JP5131746B2 - 墜落阻止装置用取付部材 - Google Patents

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Description

この発明は、建設中の建物の高所における昇降の安全を確保する目的で、作業者の腰に取り付けた安全帯に設けられている環金具に引っ掛けて使用するフックとこのフックに結合されている人体を吊り下げる安全ロープを巻き取るためのリールを備えている墜落阻止装置を、建設中の建物に取り付けるための取付部材に関する。
従来、建設中の建物の高所における主に昇降の安全を確保する目的で、鉄骨梁に取り付けて使用するものとして墜落阻止装置が知られている。
この墜落阻止装置は、作業位置よりも高い位置にある鉄骨梁に厚布等を巻き付けてその上から台付けロープを鉄骨梁に掛けて、この台付けロープを墜落阻止装置のリール本体の上部に設けられている取り付け用の金属環に取り付けることで、建設中の建物に取り付けていた。一方、リール本体から引き出された状態にある安全ロープの先端に設けてあるフックを作業者の腰に取り付けた安全帯の環金具に取り付けることで、作業者がはしごや鉄骨柱を昇降している際に、万一ステップから足を踏み外して落下するようなことがあっても、落下時の衝撃が墜落阻止装置が加わると墜落阻止装置のロック装置が働いてリールの回転を阻止し安全ロープの動きを止めるようになっているため、作業者が地上に落下する心配がなく、安全に昇降を行うことができるようになっている(たとえば、特許文献1を参照)。
また、建設中の建物の高所作業の安全を確保する目的で、鉄骨梁のフランジ部に取り付けて使用するものとして親綱支柱が知られている。
この親綱支柱は垂直な支柱本体と、この支柱本体の下端部に設けられた固定金具と、支柱本体の上端部に取り付けられた親綱保持金具とを有しているものが一般的であり、鉄骨梁として使用されるH形鋼のフランジ部に固定金具で把持固定することで鉄骨梁に支柱本体を立設していた。この親綱支柱を使用する場合には、1本の鉄骨梁に少なくとも2本以上の親綱支柱が取り付けられ、隣り合う親綱支柱間には各々の親綱取付金具によって取り付けられた親綱が張り巡らされることになる。
これにより、作業者は腰に取り付けた安全帯に接続されているロープの先端に設けたフックを複数の親綱支柱同士を繋いでいる親綱に引っ掛けることで、作業者が誤って鉄骨梁から足を踏み外して鉄骨梁から落下しても安全帯が親綱に引き留められることになるから、作業者が鉄骨梁から地上に落下する心配がなく、安全に高所作業を行うことができる。
そして、固定金具から垂直な支柱本体が立設した親綱支柱にあっては、
安全帯に接続されているロープの取り扱い易さと作業の容易性とを考慮して
親綱保持金具が作業者の腰の高さとほぼ等しい位置(作業床面から90cm以上の位置)乃至それより僅かに高い位置に配置されている(たとえば、特許文献2を参照)。
特開平10−305109号公報(図1、図5) 実登3035816号公報(図4、図7)
作業現場では、安全作業の励行を徹底すべく教育訓練が行われているにもかかわらず、特定の装置が本来の使い方から逸脱した思いも寄らぬ使い方がされることがある。
たとえば、図6に示したように、鉄骨梁40に固定した1本の親綱支柱41の親綱取付金具42に滑車43を取り付けて、その滑車43にロープ44を掛けて、地上に設置した巻き上げ機45によって荷物46を高所作業の場所まで持ち上げるといった、荷揚げ用具の一部として親綱支柱41を使用するようなことがある。
また、図7に示したように、鉄骨梁40に固定した1本の親綱支柱41の親綱取付金具42に墜落阻止装置47を取り付けて、鉄骨柱48を昇降する際の安全を確保するといった、墜落阻止装置47の取付部材として親綱支柱41を使用するようなことがあった。
既存の親綱支柱41を荷揚げ用具の一部として使用する場合も、墜落阻止装置47の取付部材として使用する場合も、親綱支柱41に作用する外力は、1m程の長い支柱本体の上端部に取り付けられた親綱保持金具42の部分に略垂直下方に向かうものであるから、固定金具49との接続部である支柱本体の根元部及び固定金具49を鉄骨梁40に固定するための固定ボルトに外力による応力が集中する。しかも、以上のような誤った使い方の場合にあっては、親綱保持金具42にかかる外力は1本の親綱支柱41に作用することになる。
これ対して、親綱支柱41の本来の使い方では、1本の鉄骨梁40に少なくとも2本以上の親綱支柱41が取り付けられ、それら隣り合う親綱支柱41,41間に張り巡らされた親綱に人体に相当する荷重が作用することを想定しているものである。
そのため、親綱支柱41を荷揚げ用具の一部として使用する場合や、墜落阻止装置47の取付部材として使用する場合のような誤った使い方では、親綱支柱41としての許容荷重を遙かに越える外力が支柱本体の上端部の親綱保持金具42に作用することになることから、支柱本体の根元部の変形、破壊や固定ボルトの緩みによる親綱支柱41の変形乃至親綱支柱41の鉄骨梁40からの脱落等の事故が発生するおそれがあるといえる。
さらに、親綱支柱41を墜落阻止装置47の取付部材として使用した場合であって、図8に示したように、作業者が誤って鉄骨梁40の親綱支柱41のない方の側面(建物の内側)に落下した場合には、墜落阻止装置47から引き出された安全ロープ51が鉄骨梁40であるH形鋼のフランジ部52の角部に接触することになり、安全ロープ51とH形鋼のフランジ部52との間の摩擦の発生によって安全ロープ51が損傷することになる。このため、安全ロープ51が損傷した墜落阻止装置47の再使用が不可能になるばかりか、安全ロープ51の損傷の度合いが大きい場合には、人体の落下といった大事故につながりかねない。
そこで、この発明は、以上のような従来の問題点を解決するため、親綱支柱を荷揚げ用具の一部として使用することや、墜落阻止装置の取付部材として使用することのような誤った使い方を未然に防止するため、墜落阻止装置を建設中の建物の鉄骨梁に取り付けることのできる専用の安全性の高い取付部材を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、建設中の建物の水平な鉄骨梁に固定するための固定部材と、該固定部材から立設する支柱本体と、該支柱本体の先端部に安全ロープを巻き取るためのリールを備えている墜落阻止装置を吊り下げるための係止部を有するフック部材とを設けた墜落阻止装置用取付部材であって、前記墜落阻止装置を前記フック部材の前記係止部に金属環を介して垂直下方に吊り下げた状態で、前記墜落阻止装置が前記固定部材及び前記支柱本体に干渉することがないように、前記フック部材の前記係止部が、前記墜落阻止装置本体の厚み寸法より前記支柱本体の外側に遠ざかる位置で、かつ前記鉄骨梁の上面から前記墜落阻止装置本体の全高より高い位置に配置されており、前記係止部は、前記鉄骨梁側から見た場合に、前記支柱本体の背後に隠れるように配置された、ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、前記支柱本体は直線状をしており上方へ行くに従って前記鉄骨梁から遠ざかる方向に傾いており、前記フック部材の前記係止部が前記鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から垂直下方線までの範囲内で揺動自在となるように前記フック部材が前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、前記支柱本体は略逆L字状をしておりその先端が前記鉄骨梁から遠ざかる方向を向いており、前記フック部材の前記係止部が前記鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から下半分の範囲内で揺動自在となるように前記フック部材が前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の前記係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1の構成に加えて、前記支柱本体は垂直に延びる直線状をしており、前記フック部材は左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、前記左右の腕部材の開放端部には前記フック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに前記支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、前記フック部材の前記係止部は建物の外側に向けて水平位置となるように前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の前記係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項2又3の構成に加えて、前記フック部材は、左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、前記左右の腕部材の開放端部には前記フック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに前記支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、一方、前記支柱本体の先端部には、前記左右の腕部材に接する角度固定部材が設けられていることを特徴としている。
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、建設中の建物の水平な鉄骨梁に固定するための固定部材と、該固定部材から立設する支柱本体と、該支柱本体の先端部に安全ロープを巻き取るためのリールを備えている墜落阻止装置を吊り下げるための係止部を有するフック部材とを設けた墜落阻止装置用取付部材であって、墜落阻止装置をフック部材の係止部に金属環を介して垂直下方に吊り下げた状態で、墜落阻止装置が固定部材及び支柱本体に干渉することがないように、フック部材の係止部が、墜落阻止装置本体の厚み寸法より支柱本体の外側に遠ざかる位置で、かつ鉄骨梁の上面から墜落阻止装置本体の全高より高い位置に配置されているので、鉄骨梁の上面から墜落阻止装置を吊り下げるためのフック部材までの垂直寸法と、鉄骨梁の側面から墜落阻止装置を吊り下げるためのフック部材までの水平寸法を墜落阻止装置を使用する際の必要最小限の大きさとなっているから、墜落阻止装置を使用した場合の支柱本体の根元部及び固定金具を鉄骨梁に固定するための固定ボルトに作用する応力を極めて小さいものにできる。したがって、鉄骨梁に巻き付ける厚布や台付けロープを使用することなく、支柱本体の先端部に設けたフック部材に金属環で墜落阻止装置を取り付けるといった簡単な操作で、墜落阻止装置を建設中の建物の鉄骨梁に取り付けて使用することができる安全で実用的な墜落阻止装置用取付部材が提供できる。
更に、請求項1に記載の発明によれば、係止部は鉄骨梁側から見た場合に支柱本体の背後に隠れるように配置されているので、支柱本体が邪魔になって、墜落阻止装置のリールから引き出した安全ロープを鉄骨梁の内側へ吊り下げることはできない。このため、安全ロープが鉄骨梁の角部に接触することがないので、安全ロープが損傷するようなことがなくなり、安全な作業が維持される。
請求項2に記載された発明によれば、支柱本体は直線状をしており上方へ行くに従って鉄骨梁から遠ざかる方向に傾いており、フック部材の係止部が鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から垂直下方線までの範囲内で揺動自在となるようにフック部材が支柱本体に設けられているとともに、フック部材の係止部は支柱本体の幅寸法内の大きさであるので、フック部材は支柱本体より外側に位置し、建物の内側から墜落阻止装置用取付部材を見た場合に、フック部材の係止部は支柱本体の背後に隠れた位置にある。したがって、請求項1の効果に加えて、支柱本体が邪魔になり墜落阻止装置のリールから引き出した安全ロープを鉄骨梁の内側へ垂らすことはできないため、安全ロープがH形鋼のフランジの角部に接触することがないので、安全ロープが損傷するようなことがなくなるから安全な作業が行われる。
請求項3に記載された発明によれば、支柱本体は略逆L字状をしておりその先端が鉄骨梁から遠ざかる方向を向いており、フック部材の係止部が鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から下半分の範囲内で揺動自在となるようにフック部材が支柱本体に設けられているとともに、フック部材の係止部は支柱本体の幅寸法内の大きさであるので、請求項1の効果に加えて、フック部材は支柱本体より外側に位置し、建物の内側から墜落阻止装置用取付部材を見た場合に、フック部材の係止部は支柱本体の背後に隠れた状態にある。したがって、請求項1の効果に加えて、係止部に墜落阻止装置を吊り下げた状態で、墜落阻止装置が固定部材及び支柱本体に干渉することがなく墜落阻止装置の巻き取りリールから引き出した安全ロープを鉄骨梁の内側へ垂らすことはできないため、安全ロープがH形鋼のフランジの角部に接触することがないので、安全ロープが損傷するようなことがなくなるから安全な作業が行われる。
請求項4に記載された発明によれば、支柱本体は垂直に延びる直線状をしており、フック部材は左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、左右の腕部材の開放端部にはフック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、フック部材の係止部は建物の外側に向けて水平位置となるように支柱本体に設けられているとともに、フック部材の係止部は支柱本体の幅寸法内の大きさであるので、構造が簡単であるから製造治具を必要とすることなく容易に組み立てることができるとともに、フック部材は支柱本体に対して揺動自在であるにもかかわらず角度固定部材によってその揺動運動ができずに支柱本体とフック部材とが特定の角度で接合固定された状態にあるから、回動軸の許容荷重を高めることができる。
請求項5に記載された発明によれば、請求項2又3の構成に加えて、フック部材は、左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、左右の腕部材の開放端部にはフック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、一方、支柱本体の先端部には、左右の腕部材に接する角度固定部材が設けられているので、フック部材は支柱本体に対して揺動自在であるにもかかわらず角度固定部材によってその揺動運動ができずに支柱本体とフック部材とが特定の角度で接合固定された状態にあるから、揺動軸の許容荷重を高めることができる。しかも、このような構造は角度固定部材を溶接等で支柱本体側に固定するだけで完成するため、フック部材を支柱本体に対して揺動自在にするタイプの墜落阻止装置用取付部材と他の部分の構造は共通でよいため、両者間の仕様変更にも迅速に対応できる。
以下、この発明の実施の形態について、図面に従って詳細に説明する。
[発明の実施の形態1]
まず、この発明の実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の構成について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の左側面である。図3は、この発明の実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の平面図である。
墜落阻止装置用取付部材1の下端部には、建設中の建物の水平な鉄骨梁2に固定するためのしゃこ万力型の固定部材3を有しており、固定部材3には支柱本体4が固定部材3から立設するようにして溶接により接合されている。支柱本体4には横断面が四角形をした角パイプが使用されており、固定部材3は正面から見て略C形の把持部材5を有しており、把持部材5には鉄骨梁2であるH形鋼のフランジ部6の下面に当接する下顎部7と、上方から下方へ向かってねじ込むことのできる固着ねじ8が螺合する支持部材9とを有している。
支柱本体4は直線状をしており、上方へ行くに従って鉄骨梁2のフランジ部6から建物の外側に向かって遠ざかる方向に傾いている。
支柱本体4の先端部には、支柱本体4の角パイプの上端部の開口部を塞ぐ平坦部10とこの平坦部10の長手方向の両端部を下方へ折り返して支柱本体4の側面に接触するようにした取付面部11,11を有する塞ぎ部材12が設けられている。塞ぎ部材12の取付面部11,11には、後述する回動軸13が挿通する取付孔14が設けられている。
塞ぎ部材12の取付面部11,11の外側には、支柱本体4の幅方向を挟み込む状態の左右の腕部材15,15と、この左右の腕部材15,15を繋ぐ係止部16と、からなる略コの字状のフック部材17が支柱本体4に対して揺動自在となるように、左右の腕部材15,15の中間部に穿設した軸受孔18,18と、塞ぎ部材12の取付孔14,14と、この取付孔14,14と同一の軸心を持った支柱本体4の先端部に設けた軸受孔18,18とが、鉄骨梁2と平行な軸心を持った一本の回動軸13によって本体支柱4の先端部に取り付けられている。
回動軸13には、図に示したように、長尺ボルトを採用し、支柱本体4の幅方向の外壁とフック部材17の左右の腕部材15,15の内面とが接触した状態でフック部材17が揺動できる程度に、ねじ部の先端に緩み止め機能を有するUナット19をねじ込むことで、容易に分解できないように組み立てるとよい。
図示した墜落阻止装置用取付部材1は、固定部材3を強固なものとしているため、その下端部に重心がある。そのため、持ち運びの際の釣り合いを考えて、支柱本体4の中間部の内側に取手20が設けられている。
支柱本体4の先端部には、左右の腕部材15,15の側面に接する角度固定部材21が設けられている。角度固定部材21は、腕部材15の軸受孔18を中心として腕部材15の長手方向の左右に延びる接触部22を有することで左右両方向の回転を止めることができるようにしている。角度固定部材21は、塞ぎ部材12の取付面部11又は支柱本体4に固定されていればよく、少なくとも左右の腕部材15,15の一方に接するものであればよい。具体的には、角度固定部材21として、所定の長さに切断した丸棒や角棒を採用し、墜落阻止装置23をフック部材17に金属環24を介して垂直下方に吊り下げた状態で、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に干渉することがない姿勢となるように、支柱部材4に対するフック部材17の左右の腕部材15,15の角度を決めた上で、角度固定部材21を固定する。
墜落阻止装置23を鉄骨梁2の上方に配置して使用する場合には、墜落阻止装置23が周辺の鉄骨柱その他の構造物に接触しないことが必要である。そのため、墜落阻止装置23をフック部材17の係止部16に金属環24を介して垂直下方に吊り下げた状態では、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に干渉することがないように、フック部材17の係止部16が、墜落阻止装置23本体の厚み寸法の1〜2倍だけ支柱本体4の外面から支柱本体4の外側に遠ざかる位置になるように水平方向の寸法を決めている。また、鉄骨梁2の上面から墜落阻止装置23本体の全高の1〜2倍だけ高い位置になるように鉄骨梁2の上面から墜落阻止装置23を吊り下げるためのフック部材17の係止部16の垂直方向の寸法を決めている。
フック部材17の水平方向の寸法が支柱本体4の外面から墜落阻止装置23本体の厚み寸法の1倍以上支柱本体4の外側に遠ざけることで、墜落阻止装置23をフック部材17の係止部16に金属環24を介して垂直下方に吊り下げた状態で墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に接触することがなくなるが、フック部材17の水平方向の寸法が支柱本体4の外面から墜落阻止装置23本体の厚み寸法の2倍以上支柱本体4の外側に遠ざけた場合には、支柱本体4を斜めにした場合には、鉄骨梁2上にいる作業者の手が墜落阻止装置23届かなくなるだけでなく、傾斜した支柱本体4の長さを長くしたり、フック部材17の左右の腕部材15,15を長くしなければならず、いずれの場合も墜落阻止装置23の使用時にフック部材17に外力が作用した場合には、強度面で不利になる。
墜落阻止装置23の金属環24を係止部16に引っ掛ける操作ができるだけの空間が支柱本体4の外面と係止部16との間にあればよく、フック部材17の左右の腕部材15,15は強度面からいってなるべく短くすることが望ましい。
建築、土木現場で使用される墜落阻止装置23にあっては、墜落阻止装置23本体の厚みは75〜150mm、墜落阻止装置23本体の全高は200〜300mmが標準的な大きさであるから、フック部材17の左右の腕部材15,15の長さとカラビナの長さを考慮した場合には、鉄骨梁2の上面から墜落阻止装置23本体の全高の1〜2倍だけ高い位置になるように鉄骨梁2の上面から墜落阻止装置23を吊り下げるためのフック部材17の係止部16の垂直方向の寸法を決めたとしたら、支柱本体4の先端(上端)が成人男性の膝頭の高さ(500mm前後)になる。この程度の高さであれば、鉄骨梁2上で作業者がしゃがんだ状態で墜落阻止装置23の取り扱いが容易に行えるものといえる。
次に、以上説明した構成を有する実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の使用方法について説明する。
まず、鉄骨梁2のフランジ部6の下面に把持部材5の下顎部7を宛い、鉄骨梁2のフランジ部6の上面に、2本の固着ねじ8,8の先端を押し当てるようにねじ込んでいくことで、墜落阻止装置用取付部材1を鉄骨梁2のフランジ部6に強固に固定する。この際、2本の固着ねじ8,8を均等な力でねじ込むことが大切である。
鉄骨梁2のフランジ部6に墜落阻止装置用取付部材1を強固に固定したら、支柱本体4の先端部に取り付けたフック部材17の係止部16に、墜落阻止装置23に取り付けてある金属環24を引っ掛ける。すると、フック部材17の係止部16は支柱本体4から遠ざかった位置に存在しており、墜落阻止装置23がフック部材17に金属環24を介して垂直下方に吊り下げられた状態では、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4のない空間部に位置するため、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に干渉することがない。
そこで、作業者がはしごや鉄骨柱を昇降している際に、万一ステップから足を踏み外して落下するようなことがあっても、落下時の衝撃が安全ロープ27を介して墜落阻止装置23が加わると墜落阻止装置23のロック装置が働いてリールの回転を阻止するようになっているため、地上に落下する心配がない。この場合には、墜落阻止装置23に加わった荷重は金属環24を介してフック部材17に垂直下方に向かう引っ張り力が作用することになる。しかしながら、支柱本体4の幅方向の外壁とフック部材17の左右の腕部材15,15の内面とが接触した状態でフック部材17が揺動できる状態で回動軸13の長手方向のがたつきが抑えられているため、支柱本体4を貫通する回動軸13には剪断力が作用することになるが曲げ応力の発生が極力抑制されることになり、揺動軸13の許容荷重を高めるよう工夫がなされている。
また、フック部材17の係止部16は、支柱本体4の幅寸法内の大きさであるので、フック部材17は支柱本体4より外側に位置し、建物の内側から墜落阻止装置用取付部材1を見た場合に、フック部材17の係止部16は支柱本体4の背後に隠れた位置にある。したがって、支柱本体4が邪魔になり墜落阻止装置23のリールから引き出した安全ロープ25を鉄骨梁の内側へ垂らすことはできないため、安全ロープ25がH形鋼のフランジ部6の角部に接触することがないので、安全ロープ25が損傷するようなことがなくなるから安全な作業が維持される。
[発明の実施の形態2]
次に、この発明の実施の形態2に係る墜落阻止装置用取付部材の構成について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。
実施の形態2に係る墜落阻止装置用取付部材1は、支柱本体4が垂直部材26と水平部材27とからなる略逆L字状をしており、水平部材27の先端が鉄骨梁2から遠ざかる方向を向いている。したがって、水平部材27端にフック部材17が、鉄骨梁2の横断面と平行な平面内で水平線から下半分の範囲内で揺動自在となるように取り付けられている。
フック部材17は支柱本体4より外側に位置し、建物の内側から墜落阻止装置用取付部材1を見た場合に、フック部材17の係止部16は支柱本体4の背後に隠れた状態にある。また、係止部16に墜落阻止装置23を吊り下げた状態で、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に干渉することがなく墜落阻止装置23のリールから引き出した安全ロープ25を鉄骨梁2の内側へ垂らすことはできないため、安全ロープ25がH形鋼のフランジ部6の角部に接触することがないので、安全ロープ25が損傷するようなことがなくなるから安全な作業が維持される。
実施の形態2に係る墜落阻止装置用取付部材1は、フック部材17が鉄骨梁2の横断面と平行な平面内で水平線から下半分の範囲内で揺動自在になっていることで、鉄骨梁2に固定して墜落阻止装置23を吊り下げた状態では、重力の作用によりフック部材17の左右の腕部材15,15は垂直下方の姿勢を取ることになる。フック部材17自体には曲げモーメントが作用することがないので、主として引っ張り力に耐える強度を持たせることを考えればよく、実施の形態1のフック部材17よりもコストを低く抑えることができる。
しかも、実施の形態2では、実施の形態1のように角度固定部材21を必要としないため、角度固定部材21の製造コストと角度固定部材21を塞ぎ部材12の取付面部11又は支柱本体4に取り付けるための加工・組立コストが不要となる。
その他の構成及び作用、効果については、実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
[発明の実施の形態3]
次に、この発明の実施の形態3に係る墜落阻止装置用取付部材の構成について説明する。
図5は、この発明の実施の形態3に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。
実施の形態3に係る墜落阻止装置用取付部材1は、垂直に延びる直線状の支柱本体4が固定部材3に溶接により接合されている。
支柱本体4の先端部には、左右の腕部材15,15の側面に接する角度固定部材22が設けられている。角度固定部材21は、腕部材15の軸受孔19を中心として腕部材15の長手方向の左右に延びる接触部22を有することで左右両方向の回転を止めることができるようにしている。
具体的には、角度固定部材21として、所定の長さに切断した丸棒や角棒を採用し、墜落阻止装置23をフック部材17に金属環24を介して垂直下方に吊り下げた状態で、墜落阻止装置23が固定部材3及び支柱本体4に干渉することがない姿勢となるように、支柱部材4に対するフック部材17の左右の腕部材15,15が水平になるようにした上で、角度固定部材21を固定する。
実施の形態3に係る墜落阻止装置用取付部材1は、構造が簡単であるから製造治具を必要とすることなく容易に組み立てることができるとともに、フック部材17は支柱本体4に対して揺動自在であるにもかかわらず角度固定部材21によってその揺動運動ができずに支柱本体4とフック部材17とが特定の角度で接合固定された状態にあるから、回動軸13の許容荷重を高めることができる。
その他の構成及び作用、効果については、実施の形態1と同様であり、同一の構成には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
この発明の実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。 同実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の左側面である。 同実施の形態1に係る墜落阻止装置用取付部材の平面図である。 同実施の形態2に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。 同実施の形態3に係る墜落阻止装置用取付部材を鉄骨梁に取り付けた状態の正面図である。 従来の親綱支柱を荷揚げ用具の一部として使用した状態を示した斜視図である。 従来の親綱支柱を墜落阻止装置の取付部材として使用した状態を示した斜視図である。 従来の親綱支柱を墜落阻止装置の取付部材として使用した場合あって、安全ロープを建物の内側に垂らした状態を示した説明図である。
符号の説明
1 墜落阻止装置用取付部材
2 鉄骨梁
3 固定部材
4 支柱本体
5 把持部材
6 フランジ部
7 下顎部
8 固着ねじ
9 支持部材
11 取付面部
12 塞ぎ部材
13 回動軸
14 取付孔
15 腕部材
16 係止部
17 フック部材
18 軸受孔
21 角度固定部材
22 接触部
23 墜落阻止装置
24 金属環
25 安全ロープ

Claims (5)

  1. 建設中の建物の水平な鉄骨梁に固定するための固定部材と、該固定部材から立設する支柱本体と、該支柱本体の先端部に安全ロープを巻き取るためのリールを備えている墜落阻止装置を吊り下げるための係止部を有するフック部材とを設けた墜落阻止装置用取付部材であって、
    前記墜落阻止装置を前記フック部材の前記係止部に金属環を介して垂直下方に吊り下げた状態で、前記墜落阻止装置が前記固定部材及び前記支柱本体に干渉することがないように、前記フック部材の前記係止部が、前記墜落阻止装置本体の厚み寸法より前記支柱本体の外側に遠ざかる位置で、かつ前記鉄骨梁の上面から前記墜落阻止装置本体の全高より高い位置に配置されており、
    前記係止部は、前記鉄骨梁側から見た場合に、前記支柱本体の背後に隠れるように配置された、
    ことを特徴とする墜落阻止装置用取付部材。
  2. 前記支柱本体は直線状をしており上方へ行くに従って前記鉄骨梁から遠ざかる方向に傾いており、前記フック部材の前記係止部が前記鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から垂直下方線までの範囲内で揺動自在となるように前記フック部材が前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の墜落阻止装置用取付部材。
  3. 前記支柱本体は略逆L字状をしておりその先端が前記鉄骨梁から遠ざかる方向を向いており、前記フック部材の前記係止部が前記鉄骨梁の横断面と平行な平面内を水平線から下半分の範囲内で揺動自在となるように前記フック部材が前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の前記係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の墜落阻止装置用取付部材。
  4. 前記支柱本体は垂直に延びる直線状をしており、前記フック部材は左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、前記左右の腕部材の開放端部には前記フック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに前記支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、前記フック部材の前記係止部は建物の外側に向けて水平位置となるように前記支柱本体に設けられているとともに、前記フック部材の前記係止部は前記支柱本体の幅寸法内の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の墜落阻止装置用取付部材。
  5. 前記フック部材は、左右の腕部材と該左右の腕部材を繋ぐ係止部とからなる略コの字状の形態であって、前記左右の腕部材の開放端部には前記フック部材を揺動可能とするための回動軸が貫通する軸受孔を有するとともに前記支柱本体の幅方向を挟み込む状態に取り付けられており、一方、前記支柱本体の先端部には、前記左右の腕部材に接する角度固定部材が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の墜落阻止装置用取付部材。
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