JP5125724B2 - 車両制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態1の車両制御装置を備えた車両10の概略図である。図1に示すように、車両10は、運転者により操舵されるステアリングホイール12と、ステアリングホイール12に連結されたステアリングシャフト14とを備える。ステアリングシャフト14の下端には、減速機構を備えた操舵反力用モータ16が設けられている。操舵反力用モータ16によって生成された回転力は、減速機構を介してステアリングシャフト14に伝達され、ステアリングホイール12に対して操舵反力を与える。この操舵反力は、路面と車輪との間の摩擦力やセルフアライニングトルクなどを運転者に感覚的に伝達するために与えられる。ステアリングシャフト14には、ステアリングホイール12の操舵角θsを検出する操作量センサとしての操舵角センサ18が設置されている。操舵角センサ18は、ステアリングホイール12の中立位置からの回転角を検出し、検出された操舵角θsを出力する。操舵角センサ18の出力は、後述する第1の転舵制御部30、第2の転舵制御部50、および操舵反力制御部70に送信される。
|I1−I2|≧K1
そして、転舵角演算指令部32は、以下の式に基づいてI項値I1を補正する。
I1_new=I1+{(I1+I2)/2−I1}×K2 (K2:定数)
すなわち、第1の転舵用モータ24Lに対するI項値I1が、第1の転舵用モータ24Lに対するI項値I1と第2の転舵用モータ24Rに対するI項値I2との平均値に近づくように補正している。
|I1_new−I2|<K3
この補正処理は、両者の偏差が所定値K3未満となるまで繰り返される。ここで、所定値K1と所定値K3は、K1≧K3の関係を満たす定数である。K1=K3の場合には、この補正処理の開始・終了の切換が頻繁に行われることとなるため、K1とK3との間にはある程度の差を設けることが好ましい。
実施形態2では、I項値I1、I2の単位時間あたりの変化が所定量以下のときに、I項値I1、I2の補正動作が実行される点が実施形態1と異なる。I項値I1、I2の変化が所定量以下である場合としては、たとえば車両10が直進状態や一定曲率での旋回状態にある場合がある。本実施形態では、車両10が直進状態や一定曲率での旋回状態にあることを、操舵角センサ18によって検出したステアリングホイール12の操舵角θsにおける単位時間あたりの変化が所定量以下であるか否かで判断している。なお、車両10の全体構成、第1の転舵制御部30などの構成は実施形態1と基本的に同一であり、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
図示しないイグニッションスイッチの投入などにより、第1の転舵制御部30は、図4に示すパラメータ値の補正動作フローを開始し、操舵角センサ18により検出したステアリングホイール12の操舵角θsの変化が所定量以下であるか判断する(S401)。操舵角θsの変化が所定量以下であった場合は(S401のYes)、実施形態1と同様に、I項値I1の送信から、I項値I1とI項値I2との偏差が所定値K3未満となるまでのI項値I1の補正までを実行する(S402〜S408)。操舵角θsの変化が所定量未満であった場合は(S401のNo)、第1の転舵制御部30は、本補正動作フローを終了する。
実施形態3に係る車両制御装置は、車両10が所定の状態であると判断された場合に、第1の転舵制御部30および第2の転舵制御部50がそれぞれ自己の積分動作の出力値を調整する点が実施形態1および2と異なる。以下、本実施形態に係る車両制御装置について説明する。なお、車両10の全体構成などは実施形態1と基本的に同一であり、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
実施形態1と同様に、回転角検出センサ44から送信された第1の転舵用モータ24Lの回転角θm1が、実転舵角算出部38に送信される。そして、実転舵角算出部38によって、第1の転舵用モータ24Lによって転舵された左前輪FLおよび右前輪FRの第1の実転舵角θw1が算出され、転舵角演算指令部32に送信される。また、操舵角センサ18から送信されたステアリングホイール12の操舵角θsは、目標転舵角算出部34によって受信される。そして、目標転舵角算出部34によって、左前輪FLおよび右前輪FRの目標転舵角θtが算出され、転舵角演算指令部32に送信される。
Claims (6)
- 車輪転舵機構を駆動する第1の転舵用モータにより転舵された車輪の第1の実転舵角を検出する第1の実転舵角検出部と、
車輪転舵機構を駆動する第2の転舵用モータにより転舵された前記車輪の第2の実転舵角を検出する第2の実転舵角検出部と、
前記第1の実転舵角とステアリングホイールの操舵角に応じた目標転舵角との偏差に基づいて前記第1の転舵用モータの出力を、比例動作、積分動作および微分動作によりPID制御する第1の転舵制御部と、
前記第2の実転舵角と前記ステアリングホイールの操舵角に応じた目標転舵角との偏差に基づいて前記第2の転舵用モータの出力を制御する第2の転舵制御部と、
を備え、前記第1の転舵制御部は、前記第2の転舵用モータの制御に用いられるパラメータ値を前記第2の転舵制御部から受信し、前記第1の転舵用モータの制御に用いられる自己の所有するパラメータ値と前記第2の転舵制御部のパラメータ値とを比較して、両者の差が所定値以上の場合に両者の差が減少するように自己のパラメータ値を補正し、
前記パラメータ値は、前記積分動作の出力値であり、
前記第1の転舵制御部は、前記積分動作の出力値の変化が所定量以下のときに、前記積分動作の出力値を補正することを特徴とする車両制御装置。 - 運転者によるステアリングホイールの操作量を検出する操作量センサを備え、
前記第1の転舵制御部は、前記操作量センサの検出値の変化が所定量以下のときに、前記パラメータ値を補正することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。 - 前記第2の転舵制御部は、前記第1の転舵用モータの制御に用いられるパラメータ値を前記第1の転舵制御部から受信し、前記第2の転舵用モータの制御に用いられる自己の所有するパラメータ値と前記第1の転舵制御部のパラメータ値とを比較して、両者の差が所定値以上の場合に両者の差が減少するように自己のパラメータ値を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
- 前記第2の転舵制御部は、前記第2の転舵用モータの出力を、比例動作、積分動作および微分動作によりPID制御し、
前記パラメータ値は、前記積分動作の出力値であることを特徴とする請求項3に記載の車両制御装置。 - 前記第2の転舵制御部は、前記積分動作の出力値の変化が所定量以下のときに、前記積分動作の出力値を補正することを特徴とする請求項4に記載の車両制御装置。
- 運転者によるステアリングホイールの操作量を検出する操作量センサを備え、
前記第2の転舵制御部は、前記操作量センサの検出値の変化が所定量以下のときに、前記パラメータ値を補正することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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