JP5121058B2 - リニア駆動型超音波モータ - Google Patents

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Description

本発明は、リニア駆動型超音波モータに関するものである。
従来のリニア駆動型超音波モータとしては、例えば特許文献1記載の振動装置が挙げられる(図18)。ここで、図18は、従来のリニア駆動型超音波モータの構成を示す図であって、(a)は分解斜視図、(b)は縦断面図である。
図18に示す振動装置は、振動体901を収容したケース906、ケース906内を通って振動体901に接触する移動体904、及び、移動体904と振動体901とを加圧接触させる押圧力(付勢力)を発生する押圧バネ905を備えている。押圧バネ905は、ケース906の外側に取り付けられている。ケース906の振動体901に面する側には開口部が形成され、押圧バネ905の押圧力は、開口部を通して振動体901に作用している。すなわち、この振動装置は、押圧バネ905がケース906の開口部を覆いながらケース906の外側に取り付けられた構造をしており、押圧力を発生させる押圧バネ905の変形部(開口部を覆っている平面部)が露出している。
特許文献1記載の振動装置のように、主要な構成要件をパッケージしたユニット構造にすることは汎用性、特性安定化の点で有効である。一方、超音波モータ装置においては、小型かつ高出力にすることが求められている。
特許第3524248号明細書
特許文献1記載の振動装置においては、ケース906の穴に設けられた滑り軸受けで、移動体904を移動方向及び移動体904の軸周りにガイドする構造をしている。この構造では、移動体904は押圧バネ905によってケース906に押圧されているため、ケース906の穴に設けられた滑り軸受けとの接触部の接触圧力が高く、移動体904が移動する際に滑り摩擦が大きい。このため、摺動抵抗が大きくなり出力低下の要因となる。また、移動体904は振動体901によって振動しているために滑り摩擦部における磨耗が促進されるという問題がある。例えばこの部分に一般的に用いられているスラスト軸受けなどのベアリングを使用すると装置の大型化につながってしまう。また、特許文献1記載の振動装置においては、ケース906の内部に移動体904をガイドするガイド機構を設けることは小型化の観点で困難であり、さらに、小型化を維持しつつ摩擦抵抗の少ないガイド機構をケース内部に構成することも難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、被駆動部材の移動抵抗及び摩擦抵抗を低減しつつ確実にガイドすることができ、かつ、小型化可能なリニア駆動型超音波モータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るリニア駆動型超音波モータは、圧電素子を有する超音波振動子と、超音波振動子との間の摩擦力により駆動される被駆動部材と、超音波振動子と被駆動部材との間に摩擦力が生じるように超音波振動子を押圧する押圧部材と、被駆動部材に当接する球状の転動部材と、転動部材を介して被駆動部材を移動可能に支持するベース部材と、を少なくとも具備する超音波モータであって、転動部材は、被駆動部材と第1の当接点で当接し、かつ、ベース部材と2つの第2の当接点で当接しており、第1の当接点と2つの第2の当接点とをそれぞれ結ぶ2本の直線の長さが略等しいことを特徴としている。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、被駆動部材は、少なくとも第1の当接点が存在する範囲内において、曲面を有することが好ましい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、転動部材は被駆動部材の真下ではない位置に配置されているとよい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、転動部材を複数備えるとともに、転動部材の相対的な位置関係を保持しつつ被駆動部材の駆動方向に案内する案内部材を備えることが望ましい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、ベース部材の底面に、転動部材の半径より低い突出部を設けることができる。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、転動部材を複数備えるとともに、転動部材の相対的な位置関係を保持しつつ被駆動部材の駆動方向に案内するベース案内機構を、ベース部材に設けるとよい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、ベース部材は、転動部材側に、2つの第2の当接点に夫々独立して対応する平面を有しているとよい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、ベース部材において、隣接する平面の成す角が、直角であることが好ましい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータにおいて、ベース部材において、隣接する平面の成す角が、鈍角であるとよい。
本発明に係るリニア駆動型超音波モータは、被駆動部材を確実にガイドしながら被駆動部材の移動抵抗及び摩擦抵抗を低減可能な構成を備え、さらに小型化を維持又は促進可能である、という効果を奏する。
以下に、本発明に係る超音波モータ10(リニア駆動型超音波モータ)の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態及びその変形例に係る超音波モータ10(リニア駆動型超音波モータ)について、図1から図5を参照しつつ説明する。ここで、図1は、超音波モータ10の構成を示す図であって、(a)は(b)のIA−IA線における断面図であり、(b)はケース部材11の長手方向(x方向)の中心において直交する断面図である。図1に示すように、超音波モータ10は、超音波振動子としての振動子22、被駆動部材24、押圧部材21、転動部材25、26、27、28、ケース部材11、及びベース部材12を備える。以下各部材について詳細に説明する。
振動子22及びケース部材11はいずれも略直方体状の外形を備え、ケース部材11の内部には収容凹部16が形成されており、ベース部材12を配置することによって閉じられる開口部13から外部へ至る。収容凹部16内には、超音波モータ10の高さ方向(図1(a)のz方向)において開口部13側から順に、振動子22、押圧部材21が収容されている。押圧部材21は、長板状の板バネであり、その長手方向が、超音波モータ10、ケース部材11の長手方向(図1(a)のx方向)に沿うように配置される。なお、ケース部材11は図1に示す形状以外の形状とすることもでき、また、ケース部材11という独立した形態を取らない構成も可能である。
押圧部材21は、長手方向の両端部21a、21bの上面が、ケース部材11の上面に形成した二つのねじ穴11hから挿入した押圧調整ねじ36に当接するとともに、中央部21cの下面が振動子22の位置決め用の支持部材23と当接するような配置となっている。ここで、支持部材23は、振動子22の長手方向(図1(a)のx方向)中央に固定されている。また、振動子22は、超音波振動子(例えば圧電素子)によって構成される。なお、以下の図においては、振動子22を駆動するための電気配線は省略している。
ベース部材12上には、転動部材25、26、27、28を介して、被駆動部材24がケース部材11の長手方向に沿って移動可能に配置されている。被駆動部材24は、円筒の一部がカットされたDカット形状の断面を備えた軸状部材であり、平面部24aが駆動子22aを介して振動子22に接しており、曲面部24bが転動部材25に当接している。
ベース部材12は、超音波モータ10の長手方向(x方向)に沿って延び、長手方向に直交する断面形状が略コの字形状をしている。図1(b)に示すように、ベース部材12の底面12bと側面12a、12cには、球状の転動部材25、26、27、28が当接する。また、転動部材25、26、27、28の上には、被駆動部材24が、曲面部24bと転動部材25、26、27、28とが互いに当接するように載置される。これにより、被駆動部材24は、ベース部材12に対して、長手方向(x方向、駆動方向)に移動可能となる。
超音波モータ10は、ケース部材11の収容凹部16内に押圧部材21および振動子22を収容した状態で、ベース部材12にねじ37で固定される。その後、ケース部材11の上面に螺合する二本の押圧調整ねじ36の収容凹部16内への延出量を調整することにより、押圧調整ねじ36の先端が押圧部材21の両端部21a、21bを押して撓ませ、振動子22を被駆動部材24に押し付ける押圧力を発生させる。
このような構成の超音波モータ10における、ベース部材12、転動部材25、26、27、28、及び、被駆動部材24の位置関係について図2、図3を参照しつつ説明する。なお、転動部材25、26、27、28は互いに同一外径を備える。ここで、図2は、超音波モータ10のケース部材11の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))の中心において直交する断面図であって、図1(b)の拡大図に対応する。図3は、第1の実施形態の第1変形例に係る超音波モータ110のケース部材11の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))の中心において直交する断面図であって、図2に対応する図である。
図2に示すように、ベース部材12は、その内側において、対向する側面12a、12cと、底面12bと、がそれぞれ互いに直角に交差するような形状を備えている。ベース部材12内には、被駆動部材24及び転動部材25、26、27、28が収容され、転動部材25、26、27、28は、被駆動部材24と第1の当接点でそれぞれ当接するとともに、ベース部材12と二つの第2の当接点でそれぞれ当接している。ここで、転動部材25と転動部材27は被駆動部材24の長手方向に沿って配置されている。また、転動部材26と転動部材28は、転動部材25と転動部材27に対応するように、被駆動部材24の長手方向に沿って配置されている。したがって、ベース部材12及び被駆動部材24との位置関係については、転動部材25、26と転動部材27、28は同様であるから、以下の説明においては、転動部材25、26について説明し、転動部材27、28についての説明は省略する。
ベース部材12及び被駆動部材24との位置関係について具体的に説明する。超音波モータ10においては、転動部材25は、被駆動部材24と当接点25a(第1の当接点)で当接し、ベース部材12の側面12aと当接点25b(第2の当接点)で当接し、さらに、ベース部材12の底面12bと当接点25c(第2の当接点)で当接している。ベース部材12の形状は、当接点25aと当接点25bを結ぶ直線L1の長さと、当接点25aと当接点25cを結ぶ直線L2の長さと、が互いに等しくなるように、被駆動部材24の曲面部24bの曲率および転動部材25の外径に対応して、設定されている。また、当接点25bと当接点25cは、当接点25aに関して、又は、被駆動部材24の曲面部24bの曲率中心24cと当接点25aを結ぶ直線L3をベース部材12側へ延ばした直線に関して、対称な位置にある。
同様に、転動部材26は、被駆動部材24と当接点26a(第1の当接点)で当接し、ベース部材12の側面12cと当接点26b(第2の当接点)で当接し、さらに、ベース部材12の底面12bと当接点26c(第2の当接点)で当接している。ベース部材12の形状は、当接点26aと当接点26bを結ぶ直線L4の長さと、当接点26aと当接点26cを結ぶ直線L5の長さと、が互いに等しくなるように、被駆動部材24の曲面部24bの曲率および転動部材26の外径に対応して、設定されている。また、当接点26bと当接点26cは、当接点26aに関して、又は、被駆動部材24の曲面部24bの曲率中心24cと当接点26aを結ぶ直線L6をベース部材12側へ延ばした直線に関して、対称な位置にある。
以上の構成の超音波モータ10においては、被駆動部材24がベース部材12側へ押圧された状態で長手方向(x方向)に駆動されると、転動部材25は被駆動部材24との当接点25aにおいて被駆動部材24の長手方向の駆動力を受けて転がり運動をする。このとき、ベース部材12との当接点25b、25cが、直線L3を延ばした直線に関して対称な位置にあることにより、当接点25bでころがり接触する長さと、当接点25cでころがり接触する長さと、が互いに同一となる。したがって、転動部材25とベース部材12との間ですべりが発生しない。さらに、被駆動部材24自体はベース部材12によって押圧されているが、このような構造にすることで当接点25bと当接点25cでの抗力が等しくなり、当接点25b、25cでの転がり抵抗が均等になるという利点もある。このような作用、効果は転動部材26においても同様である。
これに対して、仮に、当接点25b、25cが当接点25aに対して非対称な位置にあるとすると、当接点25aにおいて駆動力を受けたときに、転動部材25が回転する方向に沿った当接点25bが描く転動部材25の表面上の回転長さと、当接点25cが描く転動部材25の表面上の回転長さと、に差が生じる。このため、当接点25bと当接点25cのどちらかにおいてころがり接触せずにすべり接触する部分が発生する。
また、図3に示す変形例に係る超音波モータ110では、ベース部材112は、その内側において、底面112bと、側面112a、112cと、がそれぞれなす角が鈍角となるような形状を備えている。この超音波モータ110においても、図2に示す超音波モータ10と同様に、転動部材25は、被駆動部材24と当接点25a(第1の当接点)で当接し、ベース部材112の側面112aと当接点25b(第2の当接点)で当接し、さらに、ベース部材112の底面112bと当接点25c(第2の当接点)で当接している。ベース部材112の形状は、当接点25aと当接点25bを結ぶ直線L11の長さと、当接点25aと当接点25cを結ぶ直線L12の長さと、が互いに等しくなるように、被駆動部材24の曲面部24bの曲率および転動部材25の外径に対応して、設定されている。また、当接点25bと当接点25cは、当接点25aに関して、又は、被駆動部材24の曲面部24bの曲率中心24cと当接点25aを結ぶ直線L13をベース部材112側へ延ばした直線に関して、対称な位置にある。また、このような位置関係は、転動部材26についても同様である。このような構成によって、この超音波モータ110においても、図2に示す超音波モータ10と同様の作用、効果を奏することができる。
上述のような構造にすることにより、被駆動部材24が転動部材25、26、27、28によって、常に滑ることがなく転がり支持されているため、被駆動部材24の移動抵抗を小さくして出力の低減を防ぎ、磨耗を低減することができる。また、転動部材25、26、27、28が被駆動部材24のz方向の真下(振動子22と対向する側)ではなく、両脇、すなわちベース部材12の側面側に逸れた位置で支持するため、高さ方向(z方向)の寸法を小さくすることができる。このため、この実施形態のような被駆動部材24や転がり支持構造を内包した超音波モータ10を小型に構成することが可能となる。
図4は、第1実施形態の第2変形例における超音波モータのベース部材12の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))の中心において直交する断面図であって、被駆動部材124、ベース部材12、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。図4に示すように、被駆動部材124は、振動子22との当接面である平面部124aが、水平方向(y方向)に延びる直線12dに対して角度θをなしている。この場合においても、被駆動部材124は、円筒形状の一部をカットしたDカット形状の断面を備えた軸状部材であり、図1に示す被駆動部材24と同様に、平面部124aが駆動子22aを介して振動子22に接しており、曲面部124bが転動部材25、26、27、28にそれぞれ当接している。転動部材25を例にとると、被駆動部材124と当接点25a(第1の当接点)で当接し、ベース部材12の側面12aと当接点25b(第2の当接点)で当接し、さらに、ベース部材12の底面12bと当接点25c(第2の当接点)で当接している。ベース部材12の形状は、当接点25aと当接点25bを結ぶ直線L1の長さと、当接点25aと当接点25cを結ぶ直線L2の長さと、が互いに等しくなるように、被駆動部材124の曲面部124bの曲率および転動部材25の外径に対応して、設定されている。また、当接点25bと当接点25cは、当接点25aに関して、又は、被駆動部材124の曲面部124bの曲率中心124cと当接点25aを結ぶ直線L3をベース部材12側へ延ばした直線に関して、対称な位置にある。
このような位置関係により、図1、図2記載の超音波モータ10及び図3記載の超音波モータ110と同様に、転動部材25とベース部材12との間ですべりが発生しないとともに、当接点25bと当接点25cでの抗力が等しくなり、当接点25b、25cでの転がり抵抗が均等になる。したがって、当接点25aの位置は、振動子22と被駆動部材24との当接面124aの角度によらず一定であって、上述のL1=L2の関係を維持できる。よって、被駆動部材が水平方向に対して傾斜していても、駆動部材25は転がり運動が可能となるため、組み付けばらつきの影響を低減できる。
図5は、第1実施形態の第3変形例における超音波モータのベース部材12の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))の中心において直交する断面図であって、被駆動部材224、ベース部材12、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。図5に示すように、被駆動部材224は、円筒形状の上下部分をカットした略台形状の断面を備えた軸状部材であり、図1に示す被駆動部材24と同様に、平面部224aが駆動子22aを介して振動子22に接しており、曲面部224bが転動部材25、26、27、28にそれぞれ当接している。この超音波モータにおける、ベース部材12、被駆動部材224、及び転動部材25、26、27、28の位置関係は、図1〜図4に示した超音波モータにおけるものと同様となる。このような構成とすると、被駆動部材224の高さ方向サイズを低減できるため、超音波モータ全体としても高さ方向の寸法がさらに小さくでき、小型にできる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る超音波モータ(リニア駆動型超音波モータ)について、図6、図7を参照しつつ説明する。ここで、図6は、超音波モータのベース部材12の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))に直交し、かつ、転動部材27、28を通る断面図であって、被駆動部材24、ベース部材12、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。図7は、図6のVII−VII線における断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る超音波モータと同様の部材については同じ参照符号を使用する。
第2実施形態に係る超音波モータにおいては、以下の構成が第1実施形態に係る超音波モータ10と異なる。すなわち、ベース部材12の底面12bに案内部材40を配置している。この案内部材40は、薄い長板の対向する二つの長辺に二つずつ切り欠き部41、42、43、44を形成してなる。転動部材25、26、27、28は切り欠き部41、42、43、44内にそれぞれ収容されて、案内される。切り欠き部41、43は案内部材40の一方の長辺40aにおいて所定の間隔を隔てて配置され、切り欠き部42、44は案内部材40の他方の長辺40bにおいて、切り欠き部41、43に対応するように、所定の間隔を隔てて配置される。このような構成によって、4つの転動部材25、26、27、28の配置が一定に保たれる。したがって、転動部材25、26、27、28への荷重が均等化されるため、特性安定化の効果がある。なお、案内部材40を樹脂部材とすると、ベース部材12の底面12bとの摺動性が良好となるため望ましい。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
第3実施形態及びその変形例に係る超音波モータ(リニア駆動型超音波モータ)について、図8、図9、図10を参照しつつ説明する。ここで、図8は、超音波モータのベース部材12の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))に直交し、かつ、転動部材25、26、27、28を通る断面図であって、被駆動部材24、ベース部材12、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。図9は、図8のIX−IX線における断面図である。図10は、ベース部材12、案内部材40、突出部312p、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す断面図であって、図9に対応する図である。なお、以下の説明では、第1実施形態又は第2実施形態に係る超音波モータと同様の部材については同じ参照符号を使用する。
第3実施形態に係る超音波モータにおいては、以下の構成が第1実施形態に係る超音波モータ10と異なる。すなわち、図8、図9に示すように、ベース部材212の底面212bに2箇所の円柱状の突出部212pを設け、その上に案内部材40を配置している。この構成によれば、案内部材40を薄くしてもベース部材212の底面212bより高い位置に配置されるため、転動部材25、26、27、28が案内部材40上に乗り上げることがない。また、案内部材40を薄くできるため、軽量化が可能となるとともに、案内部材40の移動抵抗も低減することが可能となる。
また、突出部212pの形状は円柱形状に限らず、例えば図10に示すように、ベース部材312の長手方向(x方向)の両端付近を高さ方向に突出させて突出部312pを形成しても良い。このような構成によっても同様の効果が得られ、転動部材25、26、27、28がベース部材12の長手方向に抜けないようなストッパ機能も果たすことができる。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
第4実施形態及びその変形例について、図11、図12を参照しつつ説明する。ここで、図11(a)は、第4実施形態に係る被駆動部材24、ベース部材412、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す断面図であって、図7に対応する図である。図11(b)は、図11(a)のXIB−XIB線における断面図である。図12(a)は、変形例に係る被駆動部材24、ベース部材512、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す断面図であって、図7に対応する図である。図12(b)は、図12(a)のXIIB−XIIB線における断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る超音波モータと同様の部材については同じ参照符号を使用する。
第4実施形態に係る超音波モータにおいては、以下の構成が第1実施形態に係る超音波モータ10と異なる。すなわち、図11に示すように、ベース部材512の対向する二つの内側面412a、412cに切り欠き部455、456、457、458(ベース案内機構)をそれぞれ設けている。この切り欠き部455、456、457、458は、側面がベース部材412の底面412bと垂直となるように形成されており、その内部には、転動部材25、26、27、28がそれぞれ配置される。ここで、被駆動部材24と転動部材28との当接点428aと、転動部材28と切り欠き部458の側面との当接点428bと、を結ぶ直線の長さは、当接点428aと、転動部材28とベース部材412の底面412bとの当接点428cと、を結ぶ直線の長さに等しい。このような構成において、被駆動部材24が駆動された場合に、転動部材25、26、27、28は切り欠き部455、456、457、458の範囲において転動する。したがって、被駆動部材24、ベース部材412、転動部材25、26、27、28、及び切り欠き部455、456、457、458の配置が概略定まるため、転動部材25、26、27、28への荷重を均等化して特性安定させることができるとともに、第2実施形態及び第3実施形態の案内部材が不要となり、部品点数を少なくできる。
これに対して、ベース部材512の底面512bと側面とのなす角度が鈍角となるような形状の切り欠き部555、556、557、558(ベース案内機構)内に転動部材25、26、27、28をそれぞれ配置してもよい(図12)。この場合において、切り欠き部555、556、557、558の側面とベース部材512の底面512bとが交差する角度は、次のように設定する。すなわち、被駆動部材24と転動部材28との当接点528aと、転動部材28と切り欠き部558の側面との当接点528bと、を結ぶ直線の長さが、当接点528aと、転動部材28とベース部材512の底面512bとの当接点528cと、を結ぶ直線の長さと同一となるように設定する。
なお、その他の構成、作用、効果については、第1実施形態と同様である。
図18に示す従来のリニア駆動型超音波モータにおいては、移動体904は押圧バネ905によって振動体901から押圧力を受けているため、移動体904とケース906の当接部では押圧力による圧力が作用した状態にある。したがって、この当接部での摩擦抵抗が大きくなってしまう。さらに、移動体904が駆動される際には、振動体901によって常に加振された状態、すなわち強制振動されている状態となる。よって、圧力に加えて強制振動も加わることで移動体904とケース906の滑り部における磨耗や異音が問題となる。
これに対して、上述の各実施形態及び変形例に係る超音波モータにおいては、被駆動部材の移動時に滑りが発生しないように、ベース部材、被駆動部材、及び転動部材が配置された構造となっているため、磨耗や異音を低減できる。よって、超音波振動子のような振動体を用いて駆動するアクチュエータのガイド構造として特に有効である。
図13から図15を参照して、第1実施形態及びその変形例に係る超音波モータによる効果について説明する。図13は、比較例に係る超音波モータの構成を示す側面図である。図14は、比較例に係る超音波モータの構成を示す正面図である。図15は、第1実施形態及びその変形例に係るベース部材と転動部材との位置関係を示す正面図である。なお、図13、図14においては、ケース部材の図示を省略している。
比較例に係る超音波モータにおいては、ベース部材612が平板状の部材である点が第1実施形態と異なる。このベース部材612は、上面612aにおいて転動部材25、26、27、28と当接し、転動部材25、26、27、28は被駆動部材24の曲面部24bに当接する。
このような構成の比較例に係る超音波モータにおいて、振動子22を用いて被駆動部材24を加振して駆動する場合には、被駆動部材24から転動部材25、26、27、28を介してベース部材612にも振動が伝達する。この場合、平板状のベース部材612を用いるため、ベース部材612の剛性が弱くなり振動子22の屈曲振動方向に曲げ変形するような振動モードが励起されやすい。また、図13に点線で示すように、曲げ1次モードに限らず高次のモードも発生する。このような振動が発生することで転動部材25、26、27、28や被駆動部材24が安定せず、駆動特性が低下することになる。また、転動部材25、26、27、28と、被駆動部材24又はベース部材612と、の当接部での磨耗や衝突による異音が増長される。これに対して、仮に、ベース部材612の剛性を上げる場合にはベース部材612の板厚を増やす必要があり、超音波モータが大型化してしまう。
一方、上述の実施形態及びその変形例に係る超音波モータにおいては、ベース部材12の底面12b及び側面12a、12cで転動部材25、26、27、28と当接するような略凹型の断面形状としている(図15)。ベース部材12をこのような断面形状にすると、ベース部材12の剛性があがり上記のような振動による弊害を回避できる。具体的には、底面部12wの上下方向(z方向)の曲げ変形に対しては、側面部12hが補強機能を有することで剛性があがり、側面部12hの左右方向(y方向)の変形には底面部12wが補強機能を有することで剛性があがる。したがって、図13に示すような曲げ変形モードの振動が励起されにくい。よって、上述の実施形態及びその変形例に係るベース部材12の構造は、振動子22によって常に加振されて駆動されるアクチュエータのガイド構造において小型化と駆動特性向上を実現できる点で特に有効である。
さらに、ベース部材12を略凹型の断面形状とすることで、転動部材25、26、27、28を組み込む際に、転動部材25、26、27、28はベース部材12の底面12bと側面12a、12cとの二方向で規制されるので、転動部材25、26、27、28をベース部材12に置くだけで済む。さらに、転動部材25、26、27、28の上方から被駆動部材24を載置するだけで転動部材25、26、27、28および被駆動部材24の姿勢が決まるため、位置決め用の治具などが不要である。よって組立性も向上できる利点がある。
また、第2実施形態、第3実施形態及びその変形例では、断面が略コの字状のベース部材に球状の転動部材25、26、27、28が案内部材又は切り欠き部に案内されて4個配置され、被駆動部材24の曲面部24bを支持する。個々の転動部材は、被駆動部材24の曲面部24b及びベース部材の側面と底面に当接している。さらに、転動部材−被駆動部材の当接点と、ベース部材−転動部材の二つの当接点とを結ぶ二本の直線の長さが略等しくなるようにベース部材の形状が設定されている。
このことにより、被駆動部材24はベース部材および転動部材25、26、27、28に対して滑りが発生することなく転がり支持されるので、被駆動部材24が押圧部材21によってベース部材の方向に押圧されていたとしても移動抵抗は低減される。また、被駆動部材24が振動子22の駆動を受けて振動していても、転動部材25、26、27、28がベース部材および被駆動部材24に対して滑ることなく支持するため、磨耗も低減できる。また、このような転がり支持構造を被駆動部材24の真下ではなく側方にずれた位置に配置されているので、高さ方向の寸法を小さくできており、被駆動部材や転がり支持構造を内包した超音波モータとして小型に構成できる。
以上の説明では、転動部材−被駆動部材の当接点と、ベース部材−転動部材の二つの当接点とを結ぶ二本の直線の長さに着目していたが、本発明の特徴は角度で説明することもできる。ここでは、第1実施形態の第1変形例及び第2変形例を例にとって説明する。図16は、第1実施形態の第1変形例に係る超音波モータのベース部材112の長手方向(y方向及びz方向に直交する方向(x方向))の中心において直交する断面図であって、被駆動部材24、ベース部材112、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。図17は、第1実施形態の第2変形例に係る超音波モータのベース部材12の長手方向(x方向)の中心において直交する断面図であって、被駆動部材124、ベース部材12、及び転動部材25、26、27、28の位置関係を示す図である。
図16に示す第1実施形態の第1変形例では、被駆動部材24と転動部材25との当接点25aと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L21は、ベース部材112の底面112bと転動部材25との当接点25cと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L22に対して、角度θ1をなす。一方、直線L21は、ベース部材112の側面112aと転動部材25との当接点25bと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L23に対して、角度θ2をなし、この角度θ2は角度θ1と等しくなるように、被駆動部材24、ベース部材112、及び転動部材25の位置関係が設定されている。このように角度を設定したことにより、転動部材25は、被駆動部材24からの駆動力を受ける。これにより、転動部材25は、その中心25eを通り、かつ、直線L21に垂直な軸Aのまわりに回転しようとする。
同様に、被駆動部材24と転動部材26との当接点26aと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L24は、ベース部材112の底面112bと転動部材26との当接点26cと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L25に対して、角度θ3をなす。一方、直線L24は、ベース部材112の側面112aと転動部材26との当接点26bと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L26に対して、角度θ4をなし、この角度θ4は角度θ3と等しくなるように、被駆動部材24、ベース部材112、及び転動部材26の位置関係が設定されている。このように角度を設定したことにより、転動部材26は、被駆動部材24からの駆動力を受ける。これにより、転動部材26は、その中心26eを通り、かつ、直線L24に垂直な軸Bのまわりに回転しようとする。
図17に示す第1実施形態の第2変形例では、被駆動部材124と転動部材25との当接点25aと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L31は、ベース部材12の底面12bと転動部材25との当接点25cと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L32に対して、角度θ5をなす。一方、直線L31は、ベース部材12の側面12aと転動部材25との当接点25bと、転動部材25の中心25eと、を結ぶ直線L33に対して、角度θ6をなし、この角度θ6は角度θ5と等しくなるように、被駆動部材124、ベース部材12、及び転動部材25の位置関係が設定されている。このように角度を設定したことにより、転動部材25は、被駆動部材124からの駆動力を受ける。これにより、転動部材25は、その中心25eを通り、かつ、直線L31に垂直な軸Dのまわりに回転しようとする。
同様に、被駆動部材124と転動部材26との当接点26aと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L34は、ベース部材12の底面12bと転動部材26との当接点26cと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L35に対して、角度θ7をなす。一方、直線L34は、ベース部材12の側面12aと転動部材26との当接点26bと、転動部材26の中心26eと、を結ぶ直線L36に対して、角度θ8をなし、この角度θ8は角度θ7と等しくなるように、被駆動部材124、ベース部材12、及び転動部材26の位置関係が設定されている。このように角度を設定したことにより、転動部材26は、被駆動部材124からの駆動力を受ける。これにより、転動部材26は、その中心26eを通り、かつ、直線L34に垂直な軸Dのまわりに回転しようとする。
以上のように、本発明に係るリニア駆動型超音波モータは、小型機器の精度の高い駆動に適している。
本発明の第1実施形態に係る超音波モータの構成を示す図であって、(a)は(b)のIA−IA線における断面図であり、(b)はケース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る超音波モータのケース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 第1の実施形態の第1変形例に係る超音波モータのケース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 第1実施形態の第2変形例における超音波モータのベース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 第1実施形態の第3変形例における超音波モータのベース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る超音波モータのベース部材の長手方向に直交し、かつ、転動部材を通る断面図である。 図6のVII−VII線における断面図である。 本発明の第3実施形態に係る超音波モータのベース部材の長手方向に直交し、かつ、転動部材を通る断面図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 第3実施形態に係るベース部材、案内部材、突出部、及び転動部材の位置関係を示す断面図である。 (a)は、第4実施形態に係る被駆動部材、ベース部材、及び転動部材の位置関係を示す断面図であり、(b)は、(a)のXIB−XIB線における断面図である。 (a)は、第4実施形態の変形例に係る被駆動部材、ベース部材、及び転動部材の位置関係を示す断面図であり、(b)は、(a)のXIIB−XIIB線における断面図である。 比較例に係る超音波モータの構成を示す側面図である。 比較例に係る超音波モータの構成を示す正面図である。 第1実施形態及びその変形例に係るベース部材と転動部材との位置関係を示す正面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る超音波モータのベース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る超音波モータのベース部材の長手方向の中心において直交する断面図である。 従来のリニア駆動型超音波モータの構成を示す図であって、(a)は分解斜視図、(b)は縦断面図である。
符号の説明
10 超音波モータ(リニア駆動型超音波モータ)
11 ケース部材
11h ねじ穴
12 ベース部材
12a、12c 側面
12b 底面
13 開口部
16 収容凹部
21 押圧部材
21a、21b 端部
21c 中央部
22 振動子(超音波振動子)
22a 駆動子
23 支持部材
24 被駆動部材
24a 平面部
24b 曲面部
25、26、27、28 転動部材
25a 当接点(第1の当接点)
25b、25c 当接点(第2の当接点)
26a 当接点(第1の当接点)
26b、26c 当接点(第2の当接点)
36 押圧調整ねじ(加圧部)
40 案内部材
41、42、43、44 切り欠き部
124 被駆動部材
124a 平面部
124b 曲面部
212 ベース部材
212a、212c 側面
212b 底面
224 被駆動部材
224a 平面部
224b 曲面部
212p 突出部
412 ベース部材
412a、412c 側面
412b 底面
427a 当接点(第1の当接点)
427b、427c 当接点(第2の当接点)
428a 当接点(第1の当接点)
428b、428c 当接点(第2の当接点)
455、456、457、457 切り欠き部(ベース案内機構)
512 ベース部材
512a、512c 側面
512b 底面
527a 当接点(第1の当接点)
527b、527c 当接点(第2の当接点)
528a 当接点(第1の当接点)
528b、528c 当接点(第2の当接点)
555、556、557、558 切り欠き部(ベース案内機構)

Claims (9)

  1. 圧電素子を有する超音波振動子と、
    前記超音波振動子との間の摩擦力により駆動される被駆動部材と、
    前記超音波振動子と前記被駆動部材との間に摩擦力が生じるように前記超音波振動子を押圧する押圧部材と、
    前記被駆動部材に当接する球状の転動部材と、
    前記転動部材を介して前記被駆動部材を移動可能に支持するベース部材と、
    を少なくとも具備する超音波モータであって、
    前記転動部材は、前記被駆動部材と第1の当接点で当接し、かつ、前記ベース部材と2つの第2の当接点で当接しており、
    前記第1の当接点と前記2つの第2の当接点とをそれぞれ結ぶ2本の直線の長さが略等しいことを特徴とするリニア駆動型超音波モータ。
  2. 前記被駆動部材は、少なくとも前記第1の当接点が存在する範囲内において、曲面を有することを特徴とする請求項1に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  3. 前記転動部材は、前記被駆動部材の真下ではない位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  4. 前記転動部材を複数備えるとともに、前記転動部材の相対的な位置関係を保持しつつ前記被駆動部材の駆動方向に案内する案内部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  5. 前記ベース部材の底面に、前記転動部材の半径より低い突出部を設けたことを特徴とする請求項4に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  6. 前記転動部材を複数備えるとともに、前記転動部材の相対的な位置関係を保持しつつ前記被駆動部材の駆動方向に案内するベース案内機構を、前記ベース部材に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  7. 前記ベース部材は、前記転動部材側に、前記2つの第2の当接点に夫々独立して対応する平面を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  8. 前記ベース部材において、隣接する平面の成す角が、直角であることを特徴とする請求項7に記載のリニア駆動型超音波モータ。
  9. 前記ベース部材において、隣接する平面の成す角が、鈍角であることを特徴とする請求項7に記載のリニア駆動型超音波モータ。
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