JP7129564B2 - ダンパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粘性液体を充填されたダンパー装置に関する。
特許文献1には、回転可能なロータと、ロータを収容するハウジングおよびキャップと、ロータの回転領域に充填される減衰媒体と、ロータの回転領域の外側に設けられ、回転領域に連通する封入部を備えるダンパーが開示されている。ハウジングおよびキャップは複数の環状突部を有し、ロータは上下に突出する円環状のロータ突部を複数有する。ハウジングおよびキャップの環状突部の間隙にロータ突部が嵌合する。
特開2016-102524号公報
特許文献1に開示される技術では、複数の環状突部と複数のロータ突部が嵌合した隙間に減衰媒体を充填しているが、その隙間が複雑な形状になっているため減衰媒体を隙間全体に十分に充填しづらい。
本発明の目的は、粘性液体を十分に充填できるダンパー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のダンパー装置は、回転軸部と、径方向外向きに立ち上がるように回転軸部に直交する面に対して傾斜するロータ傾斜部と、を有するロータと、ロータを回転可能に支持するベースと、ベースとともにロータの収容室を画成するキャップと、収容室に充填される粘性液体と、を備える。ベースの内面には、径方向外向きに立ち上がるように回転軸部に直交する面に対して傾斜するベース傾斜面が形成され、キャップの内面には、径方向内向きに下がるように回転軸部に直交する面に対して傾斜するキャップ傾斜面が形成される。ベース傾斜面およびキャップ傾斜面によって形成される収容室内の領域にロータ傾斜部が位置する。
本発明によれば、粘性液体を十分に充填できるダンパー装置を提供できる。
実施例のダンパー装置の斜視図である。 ダンパー装置の分解図である。 ダンパー装置の断面図である。 ダンパー装置の組み立て工程について説明する図である。 図4のダンパー装置の組み立て工程の続きを示す図である。 図5のダンパー装置の組み立て工程の続きを示す図である。 図6のダンパー装置の組み立て工程の続きを示す図である。 ダンパー装置の部分断面図である。
図1は、実施例のダンパー装置10の斜視図である。ダンパー装置10は、たとえば車両のグローブボックスに取り付けられ、グローブボックスの開閉体(ふた部材)の開閉動作に減衰力を付与する。また、ダンパー装置10は、車両のコンソールボックスに取り付けられ、コンソールボックスの開閉体の開閉に減衰力を付与してもよい。いずれにしてもダンパー装置10は固定体と固定体の開口を開閉する開閉体とに取り付けられる。
ダンパー装置10は、ベース20、キャップ22、ロータ24、連結ギヤ26、シールリング(不図示)および粘性液体(不図示)を備える。粘性液体は、ベース20およびキャップ22の間に充填され、ロータ24の回転に粘性抵抗を付与する。粘性液体は、例えばグリースなどのオイル等であって、ベース20およびキャップ22の間から漏れないように充填される。
ベース20は、固定体および開閉体のいずれか一方に連結し、連結ギヤ26は、固定体および開閉体のいずれか他方に連結する。例えば、連結ギヤ26はラックギヤ等を介して開閉体に連結され、開閉体の動きに応じて回転し、ベース20は固定体に連結される。ロータ24は、連結ギヤ26とともに回転して粘性液体から抵抗力を受け、減衰力を発生する。なお、ダンパー装置10の使用態様は、図1に示すようにベース20を下側に配置し、連結ギヤ26を上側に配置される態様に限定されず、ロータ24の回転軸を鉛直方向に対して傾斜させた状態で使用してもよい。
図2は、ダンパー装置10の分解図である。また、図3は、ダンパー装置10の断面図である。図3(a)および図3(b)に示すダンパー装置10の断面図はともに軸方向に沿ったものであるが回転位置が異なる。なお、図2および図3には、粘性液体が充填されていない状態を示す。
ベース20は、周壁部30、凹部32、ベース傾斜面34、環状溝部36、環状窪み部38、歯部40および連結孔部42を有する。キャップ22は、挿通孔60、外周壁部62、キャップ傾斜面64および内周溝部66を有する。ロータ24は、回転軸部50、傾斜部52、貫通孔部54、環状壁部56および凸部58を有する。連結ギヤ26は、連結孔68を有する。
ベース20は、有底円筒状に形成される。ベース20の底部には、凹部32、ベース傾斜面34および環状溝部36が形成される。凹部32は、ベース20の中央で円筒状に凹んで形成される。組み立て工程時に凹部32に多くの粘性液体を載せやすくなる。
ベース傾斜面34は、ベース20の内面に形成され、凹部32から径方向外向きに立ち上がるように傾斜し、軸方向に直交する面に対して傾斜する。すなわち、ベース傾斜面34は、ベース20の底面に対して径方向外向きに離れる方向に延在する。ベース傾斜面34は、環状溝部36の内縁から凹部32に向かって窪んだ錐状に形成される。
環状溝部36は、ベース傾斜面34の径方向外側に連設し、環状に凹んで形成される。環状溝部36は、ロータ24の回転をガイドする。周壁部30は、環状溝部36に連設し、ベース20の外周に立設するように形成される。周壁部30の外周面には、歯部40が形成される。歯部40は、例えば固定体に噛合してベース20の回転を規制する。
環状窪み部38は、周壁部30を上端部を窪ませて形成され、周壁部30に沿って環状に形成される。環状窪み部38には、余った粘性液体が収容される。周壁部30は、環状窪み部38を径方向に挟む内側壁部30aおよび外側壁部30bを有する。内側壁部30aは、外側壁部30bより軸方向高さが低くなるように設定される。これにより、粘性液体が外側壁部30bより外径側に移動しづらくなる。内側壁部30aの先端側は、径方向外向きに立ち上がるようにテーパ状に傾斜する。
連結孔部42は、ベース20の下面に環状に形成され、ダンパー装置10を取り付ける台座に形成された突起に係合する。これにより、ダンパー装置10を安定して取り付けることができる。また、連結孔部42を中央側ではなく、環状溝部36より径方向外側に形成し、溜まり室44の軸方向に見て重なる位置に設けることで、ベース20の軸方向高さが高くなることを抑えることができる。
ロータ24の回転軸部50は、ロータ24の中央に立設し、柱状に形成される。ロータ24は、回転軸部50の軸周りに回転する。回転軸部50の先端側の側面には、連結ギヤ26に嵌合する平面が形成される。傾斜部52は、回転軸部50から径方向外向き張り出し、周方向に等間隔に離れて複数形成される。図2に示すように、隣り合う傾斜部52の間には貫通孔部54が形成される。傾斜部52は、回転軸部50から径方向外向きに立ち上がるように延在し、図3(a)に示すようにベース傾斜面34に沿って傾斜する。傾斜部52は、回転軸部50に直交する面に対して傾斜し、径方向外向きかつ軸方向上向きに傾斜する。傾斜部52および貫通孔部54の径方向長さは同じである。
環状壁部56は、円筒形状に形成され、複数の傾斜部52の径方向外側に位置し、傾斜部52の外周縁から垂下する。環状壁部56は、ベース20の環状溝部36に収まって係合し、ロータ24の回転を安定させる。
凸部58は、回転軸部50を下方に突出させるように円柱状に形成され、回転軸部50と同軸である。凸部58の外周面には、気体の移動経路を確保するための軸方向溝が形成される。凸部58が凹部32に収まって係合することで、ロータ24の回転を安定させることができる。
キャップ22は、ロータ24をベース20と挟んで、ベース20とともにロータ24の収容室70を画成する。挿通孔60は、キャップ22の中央に形成され、ロータ24の回転軸部50を収容室70から外部に露出させる。挿通孔60には、回転軸部50が挿通される。外周壁部62は、キャップ22の外周に円筒状に形成される。
内周溝部66は、外周壁部62の内側に形成され、ベース20の周壁部30を受け入れて周壁部30に結合する。内周溝部66は、ベース20の環状窪み部38に対向する。結合方法については後述するが、溶着により第1シール部46および第2シール部48が形成される。図3(a)および図3(b)の第1シール部46および第2シール部48は、シール部分のベース20およびキャップ22が重なった状態で溶けていない状態で示される。
第1シール部46は、周壁部30の内周面に形成され、第2シール部48は、周壁部30の外周面に形成される。第1シール部46および第2シール部48により閉塞されて溜まり室44が収容室70の径方向外側に形成される。ベース20およびキャップ22は、収容室70の径方向外側に粘性液体の溜まり室44を画成する。溜まり室44は、ベース20の周壁部30およびキャップ22の内周溝部66とにより形成され、環状窪み部38により溜まり室44の体積が確保されている。溜まり室44は、周方向に沿って形成され、収容室70から出た粘性液体を収容する。収容室70側に十分な粘性液体を満たし、余った粘性液体を溜まり室44が収容する。
キャップ傾斜面64は、キャップ22の内面に形成され、径方向内向きに下がるように傾斜し、軸方向に直交する面に対して傾斜する。キャップ傾斜面64は、傾斜部52およびベース傾斜面34に沿って平行に形成される。ベース傾斜面34およびキャップ傾斜面64によりロータ24の傾斜部52が挟まれている。ベース傾斜面34およびキャップ傾斜面64によって形成される収容室70内の領域に傾斜部52が位置する。つまり、ベース傾斜面34は傾斜部52の下面に対向し、キャップ傾斜面64は傾斜部52の上面に対向し、軸方向に見てベース傾斜面34、傾斜部52およびキャップ傾斜面64が重なって位置する。これにより、収容室70が回転軸部50の位置から径方向外向きに立ち上がるように形成される。
シールリング28は、回転軸部50に環囲し、回転軸部50の外周面および挿通孔60の内周面に当接し、挿通孔60を介して収容室70にある粘性液体が漏れることを抑える。
図4は、ダンパー装置10の組み立て工程について説明する図である。図4(a)に示すように、吐出装置72の吐出口がベース20の中央の位置に合わされ、吐出装置72が粘性液体74を吐出する。図4(b)に示すように、粘性液体74は、ベース20の中央に載っており、収容室70に必要な量より多く吐出される。凹部32により多くの粘性液体74をベース20に載せやすい。
図5は、図4のダンパー装置10の組み立て工程の続きを示す図である。図5(a)に示すように、ロータ24が上方からベース20に接近させられて、図5(b)に示すようにベース20に載置される。ロータ24がベース20に接近すると、凹部32に凸部58が入り込んで粘性液体74を押し、粘性液体74が貫通孔部54から上に出て隆起した状態になる。
ロータ24の凸部58は、ベース20の凹部32に収まって係合する。ベース20およびロータ24の凹凸関係が逆である場合、ロータ24の凹部に気体が溜まるおそれがあるが、ロータ24に凸部58を形成することで、気体が溜まることを抑えることができる。また、ベース傾斜面34がロータ24の傾斜部52に沿って立ち上がるように形成されることで、中央側にある気体を径方向外側に誘導できる。
図6は、図5のダンパー装置10の組み立て工程の続きを示す図である。図6(a)に示すように、キャップ22が上方からベース20側に接近させられて、図6(b)に示すように、キャップ傾斜面64が隆起した粘性液体74に接触し、粘性液体74を押し広げる。粘性液体74および気体は、キャップ傾斜面64や傾斜部52に誘導されて径方向に拡がり、傾斜によって環状窪み部38に向かって誘導される。キャップ傾斜面64および傾斜部52が径方向外向きに立ち上がるように傾斜していることで、収容室70内にある気体を径方向外向きに押し出しやすくなる。
図7は、図6のダンパー装置10の組み立て工程の続きを示す図である。図7(a)に示すように、キャップ22がベース20に向かって接近させられると、外周壁部62の先端が外側壁部30bに当接して接近が止まる。このとき粘性液体74は、キャップ22に押されて環状溝部36や環状窪み部38に拡がっている。
外周壁部62の先端と外側壁部30bが当接した状態で超音波溶着装置76が駆動して、その当接部分が溶かされて接近が可能となり、キャップ22が押されてベース20にさらに接近し、内周溝部66の内周縁が内側壁部30aに当接する。外周壁部62の先端と外側壁部30bの当接部分が溶かされることで、第2シール部48が形成され、粘性液体74がダンパー装置10の外部に漏れることを抑えることができる。
外周壁部62の先端と外側壁部30bの当接部分が溶かされている途中で、内周溝部66の内周縁と内側壁部30aとの当接部分が超音波溶着装置76により溶かされ始め、第1シール部46が形成される。図7(b)に示すように、第1シール部46により収容室70と溜まり室44の連通が遮断される。第1シール部46は、収容室70と溜まり室44の間をシールする。これにより、気体を溜まり室44に押し出した後、気体が収容室70に戻ることを制限でき、収容室70に気泡が溜まってロータ24回転時に発生する粘性抵抗が安定して発揮できないことを抑えることができる。溜まり室44は、溜まり室44の径方向外側における第2シール部48によって外部と閉塞され、粘性液体74が外部に漏れることを抑えられる。
図7(b)に示すように、ベース20およびキャップ22が固定された後、連結ギヤ26が回転軸部50に装着されて、ダンパー装置10の組み立て工程が完了する。
図8は、ダンパー装置10の部分断面図である。図8では、第1シール部46および第2シール部48が形成される部分を、ベース20およびキャップ22が重なった状態で示すが、実際には重なった部分は溶けて結合している。
組み立て工程で説明したように、第2シール部48は、第1シール部46より先に溶かされて溶着開始される。第1シール部46より先に第2シール部48を形成するため、第2シール部48のシール代L2は、第1シール部46のシール代L1より大きく、軸方向長さが長くなるように形成される。第1シール部46および第2シール部48は円環状に形成され、第1シール部46の軸方向長さがシール代L1であり、第2シール部48の軸方向長さがシール代L2である。
これにより、キャップ22をベース20側に押し込む際に、収容室70から溜まり室44側へ気体を押し出す経路を押し込み完了まで確保できる。つまり、第2シール部48を形成している間も収容室70から気体を押し出すことができる。これにより粘性液体74は、十分な充填率で収容室70に充填される。また、第2シール部48を先に形成開始することで、キャップ22を押し込む工程で粘性液体74が外部に漏れることを抑えることができる。
また、第1シール部46のシール代L1が第2シール部48のシール代L2より長いため、第1シール部46を溶着している途中から第2シール部48を溶着開始して、第1シール部46および第2シール部48の両方を溶かしつつ、キャップ22をベース20側に押し込める。これにより、一回の押し込み工程で第1シール部46および第2シール部48を形成でき、作業効率を高めることができる。
ロータ24の回転時に発生する粘性抵抗は主に環状壁部56の領域で発生するため、所望の減衰力を発生させるためには、環状壁部56および環状溝部36の軸方向長さを確保する必要がある。傾斜部52が立ち上がっているため、傾斜部52から環状壁部56を垂下させても、ダンパー装置10全体の軸方向長さが長くなることを抑えることができる。また、溜まり室44が軸方向に見て環状壁部56に重ならない位置に設けられることで、環状壁部56の軸方向長さを確保しつつ、ダンパー装置10の軸方向長さが長くなることを抑えることができる。
径方向に見て溜まり室44が収容室70に重なる位置に設けられることで、ダンパー装置10の軸方向高さを抑えることができる。ベース傾斜面34は、環状溝部36に至るまで延在し、傾斜部52および貫通孔部54に対向部分の全てが傾斜して形成される。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施例では、ベース20に形成された歯部40に固定体または開閉体が連結される態様を示したが、この態様に限られない。例えば、ネジ止め孔を有するフランジ板状の取付部が形成されてよい。いずれにしても、連結ギヤ26が開閉体に連結される場合、ベース20は回転が規制された状態で固定体に連結される。
また、実施例では、第1シール部46および第2シール部48を溶着により形成する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、第2シール部48は、接着や機械的結合で形成され、第1シール部46は機械的結合、例えばシールリングを用いて形成されてもよい。また、超音波溶着に限られず、振動溶着、レーザー溶着等の別方法の溶着で形成されてもよい。
また、実施例では、ベース傾斜面34およびキャップ傾斜面64がロータ24の傾斜部52に平行である態様を示したが、この態様に限られず、平行でなくてもよい。いずれにしても、ベース傾斜面34、キャップ傾斜面64および傾斜部52は、径方向外向きに立ち上がるように傾斜し、回転軸部50に直交する面に対して傾斜しており、粘性液体74を溜まり室44へ誘導する。
本発明は、粘性液体を充填されたダンパー装置に関する。
10 ダンパー装置、 20 ベース、 22 キャップ、 24 ロータ、 26 連結ギヤ、 28 シールリング、 30 周壁部、 30a 内側壁部、 30b 外側壁部、 32 凹部、 34 ベース傾斜面、 36 環状溝部、 38 環状窪み部、 40 歯部、 42 連結孔部、 44 溜まり室、 46 第1シール部、 48 第2シール部、 50 回転軸部、 52 傾斜部、 54 貫通孔部、 56 環状壁部、 58 凸部、 60 挿通孔、 62 外周壁部、 64 キャップ傾斜面、 66 内周溝部、 68 連結孔、 70 収容室、 72 吐出装置、 74 粘性液体、 76 超音波溶着装置。

Claims (4)

  1. 回転軸部と、径方向外向きに立ち上がるように前記回転軸部に直交する面に対して傾斜するロータ傾斜部と、を有するロータと、
    前記ロータを回転可能に支持するベースと、
    前記ベースとともに前記ロータの収容室を画成するキャップと、
    前記収容室に充填される粘性液体と、を備え、
    前記ベースの内面には、径方向外向きに立ち上がるように前記回転軸部に直交する面に対して傾斜するベース傾斜面が形成され、
    前記キャップの内面には、径方向内向きに下がるように前記回転軸部に直交する面に対して傾斜するキャップ傾斜面が形成されており、
    前記ベース傾斜面および前記キャップ傾斜面によって形成される前記収容室内の領域に前記ロータ傾斜部が位置することを特徴とするダンパー装置。
  2. 前記ベース傾斜面および前記キャップ傾斜面は、前記ロータ傾斜部に沿って延びることを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
  3. 前記ベースは、中央に凹部を有し、
    前記ロータは、前記凹部に収まる凸部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のダンパー装置。
  4. 前記ロータは、前記ロータ傾斜部の径方向外側に環状壁部を有し、
    前記ベースは、前記環状壁部を収める環状溝部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のダンパー装置。
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