JP2005117510A - 歪補償回路、歪み補償信号生成方法、及び電力増幅器 - Google Patents

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康利 多田
Nobuo Hirose
伸郎 廣瀬
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Abstract

【課題】 電力増幅器の歪み補償の精度をより向上させる。
【解決手段】 入力信号を電力増幅する電力増幅回路の出力信号とその入力信号とに応じて電力増幅回路で発生する歪成分を検出し、検出された歪成分に応じた歪補償信号を生成し、入力信号のタイミング位置から時間的ずれを有するタイミング位置の歪補償信号を入力信号に加算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波電力増幅器に係わり、特に、高周波電力増幅器を用いた無線電波送信を行う送信装置における、送信信号の非線形歪成分を減少させるための非線形歪補償技術に関する。
従来の非線形歪補償技術、特に、前置歪補償方式の一例について、図4を用いて説明する。この図において、OFDM変調器1から出力された入力信号は、歪補償回路32に入力される。この入力信号は、A/D変換器4でデジタル信号に変換される。変換された信号はAGC(自動利得制御回路)5で適切なレベルの信号にゲイン調整(利得調整)され、さらに、直交復調器6にてベースバンド帯域の信号に復調される。この復調された入力信号は、乗算器7および遅延器20へ入力される。
遅延器20で適切な遅延調整が施された入力信号は、歪補償演算回路33の歪係数検出回路21へ入力される。乗算器7から出力された信号は直交変調器8で変調され、D/A変換器9でアナログ信号に変換された後、歪補償回路32から出力されて、IF/UHF変換器10へ入力される。この信号はIF/UHF変換器10にてUHF帯の周波数に変換され、さらに、電力増幅回路11にて規定のレベルに電力増幅される。
ここで、電力増幅回路11では歪成分が発生され、その歪成分を含むようにして増幅された信号が電力増幅回路11から出力される。電力増幅回路11から出力された出力信号は、方向性結合器12とBPF13とを介してアンテナ14から電波送信される。
一方、方向性結合器12では、BPF13へ出力する外に出力信号が分配され、該分配された信号がUHF/IF変換器15へ入力される。UHF/IF変換器15にてIF帯域の信号となるよう周波数変換された出力信号は、さらに、歪補償回路32へ入力される。この出力信号はA/D変換器16にてデジタル信号に変換される。その変換された出力信号は直交復調器17にて復調され、さらに、AGC18にて適正なレベルに調整されると共に、位相器19で適切な位相特性に調整されて、歪係数検出回路21へ入力される。
ここで、遅延器20の出力レベルと位相器19の出力レベルとが同じレベルになるようにAGC18が動作する。また、遅延器20では、歪係数検出回路21へ入力される2つの信号の時間的関係が、歪係数を検出するために必要な時間関係となるように遅延時間量を調整している。また、位相器19では、歪係数検出回路21へ入力される2つの信号の位相関係が、歪係数を検出するために必要な位相関係となるように、例えばそれらの位相が同じになるように位相量を調整している。
そのようにして、歪係数検出回路21へ入力された2つの信号により、歪係数検出回路21にて歪係数、例えば、振幅3次歪・振幅5次歪・位相3次歪・位相5次歪のそれそれの係数(歪の大きさ)を検出する。その検出された係数は歪補償信号生成回路22に入力され、入力された係数を基に、直交復調器6からの入力信号のタイミングに応じたタイミングを有し、電力増幅器11で発生した歪とは逆特性の振幅3次歪・振幅5次歪・位相3次歪・位相5次歪成分信号が、歪補償信号として生成される。
そして、その歪補償信号が乗算器7により、上述の直交復調器6からの入力信号のタイミングに応じたタイミングでもって、直交復調器6からの入力信号に加算されるようにする。
なお、上述の歪係数を算出し、その係数に応じて歪み補償信号を生成する技術の例については、特許文献1の明細書に記載されたものがある。
特願2003−030439号
上述の背景技術によっては、図5に示すような入力振幅−出力振幅特性(Distortionと付された特性曲線)によりもたらされる電力増幅器であって、その電力増幅器によって図7に示すような左右対称の歪みが発生する場合には、その歪みに対してよく適合した歪補償を行うことができる。
しかしながら、電力増幅器にはメモリー効果と称する特性があり、そのメモリー効果により発生する歪は図8に示すように左右対称とはならず、その時の入力振幅−出力振幅特性は図6に示すような特性(Distortionと付された特性曲線)となる。
すなわち、従来の前置歪補償方式では、左右対称の歪しか生成することができないため、このようなメモリー効果によりもたらされる歪を完全には補償しきれないという問題があった。
本発明は上述の課題を克服するため、生成する歪補償信号を基本波信号に対して時間をずらして乗算することで、歪信号に周波数特性を持たせ、より精度の高い補償を得るようにしたものである。なお、このなお、この時間ずらし量は、常時固定値としてもよく、この場合そのずらし量を随時更新するような制御は必要としない。
さらに、本発明は、上述の課題を解決するため、入力信号を電力増幅する電力増幅回路の出力信号と前記入力信号とに応じて前記電力増幅回路で発生する歪成分を検出する検出回路、該検出された歪成分に応じた歪補償信号を生成する歪補償信号生成回路、および該生成された歪み補償信号を前記入力信号に加算する加算回路を有し、前記加算回路は、前記入力信号のタイミング位置から時間的ずれを有するタイミング位置の歪補償信号でもって前記加算を行うものである。
本発明によれば、上述のような周波数特性を有する電力増幅器の歪み補償を、より精度良く行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図1は、本発明に関わる電力増幅器の一実施例のブロック構成を示す図である。この図において、OFDM変調器1から出力された入力信号は、歪補償回路2に入力される。この入力信号は、A/D変換器4でデジタル信号に変換される。変換された信号はAGC(自動利得制御回路)5で適切なレベルの信号にゲイン調整(利得調整)され、さらに、直交復調器6にてベースバンド帯域の信号に復調される。この復調された入力信号は、乗算器7および遅延器20へ入力される。
遅延器20で適切な遅延調整が施された入力信号は、歪補償演算回路3の歪係数検出回路21へ入力される。乗算器7から出力された信号は直交変調器8で変調され、D/A変換器9でアナログ信号に変換された後、歪補償回路2から出力されて、IF/UHF変換器10へ入力される。この信号はIF/UHF変換器10にてUHF帯の周波数に変換され、さらに、電力増幅回路11にて規定のレベルに電力増幅される。
ここで、電力増幅回路11では歪成分が発生され、その歪成分を含むようにして増幅された信号が電力増幅回路11から出力される。電力増幅回路11から出力された出力信号は、方向性結合器12とBPF13とを介してアンテナ14から電波送信される。
一方、方向性結合器12では、BPF13へ出力する外に出力信号が分配され、該分配された信号がUHF/IF変換器15へ入力される。UHF/IF変換器15にてIF帯域の信号となるよう周波数変換された出力信号は、さらに、歪補償回路2へ入力される。この出力信号はA/D変換器16にてデジタル信号に変換される。その変換された出力信号は直交復調器17にて復調され、さらに、AGC18にて適正なレベルに調整されると共に、位相器19で適切な位相特性に調整されて、歪係数検出回路21へ入力される。
ここで、遅延器20の出力レベルと位相器19の出力レベルとが同じレベルになるようにAGC18が動作する。また、遅延器20では、歪係数検出回路21へ入力される2つの信号の時間的関係が、歪係数を検出するために必要な時間関係となるように遅延時間量を調整している。また、位相器19では、歪係数検出回路21へ入力される2つの信号の位相関係が、歪係数を検出するために必要な位相関係となるように、例えばそれらの位相が同じになるように位相量を調整している。
そのようにして、歪係数検出回路21へ入力された2つの信号により、歪係数検出回路21にて歪係数、例えば、振幅3次歪・振幅5次歪・位相3次歪・位相5次歪のそれそれの係数(歪の大きさ)を検出する。その検出された係数は歪補償信号生成回路22に入力され、入力された係数を基に、直交復調器6からの入力信号のタイミングに応じたタイミングを有し、電力増幅器11で発生した歪とは逆特性の振幅3次歪・振幅5次歪・位相3次歪・位相5次歪成分信号が、歪補償信号として生成される。
そして、生成された歪み補償信号が遅延器23に入力される。その遅延器23では、乗算器7に入力される歪み補償信号を、乗算器7に入力される入力信号に対して所定時間遅延させるようにする。なお、図示していないが、直交復調器6から出力される入力信号を遅延するようにした遅延器を備えるようにしてもよく、その場合、その遅延器で乗算器7に入力される入力信号を乗算器7に入力される歪み補償信号に対して所定時間遅延させる。
以上のように、乗算器7に入力される入力信号のタイミング位置と、乗算器7に入力される歪み補償信号とのタイミング位置とが時間的なずれを有するようにし、そうした上で、その歪み補償信号が乗算器7により入力信号に加算されるようにする。
そうすることで、例えば、図6に示すような特性(Distortionと付された特性曲線)を有する電力増幅器に対して、図6のPre Distortionと付された特性曲線のような歪み補償信号を得ることができ、その得られた歪補償信号によって、より精度の高い歪補償を行うことが可能となる。このことは実機においても確認済みであり、参考までに上記タイミング位置どうしが一致した歪補償を行った場合と上記タイミング位置どうしが時間的なズレを有している歪補償を行った場合とを比較説明するためのスペクトラムの様子を図2に、また、上記タイミング位置どうしが一致した歪補償を行った場合と上述の歪補償をいずれも行わない場合とを比較説明するためのスペクトラムの様子を図3にそれぞれ示す。本発明を用いた場合の方が、それを用いない場合よりも、3dB程度のIMDの改善が見られることが示されている。
本発明に関わる電力増幅器の一実施例のブロック構成を示す図。 従来の技術の電力増幅器の一例のブロック構成を示す図。 歪み補償の様子を比較説明するためのスペクトラム例を示す図。 歪み補償の様子を比較説明するためのスペクトラム例を示す図。 左右対称の歪みが発生する場合の電力増幅器の特性とその場合に良好な歪み補正を行う従来の技術に関わる歪み補償信号の特性例を説明する図。 本発明に関わる歪み補償信号の特性例を説明する図。 左右対称の歪みの様子を説明する図。 左右非対称の歪みの様子を説明する図。
符号の説明
1:OFDM変調器、 2,32:歪補償回路、 3,33:歪補償演算回路、 4,16:A/D変換器、 5,18:AGC、 6,17:直交復調器、 7:乗算器、 8:直交変調器、 9:D/A変換器、 10:IF/UHF変換器、 11:電力増幅器、 12:方向性結合器、 13:BPF、 14:アンテナ、 15:UHF/IF変換器、 19:位相器、 20,23:遅延器、 21:歪係数検出回路、 22:歪補償信号生成回路。

Claims (3)

  1. 入力信号を電力増幅する電力増幅回路の出力信号と前記入力信号とに応じて前記電力増幅回路で発生する歪成分を検出する検出回路、該検出された歪成分に応じた歪補償信号を生成する歪補償信号生成回路、および該生成された歪み補償信号を前記入力信号に加算する加算回路を有し、
    前記加算回路は、前記入力信号のタイミング位置から時間的ずれを有するタイミング位置の歪補償信号でもって前記加算を行うことを特徴とする歪補償回路。
  2. 入力信号を電力増幅する電力増幅回路の出力信号と前記入力信号とに応じて前記電力増幅回路で発生する歪成分を検出し、該検出された歪成分に応じた歪補償信号を生成し、前記入力信号のタイミング位置から時間的ずれを有するタイミング位置の前記歪補償信号を前記入力信号に加算することを特徴とする歪み補償信号生成方法。
  3. 入力信号を電力増幅する電力増幅回路、該電力増幅回路の出力信号と前記入力信号とに応じて前記電力増幅回路で発生する歪成分を検出する検出回路、該検出された歪成分に応じた歪補償信号を生成する歪補償信号生成回路、および該生成された歪み補償信号を前記入力信号に加算する加算回路を有し、
    前記加算回路は、前記入力信号のタイミング位置から時間的ずれを有するタイミング位置の歪補償信号でもって前記加算を行うことを特徴とする電力増幅器。
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