JP5109955B2 - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents
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Description
前記シリンダの両側方に平行に配置され前記シリンダブロックまたは前記クランクケースの一方に形成された軸収納孔に回転可能に支持された一対のカム軸を備え、
前記カム軸の回転中心に対して偏心して該カム軸に設けられた円柱状のカム部は、前記シリンダブロックまたは前記クランクケースの他方に形成されたカム収納孔に収納され、
前記一対のカム軸が互いに同期しつつ同一方向に回転することで前記シリンダブロックを、前記クランクケースに対して少なくとも前記シリンダの軸方向に相対移動させることにより、圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
少なくとも該カム軸の軸方向と直交する方向に延びるように各々の前記カム軸に設けられた揺動部と、
前記一対のカム軸に設けられた一対の前記揺動部が各々回転可能に接続されるとともに、移動することにより一対の前記揺動部を、各々の揺動部が設けられたカム軸の回転中心の回りに同期して揺動させる連結部材と、
前記連結部材を移動させるアクチュエータと、
をさらに備えたことを特徴とする。
前記連結部材は、一対の前記アームの先端が各々回転可能に接続され、前記シリンダの軸方向及び前記カム軸の軸方向と直交するように設けられたシャフト部材であり、
前記アクチュエータは、前記シャフト部材を該シャフト部材の軸方向に移動させるようにしてもよい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を用いて、本実施例に係る可変圧縮比内燃機関10の概要(基本構成)を説明する。
が形成された雄ねじ部53が設けられている。この雄ねじ部53は、図3(後述)に示すように、クランクケース30に固定されたモータ60のロータ61に設けられた雌ねじ部62と螺合している。
次に実施例2として、本発明をV型内燃機関に適用した場合について説明する。図5には、本実施例に係るV型内燃機関65の概略断面図を示す。ここでは、図3におけるシリンダブロック20の代わりにV型シリンダブロック70が設けられている。V型シリンダブロック70が用いられた場合には、直列型のシリンダブロック20が用いられた場合と比較して、カム軸90を設ける位置を低くする必要がある。すなわち、連結シャフト100の高さを実施例1と比較して低く設定する必要がある。従って、クランク軸81の下側にシャフト部101を通す必要がある。
次に実施例3として、シリンダ22において発生する燃焼圧に起因する連結シャフト50の移動を抑制する例について説明する。すなわち本実施例においては、燃焼圧が発生した際に連結シャフト50が移動しようとする方向とは逆の方向に、連結シャフト50を付勢手段によって付勢する。なお、本実施例においては、付勢手段以外の構成は図3に示したものと同様であるので、付勢手段以外の構成には図3と同じ符号を付するとともに説明を省略する。
次に、本発明においてカム軸を回転させるため機構の他の例について説明する。図9には本実施例におけるカム軸140及び連結シャフト150について示す。カム軸140は、回転軸としての軸部141に、回転軸に対して偏心した軸を有する円柱状のカム部142が設けられて構成されている。カム軸140には、概略扇状の形状を有し、扇の円弧部にピニオン歯145aを有する扇状ピニオン部材145が固定されている。一方、連結シャフト150のシャフト部151には2個のカム軸140と同一間隔で2箇所のラック部152が設けられている。このラック部152にはラック歯152aが形成されている。そして、扇状ピニオン部材145のピニオン歯145aとラック部材152のラック歯152aとが噛み合うようになっている。
次に、本発明においてカム軸を回転させるための機構のさらに他の例について説明する。図10には本実施例におけるカム軸160及び連結シャフト170について示す。カム軸160は、回転軸としての軸部161に、回転軸に対して偏心した軸を有する円柱状のカム部162が設けられることで構成されている。カム軸160には、概略円板状の形状を有し、円板の円弧の一部に切り欠き165aを有する円板状部材165が固定されている。一方、連結シャフト170のシャフト部171には2個のカム軸160と同一間隔で2箇所の接続部172が設けられている。この接続部172には突起172aが、図中上方(カム軸160の方向)に延びるように設けられている。また、突起172aの先端には駆動ピン172bが図中紙面に垂直方向に設けられている。
次に、本発明においてカム軸を回転させるための機構のさらに他の例について説明する。図11には本実施例におけるカム軸180及び連結シャフト190について示す。カム軸180は、回転軸としての軸部181に、回転軸に対して偏心した軸を有する円柱状のカム部182が設けられることで構成されている。カム軸180には、概略円板状の形状
を有する円板状部材184が固定されている。一方、連結シャフト190のシャフト部191には2個のカム軸180と同一間隔で2箇所の接続部192が設けられている。この接続部192と円板状部材184とには、連結ピン185a及び185bによって連結バー185が、回転可能に接続されている。これにより、接続部192と円板状部材184とが連動して動くようになっている。
20、70・・・シリンダブロック
21・・・カム支持部材
22・・・シリンダ
30、80・・・クランクケース
31、81・・・クランク軸
33・・・軸受孔
40、90、140、160、180・・・カム軸
41、91、141、161、181・・・軸部
42、92、142、162、182・・・カム部
44・・・アーム接続部
45、95・・・アーム
45a・・・長孔
50、100、150、170、190・・・連結シャフト
51、101、151、171、191・・・シャフト部
52、102、172、192・・・接続部
52a・・・ピン
53・・・雄ねじ部
55・・・圧縮バネ
56・・・調整ねじ
60、110・・・モータ
61・・・ロータ
62・・・雌ねじ部
120・・・ベアリングキャップ
121・・・ボルト孔
122・・・シャフト支持孔
123・・・給油孔
124・・・クランク軸受部
130・・・キャップボルト
145・・・扇状ピニオン部材
152・・・ラック部
165・・・円板状部材
184・・・円板状部材
185・・・連結バー
Claims (3)
- シリンダが形成されたシリンダブロックが、クランク軸を回動自在に支持するクランクケースに対して相対移動可能に結合され、
前記シリンダの両側方に平行に配置され前記シリンダブロックまたは前記クランクケースの一方に形成された軸収納孔に回転可能に支持された一対のカム軸を備え、
前記カム軸の回転中心に対して偏心して該カム軸に設けられた円柱状のカム部は、前記シリンダブロックまたは前記クランクケースの他方に形成されたカム収納孔に収納され、
前記一対のカム軸が互いに同期しつつ同一方向に回転することで前記シリンダブロックを、前記クランクケースに対して少なくとも前記シリンダの軸方向に相対移動させることにより、圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関であって、
少なくとも該カム軸の軸方向と直交する方向に延びるように各々の前記カム軸に設けられた揺動部と、
前記一対のカム軸に設けられた一対の前記揺動部が各々回転可能に接続されるとともに、移動することにより一対の前記揺動部を、各々の揺動部が設けられたカム軸の回転中心の回りに同期して揺動させる連結部材と、
前記連結部材を移動させるアクチュエータと、
をさらに備えたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関。 - 前記揺動部は、カム軸に一端が接続されたアームにより形成され、
前記連結部材は、一対の前記アームの先端が各々回転可能に接続され、前記シリンダの軸方向及び前記カム軸の軸方向と直交するように設けられたシャフト部材であり、
前記アクチュエータは、前記シャフト部材を該シャフト部材の軸方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。 - 前記クランクケースと前記シリンダブロックとが接近する方向に前記連結部材を付勢する付勢手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の可変圧縮比内燃機関。
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2008
- 2008-12-11 JP JP2008315314A patent/JP5109955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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