JP5118082B2 - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5118082B2
JP5118082B2 JP2009034912A JP2009034912A JP5118082B2 JP 5118082 B2 JP5118082 B2 JP 5118082B2 JP 2009034912 A JP2009034912 A JP 2009034912A JP 2009034912 A JP2009034912 A JP 2009034912A JP 5118082 B2 JP5118082 B2 JP 5118082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
solar cell
cell module
support member
laminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009034912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010192638A (ja
Inventor
利幸 矢内
末広 熊本
良郎 隣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NPC Inc
Original Assignee
NPC Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NPC Inc filed Critical NPC Inc
Priority to JP2009034912A priority Critical patent/JP5118082B2/ja
Publication of JP2010192638A publication Critical patent/JP2010192638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118082B2 publication Critical patent/JP5118082B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は、太陽電池パネルなどの被ラミネート体を製造するためのラミネート装置に関する。
近年、ソーラーエネルギを活用すべく、太陽電池について種々の開発がなされている。また、太陽電池の形態も、単結晶シリコンや多結晶シリコンを用いた結晶系の太陽電池の他、アモルファスシリコン(非結晶シリコン)を用いたアモルファス系、化合物系の太陽電池、いわゆる薄膜系太陽電池など、様々なものが案出されている。しかし、何れの場合も太陽電池セル自体は化学的変化を起こしやすく、また物理的な衝撃にも弱いので、一般には、太陽電池セルを透明のビニールフィルムや強化ガラス、耐熱ガラスなどでラミネートした太陽電池モジュールが利用されている。
また、最近では建材用などに利用される、外壁材や屋根材と太陽電池モジュールを一体化させた、一体型モジュールなども製造されるようになってきている。太陽電池モジュールのラミネートは、ビニールフィルムやガラスとバックシートの間に例えばEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂などの充填材を介してストリング(太陽電池セル)を挟み込み、真空下で加熱して温度かけて充填材を溶かすことにより行われている。
従来、このような太陽電池モジュールなどを製造するためのラミネート装置として、上チャンバにダイアフラムを備え、下チャンバにヒータ盤を備えたラミネート部にて、被ラミネート体内部の充填材を融解させて挟圧することによりラミネートを行うラミネート装置が公知になっている。また、そのようなラミネート装置に関し、本出願人は特許文献1に記載のラミネート装置を開示している。かかるラミネート装置は、上チャンバと下チャンバを閉じて、減圧状態でヒータ盤に太陽電池モジュールを載せ、ダイアフラム上方の上チャンバ内に大気を導入することにより、ヒータ盤上面とダイアフラム下面との間で、太陽電池モジュールを挟圧する構成である。
また、本出願人は、生産性の向上を図るべく、ラミネート部を上下に二段以上重ねて配置した特許文献2のラミネート装置も開示している。
特許第3655076号公報 特開平9−141743号公報
しかしながら、近年、太陽電池パネルが大型化し、それに伴って、太陽電池モジュールを収納する上チャンバと下チャンバも相当に大型化している。従来のラミネート装置では、上チャンバと下チャンバを閉じて、減圧状態にしてラミネートを行う構造である。このため、大型化した上チャンバと下チャンバは減圧に耐えられる強度が必要であり、ラミネート装置全体の構造を強固にする必要があった。このため、ラミネート装置の値段も高騰していた。
また、特許文献2のラミネート装置のようにラミネート部を上下に二段以上重ねて配置する場合、各ラミネート部毎に上チャンバと下チャンバが設けられる。しかしながら、上チャンバと下チャンバが相当に大型化したため、ラミネート部を上下に二段以上重ねて配置することが困難になってきた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な構造のラミネート装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によれば、被ラミネート体をラミネートするラミネート装置であって、被ラミネート体を加熱するヒータ盤と、前記ヒータ盤の上方に配置され、前記ヒータ盤に対して相対的に昇降される支持部材と、前記支持部材に支持されたダイアフラムを備え、前記ダイアフラムは上面が常に大気圧に開放された状態で支持され、前記支持部材は、前記ダイアフラムの上面を保持可能な保持部を有し、前記支持部材が前記ヒータ盤に対して相対的に下降された状態において、前記ヒータ盤の上面と前記ダイアフラムとの間の領域から空気を排気させる排気通路を有する、ラミネート装置が提供される。
また、前記ダイアフラムの周縁部分の下面に取り付けられるフレームを有し、前記支持部材と前記フレームで挟むことにより、前記ダイアフラムが前記支持部材に支持されていても良い。この場合、前記フレームに排気通路が設けられていても良い。前記被ラミネート体は、例えば、太陽電池モジュールである。
本発明のラミネート装置は、上チャンバと下チャンバを有していないため、比較的簡単な構造である。また、ラミネート装置全体の構造を強固にする必要がなくなり、安価なラミネート装置を提供できる。また、上チャンバと下チャンバを有していないため、ラミネート部を上下に二段以上重ねて配置でき、生産性向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るラミネート装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係るラミネート装置の側面図である。 コンベア機構の斜視図である。 図1のA−Aにおける、昇降部材の断面図である。 支持部材を斜め下方から見た斜視図である。 フレームの斜視図である。 太陽電池モジュールの平面図である。 太陽電池モジュールMの拡大断面図である。 太陽電池モジュールがラミネートされる工程の説明図であり、太陽電池モジュールがラミネート部に搬入された状態を示している。 太陽電池モジュールがラミネートされる工程の説明図であり、昇降部材が下降した状態を示している。 太陽電池モジュールがラミネートされる工程の説明図であり、太陽電池モジュールがラミネートされた状態を示している。 支持部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、被ラミネート体の一例としての太陽電池モジュールMをラミネート処理するのに好適なラミネート装置1に基づいて説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1及び図2に示すように、ラミネート装置1の中央には、太陽電池モジュールMをラミネート処理するラミネート部2が配置される。ラミネート部2の右方には、これからラミネート処理を行う太陽電池モジュールMをラミネート部2に向かって搬送する供給コンベア3が配置されている。一方、ラミネート部2の左方には、太陽電池モジュールMをラミネート部2から搬出する搬出コンベア4が配置されている。
ラミネート部2には、太陽電池モジュールMを搬送するコンベア機構10が設けられている。供給コンベア3、ラミネート部2のコンベア機構10および搬出コンベア4の順に太陽電池モジュールMが受け渡されて、図1及び図2中において左向きに太陽電池モジュールMが搬送される。
図3に示すように、コンベア機構10は、上下2枚の搬送シート11の前後端を棒部材12を介してそれぞれ接続した、無端状のコンベアベルト13を備えている(コンベアベルト13というのは、2枚のシート11を棒部材12でつなげた無端状のベルト全体を指す)。コンベアベルト13は、ラミネート部2の左右に平行に配置された駆動ローラ15および従動ローラ16の外側に巻き掛けられている。また、2枚の搬送シート11の一方は、駆動ローラ15と従動ローラ16の間において上方に位置し、他方は、駆動ローラ15と従動ローラ16の間において下方に位置している。
駆動ローラ15の両端面には、駆動ローラ15と中心軸を共通させる駆動軸17がコンベアベルト13の両外側に突出しており、駆動軸17の両端にはスプロケット18が取り付けられている。同様に、従動ローラ16の両端面には、従動16と中心軸を共通させる従動軸19がコンベアベルト13の両外側に突出しており、従動軸19の両端にはスプロケット20が取り付けられている。
コンベアベルト13の両外側に配置されるスプロケット18、20には、無端チェーン21がそれぞれ巻き掛けられている。また、無端チェーン21には、前述の棒部材12の両端が取り付けられている。
上下2枚の搬送シート11の前後端に、一対の棒部材12が配置されており、コンベアベルト13の運動軌跡において、棒部材12同士は対称の位置関係にある。
このように構成されたコンベア機構10は、駆動軸17の回転動力によって、スプロケット18、20に巻き掛けられた無端チェーン21が、図1において反時計回転方向に間欠的に回転させられ、コンベアベルト13が、図1において反時計回転方向に間欠的に回転させられる。それにより、前後端が棒部材12に取り付けられた2枚の搬送シート11が、上下に交互に循環させられるように構成されている。そして、このようなコンベアベルト13の間欠的な回転によって、上方の搬送シート11に載せられた状態で、太陽電池モジュールMがラミネート部2に搬入される。
なお、棒部材12は、両端部を例えばフック形式にして無端チェーン21に引掛けて固定される。棒部材12は、無端チェーン21から容易に取り外すことができ、これにより、搬送シート11の交換が容易に行われる。
搬送シート11の表面は、ラミネート部2において太陽電池モジュールMからはみ出た充填材の付着を避けるために、充填材が容易に付着せず、また、付着した充填材を容易に剥がすことのできる剥離性に優れた材料で形成されることが好ましい。例えば、フッ素樹脂によってコーティングされた耐熱ガラスクロスシート等を搬送シート11として用いることが好ましい。あるいは、搬送シート11の表面を、例えばフッ素樹脂などといった剥離性に優れた材料でコーティングしても良い。
図2に示すように、ラミネート部2には、コンベア機構10によって搬入された太陽電池モジュールMの上方に昇降部材30が配置され、太陽電池モジュールMの下方にヒータ盤31が配置されている。
ヒータ盤31は、基台32の上に水平に固定されている。なお、ヒータ盤31は、コンベア機構10が備える上方の搬送シート11の下方に位置している。ヒータ盤31の上面は、上方の搬送シート11によって覆われている。コンベア機構10によってラミネート部2に搬入された太陽電池モジュールMは、ヒータ盤31の上面を覆う搬送シート11の上に載置された状態となる。
図4に示すように、昇降部材30は、ダイアフラム35の上方に支持部材36を配置し、ダイアフラム35の下方にフレーム37を配置した構成である。ダイアフラム35の周縁部分を、支持部材36とフレーム37の間で挟んだ状態で、例えば、フレーム37を支持部材36にネジ等で固定することにより、ダイアフラム35は、支持部材36に支持されている。ダイアフラム35は、例えばシリコン系のダイアフラム、ブチル系のダイアフラム等の弾性のある材料が用いられる。
図5に示すように、支持部材36には、外枠40の内側に、複数の開口部41が設けられている。これら開口部41を通じて、ダイアフラム35の上面が常に大気圧に開放された状態になっている。
支持部材36の下面には、ダイアフラム35の上面を一時的に保持可能な保持部42が設けられている。保持部42は、支持部材36の下面の複数個所に配置されている。保持部42は、例えば、吸引ノズル、吸盤などで構成される。
図6に示すように、フレーム37は、支持部材36の外枠40とほぼ同じ形状であり、フレーム37の内部には空間部分43が存在している。支持部材36の外枠40の下側にダイアフラム35の上面の周縁部分を接触させて、ダイアフラム35の下面の周縁部分を外枠40で下から押さえることにより、ダイアフラム35は、支持部材36に支持されている。
フレーム37の下面には、環状のパッキン45が取り付けられている。パッキン45は、フレーム37の下面において、空間部分43を包み込むように、連続して設けられている。後述するように、昇降部材30が下降すると、パッキン45は、ヒータ盤31の上面(ヒータ盤31の上面を覆う搬送シート11の上面)に密着した状態となり、空間部分43は、ダイアフラム35、フレーム37およびヒータ盤31の上面で密閉された状態となる。
フレーム37には、横方向に貫通する排気通路46が設けられている。排気通路46には、図示しない真空ポンプに連通する配管が接続されている。真空ポンプの稼動によって、フレーム37の空間部分43は真空引されるように構成されている。
ヒータ盤31を支持している基台32の両側には、垂直な支柱50が設けられている。昇降部材30の支持部材36の両側には、ブラケット51が取り付けられている。ブラケット51は、支柱50に沿って上下に移動可能である。これにより、昇降部材30は、支柱50に沿って移動し、ダイアフラム35がヒータ盤31と平行な姿勢を保ちながら、ヒータ盤31の上方において昇降できる構成になっている。
支柱50の側方には、油圧式のシリンダ55が配置されており、シリンダ55のピストンロッド56の先端が、図示しないアーム等を介して、ブラケット51に接続されている。従って、シリンダ55の稼働でピストンロッド56が伸張すると、ヒータ盤31の上面から離れるように昇降部材30が上昇し、ダイアフラム35が上昇した状態となる。一方、シリンダ55の稼働でピストンロッド56が短縮すると、昇降部材30が下降し、ダイアフラム35が下降した状態となる。なお、昇降部材30が下降した場合は、フレーム37下面のパッキン45が、ヒータ盤31の上面に密着し、空間部分43は、ダイアフラム35、フレーム37およびヒータ盤31の上面で密閉された状態となる。
図7、8は、本発明の実施の形態にかかるラミネート装置1によって好適に製造される被ラミネート体の一例としての、太陽電池モジュールMを示している。太陽電池モジュールMは長方形の薄板状に形成されている。
太陽電池モジュールMは、下側に配置された透明なカバーガラス60と上側に配置された保護材(バックシート)61の間に、充填材62、63を介してストリング64をサンドイッチした構成を有する。保護材61は例えばPE樹脂などの透明な材料が使用される。充填材62、63には例えばEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂などが使用される。ストリング64は、電極65、66の間に、太陽電池セル67をリード線68を介して接続した構成を有する。太陽電池セル67は、表面(受光面)が下側のカバーガラス60に覆われ、裏面が保護材61に覆われた状態になっている。
以上のように構成された被ラミネート体としての太陽電池モジュールMは、本発明の実施の形態にかかるラミネート装置1により、次に説明する工程に従ってラミネート処理される。
先ず、これからラミネートを行う太陽電池モジュールMが、図示しないロボット等によって、供給コンベア3に、位置決めされて供給される。供給コンベア3への供給に際しては、太陽電池モジュールMの上面側に、図7、8で示した保護材61が来るような姿勢にされる。
次に、供給コンベア3に供給された太陽電池モジュールMが、供給コンベア3から、ラミネート部2のコンベア機構10に受け渡され、図9に示すように、搬送シート11に載せられた状態で、ラミネート部2に太陽電池モジュールMが搬入される。こうして、ラミネート部2において、ヒータ盤31の上面(ヒータ盤31の上面を覆う搬送シート11の上面)に太陽電池モジュールMが載せられる。
なお、ラミネート部2に太陽電池モジュールMを搬入する前に、予め昇降部材30を上昇させ、ダイアフラム35が上昇させられる場合もある。この場合、ダイアフラム35の上面は保持部42によって保持される。これにより、ダイアフラム35は、下方に垂れ下がることなく、ヒータ盤31の上面から上方に離れた状態に維持され、ラミネート部2への太陽電池モジュールMの搬入が円滑に行われる。
搬入が完了し、太陽電池モジュールMを載せた搬送シート11がヒータ盤31の上に配置された後、昇降部材30が下降させられる。こうして、図10に示すように、フレーム37下面のパッキン45が、ヒータ盤31の上面に密着し、空間部分43は、ダイアフラム35、フレーム37およびヒータ盤31の上面で密閉された状態となる。
その後、排気通路46を通じて、フレーム37の空間部分43が真空引される。こうしてフレーム37の空間部分43が真空引されると、ダイアフラム35の上面が常に大気圧に開放された状態になっていることにより、ダイアフラム35の上面が大気圧で押され、図11に示すように、ダイアフラム35は、下方に膨出した状態となる。また、空間部分43が真空引されることにより、太陽電池モジュールMの内部の空気が真空引きされる。こうして、ダイアフラム35が下方に膨張することにより、太陽電池モジュールMが、内部に空気を含まない状態で、ヒータ盤31の上面とダイアフラム35との間で挟圧される。
また、ラミネート部2のヒータ盤31は、内蔵されたヒータ(図示せず)によって例えば、150〜160度にされ、ヒータ盤31の上面に載せられた太陽電池モジュールMが、均一に加熱される。この加熱によって、太陽電池モジュールM内の充填材62、63であるEVA樹脂の化学反応が促進され、架橋が行われる。
そうして、ラミネート部2において、加熱および挟圧することによってラミネート処理が終了する。その後、排気通路46を通じて、フレーム37の空間部分43に大気圧が導入され、更に、昇降部材30が上昇させられて、ダイアフラム35が上昇させられる。
そして、ラミネート済みの太陽電池モジュールMが、コンベア機構10によって、ラミネート部2から、搬出コンベア4に受け渡される。そして、ラミネート済みの太陽電池モジュールMは、図示しないロボット等の手段により、搬出コンベア4上から取り去られ、次の工程に搬送される。なお、このようにラミネート済みの太陽電池モジュールMを搬出コンベア4上に搬出すると同時に、次のラミネートを行う太陽電池モジュールMをラミネート部2に搬入しても良い。
このラミネート装置1は、上チャンバと下チャンバを有していないため、比較的簡単な構造である。また、ラミネート装置1全体の構造を強固にする必要がなくなり、安価なラミネート装置1を提供できる。また、上チャンバと下チャンバを有していないため、例えばラミネート部2を上下に二段以上重ねて配置でき、生産性向上を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図5では、格子状に構成した支持部材36を示した。しかし、支持部材36は、ダイアフラム35の上面が常に大気圧に開放された状態で、ダイアフラム35を支持できるものであれば良い。例えば、図12に示すように、フラットな板状の支持部材36に、適宜開口部41を設けて、支持部材36の下面にダイアフラム35を支持することにより、開口部41を通じてダイアフラム35の上面が常に大気圧に開放された状態となるようにしても良い。
この場合、支持部材36の下面に、吸引ノズル、吸盤などで構成される保持部42を設けて、ダイアフラム35の上面を一時的に保持できるようにしても良い。あるいは、開口部41を通じて吸引する等によってダイアフラム35の上面を一時的に保持し、ラミネートの際には、保持を開放するようにしても良い。
また、ラミネート部2に同時に搬入されて処理される太陽電池モジュールMの枚数は2枚以上でも良い。また、太陽電池モジュールM以外の被ラミネート体も同様の処理が可能である。
本発明は、例えば、透光性基板、充填材及び太陽電池素子等の被ラミネート体をラミネートして太陽電池モジュールを製造するラミネート装置に特に有用である。
M 太陽電池モジュール
1 ラミネート装置
2 ラミネート部
3 供給コンベア
4 搬出コンベア
10 コンベア機構
11 搬送シート
12 棒部材
13 コンベアベルト
15 駆動ローラ
16 従動ローラ
17 駆動軸
18 スプロケット
19 従動軸
20 スプロケット
21 無端チェーン
30 昇降部材
31 ヒータ盤
32 基台
35 ダイアフラム
36 支持部材
37 フレーム
40 外枠
41 開口部
42 保持部
43 空間部分
45 パッキン
46 排気通路
50 支柱
51 ブラケット
55 シリンダ
56 ピストンロッド
60 カバーガラス
61 保護材
62、63 充填材
64 ストリング
65、66 電極
67 太陽電池セル
68 リード線

Claims (3)

  1. 被ラミネート体をラミネートするラミネート装置であって、
    被ラミネート体を加熱するヒータ盤と、
    前記ヒータ盤の上方に配置され、前記ヒータ盤に対して相対的に昇降される支持部材と、
    前記支持部材に支持されたダイアフラムを備え、
    前記ダイアフラムは上面が常に大気圧に開放された状態で支持され、
    前記支持部材は、前記ダイアフラムの上面を保持可能な保持部を有し、
    前記支持部材が前記ヒータ盤に対して相対的に下降された状態において、前記ヒータ盤の上面と前記ダイアフラムとの間の領域から空気を排気させる排気通路を有する、ラミネート装置。
  2. 前記ダイアフラムの周縁部分の下面に取り付けられるフレームを有し、
    前記支持部材と前記フレームで挟むことにより、前記ダイアフラムが前記支持部材に支持されている、請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 前記フレームに排気通路が設けられている、請求項2に記載のラミネート装置。
JP2009034912A 2009-02-18 2009-02-18 ラミネート装置 Expired - Fee Related JP5118082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009034912A JP5118082B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 ラミネート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009034912A JP5118082B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 ラミネート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010192638A JP2010192638A (ja) 2010-09-02
JP5118082B2 true JP5118082B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=42818364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009034912A Expired - Fee Related JP5118082B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 ラミネート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118082B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051338A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nisshinbo Mechatronics Inc ラミネート装置及びラミネート方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63276542A (ja) * 1987-05-08 1988-11-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 積層接着装置
JPH02113923A (ja) * 1988-10-25 1990-04-26 Kureha Rubber Kogyo Kk マットの製造法
JP3217117B2 (ja) * 1992-04-20 2001-10-09 大日本印刷株式会社 真空プレス積層成形装置及び方法
JP2948508B2 (ja) * 1995-08-10 1999-09-13 キヤノン株式会社 真空ラミネート装置および真空ラミネート方法並びに太陽電池の製造法
JP3655076B2 (ja) * 1998-01-07 2005-06-02 株式会社エヌ・ピー・シー ラミネート装置
JPH11227145A (ja) * 1998-02-10 1999-08-24 Canon Inc ラミネート装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010192638A (ja) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5060769B2 (ja) ラミネート装置
TWI412143B (zh) 積層裝置
JP3655076B2 (ja) ラミネート装置
JP2008047766A (ja) ラミネート装置
KR20120031057A (ko) 태양 전지 패널의 제조 방법
JP3759257B2 (ja) ラミネート方法
JP4308769B2 (ja) ラミネート装置
JP6267920B2 (ja) 封止装置および封止方法
JP2005209883A (ja) ラミネート装置
JP5118082B2 (ja) ラミネート装置
KR101534023B1 (ko) 라미네이팅 시스템 및 방법
WO2012029493A1 (ja) ラミネート装置及びラミネート方法
JP2010094889A (ja) ラミネート装置
JP2011255559A (ja) ラミネート装置
JP2015100941A (ja) ラミネート装置用ダイヤフラムの取付治具およびダイヤフラムの取付方法
JP2012030381A (ja) ラミネート装置
JP2016030396A (ja) ラミネート装置およびラミネート方法
KR101215421B1 (ko) 태양열 전지판 라미네이팅 장치를 이용한 태양열 전지판 라미네이팅 방법
JP2014136355A (ja) ラミネート装置およびラミネート方法
JPH10305482A (ja) ラミネート装置
JP3193831U (ja) ラミネート装置
JP2013215895A (ja) ラミネート装置及びラミネート方法
JP2015229305A (ja) ラミネート装置
JP2014008691A (ja) ラミネート装置及びラミネート方法
JP2013244666A (ja) ラミネート装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees