JP5130830B2 - 脱穀装置 - Google Patents
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Description
脱穀装置の主脱穀部である扱室には刈取装置で刈り取った穀稈が挿入され、穀稈は扱室に軸架された扱胴の表面に多数設けられた扱歯と扱網との相互作用により脱穀される。穀稈から分離された被処理物(穀粒や藁くず)は扱網を通過して、選別室の揺動棚で受け止められ、二番穀粒(二番物という場合がある)や藁屑などを分離して穀粒のみをグレンタンクに搬送する。
本発明の課題は、穀粒の乾燥を選別室内でまんべんなく、かつ汚染させないで行うことができる脱穀装置を提供することである。
したがって、選別風も効率良く均一に十分熱せられ、例えば選別網やシーブの乾きをより一層促進し、これらの部材に藁屑が付着するのを防止することができ、三番ロスの増大と穀粒の選別不良を防止することができる。
また、上記排気ガスが唐箕ケース(78)内に滞留する効果が左側壁(78L)側から右側壁(78R)側にかけて徐々に高まることで、被処理物の多い側と被処理物の少ない側で徐々に熱風の効果を異ならしめることができ、被処理物量に合わせた熱風の温度調節が可能となり、熱効率を更に高めることができる。
なお、本明細書ではコンバインの前進方向を前、後進方向を後、前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右という。
図3のA−A線矢視図である図4に示すように二番処理胴70を扱室66内に配置すると脱穀装置15をコンパクトにできる。
小型の脱穀装置では、扱室66内の扱胴69の長さが短く、扱室66内の処理物の回収時間が短く、高効率化が困難であったが、二番処理胴70の送塵方向を機体後方から前方へとすることで、二番処理物を揺動棚51の前方部に還元でき、揺動棚51での処理物の回収が良好に行われ、揺動棚51の前方部での浮遊選別距離も長く行える。
また、排塵処理胴71の終端部に排出羽根部71a1を設けることで、揺動棚51上の処理物の均分化も促進されることとなる。
また、機体に固定されたエンジン21の排気ガス管25より分岐した分岐管26を設けることで、二重空間部がエンジン21の振動による弊害を受けない。
唐箕79の右側(グレンタンク30側)には吸気口79cが配置されており、外気は吸気口79cから唐箕79内に入ってくる。したがって、分岐管26の近くを通過した外気が吸気口79cから唐箕79内に吸い込まれるようにすると、外気が熱せられてから唐箕79内に入るため、より一層、熱効率が高まり選別室50内の温度を上げることができる。
唐箕ケース78内の排気ガス流路がジグザグ状になるように唐箕ケース78内に仕切り板(第1仕切り板)(110a〜110g)を設けても良い。図11に示すように、唐箕ケース78の内部に唐箕ケース78の左右方向に向けて左右側壁(78R、78L)と並列に仕切り板(110a〜110g)を設けて壁を造り、排気ガス通過室(112a〜112g)を複数形成する。本実施形態によれば、唐箕ケース78の左右方向に向けて左右側壁(78R、78L)と並列に仕切り板(110a〜110g)を7枚設けているが、唐箕ケース78の前後方向に向けて前後壁(78F、78B)と並列に設けても良いし、唐箕ケース78の上下方向に向けて上下壁(78U、78D)と並列に設けても良い。また、仕切り板110の枚数も特に限定しない。
各第1仕切り板(110a〜110g)に略直交する平面部を有する第2仕切り板115を長手方向が唐箕ケース78の左右方向、前後方向、上下方向などに向くように設けると、排気ガスの入口26aと出口29の位置を唐箕ケース78の同じ壁側にすることができる。
本構成により、図11の構成に比べて更に排気ガス流路が長くなって排気ガスが唐箕ケース78内に滞留するため、熱風の効果が持続できる。
本構成は、図13に示すように、分岐管26の外周に多数の放熱板120を設け、該放熱板120を有した分岐管26を唐箕ケース78(側面視で三角形状を呈する閉鎖された部分)内に設けたものである。
唐箕ケース78は揺動棚51の下面の形状に沿って設けられた揺動棚下方ガイド体121と、唐箕ファン79aの送風が選別網63に向かって流れる方向に向いた傾斜面を有する唐箕風ガイド体122と、これら揺動棚下方ガイド体121の前端部と唐箕風ガイド体122の前端部とを繋ぐ縦向きの壁体123からなる。
本構成を採用することにより、排気ガス管25を脱穀装置15の側面部とほぼ平行に前後方向に配置することで、排気ガス管25の長さを最小限にできることによって排気ガス流路内の流動抵抗が少なくなり、熱風の導入が容易となる。
このように、脱穀装置15の内方に導かれた分岐管26は脱穀装置15の外枠15aに接触していないので、藁屑や穀粒が過度に熱されるという不具合が生じない。
本実施形態は、図13から図15に示す分岐管26を排気ガス管25ではなくマフラー27に直接設けて導入管28とし、マフラー27からの排気ガスを導入管28から脱穀装置15内に導入する場合を示したものである。
図17及び図18に示すように導入管28の排気ガス出口28aと唐箕ケース内部導入管126のエジェクタ接続部130にコンバイン1の作業機の作業速度に連動して排気ガス出口28aから唐箕ケース内部導入管126に導入する排気ガス量を調節するための排気弁131を設けても良い。排気弁131は作業速度に連動して開度を調整可能とすれば、排気ガス出口28aから唐箕ケース内部導入管126に導入する排気ガス量を調節できる。
3 走行装置 4 クローラ
6 刈取装置 7 分草具
8 穀稈引き起こし装置 12 フィードチェン挟扼杆
14 フィードチェン 15 脱穀装置
15a 外枠 18 縦オーガ
19 横オーガ 19a オーガ排出口
20 操縦席 21 エンジン
22 主変速レバー 23 脱穀装置入力プーリ
24 変速装置 25 排気ガス管
26 分岐管 26a 排気ガス入口
27 マフラー 28 導入管
28a 排気ガス出口 29 排ガス出口
30 グレンタンク 50 選別室
51 揺動棚 52 移送棚
52a 移送突起 53、53’ シーブ
58 二番処理室 59 排塵処理室
62 ストローラック 63 選別網
64 一番棚板(板体) 65 一番揚穀筒
65a 一番螺旋(移送螺旋) 65b 搬送螺旋
66 扱室 66a 前板
66b 中板 66c 後板
66d 扱胴カバー 66x 連通口
69 扱胴 69a 扱歯
69b 回転軸 70 二番処理胴
70a 二番処理歯 70b 回転軸
71 排塵処理胴 71a 排塵処理歯
71a1 排出羽根部 72 受け網
74 扱網 75 盲板
78 唐箕ケース
78B,78D,78F,78L,78R,78U 唐箕ケース壁面
79 唐箕 79a 唐箕ファン
79c 吸気口 80 排藁チェーン
81a、81b 排藁カッター 85 二番棚板(板体)
86 二番螺旋(移送螺旋) 86a 二番螺旋回転軸
87 二番還元筒 87a 搬送螺旋
87b 排出口 87d 排出案内板
88 寄せ板 91 排塵ファン
95 排藁処理室 100 CPU
105 風割部 106 車速検出手段
107 モータ 108 ワイヤー
109 ラックギア 110 第1仕切り板
111 排気ガス通過口 112 排気ガス通過室
115 第2仕切り板 116 隙間
120 放熱板 121 揺動棚下方ガイド体
122 唐箕風ガイド体 123 壁体
125 出口ガイド 126 唐箕ケース内部導入管
130 エジェクタ接続部 131 排気弁
131a アーム 131b 切替弁
132 接続部材 133 中心軸
135 引っ張りバネ
Claims (2)
- 穀稈を処理する扱胴(69)を軸架した扱室(66)と、該扱室(66)下方に設けられ、該扱室(66)から落下する被処理物を後方に搬送しながら選別する揺動棚(51)を有する選別室(50)と、前記選別室(50)内の揺動棚(51)の下方に設けられ被処理物を送風選別するための風を送る唐箕(79)とを備え、
前記揺動棚(51)と唐箕(79)との間に唐箕(79)の上部を覆う唐箕ケース(78)を設け、該唐箕ケース(78)は空間部を間に形成した二重構造とし、該二重構造の空間部に脱穀装置駆動用のエンジン(21)から排出される排気ガスを流す排気ガス流路を形成し、
該排気ガス流路がジグザグ状になるように唐箕ケース(78)内に第1仕切り板(110a〜110g)を設けると共に、各第1仕切り板(110a〜110g)の間隔を、揺動棚(51)から漏下する被処理物の多い唐箕ケース(78)の右側壁(78R)側から被処理物の少ない左側壁(78L)側に至るほど広く設定した
ことを特徴とする脱穀装置。 - 平面視で前記各第1仕切り板(110a〜110g)に略直交する第2仕切り板(115)を、前記第1仕切り板(110a〜110g)における前後方向での中央部に設け、
該第2仕切り板(115)の右端を排気ガス入口(26a)を備えた右側壁(78R)に密着させて配置すると共に、前記第2仕切り板(115)の左端は左側壁(78L)との間に隙間(116)を有するように配置し、排気ガスが通過する室を前側の第1排気ガス通過室(112a〜112g)と後側の第2排気ガス通過室(112a〜112g)とに分割したことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置。
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