JP5125014B2 - 出没式筆記具 - Google Patents
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Description
また、前記筆記具の軸筒の後端部に配置されているものとしては、消しゴムが代表例であり、修正テープや蛍光ペンなどを配置した例もある。しかし、それら消しゴムや修正テープ、蛍光ペンなどは補助的に使用されることが多く、配置させられる数も1つと限られてしまっている。
次に、使用方法について説明する。使用時、つまり、筆記時には一定の力をかけて前記副本体を主本体の長手方向に対して前方にスライドさせ、前記主本体の先端開口部から副本体に配置されている筆記体の筆記用ニブ(尖端)と呼ばれる筆記部を突出させる。この副本体の前進スライドによって、各々の側面に形成された凹部と凸部が係合し、その係合作用によって前記副本体の突出状態が維持される。また、この時、前記主本体の先端開口部は貫通孔となっているため、副本体は主本体に対して回転が不能となり、もって、筆記時に副本体が不用意に回転しないようになっている。尚、副本体の筆記部を没入させたい場合には、前記突出操作の逆の手順で行えば良い。
尚、前記主本体の中央部分も、その主本体の先端開口部に形成されている開口(貫通孔)を形成し、その開口に筆記部を挿入することによって前記の回転を確実に防止することも考えられるが、副本体がスライドするストロークを増加させなければならず、その結果、主本体の全長も長く伸びてしまい好ましくない。
筆記時においては、スライド操作のみで筆記部が出没すると言った利便性はあるももの、筆圧の高い使用者如何によっては突出状態が解除され、没入してしまう場合があり、筆記が不能になってしまう恐れがある。そこで、前記と同様に、凹部と凸部の係合力を増加させることも考えられるが、スライド操作するための操作力も増加することになってしまい実用的ではない。
これらの問題を克服すべく使用者は、筆記体の収納状態や、筆記における荷重などを常に、意識し注意を図らなければならなかった。
前記蛍光ペンカートリッジ11のケース8の外周面には、平面状の回り止め8aが対向する位置に形成されている。その回り止め8aは、前記回転筒6の内面に形成されている平面部或いは、凸部と係合し回転筒6との位置決めがなされていると共に、相対的な回転が防止されている。また、ケース8の外周面には、凹部8bが形成されており、その凹部8bが回転筒6の内面に形成された凸部などと係合している。即ち、ケース8の凹部8bが回転筒6の凸部に係合することによって、蛍光ペンカートリッジ11が回転筒6に対して着脱自在に固定されることになる。尚、キャップ13の内面には、円周状に形成された凸部からなるエアタイト部13aと、部分的に形成されたパッチン嵌合リブ13bが形成されており、前記回転筒6の外周面と周上接触していると共に、嵌合突起6cと嵌合している。そして、それら、周上接触、並びに、パッチン嵌合によって前記ペン先7が密閉され乾燥が防止されている。また、他方の側の消しゴム12にもキャップ14が着脱自在に装着されているが、不使用時における消しゴム12の汚れを防止するためのものであり、実施的には前記回転筒6に着脱自在に取り付けられている。
一方、前記回転筒6の外周面であって、ほぼ中央部には、凸状の回転軸6aが形成されており、その回転軸6aは前記副筆記具2の長手方向における軸線方向と平行に平面状の回り止め6bが形成されている。この平面状の回り止め6bが形成された回転軸6aが前記ホルダー片5fの長孔5aや回転孔5cに嵌まり込んでいる。そして、回転軸6aが長孔5aに位置しているときには、回転筒6がホルダー5に対して回転不能になっており、回転軸6aが回転孔5cに位置しているときにはホルダー5に対して回転が可能なものとなっている。
尚、前記長孔5aのほぼ中央部には、抜け止めリブ5bが形成されている。その抜け止めリブ5bは、前記回り止め6bよりも巾が若干小さく形成されており、一定以上の力をかけないと、つまり、回り止め6bが抜け止めリブ5bを乗り越えないと前記回転筒6が回転孔5cまで移動できないようになっている。
また、前記蛍光ペンカートリッジ11のキャップ13と消しゴム12のキャップ14の頂部には、縮径部13c、14aが形成されており、それらの縮径部13c、14aの外径は等しくなっている。そして、それらの縮径部13c、14aは、前記ホルダー5の連結筒部5eの内径部5gに挿入・嵌合し得るようになっているが、多少の隙間(例えば、0〜0.1mmの範囲が好ましい)を設けて挿入し得るようにしても良い。前記副筆記体2のホルダー5に対するガタ(振れ)を極力抑えているのである。
尚、本例においては、ホルダー5のホルダー片5fに長孔5aを形成し、その長孔5aと係合する凸状の回転軸6aを回転筒6に形成したが、これに限定されることはなく、例えば、回転筒6に長孔を形成し、その長孔と係合する凸状の回転軸を前記ホルダー5のホルダー片5fに形成しても良い。
そして、前記後軸4と前軸3とを相対的に回転させることによって、回転子15が回転し、その回転子の回転によって摺動子16(17)が前後動し、その摺動子16(17)の前後動によってボールペンリフィール18やシャープペンシル19の先端が前軸3から出没するものとなっている。
ここで、前記副筆記具2に対して後方に向けて一定の力を作用させると、回転筒6の回り止め6bはホルダー5の抜け止めリブ5bを乗り越え、回転孔5cに達する。この時、その乗り越えさせる力がキャップ13のパッチン嵌合力よりも大きいと、キャップ13が先に外れてしまう。そこで、本例においては、前記乗り越える力よりもキャップ13と前記回転筒6の嵌合突起6bとのパッチン嵌合力の方が若干強く設定されている。
前記副筆記具2の回転軸6aが前記ホルダー5の回転孔5cに達した時点で、クリップ5d側を上側として左右方向への回転が自在となる(図3参照)。ここで、前記副筆記具2を180°反転させると消しゴム12が露出し、使用の準備がなされる。次いで、回転させた副筆記具2を主筆記具1の方向に向けて移動させるが、このとき、回り止め6bは、前記ホルダー5の長孔5aの抜け止めリブ5bを再び乗り越え、キャップ13の縮径部13cが回転筒5の前記連結筒部5eの内径部5gに挿入・嵌合する。これにより、副筆記具2は、ホルダー5に対して回転が不能となる。次いで、消しゴム12のキャップ14を外せば、その消しゴム12の使用が可能となる。
2 副筆記体
3 前軸
4 後軸
5 ホルダー
5a 長孔
5b 抜け止めリブ
5c 回転孔
5d クリップ
5e 連結筒部
5f ホルダー片
5g 内径部
6 回転筒
6a 回転軸
6b 回り止め
6c 嵌合突起部
7 ペン先
8 ケース
8a 回り止め
8b 凹部
9 中綿
10 尾栓
11 蛍光ペンカートリッジ
12 消しゴム
13 キャップ
13a エアタイト部
13b パッチン嵌合リブ
13c 縮径部
14 キャップ
14a 縮径部
15 回転子
15a 突起
16 摺動子
17 摺動子
18 ボールペンリフィール
19 シャープペンシル
20 バネ
21 バネ
22 油性ボールペン
Claims (4)
- 筆記具本体の後部に副筆記具を有する複式筆記具であって、前記副筆記具を筆記具本体の長手方向における軸線に対して垂直な回転軸線を有し、かつ、軸線方向に対して前後動可能に配置すると共に、その副筆記具の後退動作において筆記具本体と回転不能に係合させ、また、その後退動作において副筆記具の先端を筆記具本体の後端よりも突出させ、さらに、前記筆記具本体の後部に軸線方向に長い長孔か、或いは、突起を形成する一方、前記副筆記具には筆記具本体の長孔、或いは、突起と係合する突起、或いは、長孔を形成し、また、その突起の側面に副筆記具の長手方向における軸線方向と平行な平面状の回り止めを形成すると共に、前記長孔の端部にその長孔の幅よりも大きな直径を有する回転孔を形成し、さらに、前記長孔のほぼ中央部に抜け止めリブを形成すると共に、その抜け止めリブの幅を前記回り止めの幅よりも小さく形成したことを特徴とする複式筆記具。
- 前記筆記具本体の後部に、副筆記具が嵌まり込む嵌合孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の複式筆記具。
- 前記副筆記具の一方に筆記具本体の筆記体とは異なる筆記体を配置すると共に、その筆記体と対向する他方に消去具を配置したことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の複式筆記具。
- 前記筆記具本体の内部に異なる複数の筆記体を配置すると共に、前記筆記具本体を前軸と後軸から構成し、それら前軸と後軸を相対的に回転させることにより、前記複数の筆記体を交互に出没させたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の複式筆記具。
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