JP5120634B2 - 起動トルク低減装置および起動トルク低減方法 - Google Patents

起動トルク低減装置および起動トルク低減方法 Download PDF

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本発明は、モータによりスクリュー軸等の従動体を駆動する際にモータの起動トルクを低減する装置と方法に関する。
例えばワークの移動を行うため、モータの回転をワーク搬送装置の直進運動に変換する装置が用いられる(例えば特許文献1参照)。この種の従来のアクチュエータは、モータの出力軸に駆動プーリを取付け、従動体であるスクリュー軸に従動プーリを取付け、駆動プーリと従動プーリとにベルトを巻いて構成している。そしてスクリュー軸にスクリューナットを噛合させ、スクリューナットに移動体を回り止めて固定している。このため、モータを正逆に回転させることにより、スクリュー軸が回転し、移動体が直線的に往復動作する。
実用新案登録第3105013公報
特許文献1に記載のように、モータによりスクリュー軸等の従動体を駆動するアクチュエータにおいて、モータの起動時には慣性のため、起動後よりも大きな駆動トルクを必要とする。特に、スクリュー軸とスクリューナットとを噛合した装置においては、終端ロック状態からの脱出時に大きな起動トルクを必要とする。従来はこの大きな起動トルクを得るため、モータを必要以上に大型化させる必要がある上、通常の駆動時にも大きなエネルギーを必要とするという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、モータの小型化と省エネルギー化が図れる起動トルク低減装置と起動トルク低減方法を提供することを目的とする。
本発明の起動トルク低減装置は、
モータ出力軸に固定した駆動回転子と、
前記モータ出力軸に対して相対的に回転可能に設けられ、従動体に直接にまたは動力伝達装置を介して連結される回転体と、
前記駆動回転子との間に空転区間を持たせることが可能となるように前記回転体に設けられた受動回転子と、
前回のモータの回転方向を記憶する前回駆動方向記憶手段と、
前記前回駆動方向記憶手段に記憶された前回のモータの回転方向と今回指令されたモータの回転方向が同じであるか否かを判定する反転検出手段と、
前記反転検出手段により今回指令されたモータの回転方向が前回と反対であればモータを指令方向に駆動し、今回指令されたモータの回転方向が前回と同じであればモータを逆転させた後、モータを指令方向に駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の起動トルク低減装置は、
モータ出力軸に動力伝達装置を介して連結した回転体と、
前記回転体に設けた駆動回転子と、
前記回転体に相対的に回動可能に設けた従動体に、前記駆動回転子との間に空転区間を持たせることが可能に設けられた受動回転子と
前回のモータの回転方向を記憶する前回駆動方向記憶手段と、
前記前回駆動方向記憶手段に記憶された前回のモータの回転方向と今回指令されたモータの回転方向が同じであるか否かを判定する反転検出手段と、
前記反転検出手段により今回指令されたモータの回転方向が前回と反対であればモータを指令方向に駆動し、今回指令されたモータの回転方向が前回と同じであればモータを逆転させた後、モータを指令方向に駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の起動トルク低減方法は、
モータ側の駆動回転子と従動体側の受動回転子とを、所定の空転区間にわたって相対回転可能となるように組み合わせて構成し、
前回のモータの回転方向を記憶しておき、
モータ起動時に今回指令されたモータの回転方向と前回の回転方向を比較し、
モータ起動時におけるモータの今回指令された回転方向が前回の回転方向と同方向である際にはモータを逆転させて駆動回転子を受動回転子から予め回転方向に離して空転区間を持たせた後、前記モータを指令方向に駆動することにより、前記駆動回転子を前記受動回転子に当接させて従動体を駆動し、
モータ起動時におけるモータの今回指令された回転方向が前回の回転方向と反対方向である際には前記モータを指令方向に駆動することにより、前記駆動回転子を前記受動回転子に当接させて前記従動体を駆動することを特徴とする。
本発明の起動トルク低減装置は、モータの回転方向の如何にかかわらず、モータ起動後に駆動回転子を空転させた後、モータの回転力に駆動回転子等の慣性力を加えた力で従動体に回転力を伝達するため、モータ本来の回転力より大きな回転力を発揮することができる。このため、従来より小型のモータを用いて従動体を駆動することができ、小型化と省エネルギー化が図れる。
本発明の起動トルク低減方法によれば、モータの起動時にはモータの回転方向の如何にかかわらず、駆動回転子が必ず空転後に受動回転子に当接するまで空転するため、駆動回転子等の空転による慣性力が確実に受動回転子に伝達される。
図1は本発明の起動トルク低減装置の一実施の形態を示す断面図である。1は不図示の取付け枠に取付けたブラケットである。2はこのブラケット1に取付けたモータである。このモータ2としては電動モータやエアモータが用いられる。3はモータ2の出力軸である。4は出力軸3に軸受5を介して回転可能に取付けられる回転体である。この例では出力軸3にボルト6により固定した円筒体7を介して軸受5を取付けた例を示す。この例の回転体4は駆動プーリである。8は円筒体7にボルト9により固定して取付けた駆動回転子である。10は回転体4の側面にボルト11により取付けた受動回転子である。
図2に示すように、この例の駆動回転子8は扇形をなし、その受動回転子10との当接部は出力軸3の周囲の所定の角度範囲に亘って設けられる。受動回転子10は台形をなす。これらの駆動回転子8、受動回転子10の好ましい角度範囲θ1、θ2は好ましくは20度〜90度である。
12はブラケット1に軸受13を介して回転可能に、かつ出力軸3に平行に設けた従動体である。この例では従動体12がスクリュー軸である場合について示す。14は従動体12の端部のねじ部12aに螺合したナットであり、このナット14は軸受13の抜け止めのために設けられる。15はこのナット14を従動体12に固定するボルトである。
16は従動体12の端部にボルト18により固定して取付けた回転体である。この例では回転体16が従動プーリである場合について示す。17はこれらの回転体4,16に掛け回すベルトである。なお、動力伝達装置として設ける回転体4,16やベルト18の代わりに、互いに噛合される歯車等、他の動力伝達装置を用いることができる。
19はスクリュー軸である従動体12に螺合したスクリューナット、20はスクリューナット19に固定した筒状の移動体である。21は不図示の取付け枠に固定したブラケット、22はこのブラケット21に固定した受具である。移動体20は受具22の開口部22aに摺動可能に挿着する。ブラケット1,21間には不図示のガイドシャフトが設けられる。移動体20はそのガイドシャフトに摺動可能に係合させることにより、回り止めされる。移動体20の先端には作業具取付け部20aを設ける。この作業具取付け部20aに、ワークを押圧する等の作業を行う不図示の作業具を取付ける。従動体12の先端には軸受23を取付ける。この軸受23は、移動体20内に摺動可能に収容する。
この装置において、モータ2の起動時には、駆動回転子8と受動回転子10とは図2に示すように、空転区間24を介して離しておく。なお、図2の例は、駆動回転子8と受動回転子10が反対側に位置する例であるが、空転区間24を形成するための駆動回転子8と受動回転子10とは必ずしもこの例の通りでなくてもよい。また、次のモータ起動方向が駆動回転子8と受動回転子10が離れる方向であれば、駆動回転子8と受動回転子10とが互いに当接した位置にあってもよい。
この装置において、モータ2の起動により駆動回転子8が空転区間24を経て受動回転子10に当接すると、回転体4が回転し、ベルト18を介して回転体16、従動体12が回転する。これにより、回り止めされたスクリューナット19および移動体20が直線的に移動する。
この実施の形態の装置においては、モータ2の起動後に駆動回転子8を空転させた後、駆動回転子8を受動回転子10に当接させて従動体12を回転させると、モータ2の回転力にモータ2の回転子、出力軸3および駆動回転子8等の慣性力を加えた力で従動体12に回転力が伝達される。このため、モータ2の本来の回転力より大きな回転力で従動体12を回転させることができる。その結果、従来より小型のモータを用いて移動体20を駆動することができ、小型化と省エネルギー化が図れる。
図3は本発明の他の実施の形態を示す断面図、図4、図5はそれぞれ図3のE−E、F−F端面図である。この実施の形態の装置は、前記実施の形態の回転体4,16やベルト18を介することなく、モータ2の出力軸3の回転力を従動体12に直接伝達する構成に本願発明を適用した例である。この例では、ブラケット1に円筒体25を固定し、この円筒体25にモータ2の端板26をボルト27により固定する。円筒体25内において、モータ2の出力軸3に駆動回転子28をボルト29により固定する。駆動回転子28には図4に示すように、回転力伝達のための扇形の当接部28aを従動体12側に突出させて設ける。
スクリュー軸でなる従動体12の端部は円筒体25の内部に挿入され、円筒体25に軸受30を介して回転可能に支持される。従動体12は出力軸3の延長上に出力軸3と同心に設ける。31は従動体12の端部のボルト部12aに螺合したナットであり、このナット31は軸受30の抜け止めのために設けられる。32はこのナット31を従動体12に固定するボルトである。
33は従動体12の先端にボルト34により固定して設けた受動回転子である。受動回転子33には、図5に示すように、駆動回転子28の扇形の当接部28aに空転区間を経て当接させる扇形の当接部33aを有する。この当接部33aは駆動回転子28側に突出させて設ける。従動体12と移動体20との組合わせ構造は前記実施の形態と同様である。
図3〜図5の装置において、モータ2の起動により駆動回転子28の当接部28aが空転区間を経て受動回転子33の当接部33aに当接すると、従動体12が回転する。これにより、回り止めされたスクリューナット19および移動体20が直線的に移動する。この実施の形態においても、モータ2の小型化や省エネルギー化が図れる。
図6は本発明の他の実施の形態を示す断面図である。図6の実施の形態は、図1の実施の形態において、出力軸3側ではなく、従動体12側に駆動回転子、受動回転子を設けた例である。図6において、図1ないし図5と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示す。41はモータ2の出力軸3にボルト42により固定した回転体である。43は従動体12の端部にボルト44により固定した円筒体である。45は円筒体43に軸受46を介して取付けた回転体である。この実施の形態は回転体41,45がプーリとして構成され、これらの回転体41,45にはベルト47が掛け回される。これらの回転体41,45として、プーリの代わりに直接または間接的に噛合される歯車等の他の動力伝達装置を用いてもよい。
48は回転体45にボルト49により取付けた駆動回転子である。50は円筒体43の端部にボルト51により固定した受動回転子である。図7に示すように、この例の駆動回転子48は台形をなし、受動回転子50は扇形をなし、これらの従動体12を中心とする形成範囲は前記同様に好ましくは20度〜90度程度に設定される。従動体12と移動体20との組合わせ構造は前記実施の形態と同様である。
図6、図7の装置において、モータ2の起動時には、駆動回転子48と受動回転子50とは、回転方向に対して、空転区間を介して離しておく。そして、モータ2を正転または逆転し、これにより回転体41が回転し、この回転がベルト47を介して回転体45に伝達され、駆動回転子48が回転する。そして駆動回転子48が空転区間を経て受動回転子50に当接すると、従動体12が回転する。これにより、移動体20が直線的に移動する。
この図6、図7の実施の形態においても、モータ2の起動後に駆動回転子48を空転させた後、モータ2の回転力にモータ2の回転子、出力軸3および回転体41,45等の慣性力を加えた力で従動体12に回転力を伝達するため、モータ2の本来の回転力より大きな回転力を発揮することができる。このため、従来より小型のモータを用いて移動体20を駆動することができ、小型化と省エネルギー化が図れる。
図1の装置において、回転体4を第1の回転体、駆動回転子8を第1の駆動回転子、受動回転子10を第1の受動回転子とし、図6、図7に示した回転体45を第2の回転体、駆動回転子48を第2の駆動回転子、受動回転子50を第2の受動回転子として備えれば、2段階起動が可能となる起動トルク低減装置が構成される。すなわち、モータ2の起動時にまず第1の駆動回転子8が空転区間を介して第1の受動回転子10に当接して第1の回転体4が回転し、この段階で第一次の慣性力利用により従動体12側の第2の回転体45を回転させる。次に第2の駆動回転子48が空転区間を介して第2の受動回転子50に当接し、この段階で第二次の慣性力利用により従動体12を回転させる。
このように、第1、第2の駆動回転子8,48およびこれらの駆動回転子8,48に対応してそれぞれ第1、第2の受動回転子10,50を備えれば、モータ起動時の慣性力が2段階に分けて利用され、より小さな出力のモータでの起動が可能となる。
図8、図9は本発明の他の実施の形態であり、この実施の形態は、図1、図2に示した受動回転子10を回転体4と一体に設けたものである。このように、回転子10を回転体4と一体に設ける構造とすれば、部品点数を低減することができる。図6、図7の実施の形態においても、回転子48を回転体45に一体に設けてもよい。
図10は本発明の起動トルク低減方法を実施する装置の一実施の形態を示す機能ブロック図である。図11はこの方法を説明するフローチャートである。この実施の形態においては、図1、図2に示した実施の形態で示した装置を用いた場合の起動トルク低減方法について説明する。この方法は、図1、図2に示した装置に加えて不図示のセンサやコンピュータによって実現される。
図10において、原点復帰検出手段52は、この装置の電源投入後、モータ2が原点に復帰しているか否かを判定する手段である。原点復帰の検出は、例えば図1において、図面左右の移動範囲の右端部を原点とした場合、その右端部にあることを検出する不図示の位置検出スイッチにより行われる。この位置検出スイッチの代わりに、モータ2の回転信号から算出される位置信号から原点位置にあるか否かを判定してもよい。表示手段53は、コンピュータに付属する表示装置である。
目標位置設定手段54は、予め決められた作業手順かあるいは状況に応じて変化する目標位置に移動体20の目標位置を数値で指示する手段である。起動信号発生手段55は、例えば移動体20の移動方向が識別可能となる信号を発生させる。前回駆動方向記憶手段56は移動体20の前回の移動方向を記憶しておく記憶手段である。反転検出手段57は、前回駆動方向記憶手段56に記憶された前回の駆動方向と、起動信号発生手段55から与えられる今回の起動方向とを比較し、モータ2の駆動パルス発生手段58を制御する。モータ2の駆動回路59は、駆動パルス発生手段58から加えられる正転または逆転のための駆動パルスによりモータ2を駆動する。位置検出手段60は、モータ2に備えた回転位置検出手段であるエンコーダ等の出力信号から移動体20の位置を演算により求める。到達判定手段61は、位置検出手段60により得られた位置情報と、目標位置設定手段54からの目標位置情報とを比較する。
図10の装置の操作、動作を図11により説明する。まず、ステップ62に示すように、装置の電源投入により移動体20を原点に復帰させるようにモータ2を駆動する。次にステップ63に示すように、移動体20が原点に復帰したことを前記原点復帰検出手段52により検出する。原点に復帰することに失敗している場合には、ステップ64に示すように表示手段53による表示や動作を中断させるエラー処理を行う。原点復帰が検出されれば、ステップ65に示すようにモータ2の起動信号を待つ。この起動信号は、目標位置設定手段54により移動体20の目標位置が与えられた時点またはその後に起動信号発生手段55により発生される。
ステップ66において、反転検出手段57は、起動信号発生手段55により発生する起動信号に含まれるモータ2の回転方向、すなわち移動体20の移動方向が、前回駆動方向記憶手段56に記憶された前回の移動体20の移動方向と同じであるか異なるかを検出する。指令されたモータ2の回転方向が前回と反対であれば、ステップ68に示すように、目標位置設定手段54により与えられた位置に到達するように、駆動パルス発生手段58により駆動パルスを発生させてモータ2を駆動する。このとき、モータ2の回転方向が前回と反対であるので、駆動回転子8は受動回転子10に当接した状態から離れる方向に回転した後に受動回転子8の反対側の面に当接し、当接後に回転体4に出力軸3の回転が伝達され、従動体12が回転し、移動体20が移動する。電源投入後の移動体20の最初の駆動においては、移動体20の移動方向が前回と反対であるため、このような動作となる。
前回指令されたモータ2の回転方向と今回の回転方向が同じであることが反転検出手段57により検出されると、駆動パルス発生手段58は、ステップ67に示すように、逆転パルスを発生させて指令された回転方向の反対方向にモータ2を一定角度反転させる。これにより、図2に示すように、空転区間24を発生させる。続いてモータ2を指令された回転方向に回転させて移動体20を目標位置へと移動させる。
ステップ69において、指令された方向にモータ2を回転させている間、位置検出手段60はモータ2の回転検出信号から導かれる移動体20の位置情報を求める。到達判定手段61は、位置検出手段60により得られた移動体20の位置が、目標位置設定手段54から与えられた目標位置に達したかを判別し、到達が検出されると、ステップ71に示すようにモータ2を停止し、起動信号を待つ。到達が確認できない場合には、ステップ70に示すように、表示手段53によるエラー表示やモータ動作停止等のエラー処理を行う。
図10、図11に示した方法により、モータ2の起動時には駆動回転子8が必ず空転後に受動回転子10に当接するまで空転するため、駆動回転子8等の空転による慣性力が確実に受動回転子10側に伝達される。
図10、図11の起動方法は、図3〜図5に示した装置や図6、図7に示した装置にも適用できる。また、図1、図2に示した装置において、従動体12側に図6、図7の駆動回転子48と受動回転子50を備えた構成の装置にも適用できる。
本発明の起動トルク低減装置の一実施の形態を示す断面図である。 図1の駆動回転子と受動回転子の回転方向の位置関係を示す図である。 本発明の起動トルク低減装置の他の実施の形態を示す断面図である。 図3のE−E端面図である。 図3のF−F端面図である。 本発明の起動トルク低減装置の他の実施の形態を示す断面図である。 図6の駆動回転子と受動回転子の回転方向の位置関係を示す図である。 本発明の起動トルク低減装置の他の実施の形態を示す断面図である。 図8の駆動回転子と受動回転子の回転方向の位置関係を示す図である。 本発明の起動トルク低減方法を実施する装置の機能ブロック図である。 図10の装置の動作を説明するフローチャートである。
1:ブラケット、2:モータ、3:出力軸、4:回転体、5:軸受、6:ボルト、7:円筒体、8:駆動回転子、9:ボルト、10:受動回転子、11:ボルト、12:従動体、12a:ねじ部、13:軸受、14:ナット、15:ボルト、16:回転体、17:ボルト、18:ベルト、19:スクリューナット、20:移動体、21:ブラケット、22:受具、22a:開口部、23:軸受、24:空転区間、25:円筒体、26:端板、27:ボルト、28:駆動回転子、28a:当接部、29:ボルト、30:軸受、31:ナット、32:ボルト、33:受動回転子、33a:当接部、34:ボルト、41:回転体、42:ボルト、43:円筒体、44:ボルト、45:回転体、46:軸受、47:ベルト、48:駆動回転子、49:ボルト、50:受動回転子、51:ボルト

Claims (3)

  1. モータ出力軸に固定した駆動回転子と、
    前記モータ出力軸に対して相対的に回転可能に設けられ、従動体に直接にまたは動力伝達装置を介して連結される回転体と、
    前記駆動回転子との間に空転区間を持たせることが可能となるように前記回転体に設けられた受動回転子と、
    前回のモータの回転方向を記憶する前回駆動方向記憶手段と、
    前記前回駆動方向記憶手段に記憶された前回のモータの回転方向と今回指令されたモータの回転方向が同じであるか否かを判定する反転検出手段と、
    前記反転検出手段により今回指令されたモータの回転方向が前回と反対であればモータを指令方向に駆動し、今回指令されたモータの回転方向が前回と同じであればモータを逆転させた後、モータを指令方向に駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする起動トルク低減装置。
  2. モータ出力軸に動力伝達装置を介して連結した回転体と、
    前記回転体に設けた駆動回転子と、
    前記回転体に相対的に回動可能に設けた従動体に、前記駆動回転子との間に空転区間を持たせることが可能に設けられた受動回転子と
    前回のモータの回転方向を記憶する前回駆動方向記憶手段と、
    前記前回駆動方向記憶手段に記憶された前回のモータの回転方向と今回指令されたモータの回転方向が同じであるか否かを判定する反転検出手段と、
    前記反転検出手段により今回指令されたモータの回転方向が前回と反対であればモータを指令方向に駆動し、今回指令されたモータの回転方向が前回と同じであればモータを逆転させた後、モータを指令方向に駆動する駆動回路とを備えたことを特徴とする起動トルク低減装置。
  3. モータ側の駆動回転子と従動体側の受動回転子とを、所定の空転区間にわたって相対回転可能となるように組み合わせて構成し、
    前回のモータの回転方向を記憶しておき、
    モータ起動時に今回指令されたモータの回転方向と前回の回転方向を比較し、
    モータ起動時におけるモータの今回指令された回転方向が前回の回転方向と同方向である際にはモータを逆転させて駆動回転子を受動回転子から予め回転方向に離して空転区間を持たせた後、前記モータを指令方向に駆動することにより、前記駆動回転子を前記受動回転子に当接させて従動体を駆動し、
    モータ起動時におけるモータの今回指令された回転方向が前回の回転方向と反対方向である際には前記モータを指令方向に駆動することにより、前記駆動回転子を前記受動回転子に当接させて前記従動体を駆動することを特徴とする起動トルク低減方法。
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