JP5113799B2 - 回転ダンパー - Google Patents

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Description

本発明は、制動対象物の回転を粘性流体の粘性抵抗で制動する回転ダンパーに関する。
特許文献1に記載の回転ダンパーは、内部に粘性流体が充填されたハウジングと、ハウジングの内部に一部が挿入された回転軸と、回転軸に固定された環状プレートと、ハウジングに固定された環状プレートを含んで構成されている。
そして、回転軸に固定された環状プレートと、ハウジングに固定された環状プレートの表面には凹凸形状が設けられ、回転軸を回転させると、両方の環状プレートの表面に形成された凹凸形状の位置関係が変わり、粘性流体による粘性抵抗が変化する。
このように、回転軸が受ける粘性流体の粘性抵抗を変化させることで、回転軸に取り付けられた制動対象物を制御するようになっている。
特開平8−166033号公報
しかしながら、環状プレートの表面に凹凸形状は、環状プレートの表面に段差を設けることで形成されている。このため、回転軸が受ける粘性流体の粘性抵抗は、急激に変化してしまう。つまり、回転軸に生じるトルクが急激に変わるため、回転軸に取り付けられた制動対象物の動きが急激に変化することが考えられる。
本発明は、上記事実を考慮し、回転軸に生じるトルクを徐々に変化させることが課題である。
本発明の請求項1に係る回転ダンパーは、粘性流体が充填されたハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に収容され、外部に突出した回転軸部材から回転力が伝達されるロータと、前記ロータに設けられ、前記ハウジングの内周面と対向する対向部と、前記ロータを回転させたときに前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを大きくするクリアランス大部と前記クリアランス大部より前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを小さくするクリアランス小部を設け、前記ロータを回転させたとき、前記対向部と前記クリアランス小部が対向する対向面積が徐々に変化するように前記対向部又は前記ハウジングを区画した区画部と、を備え、前記区画部は、前記内周面に設けられた前記クリアランス小部を形成する内周面段差である。
上記構成によれば、外部に突出した回転軸部材から回転力が伝達されるロータが、粘性流体が充填されたハウジング内に配置されている。また、ロータに設けられた対向部が、ハウジングの内周面と対向している。
さらに、区画部が、ロータを回転させたとき、対向部とクリアランス小部が対向する対向面積が徐々に変化するように対向部又はハウジングを区画している。
これにより、ロータを回転させたときにクリアランス小部が徐々に増える場合には、対向部とハウジングとの間で生じる粘性流体の粘性抵抗は徐々に増加して回転軸部材に生じるトルクが徐々に増加する。
一方、ロータを回転させたときにクリアランス小部が徐々に減らした場合には、対向部とハウジングとの間で生じる粘性流体の粘性抵抗は徐々に減少して回転軸部材に生じるトルクが徐々に減少する。
このように、回転軸部材に生じるトルクを徐々に変化させることができる。
さらに、ハウジングの内周面に設けられ内周面段差が、クリアランス小部を形成する。
このように、ハウジングの内周面に内周面段差を設けることで、クリアランス小部を容易に形成することができる。
本発明の請求項2に係る回転ダンパーは、粘性流体が充填されたハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に収容され、外部に突出した回転軸部材から回転力が伝達されるロータと、前記ロータに設けられ、前記ハウジングの内周面と対向する対向部と、前記ロータを回転させたときに前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを大きくするクリアランス大部と前記クリアランス大部より前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを小さくするクリアランス小部を設け、前記ロータを回転させたとき、前記対向部と前記クリアランス小部が対向する対向面積が徐々に変化するように前記対向部又は前記ハウジングを区画した区画部と、を備え、前記クリアランス小部は、前記ハウジングの底板から突設され、回転する前記対向部の内周面と対向するリブに設けられ、前記区画部は、前記リブに設けられた前記クリアランス小部を形成する形成するリブ段差、又はリブ傾斜である。
上記構成によれば、リブ段差、又はリブ傾斜が、ハウジングの底板から突設されたリブに設けられたクリアランス小部を形成する。
このように、リブ段差、又はリブ傾斜を設けることで、クリアランス小部を容易に形成することができる。
本発明の請求項3に係る回転ダンパーは、請求項1に記載において、前記内周面段差は、前記ハウジングの底板に向って傾斜する
上記構成によれば、内周面段差は、ハウジングの底板に向って傾斜している。このように、内周面段差を傾斜させることで、対向部とクリアランス小部が対向する対向面積を徐々に変化させることができる。
本発明の請求項4に係る回転ダンパーは、請求項1〜3何れか1項に記載において、前記回転軸部材に取り付けられる制動対象物の動きが、動き始めから徐々に遅くなるように前記クリアランス小部を設ける。
上記構成によれば、回転軸部材に取り付けられた制動対象物の動きは、動き始めは早いが徐々に遅くなる。例えば、自動車のカップホルダーの蓋などを制動対象物としたときは、このように徐々に開放動作を遅くすることで質感の高い開放動作を実現することができる。
本発明によれば、回転軸に生じるトルクを徐々に変化させることができる。
本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーを示した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーに採用されたハウジングを示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーに採用されたロータを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーを示した断面図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーの動作を示した動作図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーの動作を示した動作図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーの発生トルクの性能を示した図面である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーの発生トルクの性能を示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーが採用されたカップホルダーを示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーが採用されたカップホルダーを示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る回転ダンパーを示した分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る回転ダンパーに採用されたハウジングを示した斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る回転ダンパーを示した分解斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る回転ダンパーを示した分解斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る回転ダンパーの一例が採用されたカップホルダーについて図1〜図12に従って説明する。
(全体構成)
図12に示されるように、回転ダンパー10が採用されたカップホルダー12は、自動車のセンターコンソール14の下方であってシフトレバー16の前方に配置されており、カップを保持する筒状のホールド部18と、このホールド部18を覆う蓋部材20を備えて構成されている。
図11に示されるように、カップホルダー12の蓋部材20は、開閉可能とされており、蓋部材20の回転軸24に回転ダンパー10が取り付けられている。また、回転軸24には、蓋部材20を開放する開方向へ蓋部材20を付勢する付勢スプリング(図示省略)が設けられている。
さらに、蓋部材20は、ホールド部18を覆った閉状態で、図示せぬ係合部材によって、ホルダー本体22と係合するようになっており、係合解除ボタン(図示省略)を押すとホルダー本体22との係合が解除され、付勢スプリングの付勢力で開放するようになっている。
つまり、付勢スプリングの付勢力で開放される蓋部材20は、回転ダンパー10に生じるトルクが付加されながら開放される構成となっている。
(要部構成)
次ぎに、回転ダンパー10について説明する。
図1、図5、図8に示されるように、回転ダンパー10は、粘性流体34が充填されたハウジング30を備えている。ハウジング30は有底の略円筒状を成し、ハウジング30の外周面からは、一対の固定片32が張り出しており、固定片32には、円形状の取付孔32Aが形成されている。
さらに、ハウジング30の底板68の軸芯部には、ハウジング30の同軸上に、円柱状の段部36がハウジング30の内部に突設されており、この段部36の中央部には、段部36より小径の固定軸38が立設している。そして、この固定軸38にはハウジング30内に収納されるロータ42が軸支可能となっている。
図1、図3に示されるように、このロータ42は、回転軸部材44と、回転軸部材44の基端部が取り付けられる円盤状の台座部46を含んで構成されている。さらに、この台座部46の縁部には、回転軸部材44の立設方向とは反対側に伸びてハウジング30の内周面58と対向する一対の対向部48が形成されている。さらに、対向部48の内側には、所定距離を空けて一対の円弧状の板部材50が台座部46から立設している。
また、台座部46には、ハウジング30に設けられた固定軸38が挿入される凹状の挿入凹部28(図5参照)が形成されており、挿入凹部28を固定軸38に挿入させることで、ロータ42がハウジング30に対して回転可能に支持されるようになっている。
一方、粘性流体が充填されたハウジング30は、円盤状の蓋部材52によって閉塞されている。蓋部材52の外形寸法は、ハウジング30の外形寸法と同一となっており、図5に示されるように、ハウジング30の端部と蓋部材52の裏面が超音波で溶着することで、蓋部材52はハウジング30に固定されるようになっている。
また、この蓋部材52の軸芯部には、表裏を貫通する貫通孔54が形成されており、回転軸部材44が貫通可能となっている(図4参照)。さらに、蓋部材52と台座部46の間にはシールリング56が装着可能となっており、ハウジング30を密閉すると共に、ハウジング30内の粘性流体が貫通孔54から漏出しないようにしている。
図2、図8に示されるように、ハウジング30の内周面58には、ロータ42を回転させたときに対向部48とのクリアランスを大きくするクリアランス大部60と、このクリアランス大部60より対向部48とのクリアランスを小さくするクリアランス小部62が、ロータ42の回転軸を中心に対向するように設けられている。
詳細には、ハウジング30の内周面58に形成された内周面段差64、内周面段差66がクリアランス大部60とクリアランス小部62を区画しており、内周面段差64は、ハウジング30の底板68に向って傾斜しており、内周面段差66は、底板68に対して垂直に形成されている。
この構成により、図6(A)(B)(C)、図7(A)(B)(C)に示されるように、ロータ42を回転させたとき、対向部48とクリアランス小部62が対向する対向面積が徐々に増えるように、内周面段差64がクリアランス大部60とクリアランス小部62を区画している。
また、図8に示されるように、ロータ42の初期位置では、対向部48の回転方向(図中矢印A方)の端縁48Aがクリアランス小部62と対向しない(図7(A)参照)ようになっている。
そして、矢印A方向にロータ42を回転させたロータ42回転の始めのB区間(回転角度5°)では、対向部48がクリアランス小部62と対向しないため、対向部48が粘性流体34から受ける粘性抵抗が小さく、低トルク区域とされている。さらに、B区間の後のC区間(回転角度60°)では、対向部48とクリアランス小部62との対向面積が徐々に増加するため、対向部48が粘性流体34から受ける粘性抵抗が徐々に増加し、トルク徐変区域とされている。また、C区間の後のD区間(回転角度25°)では、対向部48とクリアランス小部62との対向面積が多いため、対向部48が粘性流体34から受ける粘性抵抗が大きく、高トルク区域とされている。
つまり、ロータ42の回転初期時には、回転軸部材44に生じるトルクが低く、その後徐々にトルクが増加して高トルク区域に達するようになっている。
(作用・効果)
図11に示されるように、回転ダンパー10を装着したカップホルダー12の蓋部材20では、閉止状態の蓋部材20を開放しようとして、ユーザーが図示せぬ係合部材を解除すると、蓋部材20は、付勢スプリングの付勢力で開方向へ回動し始める。
ここで、回転ダンパー10においては低トルク区域、トルク徐変区域、高トルク区域と変化するため、蓋部材20の開放動作は、開き始めは早いが徐々に遅くなる。
ここで、本願発明者は、回転ダンパー10を作成し、ロータ42の回転軸部材44に生じるトルクについて評価した。
図9の横軸には、回転角度〔°〕が示されており、縦軸には、発生トルク〔N・cm〕が示されている。このグラフから分るように、動き始めはトルクが急減に上昇するが、各回転数(5rpm、15rpm、30rpm)で、トルクが徐々に増加しているのが分る。
図10(A)には、ロータを正規の方向に回転させたときの回転数が15rpmの場合の実測データが示されており、図10(B)には、ロータを逆の方向に回転させたときの回転数が15rpmの場合の実測データが示されている。図10(A)と図10(B)を比較して分るように、正規の方向に回転させた場合は、トルクが徐々に増加し、逆方向に回転させた場合は、トルクが徐々に増加することなく一気に増加することが分かる。
このように、内周面段差64を傾斜させ、ロータ42を回転させたときに対向部48とクリアランス小部62が対向する対向面積を徐々に増やすことで、回転軸部材44に生じるトルクを徐々に増加(変化)させることができる。
また、ハウジング30の内周面58に内周面段差64を設けることで、クリアランス小部62を容易に形成することができる。
また、内周面段差64をハウジング30の底板68に向って傾斜させることで、対向部48とクリアランス小部62が対向する対向面積を徐々に増加(変化)させることができる。
また、クリアランス小部62は、ロータ42の回転軸の径方向で対向部48と対向しているため、軸方向で対向している場合と比較して、ロータ42の取付位置が軸方向にずれても、トルクを徐変させる性能が大きく変わるのを防止することができる。
また、本発明の回転ダンパー10は、360度回転可能であるため、クリアランス小部を適宜設定することで、360度どこでもトルクを変化させることができる。
また、回転ダンパー10が取り付けられたカップホルダー12の蓋部材20の開放動作は、開き始めは早いが徐々に遅くなるため、’クイックスタート・スローエンド’となり、質感の高い開放動作を実現することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、内周面段差64を直線状に形成させたが、取り付けられる制動対象物の目標性能に合わせて曲線状等にしてもよい。
また、上記実施形態では、ロータ42を回転させたときに、対向部48とクリアランス小部62が対向する対向面積を徐々に増やしたが、目標性能に応じて徐々に減らしてもよい。
次ぎに、本発明の回転ダンパーの第2実施形態を図13に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示されるように、本第2実施形態の回転ダンパー80のハウジング82の底板84からは、第1実施形態とは違い、回転する対向部48の内周面と対向するリブ86が突設されている。リブ86は、ロータ42の回転軸を中心に対向するように2個設けられており、リブ86の外周面がクリアランス小部88とされている。さらに、リブ86の一端縁は、底板84に向って傾斜するリブ傾斜90とされている。
このように、リブ傾斜90を設けることで、対向部48との対向面積が徐々に変化するクリアランス小部88を形成することができる。
次ぎに、本発明の回転ダンパーの第3実施形態を図14に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図14に示されるように、本第3実施形態の回転ダンパー100のハウジング102の底板104からは、第1実施形態とは違い、回転する対向部48の内周面と対向するリブ106が突設されている。リブ106は、ロータ42の回転軸を中心に対向するように2個設けられており、リブ106の外周面がクリアランス小部108とされており、クリアランス小部108の一端縁には、底板104に向って傾斜するリブ段差110が設けられている。
このように、リブ段差110を設けることで、対向部48との対向面積が徐々に変化するクリアランス小部108を形成することができる。
次ぎに、本発明の回転ダンパーの第4実施形態を図15に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図15に示されるように、本第4実施形態の回転ダンパー120のハウジング122の内周面124には、内側に向って突出する段差面126が設けられている。さらに、ロータ42の対向部130の一端縁は、ハウジング122の底板128に向って傾斜する対向部傾斜132とされ、対向部130の外周面がクリアランス小部134とされている。
このように、対向部傾斜132を設けることで、段差面126との対向面積が徐々に変化するクリアランス小部134を形成することができる。
次ぎに、本発明の回転ダンパーの第5実施形態を図16に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図16に示されるように、本第4実施形態の回転ダンパー140のハウジング142の内周面144には、内側に向って突出する段差面146が設けられている。さらに、ロータ42の対向部150には、ハウジング142の底板148に向って傾斜する対向部段差152が形成され、この対向部段差152によって対向部150の外周面にクリアランス小部154が設けられている。
このように、対向部段差152を設けることで、段差面146との対向面積が徐々に変化するクリアランス小部154を形成することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、各実施形態のクリアランス小部を組み合わせて、目的の性能を得ることとしてもよい。
10 回転ダンパー
20 蓋部材(制動対象物)
30 ハウジング
34 粘性流体
42 ロータ
44 回転軸部材
48 対向部
58 内周面
60 クリアランス大部
62 クリアランス小部
64 内周面段差(区画部)
68 底板
80 回転ダンパー
82 ハウジング
84 底板
86 リブ
88 クリアランス小部
90 リブ傾斜(区画部)
100 回転ダンパー
102 ハウジング
104 底板
106 リブ
108 クリアランス小部
110 リブ段差(区画部)
120 回転ダンパー
122 ハウジング
124 内周面
126 段差面
128 底板
130 対向部
132 対向部傾斜(区画部)
134 クリアランス小部
140 回転ダンパー
142 ハウジング
144 内周面
146 段差面
148 底板
150 対向部
152 対向部段差(区画部)
154 クリアランス小部

Claims (4)

  1. 粘性流体が充填されたハウジングと、
    前記ハウジング内に回転可能に収容され、外部に突出した回転軸部材から回転力が伝達されるロータと、
    前記ロータに設けられ、前記ハウジングの内周面と対向する対向部と、
    前記ロータを回転させたときに前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを大きくするクリアランス大部と前記クリアランス大部より前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを小さくするクリアランス小部を設け、前記ロータを回転させたとき、前記対向部と前記クリアランス小部が対向する対向面積が徐々に変化するように前記対向部又は前記ハウジングを区画した区画部と、を備え、
    前記区画部は、前記内周面に設けられた前記クリアランス小部を形成する内周面段差である回転ダンパー。
  2. 粘性流体が充填されたハウジングと、
    前記ハウジング内に回転可能に収容され、外部に突出した回転軸部材から回転力が伝達されるロータと、
    前記ロータに設けられ、前記ハウジングの内周面と対向する対向部と、
    前記ロータを回転させたときに前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを大きくするクリアランス大部と前記クリアランス大部より前記対向部と前記ハウジングとのクリアランスを小さくするクリアランス小部を設け、前記ロータを回転させたとき、前記対向部と前記クリアランス小部が対向する対向面積が徐々に変化するように前記対向部又は前記ハウジングを区画した区画部と、を備え、
    前記クリアランス小部は、前記ハウジングの底板から突設され、回転する前記対向部の内周面と対向するリブに設けられ、
    前記区画部は、前記リブに設けられた前記クリアランス小部を形成する形成するリブ段差、又はリブ傾斜である回転ダンパー。
  3. 前記内周面段差は、前記ハウジングの底板に向って傾斜する請求項1に記載された回転ダンパー。
  4. 前記回転軸部材に取り付けられる制動対象物の動きが、動き始めから徐々に遅くなるように前記クリアランス小部を設ける請求項1〜3何れか1項に記載された回転ダンパー。
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