JP5129653B2 - 紫外線照射装置および紫外線照射ユニット - Google Patents

紫外線照射装置および紫外線照射ユニット Download PDF

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本発明は、紫外線照射装置および紫外線照射ユニットに関するものである。
紫外線を照射するための装置としては、例えば特許文献1に記載されたレジン硬化装置がある。このレジン硬化装置は、複数のLED素子からなるLEDアレイを備えており、このLEDアレイから出射された紫外線を単一のレンズによって集光し、光ガイドを介して外部へ照射する。また、このレジン硬化装置は、LEDアレイを強制的に冷却するための冷却ファンを更に備えている。
特開2001−314424号公報
特許文献1に記載された装置では、一枚の基板上に複数のLED素子が実装されている。このような装置を使用する際、複数のLED素子のうち一部が故障すると、複数のLEDが実装された基板ごと交換しなければならず、故障していない他のLED素子まで交換することとなる。特に、樹脂の硬化等の用途に用いられる紫外線照射装置においては発光強度の高い素子が用いられることが多く、素子の寿命が比較的短いためこのような交換作業が必要となる。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、複数の紫外線発光素子を備える紫外線照射装置および紫外線照射ユニットにおいて、紫外線発光素子を個々の単位で交換可能とすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による紫外線照射装置は、所定方向に沿って延びた熱伝導体と、該熱伝導体の一端に固定されて該熱伝導体と熱的に結合された紫外線発光素子とを各々有する複数の発光ユニットと、複数の発光ユニットそれぞれが挿通される複数の貫通孔を有し、熱伝導体と熱的に結合される放熱部材としての筐体と、複数の発光ユニットを筐体に着脱自在に固定する固定手段とを備え、複数の発光ユニットは、筐体の複数の貫通孔の内部にそれぞれ収容されており、紫外線発光素子は、カソード端子、アノード端子、及び、カソード端子とアノード端子との間に設けられた放熱面を光出射面とは反対側の裏面に有しており、熱伝導体の一端に、紫外線発光素子の放熱面と熱的に結合される結合部が設けられており、複数の発光ユニットは、紫外線発光素子と熱伝導体との間に配置された絶縁基板を更に有し、絶縁基板には、結合部を貫通させるための開口と、カソード端子及びアノード端子のそれぞれと通電する電気配線パターンとが形成されていることを特徴とする。

この紫外線照射装置においては、個々の紫外線発光素子がそれぞれ発光ユニットとして独立して筐体に取り付けられる。しかも、この発光ユニットは固定手段により筐体に対して着脱自在に固定されるので、一つの紫外線発光素子の交換が必要となった場合には、この紫外線発光素子に対応する一つの発光ユニットを筐体から取り外し、代替の発光ユニットを取り付けるとよい。このように、上記した紫外線照射装置によれば、紫外線発光素子を個々の単位で交換可能とすることができる。
また、上記した紫外線照射装置においては、複数の発光ユニットそれぞれが熱伝導体を有しており、この熱伝導体が筐体の貫通孔に挿通されて放熱部材としての筐体と熱的に結合される。これにより、紫外線発光素子にて発生した熱を、熱伝導体および筐体を介して紫外線照射装置の外部へ効率よく放出することができる。
また、紫外線照射装置は、複数の発光ユニットの紫外線発光素子それぞれと対向して配置され、筐体に対して着脱自在に取り付けられる複数のレンズを更に備えることを特徴としてもよい。このように、複数の紫外線発光素子のそれぞれに対応して複数のレンズを設けることにより、紫外線の利用効率を高めることができる。また、この複数のレンズを筐体に対して着脱自在とすることにより、発光ユニットの交換作業を容易にすることができる。
また、紫外線照射装置は、複数のレンズのそれぞれを支持する複数の第1支持材を更に備え、複数の第1支持材それぞれが複数の貫通孔それぞれに対応して筐体に対し個々に着脱自在に固定されることにより、複数のレンズが筐体に対して着脱自在に取り付けられることを特徴としてもよい。或いは、紫外線照射装置は、複数のレンズを一体として支持する第2支持材を更に備え、第2支持材が筐体に対して着脱自在に固定されることにより、複数のレンズが筐体に対して着脱自在に取り付けられることを特徴としてもよい。これらのうち何れかの構成によって、着脱自在な複数のレンズを備える上記した構成を好適に実現できる。特に、複数のレンズを一体として支持する第2支持材を紫外線照射装置が備えることによって、発光ユニットの交換作業を更に容易にすることができる。
また、紫外線照射装置は、筐体が、所定方向に沿って延びており互いに対向する一対の平らな表面と、所定方向に沿って延びており一対の平らな表面に対して垂直に延びる他の一対の平らな表面とを有することを特徴としてもよい。筐体がこのような形状を有することによって、下記の紫外線照射ユニットを構成する際に複数の紫外線照射装置を密に並べることができる。
また、本発明による紫外線照射ユニットは、上記した複数の紫外線照射装置と、複数の紫外線照射装置同士を連結する平板状の連結部材とを備え、複数の紫外線照射装置は、各紫外線照射装置の複数の貫通孔の貫通方向が互いに揃うように該貫通方向と交差する方向に並んで配置されており、連結部材は、複数の紫外線照射装置の各筐体に亘って配置され、複数の紫外線照射装置それぞれの複数の貫通孔の全部または一部に対応する開口を有し、第1支持材または第2支持材と筐体との間に挟まれて複数の紫外線照射装置同士を固定することを特徴とする。この紫外線照射ユニットによれば、上記した紫外線照射装置を複数備えることによってより大面積な照射領域を実現できるとともに、紫外線発光素子を個々の単位で交換可能とすることができる。また、第1支持材または第2支持材と筐体との間に挟まれて複数の紫外線照射装置同士を固定する連結部材を備えることにより、複数の紫外線照射装置を互いに密接させて配置することができる。
本発明によれば、複数の紫外線発光素子を備える紫外線照射装置および紫外線照射ユニットにおいて、紫外線発光素子を個々の単位で交換可能とすることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による紫外線照射装置および紫外線照射ユニットの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施形態として、紫外線照射装置1の構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す紫外線照射装置1が備えるレンズフード12を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、図1に示す紫外線照射装置1の側面図である。図4は、図1に示す紫外線照射装置1の側断面図である。本実施形態の紫外線照射装置1は、対象物にスポット状に集光された紫外線(UV)を照射するための装置(スポット光源)であり、光通信部品の接着、光ピックアップ部品の接着、磁気ヘッドの接着、CCDの接着、電子部品の固定、ファイバ被覆の硬化、液晶のシーリング、コイル巻線の固定、UVインクの乾燥、UV励起用光源、及び強力紫外線照射実験などに利用される。
紫外線照射装置1は、複数の発光ユニット2(図2,図4参照)と、筐体3とを備えている。筐体3はブロック状の金属部材であり、所定方向に沿って延びており互いに対向する一対の平らな表面3a,3bと、該所定方向に沿って延びており表面3a,3bに対して垂直に延びる他の一対の平らな表面3c,3dとを有する、略直方体状を呈している。この筐体3には、図2及び図4に示すように、9つの貫通孔11が形成されている。この9つの貫通孔11は、上記所定方向を貫通方向として形成されており、該貫通方向と交差する方向に縦3列、横3列に並んで形成されている。
これらの貫通孔11のそれぞれには、発光ユニット2が挿入されて着脱自在に固定されている。複数の発光ユニット2のそれぞれは、図4に示すように、所定方向(筐体3の奥行き方向)に沿って延びた熱伝導体17と、熱伝導体17の一端に固定されて熱伝導体17と熱的に結合された紫外LED(紫外線発光素子)10とを有している。
紫外LED10は、紫外発光チップ型発光素子であり、高出力の紫外線を出射する。図5は本実施形態の紫外LED10の構成を示す斜視図である。図5に示すように、紫外LED10の裏面(光出射面10dと反対側の面)の両端には、平行に延在するカソード端子10a及びアノード端子10bが設けられ、裏面において、カソード端子10aとアノード端子10bとの間には、矩形の放熱面10cが設けられている。すなわち、この高出力型の紫外LED10は多量の熱を発生するので、紫外LED10の出力低下や寿命低下を防止するために、紫外LED10の裏面に金属製の放熱面10cが設けられている。
図6は、発光ユニット2の構造を詳細に説明するための分解斜視図である。この図6に示されるように、熱伝導体17は、当該熱伝導体17の位置決めに寄与する台座部17cを挟んで紫外LED10にその端面が熱結合される結合部17dと、発熱体である紫外LED10から遠ざかるように、所定方向に沿って結合部17dから延びた突出部分17aとを含んでいる。また、突出部分17aの先端には、熱伝導体17を筐体3に対し着脱自在に固定するための雄ネジ部17bが形成されている。熱伝導体17は、例えば銅、銅合金、又はそれらにメッキを行った金属材料からなる。
熱伝導体17と紫外LED10との間には、紫外LED10のカソード端子10a、アノード端子10b(図5参照)に通電するため、表面に電気配線パターンが形成された絶縁基板18が配置されている。この絶縁基板18は、熱伝導体17の結合部17dを貫通させるための開口18aを有する。
図7は、紫外LED10と熱伝導体17との熱的結合構造をより具体的に説明するための斜視図である。図7に示されるように、絶縁基板18は、該絶縁基板18の開口18aに熱伝導体17の結合部17dが挿入された状態で、熱伝導体17の台座部17cに搭載されている。絶縁基板18の開口18aからは熱伝導体17の結合部17dの端面が露出しており、この結合部17dの端面と紫外LED10の放熱面10cとが半田付けにて結合されることにより、熱伝導体17と紫外LED10とが熱的に結合される。なお、結合部17dの端面と紫外LED10の放熱面10cとの間の半田付けは、クリーム半田等を用い、クリーム半田塗布部を、直接又は間接的に、クリーム半田の溶融温度まで上昇させることで行われる。
図8は、発光ユニット2が筐体3の貫通孔11に挿入・固定される様子を示す一部拡大斜視図である。発光ユニット2は、熱伝導体17が筐体3の貫通孔11に挿通され、筐体3に固定される。貫通孔11は、第1の部分11a、第2の部分11b、および第3の部分11cを含む。第1の部分11aは筐体3の前面に形成され、第2の部分11bは筐体3の背面に形成されている。第3の部分11cは、第1の部分11aと第2の部分11bとの間にこれらの部分と連通して形成されており、第1及び第2の部分11a,11bより内径が小さい。発光ユニット2の紫外LED10と、絶縁基板18と、熱伝導体17のうち突出部分17aを除く部分とは貫通孔11の第1の部分11a内に挿入され、熱伝導体17の突出部分17aは貫通孔11の第3の部分11c内に挿入される。貫通孔11の第2の部分11bにはナット15が挿入され、突出部分17aの先端部分に形成された雄ネジ部17bとナット15の内壁に形成された雌ネジ部15aとが螺合する。なお、ナット15は、発光ユニット2を筐体3に着脱自在に固定するための本実施形態における固定手段である。このような構成により、発光ユニット2が筐体3に着脱自在に固定される。
また、熱伝導体17の突出部分17aと筐体3とが貫通孔11の内壁を介して熱的に結合される。筐体3は、熱伝導体17よりも低い熱伝導率を有する金属、例えばアルミニウムからなる。筐体3は、熱伝導体17から伝達された熱を紫外線照射装置1の外部へ放出するための放熱部材として機能する。なお、熱伝導体17の突出部分17aと貫通孔11の第3の部分11cの内壁との間には、効率的な熱伝達を可能にするため、熱伝導性グリース等の伝熱材が充填されることが好ましい。
ここで、再び図1〜図4を参照する。紫外線照射装置1は、冷却ガス導入部9を更に備えている。冷却ガス導入部9は、紫外線照射装置1の外部から導入される冷却ガスによって筐体3を強制的に空冷するための部分である。冷却ガス導入部9は、筐体3の背面に固定された中空状のカバー19を有している。カバー19の背面には、冷却ガスを導入するための配管21と、導入した冷却ガスを排出するための配管22とが取り付けられており、図示しないガス導排出装置によってカバー19の中空部に冷却ガスが導入・排出される。なお、カバー19の背面には、複数の紫外LED10へ電源電流を供給するためのケーブル23が取り付けられる。ケーブル23から紫外LED10(発光ユニット2)への給電部材は、図面簡略化のため図示しない。
また、紫外線照射装置1は、図4に示されるように、複数のレンズ13a、複数のレンズ13b、および複数のレンズフード(第1支持材)12を更に備えている。複数のレンズ13aは複数の紫外LED10それぞれと対向して配置されており、レンズ13a及び13bは、紫外LED10の光出射方向(すなわち、上記した所定方向)にレンズ13a,13bの順に並んで配置するように対応するレンズフード12に支持されている。レンズフード12は円筒状の部材であり、その内側にレンズ13a,13bを固定した上でその一端が筐体3に対して個々に着脱自在に固定される。
ここで、図9は、レンズフード12およびレンズ13a,13bの構造を詳細に示す図である。図9(a)はこれらの分解斜視図であり、図9(b)は側断面図である。レンズフード12には集光光学系を収納するための貫通孔13が設けられており、図9(a)に示されるように、前方開口から集光光学系を構成するレンズ13a、13bが順次挿入され、所定の固定部に設置される。そして、これらレンズ13a,13bは、円環状のストッパー13cによって、図9(b)に示されるようにレンズフード12内で固定される。レンズフード12の外周面には雄ネジ部12aが形成されており、この雄ネジ部12aが、貫通孔11の第1の部分11a(図8参照)の内壁面に形成された雌ネジ部に螺合することにより、レンズフード12およびレンズ13a,13bが筐体3に対して着脱自在に固定される。
以上に説明した構成を備える紫外線照射装置1は、以下の効果を奏することができる。この紫外線照射装置1においては、個々の紫外LED10がそれぞれ発光ユニット2として独立して筐体3に取り付けられる。しかも、この発光ユニット2はナット15により筐体3に対して着脱自在に固定されるので、一つの紫外LED10の交換が必要となった場合には、この紫外LED10に対応する一つの発光ユニット2を筐体3から取り外し、代替の発光ユニット2を取り付けるとよい。このように、本実施形態の紫外線照射装置1によれば、紫外LED10を個々の単位で交換可能とすることができる。
また、本実施形態の紫外線照射装置1においては、複数の発光ユニット2それぞれが熱伝導体17を有しており、この熱伝導体17が筐体3の貫通孔11に挿通されて放熱部材としての筐体3と熱的に結合される。これにより、紫外LED10にて発生した熱を、熱伝導体17および筐体3を介して紫外線照射装置1の外部へ効率よく放出することができる。
また、本実施形態のように、紫外線照射装置1は、複数の発光ユニット2の紫外LED10それぞれと対向して配置され、筐体3に対して着脱自在に取り付けられる複数のレンズ13aを備えることが好ましい。このように、複数の紫外LED10のそれぞれに対応して複数のレンズ13aを設けることにより、紫外線の利用効率を高めることができる。また、この複数のレンズ13aを筐体3に対して着脱自在とすることにより、発光ユニット2の交換作業を容易にすることができる。複数のレンズ13aを筐体3に対して着脱自在に取り付ける際には、例えば、本実施形態のように複数のレンズ13aのそれぞれを支持する複数のレンズフード12を設け、複数のレンズフード12それぞれを複数の貫通孔11それぞれに対応して筐体3に対し個々に着脱自在に固定するとよい。
また、本実施形態のように、筐体3は、所定方向に沿って延びており互いに対向する一対の平らな表面3a,3bと、所定方向に沿って延びており表面3a,3bに対して垂直に延びる他の一対の平らな表面3c,3dとを有することが好ましい。筐体3がこのような形状を有することによって、複数の紫外線照射装置を並べて使用する際に、これらの紫外線照射装置を密に並べることができる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2実施形態として、紫外線照射ユニット30の構成を示す斜視図である。本実施形態の紫外線照射ユニット30は、第1実施形態に係る紫外線照射装置1を複数密接に並べた構成を有しており、第1実施形態と比較してより大面積な照射領域を得ることができる。また、所望の照射面積を得る際にも、第1実施形態と比較してより近接させることができるため、より大きな紫外線光量を得ることができる。
具体的には、本実施形態の紫外線照射ユニット30は、紫外線照射装置1A及び1Bを備えている。紫外線照射装置1A及び1Bは、それぞれ第1実施形態の紫外線照射装置1と同一の構成を備えている。紫外線照射装置1A及び1Bは、各紫外線照射装置1A,1Bの複数の貫通孔11(図4参照)の貫通方向が互いに揃うように、該貫通方向と交差する方向に並んで配置されている。本実施形態では、図10に示されるように、それぞれの筐体3の側面同士(一方の筐体3の表面3cと他方の筐体3の表面3d)が互いに面接触するように配置されている。
また、紫外線照射ユニット30は、これら紫外線照射装置1A及び1Bを互いに連結するための連結部材である一体枠31を更に備えている。一体枠31は略平板状の金属部材であり、紫外線照射装置1Aの筐体3の前面から、紫外線照射装置1Bの筐体3の前面に亘って配置されている。図11は、一体枠31の外観を示す斜視図である。一体枠31は、紫外線照射装置1A及び1Bの筐体3の前面形状に適応するように長方形状を呈しており、一体枠31には紫外線照射装置1A及び1Bそれぞれの複数の貫通孔11の全部または一部に対応する円形の複数の開口31aが形成されている。これらの開口31aの内径は、レンズフード12の雄ネジ部12aの外径より大きく、且つレンズフード12の雄ネジ部12aを除く部分の外径より小さい。このような形状を有する一体枠31は、図10に示されるように、レンズフード12と筐体3との間に挟まれて、紫外線照射装置1A,1Bの相互位置関係を固定することができる。
本実施形態に係る紫外線照射ユニット30によれば、第1実施形態に係る紫外線照射装置1と同じ構成を有する複数の紫外線照射装置1A,1Bを備えることによって、より大面積な照射領域を得るとともに、更に強い紫外線強度を実現できる。さらに、紫外LED10を個々の単位で交換可能とすることができる。また、レンズフード12と筐体3との間に挟まれて複数の紫外線照射装置1A,1B同士を固定する一体枠31を備えることにより、複数の紫外線照射装置1A,1Bを互いに密接させて一体に配置し、紫外線照射ユニット30を小型化することができる。
なお、一体枠31は、上記した開口31aとは別に、筐体3に取り付けられるためのネジ孔31bを更に有することが好ましい。このネジ孔31bを介して筐体3にネジ止めされることにより、複数の紫外線照射装置1A,1Bをより強固に固定することができる。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3実施形態として、紫外線照射装置40の構成を示す側面図である。また、図13は、図12に示す紫外線照射装置40が備えるレンズフード41の外観を示す分解斜視図である。本実施形態に係る紫外線照射装置40と第1実施形態に係る紫外線照射装置1との相違点は、レンズフードの形状である。本実施形態のレンズフード(第2支持材)41は、複数のレンズ42aそれぞれを一体として支持する。
具体的には、レンズフード41はブロック状の金属部材であり、筐体3の表面3a〜3dに対応する表面41a〜41dを有する、略直方体状を呈している。このレンズフード41には、図13に示すように集光光学系を収納するための9つの貫通孔42が形成されている。この9つの貫通孔42は、前述した所定方向を貫通方向として形成されており、筐体3の9つの貫通孔11に対応して、貫通方向と交差する方向に縦3列、横3列に並んで形成されている。そして、集光光学系を構成するレンズ42aが各貫通孔42の前方開口から順次挿入され、所定の固定部に設置される。レンズ42aは、ストッパー42bによってレンズフード41内で固定される。また、レンズフード41には、中央の貫通孔42を囲むように設けられた4つのネジ孔43が形成されており、レンズフード41は、これらのネジ孔43を介して筐体3の前面にネジ止めされることにより、筐体3に対して着脱自在に固定される。本実施形態では、レンズフード41のこのような構成によって、複数のレンズ42aが筐体3に対して着脱自在に取り付けられる。
本実施形態のように、レンズフードは、複数のレンズ42aそれぞれを一体として支持する構成であってもよい。これにより、着脱自在な複数のレンズ42aを備える構成を好適に実現できるだけでなく、発光ユニット2の交換作業を更に容易にすることができる。また、交換後の光軸合わせも容易になる。更に、第2実施形態のように複数の紫外線照射装置をユニット化する場合には、紫外線照射装置の数を変更する際の手間を減らすことができる。また、レンズフードを放熱部材として機能させることができる。なお、本実施形態に係る紫外線照射装置40を複数用いてユニット化する場合には、図14に示すように、一体枠31(図11参照)を筐体3とレンズフード41との間に挟み込むことによって、複数の紫外線照射装置40同士の相対位置関係を固定するとよい。
本発明による紫外線照射装置および紫外線照射ユニットは、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では紫外線発光素子の一例として紫外LEDを例示したが、本発明における紫外線発光素子としては他にも紫外レーザ素子などの様々な素子を適用できる。また、発光ユニットを筐体に着脱自在に固定する固定手段としてナットを例示したが、本発明における固定手段としてはこれ以外にも様々な構造を適用できる。
この発明に係る紫外線照射装置および紫外線照射ユニットは、例えば、光通信部品の接着、光ピックアップ部品の接着、磁気ヘッドの接着、CCDの接着、電子部品の固定、ファイバ被覆の硬化、液晶のシーリング、コイル巻線の固定、UVインクの乾燥、UV励起用光源、及び強力紫外線照射実験などの種々の作業において利用されるスポット光源等への適用が可能である。
本発明の第1実施形態として、紫外線照射装置1の構成を示す斜視図である。 図1に示す紫外線照射装置1が備えるレンズフード12を取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示す紫外線照射装置1の側面図である。 図1に示す紫外線照射装置1の側断面図である。 第1実施形態の紫外LED10の構成を示す斜視図である。 発光ユニット2の構造を詳細に説明するための分解斜視図である。 紫外LED10と熱伝導体17との熱的結合構造をより具体的に説明するための斜視図である。 発光ユニット2が筐体3の貫通孔11に挿入・固定される様子を示す一部拡大斜視図である。 レンズフード12およびレンズ13a,13bの構造を詳細に示す(a)分解斜視図、(b)側断面図である。 本発明の第2実施形態として、紫外線照射ユニット30の構成を示す斜視図である。 一体枠31の外観を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態として、紫外線照射装置40の構成を示す側面図である。 図12に示す紫外線照射装置40が備えるレンズフード41の外観を示す分解斜視図である。 第3実施形態において、一体枠31を筐体3とレンズフード41との間に挟み込んだ様子を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B,40…紫外線照射装置、2…発光ユニット、3…筐体、9…冷却ガス導入部、10a…カソード端子、10b…アノード端子、10c…放熱面、10d…光出射面、11…貫通孔、12,41…レンズフード、13,42…貫通孔、13a,13b,42a…レンズ、13c,42b…ストッパー、15…ナット、17…熱伝導体、18…絶縁基板、19…カバー、21,22…配管、23…ケーブル、30…紫外線照射ユニット、31…一体枠。

Claims (6)

  1. 所定方向に沿って延びた熱伝導体と、該熱伝導体の一端に固定されて該熱伝導体と熱的に結合された紫外線発光素子とを各々有する複数の発光ユニットと、
    前記複数の発光ユニットそれぞれが挿通される複数の貫通孔を有し、前記熱伝導体と熱的に結合される放熱部材としての筐体と、
    前記複数の発光ユニットを前記筐体に着脱自在に固定する固定手段と
    を備え
    前記複数の発光ユニットは、前記筐体の前記複数の貫通孔の内部にそれぞれ収容されており、
    前記紫外線発光素子は、カソード端子、アノード端子、及び、前記カソード端子と前記アノード端子との間に設けられた放熱面を光出射面とは反対側の裏面に有しており、
    前記熱伝導体の一端に、前記紫外線発光素子の前記放熱面と熱的に結合される結合部が設けられており、
    前記複数の発光ユニットは、前記紫外線発光素子と前記熱伝導体との間に配置された絶縁基板を更に有し、前記絶縁基板には、前記結合部を貫通させるための開口と、前記カソード端子及び前記アノード端子のそれぞれと通電する電気配線パターンとが形成されていることを特徴とする、紫外線照射装置。
  2. 前記複数の発光ユニットの前記紫外線発光素子それぞれと対向して配置され、前記筐体に対して着脱自在に取り付けられる複数のレンズを更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 前記複数のレンズのそれぞれを支持する複数の第1支持材を更に備え、
    前記複数の第1支持材それぞれが前記複数の貫通孔それぞれに対応して前記筐体に対し個々に着脱自在に固定されることにより、前記複数のレンズが前記筐体に対して着脱自在に取り付けられることを特徴とする、請求項2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記複数のレンズを一体として支持する第2支持材を更に備え、
    前記第2支持材が前記筐体に対して着脱自在に固定されることにより、前記複数のレンズが前記筐体に対して着脱自在に取り付けられることを特徴とする、請求項2に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記筐体が、前記所定方向に沿って延びており互いに対向する一対の平らな表面と、前記所定方向に沿って延びており前記一対の平らな表面に対して垂直に延びる他の一対の平らな表面とを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  6. 請求項3または4に記載された複数の紫外線照射装置と、
    前記複数の紫外線照射装置同士を連結する平板状の連結部材と
    を備え、
    前記複数の紫外線照射装置は、各紫外線照射装置の前記複数の貫通孔の貫通方向が互いに揃うように該貫通方向と交差する方向に並んで配置されており、
    前記連結部材は、前記複数の紫外線照射装置の各筐体に亘って配置され、前記複数の紫外線照射装置それぞれの前記複数の貫通孔の全部または一部に対応する開口を有し、前記第1支持材または前記第2支持材と前記筐体との間に挟まれて前記複数の紫外線照射装置同士を固定することを特徴とする、紫外線照射ユニット。
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