JP5128881B2 - 実装用基板及び発光モジュール - Google Patents
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Description
本発明は、上記の課題に鑑み、1つの配線パターンから、発光素子の接続形態が2以上得ることができる実装用基板及び発光モジュールを提供することを目的とする。
また、前記複数のランドの中には、前記接続形態切替用ランド以外に、第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続されたリード部の一方の他端の接続先が給電端子であり、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続されたリード部の他端の接続先が他のランドの小ランド部である接続形態切替用ランドが含まれていることを特徴としている。
さらに、前記複数のランドの中には、発光素子の実装の形態が同一の場合において、当該ランドに実装された発光素子と、当該ランドの隣のランドに実装された発光素子とを直列接続するよう、当該ランドの小ランド部がリード部を介して隣のランドの小ランド部と接続されているランドが含まれていることを特徴としている。
また、ランド数を2N(Nは自然数である。)とした場合、N番目のランドとN+1番目のランドが、接続形態切替用ランドであり、全てのランドに発光素子を第1の実装パターンで実装した場合に、全ての発光素子が前記給電端子に対し直列接続された接続形態となり、全てのランドに発光素子を第2の実装パターンで実装した場合に、1からN番目までのランドに実装された発光素子の直列接続群とN+1番目から2Nまでのランドに実装された発光素子の直列接続群とが並列接続された接続形態となることを特徴としている。
一方、本発明に係る発光モジュールは、2つの電極を底面に備える複数の発光素子と電気的に接続される配線パターンを有する実装用基板に、前記複数の発光素子が実装されてなる発光モジュールにおいて、前記実装用基板は、上記構成の実装用基板であることを特徴としている。
前記リード部の一部が電気的に切断されていることを特徴とし、あるいは、前記リード部の一部が他のリード部と電気的に接続されていることを特徴としている。
なお、以下で説明する実施の形態等は、本発明に係る実装用基板及び発光モジュールの一例を示すものであり、これらの実施の形態等で説明する内容に本発明は限定されるものでない。
<第1の実施の形態>
1.実装用基板
(1)全体
図1は、第1の実施の形態に係る実装用基板の平面図である。
なお、ここでのLED素子は、底面に2つの電極を有する片面両電極タイプであり、配線パターンに表面実装されることで、両電極が配線パターンと電気的に接続される。
配線パターンの材料には、例えば、銅が利用され、その形成方法は、エッチング加工等の公知のものを利用できる。なお、配線パターンの材料は、銅以外の材料、例えば、金であっても良いし、さらには、銅の表面に金メッキを施したもので構成しても良い。また、配線パターンの形成方法も他の方法を利用しても良い。
(2)配線パターン
図2は、第1の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第1の接続形態で実装された場合である。図3は、第1の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第2の接続形態で実装された場合である。
なお、図2中のLED素子D1〜D6は、その底面が略正方形状をし、その1つの隅(角)の所定の領域がN型電極であり、当該LED素子D1〜D6を実装する際の電極の位置が分かるように、LED素子D1〜D6の底面の電極部分で切断し、P型電極の部分をクロスハッチングで、N型電極部分を黒塗りでそれぞれ示している。なお、LED素子は、他のLED素子と区別する必要がなく、一般的なLED素子を指すときは符号「Dn」を用いる(ここでのnは1〜6までの自然数である。)。
(2−1)ランド
ランドR1〜R6は、図1〜図3に示すように、6個のLED素子Dnに対応して形成されており、本実施の形態では、6個のLED素子Dnを略直線状に実装すべく、所定方向に所定の間隔(ここでは一定の間隔である。)をおいて形成されている。
つまり、LED素子Dnを、図1〜図3に示すように、第1の位置(ここでの第1の位置は、N型電極がランドRnの右上にあるときである。)で実装したとき(このときの実装を、「第1の実装」とする。)に、当該LED素子DnのP型電極は小ランド部Rn2と接続し、またN型電極は小ランド部Rn3と接続する。一方、LED素子Dnを第2の位置(ここでの第2の位置は、N型電極がランドRnの右下あるときである。)実装したとき(このときの実装を、「第2の実装」とする。)に、当該LED素子DnのP型電極は小ランド部Rn8と接続し、またN型電極は小ランド部Rn9と接続する。
各ランドRnにおける小ランド部Rn1,Rn3,Rn7,Rn9は、同じ大きさの正方形状をし、この大きさは、LED素子DnのN型電極の大きさと略同じである。また、小ランド部Rn2,Rn4,Rn6,Rn8は、同じ大きさの略長方形状をし、その短辺は上記の小ランド部Rn1,Rn3,Rn7,Rn9の正方形状の一辺と同じあり、その長辺は、正方形状のLED素子DnにおけるN型電極がある一辺において、当該N型電極部分の長さを一辺の長さから差し引いた残りの寸法と同じかそれ以上の長さを有している。
また、ランドRnにおける各小ランド部Rn1〜Rn9間の隙間は、LED素子Dnを実装したときに、P型電極とN型電極とがショートしない程度となっている。
(2−2)リード部
リード部Lは、各LED素子Dnが所定(ここでは、第1の実装又は第2の実装である。)の実装パターンで実装されたときに、実装されたLED素子Dnの接続が所定(ここでは、第1または第2である。)の接続形態となるように、各ランドRnや給電端子9,11等を接続する。
以下、具体的に説明する。
(a)ランド用リード部
ランド用リード部La1,La2は、図2に示すように、LED素子D1〜D3が第1の実装のときに、LED素子D1〜D3を直列に接続する。つまり、ランド用リード部La1は小ランド部R13と小ランド部R22とを接続し、ランド用リード部La2は小ランド部R23と小ランド部R32とを接続する。
また、ランド用リード部La5,La6は、図3に示すように、LED素子D1〜D3が第2の実装のときに、LED素子D1〜D3を直列に接続する。つまり、ランド用リード部La5は小ランド部R19と小ランド部R28とを接続し、ランド用リード部La6は小ランド部R29と小ランド部R38とを接続する。
さらに、ランド用リード部La9は、図3に示すように、LED素子D3が第2の実装形態で、LED素子D4が第1の実装形態でそれぞれ実装されたときに、LED素子D3,D4を直列に接続する。つまり、ランド用リード部La9は小ランド部R39と小ランド部R42とを接続する。
(b)給電用リード部
給電用リード部Lb1は、図2に示すように、第1の接続形態における第1の直列接続群の一端に位置するランドR1と給電端子9とを、給電用リード部Lb3は第1の接続形態における第2の直列接続群の一端に位置するランドR4と給電端子9とをそれぞれ接続する。つまり、給電用リード部Lb1は小ランド部R12と給電端子9とを接続し、給電用リード部Lb3は、小ランド部R48と給電端子9とを接続する。
(3)ランドとリード部
本実施の形態での配線パターンは、12個のランドを有し、各ランドは、異なるリード部と接続する4つの小ランド部Rn2,Rn3,Rn8,Rn9を有している。
2.発光モジュール
第1の実施の形態に係る発光モジュールは、上記の実装用基板1にLED素子Dnが実装されてなる。特に、LED素子Dnの実装時の位置により、1つの実装用基板から接続形態の異なる2種類の発光モジュールを得ることができる。
(1)第1の接続形態(図2参照)
LED素子Dnのうち、LED素子D1〜D3をランドR1〜R3に第1の実装形態で実装し、LED素子D4〜D6をランドR4〜R6に第2の実装形態で実装することにより(この実装のパターンが第1の実装パターンになる。)、第1の接続形態である3直2並の発光モジュール13を得ることができる。
同様に、LED素子D4,D5,D6の各P型電極が小ランド部R48,R58,R68に、各N型電極が小ランド部R49,R59,R69にそれぞれ表面実装される。
(2)第2の接続形態(図3参照)
LED素子Dnのうち、LED素子D1〜D3をランドR1〜R3に第2の実装形態で、LED素子D4〜D6をランドR4〜R6に第1の実装形態でそれぞれ実装することにより(この実装のパターンが第2の実装パターンになる。)、第2の接続形態である6直1並の発光モジュール15を得ることができる。
R26,R35,R36,R45,R46,R55,R56,R65,R66にバンプを介して実装されていても良い。
3.まとめ
第1の実施の形態では、6個のLED素子Dnを使用し、各LED素子DnのランドRnへ実装(形態)を変えることで、2つの接続形態を得ることができる。ここでの2つの接続形態は3直2並と6直1並である。
以下、第1の実施の形態に係る変形例1について説明する。
図4は、第1の実施の形態の変形例1に係る発光モジュールを示す。
(1)第1の接続形態
図4の(a)に示すように、12個のLED素子のうち、LED素子D1〜D3,D7〜D9は第1の実装形態で、LED素子D4〜D6,D10〜D12は第2の実装形態で、それぞれランドRn(nは、1〜12までの自然数である。)に実装される。このようなLED素子Dnの実装のパターンを第1の実装パターンとする。
つまり、この例では、本発明に係る「A」が「3」であり、「B」が「4」である。
(2)第2の接続形態
図4の(b)に示すように、12個のLED素子のうち、LED素子D1〜D3,D7〜D9は第2の実装形態で、LED素子D4〜D6,D10〜D12は第1の実装形態で、それぞれランドRn(nは、1〜12までの自然数である。)に実装される。このようなLED素子Dnの実装のパターンを第2の実装パターンとする。
つまり、この例では、本発明に係る「A」が「6」であり、「B」が「2」である。
(3)まとめ
変形例1での配線パターン37は、第1の実施の形態の配線パターン5を2つ組み合わせた、つまり6直1並の接続形態が2つ並列接続したような配線となっており、個の例では、ランドR3,R4,R9,R10が接続形態切替用ランドとなる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態における実装用基板1は、2つの給電端子9,11を備えていたが、2以上の給電端子を利用して2以上の接続形態を得るようにしたものであっても良い。
以下、2つ以上の給電端子を有する実装用基板及び発光モジュールについて説明する。
なお、第2の実施の形態では、発光素子、ランド、リード部等の符号として、第1の実施の形態と区別するために、アルファベットの前に「1」を付加して用いている。
1.実装用基板
(1)全体
図5は、第2の実施の形態に係る実装用基板の平面図である。
(2)配線パターン
配線パターン105は、複数のLED素子1Dn(本実施の形態では、nは1〜6までの自然数である。)を実装するための複数のランド1Rn(本実施の形態では、nは1〜6までの自然数であり、LED素子の1Dnの「n」と対応する。)と、外部電源から給電を受けるための給電端子107,109,111と、ランド1Rn同士を直列接続するランド用リード部1Laと、給電端子107,109,111とランド1Rnとを接続する給電用リード部1Lbとを備える。
図6は、第2の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第1の接続形態で実装された場合である。図7及び図8は、第2の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第2の接続形態等で実装された場合である。
第2の接続形態は、図7に示すように、給電端子107,109が外部電源と接続された場合であり、6個のLED素子1D1〜1D6を直列接続(したものを1つ並列接続(以下、「6直1並」という。))したものである。
(2−1)ランド
ランド1Rnのそれぞれは、第1の実施の形態と同様に、9つの小ランド部1Rnkを有し、全体形状が略正方形状をしている。なお、小ランド部1Rnkは、第1の実施の形態と同様の形状・大きさ等をし、LED素子1Dnは、第1の実施の形態と同じである。
つまり、ランド1R1〜1R3には、他のLED素子や給電端子につながるリード部(La,Lb)と接続する小ランド部が2つのしかなく、一方のランド1R4〜1R6には、リード部と接続する小ランド部が4つある。
(2−2)リード部
(a)ランド用リード部
ランド用リード部1La1,1La2は、図6に示すように、LED素子1D1〜1D3が実装されたときに、LED素子1D1とLED素子1D2、LED素子1D2とLED素子1D3を直列に接続する。つまり、ランド用リード部1La1は小ランド部1R19と小ランド部1R28とを接続し、ランド用リード部1La2は小ランド部1R29と小ランド部1R38とを接続する。
(b)給電用リード部
図5等に示すように、給電用リード部1Lb1はランド1R1と給電端子107とを、給電用リード部1Lb2はランド1R4と給電端子107とをそれぞれ接続する。つまり、給電用リード部1Lb1は小ランド部1R18と給電端子107とを接続し、給電用リード部1Lb2は小ランド部1R42と給電端子107とを接続する。給電用リード部1Lb3はランド1R4と給電端子109を接続する。つまり、給電用リード部1Lb3は小ランド部1R47と給電端子109とを接続する。
2.発光モジュール
第2の実施の形態に係る発光モジュールは、上記の実装用基板101にLED素子1Dnが実装されてなる。特に、LED素子Dnの実装時の向き及び外部電源と接続される給電端子の選択により、1つの実装用基板から接続形態の異なる3種類の発光モジュールを得ることができる。
(1)第1の接続形態
LED素子1Dnのうち、図6に示すように、LED素子1D1〜1D3をランド1R1〜1R3に実装し、LED素子1D4〜1D6をランド1R4〜1R6に第1の実装形態で実装(この実装のパターンが第1の実装パターンになる。)し、給電端子107,111を利用することにより、3直2並の接続形態の発光モジュール113を得ることができる。
(2)第2の接続形態
LED素子1Dnのうち、図7に示すように、LED素子1D1〜1D3をランド1R1〜1R3に実装し、LED素子1D4〜1D6をランド1R4〜1R6に第2の実装形態で実装(この実装のパターンが第2の実装パターンになる。)し、給電端子107,109を利用することにより、6直1並の接続形態の発光モジュール115を得ることができる。
つまり、給電端子109、給電用リード部1Lb3、LED素子1D4、ランド用リード部1La5、LED素子1D5、ランド用リード部1La6、LED素子1D6、給電用リード部1Lb6、給電端子111からなる1つの直列接続がされたことになる。
3.まとめ
第2の実施の形態では、6個のLED素子1Dnを使用し、LED素子1D4〜1D6の実装形態を変えて実装し、使用する給電端子109,111を選択することで、3つの接続形態を得ることができる。ここでの3つの接続形態は3直2並、6直1並、3直1並である。
以上説明したように複数(第2の実施形態では3個である。)のLED素子の実装形態を変え、そして外部電源と接続する給電端子を選択することができれば、配線パターンの形状は特に限定するものではない。
図9は、変形例2に係る実装用基板及び発光モジュールを示す。
変形例2に係る実装用基板121は、第2の実施の形態における実装用基板101における配線パターン105の形状を変形させたものであり、第2の実施の形態では、ランド1R1〜1R3は、給電用リード部1Lb1,1Lb4やランド用リード部1La1,1La2よりも外側(基板本体103の外周縁に近い側)に位置している。
変形例2に係る実装用基板121を利用して、LED素子1Dnを第1の接続形態で実装した発光モジュール123が図9の(b)であり、LED素子1Dnを第2の接続形態で実装した発光モジュール125が図9の(c)である。
なお、図9の(b)に示すように、すべてのLED素子1Dnを第1の実装とした発光モジュールでは、LED素子1Dnの実装向きが同一であり、LED素子1Dnの実装が容易となる。
<第3の実施の形態>
第1の実施形態や第2の実施の形態では、1種類の実装用基板にLED素子を所定の向きに実装することで、複数種類の接続形態の発光モジュールを得ることができたが、本発明に係る実装用基板は、LED素子の実装形態を変えると共に、配線パターンの一部を切断する加工を行うことで、複数種類の接続形態を得ることができるような基板であっても良い。
1.実装用基板
(1)全体
図10は、第3の実施の形態に係る実装用基板の平面図である。
(2)配線パターン
配線パターン205は、複数のLED素子2Dn(本実施の形態では、nは1〜6までの自然数である。)を実装するための複数のランド2Rn(本実施の形態では、nは1〜6までの自然数であり、LED素子の2Dnの「n」と対応する。)と、外部電源から給電を受けるための給電端子207,209と、ランド2Rn同士を直列接続するランド用リード部2Laと、給電端子207,209と一部のランド2Rnとを接続する給電用リード部2Lbとを備える。なお、この配線パターン205は、6個のLED素子を実施する2つの実装形態の組み合わせにより、2つの接続形態が得られるように形成されている。
図11は、第3の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第1の接続形態で実装された場合である。図12は、第3の実施の形態に係る発光モジュールの平面図で、LED素子が第2の接続形態で実装された場合である。
第1の接続形態は、図11に示すように、3個のLED素子2D1〜2D3を第1の向きで接続すると供に3個のLED素子2D4〜2D6を直列接続し、これらの直列接続を並列接続(以下、「3直2並」という。)したものである。
第3の実施の形態では、第1及び第2の接続形態において、実装用基板201に実装されるLED素子2Rnの向きは全て同じである。
(2−1)ランド
ランド2Rnのそれぞれは、第1の実施の形態と同様に、9つの小ランド部2Rnkを有し、全体形状が略正方形状をしている。なお、小ランド部1Rnkは、第1の実施の形態と同様の形状・大きさ等をし、小ランド部に符号は、第1や第2の実施の形態と同様に、図1において、左から右へと数字が増え、また上から下へと数字が増えるようにふされている。
(2−2)リード部
(a)ランド用リード部
ランド用リード部2La1,2La2は、図11に示すように、LED素子2D1〜2D3が第1の実装のときに、LED素子1D1〜1D3を直列接続する。つまり、ランド用リード部2La1は小ランド部2R13と小ランド部2R22とを接続し、ランド用リード部2La2は小ランド部2R23と小ランド部2R32とを接続する。
また、ランド用リード部2La5〜2La9は、図12に示すように、LED素子2D1〜2D6が第2の実装のときに、LED素子2D1〜2D6を直列に接続する。つまり、ランド用リード部2La5は小ランド部2R18と小ランド部2R27とを、ランド用リード部2La6は小ランド部2R28と小ランド部2R37とを、ランド用リード部2La7は小ランド部2R38と小ランド部2R47とを、ランド用リード部2La8は小ランド部2R48と小ランド部2R57とを、ランド用リード部2La9は小ランド部2R58と小ランド部2R67とをそれぞれ接続する。
(b)給電用リード部(図10参照)
給電用リード部2Lb1,2Lb2はランド2R1と給電端子207とを接続する。つまり、給電用リード部2Lb1は小ランド部2R12と給電端子207とを接続し、給電用リード部2Lb2は小ランド部2R17と給電端子107とを接続する。
給電用リード部2Lb4はランド2R3と給電端子209とを接続する。つまり、小ランド部2R33と給電端子209とを接続する。給電用リード部2Lb5,2Lb6はランド2R6と給電端子209とを接続する。つまり、給電用リード部2Lb5は小ランド部2R63と給電端子209とを、給電用リード部2Lb6は小ランド部2R68と給電端子209とをそれぞれ接続する。
2.発光モジュール
第3の実施の形態に係る発光モジュールは、上記の実装用基板201にLED素子2Dnが実装されてなる。特に、LED素子Dnの実装形態と給電用リード部2Lbの切断により、1つの実装用基板201から接続形態の異なる2種類の発光モジュールを得ることができる。
(1)第1の接続形態
LED素子2Dnの全てを、図10に示すように、ランド2Rnに第1の実装形態で実装する(この実装のパターンが第1の実装パターンになる。)ことにより、3直2並の接続形態の発光モジュール211を得ることができる。
(2)第2の接続形態
LED素子2Dnの全てを、図12に示すように、ランド2Rnに第2の実装形態で実装(この実装のパターンが第2の実装パターンになる。)し、また、給電用リード部2Lb3の一部を切断することにより、6直1並の接続形態の発光モジュール213を得ることができる。
3.まとめ
第3の実施の形態では、6個のLED素子2Dnを使用し、各実装パターンでは、すべてのLED素子2Dnの実装形態を同じにしているので、LED素子2Dnを実装用基板201に実装する際に、LED素子2Dnの向きを実装途中で変更する必要がなくなり、例えば、LED素子2Dnを効率良く実装用基板210に実装することができる。
また、この例における接続形態切替用ランドは、ランド2R3,2R4である。
つまり、ランド2R3は、第1の実装では、図11に示すように、LED素子2D3の電極と接続される2つの小ランド部2R32,2R33に接続されたリード部2La2,2Lb4の一方(ここでは2Lb4である。)の他端の接続先が給電端子209であり、第2の実装では、図12に示すように、LED素子2D3の電極と接続される2つの小ランド部2R37,2R38に接続されたリード部2La6,2La7の他端の接続先が他のランドであるランド2R2,2R4の小ランド部2R28,2R47である。
第3の実施の形態で説明した接続形態と異なる他の接続形態も得ることもできるし例を変形例3として、以下説明する。
変形例3に係る発光モジュールは、実装用基板221に6個のLED素子2Dn(nは、1〜6の自然数である。)が実装され、1つの実装用基板221を用いてLED素子2Dnを第1の実装パターンで実装すると、図13に示すような第1の接続形態の発光モジュール223を得ることができ、また、第2の実装パターンで実装すると、図16に示すような第2の接続形態の発光モジュール225を得ることができる。
(1)第1の接続形態
図13に示すように、6個のLED素子2Dn全てが、それぞれランド2Rn(nは、1〜6までの自然数である。)に第1の実装形態で実装される。このようなLED素子2Dnの実装のパターンを第1の実装パターンとする。
(2)第2の接続形態
図14に示すように、6個のLED素子2Dn全てが、それぞれランド2Rn(nは、1〜6までの自然数である。)に第2の実装形態で実装される。このようなLED素子2Dnの実装のパターンを第2の実装パターンとする。
(3)配線パターン
変形例3に係る配線パターン227は、各LED素子2Dnと接続される複数(ここではLED素子に対応して6個である。)のランド2Rn(ここでのnは、1〜6までの自然数であり、LED素子2Dnの「n」対応する。)と、ランドに実装されたLED素子2Dnに給電するためのリード部と、外部電源から給電を受けるための給電端子207,209とを備える。
なお、本例における接続形態切替用ランドは、ランド2R2,2R3,2R4,2R5である。
(a)ランド用リード部
ランド用リード部2La11,2La12,2La13は、図13に示すように、LED素子2D1〜2D6が第1の実装のときに、LED素子2D1とLED素子2D2とを、LED素子2D3とLED素子2D4とを、LED素子2D5とLED素子2D6とをそれぞれ直列に接続する。
ランド用リード部2La14〜2La18は、図14に示すように、LED素子2D1〜2D6が第2の実装のときに、これら全てを直列に接続する。つまり、ランド用リード部2La14は小ランド部2R18と小ランド部2R27とを接続し、ランド用リード部2La15は小ランド部2R28と小ランド部2R37とを接続し、ランド用リード部2La16は小ランド部2R38と小ランド部2R47とを接続し、ランド用リード部2La17は小ランド部2R48と小ランド部2R57とを接続し、ランド用リード部2La18は小ランド部2R58と小ランド部2R67とを接続する。
(b)給電用リード部
給電用リード部2Lb11,2Lb12は、図13及び図14に示すように、ランド2R1と給電端子207とを、給電用リード部2Lb13はランド2R3と給電端子207とを、給電用リード部2Lb14はランド2R5と給電端子207とをそれぞれ接続する。
つまり、給電用リード部2Lb15は、図13に示すように、小ランド部2R23と給電端子209とを接続し、給電用リード部2Lb16は小ランド部2R43と給電端子209とを接続し、給電用リード部2Lb17は小ランド部2R63と給電端子209とを接続し、給電用リード部2Lb18は、図14に示すように、小ランド部2R68と給電端子209とを接続する。
(4)発光モジュール
上記実装用基板221に6個のLED素子2Dnを第1の実装で行うと、図13に示すように、2直3並の発光モジュール223を得ることができ、6個のLED素子2Dnを第2の実装で行うと、図14に示すように、給電用リード部2Lb13,2Lb14の一部を切断することで、6直1並の発光モジュール225を得ることができる。
<第4の実施の形態>
第3の実施の形態や変形例3に係る実装用基板は、LED素子を所定の向きに実装すると共に、配線パターンを切断する加工を行うことで、複数種類の接続形態を得るようにしていた。
なお、第4の実施の形態では、発光素子、ランド、リード部等の符号として、第1の実施の形態等と区別するために、アルファベットの前に「3」を付加して用いている。
1.実装用基板
(1)全体
図15は、第4の実施の形態に係る実装用基板の平面図である。
(2)配線パターン
配線パターン305は、複数のLED素子3Dn(本実施の形態では、nは1〜12までの自然数である。)を実装するための複数のランド3Rn(本実施の形態では、nは1〜12までの自然数であり、LED素子の3Dnの「n」と対応する。)と、外部電源から給電を受けるための給電端子307,309,311,313,315,317(給電端子の全てを表すときの符号は、「307〜317」とする。)と、ランド3Rnや給電端子307〜317を固定的或いは選択的に接続するリード部とを備える。
第1の接続形態は、図16に示すように、3個のLED素子3D1〜3D3を第1の実装で直列接続して直列接続群を構成し、3個のLED素子3D4〜3D6を第1の実装で直列接続して直列接続群を構成し、3個のLED素子3D7〜3D9を第1の実装で直列接続して直列接続群を構成し、3個のLED素子3D10〜3D12を第1の実装で直列接続して直列接続群を構成し、これら4つの直列接続群を並列接続(以下、「3直4並」という。)したものである。このとき、給電端子313,317が外部電源と接続される。
第4の接続形態は、図18に示すように、LED素子3D1〜3D6とLED素子3D10〜3D12を第1の実装形態で、LED素子3D7〜3D9を第2の実装形態でそれぞれ実装し、リード部を選択的に接続し、同図に示す破線で配線パターンを切断することで、実装用基板301の左側の配線パターンを利用して、3個のLED素子3D1〜3D3,3D7〜3D9を直列接続(したものを1つ並列接続(以下、「6直1並」という。))したものである。このとき、給電端子307,309が外部電源と接続される。
(2−1)ランド
ランド3Rnのそれぞれは、第1の実施の形態と同様に、9つの小ランド部3Rnkを有し、全体形状が略正方形状をし、その内の4つの小ランド部が異なるリード部に接続されている。なお、小ランド部3Rnkは、第1の実施の形態と同様の形状・大きさ等をし、小ランド部に符号は、第1や第2の実施の形態と同様に、図15において、左から右へと数字が増え、また上から下へと数字が増えるようにふされている。なお、第1の実装と第2の実装とにおけるN型電極の位置は、第3の実施の形態と同じである。
(2−2)リード部(図15参照)
(a)ランド用リード部
ランド用リード部3La1〜2La4は、ランド3R1〜3R3を直列接続する。つまり、ランド用リード部3La1は小ランド部3R13と小ランド部3R22とを接続し、ランド用リード部3La2は小ランド部3R23と小ランド部3R32とを接続し、ランド用リード部3La3は小ランド部3R18と小ランド部3R27とを接続し、ランド用リード部3La4は小ランド部3R28と小ランド部3R37とを接続する。
(b)給電用リード部
給電用リード部3Lb1,3Lb2はランド3R1と給電端子307とを接続する。つまり、給電用リード部3Lb1は小ランド部3R12と給電端子307とを接続し、給電用リード部3Lb2は小ランド部3R17と給電端子307とを接続する。
給電用リード部3Lb5,3Lb6はランド3R6と給電端子315とを接続する。つまり、給電用リード部3Lb5は小ランド部3R63と給電端子315とを接続し、給電用リード部3Lb6は小ランド部3R68と給電端子315とを接続する。
(c)接続用リード部
接続用リード部3Lc1,3Lc2は、給電端子同士を接続する。つまり、接続用リード部3Lc1は給電端子307,313を接続し、接続用リード部3Lc2は給電端子311,317を接続する。
つまり、接続用リード部3Lc3は給電端子307(当該給電端子307に接続する給電用リード部3Lb1,3Lb2)に接続され、接続用リード部3Lc4は、給電端子309(当該給電端子309に接続する給電用リード部3Lb3,3Lb4)に接続され、両者は、例えば、図16に示すように接続可能な程度に近接している。
さらに、別の接続用リード部3Lcは、複数のLED素子(ここでは3個であり、例えば、LED素子3D1〜3D3である。)が直列に接続されてなる直列接続群と、他の直列群と固定的に接続したり、選択的に接続したりできるように形成されている。
また、接続用リード部3Lc9は、ランド3R4(の小ランド部3R42)と接続すると共に接続用リード部3Lc1,2Lc7,3Lc8と接続可能な程度にまで近接するように延伸している。接続用リード部3Lc10は、ランド3R9(の小ランド部3R98)と接続すると共に接続用リード部3Lc2,2Lc7,3Lc8と接続可能な程度にまで近接するように延伸している。
2.発光モジュール
第4の実施の形態に係る発光モジュールは、上記の実装用基板301にLED素子3Dnが実装されてなる。特に、LED素子3Dnの実装時の実装形態と接続用リード部3Lcの選択的な接続により、1つの実装用基板301から接続形態の異なる発光モジュールを得ることができる。
(1)第1の接続形態
LED素子3Dnを、図16に示すように、すべて第1の実装形態でランド3Rnに実装(この実装のパターンが第1の実装パターンになる。)し、接続用リード部3Lc3,3Lc4同士を接続(図中の「3S1」である。)し、接続用リード部3Lc5,3Lc6同士を接続(図中の「3S2」である。)し、接続用リード部3Lc1,3Lc8,3lc9を接続(図中の「3S3」である。)し、接続用リード部3Lc2,3Lc7同士を接続(図中の「3S4」である。)することにより、3直4並の接続形態の発光モジュール321を得ることができる。なお、この場合は給電端子313,317が、外部電源と接続される。
(2)第2及び第3の接続形態
LED素子3Dnを、図17に示すように、すべて第1の実装パターンでランド3Rnに実装し、接続用リード部3Lc1,3Lc9同士を接続(図中の「3S5」である。)し、接続用リード部3Lc5,3Lc8同士を接続(図中の「3S6」である。)し、接続用リード部3Lc7,3Lc8同士を接続(図中の「3S7」、「3S8」である。)し、図中の破線で示すように例えばダイシングで接続用リード部3Lc7,3Lc8を切断することにより、図17の上側部分が3直2並の接続形態(第2の接続形態である。)となり、下側部分が6直1並の接続形態(第3の接続形態である。)となる発光モジュール323を得ることができる。
また、図17に示す実装用基板301は、図中に示す破線で上側部分と下側部分とを分け、破線を挟んで上下部分で接続形態が異なるようにしているが、上下部分で同じ接続形態としても良い。
(3)第4及び第5の接続形態
LED素子3Dnの内、LED素子3D1〜3D6とLED素子3D10〜3D12とを、図18に示すように、第1の実装形態でランド3R1〜3R6とランド3R10〜3R12に実装し、残りのLED素子3D7〜3D9を、第2の向きでランド3D7〜3D9に実装し(この実装のパターンが第2の実装パターンになる。)し、接続用リード部3Lc1,3Lc8,3Lc9を接続(図中の「3S9」である。)し、接続用リード部3Lc5,3Lc6同士を接続(図中の「3S10」である。)し、接続用リード部3Lc7,3Lc10同士を接続(図中の「3S11」である。)し、さらに、図中の破線で示すように例えばダイシングで接続用リード部3Lc1,3Lc2を切断することにより、図18の左側部分が6直1並の第4の接続形態となり、右側部分が3直2並の第5の接続形態となる発光モジュール325を得ることができる。
また、図18に示す実装用基板301は、図中に示す破線で左側部分と右側部分とを分け、破線を挟んだ左右で接続形態が異なるようにしているが、左右で同じ接続形態としても良い。
3.まとめ
第4の実施の形態では、接続用リード部3Lcを利用することで、1つの実装用基板301に複数の接続形態でLED素子3Dnを実装できるが、当然に、接続用リード部が異なる配線パターンとすると、異なる接続形態も得ることができる。
以下、第4の実施の形態での実装用基板301の接続用リード部をさらに切断した、つまり、接続用リード部を増やして、第4の実施の形態では得られなかった接続形態について変形例4として説明する。
(a)実装用基板
図19は、第4の実施の形態の変形例4に係る実装用基板を示す。
つまり、第4実施の形態における接続用リード部3Lc1を、図19に示すように、給電端子307に接続した接続用リード部3Lc1aと、給電端子313に接続した接続用リード部3Lc1bとの2つから構成し、第4実施の形態における接続用リード部3Lc2を、給電端子311に接続した接続用リード部3Lc2aと、給電端子317に接続した接続用リード部3Lc2bとの2つから構成し、第4実施の形態における接続用リード部3Lc7を接続用リード部3Lc7aと接続用リード部3Lc7bとの2つから構成し、第4実施の形態における接続用リード部3Lc8を接続用リード部3Lc8aと接続用リード部3Lc8bとの2つから構成している。
また、接続用リード部3Lc8aは、ランド3R4の小ランド部3R47と接続すると共に、接続用ランド3Lc5側に延出している。接続用リード部3Lc8bは、ランド3R10の小ランド部3R102,3R107と接続すると共に、その一部がランド3R9側に延出している。
(b)発光モジュール
図20は、第4の実施の形態の変形例4に係る発光モジュールの平面図である。
発光モジュール333におけるLED素子3Dnの実装について、LED素子3D1,3D2,3D3は、そのN型電極がランド3R1,3R2,3R3における小ランド部3R12,3R22,3R32に接続される実装形態(N型電極が上側中央に位置する状態で実装される形態)で、LED素子3D4,3D5,3D6は、そのN型電極がランド3R4,3R5,3R6における小ランド部3R43,3R53,3R63に接続される実装形態(第4の実施の形態における第1の実装形態である。)で、LED素子3D7,3D8,3D9は、そのN型電極がランド3R7,3R8,3R9における小ランド部3R78,3R88,3R98に接続される実装形態(N型電極が下側中央に位置する状態で実装される形態)で、LED素子3D10,3D11,3D12は、そのN型電極がランド3R10,3R11,3R12における小ランド部3R107,3R117,3R127に接続される実装形態(第4の実施の形態における第2の実装形態である。)で、それぞれ行われている。
<変形例>
以上、本発明に係る実装用基板、当該実装用基板にLED素子を実装した発光モジュールについて上記各実施の形態や変形例で説明してきたが、本発明に係る実装用基板や発光モジュールは上記形態に限定されないことは言うまでもない。
1.ランド(変形例5)
上記各実施の形態及び各変形例(以下、単に「実施の形態等」という。)におけるランドは、複数(具体的には9個)の小ランド部を有していたが、本発明に係るランドは、発光素子の実装形態が2種類以上あるようなものであれば良く、小ランド部の個数を特に限定するものではない。但し、実装位置を変えられるようにするには、リード部と接続される小ランド部は少なくとも4個必要である。
図21は、変形例5に係るランドを有する実装用基板の平面図である。
ここでは、9個のランドが3行3列の対称マトリクス状に形成されているが、例えば、3行6列等の非対称マトリクス状に形成されていても良いし、全体形状が直線或いは曲線状をするように、さらには、何らかも文字を示すような形状に形成されていても良い。
図22は、1つのランドの拡大図である。
ベース部4Rija,4Rijb同士は、接続されておらず、各ベース部4Rija,4Rijbは、「コ」の字状をし、その開口部同士が対向し、また、その内側に各小ランド部4Rijk(kは、1〜5までの自然数である。)が設けられており、ランド4Rij全体の形状としては正方形状をしている。
また、小ランド部4Rij2,4Rij3は、小ランド部4Rij1,4Rij3,4Rij5の間を縫ったクランク状をしている。これは、LED素子4Dijと実装用基板との接合面積を広くして、LED素子4Dijと実装用基板との接合力を高めるためである。
なお、図23では、LED素子4Dijの電極とランド4Rijとの位置関係が分かるように、LED素子4DijのN型電極のみをクロスハッチングで示している。
図23の(a)では、LED素子4Dijを、そのN型電極(図中のクロスハッチング部分)が小ランド部4Rij4と接続し、またP型電極(図中のハッチングがない部分)が小ランド部4Rij2,4Rij5に接続している。本変形例では、このLED素子4Rijの実装を第1の実装とする。
図24は、変形例5に係る接続形態の一例を示す図である。
ここでは、直列方向は、図21の列方向(ベース部4Rija,4Rijbが対向する方向)を、並列方向は、図21の行方向(ベース部4Rija,4Rijbが対向する方向と直交する方向)を示す。
このようにLED素子4Dij,4D(i+1)jを実装用基板401に実装することにより、2直(2直1並ともいう。)の接続形態を有する発光モジュールが得られる。
なお、低抵抗抵抗部品には、例えば、数十mmΩ以下の低抵抗チップ抵抗器が利用され、パンプ等を介して、ランド4Rij,4R(i+1)jに跨るように実装される。
図25は、変形例5に係る接続形態の一例を示す図である。
そして、各ランド同士が接続部で接続されている。つまり、ランド4Rijのベース部4Rijaと、ランド4Ri(j+1)のベース部4Ri(j+1)aとが接続部4S4で、ランド4Rijのベース部4Rijbと、ランド4R(i+1)jのベース部4R(i+1)jaとが接続部4S5で、ランド4Ri(j+1)のベース部4Ri(j+1)bと、ランド4R(i+1)(j+1)のベース部4R(i+1)(j+1)aとが接続部4S6で、ランド4R(i+1)jのベース部4R(i+1)jbと、ランド4R(i+1)(j+1)のベース部4R(i+1)(j+1)bとが接続部4S7でそれぞれ接続されている。これにより、2直2並の接続形態を有する発光モジュールが得られる。
そして、各ランド同士が図25の(a)と同様に接続部4S4,4S5,4S6,4S7で接続されている。つまり、ランド4Rijのベース部4Rijaと、ランド4Ri(j+1)のベース部4Ri(j+1)aとが接続部4S4で、ランド4Rijのベース部4Rijbと、ランド4R(i+1)jのベース部4R(i+1)jaとが接続部4S5で、ランド4Ri(j+1)のベース部4Ri(j+1)bと、ランド4R(i+1)(j+1)のベース部4R(i+1)(j+1)aとが接続部4S6で、ランド4R(i+1)jのベース部4R(i+1)jbと、ランド4R(i+1)(j+1)のベース部4R(i+1)(j+1)bとが接続部4S7でそれぞれ接続されている。これにより、4直1並の接続形態を有する発光モジュールが得られる。
図26では、6行3列の非対称のマトリクス状に形成されたランド4Rij(iは1〜6までの自然数、jは1〜3までの自然数である。)の2列目(jが「2」のときである。)にのみ6つLED素子4Di2(iは1〜6までの自然数である。)が第1の実装形態で実装され、所定の複数のランドを接続部で接続して得られる3直2並の接続形態の発光モジュールを示している。
ランド4R13,4R23,4R33,4R43が接続部4S10,4S11,4S12により、ランド4R12,4R22,4R32が接続部4S13,4S14により、ランド4R42,4R52,4R62が接続部4S15,4S16により、ランド4R31,4R41,4R51,4R61が接続部4S17,4S18,4S19により、ランド4R12,4R13は接続部4S20により、ランド4R42,4R43は接続部4S21により、ランド4R61,4R62は接続部4S22により、ランド4R31,4R32は接続部4S23により、それぞれ接続されている。
これにより、LED素子4D12,4D22,4D32からなる第1の直列接続群と、LED素子4D42,4D52,4D62からなる第2の直列接続群とを並列接続した接続形態の発光モジュールが得られる。
2.発光素子(変形例6)
上記実施の形態等における発光素子は、底面が正方形状をし、その1つの角にN型電極を有するタイプ(このタイプを、「タイプ1」という。)を利用したが、発光素子は、タイプ1以外のタイプのものであっても良い。
(1)タイプ2(変形例6−1)
図27の(a)は、変形6−1に係るLED素子の底面図であり、(b)は、変形例6−1に係る配線パターンの平面図である。なお、(a)では、LED素子の底面の電極が分かるように、クロスハッチングしたり、黒塗りをしたりしている。
タイプ2のLED素子5D2を実装するための配線パターン501は、給電端子503,505と、複数(ここでは6個である。)のランド5R2n(nは、1〜6までの自然数である。)と、ランド5R2n同士を接続するランド用リード部と、給電端子503,505と一部のランド5R2nとを接続する給電用リード部とを有する。
(a)ランド
ランド5R2nは、同図の(b)に示すように、複数、例えば、6個の小ランド部5R2nk(kは1〜6までの自然数である。)を有し、それぞれが独立(電気的に接続されていない。)ている。各小ランド部5R2nkは、ほぼ同じ大きさの長方形状をしている。この長方形状は、短辺がLED素子5D2の一辺の半分の長さより短く、長辺がLED素子5D2の一辺の半分の長さより長くなっている。
(b)ランド用リード部
ランド用リード部5L2a1はランド5R21の小ランド部5R212とランド5R22の小ランド部5R221とを、ランド用リード部5L2a2はランド5R22の小ランド部5R222とランド5R23の小ランド部5R231とを、ランド用リード部5L2a3はランド5R24の小ランド部5R242とランド5R25の小ランド部5R251とを、ランド用リード部5L2a4はランド5R25の小ランド部5R252とランド5R26の小ランド部5R261とをそれぞれ接続する。
(c)給電用リード部
給電用リード部5L2b1は給電端子503とランド5R21の小ランド部5R211とを、給電用リード部5L2b2は給電端子503とランド5R21の小ランド部5R215とを、給電用リード部5L2b3は給電端子503とランド5R24の小ランド部5R245とをそれぞれ接続する。
本例における接続形態切替ランドは、ランド5R23,5R24となる。
(d)発光モジュール
図28は、変形例6−1に係る発光モジュールの平面図である。なお、図28では、基板本体の図示を省略している。
LED素子5D2nの実装については、各素子のN型電極が左側になる向きで、3個のLED素子5D21〜5D23がランド5R21〜5R23の上部の位置に実装され(この実装が第1の実装である。)、残りの3個のLED素子5D24〜5D26がランド5R24〜5R26の下部の位置に実装されている(この実装が第2の実装である。)。
LED素子5D2nの実装については、各素子のN型電極が左側になる向きで、3個のLED素子5D21〜5D23がランド5R21〜5R23の下部の位置に実装され(第2の実装である。)、残りの3個のLED素子5D24〜5D26がランド5R24〜5R26の上部の位置に実装されている(第1の実装である。)。
(2)タイプ3(変形例6−2)
図29の(a)は変形6−2に係るLED素子の底面図であり、(b)は変形例6−2に係る配線パターンの平面図であり、(c)(d)はLED素子の実装状態を説明する図である。なお、(a)では、LED素子の底面の電極が分かるように、クロスハッチングしたり、黒塗りをしたりしている。
タイプ3のLED素子5D3nを実装するためのランド5R3nは、同図の(b)に示すように、複数、例えば、9個の小ランド部5R3nk(kは1〜9までの自然数である。)を有し、それぞれが独立(電気的に接続されていない。)ている。
また、ランド5R3n、ランド部5R3nk等の符号におけるアルファベット(例えば、RやLである。)の後の「3」は、本変形例におけるLED素子のタイプ3の「3」を意味する。
LED素子5D3nの実装については、各素子のN型電極が小ランド部5R3n2,5R3n8に接続される。つまり、各LED素子5D3nのN型電極が、図29の(c)に示すように、下側のとなる向きでランド5R3nの小ランド部5R3n8に接続されるように実装され(この実装が第1の実装となる。)、またLED素子5D3nのN型電極が、図29の(d)に示すように、上側のとなる向きでランド5R3nの小ランド部5R3n2に接続されるように実装される(この実装が第2の実装となる。)。
(3)タイプ4(変形例6−3)
図30の(a)は変形6−3に係るLED素子の底面図であり、(b)は変形例6−3に係る配線パターンの平面図であり、(c)(d)はLED素子の実装状態を説明する図である。なお、(a)では、LED素子の底面の電極が分かるように、クロスハッチングしたり、黒塗りをしたりしている。
タイプ4のLED素子5D4nを実装するためのランド5R4nは、同図の(b)に示すように、複数、例えば、6個の小ランド部5R4nk(kは1〜6までの自然数である。)を有し、それぞれが独立(電気的に接続されていない。)ている。
また、ランド5R4n、ランド部5R4nk等の符号におけるアルファベット(例えば、RやLである。)の後の「4」は、本変形例におけるLED素子のタイプ4の「4」を意味する。
小ランド部5R4n2,5R4n5の長方形状は、LED素子5D4nのN型電極の直径(図30の(a)中の「D1」である。)を短辺とし、LED素子の一辺の長さから、N型電極における前記一辺に対して遠い端までの距離(図30の(a)中の「L5」である。)よりも長い寸法を長辺としている。
LED素子5D4nの実装については、各素子のN型電極が小ランド部5R4n2,5R4n5に接続されるように行われる。つまり、各素子のN型電極が、図30の(c)に示すように、ランド5R4nの上部側(小ランド部5R4n2)に接続されるように実装され(第1の実装である。)、また各素子のN型電極が、図30の(d)に示すように、ランド5R4nの下部側(小ランド部5R4n5)に実装される(第2の実装である。)。
3.ランドと発光素子(変形例7)
変形例5及び変形例6では、実施の形態と異なるランドの構成、タイプの異なる発光素子について説明したが、これらは、発光素子のタイプとランドの構成とが対応していたが、複数のタイプの発光素子を実装できるランドについて、変形例7として、以下説明する。
変形例7に係るランド6Rnは、同図に示すように、複数、例えば、6行6列のマトリクス状に形成された36個の小ランド部6Rnij(i,jは1〜6までの自然数である。)を有し、それぞれが独立(電気的に接続されていない。)ている。
ランド6Rnは、全体として正方形状をし、その対向する2辺に対応する小ランド部に2つのリード部6Lが接続されている。つまり、異なる4つのリード部が4つの小ランド部に接続している。
図31の(b)はタイプ1の発光素子を実装した場合の平面図であり、図31の(c)はタイプ2の発光素子を実装した場合の平面図であり、図31の(d)はタイプ3の発光素子を実装した場合の平面図である。
4.組み合わせ(変形例8)
上記の実施の形態等では、基板に1つの配線パターンを有していたが、基板に2以上の配線パターンを組み合わせても良い。以下、組み合わせた例を変形例8として説明する。
変形例8−1に係る実装用基板701は、基板本体703の表面703aに配線パターン705を備える。
配線パターン705は、第1の実施の形態で説明した配線パターン5を2つ組み合わせたものであり、両配線パターンを区別するために、一方の配線パターンの符号を「5a」とし、他方の配線パターンの符号を「5b」とする。
なお、接続リード部707aは、給電用リード部Lb1a,Lb2aと、給電用リード部Lb1b,Lb2bとに接続されることになり、接続リード部707bは、給電用リード部Lb4a,Lb5a,Lb6aと、給電用リード部Lb4b,Lb5b,Lb6bとに接続されることになる。
変形例8−2に係る実装用基板711は、基板本体713の表面713aに配線パターン715を備える。
配線パターン715は、第3の実施の形態で説明した配線パターン205を2つ組み合わせたものであり、両配線パターンを区別するために、一方の配線パターンの符号を「205a」とし、他方の配線パターンの符号を「205b」とする。
なお、接続リード部717aは、給電用リード部2Lb1a,2Lb2a,2Lb3aと、給電用リード部2Lb1b,2Lb2b,2Lb3bとに接続されることになり、接続リード部717bは、給電用リード部2Lb4a,2Lb5a,2Lb6aと、給電用リード部2Lb4b,2Lb5b,2Lb6bとに接続されることになる。
上記実装用基板711では、6個のLED素子7Dna(nは1〜6までの自然数である。)と6個のLED素子7Dnb(nは1〜6までの自然数である。)との全てを第1の実装形態で実装する第1の実装パターンとすることで、3直4並の発光モジュールを得ることができる。なお、この場合は、給電端子は、給電端子207a,207bの一方と、給電端子209a,209bの一方となる。
図35は、変形例8−2に係る発光モジュールの平面図である。
上記実装用基板711では、6個のLED素子7Dna(nは1〜6までの自然数である。)と6個のLED素子7Dnb(nは1〜6までの自然数である。)との全てを第2の実装形態で実装する第2の実装パターンとすることで、6直2並の発光モジュールを得ることができる。なお、この場合は、給電端子は、給電端子207a,207bの一方と、給電端子209a,209bの一方となる。
図36は、変形例8−3に係る実装用基板の平面図である。
変形例8−3に係る実装用基板721は、基板本体723の表面723aに配線パターン725を備える。
また、実装用基板721は、同図に示す、破線の矢印で基板を切断すると、図33に示す実装用基板711を2つ得ることができる。
5 配線パターン
9、11 給電端子
13、15 発光モジュール
Dn LED素子
Rn ランド
Rnk 小ランド部
La ランド用リード部
Lb 給電用リード部
101 実装用基板
105 配線パターン
107、109、111 給電端子
113、115 発光モジュール
1Dn LED素子
1Rn ランド
1Rnk 小ランド部
1La ランド用リード部
1Lb 給電用リード部
201 実装用基板
205 配線パターン
207、209 給電端子
211、213 発光モジュール
2Dn LED素子
2Rn ランド
2Rnk 小ランド部
2La ランド用リード部
2Lb 給電用リード部
301 実装用基板
305 配線パターン
307、309、311 給電端子
313、315、317 給電端子
321、323、325 発光モジュール
3Dn LED素子
3Rn ランド
3Rnk 小ランド部
3La ランド用リード部
3Lb 給電用リード部
3Lc 接続用リード部
Claims (6)
- 2つの電極を備える複数の発光素子のそれぞれが実装される複数のランドと、外部電源と接続される第1給電端子及び第2給電端子と、各ランドを通じて発光素子に給電するためのリード部とからなる配線パターンを有し、発光素子の実装の形態を変えることによって前記複数の発光素子の接続形態が切り替わる発光素子の実装用基板であって、
各ランドは、4つ以上に分割された小ランド部から構成され、
各発光素子のランドへの実装の形態は、当該発光素子の2つの電極が前記4つ以上の小ランド部のうちの所定の2つの小ランド部又は当該所定の2つの小ランド部を平行に移動させたときに重なる位置関係にある2つの小ランド部と接続される第1の実装と、当該発光素子の2つの電極が前記所定の2つの小ランド部及び前記位置関係にある2つの小ランド部以外の2つの小ランド部又は当該2つの小ランド部を平行に移動させたときに重なる位置関係にある2つの小ランド部に接続される第2の実装との何れかの形態であり、
第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部並びに第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部には、それぞれ異なったリード部の一端が接続され、
前記複数のランドの中には、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が前記第1給電端子であり、第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が他のランドである第1ランドであって第2の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部であると共に他方のリード部の他端の接続先が前記第1ランドと異なる他のランドである第2ランドであって第1の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部のみである第1の接続形態切替用ランドが含まれ、
前記第2ランドは、第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が前記第2給電端子であり、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が、前記第1の接続形態切替用ランドであって第2の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部であると共に、他方のリード部の他端の接続先が前記第1ランドと異なる他のランドである第3ランドであって第1の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部である第2の接続形態切替用ランドである
ことを特徴とする実装用基板。 - 前記複数のランドの中には、直線状に配設された少なくとも3つのランドを含み、
前記少なくとも3つのランドのうち、中央に位置するランド(接続形態切替用ランドは除く)は、当該中央に位置するランドに隣接する一方のランドであって第1の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部に接続されたリード部と接続する小ランド部と、前記中央に位置するランドに隣接する他方のランドであって第1の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部に接続されたリード部と接続する小ランド部とを有すると共に、前記中央に位置するランドに隣接する一方のランドであって第2の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部に接続されたリード部と接続する小ランド部と、前記中央に位置するランドに隣接する他方のランドであって第2の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部に接続されたリード線と接続する小ランド部とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の実装用基板。 - 前記複数のランドは直線状に配設され、
前記複数のランドのランド数を2N(Nは2以上の自然数である。)とした場合、直線状に配設された前記複数のランドにおける一端からN番目のランドが、前記第1及び第2の接続形態切替用ランドのどちらか一方であり、直線状に配設された前記複数のランドにおける一端からN+1番目のランドが、第1及び第2の接続形態切替用ランドのうち前記どちらか一方と異なる他方であり、
1からN番目までのランドに発光素子を第2の実装で実装し、N+1番目から2Nまでのランドに発光素子を第1の実装で実装した場合に、全ての発光素子が前記第1及び第2給電端子に対し直列接続された接続形態となり、
1からN番目までのランドに発光素子を第1の実装で実装し、N+1番目から2Nまでのランドに発光素子を第2の実装で実装した場合に、1からN番目までのランドに実装された発光素子の直列接続群とN+1番目から2Nまでのランドに実装された発光素子の直列接続群とが並列接続された接続形態となる
ことを特徴とする請求項2に記載の実装用基板。 - 2つの電極を底面に備える複数の発光素子と電気的に接続される配線パターンを有する実装用基板に、前記複数の発光素子が実装されてなる発光モジュールにおいて、
前記実装用基板は、請求項1〜3の何れか1項に記載の実装用基板である
ことを特徴とする発光モジュール。 - 2つの電極を備える複数の発光素子のそれぞれが実装される複数のランドと、外部電源と接続される複数の給電端子と、各ランドを通じて発光素子に給電するためのリード部とからなる配線パターンを有し、発光素子の実装の形態を変えることによって前記複数の発光素子の接続形態が切り替わる発光素子の実装用基板であって、
前記複数のランドは、実装された発光素子をA個(Aは2以上の自然数である。)接続して第1の直列接続群を構成するA個のランドと、前記第1の直列接続群を構成する発光素子と別であって実装された発光素子をA個接続して第2の直列接続群を構成するA個のランドを含み、
前記第1の直列接続群を構成するA個のランドと、前記第2の直列接続群を構成するA個のランドとは、それぞれ異なる列状に配されて全体としてマトリクス状を構成し、
各ランドは、4つ以上に分割された小ランド部から構成され、
前記第1の直列接続群において、接続群の一端側に位置するランドに実装された発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が第1給電端子であり、当該接続群の他端側に位置するランドに実装された発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された他方のリード部の他端の接続先が第2給電端子であり、
前記第2の直列接続群において、当該接続群を構成する各発光素子のランドへの実装の形態は、当該発光素子の2つの電極が前記4つ以上の小ランド部のうちの所定の2つの小ランド部又は当該所定の2つの小ランド部を平行に移動させたときに重なる位置関係にある2つの小ランド部と接続される第1の実装と、当該発光素子の2つの電極が前記所定の2つの小ランド部及び前記位置関係にある2つの小ランド部以外の2つの小ランド部又は当該2つの小ランド部を平行に移動させたときに重なる位置関係にある2つの小ランド部に接続される第2の実装との形態を含み、
前記第2の直列接続群において、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部並びに第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部には、それぞれ異なったリード部の端が接続され、
前記第2の直列接続群を構成する前記A個のランドのうち、当該直列群の他端に位置するランドは、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された他方のリード部の他端の接続先が前記第2給電端子であり、第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が他のランドである第1ランドであって第2の実装で発光素子の電極と接続される小ランド部であると共に他方のリード部の他端の接続先が他の直列接続群の他端側に位置するランドである第2ランドの小ランド部と前記第2給電端子とを結ぶリード部であり、
前記第2の直列接続群を構成する前記A個のランドのうち、当該直列群の一端側に位置するランドは、第1の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が前記第1給電端子であり、第2の実装で発光素子の電極と接続される2つの小ランド部に接続された一方のリード部の他端の接続先が第3給電端子である
ことを特徴とする実装用基板。 - 2つの電極を底面に備える複数の発光素子と電気的に接続される配線パターンを有する実装用基板に、前記複数の発光素子が実装されてなる発光モジュールにおいて、
前記実装用基板は、請求項5に記載の実装用基板である
ことを特徴とする発光モジュール。
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