JP5126355B2 - 終端回路、半導体装置、及び電子機器 - Google Patents

終端回路、半導体装置、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、伝送線路のインピーダンスに整合させ、その伝送線路を介した信号の送受信を良好に行えるようにするための技術に関する。
LSI等の半導体装置間を伝送線路により接続する場合、信号の反射等を防ぐために、その伝送線路のインピーダンスと整合させる必要がある。終端回路は、その整合のために伝送線路に接続される。
終端回路に採用される終端方式は複数、存在する。その終端方式の多くは、伝送線路と電源(の+側)間であるプルアップ側、及びその伝送線路とグランド(電源の−側)間であるプルダウン側の少なくとも一方に抵抗回路を配置する形となっている。テブナン終端方式では、プルアップ側、及びプルダウン側の両方に抵抗回路を配置させるようになっている。
図1A〜図1Cは、第1〜第3の従来例による終端回路を示す図である。それらの図では、プルダウン側の回路構成のみ示している。これは普通、プルダウン側とプルアップ側の何れに配置されても回路構成は基本的に同じだからである。それらの図を参照して、従来の終端回路について具体的に説明する。
図1A〜図1Cにおいて、「digital」はデジタル信号、「analog」はアナログ信号をそれぞれ表している。1は、伝送線路上のノード、或いはそのノードと接続された信号線を表している。ここでは、1を接続ノードと呼ぶことにする。
図1Aに示す第1の従来例による終端回路は、NチャネルMOS FET(以降「NMOSトランジスタ」と表記)2−0〜2−nを複数(図中ではn−1個)、並列に接続ノード1に接続したものである。各NMOSトランジスタ2は、例えば抵抗値(ゲート幅)が互いに異なるものである。それにより、終端回路全体で要求される抵抗値(以下「終端抵抗値」)に応じて、デジタル信号digitalをゲートに入力し、動作させるNMOSトランジスタ2を選択する構成となっている。図1A中、「digital」に付した「[0]」や「[n]」はNMOSトランジスタ2との対応関係を示している。
デジタル信号digitalを供給するMOSトランジスタの選択を通して終端抵抗値を調整する従来の終端回路としては他に、特許文献3及び4にそれぞれ記載されたものがある。
NMOSトランジスタのドレイン−ソース間の抵抗値は、ゲートに印加する電圧(ゲート−ソース間電圧)によって変化する。図1Bに示す第2の従来例による終端回路は、特許文献1に記載されたものである。その終端回路では、PチャネルMOS FET(以降「PMOSトランジスタ」と表記)3をNMOSトランジスタ3と並列に接続ノード1に接続し、各MOSトランジスタ3及び4のゲートにそれぞれ供給するアナログ信号analogの電圧を調整することにより、終端抵抗値を制御する構成となっている。「analog_n」及び「analog_p」はそれぞれ、MOSトランジスタ3及び4に供給されるアナログ信号を表している。
特許文献4に記載の従来の終端回路でも、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを並列に接続している。各MOSトランジスタのゲートには、アナログ信号analogの代わりにデジタル信号digitalを供給するようになっている。
図1Cに示す第3の従来例による終端回路は、特許文献2に記載されたものである。その終端回路は、NMOSトランジスタ5のドレインを接続ノード1に接続し、NMOSトランジスタ5のソースとグランドとの間にNMOSトランジスタ6を接続したもの、つまり2個のNMOSトランジスタ5及び6をカスコード接続したものである。
図1Cに示す終端回路では、NMOSトランジスタ5にはデジタル信号digitalを、NMOSトランジスタ6のゲートにはアナログ信号analog信号をそれぞれ供給する。終端抵抗値はアナログ信号analogにより調整する構成となっている。
終端回路を構成するMOSトランジスタは、周知のように、ドレイン、或いはソースに印加される電圧によってドレイン−ソース間の抵抗値が変化する性質がある。それにより終端回路の終端抵抗値は、終端回路に印加される電圧によって変化する。図1A〜図1Cにそれぞれ示す第1〜第3の従来例による終端回路では、接続ノード1の電圧に応じて、図1AではNMOSトランジスタ2のドレイン、図1BではPMOSトランジスタ3及びNMOSトランジスタ4のソース及びドレイン、並びに図1CではNMOSトランジスタ5及び6のドレインにそれぞれ印加される電圧が変化する。終端抵抗値の変動は、伝送線路での整合状態を悪化させるため、抑える必要がある。
図1Aに示すような、ゲートにデジタル信号のみを供給するタイプの終端回路では、接続ノード1の電圧変化に応じた終端抵抗値の変動を抑えることはできない。図1B或いは図1Cに示すような、ゲートにアナログ信号を供給するタイプの終端回路では、ゲートに供給するアナログ信号を調整することにより、終端抵抗値の変動を抑えることができる。しかし、そのアナログ信号を生成するための回路が必要となり、回路規模が非常に大きくなる。これは、製造コストの面からは望ましくない。
プルアップ側でも同様に、MOSトランジスタのドレイン−ソース間の電圧は接続ノード1の電圧によって変化する。また、電源電圧(バイアス電圧)の変動によっても変化する。それにより、終端抵抗値(全体の抵抗値)の変動により生じる整合状態の悪化を抑えることは、終端回路の構成に係わらず重要となっている。
特開平7−297678号公報 特開平9−261035号公報 特開2006−332276号公報 特開2006−42136号公報
本発明は、回路規模を抑えつつ、電圧の変動に伴う伝送線路での整合状態の悪化を抑えるための技術を提供することを目的とする
本発明の終端回路は、信号が送出される伝送線路に接続されるものであり、前記伝送線路と電源間であるプルアップ側、及び該伝送線路とグランド間であるプルダウン側のうちの少なくとも一方に配置され、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有する補償抵抗回路と、前記補償抵抗回路と並列に接続され、前記MOSトランジスタを2段以上カスコード接続させた構成であり、前記印加電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる正特性を有する主抵抗回路と、を具備する
なお、上記補償抵抗回路は、1つのMOSトランジスタを少なくともダイオード接続させ、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有し、前記抵抗回路と並列に、前記印加電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる正特性を有する他の抵抗回路を接続し、該印加電圧の変動による前記終端回路全体の抵抗値の変化を抑制することが望ましい。
本発明の半導体装置は、上記第1或いは第2の態様の終端回路を備えている。
その半導体装置は、電子機器に搭載されるものである。
本発明では、プルアップ側、及びプルダウン側のうちの少なくとも一方に、1つのMOSトランジスタを少なくともダイオード接続させて用いられる構成の抵抗回路を配置する。抵抗回路は負特性を有し、その負特性は、MOSトランジスタを用いた構成の他の抵抗回路が有する正特性と対称性が良好である。つまり正特性による変化分を適切な形でキャンセル可能である。このため、その抵抗回路を採用することにより、終端回路に印加される電圧の変動によって生じる抵抗値の変化をより小幅に抑制することができる。それにより、整合状態もより良好に維持できることとなる。
MOSトランジスタを2段以上カスコード接続させた構成を採用した他の抵抗回路(主抵抗回路)では、そのカスコード接続により、個々のMOSトランジスタに印加される電圧の変動が抑えられる。このため、全体の抵抗値の変化もより小幅となり、その変化が抑制される。それにより、整合状態はより良好に維持される。抵抗値の変化の抑制は、低電圧側で顕著である。
例えば2段接続された各々のMOSトランジスタのドレイン電圧は、1段のMOSトランジスタのドレイン電圧と比較して小さい。そのため、MOSトランジスタをカスコード接続して他の抵抗回路を形成することにより、ドレイン電圧の変動に対する抵抗値の変動幅を、1段のMOSトランジスタで他の抵抗回路を構成した場合と比較して、相対的に小さくすることができる。このことは極めて重要となっている。
第1の従来例による終端回路の構成を示す図である。 第2の従来例による終端回路の構成を示す図である。 第3の従来例による終端回路の構成を示す図である。 第1の要素抵抗回路の構成を示す図である。 第2の要素抵抗回路の構成を示す図である。 第3の要素抵抗回路の構成を示す図である。 第4の要素抵抗回路の構成を示す図である。 第5の要素抵抗回路の構成を示す図である。 各要素抵抗回路の抵抗値と終端ノード電圧の関係を示すグラフである。 第1及び第2の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧によるドレイン−ソース間電圧の変化を示すグラフである。 第1及び第2の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧による抵抗値の変化を抵抗値比で示すグラフである。 第2及び第4の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧による抵抗値の変化を抵抗値比で示すグラフである。 並列に接続する要素抵抗回路の組み合わせ毎に抵抗値の終端ノード電圧による変化を抵抗値比で示すグラフである。 本実施形態による終端回路の適用例を示す図である。 本実施形態による終端回路の構成を示す図である。 図9Aに示す終端回路の一例を示す図である。 本実施形態による終端回路の変形例を示す図である(その1)。 本実施形態による終端回路の変形例を示す図である(その2)。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2A〜図2Eはそれぞれ、MOSトランジスタを用いた要素抵抗回路の構成を示す図であり、図3〜図7は、それら要素抵抗回路の特性を示すグラフである。始めに、各要素抵抗回路の構成、及びそれらが有している特性について、図2A〜図7を参照して具体的に説明する。
図2A〜図2Eでは、プルダウン側に配置されるのを想定した各要素抵抗回路を示しているが、それらの構成は要素抵抗回路が配置されるのがプルアップ側でも基本的に同じである。このことから以降、便宜的に、特に断らない限り、要素抵抗回路がプルダウン側に配置されていることを前提に説明を行う。
図2Aに示す第1の要素抵抗回路は、1個のNMOSトランジスタ21から構成されている。NMOSトランジスタ21のゲートにはデジタル信号に相当する所定(固定)の電圧が印加される。以降、そのように所定の電圧がゲートに印加することを「ゲート接地」と呼ぶことにする。
図2Aに表記の「n1g」は、NMOSトランジスタ21をゲート接地した回路構成であることを示している。ここで、「n」はMOSトランジスタの種類を示し、図2AではNMOSトランジスタを指す。また、「1」は要素抵抗回路を構成するMOSトランジスタ数、「g」はゲート接地をそれぞれ表すシンボルとなっている。これは他の図でも同様である。
図2Bに示す第2の要素抵抗回路は、1個のNMOSトランジスタ21をダイオード接続、つまりゲートとドレインを接続したものである。図2Bに表記した「n1d」中の「d」は、ダイオード接続を表すシンボルである。
図2Cに示す第3の要素抵抗回路は、2個のゲート接地されたNMOSトランジスタ21をカスコード接続したものである。図2Cに表記の「n2gg」において、「2」はカスコード接続されたMOSトランジスタ数(段数)を表している。「gg」は、要素抵抗回路を構成するそれぞれのMOSトランジスタ21の接続形態を表している。先頭に示された「g」は、図示上側、つまりグランドから離れた側に位置するMOSトランジスタ21aの接続形態を示している。また、2番目の「g」は、図示下側、つまりグランド側に位置するMOSトランジスタ21bの接続形態を表している。これらMOSトランジスタの接続形態は何れもゲート接地である。
図2Cに標記の「n2ggh」及び「n2ggl」はそれぞれ、各NMOSトランジスタ21によって構成される要素抵抗回路の種類、及び要素抵抗回路内で各NMOSトランジスタ21が配置された位置を表している。例えば「n2ggh」は、第3の要素抵抗回路で伝送線路側に配置されるNMOSトランジスタ21を表している。それにより「h」は伝送線路側に配置されていることを表し、「l」はグランド側に配置されていることを表している。これは、後述する第4の要素抵抗回路でも同様である。以降は、伝送線路側を上側、グランド側を下側とも呼ぶことにする。 図2Dに示す第4の要素抵抗回路は、上記第3の要素抵抗回路と同様に、2個のNMOSトランジスタ21をカスコード接続したものである。しかし、上側に位置するNMOSトランジスタ21はダイオード接続となっている。また、下側に位置するNMOSトランジスタ21は、ゲート接続となっている。それにより図2Dでは、要素抵抗回路の回路構成を示す表記が「n2dg」となっている。
図2Eに示す第5の要素抵抗回路は、ゲートがグランドに接続された1つのPMOSトランジスタ22から構成されている。図2Eに表記の「p1g」は、第5の要素抵抗回路が1個のPMOSトランジスタ22をゲート接地した回路構成であることを示している。
図3は、図2A乃至図2Eに示された各要素抵抗回路の抵抗値と終端ノード電圧の関係を示すグラフである。図3の横軸は終端ノード電圧Vtrm、縦軸は抵抗値比をそれぞれ示している。終端ノード電圧は、要素抵抗回路に印加される電圧に相当する。抵抗値比は、要素抵抗回路への印加電圧が0.9Vのときを基準(=100%)として表している。
図3に示すように、第1、及び第3の要素抵抗回路は、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる正特性を有している。これに対し、残りの第2、第4及び第5の要素抵抗回路は、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有している。
終端ノード電圧が0.9V以下の領域では、第3の要素抵抗回路の抵抗値の変動は第1の要素抵抗回路の抵抗値の変動よりも小さい。このため、終端ノード電圧(印加電圧)の変動に対し、第3の要素抵抗回路は第1の要素抵抗回路より優れた特性を有している。
非飽和領域でMOSトランジスタのドレイン−ソース間を流れる電流の近似式は、ドレイン−ソース間電流をIdsと表すと、以下のようになる。
Ids=β((Vgs−Vt)Vds−(Vds)2/2)
・・・ (1)
ここで、βは電流利得係数、Vgsはゲート−ソース間電圧、Vdsはドレイン−ソース間電圧、Vtはチャネルが形成される閾値電圧である。
(1)式より、要素抵抗回路の抵抗値Rは
R=Vds/Ids
=Vds/(β((Vgs−Vt)Vds−(Vds)2/2))
=1/(β((Vgs−Vt)−Vds/2)) ・・・ (2)
となる。ここでVds=0.9V、つまり基準電圧であることを示すシンボルとして「(h)」、Vdsが0.9Vよりも低い電圧を示すシンボルとして「(l)」を用いると、抵抗値比は
R(l)/R(h)=((Vgs−Vt)−Vds(h)/2)/
(Vgs−Vt)−Vds(l)/2)
・・・ (3)
となる。
(1)〜(3)式中の(Vgs−Vt)の値は一定である。また、基準電圧Vds(h)は抵抗値比の基準値なので固定値である。このことから、(3)式は定数C1及びC2を用いて
R(l)/R(h)=C1/(C2−Vds(l)) ・・・ (4)
と表現できる。この(4)式から、電圧Vds(l)の変化が小さいほど、抵抗値比の変化も小さくなることが分かる。
図4は、第1及び第3の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧によるドレイン−ソース間電圧の変化を示すグラフである。図4の横軸は終端ノード電圧、縦軸はドレイン−ソース間電圧Vdsをノード電圧としてそれぞれ示している。第3の要素抵抗回路では、それを構成するNMOSトランジスタ21別にノード電圧Vdsを棒グラフで表している。
終端ノード電圧が低い領域では、図4に示すように、第3の要素抵抗回路を構成する上下のNMOSトランジスタ21のドレイン−ソース電圧(ノード電圧)Vdsはほぼ等しく、終端ノード電圧のほぼ1/2となっている。従って、第3の要素抵抗回路全体の終端ノード電圧による抵抗値比の変動は、各NMOSトランジスタ21それぞれ単体での抵抗値比の変動にほぼ等しい。第3の要素抵抗回路は、2つのNMOSトランジスタ21を直列に接続した回路なので、両者の合成抵抗である第3の要素抵抗回路の抵抗値比(抵抗変動率)は各NMOSトランジスタ21それぞれ単体の抵抗値比と等しい。
第3の要素抵抗回路の各NMOSトランジスタ21のドレイン−ソース間電圧Vdsがほぼ等しいということは、各ドレイン−ソース間電圧Vdsの変動は終端ノード電圧の変動より小さいことを意味する。なぜなら、各ドレイン−ソース間電圧Vdsの変動量は終端ノード電圧の変動量のほぼ1/2になるからである。そのように各ドレイン−ソース間電圧Vdsの実効的な変動がより小さくなることが、図3に示されるように、第3の要素抵抗回路の方が第1の要素抵抗回路よりも抵抗値比の変化が小幅になる理由と考えられる。その理由から、要素抵抗回路を形成する際に、NMOSトランジスタ3段以上のカスコード化でも効果が期待できる。第1の要素抵抗回路と第3の要素抵抗回路との対比では、全体のノード電圧は、終端ノード電圧が低い領域では第1の要素抵抗回路のほうが低い傾向があり、終端ノード電圧が高い領域では第1の要素抵抗回路のほうが高い傾向がある。終端ノード電圧が高い領域では、終端ノード電圧が高くなるほど、第1の要素抵抗回路と第3の要素抵抗回路の電圧差は大きくなる。
図5は、第1及び第3の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧による抵抗値の変化を抵抗値比で示すグラフである。横軸は終端ノード電圧、縦軸は抵抗値比をそれぞれ示している。抵抗値比は、印加電圧である終端ノード電圧が0.9Vのときを基準(=100%)として表している。抵抗値自体は、図4に示す各終端ノード電圧に対応した各MOSトランジスタのノード電圧と、そのときに各MOSトランジスタを流れた電流の値とから算出している。図4と同様に、第3の要素抵抗回路では、それを構成するNMOSトランジスタ21別に抵抗値比を棒グラフで表している。図5には、第1及び第3の要素抵抗回路それぞれの抵抗値比の変化を表す直線を併せて示している。その2つの直線からも、第1及び第3の要素抵抗回路の抵抗値比の傾きの違いを確認できる。
終端ノード電圧が低い領域では、図5に示すように、第3の要素抵抗回路を構成する上下のNMOSトランジスタ21の抵抗値比は同様にほぼ等しくなっている。しかし、下側のNMOSトランジスタ21n2gglの抵抗値比は、その終端ノード電圧が高い領域になると、ほとんど変化しなくなっている。そのようにほとんど変化しなくなっている範囲では、終端ノード電圧が高くほど、全体の抵抗値比は第1の要素抵抗回路の抵抗値比と同じような傾きで大きくなっている。このことからも、終端ノード電圧が低い領域で第3の要素抵抗回路の方が第1の要素抵抗回路よりも抵抗値比の変化が小幅になるのは、第3の要素抵抗回路を構成する2つのNMOSトランジスタ21の各ドレイン−ソース間電圧Vdsの実効的な変動がより小さくなることが関係していると推量できる。
図6は、第2及び第4の要素抵抗回路を構成する各MOSトランジスタの終端ノード電圧による抵抗値の変化を抵抗値比で示すグラフである。図6の横軸は終端ノード電圧、縦軸は抵抗値比をそれぞれ示している。抵抗値比は、印加電圧である終端ノード電圧が0.9Vのときを基準(=100%)として表している。図5と同様に、第4の要素抵抗回路では、それを構成するNMOSトランジスタ21別に抵抗値比を棒グラフで表している。
図6に示すように、第4の要素抵抗回路を構成する下側のNMOSトランジスタ21n2dglの抵抗が第4の要素抵抗回路全体の抵抗に占める割合は常に低いレベルに維持されている。それにより、NMOSトランジスタのカスコード化による改善は僅かとなっている。これは、強反転領域では上側のNMOSトランジスタ21n2dghが常に飽和状態(高抵抗)で動作するために、下側のNMOSトランジスタ21n2dglは非飽和状態(低抵抗)にならざるをえないからと考えられる。このようなことから、NMOSトランジスタ3段以上のカスコード化を行っても良いが、段数をより多くすることによる大幅な改善は余り期待できないと思われる。第2の要素抵抗回路の抵抗値比は、第4の要素抵抗回路と比較して、終端ノード電圧が低い領域では大きく、終端ノード電圧が高い領域では小さくなっている。
図3に示すように、第2、第4及び第5の要素抵抗回路は、印加電圧(終端ノード電圧)が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有し、第1及び第3の要素抵抗回路は、それとは逆の正特性を有している。それらの要素抵抗回路の印加電圧に対する抵抗値の変化は対称的である。しかし、第1及び第3の要素抵抗回路の正特性との対称性には、第2、第4及び第5の要素抵抗回路のなかで差があり、第5の要素抵抗回路は明らかに第1及び第3の要素抵抗回路との対称性が第2及び第4の要素抵抗回路より劣っている。第2及び第4の要素抵抗回路間では、第1及び第3の要素抵抗回路との対称性は第4の要素抵抗回路のほうがより良好となっている。一方、第1及び第3の要素抵抗回路では、第2及び第4の要素抵抗回路との対称性は第3の要素抵抗回路のほうがより良好となっている。これらのことから、MOSトランジスタのダイオード接続、及びカスコード接続(カスコード化)は、要素抵抗回路の対称性をより良好にするうえで効果があることが分かる。またプルダウンの抵抗回路をNMOSトランジスタのみで構成することは、レイアウト上の利点がある。 図7は、並列に接続する要素抵抗回路の組み合わせ毎に抵抗値の終端ノード電圧による変化を抵抗値比で示すグラフである。図7の横軸は終端ノード電圧、縦軸は抵抗値比をそれぞれ示している。抵抗値比は、印加電圧である終端ノード電圧が0.9Vのときを基準(=100%)として表している。ここでは、要素抵抗回路の組み合わせとして、第1の要素抵抗回路と第2の要素抵抗回路との並列回路(図中「n1g||n1d」はその組み合わせを表している。以降「第1の組み合わせ」と呼ぶ)、第3の要素抵抗回路と第4の要素抵抗回路との並列回路(図中「n2gg||n2dg」はその組み合わせを表している。以降「第2の組み合わせ」と呼ぶ)、及び第1の要素抵抗回路と第5の要素抵抗回路との並列回路(図中「n1g||p1g」はその組み合わせを表している。特許文献4に記載の従来の終端回路に相当することから以降「従来の組み合わせ」と呼ぶ)の計3つを示している。
各組み合わせでは、終端ノード電圧を0.05−1.75[V]の範囲内で変化させた場合に、要素回路全体での抵抗値の変動幅が最小となることを条件にして、ゲート幅サイズWの最適化を行っている。それにより図7では、最適化した要素回路の組み合わせでの抵抗値の変化を示している。
図7中に表記の「β(n1d)/β(n1g)=1.68」及び「β(n2dg)/β(n2gg)=1.65」はそれぞれ、第1の組み合わせ及び第2の組み合わせで最適化した結果を電流利得係数βの比で表したものである。括弧内に表記した「n1d」や「n1g」は、組み合わされた要素抵抗回路の種類を表している。例えば「β(n1d)/β(n1g)=1.68」は、第1の組み合わせで最適化を行った結果、第2の要素抵抗回路のNMOSトランジスタ21の電流利得係数βを第1の要素抵抗回路のNMOSトランジスタ21の電流利得係数βで割った値が1.68であったことを示している。
図7中に表記の「W/L(p1g)/W/L(n1g)=3.15」は、ゲート幅サイズWを電流が流れる方向の長さであるゲート長サイズLで割った値の比で、従来の組み合わせにおける最適化の結果を表したものである。具体的には、第5の要素抵抗回路のW/Lの値と、第1の要素抵抗回路のW/Lの値との比を示す。それにより、図7では、最適化を行った結果、その比の値は3.15であったことを示している。
図7に示すように、第1及び第2の組み合わせは高電圧側、及び低電圧側の何れでも抵抗値(抵抗値比)の変動幅が従来の組み合わせよりも小さくなっている。また、抵抗値変動も、従来の組み合わせより緩やかなものとなっている。低電圧側では、第2の組み合わせは第1の組み合わせよりも抵抗値の変動幅がより小さくなっている。それにより、第2の組み合わせは3つの組み合わせのなかで抵抗値が最も変動しない特性となっている。高電圧側で第1及び第2の組み合わせが従来の組み合わせよりも優れているのは、ダイオード接続の効果によるものである。低電圧側で第2の組み合わせが他の組み合わせよりも優れているのは、カスコード接続の効果によるものである。
本実施形態による終端回路は、上述したような各要素抵抗回路の特性を考慮し、終端ノード電圧の変化に伴う抵抗値の変化がより小さくなるように要素抵抗回路を組み合わせたものである。それにより、伝送線路での整合状態の悪化をより低く抑えられるようにしている。以降は、終端回路について詳細に説明する。
図8は、本実施形態による終端回路の適用例を示す図である。図8の適用例は、2つの伝送線路81及び82により接続されたコントローラ60とメモリ70の2つの半導体装置に、本実施形態による終端回路64及び74をそれぞれ採用した場合の例である。コントローラ60はメモリ70にアクセスするためのものである。
伝送線路81はメモリ70から出力された信号専用の伝送線路であり、伝送線路82はメモリ70に入力する信号専用の伝送線路である。このため、伝送線路81にはコントローラ60側にのみ終端回路64が接続されている。もう一つの伝送線路82にはメモリ70側にのみ終端回路74が接続されている。
コントローラ60は、終端回路64の他に、コントローラ本体61、伝送線路81を介して送信される信号を受信するためのレシーバ回路62、及び伝送線路82上に信号を出力するためのドライバ回路63を備えている。それらは例えばワンチップ上に実装されている。メモリ70は、終端回路74の他に、メモリ本体71、伝送線路81上に信号を出力するためのドライバ回路72、及び伝送線路82を介して送信される信号を受信するためのレシーバ回路73を備えている。それらも例えばワンチップ上に実装されている。本実施形態による終端回路を適用する半導体装置、つまり本実施形態による半導体装置は、コントローラ60及びメモリ70以外の種類であっても良い。本実施形態による電子機器は、本実施形態による終端回路を搭載した半導体装置を用いることで実現される。
図9Aは、本実施形態による終端回路の構成を示す図である。終端回路64及び74は基本的に同じ構成であるため、ここでは便宜的に、コントローラ60に実装(搭載)された終端回路64にのみ注目して説明する。
終端回路64には、図8に示す伝送線路81のプルアップ側、及びプルダウン側の両方に抵抗回路を配置したテブナン終端方式を採用している。しかし、抵抗回路の構成はそれが配置される側に応じて異ならせる必要はないため、図9Aではプルダウン側の抵抗回路のみ示している。終端回路64に採用する終端方式は、テブナン終端方式にのみ限定されるわけではなく、別の終端方式を採用しても良い。
終端回路64のプルダウン側の抵抗回路は、主抵抗回路91と、補償抵抗回路92とを並列に接続した構成である。主抵抗回路91は、終端回路64が接続された伝送線路81上のノード(以降「接続ノード」)96の電圧(印加電圧)が大きくなるほど抵抗値が大きくなる正特性を有する要素抵抗回路である。補償抵抗回路92は、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有する要素抵抗回路である。
接続ノード96には、例えばプルダウン側、及びプルアップ側それぞれに可変抵抗が接続されている。それにより図9Aは、終端回路64(及び74)の特徴的な部分のみを示すものとなっている。
図2A〜図2Eに示す第1〜第5の要素抵抗回路において、第1及び第3の要素抵抗回路が正特性を有している。第1及び第3の2つの要素抵抗回路では、抵抗値の変動幅は第3の要素抵抗回路のほうがより小さい。このため、終端回路64の主抵抗回路91には第3の要素抵抗回路を採用している。
主抵抗回路91は、NMOSトランジスタ91a及び91bをカスコード接続して構成されている。NMOSトランジスタ91aでは、ドレインが接続ノード96、ソースがNMOSトランジスタ91bのドレイン、ゲートがセレクト信号線97にそれぞれ接続されている。NMOSトランジスタ91bでは、ソースがグランドに接続され、ゲートには電源電圧が常に印加されている。終端回路64は、セレクト信号線97に出力される信号がHレベルとなることでアクティブ状態となる。
図2A〜図2Eに示す第1〜第5の要素抵抗回路において、第2、第4及び第5の要素抵抗回路が負特性を有している。第2、第4及び第5の3つの要素抵抗回路では、上述したように、第5の要素抵抗回路は第3の要素抵抗回路が有する正特性との対称性が他の要素抵抗回路よりも明らかに劣っている。このため、終端回路64の補償抵抗回路92には、第2或いは第4の要素抵抗回路を採用している。
図9Aでは、補償抵抗回路92として、3つの要素抵抗回路93〜95を示している。要素抵抗回路93〜95は補償抵抗回路92として採用可能な候補であり、実際にはそのなかの一つが補償抵抗回路92となる。それにより、本実施形態による終端回路は、主抵抗回路91と並列に、要素抵抗回路93〜95のうちの一つを補償抵抗回路92として接続させた構成である。要素抵抗回路93〜95のなかから要素抵抗回路94を採用した場合には、終端回路は図9Bに示すようなものとなる。
要素抵抗回路93は、第2の要素抵抗回路に相当し、残りの要素抵抗回路94及び95は共に第4の要素抵抗回路に相当する。それら要素抵抗回路93〜95は以下の構成である。
要素抵抗回路93は、1つのPMOSトランジスタ93a、及び3つのNMOSトランジスタ93b〜93dにより構成されている。PMOSトランジスタ93aのソース及びNMOSトランジスタ93bのドレインはそれぞれ接続ノード96に接続され、PMOSトランジスタ93aのドレイン及びNMOSトランジスタ93bのソースはNMOSトランジスタ93cのドレインと接続され、トランジスタ93cのソースはグランドと接続されている。NMOSトランジスタ93dは、ドレインは接続ノード96、ソースはグランド、ゲートはNMOSトランジスタ93cのドレインと接続されている。
PMOSトランジスタ93a及びNMOSトランジスタ93cの各ゲートは、インバータ98を介してセレクト信号線97と接続されている。NMOSトランジスタ93bのゲートはセレクト信号線97と接続されている。それにより、要素抵抗回路93がアクティブの状態では、接続ノード96からPMOSトランジスタ93a及びNMOSトランジスタ93bを流れた電流はNMOSトランジスタ93dのゲートに全て供給される結果、NMOSトランジスタ93dはダイオード接続される。
NMOSトランジスタ93dのゲートには、2つの種類の異なるトランジスタ93a及び93bを並列に接続している。これは、トランジスタ93a及び93bの合成抵抗値をより小さくさせると共に、要素抵抗回路93の印加電圧、つまり接続ノード96の電圧の変化に伴う合成抵抗値の変動幅もより小さくさせるためである。それにより、より良好な形でのダイオード接続を実現させている。
要素抵抗回路94は、2つのNMOSトランジスタ94a及び94bをカスコード接続させた構成である。NMOSトランジスタ94aでは、ドレイン及びゲートを接続ノード96に接続させることでダイオード接続が実現されている。NMOSトランジスタ94bは、そのドレインはNMOSトランジスタ94aのソース、そのソースはグランド、そのゲートはセレクト信号線97に接続されている。
要素抵抗回路95は、2つのPMOSトランジスタ95a及び95bをカスコード接続させることで実現させた要素抵抗回路である。PMOSトランジスタ95aでは、ソースを接続ノード96、ゲートをグランドにそれぞれ接続させることでダイオード接続が実現されている。PMOSトランジスタ95bは、そのドレインはグランド、そのソースはPMOSトランジスタ95aのドレイン、そのゲートはインバータ98を介してセレクト信号線97に接続されている。
上記のような構成の要素抵抗回路93〜95は、ダイオード接続の効果により、高電圧側での抵抗値の変化をより抑えることができる。低電圧側では、主抵抗回路91でのトランジスタのカスコード接続の効果により、抵抗値の変化がより抑えられる。これらのことから、特許文献4に記載の従来の終端回路と比較すると、低電圧側、及び高電圧側ともに、抵抗値の変化はより小さくなるように抑制される。それにより、幅広い電圧領域で整合状態は良好に維持される。
なお、高電圧側での抵抗値の変化のみをより抑えれば良い場合には、主抵抗回路91に第1の要素抵抗回路(図2A)を採用しても良い。逆に、低電圧側での抵抗値の変化のみをより抑えれば良い場合には、補償抵抗回路92として第5の要素抵抗回路(図2E)を採用しても良い。そのようにしても、特許文献4に記載の従来の終端回路と比較すると、抵抗値の変動幅はより小さくすることができ、整合状態はより良好に維持される。
主抵抗回路91、及び要素抵抗回路93〜95は、図10に示すように、抵抗(抵抗素子)を併用したものであっても良い。つまり、図10に示すように、主抵抗回路91では抵抗91cをNMOSトランジスタ91aと接続ノード96間に配置しても良い。同様に、要素抵抗回路93〜95ではそれぞれ抵抗93e、94c及び95cを介してMOSトランジスタ93d、94a及び95aを接続ノート96と接続させても良い。
抵抗93e、94c及び95cの挿入に合わせて、要素抵抗回路93及び94では、以下のような変形を加えても良い。
要素抵抗回路93では、ノードA〜B間の接続を解除し、図示点線で示すようにノードBをノードCと接続させても良い。つまり抵抗93eを介して各MOSトランジスタ93a及び93bを接続ノード96と接続させても良い。要素抵抗回路94でも同様に、ノードD〜E間の接続を解除し、図示点線で示すようにノードEをノードFと接続させることにより、抵抗94cを介してNMOSトランジスタ94aのゲートに接続ノード96からの電流を供給するようにしても良い。
主抵抗回路91、及び補償抵抗回路92は、それぞれ複数、並列に接続しても良い。主抵抗回路91側では、図11に示すように、同一条件下でドレイン−ソース間の抵抗値(オン抵抗値)が同じ、或いは異なるNMOSトランジスタ91a及び91bを用いて構成した複数の主抵抗回路91を用意し、必要とされる抵抗値に応じて、それらのなかでMOSトランジスタ91aのゲートに電流(デジタル信号digital)を供給すべき主抵抗回路91を選択するようにしても良い。これは、補償抵抗回路92側でも同様である。その図11は、主抵抗回路91として、計n+1個の主抵抗回路91−0〜91−nを用意し、それらに別個に供給するデジタル信号(セレクト信号)digital[0]〜[n]によりアクティブにするものを選択する場合の構成例である。

Claims (4)

  1. 伝送線路に接続される終端回路において、
    前記伝送線路と電源間であるプルアップ側、及び該伝送線路とグランド間であるプルダウン側のうちの少なくとも一方に配置され、印加電圧が大きくなるほど抵抗値が小さくなる負特性を有する補償抵抗回路と、
    前記補償抵抗回路と並列に接続され、前記MOSトランジスタを2段以上カスコード接続させた構成であり、前記印加電圧が大きくなるほど抵抗値が大きくなる正特性を有する主抵抗回路と、
    を具備することを特徴とする終端回路。
  2. 前記補償抵抗回路は、1つのMOSトランジスタを少なくともダイオード接続させ、前記ダイオード接続される前記MOSトランジスタに別のMOSトランジスタをカスコード接続させた構成である、
    ことを特徴とする請求項1記載の終端回路。
  3. 請求項1、または2記載の終端回路を備えていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置を備えていることを特徴とする電子機器
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