JP5486908B2 - 拡幅部のトンネル覆工コンクリート用の養生装置 - Google Patents
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Description
この特許文献1〜3に開示された前記一般部のトンネル覆工コンクリート(以下、一般部覆工コンクリートと略す場合がある。)の養生装置は、共通して、一般部覆工コンクリートの内面形状より一回り小さく、同内面形状と相似するアーチ形状に鋼材を骨組みしてなるアーチフレームと、アーチフレームに設けられた加湿設備と、アーチフレームの外周面を覆った防水シートと、アーチフレームの下端部、又はアーチフレームを支持する支保部材の下端部に設けられた車輪とで構成されている。
1)一般部覆工コンクリートは無筋コンクリート構造で構築されるのに対し、拡幅部覆工コンクリートは鉄筋コンクリート構造で構築される。よって、トンネル覆工コンクリートのひび割れ抵抗性が無筋コンクリート構造よりも良好であるため、鉄筋コンクリート構造である拡幅部覆工コンクリートの養生は実施してもさほど効果に変わりがないと考えられていた。
2)拡幅部のトンネル断面と一般部のトンネル断面とはその形態が大きく異なる(本願の図1と図9を対比して参照)ため、一般部覆工コンクリート用の養生装置を、拡幅部の養生にそのまま用いることはできなかった。よって、拡幅部専用の養生装置を新たに製造する必要があるが、750〜800m毎に30〜40m程度と極めて短い部分にしか適用できない拡幅部専用の養生装置は、大掛かりで製造コストが嵩むので、費用対効果の面で効率がよくなかった。
よって、近年では、拡幅部覆工コンクリートであっても養生を行う必要性があると認識されるようになってはいるが、拡幅部の養生に好適な養生装置に係る発明は、現状では見聞しない。
前記一般部覆工コンクリート用養生装置は、拡幅部を除く一般部覆工コンクリートの内面形状の内側に一定の間隔をあけた相似形状に鋼材を骨組みしてなるアーチフレームと、加湿設備と、アーチフレームの外周面を覆った防水シートと、車輪とを備えて成ること、
前記拡幅部覆工コンクリート用養生装置は、前記一般部覆工コンクリート用養生装置を基礎として、当該一般部覆工コンクリート用養生装置のトンネル軸方向の前端部及び後端部に位置するアーチフレームの天端部から拡幅部側の下端部にかけて漸次せいの高いエアバルグ支持用部材が放射方向に着脱自在に立設され、当該アーチフレームの外周面及びエアバルグ支持用部材の上端部に、エアバルグ据付用部材が、拡幅部覆工コンクリートの内面形状と相似するアーチ形状で、送風機により膨張されたエアバルグが拡幅部覆工コンクリートの内面に密着するのに適正な間隔を確保して着脱自在に設けられ、前記エアバルグ据付用部材の上面に前記エアバルグが着脱自在に据え付けられ、さらにエアバルグ据付用部材と当該アーチフレームとの隙間を塞ぐ端部遮蔽シートが鉛直方向に張設されて、拡幅部覆工コンクリートを養生可能な構成とされていること、
一般部覆工コンクリートを養生する場合は、前記拡幅部覆工コンクリート用養生装置から、前記エアバルグ支持用部材、前記エアバルグ据付用部材、前記エアバルグ、および、前記端部遮蔽シートを取り外して、前記一般部覆工コンクリート用養生装置に戻すことが可能な構成とされていることを特徴とする。
1)トンネル軸方向の前端部と後端部に設けたエアバルグを膨張させて拡幅部覆工コンクリートの内面に沿って密着させると、トンネル軸方向の全長にわたり、拡幅部覆工コンクリートの内面とアーチフレームの外周面を覆う防水シートとが形成する空間を、送風機により膨張させたエアバルグと端部遮蔽シートとで外気を遮断して密閉する密閉空間を形成することができる。よって、前記密閉空間内の温度を、水とセメントの水和反応の最大値と同等値(通常15〜40℃の範囲内)に恒常的に保持できる保温養生を実現することができる。
2)噴霧ノズルの平均粒子径、取付角度、噴霧角度、取付ピッチ、および噴霧量を適正な条件で実施するので、前記密閉空間内の湿度を99〜100%に保持することができる。よって、施工後にひび割れを生じさせることがなく、勿論コンクリート内に配筋される鉄筋が錆びる虞もなく、品質および耐久性に非常に優れた拡幅部覆工コンクリートを実現できる。また、噴霧ノズルから噴霧する微霧が拡幅部覆工コンクリートに直接当たる虞がないので、施工後に斑模様が生じることもなく、美観に優れた拡幅部覆工コンクリートを実現できる。
3)前記エアバルグは、形状変化追従性と耐久性に優れたナイロンタフタ製を用いて実施する場合には、エアバルグを拡幅部覆工コンクリートの内面と密着させたままの膨張させた状態で、密閉空間を維持しつつ移動させることができる。したがって、最適な保温養生と湿潤養生を保持しつつ効率的、且つ合理的に連続養生を行うことができる。
4)要するに、拡幅部覆工コンクリート用養生装置による養生は、750m以上の長大なトンネルに発生する例外的措置であるが、本発明は、一般部覆工コンクリート用養生装置を基礎として、経済的、且つ合理的に改造することにより簡易に実用化でき、一般部覆工コンクリート用養生装置による養生と同程度の高い養生効果を実現できるほか、用済み後ないし通常時は一般部覆工コンクリート用養生装置に戻して使用できるので、費用対効果に優れ、実用価値が高い。
以下、前記一般部用養生装置20のトンネル軸方向の後端部の構造を、図3〜図7に基づいて説明する。前端部の構造は後端部の構造と同様であるため、図示及び説明は適宜省略する。
前記エアバルグ据付用部材2は、図6と図7に示したように、幅200mm程度の平板状の鋼材が好適に用いられ、拡幅部側に設けたエアバルグ支持用部材1の上端部にボルト、溶接等の接合手段で接合して取り付けられている。
一方、前記一般部用養生装置10を構成するアーチフレーム11の外周面については、既にエアバルグ据付用部材2が設けられている場合はそのまま利用し、設けられていない場合には、後端部に位置するアーチフレーム11の外周面に沿って、ボルト、溶接等の接合手段でエアバルグ据付用部材2を直付けする。
ちなみに、本実施例に係るエアバルグ据付用部材2は、拡幅部覆工コンクリート9の内面に対し、均等に400mm程度の間隔をあけて配設されるがこの限りではなく、当該間隔は、使用するエアバルグ3の膨張時の幅に応じて適宜設計変更される。エアバルグ据付用部材(平板状の鋼材)2の幅は、勿論200mm程度に限定されず、使用するエアバルグ3の大きさに応じて適宜増減される。
本実施例に係るエアバルグ3は、形状変化追従性と耐久性に優れたナイロンタフタ製を用いて実施している。
また、本実施例に係るエアバルグ3は、一例として、60Hzで5.5m3/分に調整した電動送風機の連続運転により膨張させる構成で実施している。
さらに、本実施例に係るエアバルグは、前記電動送風機により膨張させると前記拡幅部覆工コンクリート9の内面に隙間なく密着するように、1体当たりの長さが10〜30cm程度の筒状で、拡幅部覆工コンクリート9の内面と当接する部位が当該内面の形状とほぼ一致する曲率で形成されたエアバルグ片(図示省略)を一連に繋ぎ合わせ(縫い合わせ)、且つその両端部を閉塞して製造されている。具体的に、個々の筒状のエアバルグ片は、トンネル正面方向から見ると、拡幅部覆工コンクリート9の内面に当接する部位を上辺とし、前記エアバルグ据付用部材2に当接する部位を下辺とするほぼ倒立台形状(バームクーヘン形状)に近似する形状で実施されている。
なお、本実施例に係るエアバルグ3は、膨張時の径が600mm程度、全長は拡幅部覆工コンクリート9の形態に応じて適宜設計変更して実施される。前記エアバルグ3の厚さは、250デニールが好適に用いられるが、これに限定されるものではない。
前記アーチ部材18は、一般部覆工コンクリート19の内面との間隔を300〜450mm(図示例では400mm程度)確保して並設されている。前記間隔を300〜450mm確保した理由は、密閉する空間内の温度を水とセメントの水和反応の最大値と同等値に保持するには、間隔を300〜500mmとする必要があること、及び450mmより間隔が大きいとトンネル掘削車の走行スペースを確保しづらいことを考慮したからである。
なお、前記アーチ部材18及び水平部材17の使用本数は勿論この限りではなく、養生装置20の形態に応じて適宜増減して実施可能である。また、使用する一般部養生装置20の全長は1スパンに限定されるものではなく、2スパン分以上の長さで実施することもできるし、1スパン当たりの長さも前記10.5mのほか、6m、9m、12mで実施することもできる。
前記防水シート14はさらに、透明又は半透明の積層シートで実施することにより、作業員の目視により、後述する噴霧ノズル22の噴霧状況を逐一チェックできる工夫が施されている。
前記支保部材15は、複数の鋼材を溶接、ボルト等の接合手段で組み立てられ、当該アーチフレーム11を支持するのに十分な剛性で実施される。
前記車輪14は、トンネル構内の地面上に敷設されたレール16(又は溝形鋼のフランジ)に沿って走行可能な構成とされている。ちなみに、当該一般部用養生装置20は、2名程度の作業員の力で楽にレール上を走行させることができる。
なお、図1、図9、及び図10の符号25は、送風管を示している。
前記噴霧管21を水平部材17に取付ける手法は種々あるが、本実施例では、噴霧管21と水平部材17とを包持する重ね合わせ継手24を用いて取付けている。ちなみに本実施例に係る噴霧管21は、管径が10mm程度、1本あたりの長さが7m程度で実施されている。
前記噴霧ノズル22は、具体的に、固定式の二股アダプタ23を介して噴霧管21に設備されている。前記二股アダプタ23は、前記噴霧管21に3m程度のピッチP(図12参照)で3カ所設けられ、各二股アダプタ23には、2個の噴霧ノズル22が設けられている。要するに、本実施例に係る噴霧ノズル22は、1本の噴霧管21に6個ずつの計24個用いて実施している。
また、前記噴霧ノズル22は、微霧の噴霧平均粒子径が35〜60μm、ノズル径が11mmで、ノズル1個当たりの噴霧量が1〜2リットル/時間で噴霧する性能を有し、当該微霧が一般部覆工コンクリート19の内面に当たらないような取付角度及び噴霧角度とされ、一般部覆工コンクリート19の内面と防水シート13とが形成する空間内を微霧で充満させるのに適正な取付ピッチおよび噴霧量とされ、前記空間を密閉空間とした場合に、99〜100%の湿度に保持する湿潤養生が可能な構成とされている。
前記微霧の噴霧平均粒子径を35〜60μmの範囲内とする意義は、35μm未満とすると、前記密閉空間内の湿度を99〜100%に保持するには噴霧ノズル22の設置ピッチを狭くして個数を増やす必要があるなど不経済であること、60μmを超えると、トンネル構内の地盤に水(養生水)が垂れ落ちて泥濘化する虞がありこれを防止する必要があること、を考慮した結果である。
また、一般部用養生装置20の噴霧ノズル22の平均粒子径、取付角度、噴霧角度、取付ピッチ、および噴霧量を上記した条件で実施するので、前記密閉空間内の湿度を99〜100%に保持することができる。よって、施工後にひび割れを生じさせることがなく、勿論、拡幅部覆工コンクリート9内に配筋される鉄筋が錆びる虞もなく、品質および耐久性に非常に優れた拡幅部覆工コンクリート9を実現できる。また、噴霧ノズル22から噴霧する微霧が拡幅部覆工コンクリート9に直接当たる虞がないので、施工後に斑模様が生じることもなく、美観に優れた拡幅部覆工コンクリート9を実現できる。
先ず、拡幅部を除く一般部のトンネル覆工コンクリート19の養生を、上記構成の一般部用養生装置20を用いてトンネル全長にわたり行った後、1スパンSに分離した一般部用養生装置20を、一般部覆工コンクリート19用のエアバルグ26を取り外した状態で、拡幅トンネルK1(図13参照)の手前の位置まで移動させる。なお、図13に付した数値は、非常駐車帯の標準寸法を示している。
次に、拡幅部覆工コンクリート打設装置(図示省略)を組み立て、拡幅部覆工コンクリート9の打設を行い、前記装置の型枠を取り外して露出させた全長10m程度の拡幅部覆工コンクリート9の養生区間K1に、前記一般部用養生装置20を若干移動させて停止させ、一般部用養生装置20を基礎として拡幅部用養生装置10へ改造する作業を行う。
具体的には、上記したように、そのトンネル軸方向の前端部及び後端部に位置するアーチフレーム11(水平部材17、又はアーチ部材18)の拡幅部側に前記エアバルグ支持用部材1を放射方向に立設し、前記アーチフレーム11の外周面及びエアバルグ支持用部材1の上端部に、エアバルグ据付用部材2を、拡幅部覆工コンクリート9の内面形状と相似するアーチ形状で、電動送風機で膨張させたエアバルグ3が拡幅部覆工コンクリート9の内面に隙間なく密着するのに適正な間隔を確保して設け、前記エアバルグ据付用部材2の上面にエアバルグ3を据え付け、さらにエアバルグ据付用部材2と当該アーチフレーム11との隙間を塞ぐ端部遮蔽シート4を鉛直方向に張設する作業を行う。当該作業を終えた後に前記エアバルグ3、3を膨張させる。
また、前記噴霧ノズル22の平均粒子径、取付角度、噴霧角度、取付ピッチ、および噴霧量を上記した条件で実施するので、前記密閉空間内の湿度を99〜100%に保持することができる。よって、施工後にひび割れを生じさせることがなく、勿論、拡幅部覆工コンクリート9内に配筋される鉄筋が錆びる虞もなく、品質および耐久性に非常に優れた拡幅部覆工コンクリート9を実現できる。また、噴霧ノズル22から噴霧する微霧が拡幅部覆工コンクリート1に直接当たる虞が一切ないので、施工後に斑模様が生じることもなく、美観に優れた拡幅部覆工コンクリート9を実現できる。
この養生期間を終える直前に、次の養生区間K2に、拡幅部覆工コンクリート打設装置により、拡幅部覆工コンクリート9の打設を行う。しかる後、養生を終えた前記拡幅部用養生装置10を作業員が手動で前進させて、次の養生区間K2で停止させる。
拡幅部用養生装置10の前記エアバルグ3は、形状変化追従性と耐久性に優れたナイロンタフタ製を用いて実施している。よって、本発明に係る拡幅部用養生装置10は、エアバルグ3を拡幅部覆工コンクリート9の内面と密着させたままの膨張させた状態で、密閉空間を維持しつつ移動させることができる。よって、最適な保温養生と湿潤養生を保持しつつ効率的、且つ合理的に連続養生を行うことができるのである。
例えば、前記噴霧ノズル22に係る平均粒子径、取付角度、噴霧角度、取付ピッチ、および噴霧量については、もちろん本実施例に限定されるものではなく、拡幅部覆工コンクリート9の内面と前記防水シート13とが形成する空間を、膨張したエアバルグ3、3と端部遮蔽シート4、4とで密閉する密閉空間内の湿度を99〜100%に保持できることを条件に、適宜設計変更して実施することができる。
2 エアバルグ据付用部材
3 エアバルグ
4 端部遮蔽シート
9 拡幅部覆工コンクリート
10 拡幅部用養生装置
11 アーチフレーム
12 加湿設備
13 防水シート
14 車輪
15 支保部材
16 レール
17 水平部材
18 アーチ部材
19 一般部覆工コンクリート
20 一般部用養生装置
21 噴霧管
22 噴霧ノズル
23 二股アダプタ
24 重ね合わせ継手
25 送風管
26 エアバルグ
30 セントル
31 圧力ポンプ
32 発電機
Claims (5)
- 一般部覆工コンクリート用養生装置を利用して構築したトンネルの拡幅部覆工コンクリート用養生装置であって、
前記一般部覆工コンクリート用養生装置は、拡幅部を除く一般部覆工コンクリートの内面形状の内側に一定の間隔をあけた相似形状に鋼材を骨組みしてなるアーチフレームと、加湿設備と、アーチフレームの外周面を覆った防水シートと、車輪とを備えて成ること、
前記拡幅部覆工コンクリート用養生装置は、前記一般部覆工コンクリート用養生装置を基礎として、当該一般部覆工コンクリート用養生装置のトンネル軸方向の前端部及び後端部に位置するアーチフレームの天端部から拡幅部側の下端部にかけて漸次せいの高いエアバルグ支持用部材が放射方向に着脱自在に立設され、当該アーチフレームの外周面及びエアバルグ支持用部材の上端部に、エアバルグ据付用部材が、拡幅部覆工コンクリートの内面形状と相似するアーチ形状で、送風機により膨張されたエアバルグが拡幅部覆工コンクリートの内面に密着するのに適正な間隔を確保して着脱自在に設けられ、前記エアバルグ据付用部材の上面に前記エアバルグが着脱自在に据え付けられ、さらにエアバルグ据付用部材と当該アーチフレームとの隙間を塞ぐ端部遮蔽シートが鉛直方向に張設されて、拡幅部覆工コンクリートを養生可能な構成とされていること、
一般部覆工コンクリートを養生する場合は、前記拡幅部覆工コンクリート用養生装置から、前記エアバルグ支持用部材、前記エアバルグ据付用部材、前記エアバルグ、および、前記端部遮蔽シートを取り外して、前記一般部覆工コンクリート用養生装置に戻すことが可能な構成とされていることを特徴とする、トンネルの拡幅部覆工コンクリート用養生装
置。 - 前記一般部覆工コンクリート用養生装置は、一般部覆工コンクリートの内面形状より一回り小さく、同内面形状と相似するアーチ形状に鋼材を骨組みしてなるアーチフレームと、アーチフレームに設けられた加湿設備と、アーチフレームの外周面を覆った防水シートと、アーチフレームの下端部、又はアーチフレームを支持する支保部材の下端部に設けられた車輪とからなることを特徴とする、請求項1に記載したトンネルの拡幅部覆工コンクリート用養生装置。
- 前記エアバルグは、形状変化追従性と耐久性に優れたナイロンタフタ製であることを特徴とする、請求項1又は2に記載したトンネルの拡幅部覆工コンクリート用養生装置。
- 前記加湿設備は、噴霧管と噴霧ノズルとからなり、前記噴霧ノズルは、平均粒子径が30〜65μの微霧を噴霧する性能を有し、当該微霧が拡幅部覆工コンクリートの内面に当たらないような取付角度及び噴霧角度とされ、拡幅部覆工コンクリートの内面と、防水シートと、膨張されたエアバルグと、端部遮蔽シートとで形成した密閉空間内を微霧で充満させるのに適正な取付ピッチおよび噴霧量とされていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載したトンネルの拡幅部覆工コンクリート用養生装置。
- 前記噴霧ノズルは、その先端と拡幅部覆工コンクリートの内面との間隔を250〜400mmに確保する高さに継ぎ足し可能な構成であることを特徴とする、請求項4に記載したトンネルの拡幅部覆工コンクリート用の養生装置。
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