JP5114467B2 - サムターンユニット - Google Patents
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Description
突起部33は内部空間28側に突出する突起である。そして、この突起部33は内部空間28内に配置される軸部24の凹部42に嵌るものである。
大径部35は軸方向に垂直な方向の両側が開放しており、大径部35の内側には、平面状の内側面35aが設けられている。内側面35aは2カ所設けられ、互いに平行な位置関係である。また、大径部35の内側には、回転制御機構23のボタン40、41が配置され、ボタン40、41は内側面35aによって、ガイドされる。
また、軸部24の大径部35の端部には、ネジ穴38が設けられている。また、ネジ穴38付近には凹部42が配置している。
そして、スピンドル挿入部37aにスピンドル25を挿入し、スピンドル挿入部37aを貫通する貫通孔36aにピン49を挿入して、スピンドル25を揺動可能に固定することができる。また、貫通孔36aは周方向に長い長孔状であるので、スピンドル25と軸部24との間で、少しだけ相対回転が可能である。
また、貫通孔36a付近の位置には、貫通孔50が設けられている。貫通孔50は、貫通孔36a及び軸方向にほぼ垂直に貫通する角状の孔である。
また、マイナス型凸部25aは、2本のロックアーム43の端部75に挟まれている。そのため、スピンドル25と軸部24との間で相対回転すると、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動し、回転阻止部51が軸心側に移動する。
また、上記した鍵92を操作することによっても、図示しないロックボルトが進入・退出して施錠・解錠を行うことができるが、鍵92による施錠・解錠の操作を行った場合には、この所定の部材を介してスピンドル25を回転させることができる。そして、スピンドル25を回転させることにより、軸部24とスピンドル25との間で相対回転して、2本のロックアーム43の端部75同士が離れるように揺動して回転阻止部51が軸心側に移動し、回転部材10の回転が阻止が解除されて回転部材10が回転する。
第1のボタン40は、幅狭部58と幅狭部58よりも幅の広い幅広部59が設けられ、その境界には段部57を有している。そして、幅広部59には、断面円形の貫通孔40aと、円形の凹部40cが設けられている。また、本体部22の中心軸側には貫通孔56が設けれており、後述するばね53が挿入される。
突起55は、ロックアーム43側に突出するように配置されるものであり、第2のボタン41が内側に移動すると、ロックアーム43を揺動させることができる。突起55は第2のボタン41にのみ設けられており、第1のボタン40には設けられていない。
貫通孔76の位置は、端部75側に近い位置であり、回転阻止部51から遠い位置である。
隣り合う一対のボタン40、41は2組設けられるが、各組のボタン40、41の配置は、回転部材10の中心に対して180°回転対称となるような配置であり、各組のボタン40、41の押動方向は、互いに反対方向であって、他の一対のボタン40、41に向いている。
通常は、回転阻止部51が固定部材11のスリット70に配置され、回転部材10と固定部材11との相対回転を阻止している。そして、隣り合う一対のボタン40、41を押して、第2のボタン41の突起55が内側に移動すると、貫通孔76を軸心として回転して、ロックアーム43の回転阻止部51がスリット70から脱出して内側に移動する。回転阻止部51が内側に移動すると、スリット70の内側へ移動し、回転部材10と固定部材11との相対回転を可能とすることができる。
したがって、通常の状態では、ボタン40、41及びロックアーム43は外側に移動している。
そして、蓋部21が装着されると、突起60が本体部22の角孔45に挿入され、突起61が丸孔47に挿入され、凹部63が、本体部22の一対の切り欠き部の間の棒状部27bの先端27aが挿入される。
さらに、キャップ20が蓋部21の凹部21aに配置される。キャップ20には、係合部20aが設けられ、係合部20aが2ヵ所の角孔21cに挿入されて蓋部21に固定される。
なお、回転制御機構23のボタン40、41やロックアーム43についても、軸部24に連結されて、軸部24と共に回転するので、本体部22の回転と連動する。
小径部65は、円筒形状であり、軸方向に延びる4ヵ所のスリット70が設けられている。そして、スリット70の幅は、回転制御機構23のロックアーム43の回転阻止部51の幅よりも大きく、回転阻止部51がスリット70に移動することができる。そして、回転阻止部51がスリット70に配置されている状態では、本体部22の回転が阻止され、回転阻止部51がスリット70から内側に移動して、スリット70に配置されていない状態となると本体部22の回転が可能となる。スリット70は90°ごとに設けられている。
通常、ロックアーム43は外側に付勢されて、回転阻止部51がスリット70に配置されているので、固定部材11とロックアーム43との間では相対回転不可である。
小径部65には、径方向に貫通する貫通孔71が設けられている。この貫通孔71の位置は、軸部24の周状溝48の位置に対応している。そして、ピン71aを貫通孔71に挿入して、ピン71aを周状溝48に入れることにより、軸部24と固定部材11との間で、回転を可能にしながら、軸部24や本体部22が外れることを阻止することができる。
フランジ部66は、コイル状のばね12の付勢力を受ける部分であり、ばね12は大径部67の外側に配置して、固定部材11は手前側(扉90側とは反対側)に付勢される。
ロックアーム43の回転阻止部51の回転位置がフランジ部66の位置となっている場合には、節度ピン46の回転位置が、図4(b)で示される溝部30の谷部30aの位置に合う状態である。
また、固定部材11を扉90側に固定する際に用いられるネジ穴19は、偏心部68に設けられている。偏心部68の形状は、扉90の取付部分の形状に合わせられる。
上記したように、スピンドル25のプラス型凹部25bを回転させることにより、図示しないロックボルトを進退させて、施錠・解錠をすることができるが、全てのボタン40、41を押していない状態では、ロックアーム43の回転阻止部51がスリット70に配置されているので、固定部材11とロックアーム43との間では相対回転不可となる。そして、図1に示すように外部に露出する回転部材10に回転力を与えてもスピンドル25は回転させることができず、施錠・解錠操作ができない。
すなわち、図13(a)に示されるように、ボタン40、41に挿入されているピン40b、41bは貫通孔40a、41aからはみ出している。そのため、図14に示されるように、通常の状態では、第2のボタン41、第1のボタン40の凹部41c、40c、又は、軸部24の凹部35bに進入した状態となっている。
そして、いずれの場合にも、第2のボタン41は移動できないため、突起55の移動によって、ロックアーム43の回転阻止部51を内側に移動させることができない。
全てのボタン40、41を押した状態で、本体部22を回転させることにより、軸部24の先に設けられたスピンドル25が回転して、施錠又は解錠することができる。
隣り合うボタン40、41を同時に押さなければ、ボタン40、41を押すことができず、両側に設けられた4つのボタン40、41の全てを押しながら回転させることは、上記貫通孔に挿入した棒によっては困難である。また、仮に、4つのボタン40、41の全てを押せたとしても、この押した状態で節度ピン46の相対位置が次の溝部30まで回転させなければ、本体部22の位置が元の状態に戻るため、上記した不正解錠の方法で、本発明のサムターンユニット1を解錠することは困難である。
10、10' 回転部材
11 固定部材
22 本体部
23 回転制御機構
30、84 溝部
35a 内側面
35b 凹部
40、41 ボタン
40a、41a 貫通孔
40b、41b ピン
40c、41c 凹部
43 ロックアーム
46 節度ピン
51 回転阻止部
53 ばね
70 スリット
Claims (3)
- 扉に取り付けられる固定部材と、前記固定部材と相対回転が可能であって外部に露出した回転部材とを有し、回転部材を回転させて施錠・解錠を行うことができ、また、所定の鍵を用いても施錠・解錠を行うことができるサムターンユニットにおいて、
前記回転部材は、回転制御機構とスピンドルを有し、前記回転制御機構には、揺動可能なロックアームと、外部に露出し、押動操作によってロックアームを揺動させることができるボタンが設けられ、前記スピンドルは、所定の鍵を用いることにより回転しロックアームを揺動させることができ、前記ロックアームには、回転制御機構と固定部材との間の相対回転を阻止する回転阻止部が設けられており、
ボタンの押動操作とスピンドルの回転操作のいずれかが行われた場合には、ロックアームが揺動し、前記相対回転の阻止を解除することができることを特徴とするサムターンユニット。 - ロックアームの回転阻止部は突起状であり、回転阻止部が固定部材のスリットに挿入して回転阻止が行われ、回転阻止部が内側に移動することによりスリットから脱出して回転阻止が解除されるものであることを特徴とする請求項1に記載のサムターンユニット。
- 回転部材には軸部が設けられ、前記軸部は軸方向に貫通している内部空間が設けられた部材であり、ロックアームは前記内部空間に配置されて、軸部に対して揺動可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサムターンユニット。
Priority Applications (1)
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JP2009252631A JP5114467B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | サムターンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009252631A JP5114467B2 (ja) | 2009-11-04 | 2009-11-04 | サムターンユニット |
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2009
- 2009-11-04 JP JP2009252631A patent/JP5114467B2/ja not_active Expired - Fee Related
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