JP3007525U - 分配機能付き丸剤用容器 - Google Patents

分配機能付き丸剤用容器

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JP3007525U
JP3007525U JP1994010730U JP1073094U JP3007525U JP 3007525 U JP3007525 U JP 3007525U JP 1994010730 U JP1994010730 U JP 1994010730U JP 1073094 U JP1073094 U JP 1073094U JP 3007525 U JP3007525 U JP 3007525U
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pills
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JP1994010730U
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English (en)
Inventor
本 太 平 松
田 祐 司 新
Original Assignee
大峰堂薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】収容する丸剤の一定数量を常に確実に分配し得
る丸剤用容器を提供するにある。 【構成】多数の丸剤14…を収容する蓋11付き容器1
は、その口部13に連関する凹面3を備える容器本体1
2と分配機能部2とからなる。この凹面3の内周面の一
方側に偏した位置に沿っては上向きに有する所定数の受
凹部7…が設けられている。また各受凹部7…の各口縁
部分から延設され下方に傾斜する誘導斜壁8を備え、こ
の誘導斜壁8の達する凹面3の内周面に沿った位置には
開孔部9が形成されてなる。 【効果】丸剤を各受凹部内へ収納させる操作が容易で、
かつ確実に収納させることができる。また過剰の丸剤を
容器本体内へ戻す等の特別な操作を必要としない。また
所定数量の丸剤の取り出し操作も簡単である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、服用時に丸剤の所定数料を要領よく容器内から取り出すことができ る分配機能付き丸剤用容器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、漢方薬剤を主成分とする丸剤については、一時に5粒〜10数粒を服 用しなければならないものがある。この場合、容器内から所定数量の丸剤を取り 出すのが困難であるばかりでなく、その用量数を確認するのが面倒であり、この ことが用量を間違えたりする原因ともなっていた。薬剤の服用の場合、その効能 、安全性の点からその用量は厳格である必要がある。
【0003】 このため、従来、薬剤の服用数量を確実に一定数量にすべく、丸剤の容器に分 配機能を付加したものが考案されるに至っている。この従来例を図9及び図10 に示した。
【0004】 図示する従来の容器25は分配機能部26が容器本体33の口縁部上に螺合さ れてなる。この分配機能部26は、その凹面内であってその内周面の一方に偏し た位置に分配器27を備える。この分配器27には丸剤の分配数量に応じた数の 受凹部28…が縦列状に設けられている。またこの分配器27からは対応する受 凹部28…の口縁から延設された誘導壁29を有し、この誘導壁29上にはそれ が達する前記凹部の内周面に沿った位置に開孔部30が形成されている。なお、 14は丸剤、32は分配機能部26上の開口部を開閉する蓋部であり、連継部3 1を介して連継されている。
【0005】
【考案が解決しょうとする課題】
上記した従来の容器25においては、この容器25の全体を逆さにした状態で 開孔部30を介して容器本体33内から幾つかの数の丸剤14…を分配機能部2 6内に移行させ、次いでこの容器25を垂直な状態に戻すように操作される。
【0006】 この操作によって移行された各丸剤14…は誘導壁29面上に上載された状態 となり、さらに丸剤14…を受凹部28…方向へ誘導するために、容器25を水 平面に沿って揺動させるように操作すると、対応する丸剤14の幾つかは受凹部 28内に収納される。しかし、一回の揺動操作で全ての受凹部28…内に丸剤1 4が収納されるとは限らないから、その揺動操作が二回以上必要な場合もある。 また、このように二回以上の揺動操作が必要となるから、誘導壁29面も少なく とも水平状態で構成されることが要件とされる。つまり、誘導壁29面が開孔部 30へ下方への斜面で形成されている場合には、誘導壁29面上の丸剤14…は 容器本体33内に戻ってしまうからである。従って、この場合丸剤14が各受凹 部28…内に収納された後に、さらに誘導壁29面上に過剰に残った丸剤14… を容器本体33内に戻す操作が特別に必要となる。
【0007】 上記したような各操作は比較的に困難であり、特に上記の戻し操作については 、分配器27面上には収納された丸剤14…との間で余分な丸剤14が残留する ことが多い。また場合によっては丸剤14が収納されない受凹部28が存在する こともある。これらの場合、服用数量を常に一定確実に分配するという初期の目 的に反する結果となる。
【0008】 そこで、この考案では丸剤の一定数量を常に確実に分配し得ると共に、この分 配操作を比較的に容易に実行し得る分配機能付き丸剤用容器を提供することを目 的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、この考案は分配機能付き丸剤用容器につき、次 のように構成した。即ち、多数の丸剤を収容する蓋付き容器において、この容器 の口部に連関する凹面内であって、この凹面の内周面の一方側に偏した位置に沿 って上向きに有する所定数の受凹部と、これら各受凹部の各口縁部分から延設さ れ下方に傾斜する誘導斜壁と、この誘導斜壁の達する前記凹面の内周面に沿った 位置に形成した開孔部とからなる分配機能部を備えてなることを特徴とする。
【0010】 この考案の構成特徴において、前記容器の口部に連関する凹面は、容器本体の 口部上に螺合等により固定した特別の構成部による場合のほか、容器本体の口部 上に直接的に構成されている場合も含む。また、これらの場合、前記した分配機 能部を備える特別な内装部を上記構成部又は容器本体の口部内に嵌合させた構成 とすることもできる。
【0011】 また、前記凹面の口縁部の形状は、特に制限はなく矩形状、三角形状のものと することができるが、より多数の受凹部の形成が可能な点、また各受凹部に収納 した丸剤をその口縁の1ヶ所に集中して取り出しが可能な点から、その形状は円 形状であることが好ましい。
【0012】 また、受凹部の形成数は、前記凹面の大きさと丸剤の粒径に応じて異なるが丸 剤に対する収納操作と、その取り出し操作が容易な点から、前記凹面の内周面の 長さの半分以下となる数であることが好ましい。
【0013】 また、この考案においては前記各受凹部が位置する前記容器の口部に連関する 凹面の内周面上に前記各受凹部の口縁部分に及ぶ斜面が形成されてなる場合も含 まれる。
【0014】
【作用】
この考案においては、次のような作用が生じる。 逆さ状態の閉蓋された容器においては、その収納する丸剤の幾つかが前記同様 に前記開孔部を介して分配機能部の上部に移行され、次いで、容器が垂直状態で 受凹部が下方に位置するようにやや傾斜されると、それらの丸剤は前記凹面の内 周面上にある状態となる。このとき、ある丸剤は対応する受凹部内に収納され、 また上記の側周面に沿って移動して対応する受凹部内に収納されることになる。
【0015】 なお、前記した凹面の内周面上に斜面が各受凹部の口縁部分に及ぶように形成 されている場合には、上記において、丸剤はその斜面に沿って対応する受凹部内 に容易かつ速やかに誘導され収納される。
【0016】 また、この容器が垂直状態にあるとき、過剰に移行された丸剤は誘導斜壁面を 自然に下って移動し、さらに開孔部を介して容器本体内に戻される。
【0017】 次いで、この容器を開蓋して、各受凹部が最下位にあるようにこの容器を傾け ると、前記凹面の内周面が曲面である場合において、その曲面に沿って1ヶ所に 集中した状態で落下する。
【0018】
【実施例】
次に、この考案の実施例を説明する。 実施例での分配機能付き丸剤容器1は、分配機能部2を備える。この分配機能 部2は円筒形状の外装部4とこれに密嵌設された内装部5とからなる。また外装 部4の下部内周面上には累条を有し、この累条を介して容器本体12の口部13 上に外装部4は固定されている。なお、この容器本体12内には多数の丸剤14 …が収容されている。
【0019】 また、内装部5は円筒形状の周壁を備えその上面部に凹面3を形成するように 分配器6、誘導斜壁8等が形成されてなる。分配器6はこの凹面3の内周面の一 方に偏した位置に設けられ、またこの分配器6上には丸剤14を受け入れること ができる受凹部7…が上向きの状態で順に形成されている。また誘導斜壁8は各 受凹部7…の各口縁部分から延設され下方に傾斜している。またこの誘導壁部8 が及ぶ凹面3の内周壁に沿っては開孔部9が形成されている。
【0020】 また、外装部4の外面部上部には蝶番機能を有する連継部10を介して蓋部1 1が備えられている。この蓋部11は直接的には凹面3を開閉し、これにより容 器本体12の口部13が間接的に開閉される。
【0021】 この容器1は次のように操作することができる。 先ず、蓋部11を閉じた状態で容器1を逆さにすると、図3に示すように開孔 部9を介して幾つかの丸剤14…を容器本体12から凹面3内へ移行させること ができる。次いで、図4に示すように、容器1をその分配器6側が下位となるよ うに僅かに傾斜させた状態で垂直にすると、凹面3内に移行した丸剤14…は凹 面3の内周面上の位置にまで誘導斜壁8面上を移動する。この状態で、受凹部7 面の位置に達した丸剤14は、その対応する受凹部7内に収納される。またこの とき容器1をその軸回りに僅かに回動させると、全ての受凹部7…内にそれぞれ 丸剤14を収納させることができる。次いで、容器1を完全に垂直状態にすると 、図5に示すように、過剰の丸剤14…は誘導斜壁8面上を下って開孔部9を介 して容器本体12内に戻る。
【0022】 次いで、蓋11を開いて各受凹部7…を下位にして容器1を傾斜させると、図 6に示すように、各受凹部7…から丸剤14が転がり出るが、より高位の丸剤1 4…はそれぞれ凹面3の内周面上で最下位にまで誘導され、この結果、各丸剤1 4…は最下位の口縁部に集中する状態で外部へと落下させることができる。なお 、この際、適当な受器などでこの落下する丸剤14…を受けて取り出すことがで きる。
【0023】 次に、この考案の第二の実施例を図7及び図8に示した。この実施例での分配 機能付き丸剤用容器15は、分配機能部を構成する内装部17について、各受凹 部19…を設ける分配器18が位置する凹面16の内周面に沿った位置に各受凹 部19…の口縁部分に及ぶ斜面20を形成したものである。
【0024】 この容器15によれば、この容器15を垂直状態とし、各受凹部19…内に丸 剤14を収納させるに際し、各丸剤14は斜面20に従って対応する受凹部19 内に積極的に誘導される。この結果、より簡単な操作によって、迅速かつ確実に 丸剤14の受凹部19…内へ収納させることができる。またこの斜面20は、前 記した各丸剤14…の取り出しに際しても積極的に機能する。
【0025】
【考案の効果】
上述したようにこの考案は構成されるから、次のような効果を奏する。 先ず、各受凹部が凹面の内周面に沿った位置に形成されていることから、丸剤 の各受凹部内への収納操作が容易で、かつ確実に収納させることができる。また 、前記した斜面20が形成されている場合には、上記した操作をより容易かつ迅 速に行うことが可能となる。
【0026】 また、傾斜する誘導斜壁で構成されていることから、各受凹部内への丸剤を収 納させる操作後において、過剰の丸剤を容器本体内へ戻す等の特別な操作を必要 としない。
【0027】 また、所定数量の丸剤の取り出しに際し、一定の位置に集中させることができ るから、その操作も簡単である。
【0028】 以上のように、この考案に係る分配機能付き丸剤用容器によれば、簡単な操作 で所定量の丸剤を確実に取り出すことができることから、丸剤を服用する際の安 全性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分配機能付き丸剤用容器の縦断面
図。
【図2】同開蓋状態の平面図。
【図3】同説明的な部分縦断面図。
【図4】同説明的な部分縦断面図。
【図5】同説明的な部分縦断面図。
【図6】同説明的な部分正面図。
【図7】同部分平面図。
【図8】同部分縦断面図。
【図9】従来容器の部分平面図。
【図10】同部分縦断面図。
【符号の説明】
1,15 分配機能付き丸剤用容器 2 分配機能部 3,16 凹面 7,19 受凹部 8,21 誘導斜壁 9,22 開孔部 20 斜面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の丸剤を収容する蓋付き容器におい
    て、この容器の口部に連関する凹面内であって、この凹
    面の内周面の一方側に偏した位置に沿って上向きに有す
    る所定数の受凹部と、これら各受凹部の各口縁部分から
    延設され下方に傾斜する誘導斜壁と、この誘導斜壁の達
    する前記凹面の内周面に沿った位置に形成した開孔部と
    からなる分配機能部を備えてなることを特徴とする分配
    機能付き丸剤用容器。
  2. 【請求項2】前記容器の口部に連関する凹面を構成する
    部分が、円筒形状であることを特徴とする請求項1の分
    配機能付き丸剤用容器。
  3. 【請求項3】前記各受凹部が位置する前記容器の口部に
    連関する凹面の内周面上に前記各受凹部の口縁部分に及
    ぶ斜面が形成されてなることを特徴とする請求項1又は
    2の分配機能付き丸剤用容器。
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