JP5130704B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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本発明は、自動販売機などに用いられ、投入された硬貨が釣銭収納部に金種別に振分けて収納され、釣銭収納部から所定の金額だけ釣銭の払い出しを行う硬貨処理装置に関し、とくに一枚の回路基板に硬貨の有無を検出するためのセンサ回路を配置した硬貨処理装置に関する。
自動販売機などでは、投入された硬貨を鑑別して正貨を釣銭チューブに収納し、かつ収納された硬貨を釣銭等として払い出す硬貨処理装置(コインメック)が用いられている。この種の発明については、たとえば特許文献1に記載がある。
図7は、硬貨処理装置の外観を示す正面図である。
同図において、上部に硬貨の投入口10aが配置されたコインメック本体10は、大別して上から順に返却開閉部20、検銭部30、釣銭収納部40、および硬貨払出部50の各部分からなる。ここで返却開閉部20は、投入口10aから入って落下する硬貨を下方の検銭部30に導く硬貨通路を形成し、かつ硬貨通路に詰まった硬貨を排出する機構部分を備えている。検銭部30は、投入された硬貨の真偽および金種などを判定する電子式の検銭手段(リジェクタ)を構成している。釣銭収納部40は複数の釣銭チューブ41〜45を備え、500円、50円、10円、100円の各硬貨、および補助硬貨(SUB)がそれぞれの釣銭チューブ41〜45内に金種別に予め格納され、さらに検銭された硬貨が釣銭用として収納保持される。硬貨払出部50には、つぎに述べる釣銭払出(ペイアウト)機構とその制御回路などが配置されている。
図8は、硬貨払出部50の釣銭払出機構を示す斜視図である。
硬貨払出部50の釣銭払出機構は、コインメック本体10の最下部に設けられ、その上部には、5本の釣銭チューブが一体に構成された釣銭収納部40を手前側から嵌め込むためのスペースが形成されている。この釣銭払出機構は、モータ51からギヤを介して駆動される払出板52、受け板53などによって構成されている。払出板52には、図7に示す釣銭チューブ41〜45の500円、50円、10円、100円および補助硬貨用の筒孔と合致するように、5つの釣銭払出孔が形成されている。ギヤボックス54には、払出板52を図の前後方向に往復駆動するための駆動カムなどが組み込まれている。
釣銭収納部40に積重なって収納された硬貨は、釣銭チューブ41〜45内の最下端の1枚が払出板52の釣銭払出孔によって引抜かれる。受け板53は、払出板52の釣銭払出孔の下方にあって、それぞれの釣銭払出孔から硬貨の落下を阻止するが、選択された受け板53だけが払出板52と連結して移動することで、特定金種の硬貨が選択されて釣銭出口55から払い出されるようになっている。
このようなコインメックでは、硬貨払出部50から所定金額の釣銭を払い出すために、釣銭チューブ41〜45内の硬貨の有無を常に判定している必要がある。そこで、制御基板60やセンサ基板70などが釣銭チューブ41〜45の背後に配置されている。制御基板60には、釣銭払出機構の硬貨払出動作を制御する制御回路が設けられている。なお、この制御基板60には、釣銭収納部40の釣銭チューブ41〜45が満杯かどうかを検知するフルセンサや、硬貨処理装置全般の制御を行う制御回路などが搭載されている。
また、センサ基板70には、釣銭収納部40の釣銭の有無を検出するセンサ回路として、エンプティセンサ71〜75が設けられる。これらのエンプティセンサ71〜75は非接触のセンサとして、たとえば磁気センサがそれぞれ釣銭チューブ41〜45の下端附近に配置され、それぞれの磁気センサ出力を制御基板60に転送することによって、硬貨が最低枚数以下になったかどうかを知らせている。
図9は、従来の硬貨処理装置で使用されている制御基板の構成を示す図である。
ここでは、制御基板60には図示しない制御回路とともに5つの磁気センサがフルセンサ61〜65として実装されている。また、制御基板60とは別に二枚のセンサ基板70,80には、それぞれ上述したエンプティセンサ71〜75とつり確センサ81が実装され、これらの基板70,80が制御基板60との間で互いにコネクタケーブル91,92により接続されている。なお、つり確センサ81は、釣銭払出動作における硬貨詰まりが生じていないことを確認するための磁気センサである。
上述した従来の硬貨処理装置では、磁気センサとしてセンサコイルが使用されていた。磁気センサは、センサコイルのインダクタンスLと、コンデンサのキャパシタンスCとでLC発振回路が構成され、コイル近傍に硬貨などの金属が近づいて、コイルの磁界内に入ると発振振幅が小さくなることを利用して、硬貨の有無を検知していた。
ここで、回路基板に実装される制御回路と、センサ回路と、磁気センサとに関する従来の構成例について説明する。
図10は、従来の回路基板の構成例を示す図であって、(A)は制御回路を実装した回路基板にセンサ回路を実装した例を示し、(B)は磁気センサを実装した回路基板にセンサ回路を実装した例を示している。
図10において、(A)は、制御回路7が実装されている回路基板1aの側にセンサ回路6を実装した場合を示している。このように、制御回路7が実装されている回路基板1aとは別のセンサ基板1bに、磁気センサのセンサコイル2,3,4だけが実装され、回路基板1aのセンサ回路6とは、コネクタケーブル8によって接続されている。
一方、図10の(B)には、センサコイル2,3,4がセンサ回路6とともにセンサ基板1bに配置された場合を示している。このセンサ基板1b上のセンサ回路6は、回路基板1a上の制御回路7とコネクタケーブル8によって接続されている。
特開2004−13364号公報(段落番号[0011]〜[0014]、および図1)
センサ基板にセンサコイルだけを実装している場合、センサ回路は、センサコイルと接続されてLC発振回路を構成しているので、これらの間にコネクタケーブルが介在していると、そのコネクタ部分での接触抵抗の影響を受けて、発振出力が変動する場合があり、また、コネクタケーブルのコネクタ部分の経時変化によってセンサ回路における検出精度が低下するなど、電気的接続の不具合を生じやすかった。とくに、自動販売機などのように外気に直接晒される装置に組み込んで使用される硬貨処理装置では、湿気の影響によってコネクタ部分の接触抵抗が増大しやすく、センサ信号系統で電気的接続に不具合が生じるおそれがあった。
また、センサ基板にセンサコイルとセンサ回路とを実装している場合、コネクタケーブルにはセンサ回路からの硬貨の有無についての判別信号だけが、たとえば0,1のディジタル信号として送信でき、アナログ的に変動する電流波形に対するコネクタ部分の影響を考慮する必要がなく、信頼性を確保しやすい。その反面、制御回路が実装される回路基板とは別に、センサ基板にもセンサ回路の構成部品を実装しなくてはならず、しかも、複数種類の硬貨の有無などを非接触で判別する硬貨処理装置では、多数のセンサ類が使用されているので、回路基板とともにセンサ基板を組み立てる際の実装コストが高くなるなどの問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、硬貨の有無を非接触で判別するセンサが搭載された回路基板の組み立てコストを低減でき、信頼性の高い硬貨処理装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記問題を解決するために、硬貨の有無を非接触で検出する複数のセンサコイルと、前記センサコイルの検出に応じて判別信号を生成するセンサ回路と、前記センサ回路と接続され、前記判別信号に基づいて釣銭収納部への硬貨の収納確認および釣銭の払い出し動作を制御する制御回路とを備え、投入された硬貨が前記釣銭収納部に金種別に振分けて収納され、前記釣銭収納部から所定の金額だけ釣銭として払い出される硬貨処理装置において、前記釣銭収納部における硬貨の入口および出口に対応する所定位置に配置される前記複数のセンサコイル、前記センサ回路および前記制御回路が一枚の回路基板に実装され、前記回路基板は、前記釣銭収納部がセットされるスペースとこのスペースに隣接して釣銭の払い出しを行う釣銭払出機構との間にてセットされた前記釣銭収納部とは近接するように配置され、前記釣銭払出機構が前記釣銭収納部の側に突出して干渉する位置には開口部を備え、前記釣銭収納部は、軸がほぼ垂直に配置された複数の円筒状の硬貨収納筒から構成され、それぞれ上部から投入された前記硬貨を積重ねて金種別に収納するものであり、前記複数のセンサコイルには、前記釣銭収納部における硬貨の入口に対応する位置に配置されて前記硬貨収納筒のそれぞれが満杯を検知するフルセンサと、前記釣銭収納部における硬貨の出口に対応する位置に配置されて前記硬貨収納筒のそれぞれに硬貨が最低枚数以下になったかどうかを検知するエンプティセンサと、前記釣銭収納部の釣銭払出機構を駆動する駆動部に対応する位置に配置されて釣銭の払い出し動作の確認のためのセンサと、前記釣銭収納部が所定位置に正しくセットされているかどうかを検出するためのセンサとが含まれていることを特徴とする硬貨処理装置が提供される。
本発明の硬貨処理装置では、釣銭収納部における複数の箇所での硬貨の有無を非接触で判別するセンサコイルおよびセンサ回路を、硬貨の収納確認および釣銭の払い出し動作を制御する制御回路と同一の回路基板に配置している。したがって、センサ回路の信頼性を損ねることなく、組み立てコストを低減できる。
本発明によれば、釣銭払出機構が釣銭収納部の側に突出して干渉する位置に開口部を設けることで、釣銭収納部とその奥に配置される釣銭払出機構との間の狭いスペースに配置できる。また、センサコイル、センサ回路および制御回路を同一の回路基板に実装したので、それらを接続するためのコネクタが不要になるので、回路基板の組み立てコストが低減できるとともに、信頼性の高い硬貨処理装置を提供できる。
最初に、この発明の構成原理について、図1を使って説明する。
図1は、本発明の硬貨処理装置で使用される回路基板の特徴を示す原理図である。
ここでは、硬貨の有無に関する判別信号を非接触で生成する複数のセンサコイル2,3,4が一枚の回路基板1に実装されているだけでなく、これらのセンサコイル2,3,4と接続されたセンサ回路6、および釣銭の払い出しを制御する制御回路7がすべて、同じ回路基板1に実装されている。
したがって、センサ回路6と制御回路7との間、センサ回路6とセンサコイル2,3,4との間には、コネクタが介在することがないので、そのコネクタ部分の経時変化による特性上の劣化は起こることはない。
また、コネクタケーブルの引き回しがないため発振回路が誘導ノイズを拾ったりすることがなく、発振特性、すなわち検出特性の信頼性を向上させることができる。さらに、今まで、複数の回路基板を何箇所かに分散配置していたものが1箇所に集中配置できるので、回路基板1の組み立てコストを低減することが可能になる。
つぎに、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図2は、実施の形態に係る硬貨処理装置を示す斜視図、図3は、図2の硬貨処理装置で使用されている回路基板の形状を示す図、図4は、図3の回路基板の裏面における回路配置を示す図である。
硬貨処理装置は、図の上部に硬貨の投入口10aが設けられており、上述した図7のコインメック本体10に対応して、その下に返却開閉部20、検銭部30、釣銭収納部40、および硬貨払出部50が順に配置される。
硬貨払出部50の上には、ここでは図示していない釣銭収納部を手前側から嵌め込むためのスペースが形成されている。釣銭収納部には、投入された硬貨が真偽および金種などを検銭部30で判定されたあと、それぞれの釣銭チューブ内に金種別に格納される。さらに、上述したスペースには、複数のセンサコイルが固定された回路基板1と、その背後に釣銭収納部から釣銭を払い出すための釣銭払出機構が設置される。
回路基板1には、複数のセンサコイルなどが固定配置される。これらセンサコイルは、釣銭収納部の釣銭チューブにそれぞれ対応して、釣銭チューブの入口に対応する高さの所定位置には満杯を検知するフルセンサ2A,2B,2C,2D,2Eが、出口近傍の高さの所定位置には硬貨が最低枚数以下になったかどうかを検知するエンプティセンサ3A,3B,3C,3D,3Eが設けられている。
また、フルセンサ2Eのやや下方の回路基板1上には、さらにチューブセンサ2Fが配置されている。このチューブセンサ2Fは、釣銭収納部の所定位置に貼着された金属片などを検知して、コインメック本体10の硬貨払出部50に対して釣銭収納部の各釣銭チューブが正しくセットされたかどうかを検出するものである。
さらに、図4に示したように、センサコイル3D〜3Eの間のやや上方の回路基板1の裏面には、もう一つ別のつり確センサ4Aが固定配置されている。このつり確センサ4Aは、釣銭収納部の釣銭払出機構を駆動する駆動部に近接して配置され、釣銭払出動作における硬貨詰まりが生じていないことを確認するものである。
この回路基板1は、硬貨払出部50の上部に着脱自在に配置される釣銭収納部とその奥に配置される釣銭払出機構との間の狭いスペースに配置されるため、釣銭払出機構と干渉してしまう部分がある。このような干渉部分を避けるために、回路基板1には、開口部1A〜1Dが適宜形成されている。とくに、開口部1A,1Bは、奥行きの寸法を容易には切り詰めることができないギヤボックス54の突起部分に対応して開設されている。
回路基板1の裏面には、図示はしないがセンサ回路6および制御回路7を構成するための電子回路部品が実装されており、さらに、他の回路装置と通信を行う複数のコネクタがインタフェース部5に実装されている。
ここで、フルセンサ2A,2B,2C,2D,2E、チューブセンサ2F、エンプティセンサ3A,3B,3C,3D,3Eおよびつり確センサ4Aのセンサコイルは、いずれもそのインダクタンスLと、センサ回路6におけるコンデンサのキャパシタンスCとで磁気センサのLC発振回路を構成するものである。
すなわち、これらのセンサコイルの近傍に硬貨などの金属が近づいて、コイルの磁界内に入ると発振振幅が小さくなることを利用して、センサ回路6から検知信号が出力される。そして、これらのセンサ回路6からの検知信号は、同じ回路基板1上に配置された制御回路7に出力され、釣銭収納部に対して硬貨の受け入れ、釣銭の支払などが制御できるようになっている。
図5は、センサ回路の一例を示す回路図である。
センサ回路6は、発振回路6Aと整流回路6Bとからなり、これらは、センサコイルごとに有しているが、ここでは、一つのセンサコイル(コイルL1)に対応した一つの回路だけを示している。
発振回路6Aは、コンパレータIC1と、抵抗R1,R2と、コンデンサC1,C2と、コイルL1とから構成されている。コンパレータIC1の非反転入力端子(+)には、その電源電圧V1の二分の一程度の大きさの電圧V2が印加され、反転入力端子(−)には帰還信号線を介して発振回路6Aの出力信号が入力されている。コンパレータIC1の出力端子は、一方に電源電圧V1を受けている抵抗R1の他端に接続されるとともに、抵抗R2の一方の端子に接続されている。抵抗R2の他方の端子は、コンデンサC1とコイルL1との接続点に接続され、コンデンサC1の他方の端子には、電圧V2が印加されている。コイルL1の他端は、コンデンサC2の一端に接続されるとともに、この発振回路6Aの出力端子を構成している。
このように構成された発振回路6Aは、コンパレータIC1の出力端子がハイインピーダンス状態であれば、電源電圧V1から抵抗R1,R2を通してコンデンサC1を充電し、コイルL1を通してコンデンサC2を充電する。また、コンパレータIC1の出力端子が低インピーダンス状態になると、抵抗R2を通してコンデンサC1が放電され、コイルL1および抵抗R2を通してコンデンサC2が放電される構成となっている。
また、整流回路6BはコンパレータIC2と、抵抗R3,R4と、コンデンサC3とから構成されて、発振回路6Aの出力端子に接続され、発振回路6Aの出力を受けて、直流レベルの検知信号を形成している。
いま、コンパレータIC1の反転入力端子に入力される電位、すなわちコンデンサC2の端子電圧が非反転入力端子の電圧V2より低いと、その出力端子がハイインピーダンス状態になる。そのため、電源電圧V1によって抵抗R1,R2を通してコンデンサC1が充電され、さらにコンデンサC2もコイルL1を通して充電される。したがって、コンデンサC2の端子電圧が徐々に上昇していく。
その後、コンデンサC2の端子電圧が電圧V2を超えると、コンパレータIC1の出力が反転して、その出力端子は低インピーダンス状態になる。そのため、抵抗R1,R2の接続点が接地電位になって、コンデンサC1,C2には充電電流が流れなくなり、コンデンサC1の電荷は抵抗R2を通してコンパレータIC1の出力へ流れて放電され、その端子電圧が降下する。このとき、コンデンサC2の電荷も抵抗R2を通して放電されるため、その端子電圧が降下していく。
こうして、コンデンサC2の端子電圧が低下して電圧V2を下回ると、コンパレータIC1の出力が再び反転し、コンデンサC1,C2が充電され始めることによって、発振回路6Aの出力端子から所定の波高値の正弦波が発振信号として出力される。そして、整流回路6Bで発振信号の正弦波波形からその下ピークレベルを保持した出力として検知信号を得ることができる。
図6は、図5のセンサ回路における発振信号および検知信号を示す図である。
この発振回路6AにおけるコイルL1のインダクタンス値は、待機時における正弦波波形の振幅を決める一つの要素である。そして、コイルL1に硬貨などの金属が近づく近接時には、磁気回路の損失が増えてインダクタンス値が低下し、その発振が妨げられるため正弦波波形の振幅は小さくなる。したがって、発振回路6Aからは、金属片や硬貨の有無に応じて振幅の異なる発振信号S1,S2が出力される。
ここで、硬貨などの金属片を検出していない待機時の発振信号S1は、その振幅(V_TAIKI)が大きくなり、硬貨近接時など、金属片を検出したときの発振信号S2は、その振幅が小さくなる。したがって、発振信号S1,S2に基づいて直流レベルの電圧信号V_TAIKIが待機信号として、あるいは直流レベルの電圧信号V_KINが検知信号として、整流回路6Bからそれぞれ出力することができる。
以上、この実施の形態の硬貨処理装置では、釣銭収納部内で複数の箇所での硬貨の有無を非接触で判別するセンサ回路6が、硬貨の収納確認および釣銭の払い出し動作を制御する制御回路7と同一の回路基板1に配置されているため、その組み立てコストを低減できるとともに、検出動作の信頼性を保持できる。
本発明の硬貨処理装置で使用される回路基板の特徴を示す原理図である。 実施の形態に係る硬貨処理装置を示す斜視図である。 図2の硬貨処理装置で使用されている回路基板の形状を示す図である。 図3の回路基板の裏面における回路配置を示す図である。 センサ回路の一例を示す回路図である。 図5のセンサ回路における発振信号および検知信号を示す図である。 硬貨処理装置の外観を示す正面図である。 硬貨払出部の釣銭払出機構を示す斜視図である。 従来の硬貨処理装置で使用されている制御基板の構成を示す図である。 従来の回路基板の構成例を示す図であって、(A)は制御回路を実装した回路基板にセンサ回路を実装した例を示し、(B)は磁気センサを実装した回路基板にセンサ回路を実装した例を示している。
符号の説明
1 回路基板
1A,1B,1C,1D 開口部
2,3,4 センサコイル
2A,2B,2C,2D,2E フルセンサ
2F チューブセンサ
3A,3B,3C,3D,3E エンプティセンサ
4A つり確センサ
5 インタフェース部
6 センサ回路
6A 発振回路
6B 整流回路
7 制御回路
10 コインメック本体
10a 投入口
20 返却開閉部
30 検銭部
50 硬貨払出部

Claims (2)

  1. 硬貨の有無を非接触で検出する複数のセンサコイルと、前記センサコイルの検出に応じて判別信号を生成するセンサ回路と、前記センサ回路と接続され、前記判別信号に基づいて釣銭収納部への硬貨の収納確認および釣銭の払い出し動作を制御する制御回路とを備え、投入された硬貨が前記釣銭収納部に金種別に振分けて収納され、前記釣銭収納部から所定の金額だけ釣銭として払い出される硬貨処理装置において、
    前記釣銭収納部における硬貨の入口および出口に対応する所定位置に配置される前記複数のセンサコイル、前記センサ回路および前記制御回路が一枚の回路基板に実装され、
    前記回路基板は、前記釣銭収納部がセットされるスペースとこのスペースに隣接して釣銭の払い出しを行う釣銭払出機構との間にてセットされた前記釣銭収納部とは近接するように配置され、前記釣銭払出機構が前記釣銭収納部の側に突出して干渉する位置には開口部を備え
    前記釣銭収納部は、軸がほぼ垂直に配置された複数の円筒状の硬貨収納筒から構成され、それぞれ上部から投入された前記硬貨を積重ねて金種別に収納するものであり、
    前記複数のセンサコイルには、前記釣銭収納部における硬貨の入口に対応する位置に配置されて前記硬貨収納筒のそれぞれが満杯を検知するフルセンサと、前記釣銭収納部における硬貨の出口に対応する位置に配置されて前記硬貨収納筒のそれぞれに硬貨が最低枚数以下になったかどうかを検知するエンプティセンサと、前記釣銭収納部の釣銭払出機構を駆動する駆動部に対応する位置に配置されて釣銭の払い出し動作の確認のためのセンサと、前記釣銭収納部が所定位置に正しくセットされているかどうかを検出するためのセンサとが含まれていることを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記センサ回路は、前記硬貨の有無に応じて前記センサコイルに流れるコイル電流の変化を検出し、そのコイル電流の変化に基づいて前記判別信号を前記制御回路に出力するものであることを特徴とする請求項1記載の硬貨処理装置。
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