JP5127862B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関するものである。
固体撮像装置として、例えばCMOSイメージセンサは、画素アレイの列毎に配置されるサンプルホールド信号変換回路が、画素アレイの中の選択された1行の各画素が光量に応じて出力する電圧信号を取り込んでデジタル信号に変換し、列選択されたサンプルホールド信号変換回路が順にその変換したデジタル信号を信号処理回路へ転送して画像処理することで、所定の2次元画像を得る構成になっている。
サンプルホールド信号変換回路は、画素が出力する電圧信号を例えば10ビットのデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換器(ADC)と、その10ビットのデジタル信号を保持するレジスタ回路と、レジスタ回路が保持する10ビットのデジタル信号を並列に信号処理回路へ転送するデータ転送回路とを備えている。
要するに、従来のCMOSイメージセンサにおけるサンプルホールド信号変換回路が備えるデータ転送回路は、列方向に、変換されたデジタル信号のビット数設けられ、それぞれ、列毎に1ビットずつデータ転送を行うように構成されている。ところが、近年では、CMOSイメージセンサが装備する画素数は増加傾向にあり、画素数の増加に伴い、列数も増大している。そのため、列毎に1ビットずつデータ転送を行う従来の転送方式では、データ転送回路の回路規模が大きくなり、データ転送にも時間がかかるという問題が生じている。
なお、特許文献1では、異なる目的であるが、画素データを、偶数列と奇数列との2系統に分けて出力する構成例が開示されている。
特開2004−7471号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、データ転送回路の回路規模削減や転送時間の短縮化を可能にする固体撮像装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、画素アレイの列毎に配置され、画素からの画素信号を伝搬する複数の垂直信号線と、前記画素アレイのn列(n≧2)をまとめて順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力する列選択回路と、前記複数の垂直信号線から前記画信号が1対1の関係で入力される複数のアナログデジタル変換器、および前記列選択信号に従って、前記複数のアナログデジタル変換器のそれぞれが変換した所定ビット数のデジタルデータのうち前記画素アレイのn列(n≧2)毎のnビットを1本のデータ線を用いて転送する複数のデータ転送回路を有するサンプルホールド信号変換回路と、行方向に前記データ転送回路と1対1の関係で設けられ、それぞれが共通の2−1本の基準電圧線を前記列選択信号に従って個別に駆動する複数の基準電圧駆動回路と、前記サンプルホールド信号変換回路からデジタルデータを受け取る信号処理回路の入力段に設けられる複数の差動増幅回路であって、列方向に前記デジタルデータのビット数分配置される前記データ転送回路毎に設けられる2−1個の差動増幅回路で構成され、各前記2−1個の差動増幅回路の一方の差動入力端に共通に対応する前記1本のデータ線が接続され、他方の差動入力端に個別に前記2−1本の基準電圧線の対応するものが接続される複数の差動増幅回路とを備えたことを特徴とする固体撮像装置が提供される。
本発明によれば、データ転送回路の回路規模削減や転送時間の短縮化を可能にする固体撮像装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示すデータ転送回路の構成例を示す回路図である。 図4は、図2に示す基準電圧駆動回路の構成例を示す回路図である。 図5は、図2に示す制御信号駆動回路の構成例を示す回路図である。 図6は、図2に示す画像データ受信回路の構成例を示す回路図である。 図7は、2列2ビット転送時のデータ線および3つの基準電圧線での電位変化を説明する波形図である。 図8は、2ビットデータを受け取る3つの差動増幅回路の各2つのノードにおける電位変化を説明する波形図である。 図9は、図2に示す信号処理回路が画像データ受信回路の出力から転送2列2ビットを算出する動作を説明する図である。 図10は、本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図11は、図10に示すデータ転送回路の構成例を示す回路図である。 図12は、本発明の第3の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図13は、図12に示すデータ転送回路の構成例を示す回路図である。 図14は、図12に示す基準電圧駆動回路の構成例を示す回路図である。 図15は、図12に示す画像データ受信回路の構成例を示す回路図である。 図16は、1ビット転送時のデータ線および基準電圧線の電位変化を説明する波形図である。 図17は、ビット“1”転送時の差動増幅回路の内部ノードの電位変化を説明する波形図である。 図18は、ビット“0”転送時の差動増幅回路の内部ノードの電位変化を説明する波形図である。 図19は、本発明の第4の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。 図20は、図19に示すデータ転送回路の構成例を示す回路図である。 図21は、図19に示す基準電圧駆動回路の構成例を示す回路図である。 図22は、図19に示す画像データ受信回路の構成例を示す回路図である。 図23は、2列2ビット転送時のデータ線および画像データ受信回路内での3つの基準電圧線での電位変化を説明する波形図である。 図24は、2ビットデータを受け取る3つの差動増幅回路の各2つのノードにおける電位変化を説明する波形図である。
以下に添付図面を参照して本発明の実施の形態に係る固体撮像装置を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態の固体撮像装置であるCMOSイメージセンサ1は、画素アレイ2、行選択回路3、サンプルホールド信号変換回路群4、列選択回路5、および画像データ受信回路6を入力段に備える信号処理回路7等を備える一般的な構成において、サンプルホールド信号変換回路群4、列選択回路5および画像データ受信回路6を本実施の形態による修正を加えた構成とし、基準電圧駆動回路群8を追加した構成である。
まず、一般的な構成について簡単に説明する。画素アレイ2は、画素2aがN列M行のアレイ状に配置され、一列の各画素2aの出力端が並列に接続される垂直信号線9が列毎に設けられている。各列の垂直信号線9は、サンプルホールド信号変換回路群4に接続されている。行選択回路3は、画素アレイ2の行毎に1行のN個の画素2aを一括選択してアクティブにする。すなわち、画素アレイ2の中の選択された1行のN個の画素2aが出力する光量に応じた画素信号(電圧信号)が各列の垂直信号線9を伝播してサンプルホールド信号変換回路群4に入力される。
列選択回路5は、一般には、画素アレイ2の各列を順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力することを繰り返す。各列選択信号は、順にサンプルホールド信号変換回路群4に入力される。
サンプルホールド信号変換回路群4は、一般には、画素アレイ2の列数Nと同数個のサンプルホールド信号変換回路を備えている。N個のサンプルホールド信号変換回路は、それぞれ、画素アレイ2の各列の垂直信号線9と1対1に設けられ、対応する垂直信号線9から電圧信号を取り込み、デジタル信号(例えば10ビットとする)へ変換するアナログデジタル変換器(ADC)と、変換された10ビットのデジタル信号を保持するレジスタ回路と、レジスタ回路が保持する10ビットの画像データを列選択回路5からの列選択信号に従って並列に画像データ受信回路6へ転送する10個のデータ転送回路とを備えている。この場合、10個のデータ転送回路と画像データ受信回路6の間のデータ線10は、ツイストペア線で構成されている。
一般的な構成における画像データ受信回路6は、上記のように列方向に配置される10個のデータ転送回路が使用する10本のツイストペア線が差動入力端に接続される10個の差動増幅回路と、該10個の差動増幅回路を列選択回路5が列毎に出力する各列選択信号の出力タイミングに同期して一括してアクティブにする1つの制御信号を発生する回路とを備えている。
さて、本実施の形態による列選択回路5は、画素アレイ2のn列(n≧1)をまとめて順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力することを繰り返す。各列選択信号は、本実施の形態によるサンプルホールド信号変換回路群4と追加した基準電圧駆動回路群8とに入力される。
本実施の形態によるサンプルホールド信号変換回路群4は、上記した一般的な構成のサンプルホールド信号変換回路群において、ADCとレジスタ回路には変更無く、それぞれ画素アレイ2の列毎に備えているが、データ転送回路が、本実施の形態による列選択回路5からの列選択信号に従って、画素アレイ2のn列毎のnビットの転送や、同一列内のnビットの転送も行えるように構成されている。そして、本実施の形態による列方向に配置されるデータ転送回路(本実施の形態では10個を含みそれ以下である)と画像データ受信回路6とを接続するデータ線10は、それぞれ単線である点も特徴点の一つである。
追加した基準電圧駆動回路群8は、本実施の形態によるデータ転送回路の行方向における配置個数(本実施の形態では列数Nを含みそれ以下の個数である)と同じ個数の基準電圧駆動回路で構成されている。つまり、基準電圧駆動回路群8内の或る基準電圧駆動回路は、行方向において対応する位置に配置されるデータ転送回路と同じタイミングの列選択信号に従って動作する。各基準電圧駆動回路は、それぞれの出力端が本実施の形態での画像データ受信回路6に接続される複数の基準電圧線11の対応するものに並列に接続され、該複数の基準電圧線11を互いに異なる基準電圧で駆動する。この複数の基準電圧線11の本数は、各データ転送回路の転送ビット数nを用いると、2−1本または2−2本である。
本実施の形態での画像データ受信回路6は、列方向に配置されるデータ転送回路毎に、2−1個の差動増幅回路が設けられている。そして、列方向に配置される各データ転送回路がnビット転送を行う各データ線10が、対応する2−1個の差動増幅回路の各一方の差動入力端に共通に接続される。一方、列方向に配置されるデータ転送回路の個数分の2−1個の差動増幅回路の各他方の差動入力端には、基準電圧駆動回路群8の各基準電圧駆動回路が駆動する2−1本の基準電圧線11の対応するものが共通に接続される、または、各基準電圧駆動回路が駆動する2−2本の基準電圧線11に固定電圧が印加される1本の基準電圧線を加えた2−1本の基準電圧線の対応するものが共通に接続される。
信号処理回路7は、本実施の形態では、画像データ受信回路6が備える本実施の形態による列方向に配置されるデータ転送回路の個数分の2−1個の差動増幅回路の各出力信号から転送nビットのデジタルデータ(画像データ)を算出する。
これによって、データ転送回路の回路規模削減や転送時間の短縮化を可能にする固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)を実現することができる。以下、実施例として、本実施の形態による固体撮像装置におけるデータ転送方式について具体例を挙げて説明する。
(第1の実施例)
図2は、本発明の第1の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。この第1の実施例では、各データ転送回路の転送ビット数nがn=2の場合で2列毎に2ビットを転送する場合の構成例を示す。図2では、サンプルホールド信号変換回路群4aと、列選択回路5aと、画像データ受信回路6aと、信号処理回路7と、基準電圧駆動回路群8aとに加えて、制御信号駆動回路群15が示されている。
図2において、列選択回路5aは、画素アレイ2の2列毎に、各2列をまとめて順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で順に出力することを繰り返す。各列選択信号は、サンプルホールド信号変換回路群4aと基準電圧駆動回路群8aと制御信号駆動回路群15とに入力される。
サンプルホールド信号変換回路群4aは、列毎の垂直信号線9と1対1で配置される10ビット出力のADC16と、各列において対応するADC16が出力する10ビットデータを保持する10個の1ビットレジスタ回路(Bit No.0 Reg.〜Bit No.9 Reg.)17と、各2列において各行方向に並ぶ2個の1ビットレジスタ回路毎に列方向に配置される10個のデータ転送回路(Bit No.0 データ転送回路〜Bit No.9 データ転送回路)18aとを備えている。したがって、画像データ受信回路6aに接続されるデータ線10の本数は10本である。
基準電圧駆動回路群8aは、画素アレイ2の2列毎に、データ転送回路18aと1対1の関係で配置される複数の基準電圧駆動回路19aで構成されている。画像データ受信回路6aに接続される基準電圧線11aの本数は3本であり、各基準電圧駆動回路19aが並列に駆動する。
画像データ受信回路6aは、転送ビット数がn=2であるので、データ線10毎に、3個の差動増幅回路を備えている。このデータ線10毎に備える各3個の差動増幅回路の各一方の差動入力端には、10本のデータ線10の対応するものが接続され、各他方の差動入力端には、3本の基準電圧線11の対応するものが共通に接続されている。
この場合、画像データ受信回路6a内にデータ線10毎に備える各3個の差動増幅回路は、それぞれ共通の制御端を有し、一括してアクティブにする制御信号を印加できる構成となるので、画像データ受信回路6a内に備える、該制御信号を列選択回路5aの出力タイミングと同期して発生する回路を用いることができる。そうすれば、各3個の差動増幅回路を、画素アレイ2の2列毎に一括してアクティブにすることができる。
この第1の実施例では、各3個の差動増幅回路を2列毎に一括してアクティブにする動作を、対応するデータ転送回路18aと1対1対応で行う方が好ましいので、画像データ受信回路6aは、制御信号を発生する回路を備えない構成とし、その代わりに制御信号駆動回路群15を設けてある。このことは、以下に示す3つの実施例でも同様である。
制御信号駆動回路群15は、画素アレイ2の2列毎に、データ転送回路18aと1対1の関係で配置される複数の制御信号駆動回路20で構成されている。各制御信号駆動回路20は、列選択回路5aからの列選択信号に従って、画像データ受信回路6aに接続される1本の制御信号線21を並列に駆動する構成である。この制御信号線21は、画像データ受信回路6a内において、データ線10毎に備える各3個の差動増幅回路の制御端に並列に接続されている。
次に、図3〜図6を参照して、各回路の構成を具体的に説明する。図3は、データ転送回路18aの構成例を示す回路図である。図3では、行方向に配置される複数のデータ転送回路18aのそれぞれに、列選択回路5aから対応する列選択信号が入力されることが示されている。各データ転送回路18aは、同じ構成であって、データ線10とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタの2組(25,26)(27,28)で構成されている。データ線10側の2つのNMOSトランジスタ25,27の各ゲート端子には列選択回路5aからの列選択信号が共通に入力される。グランド側の2つのNMOSトランジスタ26,28ではNMOSトランジスタ26のゲート端子にn列目のレジスタ回路17が保持する1ビットデータReg.Data Dnが入力され、また、NMOSトランジスタ28のゲート端子にn+1列目のレジスタ回路17が保持する1ビットデータReg.Data Dn+1が入力される。なお、直列接続される2つのNMOSトランジスタ25,26のゲート幅Wは、それぞれ同じ2μmである。直列接続される2つのNMOSトランジスタ27,28のゲート幅Wは、それぞれ同じ4μmである。
図4は、基準電圧駆動回路19aの構成例を示す回路図である。図4では、行方向に配置される複数の基準電圧駆動回路19aのそれぞれに、列選択回路5aから対応する列選択信号が入力される様子が示されている。各基準電圧駆動回路19aは、同じ構成であって、3本の基準電圧線11aを、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3と呼ぶことにすると、基準電圧線Vref1とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ30,31と、基準電圧線Vref2とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ33,34と、基準電圧線Vref3とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ35,36とで構成されている。基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3側の3つのNMOSトランジスタ30,33,35の各ゲート端子には、列選択回路5aからの列選択信号が共通に入力される。グランド側の3つのNMOSトランジスタ31,34,36の各ゲート端子には電源32が接続される。なお、直列接続される2つのNMOSトランジスタ30,31のゲート幅Wは、それぞれ同じ1μmである。直列接続される2つのNMOSトランジスタ33,34のゲート幅Wは、それぞれ同じ3μmである。直列接続される2つのNMOSトランジスタ35,36のゲート幅Wは、それぞれ同じ5μmである。
図5は、制御信号駆動回路20の構成例を示す回路図である。図5では、行方向に配置される複数の制御信号駆動回路20のそれぞれに、列選択回路5aから列選択回路5aから対応する列選択信号が入力される様子が示されている。各制御信号駆動回路20は、同じ構成であって、制御信号線21とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ40,41で構成されている。制御信号線21側のNMOSトランジスタ40のゲート端子には、列選択回路5aからの列選択信号が入力される。グランド側のNMOSトランジスタ41ゲート端子には、電源42が接続される。なお、直列接続される2つのNMOSトランジスタ40,41のゲート幅Wは、それぞれ同じ7μmである。
図6は、画像データ受信回路6aの構成例を示す回路図である。図6に示すように、画像データ受信回路6aは、1本のデータ線10に対する構成として、3つの差動増幅回路45a,45b,45cを備えている。そして、それぞれに、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3およびデータ線10をプリチャージする同じ構成のプリチャージ回路46が設けられ、共通の制御端47に論理整合回路48を介して接続される制御信号線21にもプリチャージ回路49が設けられている。
差動増幅回路45a,45b,45cは、それぞれ、2つのCMOSインバータを並列接続し、互いの入力端と出力側とを接続し、一方の交差接続端を正相内部ノードD1,D2,D3とし、他方の交差接続端を逆相内部ノード/D1,/D2,/D3とした構成であり、正相内部ノードD1,D2,D3が信号処理回路7への出力端となっている。2つのCMOSインバータの並列回路の一端はPMOSトランジスタ50を介して電源51に接続され、他端はNMOSトランジスタ52を介してグランドに接続されている。共通の制御端47は、NMOSトランジスタ52のゲート端子に直接接続され、インバータ53を介してPMOSトランジスタ50のゲート端子に接続され、また、PMOSトランジスタ54,55の各ゲート端子に接続されている。逆相内部ノード/D1,/D2,/D3は、それぞれ「差動増幅回路の一方の差動入力端」として、PMOSトランジスタ54を介してデータ線に接続され、正相内部ノードD1,D2,D3は、それぞれ「差動増幅回路の他方の差動入力端」として、PMOSトランジスタ55を介して基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3に接続されている。
差動増幅回路45a側のプリチャージ回路46は、プリチャージ信号が低レベルである期間においてデータ線と基準電圧線Vref1を電源に接続しプリチャージする構成である。差動増幅回路45b側のプリチャージ回路46は、プリチャージ信号が低レベルである期間においてデータ線と基準電圧線Vref2を電源に接続しプリチャージする構成である。差動増幅回路45c側のプリチャージ回路46は、プリチャージ信号が低レベルである期間においてデータ線と基準電圧線Vref3を電源に接続しプリチャージする構成である。また、プリチャージ回路47は、プリチャージ信号が低レベルである期間において制御信号線21を電源に接続しプリチャージする構成である。
次に、図7〜図9を参照して動作について説明する。なお、図7は、2列2ビット転送時のデータ線および3つの基準電圧線での電位変化を説明する波形図である。図8は、2ビットデータを受け取る3つの差動増幅回路の各2つのノードにおける電位変化を説明する波形図である。図9は、信号処理回路が画像データ受信回路の出力から転送2列2ビットを算出する動作を説明する図である。
図7において、図7(1)(2)に示すように、プリチャージ信号は、列選択信号が出力されている期間では高レベルであり、プリチャージ回路46,49はオフしているが、列選択信号が出力される時間間隔の期間では低レベルである。プリチャージ信号が低レベルである期間に、プリチャージ回路46,49がオンし、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3および制御信号線21は、それぞれ電源電位VDDにプリチャージされる。このとき、制御端47が高レベルになると、差動増幅回路45a,45b,45cは、アクティブになるが、PMOSトランジスタ54,55がオフしているので、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3から切り離されている。
列選択信号が出力されて高レベルである期間では、制御信号駆動回路20では、NMOSトランジスタ40がオンする。NMOSトランジスタ41は常時オンしているので、制御信号線21の放電が行われ、制御信号線21の電位が低下し論理整合回路48の閾値を過ぎるタイミングで、図7(3)に示すように、制御端47に制御信号が現れる。これによって、差動増幅回路45a,45b,45cは、アクティブになる。このとき、PMOSトランジスタ54,55がオンしているので、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3、および逆相内部ノード/D1,/D2,/D3は、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の対応するものが接続される。
データ転送回路18aと基準電圧駆動回路19aでも、列選択信号が出力されて高レベルである期間では、同様に、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の放電が行われ、電位が低下するが、それぞれの回路特性から、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位変化は、例えば図7(4)に示すようになる。図7(4)において、実線はデータ線10の電位変化を示し、破線は基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位変化を示している。
データ転送回路18aは、2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(0.0)(0,1)(1,0)(1,1)のいずれか一つを転送するが、図7(4)では、その4通りの組み合わせを転送するときのデータ線10の電位変化の特性a,b,c,dが示されている。
データ転送回路18aでは、(Dn+1,Dn)=(0,0)の場合は、NMOSトランジスタ28,26は共にオフしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは0μmである。(Dn+1,Dn)=(0,1)の場合は、NMOSトランジスタ28がオフし,NMOSトランジスタ26がオンしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは2μmである。(Dn+1,Dn)=(1,0)の場合は、NMOSトランジスタ28がオンし,NMOSトランジスタ26がオフしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは4μmである。(Dn+1,Dn)=(0,0)の場合は、NMOSトランジスタ28,26は共にオンしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは6μmである。
したがって、データ線10の電位変化は、(Dn+1,Dn)=(0,0)の場合には電位低下の無い特性aとなり、(Dn+1,Dn)が(0,1)(1,0)(1,1)となるに従って特性b,c,dのように電位低下が大きくなる。
また、図7(4)では、基準電圧駆動回路19aが駆動する基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位変化の特性e,f,gが示されている。基準電圧駆動回路19aでは、列選択信号が出力されて高レベルである期間では、基準電圧線Vref1を駆動するNMOSトランジスタ30と、基準電圧線Vref2を駆動するNMOSトランジスタ33と、基準電圧線Vref3を駆動するNMOSトランジスタ35とが共にオンする。NMOSトランジスタ31,34,36は常時オンしている。したがって、基準電圧線Vref1を放電させるゲート幅Wは1μmであり、基準電圧線Vref2を放電させるゲート幅Wは3μmであり、基準電圧線Vref1を放電させるゲート幅Wは5μmである。
そのため、基準電圧線Vref1の電位低下のスピードは、転送2ビットが(0,0)の場合の特性aと(0,1)の場合の特性bとの中間スピードとなるので、基準電圧線Vref1の電位変化は特性eに示すようになる。基準電圧線Vref2の電位低下のスピードは、転送2ビットが(0,1)の場合の特性bと(1,0)の場合の特性cとの中間スピードとなるので、基準電圧線Vref1の電位変化は特性fに示すようになる。同様に、基準電圧線Vref3の電位低下のスピードは、転送2ビットが(1,0)の場合の特性cと(1,1)の場合の特性dとの中間スピードとなるので、基準電圧線Vref3の電位変化は特性gに示すようになる。
このように、基準電圧駆動回路19aが駆動する基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位は、転送2ビットの4通りのビットパターンに対応したデータ線10の電位の中間電位を取るようになっている。
次に、図8において、図8(1)(2)(3)は、図7(1)(2)(3)と同じである。図8(4)では、データ転送回路18aが、2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(0.0)(0,1)(1,0)(1,1)のいずれか一つを転送する場合として、転送2ビットが(0,1)である場合の図7(4)に示したデータ線10の電位変化の特性bと、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の特性e,f,gとが示されている。
図8(5)は、データ線10と基準電圧線Vref1とが接続される差動増幅回路45aの内部ノード(D1,/D1)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref1が接続される正相内部ノードD1の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D1の電位変化である。
図8(6)は、データ線10と基準電圧線Vref2とが接続される差動増幅回路45bの内部ノード(D2,/D2)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref2が接続される正相内部ノードD2の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D2の電位変化である。
図8(6)は、データ線10と基準電圧線Vref3とが接続される差動増幅回路45cの内部ノード(D3,/D3)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref3が接続される正相内部ノードD3の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D3の電位変化である。
図8(5)(6)(7)に示す正相内部ノードD1,D2,D3の論理レベルは、D1=1,D2=0,D3=0である。転送2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(1,1)(1,0)(0,1)(0,0)との関係で示すと、正相内部ノードD3,D2,D1の論理レベルは、図9に示すようになる。つまり、信号処理回路7は、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3の論理レベルを取り込むことで、転送2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(1,1)(1,0)(0,1)(0,0)の1つを特定することができる。
ここで、データ線10の配線は、サンプルホールド信号変換回路群4aを横断しているので、データ線10の電位変化の特性は、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受けることになるが、データ線10と、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3と、制御信号線21とは、同じ列に存在する回路により制御される構成になっている。そのため、データ線10と基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3との相対的電位差、および差動増幅回路45a,45b,45cがアクティブになるタイミングは、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受け難くなる。よって、信号処理回路7は、誤り少なく、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3の出力から、転送2ビット(Dn+1,Dn)を読み取ることができる。
以上のように、第1の実施例によれば、画素アレイ2の2列毎に2ビットを同時に転送できるので、転送回数を半減することができ、転送時間の短縮化が図れる。
(第2の実施例)
図10は、本発明の第2の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。この第2の実施例では、各データ転送回路の転送ビット数nがn=2の場合で同一列の2ビットを転送する場合の構成例を示す。
図10では、図2(第1の実施例)に示した構成において、サンプルホールド信号変換回路群4aに代えてサンプルホールド信号変換回路群4bが設けられ、列選択回路5aに代えて列選択回路5bが設けられている。その他の構成は、同じであり、同一の符号を付してある。ここでは、この第2の実施例に関わる部分を中心に説明する。
列選択回路5bは、この第2の実施例では、画素アレイ2の各列を順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力することを繰り返す。つまり、列選択回路5bは、一般的な構成での列選択回路と同様である。各列選択信号は、第1の実施例と同様に、サンプルホールド信号変換回路群4bと基準電圧駆動回路群8aと制御信号駆動回路群15とに入力される。
サンプルホールド信号変換回路群4bは、各列において列方向に並ぶ2個の1ビットレジスタ回路毎に、該2個の1ビットレジスタ回路の保持データが入力される5個のデータ転送回路(Bit No.0,No.1データ転送回路〜Bit No.8,No.9データ転送回路)18bが列方向に配置されている。したがって、画像データ受信回路6aに接続されるデータ線10の本数は5本である。画像データ受信回路6aのデータ線10毎の構成は、図6に示すようになっている。
基準電圧駆動回路群8aは、列毎に、データ転送回路18bと1対1の関係で配置される複数(今の例ではN個)の基準電圧駆動回路19aで構成されている。各基準電圧駆動回路19aは、図4に示す構成によって、画像データ受信回路6aに接続される3本の基準電圧線(Vref1,Vref2,Vref3)11aを、列選択回路5bからの列選択信号に従って並列に駆動し、図7(4)のに示す特性e,f,gの電位変化を起こさせる。
制御信号駆動回路群15は、列毎に、データ転送回路18aと1対1の関係で配置される複数(今の例ではN個)の制御信号駆動回路20で構成されている。各制御信号駆動回路20は、図5に示す構成によって、画像データ受信回路6aに接続される1本の制御信号線21を、列選択回路5bからの列選択信号に従って並列に駆動し、画像データ受信回路6a内の制御端47に制御信号(図7(3))を出力させる。
さて、図11は、データ転送回路18bの構成例を示す回路図である。図11に示すように、データ転送回路18bは、図3に示したデータ転送回路18aと同じ構成であって、扱う2ビットが列方向での2ビットになっている点が異なるだけである。すなわち、データ線10側の2つのNMOSトランジスタ25,27の各ゲート端子には、データ転送回路18aと同様に列選択信号が入力される。一方、グランド側の2つのNMOSトランジスタ26,28では、NMOSトランジスタ26のゲート端子に、m番目のビットを保持する1ビットレジスタ回路の保持データDnが入力され、NMOSトランジスタ28のゲート端子に、m+1番目のビットを保持する1ビットレジスタ回路の保持データDn+1が入力される。
つまり、データ転送回路18bは、列方向の隣り合う2ビット(Dn+1,Dn)毎の4通りの組み合わせ(0,0)(0,1)(1,0)(1,1)について、データ転送回路18aと完全に同じゲート幅Wでもってデータ線10を駆動できるので、図7(4)に示す特性a,b,c,dの電位変化を起こさせる。
したがって、画像データ受信回路6aの3つの差動増幅回路45a,45b,45cの各2つの内部ノードは、例えば図8(5)(6)(7)に示すように、相補的な電位関係を示すので、図9と同様に、列方向の隣り合う2ビット(Dn+1,Dn)毎の4通りの組み合わせ(0,0)(0,1)(1,0)(1,1)を、正相内部ノードD3,D2,D1の電位(論理レベル)の組み合わせで特定することができる。
このように、この第2の実施例によれば、列方向の2ビットで1つのデータ転送回路を共有するので、1列当たりのデータ転送回路の数を半減でき、サンプルホールド信号変換回路群の回路規模を縮小化することができる。併せて、データ線の本数も減るので、画像データ受信回路の簡素化も図れる。
(第3の実施例)
図12は、本発明の第3の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。この第3の実施例では、一般的な構成と同様の1ビット転送を行う場合の構成例を示す。図12に示すように、図10(第2の実施例)に示した構成において、列選択回路5b、制御信号駆動回路群15および信号処理回路7以外の要素の符号が変更されている。
図12において、サンプルホールド信号変換回路群4cは、各列方向において、1ビットレジスタ回路17毎に、1ビット転送を行うデータ転送回路18cが設けられている。したがって、データ線10の本数は、10本である。行方向に配置されるN個のデータ転送回路18cは、それぞれ、例えば図13に示すように構成され、列選択回路5bからの列選択信号に従って、1本のデータ線10を並列に駆動する。
基準電圧駆動回路群8bは、各列のデータ転送回路18cと1対1の関係で、行方向に配置されるN個の基準電圧駆動回路19bで構成される。各基準電圧駆動回路19bは、それぞれ、例えば図14に示すように構成され、列選択回路5bからの列選択信号に従って、1本の基準電圧線11bを並列に駆動する。
画像データ受信回路6bは、1ビット転送であるから、例えば図15に示すように、データ線10毎に1つの差動増幅回路を備え、それぞれ、1本のデータ線10および1本の基準電圧線Vrefの電位変化に対応する1ビットの2値を判別可能に内部ノードに発生し信号処理回路7に出力する。
次に、各要素の構成について説明する。図13において、各データ転送回路18bは、同じ構成であって、データ線10とグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ25,26で構成されている。データ線10側のNMOSトランジスタ25のゲート端子には、列選択回路5aからの列選択信号が入力される。グランド側のNMOSトランジスタ26のゲート端子にn列目のレジスタ回路17が保持する1ビットデータReg.Data Dnが入力される。なお、直列接続される2つのNMOSトランジスタ25,26のゲート幅Wは、それぞれ同じ2μmである。
図14において、各基準電圧駆動回路19bは、同じ構成であって、1本の基準電圧線11bである基準電圧線Vrefとグランドとの間に直列接続された2つのNMOSトランジスタ30,31で構成されている。基準電圧線Vref側のNMOSトランジスタ30ゲート端子には、列選択回路5aからの列選択信号が入力される。グランド側のNMOSトランジスタ31のゲート端子には、電源32が接続される。なお、直列接続される2つのNMOSトランジスタ30,31のゲート幅Wは、それぞれ同じ1μmである。
図15に示すように、画像データ受信回路6bは、1本のデータ線10に対する構成として、1つの差動増幅回路45を備えている。そして、基準電圧線Vrefおよびデータ線10をプリチャージするプリチャージ回路46が設けられ、制御端47に論理整合回路48を介して接続される制御信号線21にもプリチャージ回路49が設けられている。
差動増幅回路45は、2つのCMOSインバータを並列接続し、互いの入力端と出力側とを接続し、一方の交差接続端を正相内部ノードDとし、他方の交差接続端を逆相内部ノード/Dとした構成であり、正相内部ノードDが信号処理回路7への出力端である。2つのCMOSインバータの並列回路の一端はPMOSトランジスタ50を介して電源51に接続され、他端はNMOSトランジスタ52を介してグランドに接続されている。制御端47は、NMOSトランジスタ52のゲート端子に直接接続され、インバータ53を介してPMOSトランジスタ50のゲート端子に接続され、また、PMOSトランジスタ54,55の各ゲート端子に接続されている。逆相内部ノード/Dは、「差動増幅回路の一方の差動入力端」として、PMOSトランジスタ54を介してデータ線に接続され、正相内部ノードDは、「差動増幅回路の他方の差動入力端」として、PMOSトランジスタ55を介して基準電圧線Vrefに接続されている。
次に、図16〜図18を参照して、動作について説明する。図16は、1ビット転送時のデータ線および基準電圧線の電位変化を説明する波形図である。図17は、ビット“1”転送時の差動増幅回路の内部ノードの電位変化を説明する波形図である。図18は、ビット“0”転送時の差動増幅回路の内部ノードの電位変化を説明する波形図である。
図16において、図16(1)(2)(3)は、図7(1)(2)(3)と同じ内容を示している。ここでは、図16(4)について説明する。図16(4)において、実線はデータ線10の電位変化を示し、破線は基準電圧線Vrefの電位変化を示している。データ転送回路18cは、1ビットの2値“0”“1”のいずれか一つを転送するが、図16(4)では、その2値“0”“1”を転送するときのデータ線10の電位変化の特性h,iが示されている。
データ転送回路18cでは、対応する1ビットレジスタ回路17がビット“0”を保持している場合は、NMOSトランジスタ26はオフしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは0μmであるので、データ線10の電位は変化しない特性hとなる。また、データ転送回路18cでは、対応する1ビットレジスタ回路17がビット“1”を保持している場合は、NMOSトランジスタ26はオオしており、データ線10を放電させるゲート幅Wは2μmであるので、データ線10の電位は降下する特性iとなる。
一方、基準電圧駆動回路19bでは、列選択信号が出力されて高レベルである期間では、基準電圧線Vrefを駆動するNMOSトランジスタ30がオンする。NMOSトランジスタ31は常時オンしている。したがって、基準電圧線Vrefを放電させるゲート幅Wは1μmである。
そのため、基準電圧線Vrefの電位低下のスピードは、転送1ビットが“0”の場合の特性hと“1”の場合の特性iとの中間スピードとなるので、基準電圧線Vrefの電位変化は特性jに示すようになる。このように、基準電圧駆動回路19bが駆動する基準電圧線Vrefの電位は、転送1ビットの2値に対応したデータ線10の電位の中間電位を取るようになっている。
次に、図17において、図17(1)(2)(3)は、図16(1)(2)(3)と同じ内容を示している。ここでは、図17(4)(5)について説明する。図17(4)では、ビット“1”を転送するときのデータ線10の変化特性iと基準電圧線Vrefの変化特性jとが示されている。
この場合のデータ線10と基準電圧線Vrefとが接続される差動増幅回路45の内部ノード(D,/D)の電位変化は、図17(5)に示すようになり、正相内部ノードDの電位がビット“1”の倫理レベルを示す。
次に、図18において、図18(1)(2)(3)は、図16(1)(2)(3)と同じ内容を示している。ここでは、図18(4)(5)について説明する。図18(4)では、ビット“0”を転送するときのデータ線10の変化特性hと基準電圧線Vrefの変化特性jとが示されている。
この場合のデータ線10と基準電圧線Vrefとが接続される差動増幅回路45の内部ノード(D,/D)の電位変化は、図18(5)に示すようになり、正相内部ノードDの電位がビット“0”の倫理レベルを示す。
ここで、データ線10の配線は、サンプルホールド信号変換回路群4bを横断しているので、データ線10の電位変化の特性は、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受けることになるが、データ線10と、基準電圧線Vrefと、制御信号線21とは、同じ列に存在する回路により制御される構成になっている。そのため、データ線10と基準電圧線Vrefとの相対的電位差、および差動増幅回路45cがアクティブになるタイミングは、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受け難くなる。よって、信号処理回路7は、誤り少なく、差動増幅回路45の正相内部ノードDの出力から、転送1ビットの2値を読み取ることができる。
以上のように、第3の実施例によれば、一般的な構成と同様の1ビット転送を行う場合に、列方向のデータ転送回路の個数は変わらないが、各データ転送回路は、一般的な構成のようにツイストペア線を個別に駆動するのではなく、単線のデータ線を駆動する構成であるので、データ転送回路の回路規模を縮小化することができる。併せて、配線数も、単線10本のデータ線と1本基準電圧線と1本の制御信号線との都合13本となり、一般的な構成よりも7本少なくなり、配線の簡素化も図れる。
(第4の実施例)
図19は、本発明の第4の実施例に係る固体撮像装置の要部構成を示すブロック図である。この第4の実施例では、各データ転送回路の転送ビット数nがn=2の場合で2列毎に2ビットを転送する場合の他の構成例を示す。図19に示すように、図2(第1の実施例)に示した構成において、列選択回路5a、制御信号駆動回路群15および信号処理回路7以外の要素の符号が変更されている。
サンプルホールド信号変換回路群4dでは、2列2ビットの転送を行う各データ転送回路18dが、例えば図20に示すように構成されている。基準電圧駆動回路群8cでは、各基準電圧駆動回路19cが、例えば図21に示すように構成され、2本の基準電圧線11cを並列に駆動する。
画像データ受信回路6cは、例えば図22に示すように構成され、図6に示した基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3が、各基準電圧駆動回路19cが駆動する2本の基準電圧線11cである基準電圧線Vref1,Vref3に、内部配線の基準電圧線11dである基準電圧線Vref2を加えた3本で構成されることが示されている。この基準電圧線Vref2は、固定電圧(VDD/2)が印加される。
図20において、データ転送回路18dは、電源64とグランドとの間に直列接続されたPMOSトランジスタ60,61およびNMOSトランジスタ62,63と、同じく電源64とグランドとの間に直列接続されたPMOSトランジスタ66,67およびNMOSトランジスタ68,69とを備え、PMOSトランジスタ61とNMOSトランジスタ62の直列接続端と、PMOSトランジスタ67とNMOSトランジスタ68の直列接続端とが共通にデータ線10に接続されている。
なお、電源側に直列配置されるPMOSトランジスタ60,61およびPMOSトランジスタ66,67のゲート幅Wは、それぞれ4μmである。また、グランド側に直列配置されるNMOSトランジスタ62,63およびNMOSトランジスタ68,69のゲート幅Wは、それぞれ2μmである。
電源側に直列配置されるPMOSトランジスタ60,61およびPMOSトランジスタ66,67において、電源64にソース端子が接続されるPMOSトランジスタ60,66のうち、PMOSトランジスタ60のゲート端子には、n+1列目のレジスタデータDn+1が直接入力され、PMOSトランジスタ66のゲート端子には、n+1列目のレジスタデータDn+1を論理反転したデータ(/Dn+1)とn列目のレジスタデータDnを論理反転したデータ(/Dn)とがNAND回路70を介して入力される。また、PMOSトランジスタ60,66のドレイン端子にソース端子が接続されるPMOSトランジスタ61,67の各ゲート端子には、論理を反転した列選択信号(/列選択信号)が入力される。
グランド側に直列配置されるNMOSトランジスタ62,63およびNMOSトランジスタ68,69において、PMOSトランジスタ61,67の各ドレイン端子に各ドレイン端子が接続されるNMOSトランジスタ62,68の各ゲート端子には、列選択信号が入力される。また、NMOSトランジスタ62,68の各ソース端子とグランドとの間に介在するNMOSトランジスタ63,69のうち、NMOSトランジスタ63のゲート端子には、n+1列目のレジスタデータDn+1が直接入力され、NMOSトランジスタ69のゲート端子には、n+1列目のレジスタデータDn+1を論理反転したデータ(/Dn+1)とn列目のレジスタデータDnを論理反転したデータ(/Dn)とがNOR回路71を介して入力される。なお、nは、画素アレイ2の列数をNとすると、n=1,3,5,…,N−3,N−1の奇数値である。
図21において、基準電圧駆動回路群8dは、基準電圧線Vref1を駆動するために電源77との間に直列接続されたPMOSトランジスタ75,76と、基準電圧線Vref3を駆動するためにグランドとの間に直列接続されたNMOSトランジスタ78,79とを備えている。
基準電圧線Vref1を駆動するPMOSトランジスタ75,76のうち、電源77にソース端子が接続されるPMOSトランジスタ75のゲート端子は、グランドに接続され、PMOSトランジスタ75のドレイン端子と基準電圧線Vref1との間に介在するPMOSトランジスタ76のゲート端子には、論理を反転した列選択信号(/列選択信号)が入力される。PMOSトランジスタ75,76の各ゲート幅Wは、6μmである。
また、基準電圧線Vref3を駆動するNMOSトランジスタ78,79のうち、基準電圧線Vref3にドレイン端子が接続されるNMOSトランジスタ78のゲート端子には、列選択信号が入力され、NMOSトランジスタ78のソース端子とグランドとの間に介在するNMOSトランジスタ79のゲート端子は、電源77に接続されている。
次に、図22において、画像データ受信回路6cは、図6に示した画像データ受信回路6aにおいて、プリチャージ回路46に代えてプリチャージ回路80が設けられている。プリチャージ回路80は、プリチャージ電圧をVDD/2としたものである。その他の構成は、図6と同様である。
以下、図23、図24を参照して動作について説明する。なお、図23は、2列2ビット転送時のデータ線および3つの基準電圧線での電位変化を説明する波形図である。図24は、2ビットデータを受け取る3つの差動増幅回路の各2つのノードにおける電位変化を説明する波形図である。
図23(1)(2)において、列選択信号が出力される時間間隔の期間におけるプリチャージ信号により、プリチャージ回路80,49がオンし、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3がVDD/2にプリチャージされ、制御信号線21が電源電位VDDにプリチャージされる。プリチャージ期間では、差動増幅回路45a,45b,45cは、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3から切り離されている。
列選択信号が出力されて高レベルである期間では、制御信号駆動回路20を通して制御信号線21の放電が行われ、図23(3)に示すように、列選択信号が高レベルになった時から或る時間の経過後に制御端47に制御信号が現れる。これによって、差動増幅回路45a,45b,45cは、アクティブになる。このとき、PMOSトランジスタ54,55がオンしているので、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3、および逆相内部ノード/D1,/D2,/D3は、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の対応するものが接続される。
一方、列選択信号が高レベルである期間でのデータ転送回路18dと基準電圧駆動回路19cでは、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の放電だけでなく充電も行われるので、データ線10、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位変化は、例えば図23(4)に示すようになる。図23(4)において、実線はデータ線10の電位変化を示し、破線は基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の電位変化を示している。
データ転送回路18dは、2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(0.0)(0,1)(1,0)(1,1)のいずれか一つを転送するが、図23(4)では、その4通りの組み合わせを転送するときのデータ線10の電位変化の特性o,p,q,rが示されている。
データ転送回路18dでは、(Dn+1,Dn)=(0,0)の場合は、PMOSトランジスタ60,61の直列回路と、PMOSトランジスタ66,67の直列回路とが共にオンし、データ線10に並列に接続され、ゲート幅W=8μmでもって、電源64の電圧VDDでデータ線10を充電する。データ線10の電位は、特性oのように、VDD/2からVDDに向かって上昇する。
(Dn+1,Dn)=(0,1)の場合は、PMOSトランジスタ66,67の直列回路がオンし、データ線10を、ゲート幅W=4μmでもって、電源64の電圧VDDで充電する。データ線10の電位は、特性pのように、特性oよりも緩やかなスピードでVDD/2からVDDに向かって上昇する。
(Dn+1,Dn)=(1,0)の場合は、NMOSトランジスタ62,63の直列回路がオンし、データ線10を、ゲート幅W=2μmでもって、放電させる。データ線10の電位は、特性qのように、緩やかなスピードでVDD/2から低下する。
(Dn+1,Dn)=(1,1)の場合は、NMOSトランジスタ62,63の直列回路と、NMOSトランジスタ68,69の直列回路とが共にオンし、データ線10に並列に接続され、ゲート幅W=4μmでもって、データ線10を放電させる。データ線10の電位は、特性rのように、特性qよりも早いスピードで低下する。
基準電圧駆動回路19cでは、NMOSトランジスタ75,76の直列回路が、ゲート幅W=6μmでもって、基準電圧線Vref1を電源77の電圧VDDで充電するので、基準電圧線Vref1の電位は、特性sに示すように、特性oと特性pの中間のスピードで、VDD/2からVDDに向かって上昇する。
一方、PMOSトランジスタ78,79の直列回路が、ゲート幅W=3μmでもって、基準電圧線Vref3を放電させるので、基準電圧線Vref3の電位は、特性uに示すように、特性qと特性rの中間のスピードで低下する。
なお、基準電圧線Vref2は、基準電圧駆動回路19cに接続されておらず、プリチャージ電圧(VDD/2)を維持するので、特性tとなり、特性pと特性qの中間電位を示すことになる。
このように、基準電圧駆動回路19dが駆動する基準電圧線Vref1,Vref3,および固定電圧(VDD/2)の基準電圧線Vref2の電位は、第1の実施例と同様に、転送2ビットの4通りのビットパターンに対応したデータ線10の電位の中間電位を取るようになっている。
次に、図24において、図24)(2)(3)は、図23(1)(2)(3)と同じである。図24(4)では、データ転送回路18dが、2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(0.0)(0,1)(1,0)(1,1)のいずれか一つを転送する場合として、転送2ビットが(0,1)である場合の図23(4)に示したデータ線10の電位変化の特性pと、基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3の特性s,t,uとが示されている。
図24(5)は、データ線10と基準電圧線Vref1とが接続される差動増幅回路45aの内部ノード(D1,/D1)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref1が接続される正相内部ノードD1の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D1の電位変化である。
図24(6)は、データ線10と基準電圧線Vref2とが接続される差動増幅回路45bの内部ノード(D2,/D2)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref2が接続される正相内部ノードD2の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D2の電位変化である。
図24(6)は、データ線10と基準電圧線Vref3とが接続される差動増幅回路45cの内部ノード(D3,/D3)の電位変化を示している。破線は、基準電圧線Vref3が接続される正相内部ノードD3の電位変化であり、実線は、データ線10が接続される逆相内部ノード/D3の電位変化である。
図24(5)(6)(7)に示す正相内部ノードD1,D2,D3の論理レベルは、D1=1,D2=0,D3=0である。つまり、第1および第2の実施例と同様に、信号処理回路7は、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3の論理レベルを取り込むことで、転送2ビット(Dn+1,Dn)の4通りの組み合わせ(1,1)(1,0)(0,1)(0,0)の1つを特定することができる。
ここで、データ線10の配線は、サンプルホールド信号変換回路群4dを横断しているので、データ線10の電位変化の特性は、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受けることになるが、データ線10と基準電圧線Vref1,Vref3と制御信号線21とは、同じ列に存在する回路により制御される構成になっている。そのため、データ線10と基準電圧線Vref1,Vref2,Vref3との相対的電位差、および差動増幅回路45a,45b,45cがアクティブになるタイミングは、配線の寄生抵抗や寄生容量の影響を受け難くなる。よって、信号処理回路7は、誤り少なく、差動増幅回路45a,45b,45cの正相内部ノードD1,D2,D3の出力から、転送2ビット(Dn+1,Dn)を読み取ることができる。
以上のように、第4の実施例によれば、画素アレイ2の2列毎に2ビットを同時に転送できるので、転送回数を半減することができ、転送時間の短縮化が図れる。要するに以上説明した各実施の形態から、デジタル化された各画像データを複数ビット毎にまとめてマルチレベルのデータ線を用いて信号処理回路へ転送することが可能となり、回路規模の削減や転送時間の短縮化が図れることが理解できる。
1 固体撮像装置(CMOSイメージセンサ)、2 画素アレイ、3 行選択回路、4,4a,4b,4c,4d サンプルホールド信号変換回路群、5,5a、5b 列選択回路、6,6a,5b,6c 画像データ受信回路、7 信号処理回路、8,8a,8b,8c 基準電圧駆動回路群、9 垂直信号線、15 制御信号駆動回路群、18a,18b,18c,18d データ転送回路、19a,19b,19c 基準電圧駆動回路、20 制御信号駆動回路。

Claims (5)

  1. 画素アレイの列毎に配置され、画素からの画素信号を伝搬する複数の垂直信号線と、
    前記画素アレイのn列(n≧2)をまとめて順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力する列選択回路と、
    前記複数の垂直信号線から前記画信号が1対1の関係で入力される複数のアナログデジタル変換器、および前記列選択信号に従って、前記複数のアナログデジタル変換器のそれぞれが変換した所定ビット数のデジタルデータのうち前記画素アレイのn列(n≧2)毎のnビットを1本のデータ線を用いて転送する複数のデータ転送回路を有するサンプルホールド信号変換回路と、
    行方向に前記データ転送回路と1対1の関係で設けられ、それぞれが共通の2−1本の基準電圧線を前記列選択信号に従って個別に駆動する複数の基準電圧駆動回路と、
    前記サンプルホールド信号変換回路からデジタルデータを受け取る信号処理回路の入力段に設けられる複数の差動増幅回路であって、列方向に前記デジタルデータのビット数分配置される前記データ転送回路毎に設けられる2−1個の差動増幅回路で構成され、各前記2−1個の差動増幅回路の一方の差動入力端に共通に対応する前記1本のデータ線が接続され、他方の差動入力端に個別に前記2−1本の基準電圧線の対応するものが接続される複数の差動増幅回路と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 画素アレイの列毎に配置され、画素からの画素信号を伝搬する複数の垂直信号線と、
    前記画素アレイの各列を順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力する列選択回路と、
    前記複数の垂直信号線から前記画信号が1対1の関係で入力される複数のアナログデジタル変換器、および前記複数のアナログデジタル変換器のそれぞれが変換した所定ビット数のデジタルデータのうち前記列選択信号毎の列方向におけるnビット(n≧1)を1本のデータ線を用いて転送する複数のデータ転送回路を有するサンプルホールド信号変換回路と、
    行方向に配置される前記データ転送回路と1対1の関係で設けられ、それぞれが共通の2−1本の基準電圧線を、前記列選択信号に従って個別に駆動する複数の基準電圧駆動回路と、
    前記サンプルホールド信号変換回路からデジタルデータを受け取る信号処理回路の入力段に設けられる複数の差動増幅回路であって、列方向に前記デジタルデータのnビット毎に配置されるデータ転送回路毎に設けられる2−1個の差動増幅回路で構成され、各前記2−1個の差動増幅回路の一方の差動入力端に共通に対応する前記1本のデータ線が接続され、他方の差動入力端に個別に前記2−1本の基準電圧線の対応するものが接続される複数の差動増幅回路と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 画素アレイの列毎に配置され、画素からの画素信号を伝搬する複数の垂直信号線と、
    前記画素アレイのn列(n≧2)をまとめて順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力する列選択回路と、
    前記複数の垂直信号線から前記画信号が1対1の関係で入力される複数のアナログデジタル変換器、および前記列選択信号に従って、前記複数のアナログデジタル変換器のそれぞれが変換した所定ビット数のデジタルデータのうち前記画素アレイのn列(n≧2)毎のnビットを1本のデータ線を用いて転送する複数のデータ転送回路を有するサンプルホールド信号変換回路と、
    行方向に配置される前記データ転送回路と1対1の関係で設けられ、それぞれが共通の2−2本の基準電圧線を、前記列選択信号に従って個別に駆動する複数の基準電圧駆動回路と、
    前記サンプルホールド信号変換回路からデジタルデータを受け取る信号処理回路の入力段に設けられる複数の差動増幅回路であって、列方向に前記デジタルデータのビット数分配置される前記データ転送回路毎に設けられる2−1個の差動増幅回路で構成され、各前記2−1個の差動増幅回路の一方の差動入力端に共通に対応する前記1本のデータ線が接続され、他方の差動入力端に個別に前記2−2本の基準電圧線および固定電圧が印加される1本の基準電圧線の対応するものが接続される複数の差動増幅回路と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 画素アレイの列毎に配置され、画素からの画素信号を伝搬する複数の垂直信号線と、
    前記画素アレイの各列を順に指定する関係にある列選択信号を所定の時間間隔で出力する列選択回路と、
    前記複数の垂直信号線から前記画信号が1対1の関係で入力される複数のアナログデジタル変換器、および前記複数のアナログデジタル変換器のそれぞれが変換した所定ビット数のデジタルデータのうち前記列選択信号毎の列方向におけるnビット(n≧1)を1本のデータ線を用いて転送する複数のデータ転送回路を有するサンプルホールド信号変換回路と、
    行方向に配置される前記データ転送回路と1対1の関係で設けられ、それぞれが共通の2−2本の基準電圧線を、前記列選択信号毎に個別に駆動する複数の基準電圧駆動回路と、
    前記サンプルホールド信号変換回路からデジタルデータを受け取る信号処理回路の入力段に設けられる複数の差動増幅回路であって、列方向に前記デジタルデータのnビット毎に配置される前記データ転送回路毎に設けられる2−1個の差動増幅回路で構成され、各前記2−1個の差動増幅回路の一方の差動入力端に共通に対応する前記1本のデータ線が接続され、他方の差動入力端に個別に前記2−2本の基準電圧線および固定電圧が印加される1本の基準電圧線の対応するものが接続される複数の差動増幅回路と
    を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 前記複数の差動増幅回路における前記2−1個の差動増幅回路毎に設けられる制御端が並列に接続される1本の制御信号線であって前記制御端に与える該2−1個の差動増幅回路を一括してアクティブにする制御信号を伝送する1本の制御信号線を、前記データ転送回路が動作するのと同じ列選択信号に従って並列に駆動する複数の制御信号駆動回路
    を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の固体撮像装置。
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