JP5121779B2 - 防水通信機器およびその筐体 - Google Patents

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本発明は、防水可能な通信機器およびその筐体に関する。
特許文献1に記載されるように、筐体内部の1つの空間に、各々、動作保証温度の異なる電子部品を実装する通信機器がある。このような通信機器は、筐体内の空気温度が、動作保証温度の低い電子部品の耐熱温度以上に上昇するのを防止する必要がある。そのため、例えば、筐体の一部に通風口を設け、筐体内で発生した熱を筐体外へ放熱している。
また、前記筐体は、動作保証温度の異なる電子部品同士の間に仕切りを設け、動作保証温度の低い電子部品側に耐熱温度を超える空気が入り込まないようにしている。
実開平3−16396号公報
しかしながら、屋外に設置される通信機器には通気口を設けることがでないため、筐体内の空気温度を動作保証温度の低い電子部品の耐熱温度以下に維持することが難しい。また、筐体内部の1つの空間に、動作保証温度の異なる電子部品同士を隔てる仕切りを設けるだけでは、耐熱温度の低い電子部品への影響を回避することが難しい。
そこで、本発明は、動作保証温度の異なる電子部品を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる通信機器の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る防水通信機器用筐体は、第一電子部品を格納する第一筐体と、第二電子部品を格納する第二筐体と、これらの筐体同士を連結する連結部とを有する、という構成を有する。
具体的には、少なくとも、一方向に開口する第一筐体、当該第一筐体と同じ方向に開口する第二筐体、当該第一筐体と同じ方向に開口し、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延びる第一連結用部材、および、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延び、当該第一連結用部材との間に所定の間隔を有する第二連結用部材を有し、当該第一筐体および当該第二筐体との間に所定の間隔が空くように連結される連結部、を有する筐体本体と、
前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口を覆う蓋体と、前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口端であって、前記第一連結用部材、前記第二連結用部材および前記筐体本体の外側面に隣接する位置に設けられた、前記蓋体との間の隙間を埋める密閉部材と、を備え、前記第一筐体と、前記第二筐体と、に格納される電子部品は、前記第一連結用部材と、前記第二連結用部材と、前記蓋体と、の外側面に囲まれる空間内に配置されるケーブルを介して、電気的に接続される、という構成を特徴とする。
本発明によれば、動作保証温度の異なる電子部品を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
本発明の第一実施形態に係る通信機器の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器の分解図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器を線間A−Aに沿って切断した場合の矢印方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器を線間B−Bに沿って切断した場合の矢印方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器の蓋体の内側面を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器を線間C−Cに沿って切断した場合の矢印方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器の蓋体の内側面を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器を線間A−Aに沿って切断した場合の矢印方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態に係る通信機器を線間A−Aに沿って切断した場合の矢印方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態の第一変形例に係る通信機器の断面図である。 本発明の第一実施形態の第一変形例に係る通信機器の断面図である。 本発明の第一実施形態の第二変形例に係る通信機器の断面図である。 本発明の第二実施形態に係る通信機器を分解した斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る通信機器における第一筐体および第三筐体の断面図である。 本発明の第三実施形態に係る通信機器を分解した斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る通信機器の断面図である。 本発明の第三実施形態の変形例に係る通信機器の断面図である。 本発明の第四実施形態に係る通信機器の断面図である。 本発明の第五実施形態に係る通信機器の断面図である。 本発明の第五実施形態に係る通信機器の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、第一実施形態に係る通信機器100を示した斜視図である。また、図2は、第一実施形態に係る通信機器100を分解した斜視図である。通信機器100は、筐体本体200と、筐体本体200の側面に取り付けられる蓋体300A、300B(特に各々を区別する必要がないときは、蓋体300という)と、を備えている。なお、図1に示すように、通信機器100は、通常、筐体本体200に蓋体300が取り付けられた状態で使用される。蓋体300は、例えばネジ(図示せず)によって筐体本体200にネジ止めされる。ただし、蓋体300の取り付け方法は、ネジ止めに限定されるものではなく、例えば、固着材によって筐体本体200に固定されてもよく、係止めによって筐体本体200に取り付けられてもよい。
図3は、図1の線間A−Aに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。筐体本体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、第一筐体201および第二筐体202を連結する連結部203と、を備えている。なお、第一筐体201および第二筐体202、並びに、連結部203は、例えば、アルミ合金などから一体的に形成され、筐体本体200の全体が熱伝導率の高い性質を有する。一体形成にあたり、例えば、アルミ押し出し製法などが用いられればよい。
第一筐体201は、第一部材201aと、第二部材201bと、第三部材201cと、第四部材201dと、を備え、本実施形態におけるこれらの部材は、各々が四つの辺を有する四辺形に形成されている。そして、第二部材201bおよび第四部材201dは、第一部材201aの相対向する辺から同じ方向(上方)に延びるように形成される。また、第三部材201cは、第二部材201bおよび第四部材201dの辺であって、第一部材201aが形成されている辺と対向する位置にある辺に形成されている。第一筐体201をこのような構成とすることにより、第一筐体201は、その内部に所定の大きさの第一空間204を有する。そして、第一空間204には、基板205と基板205上に実装される電子部品206が収容される。
第二筐体202は、第五部材202aと、第六部材202bと、第七部材202cと、第八部材202dと、を備え、本実施形態におけるこれらの部材は、各々が四つの辺を有する四辺形に形成されている。そして、第六部材202bおよび第八部材202dは、第五部材202aの相対向する辺から同じ方向(上方)に延びるように形成される。また、第七部材202cは、第六部材202bおよび第八部材202dの辺であって、第五部材202aが形成されている辺と対向する位置にある辺に形成されている。第二筐体202をこのような構成とすることにより、第二筐体202は、その内部に所定の大きさの第二空間207を有する。この第二空間207には、例えば複数の電子部品から構成されるモジュール208が収容される。そして、第一空間204内の電子部品206と、第二空間207内のモジュール208とは、ケーブル209によって相互に接続され、電気的に通信可能な接続状態が確立されている。
なお、本実施形態の第一空間204および第二空間207には、各々、動作保証温度の異なる電子部品類が少なくとも一つ収容されていることを想定する。すなわち、第一空間204に収容される少なくとも一つの電子部品206と、第二空間207に収容される少なくとも一つのモジュール208とは、各々、動作保証温度が異なっている。具体的には、電子部品206の動作保証温度は、モジュール208のそれに比べて高く設定されている。
そして、電子部品206の発熱温度がモジュール208の耐熱温度よりも高く設定されている場合には、電子部品206の発熱温度によりモジュール208の動作に悪影響を及ぼすことがあるものとする。なお、電子部品206およびモジュール208は、各々、第一空間204および第二空間207のどちらに収容されてもよい。
図4は、図1の線間B−Bに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。同図に示すように、連結部203は、第九部材210および第十部材211から構成される。第九部材210および第十部材211は、第一筐体201および第二筐体202の間に配置され、第一筐体201の第四部材201dと、第二筐体202の第六部材202bと、を連結することで、これらの筐体同士を相互に連結する。
第一筐体201および第二筐体202の間には、第九部材210および第十部材211と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた中空間212が形成される。後述するように、中空間212が断熱層となることで、第一筐体201および第二筐体202の間には断熱効果が生じる。
また、中空間212に面している第九部材210の内側面とは反対側であって、筐体本体200の外側に面している第九部材210の外側面は、これに隣接する第一筐体201の第三部材201cおよび第二筐体202の第七部材202cよりも内側に形成されているため、第一筐体201および第二筐体202と、第九部材210との間には凹形状の溝213が形成される。同様に、第十部材211の外側面と、これに隣接する第一筐体201の第一部材201aおよび第二筐体202の第五部材202aとの間には凹形状の溝213が形成される。溝213は筐体本体200の外側に面しているため、外気に曝される。
なお、第九部材210および第十部材211の厚みと、中空間212の大きさと、溝213の幅および深さとの関係については後述する。
筐体本体200の少なくとも一方の側面は、開口しており、筐体本体200の開口端214には、筐体本体200の外側面に沿ってパッキン215が取り付けられる。したがって、蓋体300によって筐体本体200の開口端214が塞がれると、第一空間204および第二空間207並びに中空間212は、通信機器100の外部からパッキン215によって仕切られた閉空間となる。また、中空間212の内部には、蓋体300との間で空気が閉じ込められることから、空気による断熱層が形成される。
図5は、筐体本体200の開口を塞ぐ蓋体300Aの内側面を示した斜視図である。また、図6は、図1の線間C−Cに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。
図5に示すように、蓋体300Aは、第一板301と、第二板302と、第三板303と、を備える。蓋体300Aが筐体本体200に取り付けられた際に、第一板301は第一空間204を塞ぎ、第二板302は第二空間207を塞ぎ、第三板303は中空間212を塞ぐ。
また、第一板301および第二板302と、第三板303との間には、筐体本体200の溝213に対向する位置に凹形状の切り欠き304が形成される。
蓋体300Aの内側面には、第一板301から第二板302まで延び、蓋体300Aの内側面から外側面の方向に凹むケーブル溝305が形成される。ケーブル溝305は、筐体本体200に蓋体300Aが取り付けられた際に、第一筐体201の領域から第二筐体202の領域まで達する長さに形成される。また、ケーブル溝305の溝深さは、少なくとも、ケーブル209の直径よりも大きい深さに形成される。
図6に示すように、ケーブル209は蓋体300Aのケーブル溝305を通り、電子部品206およびモジュール208を電気的に接続する。そして、蓋体300Aのケーブル溝305にケーブル209を収めた上から、蓋体300Aの内側面にケーブルカバー306が取り付けられる。
なお、蓋体300Aの反対側に取り付けられる蓋体300Bも、蓋体300Aと同様に、第一板301、第二板302および第三板303が形成されるが、ケーブル溝305は必ずしも形成される必要はない。
図7は、ケーブルカバー306が取り付けられた場合の蓋体300Aの内側面を示した平面図である。ケーブルカバー306は少なくともケーブル溝305の幅よりも大きな幅で形成され、蓋体300Aに固定するためのネジ307を通すネジ穴が設けられている。そして、ケーブルカバー306は、ケーブル溝305内に収まるケーブル209の上から、ケーブル溝305を覆うように蓋体300Aに取り付けられる。このようなケーブルカバー306によって、電子部品206およびモジュール208を接続するケーブル209はケーブル溝305から出ないようにされている。
このような蓋体300は、例えば、アルミ合金などから一体的に形成され、蓋体300の全体が熱伝導率の高い性質を有する。
次に、第九部材210および第十部材211の厚みと、中空間212の大きさと、溝213の幅および深さとの関係について説明する。図8は、図1の線間A−Aに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。まず、第九部材210および第十部材211の厚みについて説明する。第一筐体201の第一空間204で発生した熱は、第九部材210および第十部材211を伝わり、第二筐体202の第二空間207内の空気温度を上昇させる。すなわち、第九部材210および第十部材211の断面の大きさに比例して、第一筐体201の熱は第二筐体202に伝わり易くなる。
一方で、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みb、すなわち、これら部材の断面の大きさが小さければ、第一筐体201および第二筐体202の連結強度は弱まる。したがって、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbは、所望の連結強度を維持しつつ、できる限り薄く形成されることが好ましい。なお、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbは、各々、異なる大きさであってもよい。
次に、中空間212の大きさについて説明する。中空間212は、蓋体300との間で空気層を形成し、断熱効果を生じる。ここで、一般に、中空間212の容積が大きければ大きいほど、第一筐体201の熱は第二筐体202へ伝わりにくくなる。
一方で、第一筐体201と第二筐体202との間の距離、および、溝213の深さを一定とした場合、中空間212の容積を大きくしようとすると、中空間212の辺cの大きさに比例して、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbは小さくなる。しかしながら、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbを小さくすると、第一筐体201および第二筐体202の連結強度は弱まる。したがって、第一筐体201および第二筐体202の連結強度を考慮し、中空間の辺cの大きさは、少なくとも第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbよりも大きく設定されればよい。
次に、溝213の幅dおよび深さe、fについて説明する。溝213の幅dおよび深さe、fに比例して、筐体本体200の外側面の表面積は大きくなる。すなわち、溝213の幅dおよび深さe、fに比例して、筐体本体200の放熱効率は高まる。一方で、溝213の深さe、fが深くなると、溝213の底面には、筐体本体200の外側面に塗布される塗料が付きにくくなる。特に、屋外に設置される通信機器100では、耐食防止用の塗料が筐体本体200の外側面全体に塗布されることが望まれる。したがって、これらの事情を考慮し、例えば、溝213の深さe、fは、溝213の幅dの大きさに対して1〜5倍程度の大きさに設定されることが好ましい。
また、前述のように、溝213の深さe、fに比例して、筐体本体200の放熱効率は高まる。一方で、中空間212に一定の容積を維持する場合、溝213の深さe、fに比例して、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbは小さくなるため、第一筐体201および第二筐体202の連結強度は弱まる。したがって、これらの事情を考慮し、例えば、第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbと、中空間212の辺cの大きさと、を合わせた大きさgは、溝213の深さe、fに対して1〜3倍程度の大きさに設定されることが好ましい。
なお、溝213の深さeと、溝213の深さfとは、必ずしも同じ大きさに設定される必要はない。また、本実施形態に係る通信機器100は、前記比率による構成に限定されるものではなく、電子部品206およびモジュール208などの消費電力、筐体本体200の大きさ、外気温度などの条件、通信機器100を形成する材質などに応じて、適宜、最適な値が設定されればよい。
このようにa〜gの大きさが設定されると、本実施形態に係る通信機器100では、第一筐体201および第二筐体202の適切な連結強度が維持されつつ、第一筐体201で発生した熱が、第二筐体202へ伝わりにくくなる。
次に、通信機器100の放熱作用について説明する。図9に示すように、第一筐体201内の電子部品206が発熱すると、第一空間204内の空気温度は上昇する。同様に、第二筐体202内のモジュール208が発熱すると、第二空間207内の空気温度は上昇する。
第一筐体201および第二筐体202で発生した熱の一部は、筐体本体200および蓋体300を伝わって外気に放熱される。また、溝213の形成により、外気に触れる通信機器100の外側面の表面積が大きくなっているため、第一筐体201および第二筐体202で発生した熱の一部は、一層効率的に外気に放熱される。
一方で、第一筐体201の熱の一部は、第九部材210および第十部材211を介して第二筐体202に伝わる。ただし、第一筐体201および第二筐体202を連結する第九部材210の厚みaおよび第十部材211の厚みbは、第一筐体201および第二筐体202の所望の連結強度が維持される程度に小さく形成されているため、第一筐体201の熱は第二筐体202に伝わりにくくなっている。
さらに、第一筐体201および第二筐体202の間には、中空間212による空気層が形成されているため、空気層の断熱効果により、第一筐体201の熱は第二筐体202に伝わりにくくなっている。
このように、第一筐体201で発生した熱を第二筐体202に伝えにくくすることで、第二筐体202の第二空間207内の空気温度をモジュール208の耐熱温度以下に維持することができる。
以上のように、本実施形態によれば、動作保証温度の異なる電子部品を収容した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
次に、第一実施形態の第一変形例について説明する。なお、前述の実施形態と同一の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、図1の線間C−Cに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。また、図11は、図1の線間C−Cに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。これらの図に示すように、連結部203に隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bには、所定の大きさで、開口端214から筐体本体200の内側方向に凹む切り欠き216が形成される。切り欠き216の凹みの深さは、少なくとも、電子部品206およびモジュール208を接続するケーブル209の直径よりも大きい深さに形成される。
また、第一筐体201および第二筐体202には、ケーブル209と切り欠き216との間の空間を埋めるパッキン217が取り付けられている。そして、電子部品206に接続されたケーブル209は、第一筐体201の切り欠き216およびパッキン217を通り、第二筐体202のモジュール208に接続される。
また、このような変形例に係る蓋体300の内側面には、前述のケーブル溝305は形成されない。ただし、ケーブル209は、第一筐体201および第二筐体202の内側方向に凹む切り欠き216を通るため、筐体本体200に蓋体300が取り付けられても、ケーブル209が筐体本体200および蓋体300と干渉することは防止される。
このような第一実施形態の第一変形例によっても、動作保証温度の異なる電子部品を収容した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
次に、第一実施形態の第二変形例について説明する。図12は、第二変形例に係る通信機器100の筐体本体200の断面図である。同図に示すように、筐体本体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、これらを連結する連結部203と、を備える。
連結部203は、第九部材210および第十部材211から構成される。第一筐体201および第二筐体202の間には、第九部材210および第十部材211と、第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれて中空間212が形成される。
中空間212の上側には、第九部材210の外側面と、これに隣接する第一筐体201の第三部材201cおよび第二筐体202の第七部材202cとの間に凹形状の溝213が形成される。また、中空間212の下側には、第十部材211の外側面と、これに隣接する第一筐体201の第一部材201aおよび第二筐体202の第五部材202aとの間に凹形状の溝213が形成される。ただし、中空間212の上側に形成される溝213と中空間212の下側に形成される溝213の溝深さは相互に異なる大きさに形成される。
このような第一実施形態の第二変形例によっても、動作保証温度の異なる電子部品を収容した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、前述の第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、第二実施形態に係る通信機器100を分解した斜視図である。同図に示すように、第二実施形態に係る通信機器100は、筐体本体200と、筐体本体200の側面に取り付けられる蓋体300A、300Bと、を備えている。
筐体本体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、これらの筐体を相互に連結する第一連結部203と、の他に、第三筐体219と、第一筐体201および第三筐体219を連結する第二連結部220と、を備えている。なお、第三筐体219および第二連結部220は、例えば、アルミ合金などから一体的に形成され、筐体本体200の全体が熱伝導率の高い性質を有する。一体形成にあたり、例えば、アルミ押し出し製法などが用いられればよい。
図14は、第二実施形態に係る通信機器100の第一筐体および第三筐体の断面図である。同図に示すように、第三筐体219は、第十一部材219aと、第十二部材219bと、第十三部材219cと、第十四部材219dと、を備え、本実施形態におけるこれらの部材は、各々が四つの辺を有する四辺形に形成されている。そして、第十二部材219bおよび第十四部材219dは、第十一部材219aの相対向する辺から同じ方向(上方)に延びるように形成される。また、第十三部材219cは、第十二部材219bおよび第十四部材219dの辺であって、第十一部材219aが形成されている辺と対向する位置にある辺に形成されている。第三筐体219をこのような構成とすることにより、第三筐体219は、その内部に所定の大きさの第三空間221を有する。
第三空間221には、例えば複数の電子部品から構成されるモジュール222が収容される。そして、第一空間204内の電子部品206と、第三空間221内のモジュール222とは、ケーブル223によって相互に接続され、電気的に通信可能な接続状態が確立されている。なお、第三空間221内のモジュール222と第二空間内207内のモジュール208とがケーブルによって相互に電気的に接続されるようにしてもよい。
第一空間204および第三空間221には、各々、動作保証温度の異なる電子部品類が少なくとも一つ収容されていることを想定する。すなわち、第一空間204に収容される少なくとも一つの電子部品204と、第三空間221に収容される少なくとも一つのモジュール222とは、各々、動作保証温度が異なっている。具体的には、第一空間204の電子部品206の動作保証温度は、第三空間221のモジュール222のそれに比べて高く設定されている。
そして、電子部品206の発熱温度がモジュール222の耐熱温度よりも高く設定されている場合には、電子部品206の発熱温度によりモジュール222の動作に悪影響を及ぼすことがあるものとする。
第二連結部220は、第十五部材224および第十六部材225から構成される。第十五部材224および第十六部材225は、第一筐体201および第三筐体219の間に配置され、第一筐体201の第二部材201bと、第三筐体219の第十四部材219dと、を連結することで、これらの筐体同士を相互に連結する。
第一筐体201および第三筐体219の間には、第十五部材224および第十六部材225と、これに隣接する第一筐体201の第二部材201bおよび第三筐体219の第十四部材219dとに囲まれた中空間226が形成される。中空間226が断熱層となることで、第一筐体201および第三筐体219の間には断熱効果が生じる。
また、中空間226に面している第十五部材224の内側面とは反対側であって、筐体本体200の外側に面している第十五部材224の外側面は、これに隣接する第一筐体201の第三部材201cおよび第三筐体219の第十三部材219cよりも内側に形成されているため、第一筐体201および第三筐体219と、第十五部材224との間には凹形状の溝227が形成される。同様に、第十六部材225の外側面と、これに隣接する第一筐体201の第一部材201aおよび第三筐体219の第十一部材219aとの間には凹形状の溝227が形成される。溝227は筐体本体200の外側に面しているため、外気に曝される。
なお、第十五部材224および第十六部材225の厚みと、中空間226の大きさと、溝227の幅および深さとの関係は、前述の第一実施形態と同様の関係が成り立つものとする。
筐体本体200の少なくとも一方の側面は、開口しており、筐体本体200の開口端214には、筐体本体200の外側面に沿ってパッキン215が取り付けられる。したがって、蓋体300によって筐体本体200の開口端214が塞がれると、第一空間204および第三空間221並びに中空間226は、通信機器100の外部からパッキン215によって仕切られた閉空間となる。また、中空間226の内部には、蓋体300との間で空気が閉じ込められることから、空気による断熱層が形成される。
蓋体300は、第一板301、第二板302および第三板303の他に、第四板305と、第五板306と、を備える。蓋体300Aが筐体本体200に取り付けられた際に、第四板305は第三空間221を塞ぎ、第五板306は中空間226を塞ぐ。
また、第一板301および第四板305と、第五板306との間には、筐体本体200の溝227に対向する位置に凹形状の切り欠き307が形成される。
蓋体300Aの内の側面には、第一板301から第二板302まで延び、蓋体300Aの内側面から外側面の方向に凹む第一ケーブル溝305と、第一板301から第四板305まで延び、ケーブル溝305と同様の形状からなる第二ケーブル溝とが形成されている。なお、第一ケーブル溝305は第一実施形態のケーブル溝305と同様のものとする。第二ケーブル溝は、筐体本体200に蓋体300Aが取り付けられた際に、第一筐体201の領域から第三筐体219の領域まで達する長さに形成される。また、第二ケーブル溝の溝深さは、少なくとも、ケーブル223の直径よりも大きい深さに形成される。
ケーブル223は蓋体300Aの第二ケーブル溝を通り、電子部品206およびモジュール222を電気的に接続する。そして、第二ケーブル溝にケーブル223を収めた上から、蓋体300Aの内側面に、第一実施形態と同様のケーブルカバーが取り付けられる。
なお、蓋体300Bには、第一ケーブル溝305および第二ケーブル溝は必ずしも形成される必要はない。
このような蓋体300の第四板305および第五板306は、例えば、アルミ合金などから一体的に形成され、蓋体300の全体が熱伝導率の高い性質を有する。
このような第二実施形態に係る通信機器によっても、動作保証温度の異なる電子部品類を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
しかも、第二実施形態に係る通信機器によれば、動作保証温度の異なるモジュールを多く実装することができる。そのため、実装する電子部品類について、設計の自由度を高めることができる。また、第三筐体の形成により、外気に曝される筐体本体および蓋体の表面積が増加するため、筐体本体内で発生した熱を効率よく筐体本体外へ放熱することができる。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。図15は、第三実施形態に係る通信機器100を分解した斜視図である。また、図16は、図1の線間A−Aに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。なお、前述の第一実施形態および第二実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
第三実施形態に係る通信機器100の筐体本体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、これらを相互に連結する連結部203と、を備える。
連結部203は、第九部材210と、第十部材211と、第十七部材228と、から構成される。第十七部材228は、第九部材210および第十部材211の間に配置され、第一筐体210の第四部材201dと、第二筐体202の第六部材202bと、を連結することで、これらの筐体同士を相互に連結する。
第一筐体201および第二筐体202の間には、第九部材210および第十七部材228と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた上側中空間229が形成される。また、第一筐体201および第二筐体202の間には、第十部材211および第十七部材228と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた下側中空間230が形成される。
蓋体300によって筐体本体200の開口端214が塞がれると、上側中空間229および下側中空間230の内部には、蓋体300との間で空気が閉じ込められることから、これらの空間には空気による断熱層が形成される。
第九部材210の厚みhと、第十部材211の厚みiと、第十七部材228の厚みjとは、第一筐体201および第二筐体202の所定の連結強度を維持できる大きさに設定される。例えば、第九部材210および第十部材211という2つの部材によって第一筐体201および第二筐体202の連結強度が確保されている第一実施形態の連結部203に比べ、第三実施形態の連結部203は第九部材210、第十部材211および第十七部材228という3つの部材によって第一筐体201および第二筐体202の連結強度が確保される。言い換えれば、第九部材210、第十部材211および第十七部材228の各々の厚みは、第一実施形態の第九部材210および第十部材211の厚みに比べて小さく設定できる。その結果、第一実施形態の中空間212に比べ、上側中空間229および下側中空間230は、各々、筐体本体200の溝213の底面に近づけて形成される。
このような第三実施形態に係る通信機器によっても、動作保証温度の異なる電子部品類を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
次に、第三実施形態の変形例について説明する。図17は、図1の線間A−Aに沿って通信機器100を切断した場合の矢印方向から見た断面図である。同図に示すように、連結部203は、第九部材210および第十部材211から構成される。
第一筐体201および第二筐体202の間には、第九部材210から第十部材211に向かって延びる仕切り壁233が形成される。そして、第一筐体201および仕切り壁233の間には、第九部材210および第十部材211と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dと、仕切り壁233とに囲まれた左側中空間231が形成される。また、第二筐体202および仕切り壁233の間には、第九部材210および第十部材211と、これに隣接する第二筐体202の第六部材202bと、仕切り壁233とに囲まれた右側中空間232が形成される。
なお、第九部材210および第十部材211の厚みは、第一筐体201および第二筐体202の連結強度を維持できる厚みが確保される。
仕切り壁233の働きにより、第一筐体201および第二筐体202の連結強度が高められ、かつ、第一筐体201で発生した熱が、第二筐体202へ伝わりにくくなる。
このような第三実施形態の変形例に係る通信機器によっても、動作保証温度の異なる電子部品類を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
しかも、第三実施形態の変形例に係る通信機器によれば、仕切り壁の働きにより、第一筐体および第二筐体の連結強度が高められ、かつ、第一筐体で発生した熱が、第二筐体へ伝わりにくくなる。
なお、第三実施形態および変形例に係る上側中空間229および下側中空間230、または、左側中空間231および右側中空間232は、前述の第二実施形態に係る通信機器100に適用されてもよい。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。図18は、第四実施形態に係る通信機器100の本体筐体200の断面図である。なお、前述の第一実施形態、第二実施形態および第三実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
同図に示すように、筐体本体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、第一連結部203と、第三連結部234と、を備える。第三連結部234は、第十八部材235および第十九部材236とから構成される。第十八部材235および第十九部材236は、第一筐体201および第二筐体202の間に配置され、第一筐体201の第四部材201dと、第二部材202の第六部材202bと、を連結することで、これらの筐体同士を相互に連結する。
第一筐体201および第二筐体202の間には、第十八部材235および第九部材210と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた上側貫通穴237が形成される。また、第一筐体201および第二筐体202の間には、第十部材211および第十九部材238と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた下側貫通穴238が形成される。そして、これらの上側貫通穴237および下側貫通穴238は、中空間212と同様に、第一筐体201および第二筐体202と、蓋体300との間で断熱層となる。
なお、図示しないが、第四実施形態に係る通信機器の蓋体300には、筐体本体200に取り付けられた際に、上側貫通穴237および下側貫通穴238に各々対応する位置に、これらの貫通穴と同様の形状を有する貫通部が形成される。したがって、外気は、上側貫通穴237および下側貫通穴238の間を通り抜けることができる。
また、第十八部材235の厚みoと、第九部材210の厚みpと、第十部材211の厚みqと、第十九部材236の厚みrとは、第一筐体201および第二筐体202の連結強度を維持できる大きさに設定される。例えば、第九部材210および第十部材211という2つの部材によって第一筐体201および第二筐体202の連結強度が確保される第一実施形態の連結部203に比べ、第四実施形態の第一連結部203および第三連結部234は第九部材210、第十部材211、第十八部材235および第十九部材236という4つの部材によって第一筐体201および第二筐体202の連結強度が確保される。言い換えれば、第九部材210、第十部材211、第十八部材235および第十九部材236の各々の厚みは、第一実施形態の第九部材210および第十部材211の厚みに比べて小さく設定できる。
このような第四実施形態に係る通信機器によっても、動作保証温度の異なる電子部品類を実装した場合でも、動作保証温度の低い電子部品への影響を回避することができる。
なお、第四実施形態に係る通信機器100の筐体本体200に形成される中空間212には、前述の第三実施形態およびその変形例に係る上側中空間229および下側中空間230、または、左側中空間231および右側中空間232が適用されてもよい。
次に、本発明の第五実施形態について説明する。なお、前述の第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態および第四実施形態と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
図19および図20は、第五実施形態に係る通信機器100の本体筐体200の断面図である。同図に示すように、本体筐体200は、第一筐体201と、第二筐体202と、連結部203とを有する。
第一筐体201および第二筐体202の間には、第九部材210および第十部材211と、これに隣接する第一筐体201の第四部材201dおよび第二筐体202の第六部材202bとに囲まれた中空間212が形成される。また、第十部材211の内側面と反対側であって、筐体本体200の外側に面している第十部材211の外側面は、これに隣接する第一筐体201の第一部材201aおよび第二筐体202の第五部材202aよりも内側にされているため、第一筐体201および第二筐体202と、第一筐体201の第一部材201aおよび第二筐体202の第五部材202aとの間には凹形状の溝239が形成される。ただし、溝239が形成される筐体本体200の反対側、すなわち、第九部材210の側には溝が形成されない。
また、本発明の第五実施形態の変形例に係る通信機器100では、第一筐体201および第二筐体202と、第一筐体201の第九部材201cおよび第二筐体202の第七部材202cとの間に凹形状の溝240が形成される。ただし、溝240が形成される筐体本体200の反対側、すなわち、第十部材211の側には溝が形成されない。
また、図示しない蓋体300には、筐体本体200に取り付けられた際に、溝239または溝240に対応する位置に凹形状の切り欠きが形成される。
このような第五実施形態に係る通信機器によっても、動作保証温度の異なる電子部品類を実装した場合でも、動作保証温度の低い電位部品への影響を回避することができる。
100・・・通信機器、200・・・筐体本体、300A、300B・・・蓋体、
204・・・第一空間、207・・・第二空間、212、226・・・中空間、
213、239、240・・・溝、209、223・・・ケーブル

Claims (10)

  1. 少なくとも、一方向に開口する第一筐体、当該第一筐体と同じ方向に開口する第二筐体、当該第一筐体と同じ方向に開口し、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延びる第一連結用部材、および、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延び、当該第一連結用部材との間に所定の間隔を有する第二連結用部材を有し、当該第一筐体および当該第二筐体との間に所定の間隔が空くように連結される連結部と、を有する筐体本体と、
    前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口を覆う蓋体と、
    前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口端であって、前記第一連結用部材、前記第二連結用部材および前記筐体本体の外側面に隣接する位置に設けられた、前記蓋体との間の隙間を埋める密閉部材と、
    を備え、
    前記第一筐体と、前記第二筐体と、に格納される電子部品は、前記第一連結用部材と、前記第二連結用部材と、前記蓋体と、の外側面に囲まれる空間内に配置されるケーブルを介して、電気的に接続される
    ことを特徴とする防水通信機器用筐体。
  2. 請求項に記載の防水通信機器用筐体において、
    前記蓋体の前記筐体本体側の面には、前記第一連結用部材に設けられている前記密閉部材と、前記第二連結用部材に設けられている前記密閉部材と、の間に、前記ケーブルを通すための溝が設けられており、当該溝は、前記第一筐体の内側の領域から、前記第二筐体の内側の領域まで達する長さを有し、
    前記溝には、少なくとも前記連結部に対応する部分において、前記ケーブルの上から前記蓋体を覆うカバーを取り付けることができるようにされている
    ことを特徴とする防水通信機器用筐体。
  3. 請求項に記載の防水通信機器用筐体において、
    前記第一筐体の前記連結部に隣接する壁面、および、前記第二筐体の前記連結部に隣接する壁面には、前記第一連結用部材に設けられている前記密閉部材と、前記第二連結用部材に設けられている前記密閉部材と、の間に、前記ケーブルを通すための切り欠きが設けられている
    ことを特徴とする防水通信機器用筐体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水通信機器用筐体において、
    前記第一連結用部材および前記第二連結用部材は、前記第一連結用部材の外側面および前記第二連結用部材の外側面が、前記筐体本体の外側面よりも内側となるように形成することで、前記第一筐体および前記第二筐体の外側面と、前記第一連結用部材の外側面との間、および、前記第一筐体および前記第二筐体の外側面と、前記第二連結用部材の外側面の間に溝が形成されるようにする
    ことを特徴とする防水通信機器用筐体。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の防水通信機器用筐体において、
    前記第一連結用部材および前記第二連結用部材の間には、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延び、前記第一連結用部材との間および前記第二連結用部材との間に、各々、所定の間隔を有する第三連結用部材を備える
    ことを特徴とする防水通信機器用筐体。
  6. 少なくとも、一方向に開口する第一筐体、当該第一筐体と同じ方向に開口する第二筐体と、当該第一筐体と同じ方向に開口し、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延びる第一連結用部材、および、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延び、当該第一連結用部材との間に所定の間隔を有する第二連結用部材を有し、当該第一筐体および第二筐体との間に所定の間隔が空くように連結される連結部、を有する筐体本体と、
    前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口を覆う蓋体と、
    前記第一筐体、前記第二筐体および前記連結部の開口端であって、前記第一連結用部材、第二連結用部材および前記筐体本体の外側面に隣接する位置に設けられた、前記蓋体との間の隙間を埋める密閉部材と、
    前記第一筐体に格納される第一電子部品と、
    前記第一電子部品の動作保証温度よりも低い動作保証温度に設定され、前記第二筐体に格納される第二電子部品と、
    前記第一電子部品および前記第二電子部品を電気的に接続し、前記第一連結用部材と、前記第二連結用部材と、前記蓋体と、の外側面に囲まれる空間内に配置されるケーブルと
    を備えることを特徴とする防水通信機器。
  7. 請求項に記載の防水通信機器において、
    前記蓋体の前記筐体本体側の面には、前記第一連結用部材に設けられている前記密閉部材と、前記第二連結用部材に設けられている前記密閉部材と、の間に、前記ケーブルを通すための溝が設けられており、当該溝は、前記第一筐体の内側の領域から、前記第二筐体の内側の領域まで達する長さを有し、
    前記溝には、少なくとも前記連結部に対応する部分において、前記ケーブルの上から前記蓋体を覆うカバーを取り付けることができるようにされている
    ことを特徴とする防水通信機器。
  8. 請求項に記載の防水通信機器において、
    前記第一筐体の前記連結部に隣接する壁面、および、前記第二筐体の前記連結部に隣接する壁面、には、前記第一連結用部材に設けられている前記密閉部材と、前記第二連結用部材に設けられている前記密閉部材と、の間に、前記ケーブルを通すための切り欠きが設けられている
    ことを特徴とする防水通信機器。
  9. 請求項6〜8のいずれか一項に記載の防水通信機器において、
    前記第一連結用部材および前記第二連結用部材は、前記第一連結用部材の外側面および前記第二連結用部材の外側面が、前記筐体本体の外側面よりも内側となるように形成することで、前記第一筐体および前記第二筐体の外側面と、前記第一連結用部材の外側面との間、および、前記第一筐体および前記第二筐体と、前記第二連結用部材の外側面との間に溝が形成されるようする
    こと特徴とする防水通信機器。
  10. 請求項6〜9のいずれか一項に記載の防水通信機器において、
    前記第一連結用部材および前記第二連結用部材の間には、前記第一筐体から前記第二筐体に向かって延び、前記第一連結用部材との間および前記第二連結用部材との間に、各々、所定の間隔を有する第三連結用部材を備える
    ことを特徴とする防水通信機器。
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