JP5115291B2 - コンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法及び装置 - Google Patents
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Description
(1)底版コンクリートと側壁コンクリートからなるコンクリート製タンク本体における上記側壁コンクリートの頂部と対応する位置に鋼製屋根を配置し、該鋼製屋根上へコンクリートを打設してコンクリート製タンク屋根を構築するコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法において、上記コンクリート製タンク本体の中心線上より半径方向に延びる複数本の腕部を備えてなる仮設梁を、上記鋼製屋根の上方に、コンクリート製タンク本体の中心線を中心として旋回可能に支持させて、該仮設梁の各腕部にコンクリート圧送用配管より分岐させたコンクリート圧送用分岐配管を沿わせて支持させ、上記各腕部に沿わされるコンクリート圧送用分岐配管の外端より上記鋼製屋根の上側へコンクリートを吐出させ、次に、上記仮設梁を旋回させて、上記鋼製屋根の外周部の上側に周方向にコンクリートの打設を行い、次いで、上記各コンクリート圧送用分岐配管からのコンクリートの吐出位置を順次旋回中心側へ変更して、上記鋼製屋根の上側へ外周側から中心部へ向けて順次同心円状にコンクリートの打設を行うようにするコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法及び装置としてあるので、鋼製屋根の上側へのコンクリートの供給を、コンクリート圧送用配管とコンクリート圧送用分岐配管を経て連続的に行うことができる。しかも、該鋼製屋根上にコンクリートを外周側から中心部へ向けて順次同心円状に打設する場合の打設位置の周方向及び半径方向の移動に追従した個所に、コンクリートの連続供給を行うことができるため、コンクリートの打ち継ぎを短時間で行うことが可能になる。よって、レイタンスやコールドジョイントの発生を未然に防止した状態で、鋼製屋根上へのコンクリートの打設作業を継続的に実施することが可能になる。
(2)更に、上記鋼製屋根の周方向に対するコンクリートの打設作業は、上記仮設梁の複数の腕部に保持させた各コンクリート圧送用分岐配管にそれぞれ接続してある先端ホースより周方向の複数個所で同時に実施できるため、上記鋼製屋根上の周方向の全周に亘る領域に対してコンクリートの打設作業を行うために要する上記仮設梁の周方向の旋回角度を小さく抑えることができる。
(3)上記鋼製屋根の上側へのコンクリートの供給は、コンクリート圧送用配管とコンクリート圧送用分岐配管を経た圧送で行うようにしてあるため、風の強い日でも打設作業を行うことができる。これにより、従来のタワークレーンを使用して鋼製屋根上へコンクリートの供給を行っていた場合に比して、工期の短縮化を図ることが可能になる。
(4)仮設梁の各腕部の外側端部を、走行台車を介して側壁コンクリートの上端面に周方向に亘り設けた仮設レール上を走行させるようにして、該仮設梁を、鋼製屋根の上方に支持させると共に、該鋼製屋根の上方で旋回させるようにする構成とすることにより、上記鋼製屋根上の周方向に延びる領域に対するコンクリートの打設作業を容易なものとするができて、打ち継ぎに要する時間の短縮化を図ることができる。
(5)仮設梁の各腕部に保持させる各コンクリート圧送用分岐配管を、鋼製屋根の外周部から旋回中心側へコンクリート打設を行うときに対応する長さに短くして、上記各コンクリート圧送用配管におけるコンクリートの吐出位置を順次内側へ変更するようにする構成とすることにより、鋼製屋根上に外周側から中央部へ向けて順次同心円状にコンクリートを打設する際、コンクリートの打設位置を径方向に容易に移動させることができる。
(6)仮設梁の各腕部に保持させる各コンクリート圧送用分岐配管を、長手方向所要間隔個所に先端ホースを取り付けた三方切換弁を介装してなる構成とした構成とすることにより、鋼製屋根上に外周側から中央部へ向けて順次同心円状にコンクリートを打設する際、コンクリートの打設位置の径方向への移動を、上記三方切換弁の操作による容易なものとすることができる。
2 側壁コンクリート
3 鋼製屋根
4 仮設梁
5 腕部
6 走行台車
8,8A コンクリート圧送用分岐配管
9 配管部材
10 継手
11 先端ホース
12 コンクリートポンプ
13 コンクリート圧送用配管
14 ベアリングジョイント
15 T継手(分岐管)
16 コンクリート
23 コンクリート製タンク屋根
26 三方切換弁
Claims (7)
- 底版コンクリートと側壁コンクリートからなるコンクリート製タンク本体における上記側壁コンクリートの頂部と対応する位置に鋼製屋根を配置し、該鋼製屋根上へコンクリートを打設してコンクリート製タンク屋根を構築するコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法において、上記コンクリート製タンク本体の中心線上より半径方向に延びる複数本の腕部を備えてなる仮設梁を、上記鋼製屋根の上方に、コンクリート製タンク本体の中心線を中心として旋回可能に支持させて、該仮設梁の各腕部にコンクリート圧送用配管より分岐させたコンクリート圧送用分岐配管を沿わせて支持させ、上記各腕部に沿わされるコンクリート圧送用分岐配管の外端より上記鋼製屋根の上側へコンクリートを吐出させ、次に、上記仮設梁を旋回させて、上記鋼製屋根の外周部の上側に周方向にコンクリートの打設を行い、次いで、上記各コンクリート圧送用分岐配管からのコンクリートの吐出位置を順次旋回中心側へ変更して、上記鋼製屋根の上側へ外周側から中心部へ向けて順次同心円状にコンクリートの打設を行うようにすることを特徴とするコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法。
- 仮設梁の各腕部の外側端部を、走行台車を介して側壁コンクリートの上端面に周方向に亘り設けた仮設レール上を走行させるようにして、該仮設梁を、鋼製屋根の上方に支持させると共に、該鋼製屋根の上方で旋回させるようにする請求項1記載のコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法。
- 仮設梁の各腕部に保持させる各コンクリート圧送用分岐配管を、鋼製屋根の外周部から旋回中心側へコンクリート打設を行うときに対応する長さに短くして、上記各コンクリート圧送用配管におけるコンクリートの吐出位置を順次内側へ変更するようにする請求項1又は2記載のコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設方法。
- 底版コンクリートと側壁コンクリートからなるコンクリート製タンク本体における上記側壁コンクリートの頂部と対応する位置に鋼製屋根を配置して、該鋼製屋根の上面にコンクリートを打設してコンクリート製タンク屋根を構築するコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設装置において、上記コンクリート製タンク本体の中心線上より半径方向に延びる複数本の腕部を備えてなる仮設梁を、上記鋼製屋根の上方に配置して、該仮設梁の各腕部の外側端部を、側壁コンクリートの上端面に周方向に沿い移動できるように載置し、上記鋼製屋根の中央部上方位置までコンクリートを圧送するためのコンクリート圧送用配管の下流側端部に、上記コンクリート製タンク本体の中心線上に配したベアリングジョイントと分岐管を介して上記仮設梁の各腕部に保持させた各コンクリート圧送用分岐配管の内側端部を接続し、且つ該各コンクリート圧送用分岐配管の外側端部に先端ホースを接続してなる構成を有することを特徴とするコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設装置。
- 仮設梁の各腕部の外側端部に設けた走行台車を、側壁コンクリートの上端面に周方向に設けた仮設レール上に自走できるよう載置した請求項4記載のコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設装置。
- 仮設梁の各腕部に保持させる各コンクリート圧送用分岐配管を、複数の所要長さの配管部材を継手を介し取り外し可能に連結してなる構成の配管とし、且つ該各コンクリート圧送用分岐配管の外側端部に、上記継手と同様の継手を介して先端ホースを接続するようにした請求項4又は5記載のコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設装置。
- 仮設梁の各腕部に保持させる各コンクリート圧送用分岐配管を、長手方向所要間隔個所に先端ホースを取り付けた三方切換弁を介装してなる構成とした請求項4又は5記載のコンクリート製タンク屋根のコンクリート打設装置。
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