JP5121075B2 - 誤差要因測定装置、方法、プログラム、記録媒体および該装置を備えた出力補正装置、反射係数測定装置 - Google Patents
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Description
具体的には、信号源から信号をDUTを介して受信部に送信する。この信号は受信部により受信される。受信部により受信された信号を測定することによりDUTのSパラメータや周波数特性を取得することができる。
このとき、信号源等の測定系とDUTとの不整合などにより測定に測定系誤差が生ずる。この測定系誤差は、例えばEd:ブリッジの方向性に起因する誤差、Er:周波数トラッキングに起因する誤差、Es:ソースマッチングに起因する誤差、である。
この場合は、例えば特許文献1に記載のようにして誤差を補正することができる。このような補正をキャリブレーションという。キャリブレーションについて概説する。信号源に校正キットを接続し、オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0)の三種類の状態を実現する。このときの校正キットから反射された信号をブリッジにより取得して三種類の状態に対応した三種類のSパラメータを求める。三種類のSパラメータから三種類の変数Ed、Er、Esを求め、補正を行う。
なお、Erは、信号の入力に関する誤差Er1と、信号の反射に関する誤差Er2との積として表される。ここで、信号源にパワーメータを接続し、パワーを測定することにより、Er1およびEr2を測定することができる(例えば、特許文献2(国際公開第2004/049564号パンフレット)を参照)。
このようなキャリブレーションを、スイッチ分岐信号源に適用することができる。なお、スイッチ分岐信号源とは、信号を生成する信号源と、生成された信号を複数のポートのいずれかに出力するスイッチとを組み合わせたものである。このようなキャリブレーションを、スイッチ分岐信号源に適用した場合、複数のポートの各々について、オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0)の三種類の状態を実現し、さらにパワーメータも接続することになる。
そこで、本発明は、スイッチ分岐信号源のキャリブレーションを簡易に行うことを課題とする。
本発明にかかる誤差要因測定装置は、信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定装置であって、前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録部と、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録部と、前記基準誤差要因成分記録部の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出部と、前記導出誤差要因積記録部に記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出部により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出部と、を備え、前記周波数トラッキング誤差要因導出部は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出するように構成される。
本発明によれば、信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定装置が提供される。
基準誤差要因成分記録部は、前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する。導出誤差要因積記録部は、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する。誤差要因比導出部は、前記基準誤差要因成分記録部の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する。周波数トラッキング誤差要因導出部は、前記導出誤差要因積記録部に記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出部により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する。前記周波数トラッキング誤差要因導出部は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する。
なお、本発明にかかる誤差要因測定装置は、前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における誤差要因の、前記スイッチ分岐信号源の方向性に起因する成分および前記スイッチ分岐信号源のソースマッチングに起因する成分を記録する誤差要因記録部を備えるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる誤差要因測定装置は、前記基準誤差要因成分記録部に記録された前記基準出力方向成分および前記基準入力方向成分が、前記所定出力端子から出力されたものを測定した結果と、前記所定出力端子に校正用具が接続された状態で、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果および前記信号が反射されたものを測定した結果と、に基づき導出されたものであり、前記校正用具は、開放、短絡および標準負荷の三種類の状態を実現するものであるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる誤差要因測定装置は、前記導出誤差要因積記録部に記録された前記誤差要因積が、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々に校正用具が接続された状態で、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果と、前記信号が反射されたものを測定した結果とに基づき導出されたものであり、前記校正用具は、開放、短絡および標準負荷の三種類の状態を実現するものであるようにしてもよい。
本発明にかかる出力補正装置は、本発明にかかる誤差要因測定装置と、前記誤差要因測定装置により測定された前記誤差要因に基づき、前記信号のパワーを調整する信号パワー調整手段とを備えるように構成される。
本発明にかかる反射係数測定装置は、本発明にかかる誤差要因測定装置と、前記複数の出力端子のうちのいずれか一個に被測定物が接続された状態において、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果と、前記信号が反射されたものを測定した結果と、前記誤差要因測定装置により測定された前記誤差要因とに基づき、前記被測定物の反射係数を測定する反射係数測定手段とを備えるように構成される。
本発明は、信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定方法であって、前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、を備え、前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する誤差要因測定方法である。
本発明は、信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記誤差要因測定処理は、前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、を備え、前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出するプログラムである。
本発明は、信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記誤差要因測定処理は、前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、を備え、前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する記録媒体である。
本発明にかかる試験装置用モジュールは、本発明にかかる誤差要因測定装置を備える。
本発明にかかる試験装置は、本発明にかかる出力補正装置を備え、前記信号が被測定物に与えられるように構成される。
本発明にかかる試験装置は、本発明にかかる反射係数測定装置を備え、被測定物を試験するように構成される。
第2図は、スイッチ分岐信号源10のシグナルフローグラフである。
第3図は、信号源100が端子15を有すると仮想した場合の、スイッチ分岐信号源10の構成を示す図である。
第4図は、端子15を仮想した場合のスイッチ分岐信号源10のシグナルフローグラフである。
第5図は、本発明の実施形態にかかる誤差要因測定装置20の構成を示す機能ブロック図である。
第6図は、校正用具62を出力端子19aに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続した状態を示す図である。
第7図は、第6図に示す状態の誤差要因測定装置20をシグナルフローグラフで表した図である。
第8図は、パワーメータ64を出力端子19aに、ミキサ16aを端子21aに接続した状態を示す図である。
第9図は、第8図に示す状態の誤差要因測定装置20をシグナルフローグラフで表した図である。
第10図は、校正用具62を出力端子19bに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続した状態を示す図である。
第11図は、出力補正装置1に誤差要因測定装置20を使用した場合の、出力補正装置1の構成の例を示す図である。
第12図は、反射係数測定装置2に誤差要因測定装置20を使用した場合の、反射係数測定装置2の構成の例を示す図である。
第1図は、スイッチ分岐信号源10の構成を示す図である。スイッチ分岐信号源10は、信号源100、スイッチ18、出力端子19a、19b、19c、19dを有する。
信号源100は、信号を生成するためのものである。信号源100は、信号生成部12、アンプ13、ブリッジ14a、14b、ミキサ16a、16bを有する。
信号生成部12は、信号(例えば、高周波数の信号)を生成する。アンプ13は、信号生成部12により生成された信号を増幅する。
ブリッジ14aは、アンプ13の出力を受け、二方向に分岐させる。ミキサ16aは、ブリッジ14aの出力のうちの一方を受け、所定のローカル周波数を有するローカル信号と乗算する。ただし、ローカル信号は図示省略する。ミキサ16aの出力が、信号源100における誤差要因の生ずる前に信号を測定した結果といえる。
ブリッジ14bは、ブリッジ14aの出力のうちの他方を受け、そのまま出力する。ただし、信号が出力側から反射されてきたもの(「反射信号」という)を受け、ミキサ16bに与える。ミキサ16bは、反射信号とローカル信号とを乗算する。ただし、ローカル信号は図示省略する。ミキサ16bの出力が、反射信号を測定した結果といえる。
スイッチ18は、信号源100に接続され、出力端子19a、19b、19c、19dのいずれかから信号を出力させるものである。
出力端子19a、19b、19c、19dは、そのいずれかが、スイッチ18により、信号源100に接続される。そして、信号源100に接続された出力端子から信号が出力される。
ここで、出力端子19aから信号が出力される場合の、出力端子19aの出力のSパラメータをa1、出力が出力端子19aに反射されてきたもののSパラメータをb1とする。
出力端子19bから信号が出力される場合の、出力端子19bの出力のSパラメータをa2、出力が出力端子19bに反射されてきたもののSパラメータをb2とする。
出力端子19cから信号が出力される場合の、出力端子19cの出力のSパラメータをa3、出力が出力端子19cに反射されてきたもののSパラメータをb3とする。
出力端子19dから信号が出力される場合の、出力端子19dの出力のSパラメータをa4、出力が出力端子19dに反射されてきたもののSパラメータをb4とする。
第2図は、スイッチ分岐信号源10のシグナルフローグラフである。第2図(a)は、信号源100を出力端子19aに接続した場合のシグナルフローグラフである。第2図(b)は、信号源100を出力端子19bに接続した場合のシグナルフローグラフである。第2図(c)は、信号源100を出力端子19cに接続した場合のシグナルフローグラフである。第2図(d)は、信号源100を出力端子19dに接続した場合のシグナルフローグラフである。
第2図において、信号生成部12の出力をSG、ミキサ16aの出力をR1、ミキサ16bの出力をR2と表記する。また、第2図に示すように、R1=SG×Lとなる、ただし、L(Sパラメータ)は、アンプ13により生じる誤差要因である。
第2図(a)を参照して、信号源100を出力端子19aに接続した場合は、誤差要因E11a、E12a、E21a、E22a(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因E11a、E12a、E21a、E22aを、第一ポート誤差要因という。
第2図(b)を参照して、信号源100を出力端子19bに接続した場合は、誤差要因E11b、E12b、E21b、E22b(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因E11b、E12b、E21b、E22bを、第二ポート誤差要因という。
第2図(c)を参照して、信号源100を出力端子19cに接続した場合は、誤差要因E11c、E12c、E21c、E22c(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因E11c、E12c、E21c、E22cを、第三ポート誤差要因という。
第2図(d)を参照して、信号源100を出力端子19dに接続した場合は、誤差要因E11d、E12d、E21d、E22d(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因E11d、E12d、E21d、E22dを、第四ポート誤差要因という。
第3図は、信号源100が端子15を有すると仮想した場合の、スイッチ分岐信号源10の構成を示す図である。端子15は、信号源100をスイッチ18に接続するための端子である。なお、端子15の出力をa5、端子15の出力が端子15に反射されてきたものをb5とする。
第4図は、端子15を仮想した場合のスイッチ分岐信号源10のシグナルフローグラフである。第4図(a)は、信号源100を出力端子19aに接続した場合のシグナルフローグラフである。第4図(b)は、信号源100を出力端子19bに接続した場合のシグナルフローグラフである。第4図(c)は、信号源100を出力端子19cに接続した場合のシグナルフローグラフである。第4図(d)は、信号源100を出力端子19dに接続した場合のシグナルフローグラフである。
第4図を参照すると、信号源100を出力端子19a、19b、19c、19dのいずれに接続しても、共通した誤差要因P11、P12、P21、P22が発生していることがわかる。誤差要因P11、P12、P21、P22は、信号源100における誤差要因であり、信号源誤差要因という。信号源誤差要因P11、P12、P21、P22は、温度および時間が変化しても、一定の値を有するSパラメータである。
第4図(a)を参照して、信号源100を出力端子19aに接続した場合は、誤差要因Q11a、Q12a、Q21a、Q22a(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因Q11a、Q12a、Q21a、Q22aは、信号源100を出力端子19aに接続した場合のスイッチ18の誤差要因であり、第一スイッチ部分誤差要因という。
第4図(b)を参照して、信号源100を出力端子19bに接続した場合は、誤差要因Q11b、Q12b、Q21b、Q22b(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因Q11b、Q12b、Q21b、Q22bは、信号源100を出力端子19bに接続した場合のスイッチ18の誤差要因であり、第二スイッチ部分誤差要因という。
第4図(c)を参照して、信号源100を出力端子19cに接続した場合は、誤差要因Q11c、Q12c、Q21c、Q22c(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因Q11c、Q12c、Q21c、Q22cは、信号源100を出力端子19cに接続した場合のスイッチ18の誤差要因であり、第三スイッチ部分誤差要因という。
第4図(d)を参照して、信号源100を出力端子19dに接続した場合は、誤差要因Q11d、Q12d、Q21d、Q22d(Sパラメータ)が発生していることがわかる。誤差要因Q11d、Q12d、Q21d、Q22dは、信号源100を出力端子19dに接続した場合のスイッチ18の誤差要因であり、第四スイッチ部分誤差要因という。
第2図(a)および第4図(a)を参照すると、信号源誤差要因P11、P12、P21、P22と、第一スイッチ部分誤差要因Q11a、Q12a、Q21a、Q22aとを合成したものが、第一ポート誤差要因E11a、E12a、E21a、E22aとなることがわかる。
具体的には、下記の式(1)〜(4)のように第一ポート誤差要因が表される。
E11a=P11+P21P12Q11a/(1−P22Q11a)(1)
E21a=P21Q21a/(1−P22Q11a) (2)
E12a=P12Q12a/(1−P22Q11a) (3)
E22a=Q22a+Q21aQ12aP22/(1−P22Q11a)
(4)
第2図(b)および第4図(b)を参照すると、信号源誤差要因P11、P12、P21、P22と、第二スイッチ部分誤差要因Q11b、Q12b、Q21b、Q22bとを合成したものが、第二ポート誤差要因E11b、E12b、E21b、E22bとなることがわかる。第二ポート誤差要因もまた、添え字のaをbに変えれば、上記の式(1)〜(4)のように表される。
第2図(c)および第4図(c)を参照すると、信号源誤差要因P11、P12、P21、P22と、第三スイッチ部分誤差要因Q11c、Q12c、Q21c、Q22cとを合成したものが、第三ポート誤差要因E11c、E12c、E21c、E22cとなることがわかる。第三ポート誤差要因もまた、添え字のaをcに変えれば、上記の式(1)〜(4)のように表される。
第2図(d)および第4図(d)を参照すると、信号源誤差要因P11、P12、P21、P22と、第四スイッチ部分誤差要因Q11d、Q12d、Q21d、Q22dとを合成したものが、第四ポート誤差要因E11d、E12d、E21d、E22dとなることがわかる。第四ポート誤差要因もまた、添え字のaをdに変えれば、上記の式(1)〜(4)のように表される。
第5図は、本発明の実施形態にかかる誤差要因測定装置20の構成を示す機能ブロック図である。誤差要因測定装置20は、端子21a、21b、21c、ポート誤差要因取得部22、ポート誤差要因記録部23、基準誤差要因成分記録部24、導出誤差要因積記録部25、誤差要因比導出部26、周波数トラッキング誤差要因導出部28を備える。
端子21aは、スイッチ分岐信号源10のミキサ16aに接続される端子である。端子21bは、スイッチ分岐信号源10のミキサ16bに接続される端子である。端子21cは、スイッチ分岐信号源10の出力端子19aに接続されたパワーメータ(詳細は後述する)の測定結果を受ける端子である。
ポート誤差要因取得部22は、端子21a、21b、21cを介して、スイッチ分岐信号源10の出力端子(所定出力端子)19aおよび所定出力端子以外の出力端子19b、19c、19dから信号が出力されている状態における信号の測定結果を受ける。
第6図、第8図および第10図を参照して、端子21a、21b、21cが、どのような測定結果を受けているかの概略を説明する。
第6図を参照して、所定出力端子19aに校正用具62(開放、短絡および標準負荷)が接続されている状態で、端子21a、21bは、それぞれ、信号(第一ポート誤差要因Eijaが生じる前のもの)、反射信号(信号が校正用具62により反射されたもの)の測定結果を受ける。
さらに、ポート誤差要因取得部22は、第6図に示すような状態で端子21a、21bを介して得た測定結果に基づき、E11a、E22aを取得し、ポート誤差要因記録部23に記録させる。なお、E11a、E22aは、所定出力端子19aを信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10の誤差要因の成分である。E11aは、スイッチ分岐信号源10の方向性に起因する成分である。E22aは、スイッチ分岐信号源10のソースマッチングに起因する成分である。
第8図を参照して、所定出力端子19aにパワーメータ64が接続されている状態で、端子21a、21cは、それぞれ、信号(第一ポート誤差要因Eijaが生じる前のもの)、信号(所定出力端子19aから出力されたもの)の測定結果を受ける。
さらに、ポート誤差要因取得部22は、第8図に示すような状態で端子21a、21cを介して得た測定結果に基づき、E12a、E21aを取得し、基準誤差要因成分記録部24に記録させる。なお、E12a、E21aは、所定出力端子19aを信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10の誤差要因の成分である。E21aは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)である。また、E12aは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)である。
第10図を参照して、所定出力端子以外の出力端子19bに校正用具62(開放、短絡および標準負荷)が接続されている状態で、端子21a、21bは、それぞれ、信号(第一ポート誤差要因Eijaが生じる前のもの)、反射信号(信号が校正用具62により反射されたもの)の測定結果を受ける。なお、所定出力端子以外の出力端子19cに校正用具62が接続されている状態においても、同様に測定結果を受ける。また、所定出力端子以外の出力端子19dに校正用具62が接続されている状態においても、同様に測定結果を受ける。
さらに、ポート誤差要因取得部22は、第10図に示すような状態で端子21a、21bを介して得た測定結果に基づき、E11b、E22b、E12b×E21bを取得し、E11b、E22bをポート誤差要因記録部23に記録させ、E12b×E21bを導出誤差要因積記録部25に記録させる。なお、E11b、E22b、E12b、E21bは出力端子19bを信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10の誤差要因の成分である。E11bは、スイッチ分岐信号源10の方向性に起因する成分である。E22bは、スイッチ分岐信号源10のソースマッチングに起因する成分である。E12bは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)である。E21bは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)である。
さらに、ポート誤差要因取得部22は、所定出力端子以外の出力端子19cに校正用具62が接続されている状態で端子21a、21bを介して得た測定結果に基づき、E11c、E22c、E12c×E21cを取得し、E11c、E22cをポート誤差要因記録部23に記録させ、E12c×E21cを導出誤差要因積記録部25に記録させる。なお、E11c、E22c、E12c、E21cは出力端子19cを信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10の誤差要因の成分である。E11cは、スイッチ分岐信号源10の方向性に起因する成分である。E22cは、スイッチ分岐信号源10のソースマッチングに起因する成分である。E12cは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)である。E21cは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)である。
さらに、ポート誤差要因取得部22は、所定出力端子以外の出力端子19dに校正用具62が接続されている状態で端子21a、21bを介して得た測定結果に基づき、E11d、E22d、E12d×E21dを取得し、E11d、E22dをポート誤差要因記録部23に記録させ、E12d×E21dを導出誤差要因積記録部25に記録させる。なお、E11d、E22d、E12d、E21dは出力端子19dを信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10の誤差要因の成分である。E11dは、スイッチ分岐信号源10の方向性に起因する成分である。E22dは、スイッチ分岐信号源10のソースマッチングに起因する成分である。E12dは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)である。E21dは、スイッチ分岐信号源10における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)である。
ポート誤差要因記録部23は、出力端子19a、19b、19c、19dの各々を信号源100に接続したときのスイッチ分岐信号源10における誤差要因の、スイッチ分岐信号源10の方向性に起因する成分E11a、E11b、E11c、E11dおよびスイッチ分岐信号源10のソースマッチングに起因する成分E22a、E22b、E22c、E22dを記録する。
基準誤差要因成分記録部24は、基準出力方向成分E21aと基準入力方向成分E12aとを記録する。さらに、基準誤差要因成分記録部24は、E21a、E12aを、ポート誤差要因記録部23に書き込む。
導出誤差要因積記録部25は、E12b×E21b、E12c×E21c、E12d×E21dを記録する。E12b、E12c、E12dは導出入力方向成分であり、E21b、E21c、E21dは導出出力方向成分である。よって、導出誤差要因積記録部25は、導出入力方向成分と導出出力方向成分との積(「誤差要因積」という)を記録する。
誤差要因比導出部26は、基準誤差要因成分記録部24の記録内容に基づき、基準出力方向成分E21aと基準入力方向成分E12aとの比である誤差要因比を導出する。例えば、誤差要因比はE21a/E12aである。
周波数トラッキング誤差要因導出部28は、導出誤差要因積記録部25に記録された誤差要因積と、誤差要因比導出部26により導出された誤差要因比E21a/E12aとに基づき、導出出力方向成分E21b、E21c、E21dと導出入力方向成分E12b、E12c、E12dとを導出する。
ここで、誤差要因比E21a/E12aは、導出出力方向成分と導出入力方向成分との比E21b/E12b、E21c/E12c、E21d/E12dと等しいものとする。すなわち、E21a/E12a=E21b/E12b=E21c/E12c=E21d/E12dである。
周波数トラッキング誤差要因導出部28は、誤差要因積E12b×E21b、誤差要因比E21a/E12a(=E21b/E12b)に基づき、導出出力方向成分E21b、導出入力方向成分E12bを導出する。E12b×E21b=A、E21a/E12a(=E21b/E12b)=Bとする。すると、E21b=(A×B)1/2、E12b=(A/B)1/2として、導出出力方向成分E21b、導出入力方向成分E12bを導出できる。導出出力方向成分E21c、E21d、導出入力方向成分E12c、E12dも、同様に導出できる。
なお、導出された導出出力方向成分E21b、E21c、E21d、導出入力方向成分E12b、E12c、E12dはポート誤差要因記録部23に記録される。これにより、ポート誤差要因記録部23には、第一ポート誤差要因Eija、第二ポート誤差要因Eijb、第三ポート誤差要因Eijc、第四ポート誤差要因Eijdが記録されることになる。
E21a/E12a=E21b/E12b=E21c/E12c=E21d/E12dであることを以下に証明する。
まず、スイッチ18は相反性を有するので、Q21a=Q12aである。また、式(2)、式(3)より、E21a/E12a=P21Q21a/(P12Q12a)である。ここで、Q21a=Q12aであることから、E21a/E12a=P21/P12となる。
第二ポート誤差要因Eijb、第三ポート誤差要因Eijc、第四ポート誤差要因Eijdについても同様に、E21b/E12b=P21/P12、E21c/E12c=P21/P12、E21d/E12d=P21/P12が成立する。
よって、E21a/E12a=E21b/E12b=E21c/E12c=E21d/E12d(=P21/P12)である。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
まず、校正用具62をスイッチ分岐信号源10の所定出力端子19aに、スイッチ分岐信号源10のミキサ16aを誤差要因測定装置20の端子21aに、スイッチ分岐信号源10のミキサ16bを誤差要因測定装置20の端子21bに接続する。
第6図は、校正用具62を出力端子19aに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続した状態を示す図である。なお、第6図においては、誤差要因測定装置20の端子21a、21b、21c、ポート誤差要因取得部22、ポート誤差要因記録部23以外は図示省略する。
第7図は、第6図に示す状態の誤差要因測定装置20をシグナルフローグラフで表した図である。R1は、第一ポート誤差要因Eijaが生じる前の信号の測定結果である。R2は、反射信号の測定結果である。ただし、反射信号は、出力端子19aから出力された信号(a1)が校正用具62により反射されたもの(b1)である。また、校正用具62により反射された信号(b1)が、スイッチ18を介して、ブリッジ14bに与えられる。ブリッジ14bに与えられた反射信号は、ミキサ16bに与えられ、ローカル信号と乗算される。ミキサ16bの出力がR2である。第7図において、L=1とすると、下記の式(5)が成立する。
R2/R1=E11a+(E21a・E12a・X)/(1−E22a・X)
(5)
ただし、Xは、校正用具62の負荷係数である。校正用具62は、開放、短絡および標準負荷Z0の三種類の状態を実現する周知のものである(例えば、特許文献1を参照)。
ここで、校正用具62が三種類接続されるため、R2とR1との組み合わせは三種類求められる。よって、求められる変数もE11a、E22a、E12a×E21aという三種類の変数である。このようにして、ポート誤差要因取得部22は、E11a、E22a、E12a×E21aを取得する。取得されたE11a、E22aは、ポート誤差要因記録部23に記録される。
すなわち、ポート誤差要因取得部22は、出力端子19aに校正用具62が接続された状態で、出力端子(測定用出力端子)19aから信号が出力されている状態における信号の測定結果(R1:第一ポート誤差要因Eijaが生じる前の信号の測定結果、R2:反射信号の測定結果)を端子21a、端子21bを介して受け、スイッチ分岐信号源10の所定出力端子19aについての誤差要因E11a、E22a、E12a×E21aを取得する。
次に、パワーメータ64をスイッチ分岐信号源10の所定出力端子19aに、スイッチ分岐信号源10のミキサ16aを誤差要因測定装置20の端子21aに接続する。
第8図は、パワーメータ64を出力端子19aに、ミキサ16aを端子21aに接続した状態を示す図である。なお、第8図においては、誤差要因測定装置20の端子21a、21b、21c、ポート誤差要因取得部22、基準誤差要因成分記録部24以外は図示省略する。
第9図は、第8図に示す状態の誤差要因測定装置20をシグナルフローグラフで表した図である。第9図において、L=1とすると、下記の式(6)が成立する。
P/R1=E21a/(1−E22a・Ep) (6)
ただし、Pは、所定出力端子19aから出力された信号をパワーメータ64により測定した結果である。ここで、E22aは既に取得しており、Epは測定可能なので、E21aを求めることができる。E12a×E21aは既に取得しているので、E12aもまた求めることができる。このようにして、ポート誤差要因取得部22は、E11a、E22a、E12a、E21aを取得する。取得されたE12a、E21aは基準誤差要因成分記録部24に記録される。
すなわち、第一ポート誤差要因取得部22は、所定出力端子19aから信号が出力されたものを測定した結果Pに基づき基準出力方向成分E21a、基準入力方向成分E12aを導出するといえる。しかも、第一ポート誤差要因取得部22は、所定出力端子19aに校正用具62が接続された状態の信号の測定結果(R1:第一ポート誤差要因Eijaが生じる前の信号の測定結果、R2:反射信号の測定結果)に基づき導出されたE22a、E12a×E21aに基づき基準出力方向成分E21a、基準入力方向成分E12aを導出するといえる。
さらに、校正用具62をスイッチ分岐信号源10の出力端子19bに、スイッチ分岐信号源10のミキサ16aを誤差要因測定装置20の端子21aに、スイッチ分岐信号源10のミキサ16bを誤差要因測定装置20の端子21bに接続する。
第10図は、校正用具62を出力端子19bに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続した状態を示す図である。なお、第10図においては、誤差要因測定装置20の端子21a、21b、21c、ポート誤差要因取得部22、ポート誤差要因記録部23、導出誤差要因積記録部25以外は図示省略する。
第10図に示す状態の誤差要因測定装置20をシグナルフローグラフで表したものは、第7図と同様であるため、図示を省略する。第10図を参照して、以下の式(7)が成立する。
R2/R1=E11b+(E21b・E12b・X)/(1−E22b・X)
(7)
ただし、Xは、校正用具62の負荷係数である。校正用具62は、開放、短絡および標準負荷Z0の三種類の状態を実現する周知のものである(例えば、特許文献1を参照)。
ここで、校正用具62が三種類接続されるため、R2とR1との組み合わせは三種類求められる。よって、求められる変数もE11b、E22b、E12b×E21bという三種類の変数である。このようにして、ポート誤差要因取得部22は、E11b、E22b、E12b×E21bを取得する。取得されたE11b、E22bは、ポート誤差要因記録部23に記録される。取得されたE12b×E21bは、導出誤差要因積記録部25に記録される。
すなわち、ポート誤差要因取得部22は、出力端子19bに校正用具62が接続された状態で、出力端子19bから信号が出力されている状態における信号の測定結果(R1:第二ポート誤差要因Eijbが生じる前の信号の測定結果、R2:反射信号の測定結果)を端子21a、端子21bを介して受け、かかる測定結果に基づき、スイッチ分岐信号源10の出力端子19bについての誤差要因E11b、E22b、E12b×E21b(誤差要因積)を導出する。
さらに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続したままで、校正用具62を出力端子19cに接続する。ポート誤差要因取得部22は、上記と同様に、E11c、E22c、E12c×E21cを取得する。取得されたE11c、E22cは、ポート誤差要因記録部23に記録される。取得されたE12c×E21cは、導出誤差要因積記録部25に記録される。すなわち、ポート誤差要因取得部22は、出力端子19cに校正用具62が接続された状態で、出力端子19cから信号が出力されている状態における信号の測定結果(R1:第三ポート誤差要因Eijcが生じる前の信号の測定結果、R2:反射信号の測定結果)を端子21a、端子21bを介して受け、かかる測定結果に基づき、スイッチ分岐信号源10の出力端子19cについての誤差要因E11c、E22c、E12c×E21c(誤差要因積)を導出する。
さらに、ミキサ16a、16bを、端子21a、21bに接続したままで、校正用具62を出力端子19dに接続する。ポート誤差要因取得部22は、上記と同様に、E11d、E22d、E12d×E21dを取得する。取得されたE11d、E22dは、ポート誤差要因記録部23に記録される。取得されたE12d×E21dは、導出誤差要因積記録部25に記録される。すなわち、ポート誤差要因取得部22は、出力端子19dに校正用具62が接続された状態で、出力端子19dから信号が出力されている状態における信号の測定結果(R1:第四ポート誤差要因Eijdが生じる前の信号の測定結果、R2:反射信号の測定結果)を端子21a、端子21bを介して受け、かかる測定結果に基づき、スイッチ分岐信号源10の出力端子19dについての誤差要因E11d、E22d、E12d×E21d(誤差要因積)を導出する。
誤差要因比導出部26は、基準誤差要因成分記録部24の記録内容に基づき、誤差要因比E21a/E12aを導出する。
周波数トラッキング誤差要因導出部28は、導出誤差要因積記録部25に記録された誤差要因積E12b×E21bと、誤差要因比E21a/E12a(=E21b/E12b)とに基づき、導出出力方向成分E21b、導出入力方向成分E12bを導出する。
周波数トラッキング誤差要因導出部28は、導出誤差要因積記録部25に記録された誤差要因積E12c×E21cと、誤差要因比E21a/E12a(=E21c/E12c)とに基づき、導出出力方向成分E21c、導出入力方向成分E12cを導出する。
周波数トラッキング誤差要因導出部28は、導出誤差要因積記録部25に記録された誤差要因積E12d×E21dと、誤差要因比E21a/E12a(=E21d/E12d)とに基づき、導出出力方向成分E21d、導出入力方向成分E12dを導出する。
導出された導出出力方向成分E21b、E21c、E21d、導出入力方向成分E12b、E12c、E12dはポート誤差要因記録部23に記録される。ポート誤差要因記録部23には、すでにE11a、E22a、E11b、E22b、E11c、E22c、E11d、E22dが記録されている。よって、ポート誤差要因記録部23には、第一ポート誤差要因Eija、第二ポート誤差要因Eijb、第三ポート誤差要因Eijc、第四ポート誤差要因Eijdが記録されることになる。
本発明の実施形態によれば、導出出力方向成分E21b、E21c、E21d、導出入力方向成分E12b、E12c、E12dを導出するために、パワーメータ64を出力端子19b、19c、19dに接続する必要が無い。パワーメータ64を接続する必要があるのは所定出力端子19aのみである。すなわち、パワーメータ64を出力端子19b、19c、19dに接続しなくてすむため、スイッチ分岐信号源10のキャリブレーションを簡易に行うことができる。
なお、誤差要因測定装置20の使用の態様の例を説明する。
第11図は、出力補正装置1に誤差要因測定装置20を使用した場合の、出力補正装置1の構成の例を示す図である。
スイッチ分岐信号源10の出力端子19dから信号を出力しようとしたとする。さらに、この信号のパワーを目標値にあわせようとしたとする。ここで、第四ポート誤差要因Eijdの影響を考慮して、アンプ13のゲインを調整する必要がある。
出力補正装置1は、誤差要因測定装置20、信号パワー調整部30を備える。誤差要因測定装置20の詳細はすでに説明したとおりであるが、信号パワー調整部30に、ポート誤差要因記録部23に記録された第四ポート誤差要因Eijdを与える。信号パワー調整部30は、誤差要因測定装置20により測定された第四ポート誤差要因Eijdに基づき、信号のパワーを調整する。例えば、信号パワー調整部30は、アンプ13のゲインを調整することにより、信号のパワーを調整する。かかる調整により、出力端子19dから出力される信号のパワーを目標値にあわせることができる。
なお、出力端子19aから出力される信号のパワーを目標値にあわせるためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第一ポート誤差要因Eijaを信号パワー調整部30に与えればよい。信号パワー調整部30は、誤差要因測定装置20により測定された第一ポート誤差要因Eijaに基づき、信号のパワーを調整する。
なお、出力端子19bから出力される信号のパワーを目標値にあわせるためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第二ポート誤差要因Eijbを信号パワー調整部30に与えればよい。信号パワー調整部30は、誤差要因測定装置20により測定された第二ポート誤差要因Eijbに基づき、信号のパワーを調整する。
なお、出力端子19cから出力される信号のパワーを目標値にあわせるためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第三ポート誤差要因Eijcを信号パワー調整部30に与えればよい。信号パワー調整部30は、誤差要因測定装置20により測定された第三ポート誤差要因Eijcに基づき、信号のパワーを調整する。
ここで、テスタ(試験装置)70が、出力補正装置1およびスイッチ分岐信号源10を有するようにして、出力端子(例えば、出力端子19d)から出力される信号を被測定物(DUT:Device Under Test)66に与えるようにしてもよい。この際、誤差要因測定装置20を有する試験装置用モジュールをテスタ70に設けるようにしてもよい。
第12図は、反射係数測定装置2に誤差要因測定装置20を使用した場合の、反射係数測定装置2の構成の例を示す図である。
スイッチ分岐信号源10の出力端子19dに被測定物(DUT:Device Under Test)66を接続し、被測定物66の反射係数を測定しようとしたとする。被測定物66の反射係数は、R1およびR2から求めることができる。ここで、第四ポート誤差要因Eijdの影響を考慮して、反射係数を求める必要がある。
反射係数測定装置2は、誤差要因測定装置20、反射係数測定部40を備える。誤差要因測定装置20の詳細はすでに説明したとおりであるが、反射係数測定部40に、ポート誤差要因記録部23に記録された第四ポート誤差要因Eijdを与える。反射係数測定部40は、第四ポート誤差要因Eijdの生ずる前に信号を測定した結果R1と、信号が被測定物66により反射されたものを測定した結果R2(信号が被測定物66により反射されたものは、スイッチ18、ブリッジ14bを介してミキサ16bに与えられる)と、誤差要因測定装置20により測定された第四ポート誤差要因Eijdとに基づき、被測定物66の反射係数を測定する。
なお、出力端子19aに接続された被測定物66の反射係数を測定するためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第一ポート誤差要因Eijaを反射係数測定部40に与えればよい。反射係数測定部40は、R1、R2と、誤差要因測定装置20により測定された第一ポート誤差要因Eijaとに基づき、被測定物66の反射係数を測定する。
なお、出力端子19bに接続された被測定物66の反射係数を測定するためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第二ポート誤差要因Eijbを反射係数測定部40に与えればよい。反射係数測定部40は、R1、R2と、誤差要因測定装置20により測定された第二ポート誤差要因Eijbとに基づき、被測定物66の反射係数を測定する。
なお、出力端子19cに接続された被測定物66の反射係数を測定するためには、誤差要因測定装置20のポート誤差要因記録部23から第三ポート誤差要因Eijcを反射係数測定部40に与えればよい。反射係数測定部40は、R1、R2と、誤差要因測定装置20により測定された第三ポート誤差要因Eijcとに基づき、被測定物66の反射係数を測定する。
ここで、テスタ(試験装置)70が、反射係数測定装置2およびスイッチ分岐信号源10を有するようにして、被測定物(DUT:Device Under Test)66を試験する(試験法は周知なので説明を省略する)ようにしてもよい。この際、誤差要因測定装置20を有する試験装置用モジュールをテスタ70に設けるようにしてもよい。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分(例えば、誤差要因測定装置20)を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
Claims (12)
- 信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定装置であって、
前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録部と、
前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録部と、
前記基準誤差要因成分記録部の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出部と、
前記導出誤差要因積記録部に記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出部により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出部と、
を備え、
前記周波数トラッキング誤差要因導出部は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する、
誤差要因測定装置。 - 請求項1に記載の誤差要因測定装置であって、
前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における誤差要因の、前記スイッチ分岐信号源の方向性に起因する成分および前記スイッチ分岐信号源のソースマッチングに起因する成分を記録する誤差要因記録部、
を備える誤差要因測定装置。 - 請求項1または2に記載の誤差要因測定装置であって、
前記基準誤差要因成分記録部に記録された前記基準出力方向成分および前記基準入力方向成分は、
前記所定出力端子から出力されたものを測定した結果と、
前記所定出力端子に校正用具が接続された状態で、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果および前記信号が反射されたものを測定した結果と、
に基づき導出されたものであり、
前記校正用具は、開放、短絡および標準負荷の三種類の状態を実現するものである、
誤差要因測定装置。 - 請求項1または2に記載の誤差要因測定装置であって、
前記導出誤差要因積記録部に記録された前記誤差要因積は、
前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々に校正用具が接続された状態で、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果と、前記信号が反射されたものを測定した結果とに基づき導出されたものであり、
前記校正用具は、開放、短絡および標準負荷の三種類の状態を実現するものである、
誤差要因測定装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の誤差要因測定装置と、
前記誤差要因測定装置により測定された前記誤差要因に基づき、前記信号のパワーを調整する信号パワー調整手段と、
を備えた出力補正装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の誤差要因測定装置と、
前記複数の出力端子のうちのいずれか一個に被測定物が接続された状態において、前記誤差要因の生ずる前に前記信号を測定した結果と、前記信号が反射されたものを測定した結果と、前記誤差要因測定装置により測定された前記誤差要因とに基づき、前記被測定物の反射係数を測定する反射係数測定手段と、
を備えた反射係数測定装置。 - 信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定方法であって、
前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、
前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、
前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、
前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、
を備え、
前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する、
誤差要因測定方法。 - 信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記誤差要因測定処理は、
前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、
前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、
前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、
前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、
を備え、
前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する、
プログラム。 - 信号を生成する信号源と、複数の出力端子のいずれかから前記信号を出力させるスイッチとを有するスイッチ分岐信号源における誤差要因を測定する誤差要因測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
前記誤差要因測定処理は、
前記複数の出力端子のいづれか一つである所定出力端子を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「基準出力方向成分」という)および入力方向の成分(「基準入力方向成分」という)を記録する基準誤差要因成分記録工程と、
前記所定出力端子以外の前記複数の出力端子の各々を前記信号源に接続したときの前記スイッチ分岐信号源における周波数トラッキングに起因する誤差要因の出力方向の成分(「導出出力方向成分」という)と、入力方向の成分(「導出入力方向成分」という)との積である誤差要因積を記録する導出誤差要因積記録工程と、
前記基準誤差要因成分記録工程の記録内容に基づき、前記基準出力方向成分と前記基準入力方向成分との比である誤差要因比を導出する誤差要因比導出工程と、
前記導出誤差要因積記録工程により記録された前記誤差要因積と、前記誤差要因比導出工程により導出された前記誤差要因比とに基づき、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する周波数トラッキング誤差要因導出工程と、
を備え、
前記周波数トラッキング誤差要因導出工程は、前記誤差要因比が、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分との比に等しいものとして、前記導出出力方向成分と前記導出入力方向成分とを導出する、
記録媒体。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の誤差要因測定装置を備えた試験装置用モジュール。
- 請求項5に記載の出力補正装置を備え、前記信号が被測定物に与えられる試験装置。
- 請求項6に記載の反射係数測定装置を備え、被測定物を試験するための試験装置。
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