JP5125653B2 - 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法 - Google Patents

円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5125653B2
JP5125653B2 JP2008073983A JP2008073983A JP5125653B2 JP 5125653 B2 JP5125653 B2 JP 5125653B2 JP 2008073983 A JP2008073983 A JP 2008073983A JP 2008073983 A JP2008073983 A JP 2008073983A JP 5125653 B2 JP5125653 B2 JP 5125653B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered roller
inner ring
vertical direction
conical
roller bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008073983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009228760A (ja
Inventor
制 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2008073983A priority Critical patent/JP5125653B2/ja
Publication of JP2009228760A publication Critical patent/JP2009228760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5125653B2 publication Critical patent/JP5125653B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
    • F16C19/364Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/60Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
    • F16C33/605Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings with a separate retaining member, e.g. flange, shoulder, guide ring, secured to a race ring, adjacent to the race surface, so as to abut the end of the rolling elements, e.g. rollers, or the cage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C43/00Assembling bearings
    • F16C43/04Assembling rolling-contact bearings
    • F16C43/06Placing rolling bodies in cages or bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2240/00Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
    • F16C2240/40Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
    • F16C2240/70Diameters; Radii
    • F16C2240/80Pitch circle diameters [PCD]
    • F16C2240/82Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD
    • F16C2240/84Degree of filling, i.e. sum of diameters of rolling elements in relation to PCD with full complement of balls or rollers, i.e. sum of clearances less than diameter of one rolling element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、円錐ころ軸受に関し、特に、鉄鋼圧延機の回転軸や風力発電装置の主軸を回転自在に支持するのに使用されれば好適な円錐ころ軸受に関する。
また、本発明は、円錐ころ軸受の内輪に関し、特に、鉄鋼圧延機の回転軸や風力発電装置の主軸を回転自在に支持する円錐ころ軸受で使用されれば好ましい円錐ころ軸受の内輪に関する。
また、本発明は、円錐ころ軸受の組立方法に関し、特に、鉄鋼圧延機の回転軸や風力発電装置の主軸を回転自在に支持する円錐ころ軸受の組み立てに使用されれば好適な円錐ころ軸受の組立方法に関する。
従来、円錐ころ軸受の組立方法としては、特開2006−46465号公報に記載されているものがある。
円錐ころ軸受は、その方法では、次のように組み立てられる。
先ず、内輪、保持器および円錐ころを組み付け、保持器によって円錐ころが内輪から離脱しない状態になっている内輪アッセンブリを組み立てる。
次に、内輪アッセンブリを、円錐ころの円錐面の小径側の小径端面を鉛直方向の下に向けた状態で、吊り具で鉛直方向の上方に吊り上げる。
最後に、内輪アッセンブリよりも鉛直方向の下側に位置する外輪に向けて、上記内輪アッセンブリを、鉛直方向下方に降下させて、上記内輪アッセンブリを外輪に組み付けて、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記背景において、例えば、風力発電装置の主軸を支持する円錐ころ軸受において、負荷容量を今以上に大きくして欲しいという要請が存在する。
ここで、円錐ころ軸受の負荷容量を大幅に大きくすることを目的として、風力発電装置の主軸を支持する円錐ころ軸受として、保持器が存在しない所謂総ころ円錐ころ軸受を採用しようとしても、保持器で、円錐ころを内輪と一体にすることができないため、吊り具で内輪を鉛直方向の上方に吊り上げた際、内輪から円錐ころが落下するという課題がある。このため、総ころ円錐ころ軸受を採用できないという課題がある。
したがって、風力発電装置の主軸を支持する円錐ころ軸受として、総ころ円錐ころ軸受を採用できず、円錐ころ軸受の負荷容量を格段に大きくすることができないという課題がある。
特開2006−46465号公報(第7図)
そこで、本発明の課題は、保持器が存在しなくても、鉛直方向に延びる軸への組立時において、円錐ころが内輪の円錐軌道面から離脱することがない円錐ころ軸受を提供することにある。
また、本発明の課題は、保持器が存在しなくても、鉛直方向に延びる軸への組立時において、円錐ころが内輪の円錐軌道面から離脱することがなく円錐ころ軸受を上記軸に容易に組み付けできる円錐ころ軸受の内輪を提供することにある。
また、本発明の課題は、鉛直方向に延びる軸への組立時において、円錐ころが内輪の円錐軌道面から離脱することを防止できる円錐ころ軸受の組立方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の円錐ころ軸受は、
円錐軌道面と、その円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記円錐軌道面の大径側の端よりも上記円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部とを有する内輪と、
円錐軌道面を有する外輪と、
上記内輪の上記円錐軌道面と上記外輪の上記円錐軌道面との間に配置されると共に、円錐面と、この円錐面の小径側に位置する軸方向の端面とを有する円錐ころと
を備え、
上記内輪の軸中心と上記外輪の軸中心とを一致させた状態で、上記突出部は、上記外輪の内周面の径方向の内方側に位置し、
上記内輪の軸中心が略鉛直方向に一致し、かつ、上記内輪の上記円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、上記突出部は、上記端面が鉛直方向の下方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能な保持部を有していることを特徴としている。
本発明によれば、内輪の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪の円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、円錐ころを上記保持部に保持できるから、保持器が存在しない状態でも、円錐ころが内輪から鉛直方向下方に落下することがない。
したがって、内輪の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪の円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、保持器が存在しなくても、外輪を、円錐ころを保持している内輪に容易に組み付けできて、円錐ころ軸受を容易に組み立てできる。
また、保持器が存在しなくても、円錐ころ軸受を容易に組み立てできて、保持器を省略することができるから、内輪の周方向に隣接する円錐ころの周方向の距離を小さくできる。したがって、円錐ころの数を増やしたり、より容量が大きい円錐ころを使用できて、定格荷重を大きくすることができる。
また、一実施形態では、
上記保持部は、上記内輪の軸方向の内方に行くにしたがって内径が大きくなる内周テーパ面を有する。
上記実施形態によれば、上記内周テーパ面は、上記内輪の軸方向の内方に行くにしたがって内径が大きくなるから、上記内輪を、内輪の円錐軌道面の大径側を鉛直方向の上方に位置させ、かつ、内輪の軸中心を略鉛直方向に一致させた状態では、上記内周テーパ面の鉛直方向の位置は、上記突出部の径方向の内方に行くにしたがって、鉛直方向の下方になる。
したがって、上記内周テーパ面に円錐ころの円錐面の小径側の端面を載置した状態において、円錐ころが、内輪の軸中心の側に傾くことになるから、円錐ころを上記内周テーパ面に載置した状態において、円錐ころを安定させることができる。尚、軸方向の断面において、上記内周テーパ面の接線と上記内輪の軸中心との間の角度が全て、90°より小さい角度の範囲におさまるようにすると、円錐ころを上記内周テーパ面に載置した状態において、円錐ころをより安定に保持することができる。
また、一実施形態では、
上記保持部は、上記突出部の上記内輪の軸方向の内方側の端面に位置する平面部と、この平面部から上記内輪の軸方向の内方側に突出する突起部とを有し、
上記円錐ころは、上記端面につながる凹部を有し、
上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記保持部の上記平面部は、上記円錐ころの上記端面の少なくとも一部に当接し、かつ、上記保持部の上記突起部は上記円錐ころの上記凹部に収容されるようになっている。
上記実施形態によれば、上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記保持部の上記突起部が上記円錐ころの上記凹部に収容されるようになっているから、上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、円錐ころを安定に保持することができて、円錐ころが内輪から脱落(落下)することがない。
また、一実施形態では、
上記保持部は、上記突出部の上記内輪の軸方向の内方側の端面に位置する平面部と、この平面部につながると共に、略上記平面部の法線方向に延在する穴とを有し、
上記円錐ころは、上記端面から上記円錐ころの軸方向の外方に突出する突起部を有し、
上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記保持部の上記平面部は、上記円錐ころの上記端面の少なくとも一部に当接し、かつ、上記円錐ころの上記突起部は、上記保持部の上記穴に収容されるようになっている。
上記穴は、貫通穴であっても、底を有する穴であってもどちらでも良い。
上記実施形態によれば、上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記円錐ころの上記突起部が、上記保持部の上記穴に収容されるようになっているから、上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、円錐ころを安定に保持することができて、円錐ころが内輪から脱落(落下)することがない。
また、一実施形態では、
上記保持部は、上記突出部を上記突出部の軸方向の一方の側から他方の側まで貫通すると共に、上記突出部の径方向の外方側が開口している貫通凹部を有し、
上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記円錐ころの第1部分が、上記環状凹部よりも上記突出部の径方向の外方に位置する一方、上記円錐ころの第2部分が、その第2部分の一部が上記貫通凹部の内面に接触している状態で上記貫通凹部に収容され、かつ、上記円錐ころの軸方向の上記円錐面の小径側の端部が、上記突出部よりも上記内輪の軸方向の外方側に位置する一方、上記円錐ころの軸方向の上記円錐面の大径側の端部が、上記突出部よりも上記内輪の軸方向の内方側に位置している。
上記実施形態によれば、内輪の軸中心が鉛直方向に略平行な状態であったとしても、円錐ころを、内輪の突出部の凹部に収容して保持することができて、内輪に円錐ころを保持できるから、外輪を、円錐ころを保持している内輪に容易に組み付けできる。
また、本発明の円錐ころ軸受は、
円錐軌道面を有する内輪と、
円錐軌道面を有する外輪と、
上記内輪の上記円錐軌道面と上記外輪の上記円錐軌道面との間に配置されると共に、円錐面と、この円錐面の小径側に位置する軸方向の端面とを有する円錐ころと
を備え、
上記内輪は、上記内輪の軸中心が略鉛直方向に一致し、かつ、上記内輪の上記円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、上記端面が鉛直方向の下方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能である一方、上記内輪の円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記内輪の円錐軌道面の大径側の端よりも上記内輪の円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部を有する円錐ころ保持部材を、上記内輪に取り付けるための保持部材取付部を有していることを特徴としている。
内輪は、上記保持部を有する突出部を含む円錐ころ保持部材を、内輪に取り外し自在の構成であって、外輪の組み付け時に、上記円錐ころ保持部材を内輪に固定する一方、円錐ころ軸受の使用状態において、上記円錐ころ保持部材を内輪から取り外すようにしても、本発明の課題を解決できることは勿論である。
本発明によれば、内輪の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪の円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態であって、かつ、保持器が存在しない状態でも、円錐ころを、上記内輪に固定された上記円錐ころ保持部材に保持することができるから、円錐ころが内輪から鉛直方向下方に落下することがない。
すなわち、略鉛直方向に延在している軸に、周方向に隣接する円錐ころが接触可能な円錐ころ軸受を容易に組み立てできるから、例えば、より大きな負荷荷重が求められる風力発電装置の主軸支持用の円錐ころ軸受の定格荷重を格段に大きくすることができる。
また、本発明の円錐ころ軸受の内輪は、
円錐軌道面と、その円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記円錐軌道面の大径側の端よりも上記円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部とを有し、
軸中心と外輪の軸中心とを一致させた状態で、上記突出部が、上記外輪の内周面の径方向の内方側に位置し、
上記軸中心が、略鉛直方向に一致し、かつ、上記突出部が上記円錐軌道面よりも鉛直方向の下方に位置している状態で、上記突出部が、円錐ころの円錐面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で上記円錐ころを保持可能な保持部を有することを特徴としている。
本発明によれば、軸中心が、略鉛直方向に一致し、かつ、上記突出部が上記円錐軌道面よりも鉛直方向の下方に位置している状態で、上記突出部が、円錐ころの円錐面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能な保持部を有しているから、保持器で円錐ころを内輪とアッセンブリ化しなくても、円錐ころが内輪から脱落(落下)することがない。
したがって、保持器を省略できるから、周方向に隣接する円錐ころの周方向の間隔を短くできて、円錐ころ軸受の定格荷重を大きくでき、かつ、円錐ころ軸受の組み立てを容易に行うことができる。
また、本発明の円錐ころ軸受の組み立て方法は、
円錐軌道面を有する外輪を、上記円錐軌道面の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している軸に、上記軸の鉛直方向の外方からくぐらせて、上記外輪を、上記軸の鉛直方向下方側に静置し、
本発明の内輪を、上記内輪の上記円錐軌道面の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、上記軸の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、上記軸の外周面の所定位置に固定し、
その後、上記内輪の上記保持部に円錐ころを保持させ、
その後、上記外輪を、鉛直方向上方に移動させて、上記円錐ころを、上記外輪の上記円錐軌道面と上記内輪の上記円錐軌道面との間に位置させることを特徴としている。
本発明によれば、上記内輪の上記円錐軌道面の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態かつ内輪の軸中心が略鉛直方向に一致している状態において、内輪の突出部に円錐ころを保持させることができて、内輪の突出部が円錐ころを保持している状態で外輪を組み付けできるから、略鉛直方向に延在している軸に保持器を有していない円錐ころ軸受を容易に組み立てできる。
本発明の円錐ころ軸受によれば、内輪の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪の円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態において、円錐ころを上記保持部に保持できるから、保持器が存在しない状態でも、円錐ころが内輪から鉛直方向下方に落下することがない。
すなわち、略鉛直方向に延在している軸に、保持器が存在しない総ころ円錐ころ軸受を容易に組み立てできるから、例えば、より大きな負荷荷重が求められる風力発電装置の主軸に総ころ円錐ころ軸受を容易に組立できて、風力発電装置の主軸支持用の円錐ころ軸受の定格荷重を格段に大きくできる。
また、本発明の円錐ころ軸受の内輪によれば、軸中心が、略鉛直方向に一致し、かつ、上記突出部が上記円錐軌道面よりも鉛直方向の下方に位置している状態で、上記突出部が、円錐ころの円錐面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で上記円錐ころを保持可能な保持部を有しているから、保持器を用いて円錐ころを内輪とアッセンブリ化しなくても、円錐ころが内輪から脱落(落下)することがない。したがって、保持器を省略できて、この内輪を有する円錐ころ軸受の定格荷重を大きくできると共に、この内輪を有する円錐ころ軸受の組み立てを容易に行うことができる。
また、本発明の円錐ころ軸受の組み立て方法によれば、内輪の円錐軌道面の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態かつ内輪の軸中心が略鉛直方向に一致している状態において、内輪の突出部に円錐ころを保持させることができて、内輪の突出部が円錐ころを保持している状態で外輪を組み付けできるから、略鉛直方向に延在している軸に保持器を有していない円錐ころ軸受を組み立てできる。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1Aおよび図1Bは、鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けられている最中の本発明の第1実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
以下、図1Aおよび図1Bを用いて、第1実施形態の円錐ころ軸受と、その円錐ころ軸受の組み立て方法について説明する。
第1実施形態の円錐ころ軸受は、内輪1、外輪2および複数の円錐ころ3を備える。
上記内輪1は、第1環状部材11、第2環状部材12、複数のボルト13を有する。上記第1環状部材11は、円錐軌道面15および円錐軌道面15の大径側に位置する大鍔部16を有する。上記第1環状部材11は、軸方向の円錐軌道面の小径側の端面にねじ穴88を有する。このねじ穴88は、略内輪1の軸方向に延在している。
一方、上記第2環状部材12は、ボルト挿通穴を有し、このボルト挿通穴は、略第2環状部材12の軸方向に延在している。上記第2環状部材12の軸中心が、第1環状部材11の軸中心の延長線上に位置している状態で、ボルト13を、ボルト挿通穴に挿通した上で、ボルト13の頭部の座面がボルト挿通穴の座ぐりに当接するまで、ボルト13を、第1環状部材11のねじ穴88にねじ込んで、第2環状部材12を第1環状部材11に固定している。
図1Aに示すように、上記第2環状部材12を第1環状部材11に固定している状態で、上記第2環状部材12は、内輪1の小鍔部18を有する。また、上記第2環状部材12は、環状の突出部19を有する。上記突出部19は、円錐軌道面15の大径側の端よりも径方向の外方に突出している。
上記突出部19は、径方向の外方側に略円板状の部分20を有する。この円板状の部分20の軸方向の円錐軌道面15側の第1端面24は、略内輪1の径方向に広がっている。上記第1端面24は、保持部を構成している。
上記外輪2は、円錐軌道面30を有する。また、上記各円錐ころ3は、円錐面40、小径端面41および大径端面42を有する。上記小径端面41は、円錐面40の小径側に位置する一方、大径端面42は、円錐面40の大径側に位置している。
図1Aは、詳しくは、略軸方向に延在する回転軸60の外周面に、円錐軌道面15の小径側を鉛直下方側に向けた状態で外嵌されて固定された内輪1と、軸中心が内輪1の軸中心の略鉛直線上に位置している状態の外輪2と、内輪1の第1端面24に小径端面41を載置していると共に、大径端面42の縁部を内輪1の円錐軌道面15に接触させている円錐ころ3とを示す図である。
上記円錐ころ3が内輪1に保持されている状態で、上記円錐ころ3の重心Gは、内輪1の軸方向に第1端面24に重なっている。
また、図1Aに示すように、上記内輪1の軸中心と外輪2の軸中心とが、略同一直線上に位置している状態で、上記内輪1の上記環状の突出部19は、外輪2の内周面よりも外輪2の径方向の内方側に位置している。
図示しないが、第1実施形態の円錐ころ軸受は、保持器を、有さない総ころ円錐ころ軸受であり、複数の円錐ころ3を、内輪1の円錐軌道面15と外輪2の円錐軌道面30との間に周方向に配置してなっている。
第1実施形態の円錐ころ軸受は、例えば、略鉛直方向に延在する回転軸60に次の手順で組み付けられる。
先ず、外輪2を、その円錐軌道面30の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している回転軸60に、その回転軸60の鉛直方向の外方からくぐらせて、外輪2を、回転軸60の鉛直方向下方側に静置する。
次に、内輪1を、その内輪1の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、回転軸60の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、回転軸60の外周面の所定位置に固定する。
図1Aに示すように、回転軸60は、第1円筒外周面と、第2円筒外周面と、段部とを有している。上記第2円筒外周面は、第1円筒外周面よりも鉛直方向下方に位置し、第2円筒外周面の外径は、第1円筒外周面の外径よりも大きくなっている。上記段部は、第1円筒外周面と第2円筒外周面とを接続すると共に、径方向に広がっている。上記内輪1の内周面の内径は、上記第1円筒外周面の外径に略等しく、上記第2円筒外周面の外径よりも小さくなっている。内輪1を、鉛直方向の下方に移動させて、内輪1の軸方向の円錐軌道面の小径側の端部を、上記段部に当接し、内輪1を回転軸60に固定するようになっている。
その後、上記内輪1の保持部に各円錐ころ3を保持する。詳しくは、各円錐ころ3を、大径端面42の縁部が内輪1の円錐軌道面15に接触するまで、内輪1の径方向の内方に移動させて、大径端面42の縁部を内輪1の円錐軌道面15に接触させると共に、小径端面41を内輪1の第1端面24上に載置する。図1Aは、この状態を示している。
続いて、図1Aに矢印aで示すように、上記外輪2を、鉛直方向上方に移動させて、図1Bに示すように、外輪2の円錐軌道面30で円錐ころ3の小径端面の径方向の外方に位置する縁部の部分を鉛直方向の上方に押圧して、図1Bに矢印cで示すように、各円錐ころ3を、円錐ころ3の円錐面を外輪2の円錐軌道面30に沿わせるように、鉛直方向から傾斜させる。
最後に、外輪2を図1Bに矢印bで示す向きに更に鉛直方向の上方に移動させることにより、円錐ころ3を図1Bに矢印dで示す方向に移動させて、内輪1に、複数の円錐ころ3および外輪2を組み付け、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記第1実施形態の円錐ころ軸受によれば、内輪1の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪1の円錐軌道面15の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態において、円錐ころ3を、保持部を構成する突出部19の第1端面24に保持できるから、保持器が存在しない状態でも、円錐ころ3が内輪1から鉛直方向下方に落下することがない。
したがって、内輪1の軸中心が略鉛直方向に一致すると共に、内輪1の円錐軌道面15の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態であって、保持器に保持されていない状態でも、円錐ころ3が落下することがないから、外輪2を、円錐ころ3を保持している内輪1に容易に組み付けできて、保持器が存在しなくても、円錐ころ軸受を容易に組み立てできる。
また、保持器が存在しなくても、円錐ころ軸受を容易に組み立てできて、保持器を省略することができるから、内輪1の周方向に隣接する円錐ころ3の周方向の距離を小さくできる。したがって、円錐ころの数を増やしたり、より容量が大きい円錐ころを使用できるから、円錐ころ軸受の定格荷重を大きくすることができる。
また、上記第1実施形態の円錐ころ軸受の内輪によれば、軸中心が、略鉛直方向に一致し、かつ、突出部19が円錐軌道面15よりも鉛直方向の下方に位置している状態で、突出部19が、大径端面42が鉛直方向上方を向いている状態の円錐ころ3を保持可能な保持部を有しているから、保持器で円錐ころ3を内輪1とアッセンブリ化しなくても、円錐ころが内輪1から脱落(落下)することがない。したがって、保持器を省略できるから、周方向に隣接する円錐ころ3の周方向の間隔を短くできて、この内輪1を有する円錐ころ軸受の定格荷重を大きくでき、かつ、円錐ころ軸受の組み立てを容易に行うことができる。
また、上記第1実施形態の円錐ころ軸受の組み立て方法によれば、内輪1の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態、かつ、内輪1の軸中心が略鉛直方向に一致している状態で、内輪1の突出部19が円錐ころ3を保持できるから、略鉛直方向に延在している軸60に保持器を有していない円錐ころ軸受を組み立てできる。
尚、上記第1実施形態の円錐ころ軸受では、内輪1が、第1環状部材11、第2環状部材12、および、複数のボルト13からなっていたが、この発明では、内輪は、不可分な一体部材からなっていても良い。
また、上記第1実施形態の円錐ころ軸受において、円錐ころ軸受の使用時に、ボルト13および第2環状部材12を取り外して使用しても良いことは言うまでもない。すなわち、上記第2環状部材12を、着脱自在な円錐ころ保持部材として使用し、第1環状部材11のみを内輪と再定義し、第1環状部材11の軸方向の円錐軌道面15の小径側の端面に存在するねじ穴88を、内輪の保持部材取付部としても良いことは言うまでもない。
図2Aおよび図2Bは、鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けられている最中の本発明の第2実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
第2実施形態の円錐ころ軸受は、内輪101の第2環状部材112の構造のみが第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる。
第2実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第2実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行うことにする。
第2実施形態では、第2環状部材112の突出部119の円錐軌道面15側の第1端面124が、内周テーパ面の一例としての円錐面になっている。詳しくは、上記第1端面124の軸方向の位置が、内輪1の径方向の内方に行くにしたがって軸方向の外方になる円錐面になっている。この円錐面は、保持部を構成している。
上記突出部119の径方向の寸法は、第1実施形態の突出部19の径方向の長さと同一であり、円錐ころ3が内輪101に保持されている状態で、円錐ころ3の重心Gは、内輪101の軸方向に第1端面124に重なっている。
第2実施形態の円錐ころ軸受は、例えば次のように、略鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けされる。
詳しくは、先ず、外輪2を、その円錐軌道面30の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している回転軸60に、その回転軸60の鉛直方向の外方からくぐらせて、外輪2を、回転軸60の鉛直方向下方側に静置する。
次に、内輪101を、その内輪101の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、回転軸60の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、回転軸60の外周面の段部に固定する。
その後、上記内輪101の保持部である円錐状の第1端面124に、各円錐ころ3を保持させる。詳しくは、各円錐ころ3を、大径端面42の縁部が内輪1の円錐軌道面15に接触するまで、内輪101の径方向の内方に移動させて、大径端面42の縁部を内輪101の円錐軌道面15に接触させると共に、小径端面41を内輪1の第1端面124上に載置する。図2Aは、この状態を示している。
続いて、図2Aに矢印eで示すように、上記外輪2を、鉛直方向上方に移動させて、図2Bに示すように、外輪2の円錐軌道面30で円錐ころ3の小径端面41の径方向の外方に位置する縁部の部分を鉛直方向の上方に押圧して、図2Bに矢印gで示すように、各円錐ころ3を、円錐ころ3の円錐面40を外輪2の円錐軌道面30に沿わせるように、鉛直方向から傾斜させる。
最後に、外輪2を図2Bに矢印fで示す向きに更に鉛直方向の上方に移動させることにより、円錐ころ3を図2Bに矢印hで示す方向に移動させて、内輪101に、複数の円錐ころ3および外輪2を組み付け、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記第2実施形態の円錐ころ軸受によれば、内周テーパ面の一例としての円錐状の第1端面124は、内輪101の径方向の内方に行くにしたがって軸方向の外方に位置しており、内輪101の軸方向の内方に行くにしたがって内径が大きくなっているから、内輪101を、内輪101の軸中心を略鉛直方向に一致させた状態では、第1端面124の鉛直方向の位置は、突出部119の径方向の内方に行くにしたがって、鉛直方向の下方になる。
したがって、上記第1端面124に円錐ころ3の小径端面41を載置した状態において、円錐ころ3が、内輪101の軸中心の側に傾くことになるから、円錐ころ3を円錐面40に載置した状態で、円錐ころ3を安定させることができる。尚、内輪101の軸方向の断面において、円錐状の第1端面124の接線と内輪101の軸中心との間の角度が全て、90°より小さい角度の範囲におさまるようにすると、円錐ころ3を円錐状の第1端面124に載置した状態において、円錐ころ3をより安定に保持することができる。
尚、上記第2実施形態の円錐ころ軸受によれば、保持部が、第1環状部材112の突出部119の円錐状の第1端面124であったが、この発明では、保持部は、内輪の径方向の内方に行くにしたがって軸方向の外方に位置していさえすれば如何なる面であっても良く、円錐面以外のテーパ面であっても良い。
尚、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、使用状態において、ボルト13および第2環状部材112を取り外して使用しても良いことは言うまでもない。
図3Aおよび図3Bは、鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けている最中の本発明の第3実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
第3実施形態の円錐ころ軸受は、内輪201の第2環状部材212の構造および円錐ころ203の構造が第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる。
第3実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第3実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行うことにする。
第3実施形態では、第2環状部材212の径方向の外方に位置する円板状の突出部219が、複数の突起部271を有する。上記各突起部271は、円板状の突出部219の軸方向の円錐軌道面15側の第1端面224から軸方向の内方に突出している。上記複数の突起部271は、円板状の突出部219の周方向に間隔をおいて配置されている。上記周方向に隣接する二つの突起部271の周方向の距離は、全て略同一になっている。
上記円錐ころ203は、凹部としての円筒穴290を有する。上記円筒穴290は、円錐ころ203において円錐面240の小径側に位置する小径端面241から略円錐ころ203の軸中心に沿って所定距離延在している。
上記円筒穴290の軸方向の寸法は、上記突起部271の高さよりも大きくなっている。上記突起部271の軸中心を、円筒穴290の軸中心に一致させた状態で、突起部271は、円筒穴290に収容されるようになっている。
また、図3Aに示すように、内輪201を、鉛直方向に延在する回転軸60に、内輪201の円錐軌道面15の大径側を鉛直方向の上方に向けた状態で固定している状態、かつ、円錐ころ203を、大径端面242の縁部が内輪1の円錐軌道面15に接触するまで、内輪201の径方向の内方に移動させた状態で、円錐ころ203の小径端面241の一部は、円板状の突出部219の第1端面224に当接し、第2環状部材212の突出部219の突起部271は、円錐ころ203の円筒穴290に収容されるようになっている。上記第1端面224および複数の突起部271は、保持部を構成し、第1端面224は、保持部の平面部を構成している。
第3実施形態の円錐ころ軸受は、例えば次のように、略鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けされることができる。
詳しくは、先ず、外輪2を、その円錐軌道面30の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している回転軸60に、その回転軸60の鉛直方向の外方からくぐらせて、外輪2を、回転軸60の鉛直方向下方側に静置する。
次に、内輪201を、その内輪201の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、回転軸60の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、回転軸60の外周面の段部に固定する。
その後、上記内輪201の保持部である突出部219の平面状の第1端面224および突起部271に、各円錐ころ203を保持する。詳しくは、上記各円錐ころ203において、円錐ころ203の円筒穴290に突出部219の突起部271を収容するように、円錐ころ203の小径端面241を、内輪201の第1端面224上に載置する。図3Aは、この状態を示している。
続いて、図3Aに矢印iで示すように、上記外輪2を、鉛直方向上方に移動させて、図3Bに示すように、外輪2の円錐軌道面30で円錐ころ203の小径端面の径方向の外方に位置する縁部の部分を鉛直方向の上方に押圧して、図3Bに矢印kで示すように、各円錐ころ203を、円錐ころ203の円錐面を外輪2の円錐軌道面30に沿わせるように、鉛直方向から傾斜させる。
最後に、外輪2を図3Bに矢印jで示す向きに更に鉛直方向の上方に移動させることにより、円錐ころ203を図3Bに矢印lで示す方向に移動させて、内輪201に、複数の円錐ころ203および外輪2を組み付け、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記第3実施形態の円錐ころ軸受によれば、回転軸60に対して相対移動不可である突出部219の突起部271に、円錐ころ203の円筒穴290を係合させることができるから、円錐ころ203を、内輪201で確実に保持でき、円錐ころ203が内輪201から脱落(落下)することを確実に防止できる。
尚、上記第3実施形態の円錐ころ軸受によれば、円錐ころ203の凹部が、断面円形状の円筒穴であったが、この発明では、円錐ころの凹部は、断面円形状でない穴であっても良いことは言うまでもなく、突出部の突起部を収容できる穴であれば如何なる形状の穴であっても良い。
また、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、使用状態において、ボルト13および第2環状部材212を取り外して使用しても良い。
図4Aおよび図4Bは、鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けている最中の本発明の第4実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
第4実施形態の円錐ころ軸受は、内輪301の第2環状部材312の構造および円錐ころ303の構造が第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる。
第4実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第4実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第4実施形態の円錐ころ軸受と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行うことにする。
第4実施形態では、第2環状部材312の径方向の外方に位置する円板状の突出部319は、複数の貫通穴371を有する。上記各貫通穴371は、円形の断面形状を有し、内輪301の軸方向に延在している。上記複数の貫通穴371は、円板状の突出部319の周方向に間隔をおいて配置されている。上記周方向に隣接する二つの貫通穴371の周方向の距離は、全て略同一になっている。
上記円錐ころ303は、突起部390を有する。上記突起部390は、円錐ころ303において円錐面340の小径側に位置する小径端面341から小径端面341の法線方向に所定距離突出している。上記突起部390は、上記小径端面341に上記円錐ころ303の軸方向の中心を含む平面に対して対称に2箇所形成されている。上記貫通穴371の軸中心を、突起部390の軸中心に一致させた状態で、突起部390は、貫通穴371に収容されるようになっている。
図4Aに示すように、内輪301を、鉛直方向に延在する回転軸60に、内輪301の円錐軌道面15の大径側を鉛直方向に向けた状態で固定している状態、かつ、円錐ころ303を、大径端面342の縁部が内輪301の円錐軌道面15に接触するまで、内輪301の径方向の内方に移動させた状態で、円錐ころ303の小径端面341の一部は、円板状の突出部319の軸方向の円錐軌道面15側の第1端面324に当接し、円錐ころ303の突起部390は、第2環状部材312の突出部319の貫通穴371に収容されるようになっている。上記第1端面324および複数の貫通穴371は、保持部を構成し、第1端面324は、保持部の平面部を構成している。
第4実施形態の円錐ころ軸受は、例えば次のように、略鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けされることができる。
詳しくは、先ず、外輪2を、その円錐軌道面30の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している回転軸60に、その回転軸60の鉛直方向の外方からくぐらせて、外輪2を、回転軸60の鉛直方向下方側に静置する。
次に、内輪301を、その内輪301の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、回転軸60の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、回転軸60の外周面の段部に固定する。
その後、上記内輪301の保持部である突出部319の平面状の第1端面324および貫通穴371に、各円錐ころ303を保持する。詳しくは、上記突出部319の貫通穴371に円錐ころ303の突起部390を収容するように、円錐ころ303の小径端面341を、内輪301の第1端面324上に載置する。図4Aは、この状態を示している。
続いて、図4Aに矢印mで示すように、上記外輪2を、鉛直方向上方に移動させて、図4Bに示すように、外輪2の円錐軌道面30で円錐ころ303の小径端面341の径方向の外方に位置する縁部の部分を鉛直方向の上方に押圧して、図4Bに矢印oで示すように、各円錐ころ303を、円錐ころ303の円錐面を外輪2の円錐軌道面30に沿わせるように、鉛直方向から傾斜させる。
最後に、外輪2を図4Bに矢印nで示す向きに更に鉛直方向の上方に移動させることにより、円錐ころ303を図4Bに矢印pで示す方向に移動させて、内輪301に、複数の円錐ころ303および外輪2を組み付け、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記第4実施形態の円錐ころ軸受によれば、回転軸60に対して相対移動不可である突出部319の貫通穴371に、円錐ころ303の突起部390を係合させることができるから、円錐ころ303を、内輪301で確実に保持でき、円錐ころ303が内輪301から脱落(落下)することを確実に防止できる。
尚、上記第4実施形態の円錐ころ軸受によれば、突出部324の貫通穴が、断面円形状の円筒穴であったが、この発明では、突出部の貫通穴は、断面円形状でない穴であっても良いことは言うまでもなく、円錐ころの突起部を収容できる穴であれば如何なる形状の穴であっても良い。また、第2環状部材の突出部に形成される穴は、貫通穴でなくても良く、底部を有する穴であっても良い。
また、第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、使用状態において、ボルト13および第2環状部材312を取り外して使用しても良い。
図5Aおよび図5Cは、鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けている最中の本発明の第5実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
第5実施形態の円錐ころ軸受は、内輪401の第2環状部材412の構造のみが第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる。
第4実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受の構成部と同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略することにする。また、第4実施形態の円錐ころ軸受では、第1実施形態の円錐ころ軸受と共通の作用効果および変形例については説明を省略することにし、第1実施形態の円錐ころ軸受と異なる構成、作用効果についてのみ説明を行うことにする。
第4実施形態では、第2環状部材412の円板状の突出部419が、複数の貫通凹部470を有している。
図5Bは、突出部419を、突出部419の軸方向の円錐軌道面15側から見た模式図である。
図5Bに示すように、上記各貫通凹部470は、突出部419の径方向の外方に開口している。上記各貫通凹部470は、突出部419の軸方向に突出部419を貫通している。上記各貫通凹部470の内面は、円錐ころ3の円錐外周面に略対応する内周円錐面の一部からなっている。上記各貫通凹部470の上記内周円錐面の一部からなる内面の内径は、内輪401の軸方向の外方にいくにしたがって小さくなっている。上記各貫通凹部470の内面を構成する内周円錐面の軸中心は、略内輪401の軸中心に略平行な状態になっている。
図5Bに示すように、各貫通凹部470において、貫通凹部470の円錐軌道面15側の開口の縁が描く円弧の周方向の長さは、弧度法において、π(ラジアン)よりも大きくて2π(ラジアン)よりも小さくなっている。このようにして、上記貫通凹部470において、円錐ころ3を安定に保持できるようにしている。複数の貫通凹部470において、各貫通凹部470の開口の縁が描く円弧の中心は、略同一の円周上に位置している。
上記複数の貫通凹部470は、全て略同一な形状であり、複数の貫通凹部470は、円板状の突出部419の周方向に間隔をおいて配置されている。上記周方向に隣接する二つの貫通凹部470の周方向の距離は、全て略同一になっている。上記各貫通凹部470は、保持部を構成している。
第5実施形態の円錐ころ軸受は、例えば次のように、略鉛直方向に延在する回転軸60に組み付けられることができる。
詳しくは、先ず、外輪2を、その円錐軌道面30の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している回転軸60に、その回転軸60の鉛直方向の外方からくぐらせて、外輪2を、回転軸60の鉛直方向下方側に静置する。
次に、内輪401を、その内輪401の円錐軌道面15の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、回転軸60の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、回転軸60の外周面の段部に固定する。
その後、上記突出部419の貫通凹部470に、円錐ころ3を、円錐ころ3の小径側が鉛直方向下方側になるように保持する。
図5Aに示すように、この状態で、円錐ころ3の第1部分は、貫通凹部470よりも突出部419の径方向の外方に位置する一方、円錐ころ3の第2部分は、その第2部分の一部が貫通凹部470の内面に接触している状態で貫通凹部470に収容されている。
また、この状態で、上記円錐ころ3の軸方向の円錐面の小径側の端部が、突出部419よりも内輪401の軸方向の外方側に位置する一方、円錐ころ3の軸方向の円錐面の大径側の端部が、突出部419よりも内輪401の軸方向の内方側に位置している。
続いて、図5Aに矢印qで示すように、外輪2を、鉛直方向上方に移動させて、図5Cに示すように、外輪2の円錐軌道面30で円錐ころ3の小径端面の径方向の外方に位置する縁部の部分を鉛直方向の上方に押圧して、図5Cに矢印sで示すように、各円錐ころ3を、円錐ころ3の円錐面を外輪2の円錐軌道面30に沿わせるように、鉛直方向から傾斜させる。
最後に、外輪2を図5Cに矢印rで示す向きに更に鉛直方向の上方に移動させることにより、円錐ころ3を図5Cに矢印tで示す方向に移動させて、内輪401に、複数の円錐ころ3および外輪2を組み付け、円錐ころ軸受の組み立てを完了する。
上記第5実施形態の円錐ころ軸受によれば、内輪401の軸中心が鉛直方向に略平行な状態であったとしても、円錐ころ3を、内輪401の突出部419の貫通凹部470に収容して保持することができて、内輪401に円錐ころを保持できるから、保持器がなくても、外輪2を、円錐ころ3を保持している内輪401に容易に組み付けできる。
尚、上記第5実施形態の円錐ころ軸受では、上記各貫通凹部470の内面を構成する内周円錐面の軸中心は、略内輪401の軸中心に略平行な状態になっていたが、各凹部の内面を構成する内周円錐面の軸中心は、略内輪の軸中心に平行でなくても良い。
また、上記第5実施形態の円錐ころ軸受では、上記各貫通凹部470の内面が、内周円錐面の一部で構成されていたが、この発明では、各凹部の内面は、内周円錐面の一部で構成されていなくても良く、如何なる穴の内面の一部で構成されていても良い。例えば、各凹部の内面は、円錐ころの大径側の端面の直径よりも小さい内径を有する円筒穴の一部(開口の縁が描く円弧の周方向の長さは、弧度法において、π(ラジアン)よりも大きくて2π(ラジアン)よりも小さい)で構成されていても良い。
尚、第5実施形態においても、第1実施形態と同様に、使用状態において、ボルト13および第2環状部材412を取り外して使用しても良いことは勿論である。
鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第1実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第1実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第2実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第2実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第3実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第3実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第4実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第4実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第5実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。 第5実施形態の円錐ころ軸受の内輪の突出部を、その突出部の軸方向の円錐軌道面側から見た模式図である。 鉛直方向に延在する回転軸に組み付けている最中の本発明の第5実施形態の円錐ころ軸受を示す円錐ころ軸受の軸方向の模式断面図である。
1,101,201,301,401 内輪
2 外輪
3,203,303 円錐ころ
15 内輪の円錐軌道面
19,119,219,319,419 突出部
24,124 第1端面
30 外輪の円錐軌道面
60 略鉛直方向に延在している回転軸
41,241,341 円錐ころの小径端面
271 突起部
290 円筒穴
371 貫通穴
390 突起部
470 貫通凹部

Claims (8)

  1. 円錐軌道面と、その円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記円錐軌道面の大径側の端よりも上記円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部とを有する内輪と、
    円錐軌道面を有する外輪と、
    上記内輪の上記円錐軌道面と上記外輪の上記円錐軌道面との間に配置されると共に、円錐面と、この円錐面の小径側に位置する軸方向の端面とを有する円錐ころと
    を備え、
    上記内輪の軸中心と上記外輪の軸中心とを一致させた状態で、上記突出部は、上記外輪の内周面の径方向の内方側に位置し、
    上記内輪の軸中心が略鉛直方向に一致し、かつ、上記内輪の上記円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、上記突出部は、上記端面が鉛直方向の下方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能な保持部を有していることを特徴とする円錐ころ軸受。
  2. 請求項1に記載の円錐ころ軸受において、
    上記保持部は、上記内輪の軸方向の内方に行くにしたがって内径が大きくなる内周テーパ面を有することを特徴とする円錐ころ軸受。
  3. 請求項1または2に記載の円錐ころ軸受において、
    上記保持部は、上記突出部の上記内輪の軸方向の内方側の端面に位置する平面部と、この平面部から上記内輪の軸方向の内方側に突出する突起部とを有し、
    上記円錐ころは、上記端面につながる凹部を有し、
    上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記保持部の上記平面部は、上記円錐ころの上記端面の少なくとも一部に当接し、かつ、上記保持部の上記突起部は上記円錐ころの上記凹部に収容されるようになっていることを特徴とする円錐ころ軸受。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の円錐ころ軸受において、
    上記保持部は、上記突出部の上記内輪の軸方向の内方側の端面に位置する平面部と、この平面部につながると共に、略上記平面部の法線方向に延在する穴とを有し、
    上記円錐ころは、上記端面から上記円錐ころの軸方向の外方に突出する突起部を有し、
    上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記保持部の上記平面部は、上記円錐ころの上記端面の少なくとも一部に当接し、かつ、上記円錐ころの上記突起部は、上記保持部の上記穴に収容されるようになっていることを特徴とする円錐ころ軸受。
  5. 請求項1に記載の円錐ころ軸受において、
    上記保持部は、上記突出部を上記突出部の軸方向の一方の側から他方の側まで貫通すると共に、上記突出部の径方向の外方側が開口している貫通凹部を有し、
    上記保持部が上記円錐ころを保持している状態において、上記円錐ころの第1部分が、上記環状凹部よりも上記突出部の径方向の外方に位置する一方、上記円錐ころの第2部分が、その第2部分の一部が上記貫通凹部の内面に接触している状態で上記貫通凹部に収容され、かつ、上記円錐ころの軸方向の上記円錐面の小径側の端部が、上記突出部よりも上記内輪の軸方向の外方側に位置する一方、上記円錐ころの軸方向の上記円錐面の大径側の端部が、上記突出部よりも上記内輪の軸方向の内方側に位置することを特徴とする円錐ころ軸受。
  6. 円錐軌道面を有する内輪と、
    円錐軌道面を有する外輪と、
    上記内輪の上記円錐軌道面と上記外輪の上記円錐軌道面との間に配置されると共に、円錐面と、この円錐面の小径側に位置する軸方向の端面とを有する円錐ころと
    を備え、
    上記内輪は、上記内輪の軸中心が略鉛直方向に一致し、かつ、上記内輪の上記円錐軌道面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態で、上記端面が鉛直方向の下方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能である一方、上記内輪の円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記内輪の円錐軌道面の大径側の端よりも上記内輪の円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部を有する円錐ころ保持部材を、上記内輪に取り付けるための保持部材取付部を有していることを特徴とする円錐ころ軸受。
  7. 円錐軌道面と、その円錐軌道面の小径側に位置すると共に、上記円錐軌道面の大径側の端よりも上記円錐軌道面の径方向の外方に突出する環状の突出部とを有し、
    軸中心と外輪の軸中心とを一致させた状態で、上記突出部が、上記外輪の内周面の径方向の内方側に位置し、
    上記軸中心が、略鉛直方向に一致し、かつ、上記突出部が上記円錐軌道面よりも鉛直方向の下方に位置している状態で、上記突出部が、円錐ころの円錐面の大径側が鉛直方向の上方に位置している状態での上記円錐ころを保持可能な保持部を有することを特徴とする円錐ころ軸受の内輪。
  8. 円錐軌道面を有する外輪を、上記円錐軌道面の小径側が鉛直方向の下方になるように、略鉛直方向に延在している軸に、上記軸の鉛直方向の外方からくぐらせて、上記外輪を、上記軸の鉛直方向下方側に静置し、
    請求項7に記載の内輪を、上記内輪の上記円錐軌道面の小径側を鉛直方向の下側に向けた状態で、上記軸の鉛直方向の外方から鉛直方向の下方に移動させて、上記軸の外周面の所定位置に固定し、
    その後、上記内輪の上記保持部に円錐ころを保持し、
    その後、上記外輪を、鉛直方向上方に移動させて、上記円錐ころを、上記外輪の上記円錐軌道面と上記内輪の上記円錐軌道面との間に位置させることを特徴とする円錐ころ軸受の組立方法。
JP2008073983A 2008-03-21 2008-03-21 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法 Expired - Fee Related JP5125653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008073983A JP5125653B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008073983A JP5125653B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009228760A JP2009228760A (ja) 2009-10-08
JP5125653B2 true JP5125653B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=41244398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008073983A Expired - Fee Related JP5125653B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5125653B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114673732B (zh) * 2022-03-29 2023-08-01 河北德发轴承制造有限公司 一种用于圆锥滚子轴承的内圈压装装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3901874B2 (ja) * 1998-06-23 2007-04-04 株式会社ジェイテクト 複列円すいころ軸受装置
JP2004169806A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Koyo Seiko Co Ltd 複列円すいころ軸受とその組立方法
JP2005344848A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Nsk Ltd ころ軸受のころ挿入方法及びころ軸受
JP2006207731A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Nsk Ltd ころ軸受
JP2007064437A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Ntn Corp 円錐ころ軸受、軸受組み込み用側輪および円錐ころ軸受の組み込み方法
JP2008014336A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Nsk Ltd 円すいころ軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009228760A (ja) 2009-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4101844B2 (ja) 軸受組み込み冶具、円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の組み込み方法および風力発電機の主軸支持構造
JP2014013075A (ja) 特にトンネル装置用のころ軸受
TW201319417A (zh) 大尺寸滾動軸承
JP4699827B2 (ja) 円錐ころ軸受および風力発電機の主軸支持構造
JP2005291231A (ja) 複列円すいころ軸受装置の組立方法
JP2014139455A (ja) 保持器及び保持器を備えたスラストころ軸受
JP5125653B2 (ja) 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受の内輪、および、円錐ころ軸受の組立方法
KR100957033B1 (ko) 크로스 롤러 베어링
JP2006329331A (ja) 軸受組み込み冶具および軸受の組み込み方法
JP2008115981A (ja) 保持器
JP2012125865A (ja) 回転テーブル
JP5593806B2 (ja) スラスト円錐ころ軸受
JP5354849B2 (ja) 風力発電機の主軸支持構造
JPH11264420A (ja) 転がり軸受
JP4616691B2 (ja) 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受用ピン型保持器および風力発電機の主軸支持構造
JP2021109545A (ja) ハブユニット軸受
CN209838943U (zh) 一种用于狭小空间的回转支撑结构
CN207500330U (zh) 用于汽车的轮毂轴承
JP2009047206A (ja) 旋回座軸受
JP2009197930A (ja) 円錐ころ軸受
JP2008261357A (ja) 風力発電機の回転軸支持構造
CN105821193B (zh) 旋转的轴管类零件轴向自由度限位装置
JP5666427B2 (ja) 球状セパレータを備えた転がり軸受
CN211398271U (zh) 一种双排同径耐高温回转支承
JP5509905B2 (ja) ころ組立体、ころ軸受、および、ころ軸受からころを取り去る方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees