JP5117325B2 - 錠剤の定量取出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤の定量取出し容器に関するものであり、手を触れることなしに必要な個数の錠剤を確実に取出そうとするものである。
風邪薬等の錠剤を入れた容器は、その口部にねじ込み式のキャップが備え付けられたものが普通であって、容器から錠剤を取出すには、キャップを取り外したのち一方の手を容器の口部にあてがい、もう一方の手で容器を傾ける動作が採られていた。
ところで、上記のような従来の取出し要領では、必要な個数が得られるまで複数回にわたって錠剤を出し入れする必要があり、一旦手に触れたものを再び容器内へと戻すことにもなるため品質を保持する観点からも好ましいとはいえないのが現状であった。
このような状況に対応した先行技術としては、容器体の口頸部に計量栓を嵌着し、この計量栓に取り入れた錠剤のみを取出すようにした定量取出し容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3731728号明細書
かかる定量取出し容器によれば、容器内の内容物に一切手を触れることなしに所定量の錠剤を取出すことができることから、この種の容器にあっては極めて有用な容器であるとされていた。しかしながらかかる容器は、予め設定された量(個数)の取出しは可能ではあるものの、例えば、年齢に応じて服用量が異なる薬剤を取出す場合等には容易に対応できず、さらなる改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、所望個数の錠剤を手に触れることなしに確実に取出すことができる新規な定量取出し器を提案するところにある。
本発明は、頂部において開口する口部を有し、その下部に錠剤の収納空間を形成する本体部分と、この本体部分の口部に配置され、収納空間内の錠剤を計量するとともに容器の傾倒姿勢もしくは反転姿勢により計量した錠剤のみを排出する貯溜部とを備えた定量取出し容器であって、
前記貯溜部は、口部の内周壁に固定保持され、隔壁によって錠剤の計量空間を形成するアンダー部材と、このアンダー部材に合わさり、錠剤の排出口及びこの排出口と計量空間をつなぐ排出経路を残して該アンダー部材を密封状態に保持するアッパー部材からなり、
前記アンダー部材に、溝型断面をなすとともに収納空間内の錠剤の複数個を一列に整列させる傾斜付きのガイドレールを設け、
前記アッパー部材に、該ガイドレールにおいて整列された錠剤をガイドレールに沿って誘導するガイドと、ガイドレールの傾斜末端にて錠剤を押し込んでレール開口部から計量空間内へと錠剤を一つずつ落下させる押圧ボタンを設けたことを特徴とする錠剤の定量取出し容器である。
上記の構成になる定量取出し容器において、押圧ボタンは、錠剤を直接押し込む押込み部材と、この押込み部材の上端部に一体連結して該押込み部材を上下動させる押圧板と、この押圧板を押込み部材とともに弾性支持するスプリングにて構成することが可能であり、該押圧板には、アッパー部材からの引き抜けを防止する係止筒体を設けることができる。
また、押込み部材には、押込みにかかる錠剤に隣接する錠剤の側部に当接して該錠剤の押込みを防止する切欠凹部を設けるのが好ましい。
ガイドレールに整列させた錠剤を、該レールの傾斜末端において押圧ボタンにより計量空間へ一つずつ落とし込むことが可能であり、錠剤を必要個数だけ確実に取出すことができる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがう定量取出し容器の実施の形態を模式的に示した図である。
図における1は錠剤の収納空間Mを形成する本体部分である。この本体部分1は、頂部において開口する口部1aを有している。
また、2は本体部分1の口部1aに配置され、収納空間M内の錠剤を計量するとともに、容器の傾倒姿勢もしくは反転姿勢により計量にかかる錠剤のみを排出する貯溜部である。
貯溜部2は、本体部分1の口部1aの内周壁に嵌合して固定保持された例で示したアンダー部材2aと、このアンダー部材2aにその上部において合わさり該アンダー部材2aを密封状態に保持するアッパー部材2bからなっている。
貯溜部2のアンダー部材2aは、口部1aの内周壁に適合する環状周壁2aと、この環状周壁2aの下端に一体連結して計量空間Mを形成する逆ドーム型をなす隔壁2aにて構成されており、アッパー部材2bについては、錠剤の排出口h及びこの排出口hと計量空間Mとを相互につなぐ排出経路rを形成する壁部2bと、この壁部2bの上部で一体的につながりアンダー部材2aの上端凹部に適合して壁部2bを位置決めするフランジ部2bにて構成されている。
3はアンダー部材2aの環状周壁2aに一体的に設けられた例で示したガイドレールである。このガイドレール3(環状周壁2aと同様の形状からなっている)は上方に向けて開放された溝型断面をなし、収納空間M内の錠剤の複数個を一列に配列することができるようになっており、その傾斜末端3aに形成されたレール開口部3bが最も低くなるように傾斜がつけられている。ガイドレール3に傾斜をつけることによりガイドレール3に存在する錠剤は常に傾斜末端3aへ向けて転がっていくため、錠剤の連続的な取出しが可能となる。
また、4はアッパー部材2bに設けられたガイドである。このガイド4はアッパー部材2bのフランジ部2bの下面から垂下させた壁部にて形成したものを例として示してあり、その下端面はガイドレール3において整列された錠剤の上端部にごく僅かな隙間を残して位置しており、ガイドレール3に存在する錠剤を傾斜末端3aのレール開口部3bに到達するまで誘導するようになっている。このガイド4は錠剤のガイドレール3からの抜け出しを防止する機能をも有している。
また、5はアッパー部材2bに設けられた押圧ボタンである。この押圧ボタン5はガイドレール3の傾斜末端3aにて錠剤を押し込んでレール開口部3bから計量空間Mへと錠剤を一つずつ落下させるものであって、錠剤を直接押し込む押込み部材5a(板状部材やロッド等が適用される)と、この押込み部材5aの上端部に一体連結して該押込み部材5aを上下動させる押圧板5b(アッパー部材2bの上端面と面一になっている)と、この押圧板5bを押込み部材5aとともに弾性支持するスプリング5cと、押圧板5bの下面に一体連結しアッパー部材2bからの引き抜けを防止する係止筒体5dから構成されている。押圧ボタン5を構成する構成部材のうち、係止筒体5dは先端に拡大係止部(引き抜け防止用の凸部)5dが形成されており、押圧板5bが最も上昇した位置(図1に示すような状態)でアッパー部材2bに設けられた孔部2bに案内筒部(孔部2bを取り囲むように立設されている)2bを通して係止されている。
さらに、図中6は押込み部材5aの下端部に設けられた切欠凹部である。この切欠凹部6は、錠剤を押し込む際に、押し込みにかかる錠剤に隣接する錠剤の側部に当接するものであり、これにより隣接する錠剤の押し込みを防止して錠剤を一つずつ落下させることを可能としている。
上記の構成になる定量取出し容器は、押圧ボタン5を一回押すことで一つの錠剤が計量空間Mに落下することとなり、必要な個数だけ押圧ボタン5を押すだけで事足りることになる。計量空間M内の錠剤を取出すには本体部分1を図2に示すように傾倒させるだけでよく、これにより計量空間M内の錠剤は排出経路r、排出口hを経て外界へと排出される。
本体部分1を傾倒させると、収納空間M内の錠剤はアッパー部材2bの壁部2bとガイドレール3との間に形成された隙間を通して錠剤がガイドレール3へと供給され、次の定量取出しに備えられる。
本体部分1の口部1aにはねじ止めあるいはアンダーカット係合によるキャップを設けることが可能(図示せず)であり、これにより排出口hからの異物の侵入を防止することができる。
ガイドレール3は環状周壁2aと同等の形状を有する湾曲形状として示したが、該ガイドレール3は可能ならば直線状にしてもよく、この点については限定されない。
さらに、押圧板5bを押込み部材5aとともに弾性支持するスプリング5cについては、実施の形態では別体ものとして示したが、該スプリング5cは押圧ボタン5の押圧板5bに一体成形して垂下するものやアッパー部材2bから一体に立設するものを適用することも可能であり、この点についても限定はされない。
状況に応じた定量取出しが可能な容器が提供できる。
本発明にしたがう定量取出し容器の実施の形態を示した図である。 図1に示した取出し容器の使用状況を示した図である。
符号の説明
1 本体部分
1a 口部
2 貯溜部
2a アンダー部材
2b アッパー部材
3 ガイドレール
4 ガイド
5 押圧ボタン
5a 押込み部材
5b 押圧板
5c スプリング
5d 係止筒体
6 切欠凹部
M 収納空間
計量空間

Claims (3)

  1. 頂部において開口する口部を有し、その下部に錠剤の収納空間を形成する本体部分と、この本体部分の口部に配置され、収納空間内の錠剤を計量するとともに容器の傾倒姿勢もしくは反転姿勢により計量した錠剤のみを排出する貯溜部とを備えた定量取出し容器であって、
    前記貯溜部は、口部の内周壁に固定保持され、隔壁によって錠剤の計量空間を形成するアンダー部材と、このアンダー部材に合わさり、錠剤の排出口及びこの排出口と計量空間とを相互につなぐ排出経路をそれぞれ残して該アンダー部材を密封状態に保持するアッパー部材からなり、
    前記アンダー部材に、溝型断面をなすとともに収納空間内の錠剤の複数個を一列に整列させる傾斜付きのガイドレールを設け、
    前記アッパー部材に、該ガイドレールにおいて整列された錠剤をガイドレールに沿って誘導するガイドと、該ガイドレールの傾斜末端にて錠剤を押し込んでレール開口部から計量空間内へと錠剤を一つずつ落下させる押圧ボタンを設けたことを特徴とする錠剤の定量取出し容器。
  2. 前記押圧ボタンは、錠剤を直接押し込む押込み部材と、この押込み部材の上端部に一体連結して該押込み部材を上下動させる押圧板と、この押圧板を押込み部材とともに弾性支持するスプリングからなり、
    該押圧板は、アッパー部材からの引き抜けを防止する係止筒体を有する、請求項1記載の錠剤の定量取出し容器。
  3. 前記押込み部材は、押込みにかかる錠剤に隣接する錠剤の側部に当接して該錠剤の押込みを防止する切欠凹部を有する、請求項2記載の錠剤の定量取出し容器。
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