JP5131274B2 - バッファ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッファ装置に関し、特に負荷の前段に設置されて、高周波アナログ信号により負荷を駆動するバッファ装置に関する。
アナログ信号の伝送において、一定の電源電圧の下で高い利得を達成するには、負荷側の入力インピーダンス(負荷インピーダンス)はできるだけ大きくしなければならない。なぜなら、増幅段と負荷を接続したときに、負荷の入力インピーダンスが低く、増幅段の出力インピーダンスが高いと、分圧による電圧損失が生じて、増幅段から負荷へ正しく電圧が伝わらなくなるからである。
このため、増幅段が低インピーダンスの負荷を駆動する場合には、信号電圧の損失が無視できるように、増幅段と負荷との間にバッファを入れる必要があり、このようなバッファとして、ソースフォロワ(ドレイン接地増幅段)が通常用いられている。
図6は一般的なソースフォロワの構成を示す図である。図7はソースフォロワの入出力電圧を示す図であり、縦軸は出力信号の電圧Vout、横軸は入力信号の電圧Vinである。
n−MOS(Metal Oxide Semiconductor)のFET(Field Effect Transistor)を使用した場合のソースフォロワ100は、FETm0のソースに抵抗Rsおよび負荷Lの一端が接続し、ドレインが電源VDDに接続して、ゲートから信号が入力される。抵抗Rsおよび負荷Lの他端はGNDに接続する。
ゲートに印加された信号の入力電圧VinがFETm0のしきい値電圧Vthよりも小さい場合は、FETm0はOFFであり、入力電圧Vinがしきい値電圧Vthを超えると、FETm0はVDDに対して飽和領域でONになり、抵抗Rsには電流が流れる。そして、入力電圧Vinが増加すると、ソースの電位がゲートの電圧に追従(follow)していき、入力信号によってソースに接続された負荷Lが駆動される。
従来技術としては、2つのソースフォロワの出力の平均値を求め、平均値と基準値との差に応じた電圧を生成し、生成した電圧を2つのソースフォロワそれぞれのトランジスタのウエルに供給して、しきい値電圧を変えることで、低電源電圧の場合でも、動作範囲を広くしたソースフォロワ回路が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−13631号公報(段落番号〔0016〕〜〔0021〕,第1図)
ソースフォロワは、増幅率がほぼ1で(増幅しない)、入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスが低いという特徴を持っており(入力インピーダンスが高いとその回路を使ったことによる影響が少なくなり、出力インピーダンスが低いと、より多くの負荷を駆動できる)、アナログ増幅回路において広く使用されている。
しかし、入力信号の周波数が高くなるにつれて、駆動負荷が重くなってくるので、アイドリング電流が少ないと、出力信号Voutの負側の波形がクリップされて歪みが生じることになる。
図8は周波数が高くなるにつれて駆動負荷が重くなることを説明するための図である。信号源と負荷Lの一端が接続し、負荷Lの他端がGNDに接続する。ここで、信号源からの出力信号の周波数が高くなると、信号源と負荷Lをつなぐライン上の並列寄生キャパシタCの寄生容量が大きくなって、容量性リアクタンス成分の影響が無視できなくなる。このため、負荷の入力インピーダンスが低下することになり駆動負荷が重くなる。
図9は波形クリップの様子を示す図である。縦軸は出力信号電圧Vout、横軸は時間である。負荷が重くなって入力インピーダンスが低いのにもかかわらず、ソースフォロワのアイドリング電流が少ないと、駆動するのに十分な電流が負荷側へ流れないので、出力信号Voutの負側にクリップが生じてしまう(なお、p−mosのFETを使った場合は、正側の波形にクリップが生じる)。また、負荷が重くなると、クリップが生じるだけでなく、出力波形全体の振幅も小さくなってくる。
したがって、高周波で所望の出力ダイナミックレンジ(所望の出力振幅)を確保するためには、ソースフォロワに与える電流を増やさなければならず、消費電流が増加することになる。
このように、高周波で十分な駆動能力を得るためには、消費電流を大きくしなければならないが、たとえ消費電流を大きくしても、従来のソースフォロワの構成では、FETの物理パラメータが環境条件(プロセス製造条件や温度条件)等によって変動すると、ソースフォロワの出力DC電圧や出力振幅に直接影響を与えることになり、安定性に欠けるといった問題があった。また、特に高周波回路では、接続先の回路の入力条件として、安定なDC電圧が必要な場合が多いので、従来のような構成のソースフォロワを使用すると、回路全体で安定した動作が得られないといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、環境条件等によって変動しやすい出力DC電圧や出力振幅のばらつきを抑制し、出力信号の安定化を図り、負荷駆動能力を向上させたバッファ装置を提供することを目的とする。
記課題を解決するために、バッファ装置が提供される。バッファ装置は、第1のソースフォロワのソース、第1のソース接地増幅部のドレインおよび反転出力端子が接続した第1の電力合成部と、第2のソースフォロワのソース、第2のソース接地増幅部のドレインおよび非反転出力端子が接続した第2の電力合成部とを含み、前記第1のソースフォロワのゲートと、前記第2のソース接地増幅部のゲートと、反転入力端子とが接続し、前記第2のソースフォロワのゲートと、前記第1のソース接地増幅部のゲートと、非反転入力端子とが接続した構成を持つクロスカップル回路と、前記第1の電力合成部の負相出力と前記第2の電力合成部の正相出力との平均をとった同相電圧が、基準電圧と同じ値になるように、前記第1のソース接地増幅部および前記第2のソース接地増幅部に対してコモンモードフィードバックを行って、前記第1のソース接地増幅部および前記第2のソース接地増幅部それぞれのゲート電圧を調整する第1のバイアス回路と、定電流源を流れる電流によって一方の抵抗に生じる電圧が他方の抵抗にも現れて、前記一方の抵抗に流れる電流と同じ値の電流が、前記他方の抵抗に流れるようにミラーリングを行った際の2つの前記抵抗で生じる電圧の差分の増幅電圧を補償電圧とし、前記第1のソースフォロワおよび前記第2のソースフォロワそれぞれに印加されるゲート電圧の変動が抑制するように、前記第1のソースフォロワのゲートと、前記第2のソースフォロワのゲートに対して前記補償電圧を印加する第2のバイアス回路とを備える。
境条件等によって変動しやすい出力DC電圧や出力振幅のばらつきを抑制し、出力信号の安定化を図り、負荷駆動能力を向上させることが可能になる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
バッファ装置の原理図である。 バッファ装置の構成を示す図である。 周波数特性を示す図である。 出力波形を示す図である。 入出力特性を示す図である。 一般的なソースフォロワの構成を示す図である。 ソースフォロワの入出力電圧を示す図である。 周波数が高くなるにつれて駆動負荷が重くなることを説明するための図である。 波形クリップの様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はバッファ装置の原理図である。バッファ装置1は、クロスカップル回路10と、第1のバイアス回路20と、第2のバイアス回路30とから構成され、高周波アナログ信号により負荷を駆動する2入力2出力の装置である。
クロスカップル回路10は、第1の電力合成部11と第2の電力合成部12から構成される。また、第1の電力合成部11は、ソースフォロワ11a(第1のソースフォロワ)とソース接地増幅部11b(第1のソース接地増幅部)から構成される。第2の電力合成部12は、ソースフォロワ12a(第2のソースフォロワ)とソース接地増幅部12b(第2のソース接地増幅部)から構成される。
第1の電力合成部11に対し、ソースフォロワ11aのソースと、ソース接地増幅部11bのドレインと、反転出力端子XOUTとが接続する。第2の電力合成部12に対し、ソースフォロワ12aのソースと、ソース接地増幅部12bのドレインと、非反転出力端子OUTとが接続する。
また、ソースフォロワ11aのゲートと、ソース接地増幅部12bのゲートと、反転入力端子XINとが接続し、ソースフォロワ12aのゲートと、ソース接地増幅部11bのゲートと、非反転入力端子INとが接続する。
第1のバイアス回路20は、第1の電力合成部11の出力と第2の電力合成部12の出力との同相電圧が、基準電圧と同じ値になるように、ソース接地増幅部11bおよびソース接地増幅部12bそれぞれのゲート電圧(ゲート−ソース電圧Vgs)を調整する。
第2のバイアス回路30は、ソースフォロワ11aおよびソースフォロワ12aそれぞれに印加されるゲート電圧の変動が抑制するように、ソースフォロワ11aのゲートと、ソースフォロワ12aのゲートに対して補償電圧を印加する。
次にバッファ装置1の具体的な回路構成について説明する。図2はバッファ装置1の構成を示す図である。なお、以降では、第1のバイアス回路20をコモンモードフィードバック(common mode feedback)回路20、第2のバイアス回路30をアクティブカレントミラー(active current mirror)回路30と呼ぶ。
ソースフォロワ11aは、抵抗R1、コンデンサC1およびFETm1を含み、ソース接地増幅部11bは、抵抗R2、コンデンサC2およびFETm2を含む。ソースフォロワ12aは、抵抗R3、コンデンサC3およびFETm3を含み、ソース接地増幅部12bは、抵抗R4、コンデンサC4およびFETm4を含む。
コモンモードフィードバック回路20は、抵抗R5、抵抗R6、基準電圧源Vr、差動増幅器amp1を含む。アクティブカレントミラー回路30は、抵抗R7(制御抵抗)、抵抗R8(被制御抵抗)、差動増幅器amp2、定電流源Ib1、FETm5(第1のトランジスタ)、FETm6(第2のトランジスタ)を含む。
各素子の接続関係について説明する。反転入力端子XINは、コンデンサC1の一端と、コンデンサC4の一端と接続する。非反転入力端子INは、コンデンサC2の一端と、コンデンサC3の一端と接続する。
コンデンサC1の他端は、抵抗R1の一端とFETm1のゲートと接続し、コンデンサC2の他端は、抵抗R2の一端とFETm2のゲートと接続し、コンデンサC3の他端は、抵抗R3の一端とFETm3のゲートと接続し、コンデンサC4の他端は、抵抗R4の一端とFETm4のゲートと接続する。
反転出力端子XOUTは、FETm1のソースと、抵抗R5の一端と、FETm2のドレインと接続し、FETm1のドレインは、電源VDDに接続し、FETm2のソースはGNDに接続する。
非反転出力端子OUTは、FETm3のソースと、抵抗R6の一端と、FETm4のドレインと接続し、FETm3のドレインは、電源VDDに接続し、FETm4のソースはGNDに接続する。
差動増幅器amp1の入力端(−)は、抵抗R5の他端と、抵抗R6の他端に接続し、差動増幅器amp1の入力端(+)は、基準電圧源Vrに接続し、差動増幅器amp1の出力端は、抵抗R2の他端と、抵抗R4の他端と、FETm6のゲートに接続する。
抵抗R7の一端は、電源VDDに接続し、抵抗R7の他端は、定電流源Ib1の一端と、差動増幅器amp2の入力端(−)に接続する。抵抗R8の一端は、電源VDDに接続し、抵抗R8の他端は、差動増幅器amp2の入力端(+)とFETm5のドレインとに接続する。
FETm5のソースは、FETm6のドレインと接続し、FETm6のソースはGNDに接続する。差動増幅器amp2の出力端は、FETm5のゲートと、抵抗R1の他端と、抵抗R3の他端とに接続する。
次に動作について説明する。クロスカップル回路10において、反転入力端子XINから入力した逆相入力信号は、コンデンサC1でDCカットされた後に、ソースフォロワ11aのFETm1のゲートに入力する。その際に、バイアス抵抗R1を介して、アクティブカレントミラー回路30から送信される信号によってバイアスがかけられる。また、逆相入力信号は、コンデンサC4でDCカットされた後に、ソース接地増幅部12bのFETm4のゲートに入力する。その際に、バイアス抵抗R4を介して、コモンモードフィードバック回路20から送信される信号によってバイアスがかけられる。
非反転入力端子INから入力した正相入力信号は、コンデンサC2でDCカットされた後に、ソース接地増幅部11bのFETm2のゲートに入力する。その際に、バイアス抵抗R2を介して、コモンモードフィードバック回路20から送信される信号によってバイアスがかけられる。また、正相入力信号は、コンデンサC3でDCカットされた後に、ソースフォロワ12aのFETm3のゲートに入力する。その際に、バイアス抵抗R3を介して、アクティブカレントミラー回路30から送信される信号によってバイアスがかけられる。
そして、ソースフォロワ11aを流れる信号と、ソース接地増幅部11bを流れる信号とが電力合成されて、反転出力端子XOUTから逆相出力信号が出力し、ソースフォロワ12aを流れる信号と、ソース接地増幅部12bを流れる信号とが電力合成されて、非反転出力端子OUTから正相出力信号が出力する。
コモンモードフィードバック回路20において、モニタ抵抗R5、R6の抵抗比によって得られる、正相出力信号と逆相出力信号との同相DC電圧(平均値)V1は、差動増幅器amp1の入力端(−)に印加され、基準電圧源Vrが差動増幅器amp1の入力端(+)に印加されて、差動増幅器amp1は、同相電圧V1と、基準電圧Vrとの差分電圧を出力する。
差分電圧は、抵抗R2を介して、ソース接地増幅部11bにフィードバックされ、抵抗R6を介して、ソース接地増幅部12bにフィードバックされて、同相電圧V1と基準電圧Vrとが同じ値になるように、ソース接地増幅部11bおよびソース接地増幅部12bのゲート電圧が調整される。これにより、正相出力信号および逆相出力信号の出力DC電圧を安定化させる(なお、正相、逆相の信号電圧の平均値が所定値になるようにフィードバックをかけることをコモンモードフィードバックと呼ぶ)。
アクティブカレントミラー回路30において、定電流源Ib1に流れる電流によって制御抵抗R7に生じる制御電圧V2が、差動増幅器amp2の入力端(−)に印加され、差動増幅器amp2の入力端(+)には、被制御抵抗R8が接続している。
差動増幅器amp2は、制御電圧V2が被制御抵抗R8側にも現れるまでFETm5のゲート電圧を変化させる。また、このとき、抵抗R7を流れる電流が抵抗8にミラーリングして流れることになる(制御側の抵抗の電圧が被制御側の抵抗にも現われて同じ電流が流れることをカレントミラーと呼ぶ)。
なお、差動増幅器amp1から出力される差分電圧がFETm6のゲートに印加されるので、コモンモードフィードバック回路20に協調してFETm5(アクティブカレントミラー回路30)が駆動する。
そして、差動増幅器amp2の出力電圧を補償電圧として、ソースフォロワ11aのゲートとソースフォロワ12aのゲートに印加する。これにより、正相出力信号および逆相出力信号の出力振幅を安定化させる。
ここで、MOSFETの相互コンダクタンスgmは、ゲート電圧を微小変動させたときのドレイン電流の変化量で定義され(gm=ΔId/ΔVgs)、相互コンダクタンスgmは、ゲート電圧に依存する。アクティブカレントミラー回路30では、環境変動が生じた場合でも最適な相互コンダクタンスgmが得られるように、ソースフォロワ11a、12aに印加する補償電圧を、定電流源Ib1にもとづき生成し、ソースフォロワ11a、12aのゲートに印加することで、出力振幅のばらつきを抑制している。
次にバッファ装置1と一般的なソースフォロワに対して、同一電流、同一駆動負荷条件でシミュレーションした際の特性比較について説明する。図3は周波数特性を示す図である。縦軸は順方向透過特性(S21)、横軸は周波数(GHz)である。一般的なソースフォロワは、利得が0以下で減衰を示すが、バッファ装置1では高周波でも利得が得られることがわかる。
図4は出力波形を示す図である。縦軸は電圧、横軸は時間である。バッファ装置1および一般的なソースフォロワを、電源電圧2.9Vで作製したときの出力波形を示している。
図に示されるように、バッファ装置1は、電源電圧に近い値まで出力振幅を大きくすることができ、一般的なソースフォロワと比べて駆動効率が極めて高いことがわかる。バッファ装置1では、クリップされるポイントが高くなるので、電源電圧近くまで出力振幅を上げてもクリップが生じない。
図5は入出力特性を示す図である。縦軸は出力信号の電力(dBm)、横軸は入力信号の電力(dBm)である。バッファ装置1では、安定的な電力(CP:Constant Power)が得られ、一般的なソースフォロワと比べて高い電力を得られることがわかる。
以上説明したように、バッファ装置1は、コモンモードフィードバック回路20によって出力DC電圧を補償して安定化させ、アクティブカレントミラー回路30によって出力振幅を補償して安定化させる構成とした、これにより、環境条件等の変化があっても、出力信号の安定化を図ることが可能になり、従来のソースフォロワと比べて、高周波においても高い負荷駆動能力を供給することが可能になる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 バッファ装置
10 クロスカップル回路
11 第1の電力合成部
12 第2の電力合成部
11a、12a ソースフォロワ
11b、12b ソース接地増幅部
20 第1のバッファ回路
30 第2のバッファ回路

Claims (3)

  1. アナログ信号により負荷を駆動するバッファ装置において、
    第1のソースフォロワのソース、第1のソース接地増幅部のドレインおよび反転出力端子が接続した第1の電力合成部と、第2のソースフォロワのソース、第2のソース接地増幅部のドレインおよび非反転出力端子が接続した第2の電力合成部とを含み、前記第1のソースフォロワのゲートと、前記第2のソース接地増幅部のゲートと、反転入力端子とが接続し、前記第2のソースフォロワのゲートと、前記第1のソース接地増幅部のゲートと、非反転入力端子とが接続した構成を持つクロスカップル回路と、
    前記第1の電力合成部の負相出力と前記第2の電力合成部の正相出力との平均をとった同相電圧が、基準電圧と同じ値になるように、前記第1のソース接地増幅部および前記第2のソース接地増幅部に対してコモンモードフィードバックを行って、前記第1のソース接地増幅部および前記第2のソース接地増幅部それぞれのゲート電圧を調整する第1のバイアス回路と、
    定電流源を流れる電流によって一方の抵抗に生じる電圧が他方の抵抗にも現れて、前記一方の抵抗に流れる電流と同じ値の電流が、前記他方の抵抗に流れるようにミラーリングを行った際の2つの前記抵抗で生じる電圧の差分の増幅電圧を補償電圧とし、前記第1のソースフォロワおよび前記第2のソースフォロワそれぞれに印加されるゲート電圧の変動が抑制するように、前記第1のソースフォロワのゲートと、前記第2のソースフォロワのゲートに対して前記補償電圧を印加する第2のバイアス回路と、
    を有することを特徴とするバッファ装置。
  2. 前記第1のバイアス回路は、前記出力同相電圧と、前記基準電圧との差分電圧を求め、前記第1のソース接地増幅部のゲートと前記第2のソース接地増幅部のゲートに対して前記差分電圧を印加させ、前記出力同相電圧と前記基準電圧とが同じ値になるように、前記第1のソース接地増幅部および前記第2のソース接地増幅部のゲート電圧を調整して、前記第1の電力合成部および前記第2の電力合成部からの出力DC電圧を安定化させることを特徴とする請求の範囲第1項記載のバッファ装置。
  3. 前記第2のバイアス回路は、定電流源と、差動増幅器と、制御抵抗と、被制御抵抗と、第1のトランジスタと、第2のトランジスタとから構成され、
    前記制御抵抗の一端は、電源に接続し、前記制御抵抗の他端は、前記差動増幅器の一端の入力端と前記定電流源の一端とに接続し、前記定電流源の他端は、GNDに接続し、
    前記被制御抵抗の一端は、前記電源に接続し、前記被制御抵抗の他端は、前記差動増幅器の他端の入力端と、前記第1のトランジスタのドレインと接続し、
    前記差動増幅器の出力端は、前記第1のソースフォロワのゲートと前記第2のソースフォロワのゲートと前記第1のトランジスタのゲートとに接続し、
    前記第2のトランジスタのドレインは、前記第1のトランジスタのソースと接続し、前記第2のトランジスタのゲートには、前記第1のバイアス回路から出力される前記差分電圧が印加され、前記第2のトランジスタのソースはGNDに接続して、
    前記差動増幅器の前記一端の入力端に印加される、前記定電流源に流れる電流によって前記制御抵抗に生じる制御電圧が、前記差動増幅器の前記他方の入力端に接続される前記被制御抵抗側にも現れて、前記電流が前記被制御抵抗にミラーリングして流れるように、前記差動増幅器の出力電圧は、前記第1のトランジスタのゲート電圧を変化させ、
    前記差分電圧が前記第2のトランジスタのゲートに印加されることで、前記第1のバイアス回路に協調して前記第1のトランジスタを駆動し、
    前記差動増幅器の出力電圧を前記補償電圧として、前記第1のソースフォロワのゲートと前記第2のソースフォロワのゲートに印加することで、前記第1の電力合成部および前記第2の電力合成部からの出力振幅を安定化させることを特徴とする請求の範囲第2項記載のバッファ装置。
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