JP5111261B2 - 電子機器 - Google Patents
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複数のモードを有する電子小型携帯機器において、表示モードA(メインモードであり歩数計の場合には例えば歩数表示モード)から表示モードB(サブモード1(歩数計の場合には例えば歩行距離表示))、表示モードC(サブモード2(歩数計の場合には例えば過去のデータ表示))にキー入力で移行する場合、常にA→B→C→A→B→・・・・と順に表示モードを切り換えるものが一般的である。
しかしながら、通常サブモード2の使用頻度は非常に低く、サブモード1で使用していてもモード切り換えを行う際はメインモードに戻る場合が多い。このような電子小型携帯機器においては、従来のモード変更では、サブモード1で使用していた状態からメインモードに戻る場合、ボタン操作が複数回行われるため非常に煩わしく感じられる。
さらに、特許文献1記載の発明のように、これを改善するためにボタン操作の短押し/長押しによって移行する表示モードが異なるようにしたものも知られているが、操作が非常に複雑となり使用しづらいという問題がある。
表示手段は、第1表示モードにおいて操作手段が切換操作されたことに応答して第2表示モードに切り換えた後、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、判定手段の判定結果に応じて前記第1表示モード又は第3表示モードに切り換える。
また、歩行を検出して対応する歩数信号を出力する歩数検出手段と、前記歩数検出手段からの歩数信号に基づいて歩数を算出すると共に前記算出した歩数に基づいて歩行距離を算出する算出手段を備え、前記第1、第2、第3表示モードは、各々、現時点の歩数を表示する表示モード、現時点の歩行距離を表示する表示モード、過去の歩行データを表示する表示モードであるように構成してもよい。
また、前記判定手段は、前記第2表示モードに切り換えた時点からの経過時間を判定する時間判定手段であり、前記表示手段は、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記時間判定手段が所定時間経過していると判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記時間判定手段が前記所定時間経過していないと判定した場合には前記第3表示モードに切り換えるように構成してもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器のブロック図で、歩数計の例を示している。
図1において、歩数計は、中央処理装置(CPU)101、CPU101が実行するプログラムを予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)102、測定した歩数データや使用者の歩幅等の設定情報を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)103、使用者の歩行(走行を含む。)を検出して対応する歩数信号を出力する歩数検出手段104、時間を計時する計時手段105、操作ボタン等によって構成されたキー入力手段106、歩数や歩行距離等を表示する表示部107を備えている。
尚、図1の歩数計は、使用者の腰に装着したり、使用者が携帯するバッグ等に収納して使用する携帯型の歩数計の例を示している。
操作手段は表示モードを切換操作することができる。判定手段は所定の条件が満たされたか否かを判定することができる。表示手段は複数の表示モードを有し前記操作手段の操作に応答して前記表示モードを切り換えることができ、表示モードA(第1表示モード)において前記操作手段が切換操作されたことに応答して表示モードB(第2表示モード)に切り換えた後、表示モードBにおいて操作手段が切換操作されたとき、判定手段の判定結果に応じて表示モードA又は表示モードC(第3表示モード)に切り換えることができる。
図2は、本第1の実施の形態における表示モード切換処理のフローチャートで、CPU101がROM102に予め記憶されたプログラムを実行することによって行う処理を示している。
先ず、使用者は本第1の実施の形態に係る歩数計を腕に装着し電源を投入して歩行を開始し、CPU101は歩数信号の検出を開始する(ステップS201)。
前記の如くして電源を投入した初期状態では、表示部107は表示モードA(第1表示モード)になる。表示モードAは歩数を表示する表示モードである。
歩数検出手段104は歩行を検出する毎に対応する歩数信号をCPU101に出力する。CPU101は、歩数検出手段104からの歩数信号を検出した場合(ステップS203)、RAM103に記憶している現在までの歩数に1歩加算すると共に、RAM103に予め設定されている使用者の1歩分の歩幅を前記現在までの歩行距離に加算することにより、現時点の累積歩数及び歩行距離を算出する(ステップS204)。表示部107は前記計数した現時点の歩数を表示する(ステップS205)。
CPU101は、処理ステップS206において、キー入力手段106によるキー入力操作が行われたことを検出すると、表示モードB(第2表示モード)に移行する(S207)。表示モードBは現時点の歩行距離を表示する表示モードである。
CPU101は、キー入力手段106によって表示モードBへの切換操作が行われると、計時手段105に所定時間の計時動作(例えば10秒間のカウントダウン動作)を開始させる(ステップS208)。
CPU101は、キー入力手段106によるキー入力操作が無ければ処理ステップS209に戻って前記処理を繰り返す(ステップS212)。このようにして、表示モードBでは、現時点の歩行距離を表示部107に表示する。
CPU101は、処理ステップS213において、所定の条件が満たされていないと判定すると(即ち、本実施の形態では、計時手段105が前記所定時間の計時動作を終了していないと判定すると)、表示部107は表示モードC(第3表示モード)に切り換わる(ステップS214)。表示モードCは過去データ(例えば過去の走行データ(過去の歩数データや過去の歩行距離データ))を表示する表示モードである。
この状態でCPU101は、キー入力手段106によるキー入力操作が行われたことを検出すると、処理ステップS202に移行して表示部107を表示モードAに切り換える(ステップS218)。
図4は、本第2の実施の形態における表示モード切換処理のフローチャートで、CPU101がROM102に予め記憶されたプログラムを実行することによって行う処理を示している。
以下、図3及び図4を用いて、前記第1の実施の形態と相違する点について説明する。
次に、CPU101は、キー入力手段106によるキー入力操作が行われたことを検出した場合(ステップS403)、所定の条件が満たされていると判定すると(即ち、本実施の形態では、歩数カウンタ301がセットされた所定歩数値の計数を終了していると判定すると)、処理ステップS202に戻って表示部107を表示モードAに切り換える(ステップS404)。
以上のように、本第2の実施の形態に係る電子機器では、キー入力手段106による表示モード切換操作が行われた際、所定の表示モード(第2表示モード)に入った時点から測定した歩数に応じて、次の表示モードを決定するようにしているため、操作が簡単で容易である。また、キー入力手段を1ボタンで構成しても切換操作が可能なため、機器のサイズの小型化に有利である。
また歩数計としては、少なくとも歩行センサを腰に装着して使用する腰歩数計、少なくとも歩行センサを携帯カバンに収納し所持して使用する歩数計等の歩数計をはじめとして、複数の表示モードを有する各種電子機器に利用可能である。
102・・・ROM
103・・・RAM
104・・・歩数検出手段
105・・・計時手段
106・・・キー入力手段
107・・・表示部
301・・・歩数カウンタ
Claims (7)
- 表示モードを切換操作する操作手段と、複数の表示モードを有し前記操作手段の操作に応答して前記表示モードを切り換える表示手段とを備えた電子機器において、
所定の条件が満たされたか否かを判定する判定手段と、歩行を検出して対応する歩数信号を出力する歩数検出手段と、前記歩数検出手段からの歩数信号に基づいて歩数を算出すると共に前記算出した歩数に基づいて歩行距離を算出する算出手段を備え、
前記表示手段は、第1表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたことに応答して第2表示モードに切り換えた後、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記判定手段の判定結果に応じて前記第1表示モード又は第3表示モードに切り換え、
前記第1、第2、第3表示モードは、各々、現時点の歩数を表示する表示モード、現時点の歩行距離を表示する表示モード、過去の歩行データを表示する表示モードであることを特徴とする電子機器。 - 前記表示手段は、前記第1表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたことに応答して前記第2表示モードに切り換えた後、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき前記所定の条件が満たされていると前記判定手段が判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき前記所定の条件が満たされていないと前記判定手段が判定した場合には前記第3表示モードに切り換えることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記歩数検出手段は、前記第1、第2表示モードにおいて歩行検出して対応する歩数信号を出力し、前記第3表示モードでは歩行検出を行わないことを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
- 前記判定手段は、前記第2表示モードに切り換えた時点からの経過時間を判定する時間判定手段であり、
前記表示手段は、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記時間判定手段が所定時間経過していると判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記時間判定手段が前記所定時間経過していないと判定した場合には前記第3表示モードに切り換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。 - 前記判定手段は、前記第2表示モードに切り換えた時点からの歩数を判定する歩数判定手段であり、
前記表示手段は、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記歩数判定手段が所定歩数歩行していると判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記歩数判定手段が前記所定歩数歩行していないと判定した場合には前記第3表示モードに切り換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の電子機器。 - 表示モードを切換操作する操作手段と、複数の表示モードを有し前記操作手段の操作に応答して前記表示モードを切り換える表示手段とを備えた電子機器において、
所定の条件が満たされたか否かを判定する判定手段を備え、
前記表示手段は、第1表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたことに応答して第2表示モードに切り換えた後、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記判定手段の判定結果に応じて前記第1表示モード又は第3表示モードに切り換え、
前記判定手段は、前記第2表示モードに切り換えた時点からの経過時間を判定する時間判定手段であり、
前記表示手段は、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記時間判定手段が所定時間経過していると判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記時間判定手段が前記所定時間経過していないと判定した場合には前記第3表示モードに切り換えることを特徴とする電子機器。 - 表示モードを切換操作する操作手段と、複数の表示モードを有し前記操作手段の操作に応答して前記表示モードを切り換える表示手段とを備えた電子機器において、
所定の条件が満たされたか否かを判定する判定手段を備え、
前記表示手段は、第1表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたことに応答して第2表示モードに切り換えた後、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記判定手段の判定結果に応じて前記第1表示モード又は第3表示モードに切り換え、
前記判定手段は、前記第2表示モードに切り換えた時点からの歩数を判定する歩数判定手段であり、
前記表示手段は、前記第2表示モードにおいて前記操作手段が切換操作されたとき、前記歩数判定手段が所定歩数歩行していると判定した場合には前記第1表示モードに切り換え、前記歩数判定手段が前記所定歩数歩行していないと判定した場合には前記第3表示モードに切り換えることを特徴とする電子機器。
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