JP5122311B2 - 清掃具ケース - Google Patents

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本発明は、トイレ清掃ブラシ等の清掃具の清掃部が通過可能な開口部を備えた収納ケースと、該収納ケースの開口部を開閉自在な蓋体とが備えられ、前記蓋体には、清掃具の清掃部から滴下する液体を受止め可能な受液部が設けられ、前記収納ケースの開口部の下方側部位には、前記蓋体の底面に突設された係合部が抜き差し自在で、かつ、その係合部の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する係合受け部が形成されている清掃具ケースに関する。
従来の清掃具ケースでは、前記受液部の下面を含む蓋体の外底面全体が偏平面に形成され、この偏平な外底面の前端側に板状の係合部が突設されているとともに、前記清掃具ケースには、前記清掃具の柄を左右方向の移動のみを規制した吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段が設けられているとともに、前記蓋体の内面には、清掃具ケースの係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄に対して前方側から外套する横断面略コの字状の把持部兼用の柄カバー部が形成されている(特許文献1、2参照)。
実用新案登録第3012172号 実用新案登録第3046778号
従来の清掃具ケースは、前記蓋体の偏平な外底面の前端側に突設されている板状の係合部を、前記収納ケースの開口部の下方側部位に形成されている係合受け部に差し込むだけで、その係合部の差し込み部位を支点として蓋体を揺動開閉自在に支持することができるとともに、清掃具を係止保持した蓋体のみを収納ケースから分離して清掃個所に持ち運ぶことができ、清掃後も、清掃具の清掃部から滴下する液体を受液部で受止めながら収納ケースの設置個所まで持ち運ぶことができる利点がある。
しかしながら、この種の清掃具ケースでは、蓋体の偏平な外底面の前端側に板状の係合部が突設されているため、蓋体を清掃個所近傍に載置したとき、前記係合部の突出代だけ蓋体が後方側に傾動し、蓋体の接地姿勢が不安定になる。しかも、この蓋体の柄カバー部に装着されている清掃具の柄は後方側に抜き出し移動することが可能であるため、持ち運び途中や載置時等において振動が作用すると、蓋体の柄カバー部から清掃具が抜け落ちたり、蓋体が清掃具と一緒に傾倒する問題がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、前記蓋体に設けられる受液部と係合部及び清掃具の柄の係止構造の合理的な改造により、清掃具を係止保持させたまま蓋体を清掃近傍個所に安定良く自立させることができ、しかも、持ち運び途中や載置時に作用する振動に起因する清掃具の脱落や傾倒を防止することのできる清掃具ケースを提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、清掃具の清掃部が通過可能な開口部を備えた収納ケースと、該収納ケースの開口部を開閉自在な蓋体とが備えられ、前記蓋体には、清掃具の清掃部から滴下する液体を受止め可能な受液部が設けられ、前記収納ケースの開口部の下方側部位には、前記蓋体の底面に突設された係合部が抜き差し自在で、かつ、その係合部の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する係合受け部が形成されている清掃具ケースであって、
前記蓋体には、該蓋体を脱着操作するための把手と、前記清掃具の柄を前後方向及び左右方向の移動を規制した吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段が設けられているとともに、前記受液部の下面と係合部の下端とを同一高さ位置に設定して、前記受液部の下面と前記係合部が、前記蓋体の係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄が鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体を自立させる脚部に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記収納ケースの係合受け部から係合部を引抜いて分離された蓋体は、それに設けられている受液部の下面と係合部の下端とが脚部として接地して、この蓋体の係止保持手段に清掃具の柄を係止保持させている状態においても、清掃具の柄が鉛直又は略鉛直方向に向く状態で安定的に自立させることができる。
しかも、前記蓋体に設けられた把手により、清掃具を係止保持させたまま蓋体の脱着操作を簡便に行うことができるばかりでなく、本来の設置個所にある清掃具ケースから清掃個所まで容易に持ち運ぶことができ、さらに、その持ち運び途中や載置時において振動が作用しても、前記蓋体の係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄は、前後方向及び左右方向の移動が規制されているから、蓋体から清掃具が脱落することを抑制することができる。
従って、前記蓋体に設けられる受液部の下面と係合部の下端との高さ位置を合わせ、且つ蓋体の係止保持手段による係止構造を上述の如く工夫することにより、清掃具を係止保持させたまま蓋体を清掃近傍個所に安定良く自立させることができるとともに、持ち運び途中や載置時に作用する振動に起因する清掃具の脱落や傾倒を防止することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記把手の両端を蓋体に取付ける取付け部が、前記係止保持手段よりも下方で、かつ、前記係止保持手段で吊下げ保持された柄の両側脇位置に突設されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記係止保持手段に吊下げ状態で係止保持されている清掃具が持ち運び途中での振動によって揺れ動くことを、前記把手の両端を蓋体に取付ける取付け部を利用して抑制することができる。
本発明による第3の特徴構成は、清掃具の清掃部が通過可能な開口部を備えた収納ケースと、該収納ケースの開口部を開閉自在な蓋体とが備えられ、前記蓋体には、清掃具の清掃部から滴下する液体を受止め可能な受液部が設けられ、前記収納ケースの開口部の下方側部位には、前記蓋体の底面に突設された係合部が抜き差し自在で、かつ、その係合部の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する係合受け部が形成されている清掃具ケースであって、
前記蓋体には、該蓋体を脱着操作するための把手と、前記清掃具の柄を前後方向及び左右方向の移動を規制した吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段が設けられているとともに、前記受液部の下面と前記係合部が、前記蓋体の係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄が鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体を自立させる脚部に構成されているとともに、
前記収納ケースの上側部には、それの上部開口を通して脱着自在な上方開口の角型の容器が設けられ、前記収納ケースの上部開口には、該開口を開閉自在な第2蓋体を備えた装着枠体が脱着自在に設けられているとともに、前記装着枠体には、前記収納ケースの内面と容器の外面との間に入り込むことにより、前記容器に装着された収納袋の開口周縁部分を折り返し状態で押え付ける筒状の袋押え部が形成され、この袋押え部の各角部側壁部の最大上下幅が、角部側壁部の隣接間の中間壁部の上下幅よりも大に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記収納ケースの上部開口を通して脱着自在に装着された容器を、収納ケースの上部開口に設けられる装着枠体の第2蓋体で体裁良く覆うことができるとともに、この装着枠体に形成されている筒状の袋押え部を、収納ケースの内面と容器の外面との間に入り込ませることにより、容器に装着された収納袋の開口周縁部分を折り返し状態で押え付けることができる。
しかも、前記袋押え部の各角部側壁部の最大上下幅が、角部側壁部の隣接間の中間壁部の上下幅よりも大に構成されているので、角部側壁部が先行して収納ケースの内面と容器の外面との間に入り込むことになり、前記袋押え部の軽量化を図りながら容器に装着された収納袋の開口周縁部分を偏りの少ない状態でスムーズに折り返すことができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記各角部側壁部のうち、角相当位置から相対面する一組の中間壁部側に偏倚した部位が最大上下幅に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、装着枠体の筒状の袋押え部を収納ケースの内面と容器の外面との間に入り込ませる初期段階において、この袋押え部の各角部側壁部の二面が同時に作用することがなく、袋押え部の装着操作の容易化を図ることができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図14は、主としてトイレ用として使用される清掃具ケースを示し、短辺側の側面及び長辺側の側面が共に外方側に少し湾曲した直方体に近い形状に成形された収納ケースAの下半部に、それの前面板1Aから左右の両側面板1Bの一部に回り込む状態で開口形成された下側開口部3を通して清掃具(洗浄ブラシ等)4のブラシ部(清掃部の一例)4Aを脱着自在に収納する下側収納空間S1が形成されているとともに、前記収納ケースAの上半部には、それの上面全体が開口形成された上側開口部5を通して上方開口の角型の容器6を脱着自在に収納する上側収納空間S2が形成されている。
前記下側開口部3を開閉する合成樹脂製の蓋体7の下部には、図2〜図5に示すように、清掃具4のブラシ部4Aから滴下する液体を受止め可能な受液部8が設けられ、前記蓋体7の上部には、該蓋体7を脱着操作するための平面視略Uの字状の把手9と、前記清掃具4の柄4Bを前後方向及び左右方向の移動を規制し且つ吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段10が設けられている。
前記収納ケースAの上側開口部5には、図5〜図14に示すように、水平軸芯周りで上下方向に揺動開閉自在な第2蓋体12を備えた環状の装着枠体13が脱着自在に設けられ、この装着枠体13には、前記収納ケースAの内面と容器6の外面との間に入り込むことにより、前記容器6に装着された収納袋14の開口周縁部分14aを折り返し状態で押え付ける筒状の袋押え部である袋押え板部15が一体形成されている。
そして、図13、図14に示すように、前記容器6内に装着された収納袋14の開口周縁部分14aを該容器6の上側開口端部に沿って断面略U字状に折り返し、この状態で容器6の開口端部に対して環状の装着枠体13を嵌合装着することにより、収納袋14が容器6内にずり落ちたり、収納袋14の開口周縁部分が容器6外方に脹れ出すことを抑制することができる。
前記収納ケースAは、図1、図2、図5に示すように、前記下側開口部3と上側開口部5とを備え、且つ下方にも開口する合成樹脂製のケース本体1と、該ケース本体1の下部に対して着脱自在に嵌合装着される合成樹脂製の底部材2から構成されているとともに、前記ケース本体1内には、下側収納空間S1と上側収納空間S2とに区画する仕切り壁1Dが形成され、更に、前記前面板1Aには、蓋体7を閉止姿勢にしたとき、該蓋体7の係止保持手段10に係止保持されている清掃具4の柄4Bが前方から入り込む凹部11が形成されている。
前記仕切り壁1Dには、図5に示すように、下側収納空間S1と上側収納空間S2とを連通する第1換気孔16が形成されているとともに、前記ケース本体1の後面板1Cには、下側収納空間S1と外部とを連通する第2換気孔17が形成されている。
前記ケース本体1の下側開口部3における下部立ち上り壁1Eには、図2に示すように、前記蓋体7の下端面7aに当接する載置面1aが形成され、この載置面1aの前端側の左右中央位置には、前記蓋体7の下端面7aに突設された板状の係合部18が上下方向から抜き差し自在で、かつ、その係合部18の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する長方形状の係合孔(係合受け部の一例)19と、平面視において弧状に湾曲する前記蓋体7の前面板7Aにおける下端の開閉移動を許容する、換言すれば、前記蓋体7の前面板7Aにおける下端の開閉移動軌跡と干渉しない為の前下がり傾斜の傾斜面1dが形成されている。
尚、前記傾斜面1dを、蓋体7の前面板7Aにおける下端との当接により該蓋体7を最大開き位置に保持する規制面に構成してもよい。
前記収納ケース1の下側開口部3における両側面板1Bの前端には、左右方向での対向間隔W1が前記蓋体7の受液部8の左右方向幅Wよりも狭く設定してあるフランジ部1Fが一体形成され、この両フランジ部1Fの下半側には、前記受液部8の抜き差しを許容するべく、左右方向での対向間隔W2が蓋体7の受液部8の左右方向幅Wよりも大となる切欠き部1bが形成されている。
前記切欠き部1bの高さは、図2、図5に示すように、前記蓋体7が係合部18の差し込み部位を支点として開き揺動したとき、前記切欠き部1bの上端となるフランジ部1Fの中間段差個所1fに前記受液部8の上端縁が当接して、前記蓋体7を最大開き位置に保持可能な高さに設定されている。
前記蓋体7は、図3、図4に示すように、前面板7Aと左右の側面板7Bとを平面視略コの字状に一体形成してあり、この前面板7Aと両側面板7Bとの下端部に亘って、前記下端面7aが略Uの字状に表れる状態で前記受液部8が一体形成されているとともに、前記受液部8の下面8aと係合部18の下端とを同一高さ位置に設定して、この受液部8の下面8aと係合部18が、前記蓋体7の係止保持手段10に係止保持されている清掃具4の柄4Bが鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体7を自立させる脚部に構成されている。
そして、前記収納ケースAの係合孔19から係合部18を引抜いて分離された蓋体7を載置すると、この蓋体7は、それに一体形成されている受液部8の下面8aと係合部18の下端とが脚部として接地し、その状態では蓋体7の係止保持手段10に係止保持されている清掃具4の柄4Bが鉛直又は略鉛直方向に向く姿勢となり、清掃具4の重心が受液部8の下面8aと係合部18の下端との間に位置するため、清掃具4の柄4Bを装着した状態でも安定的に自立させることができる。
しかも、前記蓋体7に設けられた把手9により、清掃具4を係止保持させたまま蓋体7の脱着操作を簡便に行うことができるばかりでなく、本来の設置個所にある清掃具ケースAから清掃個所まで容易に持ち運ぶことができ、さらに、その持ち運び途中や載置時において振動が作用しても、前記蓋体7の係止保持手段10に係止保持されている清掃具4の柄4Bは、前後方向及び左右方向の移動が規制されているから、蓋体7から清掃具4が脱落することを抑制することができる。
前記係止保持手段10は、図2〜図4に示すように、蓋体7の前面板7Aにおける内側面の上端に、清掃具4の柄4Bを構成する小幅の柄本体4aとこれに外嵌したグリップ部4bとの間での段差部4cを受止め可能な一対の係止受け片10aを内方に向って一体的に突出形成するとともに、前記係止受け片10aには、受止められた柄4Bの左右方向での移動を接当規制する第1規制片10bと、受止められた柄4Bの後方側への移動を接当規制する第2規制片10cとが一体形成されている。
前記蓋体7の前面板7Aの内面側には、図3、図4に示すように、把手9の両端を蓋体7に取付ける円筒状の取付け部21が、前記係止保持手段10の両係止受け片10aよりも下方位置で、かつ、前記係止保持手段10で吊下げ保持された柄4Bの左右の両側脇位置に突設されている。
そして、前記係止保持手段10に吊下げ状態で係止保持されている清掃具4が持ち運び途中での振動によって揺れ動くことを、前記把手9の両端を蓋体7に取付けるための取付け部21を利用した合理的な改良で抑制することができる。
前記装着枠体13は、図2、図5〜図8に示すように、容器6の上側開口端縁6aに対して上方から着脱自在に嵌合する嵌合溝13Dを形成する状態で一体成形される外側環状枠板13Aと内側環状枠板13Bならびに環状天板13Cとからなり、後方の短辺側の枠体部分には、前記第2蓋体12の一対の取付けアーム12Aを枢支ピン22周りで上下揺動自在に枢着するための取付け凹部13Eが形成されているとともに、前記外側環状枠板13Aには前記袋押え板部15が一体形成されている。
前記装着枠体13には、図11〜図14に示すように、把持可能な姿勢と非把持姿勢とに切換自在な把持部材の一例で、前記装着枠体の中心位置を挟んで左右方向で相対向する部位において前記第2蓋体12の揺動軸芯と平行な水平軸芯周りで起伏揺動自在に枢着された略コの字状の把手25と、該把手25の把持姿勢である起立姿勢への切換に連動して前記容器6と装着枠体13と係合連結し、且つ前記把手25の非把持姿勢である倒伏姿勢への切換に連動して前記容器6と装着枠体13との係合連結を解除する連動連結手段Bが設けられている。
図7、図8に示すように、前記装着枠体13の環状天板13Cの前半側部位を略コの字状に窪み形成して、把手25を倒伏姿勢で収納(格納)する凹部26が形成され、この凹部26を形成する内側環状枠板13Bと把手25の基端部との相対向する部位には、水平軸芯周りで起伏揺動自在に嵌合する枢支孔27とピン状の枢支突起28が形成されているとともに、前記把手25における起伏揺動軸芯と平行な把持部分25Aの中央位置には、図9、図10に示すように、凹部26内の把手25を指先でお越し操作するための指掛け突起29が形成され、この指掛け突起29に対応する装着枠体13の前方の短辺側の枠体部分には、指掛け突起29に対する操作用の空間を現出する傾斜面13Fが形成されている。
前記連動連結手段Bが、前記容器6の両側面板6Cの外面上部における前後中央位置に突出形成された被係止部の一例である柱状の係止突起30と、該係止突起30に対して係脱可能な状態で把手25の両基端部25Bに一体形成された係止部の一例であるL字状の係止爪31とから構成されているとともに、前記環状天板13Cの前半側部位には、把手25の起伏揺動に伴う前記係止爪31の係脱揺動を許す開口32が形成されている。
そして、図12、図14に示すように、前記容器6の上側開口端部に装着枠体13を嵌合装着した状態で、この装着枠体13に設けられている把手25を非把持姿勢である倒伏姿勢から把持姿勢である起立姿勢に切換操作すると、この切換操作Fに連動する連動連結手段Bの係止爪31が容器6の両側面板6Cに形成されている係止突起30に係合して、容器6と装着枠体13とが係合連結されるので、収納ケースAの上側開口部5に対して、起立姿勢にある把手25を把持して容器6と装着枠体13とを一体化状態で出し入れすることができる。
それ故に、容器6を保持しながら装着枠体13が脱落しないように押え付ける必要がなく、さらに、容器6から突出する起立姿勢にある把手25を把持して操作するので、収納ケースAの上側開口部5における内面と容器6の上側開口端部における外面との間の環状間隙が小さい場合でも、容器6を容易に脱着操作することができる。
また、図13、図14に示すように、前記袋押え板部15の各角部側壁部15Aの最大上下幅Hが、角部側壁部15Aの隣接間に位置する両長辺側中間壁部15Bの上下幅及び両短辺側中間壁部15Cの上下幅よりも大に構成されているとともに、前記角部側壁部15Aのうち、角相当位置Pから両長辺側中間壁部15B側に偏倚した部位15aが最大上下幅Hに構成されている。
前記装着枠体13に形成されている筒状の袋押え部15を、ケース本体1の内面と該ケース本体1の仕切り壁1Dに載置されている容器6の外面との間に入り込ませて、容器6に装着された収納袋14の開口周縁部分14aを折り返し状態で押え付ける際、前記袋押え板部15の各角部側壁部15Aの最大上下幅Hが、角部側壁部15Aの隣接間の長辺側中間壁部15Bの上下幅及び両短辺側中間壁部15Cの上下幅よりも大に構成されているので、角部側壁部15Aが先行してケース本体1の内面と容器6の外面との間に入り込むことになり、前記袋押え板部15の軽量化を図りながら容器6に装着された収納袋14の開口周縁部分14aを偏りの少ない状態でスムーズに折り返すことができる。
しかも、前記角部側壁部15Aの角相当位置Pから両長辺側中間壁部15B側に偏倚した部位15aが最大上下幅Hに構成されているが故に、前記装着枠体13の筒状の袋押え板部15をケース本体1の内面と容器6の外面との間に入り込ませる初期段階において、この袋押え板部15の各角部側壁部15Aにおける長辺側部位15aと短辺側部位15bとの二面が同時に作用することがなく、前記装着枠体13に一体形成された袋押え板部15の装着操作の容易化を図ることができる。
また、図12〜図14に示すように、前記各角部側壁部15Aの短辺側部位15bにおける下端縁は、最大上下幅Hとなる長辺側部位15aの下端縁に対してこれよりも小なる上下幅で弧状に連続形成されているとともに、前記各角部側壁部15Aの短辺側部位15bにおける下端縁と前記短辺側中間壁部15Cの最小上下幅となる部位の下端縁との間が、短辺側中間壁部15C側ほど上方に位置する傾斜端縁に形成され、更に、前記各角部側壁部15Aの長辺側部位15aにおける下端縁と長辺側中間壁部15Bの最小上下幅となる部位の下端縁との間が、長辺側中間壁部15B側ほど上方に位置する弧状縁に構成されている。
前記容器6の前面板6Aには、ケース本体1の凹部11の内面側に対して上方から外套可能な凹部6Bが形成されている。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、清掃具4の清掃部4Aとして、多数のブラシ毛を備えたブラシ部を例に挙げて説明したが、この清掃部4Aとしてはスポンジや布等であってもよく、また、交換可能な使い捨てタイプの清掃部4Aであってもよい。
(2)上述の第1実施形態では、汚物等を収納可能な容器6を脱着自在に備えた収納ケースAを例に挙げて説明したが、このような容器6を有さない収納ケースAであってもよく、更に、容器6の代わりに洗剤等の収納室を備えた収納ケースAであってもよい。
(3)上述の第1実施形態では、前記下側開口部3を開閉する合成樹脂製の蓋体7の下部に、清掃具4のブラシ部4Aから滴下する液体を受止め可能な受液部8を一体形成したが、この蓋体7と受液部8とを別体で結成して接着剤やビス等の適宜手段で固着してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、前記蓋体7の底面に一つの係合部18を突設したが、この係合部18と係合孔19との差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持することのできる状態であれば、前記係合部18を複数個形成してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、前記係合部18を板状に形成し、前記係合受け部19を係合孔から構成したが、この係合部18及び係合受け部19としては、抜き差し自在で、かつ、その差し込み部位を支点として蓋体7を揺動開閉自在に支持することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
(6)上述の第1実施形態では、前記受液部8の下面8a全体を平滑面に形成したが、この下面8aを凹凸状に形成して実施してもよい。
要するに、前記受液部8の下面8の形状としては、前記係合部18との協働により、前記蓋体7の係止保持手段10に係止保持されている清掃具4の柄4Bが鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体7を自立させることのできるものであれば、如何なる形状に構成してもよい。
(7)上述の第1実施形態では、前記蓋体7の上部に、該蓋体7を脱着操作するための平面視略Uの字状の把手9を取付けたが、この把手9としては、蓋体7を脱着操作することのできるものであれば、蓋体7の一部を利用して兼用構成してもよい。
(8)上述の各実施形態では、容器6の開口端部に対して脱着自在に嵌合装着可能で、且つその嵌合装着時に容器6内に装着された収納袋14の開口周縁部分14aを該容器6の外面に沿って折り返された状態に維持する装着枠体13を環状枠体に構成したが、その環状方向の一箇所が切断されたC字等の略環状枠体に構成してもよい。
(9)上述の各実施形態では、前記装着枠体13に設けられる把持部材として起伏揺動自在な把手9又は揺動開閉自在な蓋体12から構成したが、把持部材としては上下方向に出し入れ移動自在なものであってもよい。
要するに、前記把持部材としては、把持可能な姿勢と非把持姿勢とに切換自在なものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
(10)前記連動連結手段Bとしては、把持部材の把持姿勢への切換に連動して前記容器6と装着枠体13と係合連結し、且つ前記把持部材の非把持姿勢への切換に連動して前記容器6と装着枠体13との係合連結を解除することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
本発明の清掃具ケースの第1実施形態を示す全体の斜視図 全体の分解斜視図 清掃具を係止保持する蓋体を自立させたときの断面側面図 清掃具を係止保持する蓋体を自立させたときの要部の拡大斜視図 蓋体を開き揺動させたときの一部省略断面側面図 容器の平面図 装着枠体の平面図 図7のVIII−VIII線断面図 把手の平面図 把手の一部切欠き側面図 蓋体を閉じた状態での要部の拡大断面背面図 蓋体を開いた状態で把手を起立させたときの要部の拡大断面側面図 容器と装着枠体の分解断面側面図 収納ケースから容器及び装着枠体を少し引き出したときの要部の斜視図
符号の説明
A 収納ケース
P 角相当位置
3 開口部(下側開口部)
4 清掃具
4A 清掃部(ブラシ部)
4B 柄
5 開口部(上側開口部)
6 容器
7 蓋体
8 受液部
8a 下面
9 把手
10 係止保持手段
12 第2蓋体
13 装着枠体
14 収納袋
15 袋押え部
15A 角部側壁部
15B 中間壁部(長辺側中間壁部)
15C 中間壁部(短辺側中間壁部)
18 係合部
19 係合受け部(係合孔)
21 取付け部

Claims (4)

  1. 清掃具の清掃部が通過可能な開口部を備えた収納ケースと、該収納ケースの開口部を開閉自在な蓋体とが備えられ、前記蓋体には、清掃具の清掃部から滴下する液体を受止め可能な受液部が設けられ、前記収納ケースの開口部の下方側部位には、前記蓋体の底面に突設された係合部が抜き差し自在で、かつ、その係合部の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する係合受け部が形成されている清掃具ケースであって、
    前記蓋体には、該蓋体を脱着操作するための把手と、前記清掃具の柄を前後方向及び左右方向の移動を規制した吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段が設けられているとともに、前記受液部の下面と係合部の下端とを同一高さ位置に設定して、前記受液部の下面と前記係合部が、前記蓋体の係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄が鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体を自立させる脚部に構成されている清掃具ケース。
  2. 前記把手の両端を蓋体に取付ける取付け部が、前記係止保持手段よりも下方で、かつ、前記係止保持手段で吊下げ保持された柄の両側脇位置に突設されている請求項1記載の清掃具ケース。
  3. 清掃具の清掃部が通過可能な開口部を備えた収納ケースと、該収納ケースの開口部を開閉自在な蓋体とが備えられ、前記蓋体には、清掃具の清掃部から滴下する液体を受止め可能な受液部が設けられ、前記収納ケースの開口部の下方側部位には、前記蓋体の底面に突設された係合部が抜き差し自在で、かつ、その係合部の差し込み部位を支点として揺動開閉自在に支持する係合受け部が形成されている清掃具ケースであって、
    前記蓋体には、該蓋体を脱着操作するための把手と、前記清掃具の柄を前後方向及び左右方向の移動を規制した吊下げ状態で脱着自在に係止保持する係止保持手段が設けられているとともに、前記受液部の下面と前記係合部が、前記蓋体の係止保持手段に係止保持されている清掃具の柄が鉛直又は略鉛直方向に向く状態で蓋体を自立させる脚部に構成されているとともに、
    前記収納ケースの上側部には、それの上部開口を通して脱着自在な上方開口の角型の容器が設けられ、前記収納ケースの上部開口には、該開口を開閉自在な第2蓋体を備えた装着枠体が脱着自在に設けられているとともに、前記装着枠体には、前記収納ケースの内面と容器の外面との間に入り込むことにより、前記容器に装着された収納袋の開口周縁部分を折り返し状態で押え付ける筒状の袋押え部が形成され、この袋押え部の各角部側壁部の最大上下幅が、角部側壁部の隣接間の中間壁部の上下幅よりも大に構成されている清掃具ケース。
  4. 前記角部側壁部のうち、角相当位置から相対面する一組の中間壁部側に偏倚した部位が最大上下幅に構成されている請求項3記載の清掃具ケース。
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