JPH10305482A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JPH10305482A
JPH10305482A JP9130418A JP13041897A JPH10305482A JP H10305482 A JPH10305482 A JP H10305482A JP 9130418 A JP9130418 A JP 9130418A JP 13041897 A JP13041897 A JP 13041897A JP H10305482 A JPH10305482 A JP H10305482A
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cell panel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時間を短くできて,連続的な生産に好適
なラミネート装置を提供する。 【解決手段】 被ラミネート体Pの内部の充填材72,
73を融解させて挟圧することによりラミネートを行う
ラミネート装置1において,被ラミネート体Pを挟圧す
るための膨張自在なダイアフラム11を備えるラミネー
ト室10の上流側に隣接させて真空室20を配置し,該
真空室20内に前記充填材72,73を加熱するヒータ
21,22を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,特に太陽電池パネ
ルなどの被ラミネート体を製造するために適したラミネ
ート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,ソーラーエネルギを活用すべく,
太陽電池について種々の開発がなされている。また,太
陽電池の形態も,単結晶シリコンや多結晶シリコンを用
いた結晶型の太陽電池の他,アモルファスシリコン(非
結晶シリコン)を用いたアモルファス型の太陽電池な
ど,様々なものが案出されている。しかしながら,これ
ら結晶型とアモルファス型のいずれの場合もシリコン自
体は化学的変化を起こしやすく,また物理的な衝撃にも
弱いので,一般には,シリコンを透明のビニールフィル
ムや強化ガラス,耐熱ガラスなどの保護材でラミネート
した太陽電池パネルが利用されている。また,最近では
建材用などに利用される,外壁材や屋根材と太陽電池パ
ネルを一体化させた,一体型モジュールなども製造され
るようになってきている。そのような一体型モジュール
をラミネートする場合には,ビニールフィルムやガラス
などの他に適当な保護材なども併用されている。
【0003】従来,かような太陽電池パネルなどを製造
するためのラミネート装置として,被ラミネート体の内
部の充填材を融解させて挟圧することによりラミネート
を行うラミネート装置が公知になっている。そして,か
かるラミネート装置に関し,本願出願人は実用新案登録
第3017231号の「ラミネート装置」を開示してい
る。このラミネート装置は,下方に向かって膨張自在な
ダイアフラムを備えた上チャンバと,ヒータを備えた上
チャンバによって構成されている。そして,下チャンバ
に設けられたヒータに被ラミネート体を載置した状態で
上チャンバと下チャンバを減圧し,真空下で被ラミネー
ト体を加熱して充填材を融解させ,上チャンバに大気を
導入することにより被ラミネート体をヒータの上面とダ
イアフラムとの間で挟圧してラミネートする構成になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のラ
ミネート装置は,同一のチャンバ内にて先ず被ラミネー
ト体を加熱して充填材を融解させ,次いで被ラミネート
体を挟圧しているため,一枚の太陽電池パネルをラミネ
ートするためには,少なくとも,充填材を融解させるま
での加熱時間と被ラミネート体を挟圧する時間の両方の
合計の時間が必要である。このような従来のラミネート
装置では製造時間を短くすることが困難であり,連続的
な生産に不向きである。
【0005】従って本発明の目的は,製造時間を短くで
きて,連続的な生産に好適なラミネート装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに,請求項1の発明にあっては,被ラミネート体の内
部の充填材を融解させて挟圧することによりラミネート
を行うラミネート装置において,被ラミネート体を挟圧
するための膨張自在なダイアフラムを備えるラミネート
室の上流側に隣接させて真空室を配置し,該真空室内に
前記充填材を加熱するヒータを設けたことを特徴とす
る。
【0007】この請求項1のラミネート装置にあって
は,先ず,被ラミネート体を真空室内に搬入し,真空下
においてヒータにより被ラミネート体内部の充填材を加
熱し,融解させる。そして,このように真空室内におい
て充填材を融解させた状態とした被ラミネート体を,請
求項2に記載したように真空破壊せずに搬送して,ラミ
ネート室内に搬入する。そして,ラミネート室にて被ラ
ミネート体に向かってダイアフラムを膨張させることに
より,被ラミネート体を挟圧してラミネートを行う。従
って,このラミネート装置によれば,ラミネート室に被
ラミネート体を搬入した後に直ちにダイアフラムを膨張
させて被ラミネート体を挟圧できるので,ラミネート室
にて充填材を融解させるまでの加熱時間が不要となる。
【0008】この請求項1のラミネート装置において,
請求項3に記載したように,充填材を加熱するヒータを
前記ラミネート室にも設けると良い。そうすれば,被ラ
ミネート体を挟圧している最中にも充填材が確実に融解
された状態を保つようになり,ラミネートの途中で充填
材が固まってしまうことを防ぐことができるようにな
る。
【0009】また,請求項4に記載したように,前記真
空室にて複数枚の被ラミネート体を加熱できるように構
成することが好ましい。そうすれば,充填材を融解させ
るまでの加熱時間に比較的長時間を要するような場合で
あっても,ラミネート室に次の被ラミネートを充填材を
融解させた状態ですぐに供給することができ,連続的な
生産が可能となる。
【0010】また,請求項5に記載したように,前記真
空室の上流側に隣接させて気密室を配置し,該気密室内
を減圧可能に構成しても良い。このように気密室を配置
した場合は,先ず被ラミネートを予め気密室内に搬入す
る。そして気密室内を減圧して真空(大気圧よりも減圧
された雰囲気)にしてから気密室内と真空室内を連通さ
せ,気密室内から真空室内に被ラミネートを搬入する。
これにより,真空室内を常に真空に保てるようになる。
【0011】そして本発明のラミネート装置は,請求項
6に記載したように例えば太陽電池パネルなどの被ラミ
ネート体の製造に特に好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を,被ラミネート体の一例としての太陽電池パネルP
をラミネート処理するのに好適なラミネート装置1に基
づいて説明する。図1は本発明の実施の形態にかかるラ
ミネート装置1の内部構造を概略的に示した正面図,図
2はラミネート装置1の内部構造を概略的に示した平面
図である。
【0013】図1,2に示されるように,このラミネー
ト装置1は,ラミネート室10の上流側(図示の例では
右側)に真空室20を隣接して配置し,更に,この真空
室20の上流側(図示の例では右側)に気密室30を隣
接して配置した構成になっている。これらラミネート室
10と真空室20の間と真空室20と気密室30の間に
はそれぞれ開口部40,41が形成されており,更に,
ラミネート室10の下流側の側面(図示の例では左側
面)と気密室30の上側の側面(図示の例では右側面)
にもそれぞれ開口部42,43が形成されている。各開
口部40〜43にはシャッタ45,46,47,48が
装着されており,これらシャッタ45〜48の全部を閉
じた場合は,ラミネート室10,真空室20及び気密室
30が何れも密閉された状態となる。
【0014】ラミネート室10の内部空間を水平に仕切
るようにしてダイアフラム11が装着されており,この
ダイアフラム11の上方の空間が上チャンバ12であ
り,ダイアフラム11の下方の空間が下チャンバ13に
なっている。前述の開口部40,43はいずれもこの下
チャンバ13の両側面に配置されている。ダイアフラム
11は,例えばバイトン(フッ素ゴム)などの耐熱ゴム
などで構成されている。また,上チャンバ12と下チャ
ンバ13には吸排気口14,15がそれぞれ設けられて
おり,これら吸排気口14,15を介して上チャンバ1
2内と下チャンバ13内をそれぞれ任意のタイミングで
真空引きし,また,吸排気口14,15を介して上チャ
ンバ12内と下チャンバ13内にそれぞれ任意のタイミ
ングで大気圧を導入できるように構成されている。
【0015】下チャンバ13にはヒータ16がダイアフ
ラム11と平行に配置されている。このヒータ16は,
例えばアルミ製のシーズヒータで構成される。また,ヒ
ータ16は温度制御を正確に行うための水冷パイプなど
を備えていても良い。
【0016】真空室20には,図示の例では,第1のヒ
ータ21と第2のヒータ22が,何れも先に説明したラ
ミネート室10のヒータ16と同じ高さに水平に配置さ
れている。これらヒータ21,22も同様に,例えばア
ルミ製のシーズヒータで構成され,また,温度制御を正
確に行うための水冷パイプなどを備えていても良い。真
空室20には排気口23が設けられており,この排気口
23を介して減圧されることにより,真空室20内は常
に真空(大気圧よりも低圧の減圧状態)に保たれてい
る。
【0017】気密室30には,ラミネート装置1に搬入
された太陽電池パネルPを最初に載置させるための載置
台31が,ヒータ16,21,22と同じ高さに水平に
配置されている。気密室30には吸排気口32が設けら
れており,この吸排気口32を介して気密室30内を任
意のタイミングで真空引きし,また,任意のタイミング
で気密室30内に大気圧を導入できるように構成されて
いる。
【0018】また,ラミネート装置1の内部全体を横切
って移動できるように一対の搬送チャック50a,50
bが装置されており,先に説明したように,ラミネート
装置1に搬入されて載置台31上に載置された太陽電池
パネルPをこれら搬送チャック50a,50bの間で挟
み持ち,太陽電池パネルPを図中左方向に搬送すること
により,気密室30の載置台31,真空室20の第1の
ヒータ21,第2のヒータ22,ラミネート室10のヒ
ータ16の順に太陽電池パネルPを受け渡すことができ
るように構成されている。
【0019】更に,ラミネート室10の下流側の側面に
形成された開口部42をまたぐようにして搬出コンベア
60が配置されている。この搬出コンベア60は,図3
に示すように,いずれも駆動プーリ61と従動プーリ6
2の間にガイドプーリ63,64,65を介して巻回さ
れた一対のベルト66a,66bを有し,これらベルト
66a,66bの間に複数枚の可撓性のあるシート67
を取り付けた構成になっている。そして,駆動プーリ6
1の回転駆動によって図3中の矢印方向にシート67を
間欠的に移動させることにより,後述するように,ラミ
ネート室10内においてラミネートされた太陽電池パネ
ルPを,シート67に載せた状態でラミネート室10の
外に順次搬出するようになっている。なお,シート67
の表面は,ラミネート室10内においてダイアフラム1
1によって挟圧された際に太陽電池パネルPからはみ出
た充填材の付着を避けるために,例えばフッ素樹脂など
といった薄利性に優れた材料でコーティングされてい
る。
【0020】ここで,図4,5は,本発明のラミネート
装置1によって好適に製造される被ラミネート体の一例
としての,太陽電池パネルPを示す平面図と,側面図で
ある。太陽電池パネルPは,図示の例では下側に配置さ
れた透明なカバーガラス70と上側に配置された保護材
71の間に,充填材72,73を介してストリング74
をサンドイッチした構成を有する。保護材71は例えば
PE樹脂などの透明な材料が使用される。充填材72,
73には例えばEVA(エチレンビニルアセテート)樹
脂などが使用される。ストリング74は,電極75,7
6の間に,太陽電池セル77をリード線78を介して接
続した構成を有する。
【0021】以上のように構成された被ラミネート体と
しての太陽電池パネルPは,本発明の実施の形態にかか
るラミネート装置1により,次に説明する工程に従って
製造される。
【0022】先ず最初に,例えば図示しないロボット等
によってラミネート装置1の気密室30内に太陽電池パ
ネルPを搬入し,位置決めしながら載置台31の上に太
陽電池パネルPを載置させる。なお,この搬入操作を行
う際には,真空室20と気密室30の間の開口部41の
シャッタ46は閉じ,気密室30の上流側の開口部42
のシャッタ48は開けて,気密室30内を大気圧にして
おく。
【0023】そして,太陽電池パネルPを気密室30内
に搬入した後,気密室30の上流側の開口部42のシャ
ッタ48を閉じる。そして,吸排気口32を介して気密
室30内を減圧し,真空にする。その後,真空室20と
気密室30の間の開口部41のシャッタ46を開けて気
密室30内と真空室20内を連通させる。なお,このよ
うに開口部41のシャッタ46が開けられる前に,真空
室20内を排気口23を介して減圧し,既に真空にして
おく。
【0024】そして先ず,搬送チャック50a,50b
が気密室30内に進入して載置台31上に載置された太
陽電池パネルPをこれら搬送チャック50a,50bの
間で挟み持つ。次いで,太陽電池パネルPを図中左方向
に搬送し,真空室20内に搬入して,第1のヒータ2
1,第2のヒータ22の順に太陽電池パネルPを順次受
け渡していく。
【0025】これにより,真空室20内の第1のヒータ
21及び第2のヒータ22上において太陽電池パネルP
は順次加熱され,太陽電池パネルP内部に充填されてい
る充填材72,73が次第に融解していく。
【0026】そして,このように充填材72,73を融
解させた状態としてからラミネート室10と真空室20
の間の開口部40に設けられたシャッタ45を開けてラ
ミネート室10と真空室20内を連通させる。なお,こ
のように開口部40のシャッタ45が開けられる前に,
ラミネート室10の上チャンバ12内と下チャンバ13
内を吸排気口14,15を介してそれぞれ減圧し,既に
真空にしておく。
【0027】次ぎに,第2のヒータ22上に載置された
太陽電池パネルPを搬送チャック50a,50bの間で
挟み持ち,真空室20内にて加熱されて充填材72,7
3を融解させられた太陽電池パネルPを図中左方向に搬
送し,真空破壊させずにラミネート室10内に搬入し,
ラミネート室10内の下チャンバ13に設けられたヒー
タ16の上に太陽電池パネルPを受け渡す。そして,ヒ
ータ16上においても加熱し続け,太陽電池パネルPの
充填材72,73を融解させた状態を維持する。なお,
このように太陽電池パネルPをラミネート室10内に搬
入する際には,先に説明した搬出コンベア60を稼働さ
せてシート67をヒータ16の上面に移動させておく。
これにより,太陽電池パネルPはシート67を介してヒ
ータ16の上面に載置されることとなる。
【0028】この搬入後,開口部40のシャッタ45を
閉じ,ラミネート室10内と真空室20内の連通を断
つ。こうしてヒータ16の上に予め充填材72,73を
融解させておいた太陽電池パネルPを載置させた後,吸
排気口14を介して上チャンバ12内に大気圧を導入す
る。この時まだ下チャンバ13内は真空に保たれている
ので,これにより,図5に示すように,ラミネート室1
0内においてダイアフラム11が差圧で下方に膨張し,
太陽電池パネルPはヒータ16の上面とダイアフラム1
1との間で挟圧される。なお,この挟圧の際に太陽電池
パネルPから充填材72,72がはみ出ることもある
が,シート67の表面は,例えばフッ素樹脂などといっ
た薄利性に優れた材料でコーティングされているので,
充填材72,73がシート67に付着する心配はない。
【0029】こうして,加熱および挟圧することによっ
てラミネート処理を終了し,太陽電池パネルPを製造し
た後,吸排気口15を介して下チャンバ13内に大気圧
を導入する。これにより,ダイアフラム11は太陽電池
パネルPから離れて上昇し,もとの水平の状態に戻る。
【0030】次ぎに,ラミネート室10の下流側の側面
に形成された開口部42が開かれる。そして,搬出コン
ベア60の駆動プーリ61の回転駆動に従って,太陽電
池パネルPはシート67に載せた状態でラミネート室1
0の外に搬出される。
【0031】このラミネート装置1によれば,ラミネー
ト室10に太陽電池パネルPを搬入した後に直ちにダイ
アフラム11を膨張させて太陽電池パネルPを挟圧でき
るので,ラミネート室10にて充填材72,73を融解
させるまでの加熱時間が不要となる。また,この実施の
形態では,ラミネート室10において太陽電池パネルP
を挟圧している最中にもヒータ16によって充填材7
2,73が加熱されるので,確実に融解した状態を保つ
ことができ,ラミネートの途中で充填材72,73が固
まってしまう心配がない。また,真空室20では第1の
ヒータ21と第2のヒータ22によって同時に2枚の太
陽電池パネルPを加熱できるのでヒータが一枚の場合に
比べて加熱時間を2倍にすることができ,充填材72,
73を融解させるまでの加熱時間に比較的長時間を要す
るような場合であっても,ラミネート室10に次の太陽
電池パネルPを充填材72,73を融解させた状態です
ぐに供給することができ,連続的な生産が可能となる。
なお,ヒータの設置台数は2台に限らず,真空室20内
にヒータを3台以上設置しても良い。
【0032】なお,被ラミネート体の一例として,太陽
電池パネルの製造について説明したが,本発明のラミネ
ート装置はその他,種々のものについてラミネート処理
を施すことができ,特に薄板形状の被ラミネート体の製
造に好適である。また本発明のラミネート装置は,被ラ
ミネート体の厚みの変化に対応でき,最近,注目される
ようになった建材用の外壁材や屋根材と太陽電池パネル
を一体化させた,一体型モジュールなどの製造などにも
供することが可能である。更に,本発明のラミネート装
置は,太陽電池パネルに限らず,合わせガラスや装飾ガ
ラスなどの製造にも供することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のラミネート装置によれば,ラミ
ネート室にて充填材を融解させるまでの加熱時間が不要
となるので,製造時間を短くできて,連続的な生産が可
能となる。また,ラミネート室において挟圧している最
中にもヒータによって充填材が加熱されるので,確実に
融解した状態を保つことができ,ラミネートの途中で充
填材が固まってしまう心配がない。また,真空室では同
時に複数枚の被ラミネート体を加熱できるので,充填材
を融解させるまでの加熱時間に比較的長時間を要するよ
うな場合であっても,ラミネート室に次の被ラミネート
体を充填材を融解させた状態ですぐに供給することがで
き,より連続的な生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるラミネート装置の
内部構造を概略的に示した正面図である。
【図2】同装置の内部構造を概略的に示した平面図であ
る。
【図3】搬出コンベアの斜視図である。
【図4】太陽電池パネルの平面図である。
【図5】太陽電池パネルの側面図である。
【図6】太陽電池パネルを加熱および挟圧する状態の説
明図である。
【符号の説明】
P 太陽電池パネル 1 ラミネート装置 11 ダイアフラム 10 ラミネート室 20 真空室 16,21,22 ヒータ 30 気密室 72,73 充填材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ラミネート体の内部の充填材を融解さ
    せて挟圧することによりラミネートを行うラミネート装
    置において,被ラミネート体を挟圧するための膨張自在
    なダイアフラムを備えるラミネート室の上流側に隣接さ
    せて真空室を配置し,該真空室内に前記充填材を加熱す
    るヒータを設けたことを特徴とするラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記真空室とラミネート室の間で真空破
    壊せずに被ラミネート体を搬送するように構成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のラミネート装置。
  3. 【請求項3】 充填材を加熱するヒータが前記ラミネー
    ト室にも設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のラミネート装置。
  4. 【請求項4】 前記真空室にて複数枚の被ラミネート体
    を加熱できるように構成したことを特徴とする請求項
    1,2又は3のいずれかに記載のラミネート装置。
  5. 【請求項5】 前記真空室の上流側に隣接させて気密室
    を配置し,該気密室内を減圧可能に構成したことを特徴
    とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載のラミ
    ネート装置。
  6. 【請求項6】 前記被ラミネート体が太陽電池パネルで
    あることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5のい
    ずれかに記載のラミネート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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