JP5127030B2 - 脱磁装置及び脱磁方法 - Google Patents

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本発明は、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石(ネオジムボンド磁石)等の脱磁に使用して好適な脱磁装置及び脱磁方法に関する。
従来、試料磁石(永久磁石)を脱磁するのに種々の脱磁装置及び脱磁方法が提案されている。
例えば、試料磁石をこの試料磁石のキューリー温度以上に加熱して脱磁する熱脱磁方法がある。
また、試料磁石に交流減衰磁場を与えて脱磁する交流減衰脱磁方法がある。この交流減衰脱磁方法を実施する従来の脱磁装置の例として、図7に示すようなものがある。
この図7につき説明するに、この図7において、1は100VAC又は200VACの商用電源を示し、この商用電源1の一端は、後述する充電用コンデンサ6の充電状態に応じて商用電源の位相を制御する位相制御回路を構成するサイリスタ(SCR)2aのアノード及びサイリスタ2bのカソードに夫々接続されている。
このサイリスタ2aのカソード及びサイリスタ2bのアノードは、夫々昇圧トランス3の1次側巻線3aを介してこの商用電源1の他端に接続されている。この場合、このサイリスタ2a及び2bのゲートGには、充電用コンデンサ6の充電状態に応じた制御信号が供給されており、この制御信号により昇圧トランス3の1次側巻線3aに位相が制御された所望の交流電圧が供給されるようになっている。
昇圧トランス3の2次側巻線3bの一端は、ダイオードブリッジより成る両波整流回路4の一方の入力端子に接続され、この2次側巻線3bの他端は、両波整流回路4の他方の入力端子に接続されている。
そして、この両波整流回路4の正極出力端子は、充電用コンデンサ6の充電時にオンとされ、脱磁時(放電時)にオフとされるサイリスタ(SCR)5を介して例えば15000μFの充電用コンデンサ6の一端に接続される。この充電用コンデンサ6の他端は、両波整流回路4の負極出力端子に接続されている。この図7に示す従来例においては、充電用コンデンサ6の両端電圧は、例えば2500Vになるまで充電されるようになされている。
サイリスタ5のカソード及び充電用コンデンサ6の接続点は、スイッチング素子を構成するサイリスタ(SCR)7aのアノード及びサイリスタ7bのカソードに接続される。そして、このサイリスタ7aのカソード及びサイリスタ7bのアノードは、脱磁コイル8の一端に接続され、この脱磁コイル8の他端は、両波整流回路4の負極出力端子及び充電用コンデンサ6の接続点に接続される。
この場合、サイリスタ7a及び7bは、脱磁動作時に共にオンとされるようになされている。
この図7に示す従来例において、試料磁石(永久磁石)を脱磁するときは、脱磁コイル8に対し、この試料磁石を所定の関係に配置し、サイリスタ5のゲートGに制御信号を供給して、このサイリスタ5をオンとし、充電用コンデンサ6の両端電圧が、例えば2500Vになるまでこの充電用コンデンサ6を充電する。
その後、試料磁石の脱磁時には、サイリスタ5をオフとすると共にサイリスタ7a及び7bの夫々のゲートGに制御信号を供給して、このサイリスタ7a及び7bを共にオンとする。
このときは、充電用コンデンサ6に充電された電荷が、初め充電用コンデンサ6の正極→サイリスタ7a→脱磁コイル8→充電用コンデンサ6の負極と流れ、減衰された電荷が充電用コンデンサ6に蓄積されると共にこのとき脱磁コイル8により一方向(正方向)の磁場を発生する。
次に、充電用コンデンサ6に充電された電荷が、充電用コンデンサ6の負極→脱磁コイル8→サイリスタ7b→充電用コンデンサ6の正極と流れ、更に減衰された電荷が充電用コンデンサ6に蓄積されると共にこのとき脱磁コイル8により逆方向(負方向)の磁場を発生する。
この図7に示す従来例においては、上述を繰り返し、脱磁コイル8により、図8に示すような交流減衰磁場を発生し、試料磁石を脱磁することができる。
また、特許文献1には、連続かつ一定の磁場中に試料磁石を置き、磁力線の向きに垂直な方向を中心軸として相対的に回転させながら引き離すようにした脱磁方法が開示されている。
特開平8−97035号公報
然しながら、熱脱磁方法においては、試料磁石をそのキューリー温度以上に加熱しなければならないことから、この試料磁石によっては、酸化や構造変化による劣化の恐れがある。
また、磁石粉末を樹脂で結合させたボンド磁石においては、加熱により樹脂が炭化することから、この熱脱磁方法は、採用することはできない。
また、図7に示すような、交流減衰脱磁方法は、フェライト磁石等の保磁力が比較的小さい試料磁石については、良好に脱磁できるが、この試料磁石が高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等であるときには、良好に脱磁することができない不都合があった。
これは、図7に示すような、交流減衰脱磁方法においては、磁場が反転する毎の絶対値での減衰が図8に示すように、略4割と大きく高保磁力の試料磁石におけるヒステリシス曲線が図9に示すようになり残留磁束が0に収束しないためである。
また、特許文献1には、超伝導コイルを使用したときに高保磁力の試料磁石を脱磁することができる旨の記載がある。然しながら、超伝導コイルを使用したときには、構成が複雑となると共に構造が大型化する不都合がある。
本発明は、斯かる点に鑑み、比較的簡単な構成で、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等の脱磁を良好に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の脱磁装置は、昇圧トランスを介して高電圧に充電するようにした充電用コンデンサと、該充電用コンデンサよりの電流がスイッチング素子を介して供給されるようになされた脱磁コイルと、該脱磁コイルに並列に接続されたフライホイールダイオードとを有し、充電用コンデンサよりの電流がスイッチング素子を介して脱磁コイルに供給された後、脱磁コイル及びフライホイールダイオードに循環電流が流れることにより、この脱磁コイル立上がり時に発生した磁場が直線的に減衰するパルス磁場を発生させ、このパルス磁場中で試料磁石をこのパルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度で回転する試料磁石回転手段を設けると共にこの試料磁石の着磁方向がこのパルス磁場の磁力線と平行方向となるようにしたものである。
本発明の脱磁方法は、高電圧に充電された充電用コンデンサよりの電流を、スイッチング素子を介して、並列にフライホイールダイオードが接続された脱磁コイルに供給し、充電用コンデンサよりの電流がスイッチング素子を介して脱磁コイルに供給された後、脱磁コイル及びフライホイールダイオードに循環電流が流れることにより、前記脱磁コイルに、立上がり時に発生した磁場が直線的に減衰するパルス磁場を発生させ、このパルス磁場中で試料磁石をこのパルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度で回転すると共にこの試料磁石の着磁方向がこのパルス磁場の磁力線と平行方向となるようにしたものである。
本発明によれば、高電圧に充電された充電用コンデンサよりの電流を並列にフライホイールダイオードが接続された脱磁コイルに供給し、この脱磁コイルにより高磁場から比較的長い時間で直線的に減衰するパルス磁場を発生している。
また、本発明によれば、この高磁場から比較的長い時間で直線的に減衰するパルス磁場中で、試料磁石をこのパルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度で回転させている。そして、試料磁石の着磁方向がこのパルス磁場の磁力線と平行方向となるようにしている。
このため、本発明によれば、試料磁石には、高磁場から直線的に減衰する回転速度に応じた交流減衰磁場が与えられると共に磁場が反転する毎の絶対値での減衰を回転速度に応じて小さく例えば略560〔Oe〕より小さくすることができる。
従って、本発明によれば、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等の脱磁を、比較的簡単な構成で良好に行うことができる。
以下、図1〜図6を参照して、本発明脱磁装置及び脱磁方法を実施するための形態の例につき説明する。図1において、図7に対応する部分には同一符号を付して示す。
図1において、1は100VAC又は200VACの商用電源を示し、この商用電源1の一端は、後述する充電用コンデンサ6の充電状態に応じて商用電源の位相を制御する位相制御回路を構成するサイリスタ(SCR)2aのアノード及びサイリスタ2bのカソードに夫々接続されている。
このサイリスタ2aのカソード及びサイリスタ2bのアノードは、夫々昇圧トランス3の1次側巻線3aを介してこの商用電源1の他端に接続されている。この場合、このサイリスタ2a及び2bのゲートGには、充電用コンデンサ6の充電状態に応じた制御信号が供給されており、この制御信号により昇圧トランス3の1次側巻線3aに位相が制御された所望の交流電圧が供給されるようになっている。
昇圧トランス3の2次側巻線3bの一端は、ダイオードブリッジより成る両波整流回路4の一方の入力端子に接続され、この2次側巻線3bの他端は、両波整流回路4の他方の入力端子に接続されている。
そして、この両波整流回路4の正極出力端子は、例えば15000μFの充電用コンデンサ6の一端に接続される。この充電用コンデンサ6の他端は、両波整流回路4の負極出力端子に接続されている。この図1に示す本例においては、充電用コンデンサ6の両端電圧は、例えば2500Vになるまで充電されるようになされている。
本例においては、両波整流回路4の正極出力端子及び充電用コンデンサ6の接続点が、スイッチング素子を構成するサイリスタ(SCR)10のアノードに接続され、このサイリスタ10のカソードが、直列接続された2個の円筒型コイル11a及び11bより構成した脱磁コイル11の一端に接続されている。この脱磁コイル11の他端は、両波整流回路4の負極出力端子及び充電用コンデンサ6の接続点に接続されている。
図2、図3に示すように、本例の脱磁コイル11は、2個の円筒型コイル11a及び11bを所定間隔例えば30mm離し、各円筒型コイル11a、11bの中心軸が一致するように上下に重ね合わせて配置されている。
この円筒型コイル11a及び11bの巻線としては、内側が5mm×5mmの空胴で、外側が8mm×8mmの角銅管が使用される。この巻線の巻き数は夫々59ターンであり、円筒型コイル11a及び11bの内径は70mm、高さは130mmである。この巻線の空胴に水を流すことにより、コイルを流れる電流により発生する熱を冷却するようにしている。
ここで、図1に示すように、脱磁コイル11を構成する円筒型コイル11a及び11bの直列回路に並列にフライホイールダイオード12が接続されている。
この場合、充電用コンデンサ6は、その両端電圧が例えば2500Vになるまで充電され、その後、サイリスタ10のゲートGに制御信号を供給するようにする。そして、このサイリスタ10をオンしたときに、充電用コンデンサ6→サイリスタ10→脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)→充電用コンデンサ6と電流が流れる。
その後、充電用コンデンサ6の電圧が、略0Vとなる頃、フライホイールダイオード12が導通し、脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)とフライホイールダイオード12とに循環電流が流れる。この循環電流は、脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)等の抵抗成分により自然減衰して0となる。
従って、この脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)は、図4に示すような、立上がり時に、例えば42000〔Oe〕の高磁場を発生し、比較的長い時間例えば220mSで直線的に減衰するパルス磁場を発生させる。
この脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)のパルス磁場の円筒型コイル11a及び11bの内径部における磁力線は、例えば図2、図3に示す、矢印a方向の一方向である。
本例においては、図2、図3に示すように、この円筒型コイル11a及び11b間の内径部に試料磁石20を保持する保持機構13を設けるようにする。
すなわち、この保持機構13は、試料磁石20を保持するときに、試料磁石20の着磁方向NSが、この円筒型コイル11a及び11b間の内径部のパルス磁場の磁力線aと平行となるように固定する。
また、本例においては、円筒型コイル11a及び11b間の内径部における保持機構13を試料磁石20がパルス磁場の磁力線aに垂直な軸を回転軸14として回転する回転装置15が設けられる。
本発明者が種々研究の結果、交流減衰磁場における磁場の1反転(半回転)毎における減衰の絶対値を略560〔Oe〕以下としたときには、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等でも、図5に示すようなヒステリシス曲線を描き残留磁束が0となり、良好に脱磁できることがわかった。
そこで、本例においては、この回転装置15が試料磁石20を回転する回転速度を以下のように決定した。
この円筒型コイル11a及び11b間の内径部におけるパルス磁場が、例えば図4に示すように、42000〔Oe〕の高磁場から0〔Oe〕まで直線的に減衰するのに例えば220mSかかったとする。そこで、42000〔Oe〕を磁場の1反転(半回転)毎の減衰の絶対値略560〔Oe〕で割ると、
42000〔Oe〕÷560〔Oe〕=75回
となる。
すなわち、この220mS間に75回反転すれば、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等でもヒステリシス曲線が、図5に示すようになり、良好に脱磁できることが分かる。
ここで、75回反転するということは、37.5回転すればよいことになる。220mS間に37.5回転するためには、
37.5÷220×1000×60=10227.27〔rpm〕
となる。そこで、本例においては、回転装置15の回転軸14の回転速度を11000〔rpm〕とした。
本例において、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等を脱磁するときは、充電用コンデンサ6を2500Vまで充電する。このとき、試料磁石20を保持機構13で保持し、試料磁石20を円筒型コイル11a及び11b間の内径部に、この試料磁石20の着磁方向NSが、パルス磁場の磁力線aと平行となるように配置する。
その後、回転装置15により、この試料磁石20をパルス磁場の磁力線aと垂直な軸を回転軸14として回転速度を11000〔rpm〕とすると共に、サイリスタ10のゲートGに制御信号を供給して、このサイリスタ10をオンとする。
このときは、脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)は、図4に示すようなパルス磁場を発生する。このとき、試料磁石20には、半回転毎に、磁場が反転する図6に示すような、交流減衰磁場が供給され、この試料磁石20を脱磁することができる。
因みに、直径10mm、長さ10mmの円柱体で、残留磁束が13624〔G〕、保磁力が14664〔Oe〕の試料磁石20を、上述本例の脱磁装置で脱磁したところ、22〔G〕まで良好に脱磁できた。
また、直径10mm、長さ10mmの円柱体で、残留磁束が12725〔G〕、保磁力が20331〔Oe〕の試料磁石20を、上述本例の脱磁装置で脱磁したところ、34〔G〕まで良好に脱磁できた。
本例によれば、高電圧に充電された充電用コンデンサ6よりの電流を、フライホイールダイオード12と並列に接続された脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)に供給している。この結果、脱磁コイル11(円筒型コイル11a及び11b)により高磁場、例えば42000〔Oe〕から、比較的長い時間(例えば220mS)直線的に減衰するパルス磁場を発生することができた。
また、本例によれば、この高磁場から比較的長い時間で直線的に減衰するパルス磁場中で、試料磁石20をこのパルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度例えば11000〔rpm〕で回転している。そして試料磁石20の着磁方向NSがこのパルス磁場の磁力線aと平行方向となるようにする。
このため、本例によれば、試料磁石20には、高磁場から直線的に減衰する回転速度に応じた交流減衰磁場が与えられると共に、磁場が反転する毎の絶対値での減衰を回転速度に応じて小さく例えば略560〔Oe〕より小さくすることができる。
従って、本例によれば、高保磁力の例えば希土類磁石やNdFeB系ボンド磁石等の脱磁を、比較的簡単な構成で良好に行うことができる。
なお、本発明は、上述例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
本発明脱磁装置の実施の形態の例を示す構成図である。 脱磁コイルの具体例を示す断面図である。 本発明脱磁装置の要部例を示す構成図である。 本発明の説明に供する線図である。 本発明の説明に供する線図である。 本発明の説明に供する線図である。 従来例を示す構成図である。 従来例の説明に供する線図である。 従来例の説明に供する線図である。
符号の説明
1…商用電源、3…昇圧トランス、4…両波整流回路、6…充電用コンデンサ、10…サイリスタ(SCR)、11…脱磁コイル、11a、11b…円筒型コイル、12…フライホイールダイオード、14…回転軸、15…回転装置、a…磁力線

Claims (3)

  1. 昇圧トランスを介して高電圧に充電するようにした充電用コンデンサと、該充電用コンデンサよりの電流がスイッチング素子を介して供給されるようになされた脱磁コイルと、該脱磁コイルに並列に接続されたフライホイールダイオードとを有し、
    前記充電用コンデンサよりの電流が前記スイッチング素子を介して前記脱磁コイルに供給された後、前記脱磁コイル及び前記フライホイールダイオードに循環電流が流れることにより、前記脱磁コイル立上がり時に発生した磁場が直線的に減衰するパルス磁場を発生させるとともに
    前記パルス磁場中で試料磁石を前記パルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度で回転する試料磁石回転手段を設け、
    前記試料磁石の着磁方向が前記パルス磁場の磁力線と平行方向となるようにしたことを特徴とする脱磁装置。
  2. 請求項1記載の脱磁装置おいて、
    前記試料磁石回転手段の回転速度を半回転毎の前記試料磁石に対する前記パルス磁場の減衰の絶対値が略560〔Oe〕以下となるようにしたことを特徴とする脱磁装置。
  3. 高電圧に充電された充電用コンデンサよりの電流を、スイッチング素子を介して、並列にフライホイールダイオードが接続された脱磁コイルに供給し、前記充電用コンデンサよりの電流が前記スイッチング素子を介して前記脱磁コイルに供給された後、前記脱磁コイル及び前記フライホイールダイオードに循環電流が流れることにより、前記脱磁コイルに、立上がり時に発生した磁場が直線的に減衰するパルス磁場を発生させ
    前記パルス磁場中で、試料磁石を前記パルス磁場の磁力線と垂直な軸に対し所定回転速度で回転すると共に、前記試料磁石の着磁方向が前記パルス磁場の磁力線と平行方向となるようにしたことを特徴とする脱磁方法。
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