JP2932612B2 - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JP2932612B2
JP2932612B2 JP2137373A JP13737390A JP2932612B2 JP 2932612 B2 JP2932612 B2 JP 2932612B2 JP 2137373 A JP2137373 A JP 2137373A JP 13737390 A JP13737390 A JP 13737390A JP 2932612 B2 JP2932612 B2 JP 2932612B2
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幸雄 福造
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体メモリに関し、特にチップ内部のデー
タ線のデータ処理方式に関する。
[従来の技術] 例えば読み出しパスを考えた場合、従来の半導体メモ
リは、第2図に示すように、多数のメモリセル20からな
るメモリセル群から各データ出力端子Dout1とDout2とは
独立した2系統のパスにより構成されている。
すなわち、多数のメモリセル20からなるメモリセル群
から引き出された各ビット線対21はそれぞれセンスアン
プ22a,22b,23b,23b…に入力され、2ビット分のメモリ
セルに対応する組のセンスアンプ22a,22b(23a,23b)…
の出力は共通のカラムデコーダ28(29)…で制御される
カラムスイッチ24(25)…を介して一対のデータ線対2
6,27に接続されている。これらデータ線対26,27はそれ
ぞれデータアンプ30,31に接続され、各データアンプ30,
31はそれぞれリード線32,33を介してデータアウトバッ
ファ34,35に接続され、それぞれの出力端子Dout1,Dout2
へ導かれている。このようなメモリでは2ビット分のメ
モリセルデータを同一メモリサイクル内で同時に読み出
すという動作をしている。このため、1つのメモリサイ
クル内で選択されるカラムデコーダは2ビット分のメモ
リセルに対して共通にして構成してあり、2ビット分の
メモリセルデータがそれぞれデータ出力端子Dout1,Dout
2へ出力される。
次に読み出し動作について説明する。まず、メモリセ
ル20のデータを各センスアンプ22a,22b,23a,23b…が増
幅する。増幅したセンスアンプ出力は選択されたカラム
デコーダ28または29…により、活性化したカラムスイッ
チ24または25…を介してデータ線対26,27に接続され
る。この接続により、データ線対26,27には、それぞれ
差電位が発生する。この発生した差電位をデータアンプ
30,31はそれぞれ再増幅してメモリセルデータに従った
データ(HighまたはLowの2値レベル)を出力する。こ
のようにセンスアンプ22aまたは23a…とセンスアンプ22
bまたは23b…がそれぞれ増幅した2ビット分のメモリセ
ルデータは独データアンプ出力として、データアウトバ
ッファ34,35へ伝達され、それぞれ出力端子Dout1とDout
2とに出力されるのである。尚、メモリセルデータはHig
hまたはLowの2値レベルしか持たないのはいうまでもな
く、センスアンプ出力及びデータ線対、データアンプ出
力もHighまたはLowの2値レベルで処理されている。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来の半導体メモリでは複数のビットのメモ
リセルデータの処理動作を同時に実行するには、ビット
数分のデータ線とデータアンプが必要であった。
このため、多ビット化が進むにつれ、ますますデータ
線及びデータアンプが増加してしまい、高集積化が図れ
ないという問題点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体メモリは、メモリセル群と、メモリセ
ル群にデータ線を介して接続された書き込み回路及び読
み出し回路を有する半導体メモリにおいて、2ビット分
のメモリセルデータを入力とする4値レベル発生回路
と、該4値レベル発生回路の出力を入力として2値レベ
ルの2ビット分のメモリセルデータを再生する2ビット
データ変換回路とを前記データ線に介装したことを特徴
とする。
すなわち、2ビット分のメモリセルデータを4値レベ
ル化して伝達させることにより、4値レベルのデータを
伝達する区間におけるデータ数本数やデータアンプ台数
を半減させている。
[実施例] 次に本発明について図面を参照して説明する。第1図
は本発明の一実施例のブロック図である。
多数のメモリセルOからなるメモリセル群から引き出
されたビット線対1はそれぞれセンスアンプ2a,2b,3a,3
b…に入力され、2ビット分のメモリセルに対応する組
のセンスアンプ2a,2b(3a,3b)…の出力は4値レベル発
生回路10(11)…入力され、4値レベル発生回路10(1
1)…の出力は共通のリード線を伝達してカラムデコー
ダ8(9)…で制御されるカラムスイッチ4(5)…を
介して1本のデータ線6に伝達される。このデータ線6
は2ビットデータ変換回路12に接続され、この回路12の
出力はそれぞれリード線を介してデータアウトバッファ
14,15に入力され、それぞれのデータ出力端子Dout1,Dou
t2へ導かれている。
本実施例では、1つのメモリサイクル内で選択される
2つのセンスアンプ2aと2b(3aと3b)…の出力線対を入
力とする4値レベル発生回路10(11)…をセンスアンプ
出力とカラムスイッチ4(5)…との間に配置してあ
る。4値レベル発生回路10(11)…は2つのセンスアン
プの2値レベル出力により4通りのレベルを発生する回
路であり、例えば、電源電位(VCC),電源電位よりN
チャネルMOSトランジスタのしきい値電圧(VTN)分低
い電位(VCC−VTN),接地電位(GND),接地電位よ
りPチャネルMO地電位(GND),接地電位よりPチャネ
ルMOSトランジスタのしきい値電圧(|VTP|)分高い電
位(|VTP|)の4レベルを発生するものである。そし
て、4値レベル発生回路10(11)…の出力は、カラムス
イッチ4(5)…を介して、1本のデータ線6に接続さ
れており、この4値レベルを伝達するデータ線6を2ビ
ットデータ変換回路(12)に入力し、2ビット分のメモ
リセルデータ(2つのセンスアンプ出力データ)を再発
生させている。再発生した2値レベルの2つのメモリセ
ルデータは、独立にデータアウトバッファ14,15よりデ
ータ出力端子Dout1とDout2へ出力される。このような2
ビットデータ変換回路12は、例えば3つの異なる比較電
圧(VCC,1/2 VCC,GND)を用いた差動増幅回路により構
成できるものであり、データアンプを兼ねさせることが
できる。すなわち、4値レベル発生回路で4値レベル化
され、再び2ビットデータ変換回路で2値レベル化され
るまでの区間では、データ線は従来に比べて半減され、
データアンプも半減されている。
尚、上記実施例では、4値レベル発生回路をセンスア
ンプカラムスイッチとの間に配置したが、第2図に示し
た従来例の2つのデータアンプ30,31とデータアウトバ
ッファ34,35との間に配置するようにすればリード線32,
33の本数を半減することができる。
また、上記実施例は読み出しパスに本発明を適用した
ものであるが、書き込みパスに本発明を適用することも
可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、4値レベル化してメモ
リセルデータを伝達するようにしたため、1系統のデー
タ処理経路にて2ビット分のメモリセルデータを処理で
きるので、多ビット化によるデータ線数及びデータアン
プ台数の増大を半減することができ、半導体メモリの高
集積化を実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は従来
例のブロック図である。 O……メモリセル、 1……ビット線対、 2a,2b,3a,3b……センスアンプ、 10,11……4値レベル発生回路、 4,5……カラムスイッチ、 6……データ線、 8,9……カラムデコーダ、 13……メモリセルアレイ、 12……2ビットデータ変換回路、 14,15……データアウトバッファ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセル群と、メモリセル群にデータ線
    を介して接続された書き込み回路及び読み出し回路を有
    する半導体メモリにおいて、2ビット分のメモリセルデ
    ータを入力とする4値レベル発生回路と、該4値レベル
    発生回路の出力を入力として2値レベルの2ビット分の
    メモリセルデータを再生する2ビットデータ変換回路と
    を前記データ線に介装したことを特徴とする半導体メモ
    リ。
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