JP2006033205A - 歪補償回路及びその補償方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 帰還信号の分布(サンプル数)が少なく、算出した誤差データの精度が低くなる場合にも、歪補償データが劣化するのを抑圧し、歪補償特性を向上させることが可能な歪補償回路の提供。
【解決手段】 誤差演算部21は、誤差演算時の平均化処理の際に算出した入力振幅rに応じた帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)をステップ係数計算部22に出力する(S4)。ステップ係数計算部22は帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)に応じてステップ係数を計算する(S5)。そのステップ係数を基に振幅補償データと位相補償データとが計算され(S6)、それらデータを基に歪補償演算部2にて複素乗算が行われる(S8)。
【選択図】 図1
【解決手段】 誤差演算部21は、誤差演算時の平均化処理の際に算出した入力振幅rに応じた帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)をステップ係数計算部22に出力する(S4)。ステップ係数計算部22は帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)に応じてステップ係数を計算する(S5)。そのステップ係数を基に振幅補償データと位相補償データとが計算され(S6)、それらデータを基に歪補償演算部2にて複素乗算が行われる(S8)。
【選択図】 図1
Description
本発明は、歪補償回路及びその補償方法に関し、特に無線通信システムにおける基地局等の送受信装置において使用され、電力増幅器等において発生する歪を補償する歪補償回路及びその補償方法に関する。
近年、ディジタル移動体通信システムにおいて、電力増幅手段の非線形歪による隣接チャネル漏洩電力を抑圧する為の歪補償技術として、低コスト化と高効率化の面から、ベースバンドにおけるディジタル直交座標での歪補償が可能なプリディストーション方式による歪補償回路が多く検討されている。
図3は従来のプリディストーション型歪補償回路の一例の構成図である。同図を参照すると、従来のプリディストーション型歪補償回路の一例は送信データ生成部1と、歪補償演算部2と、D/A(digital/analog)変換器3と、直交変調器4と、基準信号生成部5と、電力増幅器6と、方向性結合器7と、直交復調器8と、A/D(analog/digital)変換器9と、振幅計算部10と、誤差演算及び補償データ更新部11とを含んで構成される。
次に、このプリディストーション型歪補償回路の動作について説明する。送信データ生成部1からのディジタル直交ベースバンド信号I、Qは歪補償演算部2にて歪補償データに基づいた複素乗算による歪補償が行われ、直交ベースバンド信号I’、Q’として出力される。
その直交ベースバンド信号I’、Q’はD/A変換器3にてアナログ信号に変換され、アナログ直交ベースバンド信号として出力される。
そのアナログ直交ベースバンド信号は直交変調器4にて基準信号生成部5からの信号によって直交変調され、直交変調信号として出力される。その直交変調信号は電力増幅器6で電力増幅され出力される。
電力増幅器6の出力の一部は方向性結合器7によって直交復調器8に帰還され、基準信号生成部5からの信号によってアナログ直交ベースバンド信号に復調される。
更にそのアナログ直交ベースバンド信号はA/D変換器9にてディジタル信号に変換され、ディジタル直交ベースバンド信号I”、Q”として出力される。
この帰還されたディジタル直交ベースバンド信号I”、Q”と、送信データ生成部1からの入力直交ベースバンド信号I、Qは、誤差演算及び補償データ更新部11にて比較され、歪補償データが更新される。
歪補償演算部2では、この更新された歪補償データに基づいて、振幅計算部10からの振幅値をアドレスとして歪補償が行われる。
以上の構成は歪補償回路の一実施例を示すもので、振幅計算部10による振幅値をアドレスとする替わりに、振幅計算部10による振幅値の自乗値である電力値をアドレスとして歪補償演算を行う実施例も提案されている。
次に、誤差演算及び補償データ更新部11の構成について説明する。図4は、従来の誤差演算及び補償データ更新部11の一例の構成図である。同図を参照すると、従来の誤差演算及び補償データ更新部11の一例は誤差演算部12と、誤差データメモリ13と、歪補償データメモリ14と、加算器15,16と、積算器17,18とを含んで構成されている。
次に、誤差演算及び補償データ更新部11の動作について図5を参照しながら説明する。図5は従来の誤差演算及び補償データ更新部11の動作の一例を示すフローチャートである。
ある時点の入力信号の振幅をrn(nは正の整数)とし、同時点での歪補償データメモリ14における入力信号振幅rnに対する歪補償データについて、振幅補償データをKn、位相補償データをθnとする。ここで、nは歪補償データの更新ステップを示す。
誤差演算部12では入力信号の振幅rnにおける入力信号I、Qと帰還信I”、Q”を極座標上で比較して(S51)、振幅誤差Ea(rn)と、位相誤差Ep(rn)を算出し、更に振幅側についてはEa(rn)/rnを算出する(S52)。
これらの誤差データは、入力振幅rn(=r)をアドレスとして一旦書換え可能な誤差データメモリ13に蓄積される(S53)。
入力信号の振幅rn+1がrn+1=rn(=r)となる次の時点での振幅補償データkn+1と位相補償データθn+1を、入力信号振幅rをアドレスとして前述の各データを参照し、以下の反復演算処理によって算出する(S54)。
kn+1=Kn+α・{Ea(rn)/rn} ・・・(1)
θn+1=θn+β・Ep(rn) ・・・(2)
kn+1=Kn+α・{Ea(rn)/rn} ・・・(1)
θn+1=θn+β・Ep(rn) ・・・(2)
ここで、振幅補償データにおける乗算係数α、及び位相補償データにおける乗算係数βは、前述の反復演算のステップ係数であり、一般的にはある固定値を採用している。
書換え可能な歪補償データメモリ14のデータを、入力信号振幅rをアドレスとして以上によって得られた歪補償データに更新(S55)した後、図2における歪補償演算部2で逐次更新された歪補償データに基づいて複素乗算を行う(S56)ことで、適応的な歪補償制御が実現される。
一方、特許文献1に入力信号の直前n個分の振幅データの平均を計算し、その平均値に重み(定数)を乗じた上で現在の振幅に加算する技術が開示されている。これは、直前にどのような振幅成分が存在していたかによって重みを調整するものである。
また、特許文献2に入力信号の振幅値に応じてステップ係数を切り換える技術が開示されている。
また、特許文献3に、ステップ係数に関し、乗算係数を動作開始から収束までの一定時間内だけ収束後の係数より大きな値に設定する、あるいは乗算係数を温度がある一定値未満の場合は温度が一定値に達した後の係数より大きな値に設定することで、初期状態から歪補償が収束する迄の時間を短縮する技術が開示されている。
また、特許文献4に、歪特性を検出し、歪補償制御が収束したか否かの判定によってステップ係数を切換える技術が開示されている。
近年のディジタル移動体通信システムにおける多重変調波は、ほぼガウス(Gauss)雑音に近似できる。更に狭帯域のガウス雑音はランダムな振幅変調から成り、包絡線はレイリー(Rayleigh)分布と考えられる。レイリー分布の包絡線関数(確率密度関数)に基づけば、入力信号の包絡線に存在する振幅成分は、平均振幅値を1として正規化すると、その発生確率は振幅(1/√2)をピークとし、その前後は振幅の大小に関わらず減少する。
図6は、実際の多重変調波信号を一般的なA級動作の電力増幅器に入力した場合の入力振幅対帰還振幅/入力振幅特性図である。同図は入力信号の振幅レベルに対する帰還信号の振幅と入力信号の振幅比(帰還振幅/入力振幅)の変化を示したものである。
この特性例から、入力振幅が小さい領域においては信号の分布が少なく、かつ分散が大きいことが解る。同図における帰還振幅/入力振幅は、電力増幅器のAM−AM特性(入力振幅対出力振幅の非線形特性)を表すものであり、反復演算処理における誤差データ算出に係る情報である。
従って、信号の分布が少なく、かつ分散が大きい場合には、平均処理を行ったとしても、算出された誤差データの精度が著しく劣化する為、帰還信号の分布に無関係なステップ係数を使用する前述の従来技術では、反復演算によって算出される歪補償データの精度も劣化し、十分な歪補償ができなくなるという問題があった。
また、特許文献1及び2記載の技術では歪補償を計算する際に信号の分布が考慮されていない。したがって、信号の分布が少なく、かつ分散が大きい場合に正しい補償ができなくなる。信号の分布は、信号の振幅の大小で決まるものではなく、変調方式や多重数等の信号の種類により決まるものである。
また、特許文献3記載の技術は時間や温度条件によって係数を切り換えるものであり、信号の振幅や分布に関しては考慮されていない。
また、特許文献4記載の技術においても上記特許文献と同様に信号の振幅や分布に関しては考慮されていない。
以上に示した従来技術は、歪補償制御の収束迄の時間短縮と収束後の安定化を図るものではあるが、収束した状態における補償特性自体の改善を図るものではない。
そこで本発明の目的は、帰還信号の分布(サンプル数)が少なく、算出した誤差データの精度が低くなる場合にも、歪補償データが劣化するのを抑圧し、歪補償特性を向上させることが可能な歪補償回路及びその補償方法を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による歪補償回路は、入力信号と増幅器を経た出力信号の一部を帰還させた帰還信号とから振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出し、これらのデータに基づき送信データの歪を補償する歪補償回路であって、その回路は前記入力信号の各振幅における前記帰還信号の分布に応じて送信データの歪を補償する歪補償手段を含むことを特徴とする。
また、本発明による歪補償方法は、入力信号と増幅器を経た出力信号の一部を帰還させた帰還信号とから振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出し、これらのデータに基づき送信データの歪を補償する歪補償方法であって、その方法は前記入力信号の各振幅における前記帰還信号の分布に応じて送信データの歪を補償する歪補償ステップを含むことを特徴とする。
本発明によれば、振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データの各々に乗算するステップ係数を帰還信号の分布に応じて算出する。これにより、帰還信号の分布に応じた歪補償データを得て歪補償を行う。
本発明によれば、誤差演算及び補償データ更新部において、帰還ベースバンド信号と入力ベースバンド信号を極座標上で比較して算出した振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データに各々乗算するステップ係数を、入力ベースバンド信号の各振幅における帰還ベースバンド信号の分布(サンプル数)に応じて変更する構成としたので、帰還信号の分布が少なく、算出した誤差データの精度が低くなる場合には、ステップ係数を小さくすることにより、歪補償データ算出に使用する誤差データの重みを小さくして、歪補償データの精度が劣化することを抑圧し、歪補償特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明に係る歪補償回路の全体構成は図2の誤差演算及び補償データ更新部11を誤差演算及び補償データ更新部20に変更したものであり、その他の構成は図3と同様である。したがって、本発明に係る歪補償回路の全体構成図として図3を参照し、図3と同様の構成部分については説明を省略する。
次に、誤差演算及び補償データ更新部20の構成について説明する。図1は本発明に係る誤差演算及び補償データ更新部20の一例の構成図である。誤差演算及び補償データ更新部20が図4の従来の誤差演算及び補償データ更新部11と相違する点は、誤差演算部12が誤差演算部21に置換され、ステップ係数計算部22が新たに設けられた点である。したがって、他の構成部分は従来の誤差演算及び補償データ更新部11と同様であるためその説明を省略する。
誤差演算部21は、誤差演算を行う機能に加え、入力振幅rにおける帰還信号の分布 (サンプル数P(r))を、ステップ係数計算部16に出力する機能を含んでいる。なお、入力振幅rにおける帰還信号のサンプル数P(r)を出力する処理については、従来の誤差演算部12において、平均化処理を行う際にサンプル数P(r)が既知の情報である為、新たに回路の付加は必要としない。
次に、誤差演算及び補償データ更新部20の動作について図2を参照しながら説明する。図2は本発明に係る誤差演算及び補償データ更新部20の動作の一例を示すフローチャートである。
ある時点の入力信号の振幅をrn(nは正の整数)とし、同時点での歪補償データメモリ14における入力信号振幅rnに対する歪補償データについて、振幅補償データをKn、位相補償データをθnとする。ここで、nは歪補償データの更新ステップを示す。
誤差演算部21は入力信号の振幅rnにおける入力信号I、Qと帰還信号I”、Q”を極座標上で比較して(S1)、振幅誤差Ea(rn)と、位相誤差Ep(rn)を算出し、更に振幅側についてはEa(rn)/rnを算出する(S2)。
これらの誤差データは、入力振幅rn(=r)をアドレスとして一旦書換え可能な誤差データメモリ13に蓄積される(S3)。
誤差演算部21は、誤差演算時の平均化処理の際に算出した入力振幅rに応じた帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)を、ステップ係数計算部22に出力する(S4)。
ステップ係数計算部22は帰還信号のサンプル数の計算結果P(r)に応じてステップ係数を計算する(S5)。
入力信号の振幅rn+1がrn+1=rn(=r)となる次の時点での振幅補償データkn+1と位相補償データθn+1を、入力信号振幅rをアドレスとして前述の各データを参照し、以下の反復演算処理によって算出する(S6)。
kn+1=Kn+α{P(r)}・{Ea(rn)/rn} ・・・(3)
θn+1=θn+β{P(r)}・Ep(rn) ・・・(4)
kn+1=Kn+α{P(r)}・{Ea(rn)/rn} ・・・(3)
θn+1=θn+β{P(r)}・Ep(rn) ・・・(4)
ここで、振幅補償データにおける振幅補償データ用ステップ係数α{P(r)}、及び位相補償データ用ステップ係数β{P(r)}は、前述のステップ係数計算部22から得たサンプル数P(r)に基づくステップ係数であり、両ステップ係数α及びβが共にサンプル数P(r)の関数であることを示している。
ここで、入力振幅rにおける帰還信号のサンプル数P(r)を変数とした振幅補償データ用ステップ係数α{P(r)}、及び位相補償データ用ステップ係数β{P(r)}の関数は、変数としてのサンプル数P(r)が少ない場合に小さくなる関数であれば、多項式でもステップ関数でも任意に選定可能だが、算出した誤差データの精度に応じて最適な重みとなるよう選定される。
書換え可能な歪補償データメモリ14のデータを、入力信号振幅rをアドレスとして以上によって得られた歪補償データに更新(S7)した後、図3における歪補償演算部2で逐次更新された歪補償データに基づいて複素乗算を行う(S8)ことで、適応的な歪補償制御が実現される。
なお、Ea(rn)/rnは振幅誤差Ea(rn)を入力信号の振幅値rnで除算したものである。
第1実施例によれば、ステップ係数計算部16を設け、ここで振幅補償データkn+1と位相補償データθn+1に各々乗算するステップ係数を計算する構成としたため、帰還信号の分布(サンプル数)が少なく、算出した誤差データの精度が低くなる場合には、ステップ係数を小さくすることにより、歪補償データ算出に使用する誤差データの重みを小さくして、歪補償データの精度が劣化することを抑圧し、歪補償特性を向上させることができる。
図1の実施例において、ステップ係数計算部16を、入力振幅rにおける帰還信号のサンプル数P(r)をアドレスとしたステップ係数データを書き込む書換え可能なステップ係数データメモリに置き換えることでも同一の機能を実現できる。
図1の実施例において、振幅計算部10を、入力信号の振幅値を計算するのではなく、入力信号の振幅値の自乗値である電力値を計算する電力計算部に置き換えることでも同一の機能を実現できる。
1 送信データ生成部
2 歪補償演算部
3 D/A(digital/analog)変換器
4 直交変調器
5 基準信号生成部
6 電力増幅器
7 方向性結合器
8 直交復調器
9 A/D(analog/digital)変換器
10 振幅計算部
13 誤差データメモリ
14 歪補償データメモリ
15、16 加算器
17、18 積算器
20 誤差演算及び補償データ更新部
21 誤差演算部
22 ステップ係数計算部
2 歪補償演算部
3 D/A(digital/analog)変換器
4 直交変調器
5 基準信号生成部
6 電力増幅器
7 方向性結合器
8 直交復調器
9 A/D(analog/digital)変換器
10 振幅計算部
13 誤差データメモリ
14 歪補償データメモリ
15、16 加算器
17、18 積算器
20 誤差演算及び補償データ更新部
21 誤差演算部
22 ステップ係数計算部
Claims (12)
- 入力信号と増幅器を経た出力信号の一部を帰還させた帰還信号とから振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出し、これらのデータに基づき送信データの歪を補償する歪補償回路であって、
前記入力信号の各振幅における前記帰還信号の分布に応じて送信データの歪を補償する歪補償手段を含むことを特徴とする歪補償回路。 - 前記歪補償手段は、前記入力信号と前記帰還信号とを極座標上で比較して振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出する誤差演算及び補償データ更新手段と、
前記振幅補償用誤差データ及び前記位相補償用誤差データの各々に乗算するステップ係数を前記帰還信号の分布に応じて算出するステップ係数算出手段と、
前記振幅補償用誤差データ及び前記位相補償用誤差データの各々に前記ステップ係数を乗算して得た歪補償データに基づいて歪補償を行う歪補償演算手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。 - 前記ステップ係数は前記帰還信号の分布に比例することを特徴とする請求項2記載の歪補償回路。
- 前記ステップ係数算出手段は、前記帰還信号の分布をアドレスとしかつそのアドレスに対応するステップ係数データが書き込まれたテーブルを有し、そのテーブルから前記帰還信号の分布に応じたステップ係数データを読み出すことを特徴とする請求項2または3記載の歪補償回路。
- 前記歪補償演算手段は前記入力信号の振幅値をアドレスとして歪補償を行うことを特徴とする請求項2から4いずれかに記載の歪補償回路。
- 前記歪補償演算手段は前記入力信号の振幅値の二乗値をアドレスとして歪補償を行うことを特徴とする請求項2から4いずれかに記載の歪補償回路。
- 入力信号と増幅器を経た出力信号の一部を帰還させた帰還信号とから振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出し、これらのデータに基づき送信データの歪を補償する歪補償方法であって、
前記入力信号の各振幅における前記帰還信号の分布に応じて送信データの歪を補償する歪補償ステップを含むことを特徴とする歪補償方法。 - 前記歪補償ステップは、前記入力信号と前記帰還信号とを極座標上で比較して振幅補償用誤差データ及び位相補償用誤差データを算出する誤差演算及び補償データ更新ステップと、
前記振幅補償用誤差データ及び前記位相補償用誤差データの各々に乗算するステップ係数を前記帰還信号の分布に応じて算出するステップ係数算出ステップと、
前記振幅補償用誤差データ及び前記位相補償用誤差データの各々に前記ステップ係数を乗算して得た歪補償データに基づいて歪補償を行う歪補償演算ステップとを含むことを特徴とする請求項7記載の歪補償方法。 - 前記ステップ係数は前記帰還信号の分布に比例することを特徴とする請求項8記載の歪補償方法。
- 前記ステップ係数算出ステップは、前記帰還信号の分布をアドレスとしかつそのアドレスに対応するステップ係数データが書き込まれたテーブルを有し、そのテーブルから前記帰還信号の分布に応じたステップ係数データを読み出すことを特徴とする請求項8または9記載の歪補償方法。
- 前記歪補償演算ステップは前記入力信号の振幅値をアドレスとして歪補償を行うことを特徴とする請求項8から10いずれかに記載の歪補償方法。
- 前記歪補償演算ステップは前記入力信号の振幅値の二乗値をアドレスとして歪補償を行うことを特徴とする請求項8から10いずれかに記載の歪補償方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004206660A JP2006033205A (ja) | 2004-07-14 | 2004-07-14 | 歪補償回路及びその補償方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012500517A (ja) * | 2008-08-11 | 2012-01-05 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 電力増幅器の出力からのピーク及びrms電圧フィードバックを用いる複雑な変調波形のアダプティブ・デジタル・プレディストーション |
JPWO2013133315A1 (ja) * | 2012-03-08 | 2015-07-30 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 金コロイド溶液及びその製造方法 |
US9680511B1 (en) | 2016-03-02 | 2017-06-13 | Fujitsu Limtied | Distortion compensator, distortion compensation method and radio equipment |
-
2004
- 2004-07-14 JP JP2004206660A patent/JP2006033205A/ja active Pending
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