JP5114789B2 - 送信装置、プログラム、記録媒体及び送信方法 - Google Patents
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Description
PAPRが大きくなると、送信電力増幅部の非線形特性による歪を原因としたサブキャリア間の干渉問題や帯域外での電力漏洩などの問題が発生する。
PAPR対策として、送信電力増幅部の線形性を保つ領域(バックオフ領域)を広く確保する手法を行うが、バックオフ領域を広く確保すると、送信電力増幅部の消費電流が増大することが知られている。
送信電力増幅部の線形領域で使用する場合は、データ通信品質を確保するため、フィルタを通さず、信号をそのまま送信するため、送信電力増幅部の消費電流の変化が大きくなる。
送信電力増幅部の消費電力が、電源供給電力を超えた場合には、電池等の電源供給部から供給される電力が不足し、送信電力増幅部や他の通信装置内の回路が、正常に動作しないことがある。
また、通信装置が備える電池から送信電力増幅部への電源供給回路の電力に対してマージンを確保するため、ピーク電力の発生タイミングが重なったときを考慮し、電源供給回路の規模や電池等の供給電力を大きくする必要がある。
更に、複数のアンテナで送信ピーク電力が重なった場合には、互いのアンテナへの干渉量などが急に増加することになり、通信品質に大きな影響を与える。
本発明の第1の態様では、送信電力検出部が検出した送信電力の和が、電源監視部で監視している電源供給電力を超えると判定した場合に、少なくとも1つのアンテナから出力される送信信号を止めることによって、送信装置の電源供給電力を超えることがない制御を行うことにより、通信装置内の他の回路に対して充分な電源供給電力を確保することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による基地局装置100a(送信装置とも称する)の構成を示す概略ブロック図である。ただし、基地局装置100aは送信と受信の両方の機能を有するが、以下では送信の機能に限定して説明する。基地局装置100aは、ベースバンド部101、制御部102、記憶部103、電源監視部104、比較部105、送信電力検出部106、電源供給部107、変調部111、121、直列並列変換部112、122、IFFT部113、123、並列直列変換部114、124、CP挿入部115、125、送信電力増幅部116、126、アンテナ117、127を備えている。
ベースバンド部101は、送信データD118を変調部111と制御部102とに出力する。また、ベースバンド部101は、送信データD128を変調部121と制御部102とに出力する。
変調部111は、ベースバンド部101が出力する送信データD118を、例えば64QAM(64直交振幅変調)により変調し、直列並列変換部112に出力する。また、変調部121は、ベースバンド部101が出力する送信データD128を同様にして変調し、直列並列変換部122に出力する。上記の変調方式の設定は公知の方法によって行うことができる。
また、直列並列変換部122は、変調部121が出力する信号を、直列データから並列データに変換して、IFFT部123に出力する。
また、IFFT部123は、直列並列変換部122が出力する信号に対して、逆高速フーリエ変換の処理を行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換し、並列直列変換部124に出力する。
また、並列直列変換部124は、IFFT部123が出力する信号を、並列データから直列データに変換して、CP挿入部125に出力する。
また、CP挿入部125は、並列直列変換部124が出力する信号に対してCPを挿入して、送信電力増幅部126に出力する。
なお、CP挿入部115(又は、CP挿入部125)は、IFFT部113(又は、IFFT部123)が出力する並列データに対してCPを挿入しても良い。
また、送信電力増幅部126は、CP挿入部125が出力する信号を増幅し、アンテナ127から無線信号として移動局装置に送信する。
電源監視部104は、基地局装置100aの各回路ブロックへ電力を供給する。それとともに、電源監視部104は電源供給部107の電源供給可能電力を定期的または必要に応じて検出している。任意の方法で検出した電源供給可能電力値をBとする。又は当該電力値Bが既知の場合やあらかじめ推測できる場合は、当該既知の値や推測値を使用しても良い。
比較部105では、上記2つの値AとBの差分を計算し、その結果を制御部102に通知する。制御部102へ通知する情報をCとすると、C=B−A+αとなる。本実施形態においてはα=0である。
通常の動作では、送信電力増幅部の消費電力の和Aよりも、電源供給可能電力値Bが充分大きく、通信装置内の他の回路への電源供給は充分確保されている。
制御部102が、送信データD118とD128の信号配列により、送信電力増幅部116と126の送信ピーク電力が同時に発生すると予想した場合、直ちに、制御部102は、送信ピーク電力発生における2つの送信電力増加分の値Dを求め、あらかじめ比較部105から電源供給電力の余裕度を示す情報であるCの値以下になるように、送信ピーク電力の消費電力を削減するように制御する。
電力Dは、電力Aの変化量であり、電力Aは送信電力増幅部116の消費電力A1と送信電力増幅部126の消費電力A2の合計である。よって、消費電力A1と消費電力A2の変化量を推測することで、電力Dを推測することができる。具体的には、送信電力増幅部116、126で消費される消費電力A1、A2は、ベースバンド部101から出力される信号パターンを、制御部102にて監視し、信号配列を見ることで、制御部102において消費電力A1、A2を予測することができる。
もし、2つの送信電力増幅部の送信ピーク電力の発生によって生じる電力増加分Dが、比較部105から通知される余裕度Cの値を超えてしまうと、通信装置の電源供給可能電力値B以上に消費電力が上がるということで、この場合には通信装置内の他の回路への電源供給が不十分となり、通信装置内の回路動作が不安定になる等の悪影響を及ぼす。
図3のように、2つの送信ピーク電力による消費電力の和が、電源供給可能電力値Bを超えると推定した場合には、送信ピーク電力の消費電力増加分Dを、比較部102からの情報である余裕度を示す値C以下になるように制御するために、送信ピーク電力による消費電力増加量を、どの程度、削減するのか判定し、送信ピーク電力の削減量に応じて、送信データD128の一部データを直ちに送信しないで記憶部103に一時的に保存する。
送信ピーク電力発生による削減量が小さい場合には、送信データD128から記憶部に保存されるデータをより少なくすることができる。
このように送信電力の削減量に応じて、記憶部に保存する送信データ量を変化させることで、従来にない、きめ細かな電力削減が可能となる。
記憶部103に保存した送信データは、送信ピーク電力が解消し、消費電力の和が、電源供給電力以下になった時に、相手受信装置に送れば良い。場合によっては、これらの保存した送信データを部分的に破棄しても良い。
まず、消費電力の和Aを監視する(step0)。消費電力の和Aにピークが存在するか判定する(step1)。ピークが存在しない場合は特に何も行わず通常の動作とする(step2)。
基地局装置100aの電源供給可能電力値Bは、温度や周囲環境、停電時など予備電源での動作時など、条件によって変動する。電源供給可能電力値Bの変動によって、通信装置の送信電力の余裕度Cの値も変化するので、送信ピーク電力発生による消費電力の削減すべき電力量も変化することがある。
また、本実施形態においてはCを計算するに使用するαをゼロとしているが、例えば通信環境の必要に応じてプラスの値を使用したり、マイナスの値を使用することが可能で、装置の構成や使用環境によって適宜設定するのが良い。
上記では、記憶部103(図1)に保存すべきデータとして、ベースバンド部101の出力データを例にして記載したが、図100aの基地局装置通信装置のベースバンド部101以外の他の回路ブロックからの出力データを保存しても同様な効果が得られる。
たとえば、変調部121から直列並列変換部122へのデータの一部や、IFFT部123からサブキャリア毎に出力される一部のサブキャリア信号や、並列直列変換部124からCP挿入部125への信号等を、記憶部に保存して、送信ピーク電力発生による送信増幅部の消費電力を削減しても良い。
また、記憶部103(図1)に保存されるデータは2つ以上の回路ブロックからの出力される送信信号を組み合わせて、保存することも適応可能とする。
たとえば、アンテナ117から送信される信号による送信ピーク電力発生を推測したときに、送信電力増幅部116の消費電力を削減するために、変調部111の出力信号の一部送信データと、CP挿入部115の出力信号の一部送信データを保存するように、2つ以上のブロック部から出力される送信データを記憶部(図示省略)に保存しても良い。
記憶部103(図1)は、送信電力増幅部116の送信ピーク電力を削減するための一部送信データと、送信電力増幅部126の送信ピーク電力を削減するための一部送信データを、ひとつの記憶部にまとめて保存することもできる。
第1〜第4の実施形態は、基地局装置100aについて記載したが、移動局装置200aについても、送信データの一部を記憶部に保存することにより、電源供給可能な電力に応じて、最適な送信ピーク電力の削減を実現することができる。ただし、移動局装置200は、送信と受信の両方の機能を有するが、以下では送信の機能に限定して説明する。
特に、満充電になった電池では、電源供給可能電力値Bは、大きい値になるが、移動局装置200aを使い続けると、電源供給可能電力値Bの値は、徐々に低下するので、電源供給部から、電源供給可能電力値Bが、時間とともに低下することを考慮して、送信ピーク電力発生による消費電力の削減量を段階的に変化させる。この状態をたとえば図7にしめす。図7では、横軸に時間をとり、縦軸に電力をとっている。
ここで、制御部202で、送信データD228の信号配列により送信電力増幅部227における送信ピーク電力が発生すると予想したが、たとえ送信ピーク電力が発生しても、その際の消費電力値Dが、電源供給電力の余裕度を示すC以下の値となる場合には、送信ピーク電力を削減する制御は行わないでも良い。
一方、電源供給可能な電力が低下し、送信ピーク電力が電源供給可能な電力を超えると推測した場合には、削減すべき消費電力量に応じて、記憶部に保存すべき送信データの量を変化させることができるので、従来にない細かな効果的な送信ピーク電力の削減の制御が可能となる。
例えばBの値が比較的消費電力による影響を受けにくいとき、例えばピークが瞬間的にBを上回る場合であってもその時間が非常に短い場合に、電力の供給に問題ない場合はαとしてプラスの値を使用して、送信ピーク電力が多少Bの値を超えても上記送信データによる送信ピーク電力制御を行わないようすることもできる。
このように装置の構成や特性に応じて或いは通信環境に応じて、αとしてゼロを使用したりプラスやマイナスの値を適宜決定して使用するのが良い。
第5の実施形態では、記憶部203(図6)に保存すべきデータとして、ベースバンド部201の出力データを例にして記載したが、図200aの移動局装置通信装置のベースバンド部201以外の他の回路ブロックからの出力データを保存しても同様な効果が得られる。
たとえば、変調部221からFFT部212へのデータの一部や、サブキャリア割り当て部214からIFFT部215に出力される一部のサブキャリア信号や、IFFT部215からCP挿入部216への信号等を、記憶部203に保存しても良い。
移動局装置通信装置200aにおいても、また、第3の実施形態のように記憶部103(図1)に保存されるデータは2種類以上の回路ブロックからの出力される送信信号を組み合わせて、記憶することも適応可能である。
第1〜第7の実施形態においては、送信ピーク削減のために記憶部に保存された送信データは具体的には次のように処理できる。例えば当該データは消費電力の和が、電源供給電力以下になった時に、相手受信装置に別途送信しても良いし、ベースバンド部からの送信データを送信後に記憶部のデータを改めて送信するような構成でも良い。
或いは相手受信装置から、記憶部に保存したデータの送信を要求された場合に、保存したデータを送信しても良い。当該要求は、例えば制御チャネルの再送要求情報に追加・包含させても良いし、不足データの再送要求情報などの別途新たな信号を用意して当該信号によって送信するような構成でも良い。
この場合は送信データの送信後に、或いは送信データ送信終了後に一定時間経過した後に破棄しても良いし、上記要求に対応して送信不要の情報を受信後、例えば制御チャネルの受信完了信号などの情報に追加・包含された当該信号を受信後に破棄するような構成でも良い。
擬似信号発生部による送信ピーク電力の削減方法として、図9の実施形態について説明する。
本実施形態においては、制御部が、同時に送信ピーク電力の発生を推測したとき、送信電力増幅部の送信ピーク電力発生による消費電力増加量から削減すべき電力量と、送信装置の電源供給可能な電力の情報に基づいて、擬似信号発生部で作成された擬似送信データを、本来の送信データの替わりに送信することにより、送信装置の送信ピーク電力の削減を行うことについて説明する。
このように送信データの一部を、疑似信号発生部で作成した擬似信号に入れ替えると、送信電力増幅部での送信ピーク電力による消費電力増加を削減することができる。
このときには、相手受信装置で送信データの並び替え作業が必要となるため、各々の送信データにヘッダ情報を付けて、相手受信装置でデータの復元並び替え作業を行う。
また、D6に相当するデータ数が少ない場合で、相手受信装置の誤り訂正回路等で、擬似信号に入れ替わったデータを修復できる場合には、入れ替えたデータD6を送信せずに、D6のデータを廃棄しても良い。即ち入れ替えたデータに対して第8の実施形態と同様な処理を施しても良い。
制御部102は、ベースバンド部101から出力される信号配列を監視し、予測される消費電力の和Aを推測する。消費電力の和Aが、電源供給の能力Bを超えると判定した場合に、超えた電力を削減する目的の擬似信号を作成する。擬似信号は、ベースバンド部101から出力される信号配列を元に、ピーク電力が発生しない信号パターンとして作成される。例えば、ベースバンド部101からの信号配列x0(=0、1、0、1、1、1、0、1、1、1、1、1、1、1、0、1、0、1)、ピーク電力を低減するための擬似信号をx1(=0、1、0、1、1、1、0、1、1、0、1、1、0、1、0、1、0、1)とした場合、“1”が7個連続した場合にピーク電力が発生する仮定したとき、10ビット目と13ビット目を反転し信号を送る。2ビットを反転させたため、1と0のデータが同程度の数で、ビットの相関関係が下がり、結果としてピーク電力が低下する。受信側では、x1の信号列を受信するが、誤り訂正回路を利用して、この2箇所のビットを訂正し、元のデータx0を生成することができる。
第9の実施形態において、擬似信号発生部108(図9)で作成した擬似信号と、ベースバンド部101から変調部111、121への送信データとを入れ替えるだけではなく、他の回路ブロックからの送信信号と入れ替えても同様な効果が得られる。
たとえば、図9のIFFT部113、123から並列直列変換部114、124へ出力されるサブキャリアの送信データの一部と擬似信号発生部108で作成した擬似信号を入れ替えても良い。
また、第9の実施形態において、擬似信号発生部108(図9)で作成した擬似信号を、2つ以上の回路ブロックから出力する送信データと入れ替えても良い。2つ以上の回路ブロックから出力される送信データを入れ替えるため、入れ替えるデータは分散されるので、相手受信装置では、誤り訂正回路などの機能により、元のデータへの復元が容易になる。
第5の実施形態における図6の移動局装置200aに、上記、第9の実施形態、第10の実施形態及び第11の実施形態を適用しても良い。
例えば上記の各実施形態のように、一部のアンテナに送信するデータのみに上記のような処理を行っても良いし、全アンテナで送信するデータのみに対して本発明の処理を施しても良いし、さらには一部または全部の処理を切替えて使用しても良い。
例えば最初はD118に対してのみ本発明の処理を適用するが、削減すべき消費電力が大きくなるとD118とD128に対して本実施形態の処理を適用するような構成でもよく装置の構成や仕様、装置の使用環境に応じて適宜変更しても良い。
例えば、基地局装置に関する上記の各実施形態について、本発明はこれに限定されず移動局装置にも好適に適用可能であることはいうまでもなく、さらには基地局装置を制御する基地局装置制御装置やコアネットワークに本発明を施すこともでも有効である。
さらに本発明を基地局装置、移動局装置、又は固定局制御装置やコネットワークに施すに限らず、複数のレベルに対して施す、例えば固定局と移動局装置の双方やあるいは基地局装置、移動局装置、又は固定局制御装置・コアネットワークに施すような構成でも良い。
Claims (5)
- 受信装置と通信する複数のアンテナを備える送信装置であって、
送信装置の電源供給電力を監視する電源監視部と、
各アンテナから送信に要する送信電力増幅部の送信電力の和を測定する送信電力検出部と、
前記電源監視部で検出した送信装置の電源供給電力と前記送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和を比較する比較部と、
ベースバンド信号から送信電力増幅部の送信電力を推測する制御部と、
各アンテナから前記受信装置に送信する信号を保存する記憶部とを備え、
前記推測に基づいて、前記制御部が、送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和が送信装置の電源供給電力を超えると判定した場合に、前記複数のアンテナから送信される信号の少なくとも1つ以上の送信信号を送信せずに前記記憶部に保存した後に、前記記憶部から前記少なくとも1つ以上の送信信号を読み出して送信することにより、前記電源監視部で監視している電源供給電力に基づいて当該アンテナから前記受信装置に送信する信号の送信ピーク電力を抑えることを特徴とする送信装置。 - 前記受信装置に送信する擬似信号を作成する擬似信号発生部を備え、
送信電力増幅部の送信電力の和が、電源供給電力を超えると判定したときに、前記複数のアンテナから送信される信号の少なくとも1つ以上の送信信号を送信せずに前記記憶部に保存し、前記擬似信号発生部で作成された擬似信号を送信した後に、前記記憶部から前記少なくとも1つ以上の送信信号を読み出して送信することにより、送信装置の送信ピーク電力を抑えることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 受信装置と通信する複数のアンテナを備える送信装置のコンピュータに、
送信装置の電源供給電力を監視する電源監視過程と、
各アンテナから送信に要する送信電力増幅部の送信電力の和を測定する送信電力検出過程と、
前記電源監視過程で検出した送信装置の電源供給電力と前記送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和を比較する比較過程と、
ベースバンド信号から送信電力増幅部の送信電力を推測する制御過程と、
各アンテナから前記受信装置に送信する信号を保存する記憶過程と、
を実行させ、
前記推測に基づいて、前記制御過程で、送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和が送信装置の電源供給電力を超えると判定した場合に、前記複数のアンテナから送信される信号の少なくとも1つ以上の送信信号を送信せずに保存した後に、前記少なくとも1つ以上の送信信号を読み出して送信することにより、前記電源監視過程で監視している電源供給電力に基づいて当該アンテナから前記受信装置に送信する信号の送信ピーク電力を抑えることを特徴とするプログラム。 - 前記請求項3に記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
- 受信装置と通信する複数のアンテナを備える送信装置を用いた送信方法であって、
送信装置の電源供給電力を監視する電源監視過程と、
各アンテナから送信に要する送信電力増幅部の送信電力の和を測定する送信電力検出過程と、
前記電源監視過程で検出した送信装置の電源供給電力と前記送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和を比較する比較過程と、
ベースバンド信号から送信電力増幅部の送信電力を推測する制御過程と、
各アンテナから前記受信装置に送信する信号を保存する記憶過程と、
を実行し、
前記推測に基づいて、前記制御過程で、送信装置の送信電力増幅部の送信電力の和が送信装置の電源供給電力を超えると判定した場合に、前記複数のアンテナから送信される信号の少なくとも1つ以上の送信信号を送信せずに保存した後に、前記少なくとも1つ以上の送信信号を読み出して送信することにより、前記電源監視過程で監視している電源供給電力に基づいて当該アンテナから前記受信装置に送信する信号の送信ピーク電力を抑えることを特徴とする送信方法。
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