振動子を凹面振動子としたりすることが好適である。
超音波プローブ11が1.5Dプローブである場合、超音波パルスをX軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、X軸方向に多数配列された圧電振動子によって電子的にフォーカスを行なう。一方、超音波プローブ11が1.5Dプローブである場合、超音波パルスをZ軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、Z軸方向に少数の圧電振動子の超音波照射側に音響レンズを備えたり、焦点のY軸方向の位置に応じてZ軸方向に少数の圧電振動子の駆動個数を変化させたりする。
超音波プローブ11が機械式3Dプローブである場合、超音波パルスをX軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、X軸方向に多数配列された圧電振動子によって電子的にフォーカスを行なう。一方、超音波プローブ11が機械式3Dプローブである場合、超音波パルスをZ軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、Z軸方向に1個の圧電振動子の超音波照射側に音響レンズを備えたり、圧電振動子を凹面振動子としたりすることが好適である。又は、超音波プローブ11が機械式3Dプローブである場合、超音波パルスをZ軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、Z軸方向に少数の圧電振動子の超音波照射側に音響レンズを備えたり、焦点のY軸方向の位置に応じてZ軸方向に少数の圧電振動子の駆動個数を変化させたりする。機械式3Dプローブを用いて3D領域をスキャンする場合、圧電振動子群を煽動させながら、超音波パルスによって形成される超音波ビームによって複数の2D断面(X−Y断面)をスキャンする。
超音波プローブ11が2Dプローブである場合、超音波パルスをX軸方向及びZ軸方向に収束してY軸方向に延びる適切な超音波ビームを形成させるために、X軸方向及びZ軸方向に多数配列された圧電振動子によって電子的にフォーカスを行なう。2Dプローブを用いて3D領域をスキャンする場合、電子的に超音波パルスの送信面をZ軸方向にずらしながら、超音波パルスによって形成される超音波ビームによって複数のX−Y断面をスキャンする。
以下、超音波プローブ11が機械式1Dプローブである場合を例にとって説明するが、超音波プローブ11が2Dプローブ等の場合であっても構わない。
装置本体12は、送受信部21、信号処理部22、画像生成部23、表示制御部24、画像メモリ25、CPU(central processing unit)25、内部記憶装置27、IF(inter face)27及び外部記憶装置29を備える。なお、本実施形態では、送受信部21、信号処理部22、画像生成部23及び表示制御部24は、集積部等のハードウェアで構成されるものとして説明するが、それら全部又は一部はソフトウェア的にモジュール化されたソフトウェアプログラムの実行によって機能されるものであってもよい。
送受信部21は、図示しない送信部及び受信部を設ける。送信部は、図示しないパルサ部、送信遅延部及びトリガ発生部等を有する。パルサ部では、所定のレート周波数fr Hz(周期;1/fr秒)で、送信超音波を形成するためのレートパルスが繰り返し発生される。また、送信遅延部では、チャンネル毎に超音波をビーム状に集束し且つ送信指向性を決定するのに必要な遅延時間が各レートパルスに与えられる。トリガ発生部は、レートパルスに基づくタイミングで、超音波プローブ11の圧電振動子に駆動パルスを印加する。
なお、送受信部21の送信部は、CPU26の指示に従って、送信周波数、送信駆動電圧(音圧)、送信パルスレート、スキャン領域及びフラッシュ回数等を瞬時に変更可能な機能を有している。特に音圧の変更については、瞬間にその値を切り替え可能なリニアアンプ型の発信部又は複数の電源部を電気的に切り替える機構によって実現される。
図2は、超音波プローブ11及び送受信部21におけるパルスの流れを説明するための図である。
図2は、図1に示す送受信部21と、超音波プローブ11にX軸方向に多数配列される圧電振動子と、それら圧電振動子から送信される超音波パルスによってY軸方向に形成される超音波ビームとを示している。送受信部21に含まれるパルサ部によって発生されたレートパルスに対して、チャンネル毎の送信遅延部によって必要な遅延時間を与えることによって超音波ビームが形成される。
また、図1に示す送受信部21の受信部は、図示しないアンプ、受信遅延部、A/D(analog to digital)変換部及び加算部等を有する。アンプでは、超音波プローブ11を介して取り込まれたエコー信号をチャンネル毎に増幅する。受信遅延部は、アンプによって増幅されたエコー信号に対し受信指向性を決定するのに必要な遅延時間を与える。A/D変換部は、受信遅延部から出力されたエコー信号をデジタル信号に変換する。加算部は、デジタルのエコー信号に対して加算処理を行なう。加算部による加算により、エコー信号の受信指向性に応じた方向からの反射成分が強調され、受信指向性と送信指向性とにより超音波送受信の総合的なビームが形成される。
信号処理部22は、Bモード処理部22a及びドプラ処理部22bを設ける。
Bモード処理部22aは、送受信部21の受信部から出力されたエコー信号に対して対数増幅及び包絡線検波処理等を施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータを生成する。このデータは、画像生成部23に送信され、表示制御部24を介して反射波の強度を輝度にて表したBモード画像としてモニタ13に表示される。
ドプラモード処理部22bは、送受信部21の受信部から出力されたエコー信号から速度情報を周波数解析し、ドプラ効果による血流や組織、造影剤エコー成分を抽出し、平均速度、分散及びパワー等の血流情報を多点について求める。血流情報は画像生成部23に送られ、表示制御部24を介して平均速度画像、分散画像、パワー画像及びこれらの組み合わせ画像としてモニタ13にカラー表示される。
画像生成部23は、超音波スキャンによる走査線信号列を、テレビ等に代表される一般的なビデオフォーマットの走査線信号列に変換し、表示画像としての超音波画像の画像データを生成する。
表示制御部24は、画像生成部23から出力される2Dの画像データや、CPU26から出力される3Dの画像データを基に表示用のデータを生成して表示用のデータをアナログ変換する。また、表示制御部24は、画像データを種々のパラメータの文字情報や目盛等と共に合成し、ビデオ信号としてモニタ13に出力する。
画像メモリ25は、画像生成部23から出力された超音波画像の画像データを格納する記憶メモリである。画像メモリ25に記憶された画像データは、例えば診断の後にユーザが呼び出すことが可能となっており、静止画的に又は複数枚を使って動画的に再生することが可能である。
CPU26は、情報処理装置(計算機)としての機能をもち、装置本体12の全体の動作を制御する。CPU26は、内部記憶装置27に記憶しているプログラムを実行する。又は、CPU26は、外部記憶装置29に記憶しているプログラム、ネットワークNから転送されIF28で受信されて外部記憶装置29にインストールされたプログラムを、内部記憶装置27にロードして実行する。
内部記憶装置27は、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)等の要素を兼ね備え、IPL(initial program loading)、BIOS(basic input/output system)及びデータを記憶したり、CPU21のワークメモリやデータの一時的な記憶に用いたりする記憶装置である。
IF28は、入力装置13、病院基幹のLAN(local area network)等のネットワークN、外部記憶装置29及び操作パネル14等に関するインタフェースである。装置本体12によって取得された超音波画像等のデータや解析結果等は、IF28によって、ネットワークNを介して他の装置に転送可能である。
外部記憶装置29は、例えば磁性体を塗布または蒸着した金属であるHD(hard disk)であり、一体となったHDD(hard disk drive)によってデータの読み書きが可能である。外部記憶装置29は、装置本体12にインストールされたプログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(operating system)等も含まれる)を記憶する記憶装置である。また、OSに、ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力装置25によって行なうことができるGUI(graphical user interface)を提供させることもできる。
内部記憶装置27又は外部記憶装置29は、本発明に係る超音波診断プログラム等の制御プログラムや、診断情報(患者ID(identification)及び医師の所見等)、診断プロトコル、送受信条件及びその他のデータ群を格納している。また、内部記憶装置27又は外部記憶装置29は、必要に応じて、画像メモリ25に一時的に記憶される画像データの保管等にも使用される。さらに、内部記憶装置27又は外部記憶装置29に記憶されたデータは、IF28を介してネットワークN網へ転送することも可能となっている。
モニタ13は、画像生成部23からのビデオ信号に基づいて、2Dの画像データや3Dの画像データを種々のパラメータの文字情報や目盛等と共に表示する。
操作パネル14は、装置本体12に接続され、ユーザ(操作者)からの各種指示、関心領域(ROI:region of interest)の設定指示、種々の画質条件設定指示等を装置本体12に取り込むためのトラックボール14a、各種スイッチ14b、ボタン14c、マウス14d及びキーボード14e等を有している。操作パネル14を介してユーザは、超音波プローブ11から送信される超音波パルスの送信周波数、送信駆動電圧(音圧)、送信パルスレート、スキャン領域及びフラッシュ回数や、受信条件等を装置本体21に入力することができる。
図3は、本実施形態の超音波診断装置10の機能を示すブロック図である。
図1に示すCPU26がプログラムを実行することによって、超音波診断装置10は、低音圧超音波送受信制御部31、高音圧超音波送信制御部32、ボリュームデータ生成部33及び3D表示処理部34を有する。なお、本実施形態では、低音圧超音波送受信制御部31、高音圧超音波送信制御部32、ボリュームデータ生成部33及び3D表示処理部34は、ソフトウェア的にモジュール化されたソフトウェアプログラムの実行によって機能されるものとして説明するが、それら全部又は一部は集積部等のハードウェアで構成されるものであってもよい。
低音圧超音波送受信制御部31は、造影剤バブルを比較的壊さない程度の低音圧の超音波パルス(以下、「低音圧パルス」という。)を、任意のパルス繰り返し周期(PRP:pulse repetition period)によってスキャン領域に対して送信するように送受信部21(図1に示す)を制御すると共に、低音圧パルスに対応するエコーを受信するように送受信部21を制御する機能を有する。低音圧超音波送受信制御部31の制御によって送受信部21が受信したエコー信号によって、造影剤バブルの破壊前の血流の環流をリアルタイムに画像化することができる。なお、PRPは、超音波のパルス繰り返し周波数(PRF:pulse frequency period)の逆数となる。
高音圧超音波送信制御部32は、任意のタイミングで、造影剤バブルを崩壊させる程度の高音圧の超音波パルス(以下、「高音圧パルス」という。)を、低音圧パルスのPRPより小さいPRPによってスキャン領域に対して送信するように送受信部21を制御する機能を有する。すなわち、高音圧超音波送信制御部32は、任意のタイミングで、低音圧パルスのPRPより小さいPRPによって高音圧パルスの送信を繰り返し、3D領域であるスキャン領域の全体に対して一様にフラッシュ(flash)を行なうように制御する。
造影剤バブルを高音圧パルスによって破壊する目的は2つの場合が挙げられる。一方は、造影剤バブルが破壊した際の血流の還流の画像化が必要な場合である。他方は、造影剤バブルが破壊した際の血流の還流の画像化が不要な場合である。高音圧超音波送信制御部32は後者の場合を目的とするので、高音圧超音波送信制御部32では、高音圧パルスに対応するエコーを受信する必要性はない。よって、高音圧超音波送信制御部32では、PRPを低音圧超音波送受信制御部31によるPRPよりも極端に小さくできる。
ここで、高音圧ビームを電子的にフォーカスする必要があるときは、図2を用いて説明したように、送信フォーカシングのための遅延時間が必要である。例えば、超音波プローブ11として機械式3Dプローブを用いる場合、圧電振動子群のX軸方向を電子的にフォーカスする必要がある。よって、高音圧超音波送信制御部32によって制御される高音圧パルスのPRPは、X軸方向の送信フォーカシングに必要な遅延時間によって下限を制約される。なお、高音圧パルスのPRPをX軸方向の送信フォーカシングに必要な遅延時間程度とすることが好適である。また、機械式3Dプローブが用いられる場合では、3D領域をスキャンするために圧電振動子群が煽動されるが、高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信時はエコーの受信時間が省ける分、高音圧パルスの送信時の煽動速度を、低音圧パルスの送信時の煽動速度よりも大きくなるように構成できる。
一方、超音波プローブ11として2Dプローブが用いられる場合、圧電振動子群のX軸方向及びZ軸方向は電子的にフォーカスする必要がある。よって、高音圧超音波送信制御部32によって制御される高音圧パルスのPRPは、X軸方向及びZ軸方向の送信フォーカシングに必要な遅延時間によって下限を制約される。なお、高音圧パルスのPRPをX軸方向及びZ軸方向の送信フォーカシングに必要な遅延時間程度とすることが好適である。
また、高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信時間を小さくする目的で、高音圧超音波送信制御部32では、高音圧ビームの間隔を粗くすることなどを併せて行なうことによって、スキャン領域の全体に対して1回フラッシュを行なうために必要なフラッシュ時間の短縮に効果的である。
なお、高音圧超音波送信制御部32の制御による高音圧パルスによって形成される超音波ビーム(以下、「高音圧ビーム」という。)のスキャン領域は、低音圧超音波送受信制御部31の制御による低音圧パルスによって形成される超音波ビーム(以下、「低音圧ビーム」という。)のスキャン領域と同一の場合であってもよいし、高音圧ビームのスキャン領域が、低音圧ビームのスキャン領域と異なる場合であってもよい。高音圧ビームのスキャン領域が、低音圧ビームのスキャン領域と異なる場合、高音圧ビームのスキャン領域が、低音圧ビームのスキャン領域より広いか、又は、高音圧ビームのスキャン領域が、低音圧ビームのスキャン領域より狭い。
図4乃至図6は、低音圧ビームのスキャン領域と、高音圧ビームのスキャン領域とを示す概要図である。なお、図4乃至図6は、低音圧ビームのスキャン領域と、高音圧ビームのスキャン領域との一例として、低音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分と、高音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分とを示している。
一般的な2DスキャンにおけるPR法において、高音圧パルスの送信を行なう時間(正確には、造影剤を投与してからの時間)によって、バブルの再流入による染影の様子が異なることが分かっている。また、スキャン領域に対するスキャン回数によっても染影の様子が変化するため、高音圧パルスの送信を行なう時間や高音圧パルスのスキャン回数をユーザが任意に変更して調整を行なっていた。スキャン領域が3Dに拡張したことで、新たに高音圧パルスの送信のスキャン領域も染影に関わるパラメータの1つに加わり、いろいろなバリエーションが考えられる。その例を図4乃至図6に示す。これらのバリエーションはユーザが任意に選択可能とする。
図4は、機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群が煽動する場合の低音圧ビーム及び高音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分を示し、高音圧ビームの煽り角度が、低音圧ビームの煽り角度と同一の場合を示す図である。図5は、機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群が煽動する場合の低音圧ビーム及び高音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分の差異を示し、高音圧ビームの煽り角度が、低音圧ビームの煽り角度より広い場合を示す図である。また、図6は、機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群が煽動する場合の低音圧ビーム及び高音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分の差異を示し、高音圧ビームの煽り角度が、低音圧ビームの煽り角度より狭い場合を示す図である。
図7乃至図9は、低音圧ビームのスキャン順序と、高音圧ビームのスキャン順序とを説明するための図である。
図7は、図4に示すスキャン領域における煽動方向成分の一例を示す。図8は、図5に示すスキャン領域における煽動方向成分の一例を示す。また、図9は、図6に示すスキャン領域における煽動方向成分の一例を示す。
図7に示すように、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって超音波プローブ11の圧電振動子群を低音圧ビームのスキャン領域(図4に示す)内で煽動させながら、順次、低音圧パルスを送信することで、X軸方向と各Y軸方向(圧電振動子群の煽動方向の位置によって決まる第1のY軸方向、第2のY軸方向、…、第6のY軸方向)とによって形成される平面がスキャンされる。具体的には、まず、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第1のY軸方向(Y1)とによって形成されるX−Y1平面をスキャンする。そのX−Y1平面のスキャンは、X−Y1平面上のエコーを複数回の低音圧パルスの送信(例えば、ダイナミックフォーカス用の送信)に対応して受信するように構成してもよいし、また、X−Y1平面上のエコーを1回の低音圧パルスの送信(例えば、並列同時受信方式用の送信)に対応して受信するように構成してもよい。
続いて、図7に示すように、圧電振動子群を低音圧ビームのスキャン領域(図4に示す)内で煽動させながら、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第2のY軸方向(Y2)とによって形成されるX−Y2平面、X−Y3平面、X−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面、X−Y6平面、X−Y5平面、X−Y4平面、X−Y3平面、X−Y2平面、X−Y1平面、X−Y1平面、X−Y2平面、…を順次スキャンする。なお、低音圧超音波送受信制御部31による低音圧パルスの送信は、低音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y1平面(又はX−Y6平面)から開始する場合に限定されるものではない。
また、図7に示すように、低音圧パルスの送信中の任意の送信タイミングで低音圧パルスの送信を停止して、高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信を開始する。高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信は、例えば、高音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y1平面(又はX−Y6平面)から開始することが好適である。そして、高音圧超音波送信制御部32の制御によって、X軸方向と第2のY軸方向(Y2)とによって形成されるX−Y2平面、X−Y3平面、X−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面を順次スキャンして高音圧ビームのスキャン領域に対してフラッシュを行なう。なお、高音圧ビームのスキャン領域に対して1回のみフラッシュを行なってもよいし、複数回フラッシュを行なってもよい。また、図7では、便宜的に、“6”のX−Y平面(X−Y1平面乃至X−Y6平面)を示して説明するが、“6”に限定されるものではなく“2”以上であればよい。
さらに、図8に示すように、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって超音波プローブ11の圧電振動子群を低音圧ビームのスキャン領域(図5に示す)内で煽動させながら、順次、低音圧パルスを送信することで、X軸方向と各Y軸方向(圧電振動子群の煽動方向の位置によって決まる第3のY軸方向、第4のY軸方向、…、第8のY軸方向)とによって形成される平面がスキャンされる。具体的には、まず、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第3のY軸方向(Y3)とによって形成されるX−Y3平面をスキャンする。そのX−Y3平面のスキャンは、X−Y3平面上のエコーを複数回の低音圧パルスの送信(例えば、ダイナミックフォーカス用の送信)に対応して受信するように構成してもよいし、また、X−Y3平面上のエコーを1回の低音圧パルスの送信(例えば、並列同時受信方式用の送信)に対応して受信するように構成してもよい。
続いて、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第4のY軸方向(Y4)とによって形成されるX−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面、X−Y7平面、X−Y8平面、X−Y8平面、X−Y7平面、X−Y6平面、X−Y5平面、X−Y4平面、X−Y3平面、X−Y3平面、X−Y4平面、…を順次スキャンする。なお、低音圧超音波送受信制御部31による低音圧パルスの送信は、低音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y3平面(又はX−Y8平面)から開始する場合に限定されるものではない。
また、図8に示すように、低音圧パルスの送信中の任意の送信タイミングで低音圧パルスの送信を停止して、高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信を開始する。高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信は、例えば、高音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y1平面(又はX−Y10平面)から開始することが好適である。そして、高音圧超音波送信制御部32の制御によって、X軸方向と第2のY軸方向(Y2)とによって形成されるX−Y2平面、X−Y3平面、X−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面、X−Y7平面、X−Y8平面、X−Y9平面、X−Y10平面を順次スキャンして高音圧ビームのスキャン領域に対してフラッシュを行なう。なお、高音圧ビームのスキャン領域に対して1回のみフラッシュを行なってもよいし、複数回フラッシュを行なってもよい。また、図8では、便宜的に、低音圧パルスの送信のための“6”のX−Y平面(X−Y3平面乃至X−Y8平面)と、高音圧パルスの送信のための“10”のX−Y平面(X−Y1平面乃至X−Y10平面)とを示して説明するが、“6”又は“10”に限定されるものではない。
さらに、図9に示すように、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって超音波プローブ11の圧電振動子群を低音圧ビームのスキャン領域(図6に示す)内で煽動させながら、順次、低音圧パルスを送信することで、X軸方向と各Y軸方向(圧電振動子群の煽動方向の位置によって決まる第1のY軸方向、第2のY軸方向、…、第10のY軸方向)とによって形成される平面がスキャンされる。具体的には、まず、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第1のY軸方向(Y1)とによって形成されるX−Y1平面をスキャンする。そのX−Y1平面のスキャンは、X−Y1平面上のエコーを複数回の低音圧パルスの送信(例えば、ダイナミックフォーカス用の送信)に対応して受信するように構成してもよいし、また、X−Y1平面上のエコーを1回の低音圧パルスの送信(例えば、並列同時受信方式用の送信)に対応して受信するように構成してもよい。
続いて、低音圧超音波送受信制御部31の制御によって、X軸方向と第2のY軸方向(Y2)とによって形成されるX−Y2平面、X−Y3平面、X−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面、X−Y7平面、X−Y8平面、X−Y9平面、X−Y10平面、X−Y10平面、X−Y9平面、X−Y8平面、X−Y7平面、X−Y6平面、X−Y5平面、X−Y4平面、X−Y3平面、X−Y2平面、X−Y1平面、X−Y1平面、X−Y2平面、…を順次スキャンする。なお、低音圧超音波送受信制御部31による低音圧パルスの送信は、低音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y1平面(又はX−Y10平面)から開始する場合に限定されるものではない。
また、図9に示すように、低音圧パルスの送信中の任意の送信タイミングで低音圧パルスの送信を停止して、高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信を開始する。高音圧超音波送信制御部32による高音圧パルスの送信は、例えば、高音圧ビームのスキャン領域の最外面であるX−Y3平面(又はX−Y8平面)から開始することが好適である。そして、高音圧超音波送信制御部32の制御によって、X軸方向と第4のY軸方向(Y4)とによって形成されるX−Y4平面、X−Y5平面、X−Y6平面、X−Y7平面、X−Y8平面を順次スキャンして高音圧ビームのスキャン領域に対してフラッシュを行なう。なお、高音圧ビームのスキャン領域に対して1回のみフラッシュを行なってもよいし、複数回フラッシュを行なってもよい。また、図9では、便宜的に、低音圧パルスの送信のための“10”のX−Y平面(X−Y1平面乃至X−Y10平面)と、高音圧パルスの送信のための“6”のX−Y平面(X−Y3平面乃至X−Y8平面)とを示して説明するが、“10”又は“6”に限定されるものではない。
さらに、図3に示すボリュームデータ生成部33は、画像メモリ25に記憶された超音波の画像データを基に、超音波スキャンによる走査線信号列を3D的に再配列してボリュームデータを生成(再構成)する機能を有する。
3D表示処理部34は、ボリュームデータ生成部33によって生成されたボリュームデータを基に、3Dの超音波画像の画像データを2D的に表示するためのレンダリング処理を行なう機能を有する。レンダリング処理後の画像データは、表示制御部24を介してモニタ13に表示される。
続いて、超音波診断装置10の動作について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
CPU26が超音波診断プログラムを実行することによって超音波診断装置10はステップS1乃至S7に従って動作して、超音波診断装置10による検査が遂行される。
まず、高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数を設定する(ステップS1)。例えば、高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数とは、操作パネル14を用いたユーザの入力によって設定される。
図11は、高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数との入力画面の一例を示す図である。なお、図11は、高音圧ビームのスキャン領域との一例として、高音圧ビームのスキャン領域における煽動方向成分のみを入力可能な画面として示している。
図11に示すように、操作パネル14上に表示された入力画面によって、高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数が入力可能である。また、ユーザは検査中にステップS3又はS6によって表示される3Dの超音波画像を見ながら、高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数を図11に示す入力画面を介して変更することが可能である。
次いで、患者Pの体内に造影剤が注入される。患者Pの体内に注入される造影剤は、低音圧の超音波を送信しても破壊されずにハーモニック信号を放出し、長時間の映像化が可能なものである。
次いで、送受信部21の送信部は、X軸方向と、圧電振動子群の煽動方向の位置によって決まるY軸方向(例えば、図7に示す第1のY軸方向(Y1)、図8に示す第3のY軸方向(Y3)又は図9に示す第1のY軸方向(Y1))とで形成されるX−Y平面を、任意のPRPによって、造影剤バブルを比較的壊さない低音圧パルスを超音波プローブ11から送信させてX−Y平面をスキャンする。そのX−Y平面のスキャンは、X−Y平面上のエコーを複数回の低音圧パルスの送信(例えば、ダイナミックフォーカス用の送信)に対応して受信するように構成してもよいし、また、X−Y平面上のエコーを1回の低音圧パルスの送信(例えば、並列同時受信方式用の送信)に対応して受信するように構成してもよい。
また、超音波プローブ11としての機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群を煽動させながら、X軸方向と複数のY軸方向とで形成される複数のX−Y平面に対して低音圧パルスを順次送信する(ステップS2)。
ステップS2による低音圧パルスの送信によって、送受信部21の受信部は、受信指向性と送信指向性とにより超音波送受信の総合的なビームを形成する。Bモード処理部22aは、送受信部21の受信部から出力されたエコー信号に対して対数増幅及び包絡線検波処理等を施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータを生成する。画像生成部23は、超音波スキャンによる走査線信号列を、テレビ等に代表される一般的なビデオフォーマットの走査線信号列に変換し、表示画像としての超音波画像の画像データを生成して画像メモリ25に記憶させる。次いで、画像メモリ25に記憶された超音波の画像データを基に、超音波スキャンによる走査線信号列を3D的に再配列してボリュームデータを生成する。次いで、ボリュームデータを基に、3Dの超音波画像の画像データを2D的に表示するためのレンダリング処理を行ない、レンダリング処理後の画像データを、表示制御部24を介してモニタ13に表示する(ステップS3)。
次いで、図11に示す入力画面上に設けられたフラッシュボタンが押されたタイミングで低音圧パルスの送信を停止して、ステップS1によって設定された高音圧パルスのスキャン領域及びフラッシュ回数にて、低音圧パルスのPRPより小さいPRPによって、高音圧パルスの送信を開始する。高音圧パルスの送信は、スキャン領域の最外面であるX−Y平面(例えば、図7に示す第1のY軸方向(Y1)、図8に示す第1のY軸方向(Y1)又は図9に示す第3のY軸方向(Y3))から開始することが好適である。
また、高音圧ビームのスキャン領域に対してフラッシュを行なうために、超音波プローブ11としての機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群を煽動させながら、X軸方向と複数のY軸方向とで形成される複数のX−Y平面に対して高音圧パルスを順次送信する(ステップS4)。なお、ステップS4による高音圧パルスの送信は、ステップS1によって設定されたフラッシュ回数に従って、高音圧ビームのスキャン領域に対して1回のみフラッシュを行なってもよいし、複数回フラッシュを行なってもよい。
ステップS1によって設定された高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数に従ってステップS4による高音圧パルスの送信が終了すると、ステップS2と同様に、送受信部21は、X軸方向と、圧電振動子群の煽動方向の位置によって決まるY軸方向とで形成されるX−Y平面を、任意のPRPによって、低音圧パルスを超音波プローブ11から送信させてスキャンする。また、低音圧ビームのスキャン領域の全体をスキャンするために、超音波プローブ11としての機械式3Dプローブに配列された圧電振動子群を煽動させながら、X軸方向と複数のY軸方向とで形成される複数のX−Y平面に対して低音圧パルスを順次送信する(ステップS5)。
ステップS5による低音圧パルスの送信によって、送受信部21の受信部は、受信指向性と送信指向性とにより超音波送受信の総合的なビームを形成する。次いで、Bモード処理部22aは、送受信部21の受信部から出力されたエコー信号に対して対数増幅及び包絡線検波処理等を施し、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータを生成する。画像生成部23は、超音波スキャンによる走査線信号列を、テレビ等に代表される一般的なビデオフォーマットの走査線信号列に変換し、表示画像としての超音波画像の画像データを生成して表示制御部24に出力すると共に、画像メモリ25に記憶させる。次いで、画像メモリ25に記憶された超音波の画像データを基に、超音波スキャンによる走査線信号列を3D的に再配列してボリュームデータを生成する。次いで、ボリュームデータを基に、3Dの超音波画像の画像データを2D的に表示するためのレンダリング処理を行ない、レンダリング処理後の画像データを、表示制御部24を介してモニタ13に表示する(ステップS6)。
次いで、患者Pの所定部位に関する検査を終了するか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7の判断にてYES、すなわち、患者Pの所定部位に関する検査を終了すると判断された場合、低音圧パルスの送信を停止して検査を終了する。
一方、ステップS7の判断にてNO、すなわち、患者Pの所定部位に関する検査を終了しないと判断された場合、ステップS5による低音圧パルスの送信を続ける。次いで、図11に示す入力画面上に設けられたフラッシュボタンが押されたタイミングで低音圧パルスの送信を停止して、ステップS1によって設定された高音圧ビームのスキャン領域及びフラッシュ回数にて、低音圧パルスのPRPより小さいPRPによって、高音圧パルスの送信を開始する(ステップS4)。
図12及び図13は、低音圧ビーム及び高音圧ビームにおけるスキャン領域の3Dインジケータの一例を示す図である。図12は、図5に示すスキャン領域の場合の3Dインジケータを示す一方、図13は、図6に示すスキャン領域の場合の3Dインジケータを示す。
ユーザがステップS1乃至ステップS7による検査を行なっている最中に、低音圧ビーム及び高音圧ビームにおけるスキャン領域を簡便に把握可能とするため、高音圧超音波送信制御部32は、低音圧ビーム及び高音圧ビームにおけるスキャン領域の3Dインジケータをモニタ13に表示する。ここで、図12及び図13のように表示される3Dインジケータとしては、重ねて表示される低音圧ビームにおけるスキャン領域と高音圧ビームにおけるスキャン領域との差異をユーザが簡便に視認できるものが望ましい。例えば、図12及び図13に示す3Dインジケータは、高音圧ビームにおけるスキャン領域のみを塗り潰して示すものである。
なお、図12及び図13は、図5及び図6にて説明したように、スキャン領域における煽動方向成分のみに差異をもたせた場合の3Dインジケータを示すが、スキャン領域における煽動方向成分に加え、スキャン領域におけるX軸方向成分にも差異をもたせた3Dインジケータであってもよい。また、スキャン領域におけるX軸方向成分のみに差異をもたせた3Dインジケータであってもよい。
本実施形態の超音波診断装置10によると、ステップS6による表示によって造影剤バブルの再還流の様子を3D的に観察することが可能となる。また、本実施形態の超音波診断装置10によると、高音圧ビームのスキャン領域が簡便に変更可能となるから、高音圧ビームのスキャン領域に対するユーザの細かい要求にも対応可能となる。よって、本実施形態の超音波診断装置10によると、ユーザが希望する造影剤バブルの再還流の画像情報を提供することができる。
本発明に係る超音波診断装置の実施形態を示すブロック図。 超音波プローブ及び送受信部におけるパルスの流れを説明するための図。 本実施形態の超音波診断装置の機能を示すブロック図。 低音圧ビームのスキャン領域と、高音圧ビームのスキャン領域とを示す概要図。 低音圧ビームのスキャン領域と、高音圧ビームのスキャン領域とを示す概要図。 低音圧ビームのスキャン領域と、高音圧ビームのスキャン領域とを示す概要図。 低音圧ビームのスキャン順序と、高音圧ビームのスキャン順序とを説明するための図。 低音圧ビームのスキャン順序と、高音圧ビームのスキャン順序とを説明するための図。 低音圧ビームのスキャン順序と、高音圧ビームのスキャン順序とを説明するための図。 本実施形態の超音波診断装置の動作を示すフローチャート。 高音圧ビームのスキャン領域及びスキャン回数との入力画面の一例を示す図。 低音圧ビーム及び高音圧ビームにおけるスキャン領域の3Dインジケータの一例を示す図。 低音圧ビーム及び高音圧ビームにおけるスキャン領域の3Dインジケータの一例を示す図。
符号の説明
10 超音波診断装置
11 超音波プローブ
12 装置本体
13 モニタ
14 操作パネル
21 送受信部
22 信号処理部
23 画像生成部
24 表示制御部
25 画像メモリ
26 CPU
27 内部記憶装置
28 IF
29 外部記憶装置
31 低音圧超音波送受信制御部
32 高音圧超音波送信制御部
33 ボリュームデータ生成部
34 3D表示処理部

Claims (14)

  1. 造影剤バブルが投与された被検体の所定部位を含むように形成されるスキャン領域に対して音圧の異なる超音波パルスである低音圧パルス及び高音圧パルスをそれぞれ送信し、前記低音圧パルスに対応するエコーを基に、前記スキャン領域の超音波画像を生成・表示する超音波診断装置において、
    前記スキャン領域に対して前記低音圧パルス及び前記高音圧パルスを送信すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信する、1D的に配列された圧電振動子群を機械的に煽動させる機械式3Dプローブとしての超音波プローブと、
    前記スキャン領域に対して前記低音圧パルスを、第1のパルス繰り返し周期によって送信するように制御すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信するように制御する低音圧超音波送受信制御部と、
    前記低音圧超音波送受信制御部による制御によって受信された前記エコーを基に前記超音波画像の画像データをモニタに表示する表示制御部と、
    前記スキャン領域に対して前記高音圧パルスを、前記第1のパルス繰り返し周期より小さい第2のパルス繰り返し周期によって送信するように制御する高音圧超音波送信制御部と、を有し、
    前記高音圧超音波送信制御部は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度と比較して大きくなるように制御することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記低音圧超音波送受信制御部による制御よって受信された前記エコーを基に、ボリュームデータを生成するボリュームデータ生成部と、
    前記ボリュームデータ生成部によって生成された前記ボリュームデータを基に、レンダリング処理を行なって3Dの画像データを生成する3D表示処理部と、をさらに有し、
    前記表示制御部は、前記3D表示処理部によって生成された前記3Dの画像データを前記モニタに表示する構成とすることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 記高音圧超音波送信制御部は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度と異ならせるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記高音圧パルスの煽り角度を前記高音圧超音波送信制御部に入力可能な操作パネルをさらに有することを特徴とする請求項に記載の超音波診断装置。
  5. 前記高音圧超音波送信制御部は、前記低音圧パルスによって形成される低音圧ビームのスキャン領域に対して、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域を異ならせる構成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  6. 前記高音圧超音波送信制御部は、前記モニタに、前記低音圧パルスによって形成される低音圧ビームのスキャン領域と、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域と、を視認可能なインジケータを表示する構成とすることを特徴とする請求項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記高音圧超音波送信制御部は、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域に対して前記高音圧パルスの送信を繰り返すフラッシュを複数回行なう構成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  8. 前記フラッシュの回数を前記高音圧超音波送信制御部に入力可能な操作パネルをさらに有することを特徴とする請求項に記載の超音波診断装置。
  9. 造影剤バブルが投与された被検体の所定部位を含むように形成されるスキャン領域に対して音圧の異なる超音波パルスである低音圧パルス及び高音圧パルスをそれぞれ送信し、前記低音圧パルスに対応するエコーを基に、前記スキャン領域の超音波画像を生成・表示する超音波診断装置を構成するコンピュータに、
    前記スキャン領域に対して前記低音圧パルスを、第1のパルス繰り返し周期によって送信するように制御すると共に、前記低音圧パルスに対応するエコーを受信するように、1D的に配列された圧電振動子群を機械的に煽動させる機械式3Dプローブとしての超音波プローブを制御する低音圧超音波送受信制御機能と、
    前記低音圧超音波送受信制御機能による制御によって受信された前記エコーを基に前記超音波画像の画像データをモニタに表示する表示制御機能と、
    前記スキャン領域に対して前記高音圧パルスを、前記第1のパルス繰り返し周期より小さい第2のパルス繰り返し周期によって送信するように前記超音波プローブを制御する高音圧超音波送信制御機能と、を実現させ、
    前記高音圧超音波送信制御機能は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽動速度と比較して大きくなるように制御することを特徴とする超音波診断プログラム。
  10. 前記低音圧超音波送受信制御機能による制御よって受信された前記エコーを基に、ボリュームデータを生成するボリュームデータ生成機能と、
    前記ボリュームデータ生成機能によって生成された前記ボリュームデータを基に、レンダリング処理を行なって3Dの画像データを生成する3D表示処理機能と、をさらに実現させ、
    前記表示制御機能は、前記3D表示処理機能によって生成された前記3Dの画像データを前記モニタに表示することを特徴とする請求項に記載の超音波診断プログラム。
  11. 記高音圧超音波送信制御機能は、前記高音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度を、前記低音圧パルスの送信の際の前記圧電振動子群の煽り角度と異ならせるように制御することを特徴とする請求項9又は10に記載の超音波診断プログラム。
  12. 前記高音圧超音波送信制御機能は、前記低音圧パルスによって形成される低音圧ビームのスキャン領域に対して、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域を異ならせることを特徴とする請求項9又は10に記載の超音波診断プログラム。
  13. 前記高音圧超音波送信制御機能は、前記モニタに、前記低音圧パルスによって形成される低音圧ビームのスキャン領域と、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域と、を視認可能なインジケータを表示することを特徴とする請求項12に記載の超音波診断プログラム。
  14. 前記高音圧超音波送信制御機能は、前記高音圧パルスによって形成される高音圧ビームのスキャン領域に対して前記高音圧パルスの送信を繰り返すフラッシュを複数回行なうことを特徴とする請求項9又は10に記載の超音波診断プログラム。
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