JP5121951B2 - レゾルバ異常検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばブラシレスモータなどの回転子の回転角検出センサとして用いられるレゾルバの異常を検出するレゾルバ異常検出装置に関するものである。
一般に、ブラシレスモータなどの回転子の回転角を検出するセンサとしてレゾルバが知られている。以下、このレゾルバの一般的構成と動作について図4のブロック図と図5のタイミングチャートに従って概説する。
図4に示すように、レゾルバ1は、励磁コイル11と、回転角のSIN値(正弦値)を検出するSIN検出コイル12と、回転角のCOS値(余弦値)を検出するCOS検出コイル13と、図示していないブラシレスモータの軸と一体になって回転するロータ14から構成されている。励磁コイル11とSIN検出コイル12、及びCOS検出コイル13は、ロータ14を介してトランス結合されており、励磁コイル11に図5のAに示す交流電圧の励磁信号Veを加えると、SIN検出コイル12とCOS検出コイル13の両端にはトランス結合の変圧比に応じた振幅を持つ交流信号が出力される。従って、ロータ14の外周をブラシレスモータの回転角に応じた所定の形状にすることにより、SIN検出コイル12の両端には、図5のBに示すように回転角のSIN値が出力され、COS検出コイル13の両端には図5のCに示すように回転角のCOS値が出力される。
このSIN検出コイル12の両端の電圧差をSIN差動増幅器2にて差動増幅し、その出力の山の値から谷の値を減ずればブラシレスモータの回転角のSIN値が得られ、COS検出コイル13の両端の電圧差をCOS差動増幅器3にて差動増幅し、その出力の山の値から谷の値を減ずればブラシレスモータの回転角のCOS値が得られる。このSIN値をCOS値で除して得たTAN(正接)の逆関数(arcTAN)から回転角が求まる。なお、出力の山と谷については、図5中に丸印を付して示している。
次に、このレゾルバ1を用いたブラシレスモータの一般的電流制御について図6のブロック図に従って概説する。同図において、符号4はブラシレスモータを示し、符号5はその制御装置を示している。制御装置5は、ブラシレスモータ4を駆動するインバータ回路51と、インバータ回路51を構成するFET(電界効果トランジスタ)のゲートを駆動するゲート駆動回路52と、インバータ回路51に設けられた電流検出抵抗Rの出力を増幅してブラシレスモータ4の各相の電流を検出する電流検出回路53と、ブラシレスモータ4の通電電流を制御するマイクロコンピュータ54とから構成されている。
マイクロコンピュータ54は、電流検出回路53にて検出したブラシレスモータ4の各相の電流をA/D変換器B1にて読み込むと共に、ブラシレスモータ4に内設されてブラシレスモータ4の回転角を検出するレゾルバ1の出力を読み取り、回転角算出手段B2にて回転角を求める。この回転角の算出手法は、図4及び図5にて前述した通りである。
次に、q軸電流算出手段B3にて、先に読み込んだ各相の電流値と回転角から所定の演算式に基づいてq軸電流を算出する。ここでq軸電流とは、各相の電流を回転角に基づいて合成して得られる電流であって、ブラシレスモータ4の出力トルクはこのq軸電流に比例する。
次に、電流制御手段B4では、外部から入力される設定された目標電流と先にq軸電流算出手段B3で求めたq軸電流とが一致するように、ブラシレスモータ4を駆動すべき電
圧指令値を算出する。次に、3相電圧指令算出手段B5では、この電圧指令値と回転角からブラシレスモータ4の各相に加えるべき3相電圧指令値を算出する。
次に、PWMパルス発生手段B6では、この3相電圧指令値に応じて3相に加えるべきPWMパルスを発生する。インバータ回路51はゲート駆動回路52を介してこのPWMパルスにより駆動されてブラシレスモータ4を通電する。以上のようにして、ブラシレスモータ4には外部より設定された目標電流に従った電流が通電される。
次に、PWMパルス発生手段B6でのPWMパルスの発生方法について図7のタイミングチャートに従って概説する。マイクロコンピュータ54は三角波を発生するPWMタイマを備え、このPWMタイマの発生値と、3相電圧指令算出手段B5で求めた電圧指令値とを比較することによってPWMパルスを発生する。この電圧指令値が増減することによりブラシレスモータ4に加わるPWMパルスのデューティが制御され、ブラシレスモータ5に所望の電流が通電される。ここで、PWMタイマの周波数、つまりPWMパルスの周波数は例えば20KHzに設定されている。
以上のように、レゾルバ1はブラシレスモータ4の回転角を検出し、ブラシレスモータ4の電流制御に用いられている。
ところで、ブラシレスモータの回転角を検出するレゾルバに、検出コイルの断線や短絡が生じた場合の異常状態を検出する装置として、特許文献1に開示された技術が知られている。
特開2009−162670号公報
上記特許文献1に開示された技術は、検出コイルの一端に異常検出のための交流信号を重畳し、該検出コイルの他端でこの交流信号を観測することによってレゾルバの検出コイルの断線や短絡等の異常状態を検出しようとするものである。即ち、レゾルバの検出コイルに異常が生じた場合には、該検出コイルの一端に重畳した交流信号が他端には正常に伝わらないので、この他端の信号を観測することによってレゾルバの異常を検出するものである。
しかし、この従来技術では、異常検出のための交流信号を常時重畳するので、回転角検出のための交流の励磁信号と異常検出のための交流信号とを完全に分離することが難しい問題がある。また、これを回避するために特定の区間で異常検出のための交流信号を停止する措置を講ずれば、回路構成が複雑になり、信号処理が煩雑となる。
また、この従来技術によれば、異常検出のための交流信号をコイルの他端で観測するので、回転角検出に必要な入力手段とは別に新たな入力手段が必要となる問題がある。
この発明は、これらの従来技術の問題を除去するためになされたもので、その目的は、簡潔で安価な回路構成にて、回転角の検出と異常検出とが互いに影響を与えることのないレゾルバ異常検出装置を提供することにある。
この発明に係るレゾルバ異常検出装置は、回転子の回転角を検出するレゾルバの異常を
検出するレゾルバ異常検出装置であって、上記レゾルバの検出コイルの両端電圧差が零となるタイミングにてテストパルスを発生するテストパルス発生手段と、上記テストパルス発生手段が発生するテストパルスから高調波成分を除去して略正弦波状のテスト信号を生成するフィルタと、上記フィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記検出コイルの一端に加える手段と、上記検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する差動増幅器と、上記差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換するA/D変換器と、上記A/D変換器の変換値が予め定められた所定値の範囲内に無い場合に上記レゾルバが異常であると判定する異常検出手段と、を備えたものである。
この発明によれば、回転角検出のための差動増幅器の出力の零クロスのタイミングでの値から異常を検出するようにしているので、異常検出のための新たな入力手段は必要が無く、簡潔で安価な回路にて構成出来ると共に、検出コイルの両端電圧差が零となる零クロスのタイミングにて高調波成分を除去した略正弦波状のテスト信号を所定の抵抗を介して交流的に加算しているので、回転角の検出と異常検出とが相互に影響を与えることのないレゾルバ異常検出装置を提供することが出来る。
この発明の実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置によるゾルバの異常検出方法を説明するブロック図である。 レゾルバの一般的構成と動作を示すブロック図である。 レゾルバの一般的動作を示すタイミングチャートである。 従来装置によるブラシレスモータの電流制御を示すブロック図である。 従来装置によるPWMパルス発生の動作を示すタイミングチャートである。
以下、添付の図面を参照して、この発明に係るレゾルバ異常検出装置について好適な実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により発明が限定されるものではなく、諸種の設計的変更を含むものである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置について説明する。図1は、実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置の構成を示すブロック図で、図2は、その動作を現すタイミングチャートである。なお、図1において、従来技術を説明する図4あるいは図6の符号と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
マイクロコンピュータ54は、励磁パルス発生手段B7にて、レゾルバ1の励磁コイル11を励磁するためのデューティ比50%の励磁パルスを発生する。図2のBで示す励磁パルスは、上記図7で説明したように、PWMタイマB8の出力に同期して発生される。図2では、Aで示すPWMタイマB8の周期を2分の1に分周して励磁パルスを得る場合を示している。この励磁パルスを抵抗とコンデンサから成る2段のCRフィルタ20を通して高調波成分を除去することにより、図2のDに示す略正弦波状の励磁信号が生成される。この励磁信号の交流成分をオペアンプとコンデンサから成るバッファ回路21を介してレゾルバ1の励磁コイル11に加える。このように、励磁信号をPWMタイマB8と同期して発生させることによりPWMパルスにより発生されるノイズの影響を回避すること
が出来る。
次に、マイクロコンピュータ54のテストパルス発生手段B9は、レゾルバ1の異常を検出するためのテストパルスを、図2のCに示すように、レゾルバ1の検出コイル(SIN検出コイル12とCOS検出コイル13)の両端の電圧差が零となるタイミング、即ち、零クロスのタイミングにて1個発生する。そして、抵抗とコンデンサから成る2段の第1のCRフィルタ22、及び第2のCRフィルタ23により、該テストパルスから高調波成分を除去して図2のEに示すテスト信号を得る。その交流成分を、抵抗Rs1を介してSIN検出コイル12に加え、抵抗Rs2を介してCOS検出コイル13に加える。ここで、テストパルスの幅をTpとすると、テスト信号の波形は図2のEに示すように、Tpの約2倍の時間を1周期とする正弦波信号の2分の1の波形に相当する形状となる。つまり、2Tpの逆数を周波数Ftpとする高周波正弦波信号の2分の1の区間の波形に相当する形状となる。
ここで、第1のCRフィルタ22と第2のCRフィルタ23は同一に機能するものであって、マイクロコンピュータ54から出力される1つのテストパルスによって駆動され、第1のCRフィルタ22はSIN検出コイル12にテスト信号を加え、第2のCRフィルタ23はCOS検出コイル13にテスト信号を加える。
次に、上記のテスト信号を加えたことによるSIN差動増幅器2の出力について説明する。SIN差動増幅器2のマイナス側の入力を基準として、プラス側には、テスト信号を抵抗Rs1とSIN検出コイル12のインダクタンスLs1で分圧した電圧が加わる。また、上記で説明したように、テスト信号の周波数はFtp相当となるので、この分圧した電圧Vs1は次式にて与えられる。
Figure 0005121951
SIN差動増幅器2の出力にはこの分圧した電圧Vs1を所定倍増幅した電圧が出力されるので、この出力はSIN検出コイル12のインダクタンスLs1に比例している。
以上の説明は、SIN検出コイル12とSIN差動増幅器2について説明したが、COS検出コイル13とCOS差動増幅器3についても同様に、COS差動増幅器3の出力にはCOS検出コイル13のインダクタンスLs2に比例した電圧が得られる。
以上説明したテスト信号による出力と励磁信号による出力とを合わせて、SIN差動増幅器2の出力には図2のFに示す信号が出力され、COS差動増幅器3の出力には図2のGに示す信号が出力される。マイクロコンピュータ54は、図2のFに丸印を付して示すように、SIN差動増幅器2の出力を前述した山のタイミングでA/D変換してSIN値の山の値を得て、谷のタイミングでA/D変換してSIN値の谷の値を得て、零クロスのタイミングでA/D変換してテスト信号による結果の値を得る。同様に、図2のGに丸印を付して示すように、COS差動増幅器3の出力を前述した山のタイミングでA/D変換してCOS値の山の値を得て、谷のタイミングでA/D変換してCOS値の谷の値を得て、零クロスのタイミングでA/D変換してテスト信号による結果の値を得る。
ここで、SIN値の山の値からSIN値の谷の値を減じて得たSIN値の振幅がブラシ
レスモータ(図示せず)の回転角に応じてSIN状に変化し、COS値の山の値からCOS値の谷の値を減じて得たCOS値の振幅がブラシレスモータの回転角に応じてCOS状に変化する。ブラシレスモータの回転角は、上記にてA/D変換して取り込んだSIN値の山の値、SIN値の谷の値、COS値の山の値、COS値の谷の値から、前述の図4で説明した手順により算出される。なお、図2では、例えば回転角が45度の場合のように、SIN値とCOS値の振幅の正負の極性が逆になった状態を示している。
次に、テスト信号によるレゾルバ1の異常検出について説明する。今、レゾルバ1のSIN検出コイル12、又はその配線に断線や短絡等の異常が生じた場合、SIN差動増幅器2から見たSIN検出コイル12のインダクタンスLs1は正常な場合とは異なった値となる。例えば、図3(a)に×印を付して示すように断線した場合には、SIN差動増幅器2から見たインダクタンスは開放状態となるので零クロスのタイミングでのSIN差動増幅器2の出力には正常時よりも大きな電圧が出力される。また、例えば図3(b)に示すように、SIN検出コイル12の両端間、又は一部で短絡が生じた場合には、SIN差動増幅器2から見たインダクタンスは正常時に比べて小さな値となるので、零クロスのタイミングでのSIN差動増幅器2の出力には、正常時よりも小さな電圧が出力される。なお、以上の説明ではSIN検出コイル12について説明したが、COS検出コイル13についても同様である。
マイクロコンピュータ54は、この零クロスのタイミングにてSIN差動増幅器2、COS差動増幅器3の出力を第1及び第2のA/D変換器B10、B11でA/D変換し、異常検出手段B12、又は異常検出手段B13にて、その値が正常時に取り得る所定の値の範囲内にない時にはレゾルバ1が異常であると判定して、モータ駆動停止判定手段B14にて以降のブラシレスモータの駆動を停止する。
以上の説明で、第1及び第2のA/D変換器B10、B11の変換のタイミングはA/Dタイミング発生手段B15で与えられる。A/Dタイミング発生手段B15は、前述したPWMタイマB8と同期して動作し、山のタイミングと、谷のタイミングと、零クロスのタイミングでA/D変換が行われ、各々のタイミングに合わせて、SIN差動増幅器2とCOS差動増幅器3の出力がA/D変換されて取り込まれる。前述したように、A/D変換のタイミングをPWMタイマB8と同期して行うことにより、PWMパルスによるノイズの影響を回避することが出来る。
なお、図1に基づく説明では、レゾルバ1の異常検出に関してのみ説明したが、ブラシレスモータの一般的電流制御に関しては、図6において説明した通りである。
以上のように、回転角は、山のタイミングで得たA/D変換値と谷のタイミングで得たA/D変換値から算出されるのに対して、テスト信号は零クロスの短い区間にて加算されるので、このテスト信号が回転角の検出に影響を与えることはない。
また逆に、テスト信号の加算とそれに基づくレゾルバ1の異常判定は、励磁信号によるSIN検出コイル12及びCOS検出コイル13の両端間電圧差が零となるタイミングで行われるので、この異常判定が回転角検出のための励磁信号の影響を受けることはない。
以上説明したように、実施の形態1に係るレゾルバ異常検出装置によれば,レゾルバ1の検出コイル12、13の両端間の電圧差が零となる零クロスのタイミングにて高調波成分を除去した略正弦波状のテスト信号の交流成分を抵抗Rs1、Rs2を介して検出コイル12、13の一端に加算し、検出コイル12、13の両端の電圧差を差動増幅して得た出力の零クロスのタイミングでの値から該検出コイル12、13のインダクタンスを求め、このインダクタンスの値からレゾルバ1の異常を検出するように構成したので、簡潔で安価な回路構成にて、回転角検出と異常検出とが相互に影響を与えることのないレゾルバ異常検出装置を提供することが出来る。
1 レゾルバ 2 SIN差動増幅器
3 COS差動増幅器 4 ブラシレスモータ
5 制御装置 11 励磁コイル
12 SIN検出コイル 13 COS検出コイル
14 ロータ 20 CRフィルタ
21 バッファ回路 22 第1のCRフィルタ
23 第2のCRフィルタ 51 インバータ回路
52 ゲート駆動回路 53 電流検出回路
54 マイクロコンピュータ B1 A/D変換器
B2 回転角算出手段 B3 q軸電流算出手段
B4 電流制御手段 B5 3相電圧指令算出手段
B6 PWMパルス発生手段 B7 励磁パルス発生手段
B8 PWMタイマ B9 テストパルス発生手段
B10 第1のA/D変換器 B11 第2のA/D変換器
B12、B13 異常検出手段 B14 モータ駆動停止判定手段
B15 A/Dタイミング発生手段 R 電流検出抵抗

Claims (6)

  1. 回転子の回転角を検出するレゾルバの異常を検出するレゾルバ異常検出装置であって、
    上記レゾルバの検出コイルの両端電圧差が零となるタイミングにてテストパルスを発生するテストパルス発生手段と、
    上記テストパルス発生手段が発生するテストパルスから高調波成分を除去して略正弦波状のテスト信号を生成するフィルタと、
    上記フィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記検出コイルの一端に加える手段と、
    上記検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する差動増幅器と、
    上記差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換するA/D変換器と、
    上記A/D変換器の変換値が予め定められた所定値の範囲内に無い場合に上記レゾルバが異常であると判定する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とするレゾルバ異常検出装置。
  2. 回転子の回転角を検出するレゾルバの異常を検出するレゾルバ異常検出装置であって、
    上記回転角の正弦値を検出する正弦検出コイルと余弦値を検出する余弦検出コイルの各々の両端電圧差が零となるタイミングにてテストパルスを発生するテストパルス発生手段と、
    上記テストパルス発生手段が発生するテストパルスから高調波成分を除去して略正弦波状のテスト信号を生成するフィルタと、
    上記フィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記正弦検出コイルの一端に加える手段と、
    上記正弦検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する正弦差動増幅器と、
    上記正弦差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換するA/D変換器と、
    上記A/D変換器の変換値が予め定められた所定値の範囲内に無い場合に上記レゾルバが異常であると判定する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とするレゾルバ異常検出装置。
  3. 回転子の回転角を検出するレゾルバの異常を検出するレゾルバ異常検出装置であって、
    上記回転角の正弦値を検出する正弦検出コイルと余弦値を検出する余弦検出コイルの各々の両端電圧差が零となるタイミングにてテストパルスを発生するテストパルス発生手段と、
    上記テストパルス発生手段が発生するテストパルスから高調波成分を除去して略正弦波状のテスト信号を生成するフィルタと、
    上記フィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記余弦検出コイルの一端に加える手段と、
    上記余弦検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する余弦差動増幅器と、
    上記余弦差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換するA/D変換器と、
    上記A/D変換器の変換値が予め定められた所定値の範囲内に無い場合に上記レゾルバが異常であると判定する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とするレゾルバ異常検出装置。
  4. 回転子の回転角を検出するレゾルバの異常を検出するレゾルバ異常検出装置であって、
    上記回転角の正弦値を検出する正弦検出コイルと余弦値を検出する余弦検出コイルの各々の両端電圧差が零となるタイミングにてテストパルスを発生するテストパルス発生手段と、
    上記テストパルス発生手段が発生するテストパルスから高調波成分を除去して略正弦波状のテスト信号を生成する第1及び第2のフィルタと、
    上記第1のフィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記正弦検出コイルの一端に加える手段と、
    上記第2のフィルタにより生成されるテスト信号の交流成分を所定の抵抗を介して上記余弦検出コイルの一端に加える手段と、
    上記正弦検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する正弦差動増幅器と、
    上記余弦検出コイルの両端の電圧差を差動増幅する余弦差動増幅器と、
    上記正弦差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換する第1のA/D変換器と、
    上記余弦差動増幅器の出力を上記テストパルスの発生タイミングに合わせてA/D変換する第2のA/D変換器と、
    上記第1及び/又は第2のA/D変換器の変換値が予め定められた所定値の範囲内に無い場合に上記レゾルバが異常であると判定する異常検出手段と、
    を備えたことを特徴とするレゾルバ異常検出装置。
  5. 上記回転子は、ブラシレスモータの回転子であり、上記テストパルスを上記ブラシレスモータに加えるPWMパルスに同期して発生させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のレゾルバ異常検出装置。
  6. 上記フィルタを、2つの抵抗と2つのコンデンサから成るCRフィルタで構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のレゾルバ異常検出装置。
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