JP5110708B2 - ダイナミックダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、
車両のステアリングホイールの中央部に取り付けられるブラケットと、
前記ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向で前記ブラケットに対向する質量部材と、
前記ブラケットと前記質量部材との間に分散配置されて、前記質量部材を前記ブラケットに連結する複数のゴム状弾性体とから成り、
前記ステアリングホイールに設けた電気装置のハーネスを受け入れるハーネス受け入れ孔部を中央部に設けてあるダイナミックダンパに関する。
近年、ステアリングホイールに、オーディオ機器などのためのスイッチと、このスイッチに接続するハーネス(以上、電気装置に相当)とを設けて、運転者がステアリングホイールから手を離すことなくスイッチ操作することができるようにした自動車が開発されている(特許文献1参照)。
従来、このような自動車に設けられたダイナミックダンパでは、前記ハーネスに対してはハーネス受け入れ孔部を設けてあるだけであり、ハーネスがハーネス受け入れ孔部とスイッチとの間で変位できるようになっていた。
特開平10−308270号公報
上記従来の構造によれば、ハーネスがハーネス受け入れ孔部とスイッチとの間で変位できるようになっていたために、自動車の振動に伴ってハーネスが振動して質量部材に干渉し、質量部材の変位を妨げてダイナミックダンパの振動低減効果が不十分になることがあった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、振動低減効果を十分に得ることができるダイナミックダンパを提供する点にある。
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
車両のステアリングホイールの中央部に取り付けられるブラケットと、
前記ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向で前記ブラケットに対向する質量部材と、
前記ブラケットと前記質量部材との間に分散配置されて、前記質量部材を前記ブラケットに連結する複数のゴム状弾性体とから成り、
前記ステアリングホイールに設けた電気装置のハーネスを受け入れるハーネス受け入れ孔部を中央部に設けてあるダイナミックダンパであって、
前記ハーネスを支持して前記ハーネスと前記質量部材との干渉を回避させるハーネス支持部を前記ブラケットに設けてあり、
前記質量部材の車両前方側の面の車幅方向中間部に、前記車両前方側に突出する突出部を設け、
前記ブラケットは前記車幅方向から見て階段状に形成されており、板面が車両前後方向を向く下側縦壁部と、前記下側縦壁部の上端部から前記車両前方側に延びる中間壁部と、前記中間壁部の前記車両前方側の端部から立ち上がる立ち上がり壁部とから成り、前記下側縦壁部の車幅方向中間部と、前記中間壁部の車幅方向中間部と、前記立ち上がり壁部の上半部の車幅方向中間部とを切り欠いて上側に開放の切り欠き部を形成し、
前記切り欠き部のうち、前記立ち上がり壁部に形成した切り欠き部分に前記質量部材の前記突出部を前記車両前方側に向かって突出させ、
前記ブラケットの前記車幅方向の一端部と前記質量部材との間に上下一対の前記ゴム状弾性体を介在させるとともに、前記ブラケットの前記車幅方向の他端部と前記質量部材との間に別の上下一対の前記ゴム状弾性体を介在させ、
前記ブラケットの前記下側縦壁部の前記車幅方向中間部の切り欠き部分と、前記中間壁部の前記車幅方向中間部の切り欠き部分とは、前記ハーネス受け入れ孔部の下半部を構成し、また、前記質量部材の前記突出部に下側開放の切り欠きを前記車幅方向に長く形成して前記ハーネス受け入れ孔部の上半部を構成してある
[作用・効果]
この構成によれば、ハーネス支持部でハーネスを支持してハーネスと質量部材との干渉を回避させることができ、自動車の振動に伴ってハーネスが質量部材に干渉するのを回避することができる。その結果、ハーネスが質量部材の変位を妨げることがなくなって、ダイナミックダンパの振動低減効果が不十分になることを回避することができる。
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項1による発明の構成において、
前記ハーネス受け入れ孔部は、前記ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向に前記質量部材及びブラケットを貫通しており、前記ステアリングホイールの心金に沿った状態の前記ハーネスを屈曲させて前記ハーネス受け入れ孔部に受け入れるようにしている。
[作用・効果]
ステアリングホイールの心金に沿った状態のハーネスを屈曲させてハーネス受け入れ孔部に受け入れることができ、ハーネスをハーネス受け入れ孔部に確実に受け入れることができる。
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項1又は2による発明の構成において、
前記質量部材から遠ざかるように前記ブラケットの車幅方向の端部から延出する延出片を設けるとともに、前記延出片の延出端部に、前記ハーネスを受け止める受け止め部を設けて前記ハーネス支持部を構成してある。
[作用・効果]
前記延出片の延出端部に設けた受け止め部でハーネスを受け止めることで、ハーネスを質量部材から遠ざけることができ、自動車の振動に伴ってハーネスが質量部材に干渉するのを回避しやすくすることができる。
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項3による発明の構成において、
前記ハーネス支持部の受け止め部に、前記ハーネスの上方側への変位を阻止する第1阻止壁と、前記ハーネスの車両後方側への変位を阻止する第2阻止壁とを設けてある。
[作用・効果]
前記第1阻止壁でハーネスの上方側への変位を阻止することができ、第2阻止壁でハーネスの車両後方側への変位を阻止することができて、ハーネスが質量部材に干渉するのを回避することができる。
請求項5による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項3又は4による発明の構成において、
前記ハーネス支持部の受け止め部を、前記ハーネスに嵌合する嵌合凹部に構成してある。
[作用・効果]
前記ハーネス支持部の受け止め部を、前記ハーネスに嵌合する嵌合凹部に構成してあるから、ハーネスを確実に保持することができて、ハーネスが質量部材に干渉するのをより確実に回避することができる。
請求項6による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項5による発明の構成において、
前記嵌合凹部を断面円弧状に形成してある。
[作用・効果]
断面円弧状のハーネスを断面円弧状の嵌合凹部で保持することができ、ハーネスを受け止め部で確実に保持することができる。これにより、ハーネスが質量部材に干渉するのをより確実に回避することができる。
請求項7による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項1〜6のいずれか一つによる発明の構成において、
前記ブラケットのハーネス支持部よりも車幅方向中央側に、前記ステアリングホイールの中央部の心金に取り付ける取り付け部を設けてある。
[作用・効果]
前記ブラケットのハーネス支持部よりも車幅方向中央側に、前記ステアリングホイールの中央部の心金に取り付ける取り付け部を設けてあるから、ステアリングホイールに対する取り付け部の取り付け状態を安定化させることができる。
請求項8による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
[構成]
請求項7による発明の構成において、
前記ハーネス支持部を前記ブラケットの車幅方向の両端部に設け、
前記ブラケットの一対のハーネス支持部の間に前記取り付け部を設けてある。
[作用・効果]
ハーネス支持部を前記ブラケットの車幅方向の両端部に設けたことで、一対のハーネス支持部の間隔を広く設定することができて、一対のハーネス支持部でハーネスを安定して支持することができる。そして、ブラケットの一対のハーネス支持部の間に前記取り付け部を設けてあるから、ステアリングホイールの中央部に対する取り付け部の取り付け状態をより安定化させることができる。
本発明によれば、
振動低減効果を十分に得ることができるダイナミックダンパを提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5,図7に、自動車のステアリングホイール1に取り付けられてステアリングホイール1の振動を吸収するダイナミックダンパ100を示してある。このダイナミックダンパ100を備えた自動車では、ダイナミックダンパ100によって構成される副振動系の固有振動数を、ステアリングホイール1の固有振動数にチューニングすることによりダイナミックダンパ100に振動を吸収させて、ステアリングホイール1の振動を低減させている。
前記ステアリングホイール1はアルミニウム合金製の心金2と、心金2に取り付けられる樹脂製のカバーとを備えている。このステアリングホイール1に、オーディオ機器用のスイッチSWと、スイッチSWに接続するハーネスH(以上、電気装置に相当)とを設けて、運転者がステアリングホイール1から手を離すことなくスイッチ操作することができるようにしてある。
前記ダイナミックダンパ100は、車幅方向Wの中心線L(ダイナミックダンパ100の車幅方向Wの中心線L)に対して左右対称に形成されており、
ステアリングホイール1の中央部1Tに取り付けられるブラケット3と、
ステアリングホイール1の軸芯方向に沿う方向J(図5参照)でブラケット3に対向する金属製の質量部材5と、
ブラケット3と質量部材5との間に分散配置されて、質量部材5をブラケット3に連結する断面長方形状の4個のゴム状弾性体6とから成る。
ブラケット3は一枚の金属板をプレス加工して形成されており、質量部材5よりも車両前方側Frに配置されている。
ダイナミックダンパ100を左右対称に形成したことでダイナミックダンパ100の構造が簡素化して製作コストを低廉化することができ、一枚の金属板をプレス加工してブラケット3を形成したことで、大量生産に有利になって同様に製作コストを低廉化することができる。
[質量部材5の構造]
質量部材5は車幅方向Wに細長く形成され、上面5Jがステアリングホイール1の中央の心金2の上面に沿うように、車両前後方向視で上方Z2に凸の円弧状に形成されている。また、図5に示すように、側面視で前記上面5Jが上方Z2側ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している。図2に示すように、質量部材5の車幅方向両端部5A,5Bは車幅方向外方側W2ほど上下の長さが短い三角形状に形成され、前記両端部5A,5B間の車幅方向中間部の下面5C1は、車幅方向外方側W2ほど上方Z2に位置する傾斜面に形成されて、前記三角形状の端部5A,5Bの下面5A1,5B1に連なっている。
図2〜図5に示すように、質量部材5の車両後方側Rrの面に、ステアリングホイール1側の部材との干渉を回避するための左右一対の断面長方形状の凹部5Hを形成してある。そして図1に示すように、質量部材5の車両前方側Frの面の車幅方向中間部に、車両前方側Frに突出する突出部7を設けてある。
換言すれば、質量部材5の車幅方向両端部5A,5Bの車両前方側Frの面5M1を、車幅方向中間部の車両前方側Frの面よりも車両後方側Rrに位置させて段差面状に形成してある。
このように構成したのは、ステアリングホイール1の心金2にカバー(ロアカバー)を固定するためのボルトとの干渉(質量部材5の車幅方向両端部5A,5Bの車両前方側Frの面とボルトとの干渉)を回避するためである。従って、質量部材5の車幅方向両端部5A,5Bは車幅方向中間部よりも車両前後方向における肉厚が薄くなっている。図3,図4における符号50はステアリングホイール1側の部材に対するフェルト材である。
前記ダイナミックダンパ100が配置されるステアリングホイール1の中央部1Tには狭いスペースしかなく、質量部材5の車幅方向両端部5A,5Bの肉厚が薄くなっていると、質量部材5の質量を十分確保できなくなるおそれがある。
そこで、上記のように、質量部材5の車両前方側Frの面の車幅方向中間部に、車両前方側Frに突出する突出部7を設け、突出部7の突出量を大きくして質量部材5の質量が小さくなり過ぎるのを回避している。突出部7の車幅方向Wの両端部7A,7Bは段差状に形成されて車両後方側Rrに一段低くなっており、この一段低くなった段差面7M1に前記ゴム状弾性体6が加硫接着している。
[ブラケット3の構造]
図5に示すように、ブラケット3は車幅方向Wから見て(側面視)階段状に形成されており、板面が車両前後方向を向く下側縦壁部11と、この下側縦壁部11の上端部から車両前方側Frに延びる中間壁部12と、中間壁部12の車両前方側Frの端部から立ち上がる立ち上がり壁部13とから成る。
そして、図6に示すように、下側縦壁部11の車幅方向中間部と、中間壁部12の車幅方向中間部と、立ち上がり壁部13の上半部の車幅方向中間部と(以上、ブラケット3の車幅方向の中間部3Cに相当)を切り欠いて上側に開放の切り欠き部10を形成してある。
この切り欠き部10のうち、立ち上がり壁部13に形成した切り欠き部分に質量部材5の前記突出部7を車両前方側Frに向かって突出させてある(図1参照)。突出部7は車幅方向Wに長く形成されており、突出部7の車幅方向Wの両端縁と、立ち上がり壁の切り欠き部10の一対の端縁とが車幅方向Wで各別に近接している。
図1,図3に示すように、ブラケット3の車幅方向Wの一端部(13A,11A)と質量部材5との間に上下一対の前記ゴム状弾性体6を介在させるとともに、ブラケット3の車幅方向Wの他端部(13B,11B)と質量部材5との間に別の上下一対のゴム状弾性体6を介在させてある。つまり、本発明のダイナミックダンパ100には合計4個のゴム状弾性体6を設けてある。
詳しくは、
立ち上がり壁部13の車幅方向Wの一端部13Aと質量部材5の前記段差面7M1の間と、前記下側縦壁部11の上端部の車幅方向Wの一端部11Aと質量部材5の車両前方側Frの面5M1の間とに上下一対のゴム状弾性体6を各別に介在させ、
立ち上がり壁部13の車幅方向Wの他端部13Bと質量部材5の前記段差面7M1の間と、前記下側縦壁部11の上端部の車幅方向Wの他端部11Bと質量部材5の車両前方側Frの面5M1の間とに上下一対のゴム状弾性体6を各別に介在させてある。
図1,図3に示すように、前記ハーネスHを受け入れる正面視(ステアリングホイール1の軸芯方向視)長方形状のハーネス受け入れ孔部8をダイナミックダンパ100の中央部100Tに設け、さらに、ハーネスHを支持してハーネスHと質量部材5との干渉を回避させるハーネス支持部14をブラケット3に設けてある。
ハーネス受け入れ孔部8は、ステアリングホイール1の軸芯方向Jに沿う方向に質量部材5及びブラケット3を貫通している。前記ブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向中間部の切り欠き部分と、中間壁部12の車幅方向中間部の切り欠き部分とは、ハーネス受け入れ孔部8の下半部を構成している。また、質量部材5の前記突出部7に下側開放の切り欠き7Kを車幅方向Wに長く形成してハーネス受け入れ孔部8の上半部を構成してある。
前記ハーネス受け入れ孔部8は、ステアリングホイール1の軸芯方向に沿う方向Jに質量部材5及びブラケット3を貫通しているから、ステアリングホイール1の心金2に沿った状態のハーネスHを屈曲させてハーネス受け入れ孔部8に受け入れることができる。
図7に示すように、前記スイッチSWはステアリングホイール1の中心Oを挟んで心金2に左右一対設けられている。そして、左右一対のハーネスHが左右のスイッチSWからステアリングホイール1の中心O側に各別に延び、ハーネス受け入れ孔部8に収容された左右一対のコネクタ15に各別に接続している。
ハーネス支持部14はブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの両端部11A,11Bにそれぞれ設けられ、左側のハーネス支持部14で左側のハーネスHを支持し、右側のハーネス支持部14で右側のハーネスHを支持している。そして、前記下側縦壁部11のハーネス支持部14よりも車幅方向中央側W1に、ステアリングホイール1の中央部1Tの心金2に取り付ける取り付け部16を設けてある。つまり、ブラケット3の左右一対のハーネス支持部14の間に取り付け部16を設けてある。車幅方向Wにおける取り付け部16の長さは、車幅方向Wにおけるハーネス受け入れ孔部8の長さよりも長くなっている。
ハーネス支持部14を前記ブラケット3の車幅方向Wの両端部に設けたことで、一対のハーネス支持部14の間隔を広く設定することができて、ハーネスHを安定して支持することができる。そして、ブラケット3の一対のハーネス支持部14の間に前記取り付け部16を設けてあるから、ステアリングホイール1の中央部1Tの心金2に対する取り付け部16の取り付け状態を安定化させることができる。
また、前記取り付け部16に複数のボルト挿通孔27を形成し、ボルト挿通孔27に挿通させた取り付けボルトで取り付け部16をステアリングホイール1の心金2に取り付け固定してある。取り付け部16には下側開放の円弧状の切り欠き16Kを形成して、ステアリングホイール1側の部材との干渉を回避してある。
[ハーネス支持部14の構造]
図1,図2に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから後ろ斜め下方に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
この構造により、ハーネスHを質量部材5から遠ざけることができ、自動車の振動に伴ってハーネスHが質量部材5に干渉するのをより回避しやすくすることができる。その結果、ハーネスHが質量部材5の変位を妨げることがなくなって、ダイナミックダンパ100の振動低減効果が不十分になることをより確実に回避することができる。
図5に示すように、ハーネス支持部14の受け止め部18を、ハーネスHに嵌合する断面円弧状の嵌合凹部に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22と、ハーネスHの下方Z1側への変位を阻止する第3阻止壁23とを設けてある。断面円弧状の嵌合凹部は、車両後方側Rrに凸に形成され、嵌合凹部の下端に、車両前方側Frに凸の断面円弧状の返し部26が連なっている。これにより、ハーネスHを嵌合凹部に嵌合させる際などのハーネスHの損傷を回避できるようにしてある。
上記のように前記ハーネス支持部14の受け止め部18を、ハーネスHに嵌合する嵌合凹部に構成して、第1阻止壁21でハーネスHの上方Z2側への変位を阻止し、第2阻止壁22でハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止し、第3阻止壁23でハーネスHの下方Z1側への変位を阻止することで、ハーネスHが質量部材5に干渉するのを確実に回避することができる。
図3に示すように,車幅方向Wで前記取り付け部16とハーネス支持部14の延出片17との間に隙間Sを形成し、取り付け部16の延出片17側の端部16Tに前記ボルト挿通孔27を形成してある。 取り付け部16とハーネス支持部14の延出片17との間に隙間Sを形成したことで延出片17をプレス加工しやすくすることができる。
また図5に示すように、ハーネス支持部14の受け止め部18を一つのゴム状弾性体6よりも後下方(下方Z1であってもよい)に配置してある。受け止め部18は、質量部材5の車両後方側Rrの面よりも車両後方側Rrに位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端とほぼ同じ位置に位置している。
[第2実施形態]
図8(a),図8(b),図9(a),図9(b)に第2実施形態のダイナミックダンパ100を示してある。このダイナミックダンパ100は第1実施形態のダイナミックダンパ100とは、ゴム状弾性体6の数や質量部材5の形状やブラケット3の形状が異なり、その他の構造は第1実施形態のダイナミックダンパ100と同一である。
本発明は、ハーネスHを支持してハーネスHと質量部材5との干渉を回避させるハーネス支持部14をブラケット3に設けた点に特徴があるので、以下、主としてハーネス支持部14の構造の、第1実施形態のハーネス支持部14の構造とは異なる点について説明し、その他の構造については説明を省略する(第3実施形態〜第6実施形態でも同じ)。
[ハーネス支持部14の構造]
図8(a),図8(b),図9(a),図9(b)に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから下方Z1に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
そして、ハーネス支持部14の受け止め部18を、ハーネスHに嵌合する車両前方側Frに開放の断面U字状の嵌合凹部に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22と、ハーネスHの下方Z1側への変位を阻止する第3阻止壁23とを設けてある。第1阻止壁21と第3阻止壁23とは車両前方側Frほど上下の間隔が大きくなっている。また、嵌合凹部の下端には、下方Z1に延びる返し部26が連なっている。これにより、ハーネスHを嵌合凹部に嵌合させる際などのハーネスHの損傷を回避できるようにしてある。
受け止め部18の第2阻止壁22は、質量部材5の車両後方側Rrの面と車両前後方向で同一位置に位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端と同一位置に位置している。
[第3実施形態]
図10(a),図10(b),図11(a),図11(b)に第3実施形態のダイナミックダンパ100を示してある。
[ハーネス支持部14の構造]
図10(a),図10(b),図11(a),図11(b)に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから下方Z1に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
そして、ハーネス支持部14の受け止め部18を、車両前下方に開放の断面「く」の字状に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22とを設けてある。
図10(a)に示すように、前記取り付け部16とハーネス支持部14の延出片17との間に隙間Sを形成し、取り付け部16の延出片17側の端部16Tに前記ボルト挿通孔27を形成してある。
また、前記ゴム状弾性体6を、ブラケット3の下側壁部11の車幅方向両端部11A,11Bと質量部材5との間、立ち上がり壁13の上端部の車幅方向中央部と質量部材5との間に介在させて、ゴム状弾性体6を合計3個設けてある。
前記3個のゴム状弾性体6のうちの一つのゴム状弾性体6は、ブラケット3の車幅方向Wの端部のうち、ブラケット3の延出片17よりも車幅方向外側W2の端部部分(前記下側縦壁部11の車幅方向Wの一端部11A)と前記質量部材5との間に介在し、
別の一つのゴム状弾性体6は、ブラケット3の車幅方向Wの端部のうち、ブラケット3の延出片17よりも車幅方向外側W2の端部部分(前記下側縦壁部11の車幅方向Wの他端部11B)と前記質量部材5との間に介在している。
また、ハーネス支持部14の受け止め部18を前記一つのゴム状弾性体6の下方Z1に配置し、車幅方向Wで、前記一つのゴム状弾性体6とボルト挿通孔27の間の中央に前記延出片17を配置してある。受け止め部18の第2阻止壁22は、質量部材5の車両後方側Rrの面と車両前後方向で同一位置に位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端よりも下方Z1に位置している。
前記取り付け部16と前記ハーネス支持部14の延出片17との間に隙間Sを形成したことで延出片17をプレス加工しやすくすることができる。
また、前記ブラケット3を質量部材5よりも車両前方側Frに配置して、ハーネス支持部14の受け止め部18を前記一つのゴム状弾性体6よりも下方Z1に配置したことで、ハーネス支持部14の受け止め部18を質量部材5から遠ざけることができ、受け止め部18に受け止められたハーネスHを質量部材5から遠ざけることができる。
例えば、車幅方向Wにおけるボルト挿通孔27と延出片17との間隔が短いと、ボルト挿通孔27の周りの取り付け部16の端部の強度が弱くなる。また、車幅方向Wにおけるゴム状弾性体6と延出片17との間隔が短いと、ゴム状弾性体6を成形するための成形型(この成形型はブラケット3の延出片17よりも車幅方向W外側の端部部分と質量部材5との間から下方Z1に型抜きされる)が小さくなるなど、成形型の設計の自由度が低くなる。
これに対して、本発明の上記構成によれば、車幅方向Wで、前記一つのゴム状弾性体6と前記ボルト挿通孔27の間の中央に前記延出片17を配置してあるから、車幅方向Wにおけるボルト挿通孔27と延出片17との間隔が短くなり過ぎることや、車幅方向Wにおけるゴム状弾性体6と延出片17との間隔が短くなり過ぎることを回避することができる。その結果、ボルト挿通孔27の周りの取り付け部16の端部の強度が弱くなることや、成形型の設計の自由度が低くなることを回避することができる。
[第4実施形態]
図12(a),図12(b),図13(a),図13(b)に第4実施形態のダイナミックダンパ100を示してある。
[ハーネス支持部14の構造]
図12(a),図12(b),図13(a),図13(b)に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから下方Z1に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
そして、ハーネス支持部14の受け止め部18を、車両前下方に開放の断面「く」の字状に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22とを設けてある。ハーネス支持部14の受け止め部18を、車両前下方に開放の断面「く」の字状に構成することで、受け止め部18の構造を簡素化することができる。そして、受止め部18を簡単に形成することができて製作コストを低廉化することができる。
受け止め部018の第2阻止壁22は、質量部材5の車両後方側Rrの面よりも車両後方側Rrに位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端よりも下方Z1に位置している。本実施形態のハーネス支持部14の受け止め部18は、第3実施形態のハーネス支持部14の受け止め部18よりも車両後方側Rrで、かつ、下方Z1に位置している。
上記のように、第1阻止壁21でハーネスHの上方Z2側への変位を阻止し、第2阻止壁22でハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止することで、ハーネスHが質量部材5に干渉するのを確実に回避することができる。その結果、ハーネスHが質量部材5の変位を妨げることがなくなって、ダイナミックダンパ100の振動低減効果が不十分になることをより確実に回避することができる。
[第5実施形態]
図14(a),図14(b),図15(a),図15(b)に第5実施形態のダイナミックダンパ100を示してある。
[ハーネス支持部14の構造]
図14(a),図14(b),図15(a),図15(b)に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから下方Z1に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
そして、ハーネス支持部14の受け止め部18を、車両前下方に開放の断面「く」の字状に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22とを設けてある。
受け止め部18の第2阻止壁22は、質量部材5の車両後方側Rrの面と車両前後方向で同一位置に位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端よりも下方Z1に位置している。本実施形態のハーネス支持部14の受け止め部18の第2阻止壁22は、第3実施形態や第4実施形態のハーネス支持部14の受け止め部18の第2阻止壁22よりも上下方向に長く形成されている。
これにより、上下方向の位置が異なっている複数種のハーネスHや、径が異なっている複数種のハーネスHに一つのダイナミックダンパ100で対応することができる。つまり、ハーネスHごとに複数のダイナミックダンパ100を製作する必要がなく、汎用性を高めることができる。
[第6実施形態]
図16(a),図16(b),図17(a),図17(b)に第6実施形態のダイナミックダンパ100を示してある。
[ハーネス支持部14の構造]
図16(a),図16(b),図17(a),図17(b)に示すように、質量部材5から遠ざかるようにブラケット3の下側縦壁部11の車幅方向Wの端部11A,11Bから下方Z1に延出する細長の延出片17を設けるとともに、前記延出片17の延出端部に、ハーネスHを受け止める受け止め部18を設けてハーネス支持部14を構成してある。
そして、ハーネス支持部14の受け止め部18を断面L字状に構成して、ハーネス支持部14の受け止め部18に、ハーネスHの上方Z2側への変位を阻止する第1阻止壁21と、ハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止する第2阻止壁22とを設けてある。
ハーネス支持部14の受け止め部18を断面L字状に構成することで、受け止め部18の構造をより簡素化することができる。そして、受止め部18をより簡単に形成することができて製作コストを低廉化することができる。また、第1阻止壁21でハーネスHの上方Z2側への変位を阻止し、第2阻止壁22でハーネスHの車両後方側Rrへの変位を阻止することで、ハーネスHが質量部材5に干渉するのを確実に回避することができる。その結果、ハーネスHが質量部材5の変位を妨げることがなくなって、ダイナミックダンパ100の振動低減効果が不十分になることをより確実に回避することができる。
受け止め部18の第2阻止壁22は、質量部材5の車両後方側Rrの面よりも車両前方側Frに位置するとともに、質量部材5よりも下方Z1に位置し、車両上下方向で取り付け部16の下端よりも下方Z1に位置している。
[第1実施形態〜第6実施形態の別実施形態]
前記電気装置はオーディオ機器用の装置に限られず、オーディオ機器用の装置以外の装置であってもよい。
ダイナミックダンパの斜視図(1) ダイナミックダンパの斜視図(2) ダイナミックダンパを車両後方側から見た図 ダイナミックダンパの下面図 ダイナミックダンパの側面図 ブラケットの斜視図 ステアリングホイールにダイナミックダンパを取り付けた状態を示す図 (a)は第2実施形態のダイナミックダンパを車両後方側から見た図(b)は第2実施形態のダイナミックダンパの側面図 (a)は第2実施形態のダイナミックダンパの斜視図(1)(b)は第2実施形態のダイナミックダンパの斜視図(2) (a)は第3実施形態のダイナミックダンパを車両後方側から見た図(b)は第3実施形態のダイナミックダンパの側面図 (a)は第3実施形態のダイナミックダンパの斜視図(1)(b)は第3実施形態のダイナミックダンパの斜視図(2) (a)は第4実施形態のダイナミックダンパを車両後方側から見た図(b)は第4実施形態のダイナミックダンパの側面図 (a)は第4実施形態のダイナミックダンパの斜視図(1)(b)は第4実施形態のダイナミックダンパの斜視図(2) (a)は第5実施形態のダイナミックダンパを車両後方側から見た図(b)は第5実施形態のダイナミックダンパの側面図 (a)は第5実施形態のダイナミックダンパの斜視図(1)(b)は第5実施形態のダイナミックダンパの斜視図(2) (a)は第6実施形態のダイナミックダンパを車両後方側から見た図(b)は第6実施形態のダイナミックダンパの側面図 (a)は第6実施形態のダイナミックダンパの斜視図(1)(b)は第6実施形態のダイナミックダンパの斜視図(2)
符号の説明
1 ステアリングホイール
1T ステアリングホイールの中央部
2 心金
3 ブラケット
5 質量部材
6 ゴム状弾性体
8 ハーネス受け入れ孔部
11A,11B ブラケットの車幅方向の端部
14 ハーネス支持部
16 取り付け部
17 延出片
18 受け止め部(嵌合凹部、延出端部)
21 第1阻止壁
22 第2阻止壁
27 ボルト挿通孔
100T 中央部(ダイナミックダンパの中央部)
Fr 車両前方側
H ハーネス(電気装置)
J ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向
L 車幅方向の中心線
Rr 車両後方側
S 隙間
W1 車幅方向中央側
W2 車幅方向外側
W 車幅方向
Z1 下方
Z2 上方

Claims (8)

  1. 車両のステアリングホイールの中央部に取り付けられるブラケットと、
    前記ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向で前記ブラケットに対向する質量部材と、
    前記ブラケットと前記質量部材との間に分散配置されて、前記質量部材を前記ブラケットに連結する複数のゴム状弾性体とから成り、
    前記ステアリングホイールに設けた電気装置のハーネスを受け入れるハーネス受け入れ孔部を中央部に設けてあるダイナミックダンパであって、
    前記ハーネスを支持して前記ハーネスと前記質量部材との干渉を回避させるハーネス支持部を前記ブラケットに設けてあり、
    前記質量部材の車両前方側の面の車幅方向中間部に、前記車両前方側に突出する突出部を設け、
    前記ブラケットは前記車幅方向から見て階段状に形成されており、板面が車両前後方向を向く下側縦壁部と、前記下側縦壁部の上端部から前記車両前方側に延びる中間壁部と、前記中間壁部の前記車両前方側の端部から立ち上がる立ち上がり壁部とから成り、前記下側縦壁部の車幅方向中間部と、前記中間壁部の車幅方向中間部と、前記立ち上がり壁部の上半部の車幅方向中間部とを切り欠いて上側に開放の切り欠き部を形成し、
    前記切り欠き部のうち、前記立ち上がり壁部に形成した切り欠き部分に前記質量部材の前記突出部を前記車両前方側に向かって突出させ、
    前記ブラケットの前記車幅方向の一端部と前記質量部材との間に上下一対の前記ゴム状弾性体を介在させるとともに、前記ブラケットの前記車幅方向の他端部と前記質量部材との間に別の上下一対の前記ゴム状弾性体を介在させ、
    前記ブラケットの前記下側縦壁部の前記車幅方向中間部の切り欠き部分と、前記中間壁部の前記車幅方向中間部の切り欠き部分とは、前記ハーネス受け入れ孔部の下半部を構成し、また、前記質量部材の前記突出部に下側開放の切り欠きを前記車幅方向に長く形成して前記ハーネス受け入れ孔部の上半部を構成してあるダイナミックダンパ。
  2. 前記ハーネス受け入れ孔部は、前記ステアリングホイールの軸芯方向に沿う方向に前記質量部材及びブラケットを貫通しており、前記ステアリングホイールの心金に沿った状態の前記ハーネスを屈曲させて前記ハーネス受け入れ孔部に受け入れるようにした請求項1記載のダイナミックダンパ。
  3. 前記質量部材から遠ざかるように前記ブラケットの車幅方向の端部から延出する延出片を設けるとともに、前記延出片の延出端部に、前記ハーネスを受け止める受け止め部を設けて前記ハーネス支持部を構成してある請求項1又は2に記載のダイナミックダンパ。
  4. 前記ハーネス支持部の受け止め部に、前記ハーネスの上方側への変位を阻止する第1阻止壁と、前記ハーネスの車両後方側への変位を阻止する第2阻止壁とを設けてある請求項3記載のダイナミックダンパ。
  5. 前記ハーネス支持部の受け止め部を、前記ハーネスに嵌合する嵌合凹部に構成してある請求項3又は4に記載のダイナミックダンパ。
  6. 前記嵌合凹部を断面円弧状に形成してある請求項5記載のダイナミックダンパ。
  7. 前記ブラケットのハーネス支持部よりも車幅方向中央側に、前記ステアリングホイールの中央部の心金に取り付ける取り付け部を設けてある請求項1〜6のいずれか一つに記載のダイナミックダンパ。
  8. 前記ハーネス支持部を前記ブラケットの車幅方向の両端部に設け、
    前記ブラケットの一対のハーネス支持部の間に前記取り付け部を設けてある請求項7記載のダイナミックダンパ。
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