JP5122559B2 - エネルギを配給するためのスイッチギヤ組立体のための開閉装置 - Google Patents

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Description

電力配給するための電気式スイッチギヤ組立体は、絶縁開閉器(isolating switch)及び接地開閉器(grounding switch)を含む異なる開閉装置(switching device)を特定用途向けに組み合わせたものである。この場合における近代的なスイッチギヤ組立体は、絶縁機能及び接地機能を組み合わせたものである。このようなスイッチギヤ組立体では、接触システム(contact system)は3つの適切な位置に移動可能とされる。このようなスイッチギヤ組立体は、2つの機能ユニット、すなわち絶縁装置(isolator)及び接地装置(grounder)を有している。この目的を達成するために、3つの位置間で駆動可能なことが必要とされる。スイッチギヤ組立体の手動操作は、非常動作(emergency operation)を想定して可能とされる。
配電用電気式スイッチギヤ組立体は、例えば特許文献1から知られている。
解決すべき課題のうち1つは、高電流に適用可能なスイッチギヤ組立体についての安全要求に適合し、且つ、制御誤差に対して高い安全性を有している配電用電気式スイッチギヤ組立体のための開閉装置を規定することである。
欧州特許出願公開第1569254号明細書
第1の好ましい実施例では、開閉装置は、接地機能を発揮する第1の機能ユニットと絶縁機能を発揮する第2の機能ユニットとを備えている配電用電気式スイッチギヤ組立体であって、2つの機能ユニットのうち少なくとも1つの機能ユニットのために手動操作が選択可能とされるスイッチギヤ組立体である。手動操作が第1の機能ユニットにおいて選択された場合には、この第1の機能ユニットの可動式制御要素によって、第2の機能ユニットにおける手動操作の選択が阻止される。第2の機能ユニットの手動操作が選択された場合には、この第2の機能ユニットの可動式制御要素によって、第1の機能ユニットにおける手動操作の選択が阻止される。
各機能ユニットの可動式制御要素は、以下の操作位置に設定可能とされる。
A)(又はD))手動操作位置、
B)(又はE))スイッチギヤ組立体が電気的に動作する中立位置、及び
C)(又はF))機能ユニットが阻止されており、スイッチギヤ装置の状態が電気的動作にも手動操作にも変更することができない阻止位置。
2つの制御要素について、操作位置B)及びC)は互いに独立して選択可能とされる。操作位置B)及びC)では、可動式制御要素は互いを阻止しない。制御要素がラッチ位置A)に位置する際に、当該制御要素のゲートは、他方の制御要素におけるラッチ位置A)の選択を阻止する。
手動操作の選択を互いに阻止することは、駆動装置を手動操作する間における安全機能の重要な特徴である。
安全上の理由において、手動操作には少なくとも1つの安全要素、すなわち手動操作を可能とする電気回路が設けられている。
スイッチギヤ組立体の開閉状態に依存して、電動式ブロック要素の解放が接地側の場合と絶縁側の場合とに区別される。
このために、スイッチギヤ組立体は電動式ブロック要素を備えていることが望ましい。この電動式ブロック要素によって、可動式制御要素は、手動操作が許可されていない場合に手動操作に切り替えるためにロックされる。例えば絶縁装置側において手動操作を選択しようとする場合には、手動操作が許可されているか否かに関する安全情報がチェックされる。例えば絶縁装置側において手動操作が許可された場合には、電動式ブロック要素が制御され、これにより可動式制御要素がロック解除される。
例えば絶縁装置側の可動式制御要素は、手動操作位置A)又はD)の場合に実停止位置(actual position)に移動可能とされる。これにより補助要素、例えば手回し式クランクを挿入するための開口部が解放される。同時に、制御要素の外形及び配置は、互いに対して、解放されていない開閉装置の一側、例えば接地器側が手動操作位置A)又はD)に移動可能となることを防止するようになっている。
手動操作が許可されていない場合には、電動式ブロック要素は、2つの機能ユニットの可動式制御要素の手動操作位置への移動を防止する第1の位置に位置していることは言うまでもない。手動操作が許可された場合には、電動式ブロック要素は、電動駆動装置によって、可動式制御要素のロックが解除される第2の位置に移動される。
第2の好ましい実施例では、開閉装置は、接地機能を発揮する第1の機能ユニットと絶縁機能を発揮する第2の機能ユニットと電動式ブロック要素とを備えている配電用電気式スイッチギヤ組立体である。両機能ユニットについて、手動操作を選択することができる。各機能ユニットは、手動操作が許可されていない場合に手動操作位置に切り替えるために電動式ブロック要素によってロックされる可動式制御要素を有している。手動操作を選択しようとする場合には、手動操作が許可されているか否かに関する安全情報がチェックされる。手動操作が許可されている場合には、電動式ブロック要素が動作し、これにより可動式制御要素のロックが解除される。
両実施例が有する特徴について以下に説明するが、必ずしも必要不可欠な訳ではない。
第1の制御要素は、第1のゲートと、第2の制御要素である第2のゲートとを備えている。これらゲートは、互いに対して移動可能とされる。各ゲートは、手動操作可能なハンドルに堅固に接続されている。ハンドルは、ゲートを貫通している場合がある。ハンドルの一部は、開閉器の動作要素に結合されている操作カムを形成している場合がある。
ゲートの外形は、制御要素が手動操作位置以外の動作位置に位置している場合に互いを阻止しないように形成されている。一例として、ゲートは薄肉の板又は金属板とされる。
第1のゲートが手動操作位置に位置している場合には、これにより第2のゲートが手動操作位置に対応する位置に移動することが防止される。第2のゲートが手動操作位置に位置している場合には、これにより第1のゲートが手動操作位置に対応する位置に移動することが防止される。
電動式ブロック要素は、第1の機能ユニットのゲートと第2の機能ユニットのゲートとの間に配置されていることが望ましい。
スイッチギヤ組立体は、不慮に様々な動作位置に切り替えることを防止可能なロック要素を備えていることが望ましい。ロック要素は、引張バネ及び制御ボタンを供えていることが望ましい。ロック要素は、押し下げ可能とされる。ロック要素又は制御ボタンには、好ましくは狭められた断面が形成された領域を有している。この領域は、広げられた断面が形成された2つ領域の間に配置されている。
各ゲートは、好ましくはチャンネルの形態をした開口部を有している。この開口部の幅は、小さなラッチ部分として利用されるようになっている領域の外側において、ロック要素の広げられた領域の断面積よりも小さい。ラッチ位置として利用されるようになっている領域では、チャンネルの形態をした開口部は、ロック要素の広げられた領域の断面の大きさよりも広い幅を有している。
各制御要素は、各機能ユニットのゲートに堅固に接続された操作カムを有していることが望ましい。操作カムは、電気式開閉器の動作要素が突入する沈降部を有している。移動方向において、沈降部の形状は、制御要素が移動された場合に動作要素が垂直方向に動作位置間を移動するような大きさとされる。電気式開閉器の動作要素は、バネの特性を有していることが望ましい。動作要素として、例えば折り曲げられた板バネや折り畳まれた板バネが挙げられる。
電気式開閉器は、好ましくは安全情報を評価するために安全回路に電気的に接続されている。
一の典型的な実施例では、ゲートは互いに対して長手方向に移動可能とされる。各ゲートは、自身が沿って滑動するレールによって案内されている。この場合には、第1のゲートが手動操作位置に位置している場合に、このゲートは、第2のゲートが手動操作位置に対応する位置に移動することを防止する。逆に、第2のゲートが手動操作位置に位置している場合には、このゲートは、第2のゲートが手動操作位置に対応する位置に移動することを防止する。
一の実施例では、第1の制御要素は、第1の回転軸を中心として回動可能な第1のゲートを備えており、第2の制御要素は、第2の回転軸を中心として回動可能な第2のゲートを備えている。第1のゲートが回動する場合には、これにより第1の制御要素の動作位置が変化する。第2のゲートが回動する場合には、これにより第2の制御要素の動作位置が変化する。
ゲートは、好ましくは互いに対して回動可能とされる。回動可能なゲートは、ゲートレバーとも呼称される。
第1のゲートは、第1の制御要素について位置A)が選択された場合に第2のゲートの凹所内部に回動可能であり、これにより手動操作位置の選択を阻止する突出部を有している。第2のゲートは、第1のゲートに類似しており、第2の制御要素について位置A)が選択された場合に第1のゲート内部に回動可能であり、これにより手動操作位置の選択を阻止する突出部を有している。
第1のゲートが手動操作位置に位置している場合に、このゲートは、第2のゲートが手動操作位置に対応する位置に回動することを防止する。第1のゲートに類似して、第2のゲートが手動操作位置に位置している場合に、このゲートは、第1のゲートが手動操作位置に対応する位置に回動することを防止する。
各機能ユニットは、手動操作が許可された場合に手動操作可能な手回し式クランク軸を備えている。この手回し式クランク軸は、この機能ユニットの制御要素が手動操作位置以外の動作位置に位置している場合に、当該制御要素のゲートによって覆われている。一の優位な実施例では、各ゲートは、手回し式クランク軸が露出するように手動操作位置に配置された凹所を有している。
制御要素それぞれが、当該制御要素のゲートに堅固に接続されたストッパを備えている場合がある。手回し式クランク軸は、好ましくは径方向、すなわち手回し式クランク軸の回転軸に対して直角方向に延在している突出部を有している。この突出部は、手回し式クランク軸が回転する際に阻止位置でストッパに衝突する。
ハンドルは、大きな断面を有する2つの領域間に配置された、狭められた断面が設けられた領域を有している。これに関連して、スイッチギヤ組立体は、好ましくは第1のクランク軸の領域内に形成された第1の開口部と、第2のクランク軸の領域内に形成された第2の開口部とを有している。各機能ユニットについて、カバープレートには、チャンネルの形態とされる開口部が形成されている。この開口部の幅は、ラッチ位置として利用されるようになっている領域の外側において、ハンドルの広げられた領域の断面積よりも小さい。ラッチ位置として利用されるようになっている領域では、チャンネルの形態をした開口部の幅は、ハンドルの広げられた領域の断面積と少なくとも同等の大きさになっている。
さらなる実施例では、ロックが解除された後に、制御要素が、例えばM字状の戻りバネの形態をした戻り要素によって中立位置B)又はE)に復帰することができる。
ハンドルは、安全情報を評価するための回路に電気的に接続された電気式開閉器の動作要素に結合されていることが望ましい。安全情報を評価するための回路は、安全情報を評価するための回路によって手動操作が許可された場合にブロック要素を制御するソレノイドに電気的に接続されていることが望ましい。
位置B)において、自由空間がゲート間に形成される。位置B)では、自由空間は、他方のゲートが位置A)に移動することが阻止される程度に、一方のゲートが位置A)に移動することによって覆われている。
例えばスライドゲートを備えた直動式制御要素、又は例えばレバー、特にゲートレバーを備えた回動式制御要素によって、手動操作のインターロックが実現される。手動操作のインターロックは、ロック条件及び安全条件を考慮して、確実な制御誘導(unambiguous control guidance)を制御要素及びソレノイドを介してすることができるように構成されている。適切なインターロックによって確実に実現されるので、この目的を達成するためには単一のソレノイドを必要とするにすぎない。さらには、いずれの場合であっても、一方のクランク穴がゲート及びカバープレートの両方に各機能を実現するために設けられているので、個々の機能要素(絶縁装置/接地器)を独立して阻止することができる。
さらには、典型的な実施例が、縮尺が不正確な概略図を参照して説明される。
回動可能なゲートレバーを備えた開閉装置の平面図である。 中立位置における図1Aの開閉装置の前面図である。 直動式ゲートを備えた開閉装置の平面図である。 中立位置における図2Aの開閉装置の前面図である。 手動操作がまだ許可されてない場合に中立位置から手動操作位置に移動する際における、図2Aに表わす開閉装置の前面図である。 手動操作位置における図2Aの、手動操作が許可された状態の開閉装置の前面図である。 阻止位置における図2Aの開閉装置の前面図である。
図1A及び図1Bは、回動可能な制御要素を備えたスイッチギヤ組立体の典型的な実施例を表わす。スイッチギヤ組立体は、2つの機能ユニット、すなわち絶縁装置401(左側)及び接地装置402(右側)を備えている。これら機能ユニットは、好ましくはスイッチギヤ組立体の中心点を通過する対称軸に関して対称とされる。
手動操作用インターロックは、(絶縁装置用)手回し式クランク軸1及び(接地装置用)手回し式クランク軸2を備えている。これらクランク軸は、ゲートレバー3,4に設けられている。ゲートレバー3は、回転点5に取り付けられており、ゲートレバー4は、回転点6に取り付けられている。操作カム7,8は、各ゲートレバーに係合しており、回転している間、開閉要素9,10の動作要素に従動する。
開閉要素9,10は、電気的にロック及び失活(deactivation)させるために利用される。各開閉要素は、下流制御保護回路(downstream control and protection circuit)に電気的に接続されており、安全情報をチェックするのに適している。操作カム7,8は、制御及び保護のための要件に適合するように構成されている。
ロック用磁石11は、電動式ブロック要素12(ロックピン)を備えており、ゲートレバー3,4の間に配置されている。ゲートレバーは、パドロックを係止するための開口部15,16を有している、取り外し可能なロック要素13,14を備えている。ロック要素13,14は、好ましくはブロックボルトである。ゲートレバー3,4は、操作ハンドル17,18に堅固に接続されており、これにより3つの位置A,B,Cに固定可能とされる。操作ハンドル17,18を利用することによって、手動で位置A,B,Cの間で位置を切り替えることができる。
ラッチ位置Aは、手動クランク操作/非常動作を表わす。ラッチ位置Bは、スイッチギヤ組立体が電気的に動作する(通常運転)中立位置を表わす。ラッチ位置Cは、スイッチギヤ組立体が電気的又は機械的のいずれであっても開閉不可能に阻止されている阻止位置を表わす。
ゲートレバー3,4は、これら3つのラッチ位置を切換可能なように互いに対して相対的に構成及び配置されている。
スイッチギヤ組立体は、各機能ユニットのための開口部201,202を有したカバープレート200を備えている。この開口部は、チャンネルの形態をしており、制御要素のラッチ位置A,B,Cを規定する位置に膨出領域を備えて構成されている。カバープレート200には、各機能ユニットのための手回し式クランク用穴19,20が形成されている。
ゲートレバー3,4は、接触領域21,22が設けられた第1の凹所205,206を有している。各制御要素がラッチ位置Aに移動した場合には、接触領域21,22はブロック要素12に向かって移動する。手動操作が許可されていない場合には、接触領域21,22は、操作ハンドル17,18がラッチ位置Aに到達する前にブロック要素12によって阻止される。ゲートレバー3,4には、ロック用突出部23,24も形成されている。ゲートレバー3,4には、ラッチ位置B,Cで手回し式クランク用穴19,20を少なくとも部分的に覆っている第2の凹所303,304が形成されている。
ゲートレバー3,4には、ブロックボルト13が貫通する穴が形成されている。カバープレート200には、ラッチ位置A,B,Cにおいてブロックボルト13が貫通可能な3つの開口部が形成されていることが望ましい。しかしながら、単一の開口部であっても良い。
絶縁装置のための開閉装置の機能ユニットの操作方法について説明する。しかしながら、この説明は、絶縁装置にも制限されることなく当て嵌まる。
中立位置Bでは、手回し式クランク用穴19,20はゲートレバー3,4の一部によって覆われている。(例えば絶縁装置の場合に)ラッチ位置Aに向かって手動操作しようとする場合には、ブロックボルト13が最初に取り外される。この後に、操作ハンドル17は、ラッチ位置B又はCから外れるように引張られ、ラッチ位置Aに向かって移動する。
ゲートレバー3の接触領域21が、ロックピン12が配置された位置に到達する前に、開閉要素9は操作カム7を介して動作するので、手動操作が許可されているか否かをチェックするプロセスが開始される。手動操作が許可されている場合には、ロック用磁石11がロックピン12を制御するので、その結果としてゲートレバー3のロックが解除され、ゲートレバー3がラッチ位置Aに向かって移動する。
ブロック要素12が制御された場合に右側の機能ユニットのゲートレバー4がラッチ位置Aに移動することを防止するために、ゲートレバー3のロック用突出部23がゲートレバー4の第1の凹所206内部に向かって回動する。この場合には、ゲートレバー4は、ロック用突出部23によって、ラッチ位置Aに向かって移動することを阻止されている。一方のゲートがラッチ位置Aに位置する場合には、これにより他方の機能ユニットのゲートが、ラッチ位置に配置され得ないようにロックされる。
操作ハンドル17はラッチ位置Aに固定されている。このことは、ゲートレバー3の第2の凹所303が手回し式クランク用穴19を完全に露出させていることを意味する。これによって、手回し式クランク軸1にアクセスすることができる。手回し式クランク軸1は、少なくとも1つのラッチ要素を有していることが望ましく、これによりクランク軸を操作するために手回し式クランクに係合可能とされる(キー−キー溝方式(lock-and-key principle))。手回し式クランクは、カバープレート200の手回し式クランク用穴19とゲートレバー3の第2の凹所303とを通過可能とされる。図1A及び図1Bに表わす実施例では、ラッチ要素は、径方向に延在する突出部の形態とされる。手回し式クランクは、この径方向に延在する突出部に対して相補的に構成された沈降部を有している。逆に、沈降部がクランク軸に形成され、且つ、相補的な突出部が手回し式クランクに形成されていても良い。
ラッチ位置Aでは、左側の機能ユニットは、操作カム7によって操作される開閉要素9によって電気的に阻止されている。制御保護回路の構成に依存して、右側の機能ユニットは、同様にラッチ位置Aでの動作を電気的に阻止されている場合がある。
操作カム7を介してチェックした際に手動操作が許可されていないことが判明した場合には、ロックピン12が延在した状態(extended state)を維持しており、その結果としてゲートレバー3は阻止され、ラッチ位置Aに向かって移動不可能となる。手回し式クランク用穴19は、ゲートレバー3の一部によって依然として覆われているので、利用者は手回し式クランク軸にアクセスすることができない。
左側の機能ユニットを阻止しようとする場合には、ゲートレバー3が、中立位置Bからラッチ位置Cに向かって移動される。ブロックボルト13は、ラッチ位置Cに移動する前に、再度取り外す必要がある。この後に、操作ハンドル17はラッチ位置から外れるように引っ張られ、ラッチ位置Cに向かって移動される。操作ハンドル17は、ラッチ位置Cに到達するとラッチ位置Cに固定される。その後に、ブロックボルト13が再度挿入される。同時に、左側の機能ユニットは操作カム7を介して電気的に阻止され、手回し式クランク軸1はストッパ25に補助されて機械的に阻止される。ロックが、ブロックボルト13の穴15に引っ張り込まれる。
ロック用磁石11は、ラッチ位置Cにおいて機能ユニットを阻止するように動作しないことが望ましい。このことは、手回し式クランクによるチェックが他の機能ユニットのために依然として有効であることを確認するために重要であり、これにより右側の機能ユニットが、ラッチ位置Aを除いて、左側の機能ユニットから独立して動作可能となる。
ゲートレバー3,4は、制御保護回路によってこのことが許可されるか否かを考慮して、ゲートレバー3がラッチ位置C又はBに位置する場合であってもゲートレバー4が移動可能なように構成されている。従って、駆動装置の両側が独立してロック可能とされる。しかしながら、安全情報をチェックした後にこのことが許可された場合には、いずれの場合であっても、一方の機能ユニットについて手動によるクランク操作が可能となるにすぎない。中立位置Bでは、電気的な動作が確実に可能とされる。
右側の機能ユニットは、ストッパ26と、穴16が設けられたブロックボルト14とを備えている。ブロックボルト14は、ブロックボルト13と同様に構成されている。穴16は穴15に対応している。ストッパ26はストッパ25に対応している。
図2A〜図5で説明されるさらなる実施例では、手動操作式インターロックは、直動可能なスライド103,104と共に構成されている。この場合には、図1A及び図1Bに表わす回転点5,6は、直動ガイド105,106に置き換えられている。直動ガイドは、好ましくは少なくとも1つのレールを備えている。要素1,2,7〜24と同程度の要素がこの実施例に設けられているが、比較を容易にするために、これら要素の参照符号には100が加算されている。
図2A及び図2Bは、2つの機能ユニットの可動式制御要素の中立位置Eを表わす。図3は、左側の機能ユニットの制御要素が中立位置Eから位置Dに移動することを表わす。図4は、当該制御要素が位置Dに位置している場合を表わす。図5は、当該制御要素が位置Fに位置している場合を表わす。
スライドは、3つのラッチ位置D,E,Fを有している。ラッチ位置Dは、回動可能なゲートレバーを備えた実施例におけるラッチ位置Aに対応している。ラッチ位置Eはラッチ位置Bに対応し、ラッチ位置Fはラッチ位置Cに対応している。
スライド103,104は、これら3つのラッチ位置に配置可能となるように、互いに対して相対的に構成及び位置決めされている。当該実施例でも同様に、各ゲート103,104には、手動操作が許可された場合に同様に手回し式クランク軸を露出させるようになっている第2の凹所303,304が形成されている。図1Bに表わす実施例では、各スライドゲート103,104には、カバープレート200の開口部201,202と同様に構成された第3の凹所203,204も形成されている。第3の凹所203,204は、制御要素のラッチ位置D,E,Fを規定する地点に膨出領域(broadened area)が形成されたチャンネルの形態をしている。
ブロックボルト113,114は、好ましくは窪み部を有した制御ボタンを備えており、ラッチ位置D,E,Fにおいてカバープレート200の外側に突出している。ブロックボルト113,114は、引張バネをさらに備えている。当該実施例におけるブロックボルト113,114は、引張バネが窪み部に装填される、すなわち押し込まれるように構成されている。ブロックボルト113,114に窪み部に押し込まれると、スライド103,104が動作可能となる。図1A及び図1Bに表わす実施例では、ブロックボルト113は、操作ハンドル17を“固定(latch)”する機能を果たす。図1A及び図1Bに表わす実施例と比較すると、カバープレート200の開口部201,202は、ラッチ位置に膨出領域を有しないチャンネルの形態であっても実施可能である。さもなければ、条件は同一である。操作ハンドル17,18のために説明された特徴は、ブロックボルト113,114を制限することなく発揮される。特に、操作ハンドル17,18のように、ブロックボルト113,114は狭窄断面を有した領域を有している。ブロックボルト13,14と同様に、ブロックボルト113,114は、パドロックが貫通可能な穴115,116を有している。
ラッチ位置Dは、クランクの手動操作/非常動作を表わす。ラッチ位置Eは、スイッチギヤ組立体が電気的に動作する(通常運転)中立位置を表わす。ラッチ位置Fは、スイッチギヤ組立体が電気的にも機械的にも開閉することができないように阻止される阻止位置を表わす。
中立位置Eにおいて、スライドゲート103,104の間に自由空間207が設けられている。従って、自由空間207は、一方のスライドゲートがラッチ位置Dに移動し、且つ他方のスライドゲートのラッチ位置Dへの移動が阻害されることによって塞がれる。
中立位置Eでは、カバープレート200に設けられた手回し式クランクの穴119,120は、スライド103,104の一部によって覆われている。(例えば左側の機能ユニットについては)ラッチ位置Dに向かって手動操作が行なわれようとする場合、ブロックボルト113は最初に押圧される。その後に、操作ハンドル117はラッチ位置Dに向かって移動される。
スライドゲート103の接触領域121が、ロックピン112が配置されている位置に到達する前に、開閉要素109が操作カム107を介して動作するので、手動操作が許可されているか否かのチェックが初期化される。手動操作が許可された場合には、ロック用磁石111がロックピン112を制御するので、スライドゲート103のロックが解除され、ラッチ位置Dに向かって移動可能となる。
ブロック要素112を制御する場合、すなわちスライドゲート103がラッチ位置Dに配置されている場合に、右側の機能ユニットのスライドゲート104がラッチ位置Dに移動することを防止するために、スライドゲート104は、スライドゲート103のロック領域123によってラッチ位置Dへの移動を阻止される。スライドゲートがラッチ位置Dに配置されている場合に、これにより他方の機能ユニットのスライドゲートは、ラッチ位置Dに移動することができないようにロックされる。
ブロックボルト113はラッチ位置Dに固定される。このことは、スライドゲート103の第2の凹所303が手回し式クランクの穴119を完全に露出させていることを意味する。これによって、手回し式クランク軸101へのアクセスが可能となる。
左側の機能ユニットは、操作カム107によって動作する開閉要素109によってラッチ位置Dで電気的に阻止されている。右側の機能ユニットも同様に、制御保護回路の構成に従って、当該位置における動作を電気的に阻止される場合がある。
操作カム107を介してチェックする際に手動操作が許可されていない場合には、ロックピン112が延在した状態を維持しており、その結果としてスライドゲート103が阻止され、ラッチ位置Dに向かって移動不能となる。手回し式クランクの穴119は少なくともスライドゲート103の一部によって依然として覆われているので、利用者は手回し式クランク軸にアクセスすることができない。
左側の機能ユニットが中立位置Eから移動することを阻止しようとする場合には、スライドゲート103がラッチ位置Fに移動する。ブロックボルト13は、ラッチ位置Fに移動する前に押圧される。その後に、操作ハンドル117はラッチ位置Fに向かって移動する。ブロックボルト113は、ラッチ位置Fに到達した際に固定される。同時に、左側の機能ユニットは、操作カム107を介して電気的にロックされており、手回し式クランク軸101は、ストッパ125に補助されて機械的に阻止されている。ロックは、ブロックボルト113の穴115に押し込められる。
ロック用磁石111は、ラッチ位置Fにおいて機能ユニットを阻止するように動作しないことが望ましい。このことは、手回し式クランクによるチェックが他方の機能ユニットのために依然として有効状態を維持していることを確認するために重要であり、これにより右側の機能ユニットが、左側の機能ユニットから独立してラッチ位置E,Fにおいて動作可能となる。
スライドゲート103,104は、制御保護回路によってこのことが許可されているか否かを考慮して、スライドゲート103がラッチ位置F又はEに位置している場合であってもスライドゲート104が移動可能となるように構成されている。
従って、駆動装置の両側は独立してロック可能になっている。しかしながら、安全情報をチェックした後にこのことが許可された場合には、一方の機能ユニットについて手動によるクランク操作が、いずれの場合であっても可能となるにすぎない。中立位置Bでは、電気的な動作が確実に可能とされる。
操作カム117,118は沈降部を有している。電気式開閉器109,110の動作要素301,302は、当該沈降部内部に陥入している。移動方向における沈降部の形状は、制御要素が動作位置間を移動する場合に、動作要素301,302が垂直方向に移動可能となるような大きさとされる。電気式開閉器109,110の動作要素は、例えば板バネとされる。
本発明における開閉装置は、上述の説明に限定される訳ではない。図示された要素の数量及び形状は、上述の機能ユニットの操作方法を実現するために必要に応じて選択可能とされる。
例えば、ブロックボルト113,114は、ラッチ位置D,E,Fにおいてゲート103,104をロックするために、自身がバネ要素に対して引っ張られる必要があるように構成されている。引っ張られた状態においては、ブロックボルト113,114が、例えばパドロックによって穴115,116を介してロックされる場合がある。パドロックが取り外された場合には、バネ要素がブロックボルトを引き戻し、ゲート103,104を解放する。これが予めラッチ位置D又はFに配置されている場合には、それは、例えばM字状の板バネのような戻りバネ130,131を介して復帰され、そこに保持される。その後に固定される必要はない。この場合には、上述の他のすべての特徴が維持されている。
1 第1のクランク軸
2 第2のクランク軸
3 第1のゲートレバー
4 第2のゲートレバー
5 第1の回転軸
6 第2の回転軸
7 操作カム
8 操作カム
9 開閉器
10 開閉器
11 ソレノイド
12電動式ブロック要素
13 ロック要素
14 ロック要素
15 ロック要素に設けられた穴
16 ロック要素に設けられた穴
17 ハンドル
18 ハンドル
19 カバープレート200に設けられた穴
20 カバープレート200に設けられた穴
21 第1のゲートレバー3の接触領域
22 第2のゲートレバー4の接触領域
23 第1のゲートレバー3のロックするための突出部
24 第2のゲートレバー4のロックするための突出部
25 ストッパ
26 ストッパ
101 第1のクランク軸
102 第2のクランク軸
103 第1のゲート
104 第2のゲート
105 第1のゲートを案内するためのレール
106 第2のゲートを案内するためのレール
107 操作カム
108 操作カム
109 開閉器
110 開閉器
111 ソレノイド
112 電動式ブロック要素
113 ロック要素
114 ロック要素
115 ロック要素に設けられた穴
116 ロック要素に設けられた穴
117 ハンドル
118 ハンドル
119 カバープレート200に設けられた穴
120 カバープレート200に設けられた穴
121 第1のゲート103の接触領域
122 第2のゲート104の接触領域
123 第1のゲート103のロック領域
124 第2のゲート104のロック領域
125 ストッパ
126 ストッパ
130 戻りバネ
131 戻りバネ
200 カバープレート
201 カバープレート200に設けられた穴
202 カバープレート200に設けられた穴
203 ゲートに設けられた第3の凹所
204 ゲートに設けられた第3の凹所
205 ゲートに設けられた第1の凹所
206 ゲートに設けられた第1の凹所
207 自由空間
301 電気式開閉器109の動作要素
302 電気式開閉器110の動作要素
303 ゲートに設けられた第2の凹所
304 ゲートに設けられた第2の凹所
401 開閉装置の第1の機能ユニット
402 開閉装置の第2の機能ユニット

Claims (13)

  1. 配電用電気式スイッチギヤ組立体のための開閉装置であって、接地機能を発揮する機能ユニットと絶縁機能を発揮する機能ユニットとを有している前記開閉装置において、
    手動操作が、2つの前記機能ユニットそれぞれのために選択可能とされ、
    手動操作が2つの前記機能ユニットのうち一方の機能ユニットのために選択された場合に、他方の機能ユニットのための手動操作の選択が、前記一方の機能ユニットの可動式制御要素によって阻止され
    前記開閉装置は、電動式ブロック要素(12,112)を有しており、
    前記機能ユニットの前記可動式制御要素が、前記電動式ブロック要素によって手動操作位置に切り替わるためにロックされ、
    安全情報をチェックし、且つ、前記安全情報の関数として前記可動式制御要素のロックを電気的に解除するための手段が設けられており、
    前記機能ユニットそれぞれの前記可動式制御要素は、A)手動操作位置、B)前記スイッチギヤ組立体が電気的に動作する中立位置、及びC)前記機能ユニットが阻止される阻止位置でロック可能とされ、
    前記機能ユニットの前記可動式制御要素が、前記阻止位置及び前記中立位置で互いを阻止することを特徴とする開閉装置。
  2. 配電用電気式スイッチギヤ組立体のための開閉装置であって、接地機能を発揮する機能ユニットと、絶縁機能を発揮するための機能ユニットと、電動式ブロック要素(12,112)とを有している前記開閉装置において、
    前記機能ユニットそれぞれが、可動式制御要素を有しており、
    手動操作が、2つの前記機能ユニットそれぞれのために選択可能とされ、
    前記機能ユニットの前記可動式制御要素は、前記電動式ブロック要素(12,112)によって手動操作位置に切り替えるためにロック可能とされ、
    安全情報をチェックし、且つ、前記安全情報を関数として前記制御要素のロックを解除するための手段が設けられており、
    前記機能ユニットそれぞれの前記可動式制御要素は、A)手動操作位置、B)前記スイッチギヤ組立体が電気的に動作する中立位置、及びC)前記機能ユニットが阻止される阻止位置でロック可能とされ、
    前記機能ユニットの前記可動式制御要素が、前記阻止位置及び前記中立位置で互いを阻止することを特徴とする開閉装置。
  3. 前記制御要素それぞれが、2つの前記制御要素のゲート(3,4,103,104)が互いに対して移動可能とされる前記ゲート(3,4,103,104)を備えており、
    一方のゲート(3,103)が手動操作位置に位置している場合に、他方のゲート(4,104)が手動操作位置に切り替わることが阻止されることを特徴とする請求項1又は2に記載の開閉装置。
  4. 前記電動式ブロック要素(12)は、第1の機能ユニット及び第2の機能ユニットのゲート(3,4,103,104)の間に配置されていることを特徴とする請求項又はに記載の開閉装置。
  5. 前記可動式制御要素のそれぞれが、操作カム(107,108)を有しており、
    前記操作カムは、前記可動式制御要素が位置A)に移動した場合に、電気式開閉器(9,10,109,110)の動作要素(301,302)を移動させることを特徴とする請求項又はに記載の開閉装置。
  6. 前記電気式開閉器(109,110)は、前記安全情報を評価するために安全回路に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載の開閉装置。
  7. 前記ゲート(103,104)は、一方向において互いに対して移動可能とされることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の開閉装置。
  8. 前記ゲート(3,4)は、互いに対して回動可能とされることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の開閉装置。
  9. 前記機能ユニットのそれぞれは、前記制御要素が位置B)及び位置C)に位置している場合に、前記機能ユニットの前記ゲート(3,4,103,104)によって覆われている手動操作可能な手回し式クランク軸(1,2)を備えており、
    前記ゲート(3,4,103,104)それぞれは、前記手回し式クランク軸(1,2)が露出されるように手動操作位置に位置決めされている凹所(303,304)を有していることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の開閉装置。
  10. 前記制御要素それぞれが、前記制御要素が位置C)に位置している場合に、関連する前記手回し式クランク軸(1,2)を阻止することを特徴とする請求項に記載の開閉装置。
  11. 前記ゲート(3)それぞれが、位置A)が選択された場合に前記他方のゲート(4)の凹所(205,206)に向かって回動可能な突出部(23,24)を有しており、前記他方のゲートにおける位置A)の選択を阻止することを特徴とする請求項10のいずれか一項に記載の開閉装置。
  12. 前記安全情報を評価するための回路が、前記ブロック要素(12,112)を移動させることができるソレノイド(11,111)に電気的に接続されていることを特徴とする請求項11のいずれか一項に記載の開閉装置。
  13. 位置B)の場合には、自由空間(207)が前記ゲート(1,2,101,102)の間に設けられており、
    前記自由空間が、前記ゲートのうち一方のゲートが位置A)に移動することによって、他方のゲートが位置A)に移動することが阻止されるように覆われることを特徴とする請求項に記載の開閉装置。
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