JP2007211706A - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 制御リンク9からの入力により制御軸7が不用意に回転することを防止する。
【解決手段】 ピストンとクランクピンとを複数のリンク3,4で連係し、一方のロアリンク4と制御軸7とを制御リンク9により連結し、制御軸7の回転位置を変更することにより機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構において、駆動モータ18により回転位置が変更・保持される偏心円筒状の偏心スリーブ14を設ける。この偏心スリーブ14に、シリンダブロック23のスリーブ軸受部11Aに回転可能に嵌合するスリーブ外筒面と、制御軸7の偏心ジャーナル部13が回転可能に嵌合するスリーブ内筒面と、を形成し、このスリーブ内筒面をスリーブ外筒面に対して偏心させる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、複リンク式のピストン−クランク機構を利用した内燃機関の可変圧縮比機構に関し、特に、その制御軸の軸受支持構造の改良に関する。
レシプロ式内燃機関の分野では、機関運転状態に応じて機関圧縮比を最適なものとするために、機関圧縮比を変更可能とする種々の形式の可変圧縮比機構が提案されている。一例として、特許文献1には、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構が開示されている。この機構は、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、電動モータのような駆動部により回転位置が変更・保持される制御軸と、制御軸に偏心して設けられた制御カムとロアリンクとを連結する制御リンクと、を有し、制御軸の回転位置に応じて、制御リンクによるロアリンクの運動拘束条件が変化して、ピストン上死点位置、ひいては機関圧縮比を変更することができる。
特開2003−322036号公報
このような複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構では、各気筒での燃焼圧や運動部品の慣性力に起因して、制御軸には制御リンクを介して大きな回転方向の入力(トルク)が作用するので、このような入力によって制御軸が不用意に回転することを防止することが非常に重要な課題である。
制御軸の保持力を高めるために、例えば制御軸に2面幅状のスリット構造を設け、ここにピン介して駆動ロッドを制御軸に対して垂直に連係し、この駆動ロッドをネジ機構や歯車減速機構を介して電動モータと連係させることが考えられる。しかしながら、このような構造では、部品点数が多く、軽量化やコンパクト化を阻害するとともに、駆動ロッドが制御軸と垂直に配置されるなどの関係で、スペースに余裕のない機関幅方向に大きなスペースを必要とし、機関搭載性に問題があり、改善が望まれていた。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、制御リンク側からの入力により制御軸が不用意に回転することを有効に防止し得る新規な内燃機関の可変圧縮比機構を提供することを目的としている。
本発明に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、ピストンとクランクシャフトのクランクピンとを連係する複数のリンクと、機関固定体側に回転可能に支持される制御軸と、上記複数のリンクの一つと制御軸とを連結する制御リンクと、上記制御軸の回転位置を変更・保持する駆動部と、を有し、上記制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更可能である。そして、上記駆動部により回転位置が変更・保持される偏心円筒状の偏心スリーブを有している。この偏心スリーブには、上記機関固定体のスリーブ軸受部に回転可能に嵌合するスリーブ外筒面と、上記制御軸の偏心ジャーナル部が回転可能に嵌合するスリーブ内筒面と、が形成される。このスリーブ内筒面がスリーブ外筒面に対して偏心している。
本発明によれば、偏心スリーブによる、いわゆる楔(クサビ)作用によって、制御リンク側からの入力により制御軸が不用意に回転することを有効に防止することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。先ず、図1〜3を参照して、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構について説明する。なお、この機構の基本構成は上記の特開2003−322036号公報等にも記載されているように公知であるので、ここでは簡単な説明にとどめる。
この可変圧縮比機構は、クランクシャフト2のクランクピン2Aに回転可能に取り付けられるロアリンク4と、このロアリンク4と各気筒のピストン8とを連係するアッパリンク3と、機関固定体としてのシリンダブロック23側に回転可能に支持される制御軸7と、ロアリンク4と制御軸7とを連結する制御リンク9と、制御軸7の回転位置を変更・保持する駆動部としての駆動モータ18と、を有し、制御軸7の回転位置を変更することによって、機関圧縮比を機関運転状態に応じて可変制御することができる。
上記のピストン8は気筒列方向(図2の左右方向)に沿って配列される複数のシリンダ(気筒)8Aにそれぞれ昇降可能に嵌合している。アッパリンク3の上端はピストン8のピストンピン1に回転可能に取り付けられている。アッパリンク3の下端は第1連結ピン5によりロアリンク4に回転可能に連結されている。制御リンク9の一端は第2連結ピン6によりロアリンク4に回転可能に取り付けられている。制御リンク9の他端は、制御軸7の制御カム10の断面円形の外周面に回転可能に組み付けられている。この制御カム10の中心は、制御軸7の回転中心、つまり後述するジャーナル部12の中心P0(図4参照)に対して偏心している。従って、制御軸7の回転位置に応じて制御カム10の位置が変化して、制御リンク9によるロアリンク4の運動拘束条件が変化する。
このような可変圧縮比機構によれば、ピストン8とクランクシャフト2のクランクピン2Aとを複数のリンク3,4で連係した複リンク式の構造であるため、ピストンとクランクピンとを一本のコンロッドで連係した一般的な単リンク式の構造に比して、ピストンのストローク特性そのものを適切に変更・設定することが可能であり、例えばピストン・ストローク特性を単振動に近づけて、慣性荷重に起因する振動を抑制することが可能である。また、制御リンク9をロアリンク4に連結している関係で、制御リンク9、制御軸7及び駆動モータ18等の部品を、シリンダブロック23内のクランクケースの中でも比較的スペースに余裕のあるクランクシャフト2の斜め下方に配置することができ、機関搭載性に優れ、かつ、潤滑も行い易い。
次に、本発明の第1実施例に係る制御軸7の軸受・支持構造について説明する。図3を参照して、シリンダブロック23は、複数のシリンダ8Aが気筒列方向に沿って配列されるブロックアッパ23Aの下側にブロックロア23Bがクランクシャフト2を挟んでボルトB1,B2により共締め固定され、このブロックロア23Bの下側に複数の軸受キャップ23Cが制御軸7を挟んでボルトB2により共締め固定されており、この軸受キャップ23Cに電動モータ18が固定されている。ブロックアッパ23Aの下面とブロックロア23Bの上面には、クランクシャフト2の主ジャーナル部を回転可能に挟持する半割形状のクランク軸受部2Bがそれぞれ形成されている。そして、ブロックロア23Bの下面とベアリングキャップ23Cの上面に、制御軸7を回転可能に支持するための軸受部11及びスリーブ軸受部11Aが半割形状にそれぞれ形成されている。
図2を参照して、制御軸7には、各気筒毎に制御カム10が設けられるとともに、これら制御カム10と交互に、軸受部11とスリーブ軸受部11Aが設けられている。これらの制御カム10,ジャーナル部12及び偏心ジャーナル部13は、制御軸7と一体的に回転するもので、制御軸7に圧入等により固定され、あるいは一体的に形成される。軸受部11及びスリーブ軸受部11Aに対応して、制御軸7には、複数のジャーナル部12及び偏心ジャーナル部13が、気筒間及び気筒列両端に対応する複数箇所(例えば直列4気筒型内燃機関では5箇所)に設けられている。ジャーナル部12は軸受部11と同軸上に配置され、軸受部11に直接的に嵌合し、回転可能に支持される。従って、ジャーナル部12の軸心が制御軸7の回転中心P0(図4参照)となる。
図4(A)を参照して、偏心ジャーナル部13の中心P1は、制御軸7の回転中心であるジャーナル部12の中心P0に対して偏心している。そして、この偏心ジャーナル部13の断面円形の外周面とスリーブ軸受部11Aの断面円形の内周面との間に、電動モータ18により回転位置が変更・保持される偏心円筒状の偏心スリーブ14が、偏心ジャーナル部13及びスリーブ軸受部11Aの双方に回転可能に介装されている。この偏心スリーブ14には、偏心ジャーナル部13が嵌合する断面円形のスリーブ外筒面16と、このスリーブ外筒面16に対して偏心する断面円形のスリーブ内筒面15と、が形成されている。スリーブ外筒面16はスリーブ軸受部11Aに回転可能に嵌合し、つまり摩擦を伴いながら摺接可能である。偏心ジャーナル部13はスリーブ内筒面15に回転可能に嵌合し、つまり摩擦を伴いながら摺接可能である。
ジャーナル部12の中心P0と偏心ジャーナル部13の中心P1との偏心量Δαと、スリーブ内筒面15の中心とスリーブ外筒面16の中心との偏心量Δβと、は等しく設定されている。従って、偏心ジャーナル部13の外周に偏心スリーブ14を嵌合した状態では、スリーブ外筒面16とジャーナル部12の外周面とが略同心状態(スリーブ内筒面15と偏心ジャーナル部13の間のクリアランスを無視すれば完全な同心状態)となる。よって、図2に示すような組付状態で、スリーブ軸受部11A内で偏心スリーブ14の回転位置を変更すると、偏心ジャーナル部13がスリーブ内筒面15内を回転しながら制御軸7の回転中心P0に対して公転し、これにより制御軸7が回転して、そのジャーナル部12が軸受部11内を回転することができる。
偏心スリーブ14のスリーブ内筒面15の内径は、制御軸7に設けられるジャーナル部12、偏心ジャーナル部13及び制御カム10のいずれの外径よりも大きく設定されている。また、偏心スリーブ14のスリーブ外筒面16とスリーブ内筒面15には、摩擦係数を安定化するために、周知のDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)膜が形成されている。
電動モータ18から偏心スリーブ14への動力伝達経路には歯車減速機構とししての駆動歯車17と従動歯車20とが設けられている。駆動歯車17はモータ18の出力軸18Aの先端に固定されている。従動歯車20は、駆動歯車17に噛み合うとともに、偏心スリーブ14の一方の軸方向側部に一体形成又は取り付けられて、この偏心スリーブ14と一体的に回転する。
図5〜図7に示すように、駆動歯車17と従動歯車20とのバックラッシュを吸収するバックラッシュ吸収手段として、バックラッシュ吸収機構19が設けられている。このバックラッシュ吸収機構19は、偏心スリーブ14と一体的に回転する従動歯車20に隣接し、この従動歯車20を挟んで偏心スリーブ14の反対側(奥側)に配置されるシザーズ歯車21と、両者20,21を周方向に付勢することにより、両者20,21の間に相対的な捻り反発トルクを発生させる付勢手段としてのスプリング22と、を有している。シザーズ歯車21は、従動歯車20と同径かつ同歯数であって、ピン25が従動歯車20のストッパ溝26内を移動可能な範囲で、従動歯車20に対して若干の回転が許容されている。なお、図6は偏心スリーブ14と従動歯車20とを組付状態で示し、図7はシザーズ歯車21を単体で示している。
次に作用を説明する。シリンダ8A内を往復するピストン8とクランクシャフト2の中心回りを公転するクランクピン2Aとはアッパリンク3、ロアリンク4及び制御リンク9等により動力伝達可能に機械的に接続されている。従って、ピストン8が受けた燃焼荷重や各運動部品による慣性力が、制御リンク9を介して制御軸7の制御カム10に入力され、この入力により、制御軸7にはその回転中心P0(つまり、ジャーナル部12や軸受部11,11Aの中心)回りの入力(トルク)が作用して、偏心ジャーナル部13には、図4(A)に示すような荷重Fhが作用する。この荷重Fhにより、偏心ジャーナル部13がスリーブ内筒面15に押し付けられて、図4(A)に誇張して示すように、偏心ジャーナル部13スリーブ内筒面15とのクリアランス内を微小量移動して、スリーブ外筒面16がスリーブ軸受部11Aの内周面に強く押し付けられる。つまり、偏心スリーブ14の一部が偏心ジャーナル部13とスリーブ軸受部11Aとの間に局所的に強く挟まれた状態となる。
このため、荷重Fhに起因して偏心スリーブ14を図4(A)の反時計回りに回転させようとする力Ftが作用するものの、偏心ジャーナル部13とスリーブ内筒面15との接触部には、ここに作用する垂直抗力Finによって、上記の力Ftとは逆向きの摩擦力Fs,in(=μin×Fin、μinは偏心ジャーナル部13とスリーブ内筒面15の間の摩擦係数)が作用する。同様に、スリーブ軸受部11Aとスリーブ外筒面16との接触部には、ここに作用する垂直抗力Foutによって、上記の力Ftとは逆向きの摩擦力Fs,out(=μout×Fout、μoutはスリーブ軸受部11Aとスリーブ外筒面16の間の摩擦係数)が作用する。
これらの摩擦力Fs,inと摩擦力Fs,outの作用により、荷重Fhが偏心スリーブ14を反時計回りに回転させようとする力Ftを有効に低減・相殺することができ、制御軸7を所期の角度姿勢に維持するための保持力を低減することができる。従って、制御軸7の不用意な回動による機関圧縮比の変動を招くことなく、電動モータ18や歯車減速機構17,20の小型化・簡素化を図ることができる。
このように、偏心スリーブ14が摩擦力によって回転運動を拘束されるメカニズムは、図4の左図(A)を右図(B)に置き換えて考えると理解し易い。力学的には、偏心スリーブ14は、その偏心方向から反偏心方向に登る、いわゆる楔(クサビ)14’と考えられる。上記の摩擦係数μin,μoutが、偏心スリーブ14の力学的拘束条件を満たすそれぞれの所定値より大きい場合、偏心スリーブに相当するクサビ14’は、荷重Fhが作用しても、このクサビ14’に作用する摩擦力Fs,inと摩擦力Fs,outにより動くことができず、保持されことになるのである。
内燃機関の運転条件が変化し、内燃機関の圧縮比を切り換える必要がある際には、電動モータ18により歯車減速機構17,20を経由して偏心スリーブ14が回転駆動される。このような偏心スリーブ14の動き、つまり偏心スリーブ14を回転駆動することは、図4(B)に示すように、摩擦拘束されているクサビ14’を、クサビ自身を持って引き抜くことと力学的には等価であるために、摩擦保持状態にある偏心スリーブ14を比較的容易に回転駆動することが可能である。つまり、上述したような偏心スリーブ14のクサビ作用によって、駆動モータ18による制御軸7の回転駆動力の増加を抑制しつつ、制御リンク9側からの入力により制御軸7が不用意に回転することを有効に防止することができる。
従って、電動モータ18を制御軸7と平行に配置し、この電動モータ18の出力軸18Aと偏心スリーブ14とを2つの歯車17,20のみで連結するという簡素な構造を実現することが可能となり、上述したような制御軸と垂直に配置される駆動ロッドやネジ機構を設けたものに比して、部品点数の低下、軽量化、コンパクト化及び機関搭載性の向上等の多大な効果を得ることができる。
また、歯車17,20間のバックラッシュを吸収するバックラッシュ吸収機構19が設けられているので、いわゆる歯打ち音を低減・解消し、静粛性を向上することができる。
更に、図2に示す第1実施例においては、偏心ジャーナル部13を、制御軸7の軸方向中央部、例えば図2に示す直列4気筒型機関では#2気筒と#3気筒の中間位置に配置している。このため、制御軸7の回転を気筒列中央部で拘束でき、制御リンク9側からの入力に起因する制御軸の弾性捻り変形を有効に抑制できるとともに、このような捻り変形による気筒間の圧縮比のばらつきを最小限に抑制することが可能である。
但し、このように偏心ジャーナル部13を制御軸7の中央部に設けると、必然的に、制御軸7上では偏心ジャーナル部13の両側にジャーナル部12や制御カム10が配置されることとなる。従って、偏心スリーブ14を制御軸7へ組み付ける際には、偏心スリーブ14のスリーブ内筒面15を制御軸7の一方の軸端部から通し、制御軸7に設けられるジャーナル部12や制御カム10を通り抜けさせて、偏心ジャーナル部13の外周に組み付ける必要がある。そこで本実施例では、このような偏心ジャーナル部13を制御軸7の中央付近位置に設定するレイアウトを実現するために、偏心スリーブ14のスリーブ内筒面15の内径が、制御軸7に設けられる偏心ジャーナル部13,他のジャーナル部12及び制御カム10のどの外径よりも大きく設定されている。
さらに、スリーブ外筒面16とスリーブ内筒面15とがDLC膜に代表される摩擦係数を安定化する皮膜で被われている。従って、摩擦係数のばらつきが小さく、上述した偏心スリーブ14のクサビ作用による制御軸7の回転防止効果を安定して得ることができる。また、DLCコートは炭素が主成分であるため、材質的には共有結合体であり、原子同士が金属結合である金属面とは異質であり、容易には化学結合し難いので、摺動部での耐焼き付き性や耐溶着磨耗性を向上することができる。
加えて、ブロックロア23Bとともに偏心スリーブ14を支持している軸受キャップ23Cに、駆動部としての電動モータ18が回転を拘束された状態で取り付けられているために、予め電動モータ18が固定された軸受キャップ23Cを、偏心スリーブ14を間に挟んでブロックロア23Bに取り付けることによって、電動モータ18をシリンダブロック23側へ組み付けることができ、電動モータと軸受キャップとを別々にシリンダブロック側へ組み付ける場合に比して、組立生産性が向上する。
以下に説明する実施例では、既述した実施例と同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を適宜省略し、既述の実施例と異なる部分について主に説明する。
図8に示す第2実施例では、偏心ジャーナル部13が制御軸7の軸方向一端部に位置している。つまり、制御軸7の軸方向について、偏心ジャーナル部13の一方側(図8の右側)に全てのジャーナル部12が配置されている。従って、偏心スリーブ14を制御軸7に組み付ける際に、上記の第1実施例のように偏心スリーブ14のスリーブ内筒面15をジャーナル部12や制御カム10に通す必要がないので、偏心スリーブ14のスリーブ内筒面15の内径を、ジャーナル部12や制御カム10の外径よりも小さく設定することが可能であり、コンパクト化を図ることができる。つまり、スリーブ内筒面15の内径や偏心ジャーナル部13の外径を、ジャーナル部12や制御カム10の外径に制約されることなく、偏心ジャーナル部13の部位での構造強度や潤滑面圧等を勘案して設定することが可能で、設定の自由度が高くなる。
図9〜図12に示す第3実施例では、従動歯車20とシザーズ歯車21とが、偏心スリーブ14を挟んで偏心スリーブ14の軸方向両側に分散して配置されている。これに対応して、電動モータ18の出力軸18Aに固定される駆動歯車17が、従動歯車20に噛み合う第1駆動歯車17Aと、シザーズ歯車21に噛み合う第2駆動歯車17Bとに分割して構成されている。電動モータ18は、手前側の第1駆動歯車17Aを迂回するようにブラケット24を利用して軸受キャップ23Cに固定され、つまり回転を拘束された状態でシリンダブロック23側へ取り付けられている。偏心スリーブ14の一方の側面には従動歯車20が固定され、他方の側面には、シザーズ歯車20に形成される溝26(図11参照)に嵌合するピン25が設けられ、スプリング22により偏心スリーブ14及び従動歯車20とシザーズ歯車21とが回転方向に付勢されている。
この第3実施例では、一対の駆動側の歯車17A,17Bや一対の従動側の歯車20,21が偏心スリーブ14や軸受キャップ23Cの両側に分散して配置され、つまりスリーブ軸受部11Aを挟んで両側の気筒に分散して配置される形となる。従って、上記第1,第2実施例のように全ての歯車をスリーブ軸受部11Aの一方の側に配置する場合に比して、スリーブ軸受部11Aからの張出幅を抑制することができ、クランク回転部品やリンク類との干渉を回避し易くなり、搭載性が向上する。
図13に示す第4実施例では、シザーズ歯車21が駆動歯車17とともに電動モータ18の出力軸18A側に取り付けられている。すなわち、駆動歯車17は出力軸18Aの外周に固定される円筒部材27の一方の側面に固定されており、円筒部材27の他方の側面には、シザーズ歯車21のストッパ溝26に嵌合するピン25が設けられている。スプリング22により円筒部材27及び駆動歯車17とシザーズ歯車21とが回転方向に付勢されている。これらの歯車17,21に対応して、偏心スリーブ14と一体的に回転する従動歯車20が、駆動歯車17に噛み合う第1従動歯車20Aと、シザーズ歯車21に噛み合う第2従動歯車20Bと、に分割して構成されている。これらの従動歯車20A,20Bは偏心スリーブ14の両側面にそれぞれ取り付けられる。
このように第4実施例では、駆動側にシザーズ歯車21を設けたので、従動歯車20A,20Bを偏心スリーブ14に対して一体的に固定することができる。従って、第3実施例と同様の効果(機関搭載性の向上等)が得られることに加え、従動歯車20A,20Bを偏心スリーブ14と例えば一体成形することが可能であり、偏心構造を有し、原価が高くなると考えられる偏心スリーブの原価を低減することができる。
以上の説明より把握し得る本発明の特徴的な技術思想を、上記実施例を参照して説明する。但し、本発明は参照符号を付した実施例の構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変形・変更を含むものである。
(1)本発明に係る内燃機関の可変圧縮比機構は、ピストン8とクランクシャフト2のクランクピン2Aとを連係する複数のリンク3,4と、シリンダブロック23等の機関固定体側に回転可能に支持される制御軸7と、複数のリンク3,4の一つと制御軸7とを連結する制御リンク9と、上記制御軸7の回転位置を変更・保持する駆動部(例えば、駆動モータ18)と、を有し、上記制御軸7の回転位置に応じて機関圧縮比を変更可能である。そして、上記駆動部により回転位置が変更・保持される偏心円筒状の偏心スリーブ14を有している。この偏心スリーブ14には、上記機関固定体のスリーブ軸受部11Aに回転可能に嵌合するスリーブ外筒面16と、上記制御軸7の偏心ジャーナル部13が回転可能に嵌合するスリーブ内筒面15と、が形成される。このスリーブ内筒面15はスリーブ外筒面16に対して偏心している。このような構成によれば、偏心スリーブ14のクサビ作用によって、制御リンク9側からの入力により制御軸7が不用意に回転することを有効に防止することができる。このため、駆動部や減速機構の小型化・簡素化を図り、機関搭載性を著しく向上することが可能となる。
(2)上記制御軸7には、機関固定体の軸受部11に回転可能に支持される複数のジャーナル部12が設けられ、スリーブ軸受部11Aは軸受部11と同軸上に設けられる。そして、上記ジャーナル部12と偏心ジャーナル部13の偏心量と、上記スリーブ外筒面16とスリーブ内筒面15の偏心量と、が実質的に同一に設定されている。このため、駆動部により偏心スリーブ14を回動すると、偏心ジャーナル部13がスリーブ内筒面15内を回転しながら制御軸7の回転中心P0に対して公転し、制御軸7が回転することとなる。
(3)上記偏心ジャーナル部13が上記制御軸7の軸方向中央部に配置されている。この場合、制御軸7の回転を気筒列中央部で拘束でき、制御リンク9側からの入力に起因する制御軸の弾性捻り変形を有効に抑制できるとともに、このような捻り変形による気筒間の圧縮比のばらつきを最小限に抑制することが可能である。
(4)このように偏心ジャーナル部13を制御軸7の軸方向中央部に配置すると、制御軸7上では偏心ジャーナル部13の両側にジャーナル部12等が配置されることとなる。この場合、制御軸13のジャーナル部12を通して偏心スリーブ14を組み付けることができるように、スリーブ内筒面15の内径が、少なくともジャーナル部12の外径よりも大きく設定される。
(5)一方、制御軸7の軸方向について、偏心ジャーナル部13に対して一方の側に全ての偏心ジャーナル部12を配置すると、スリーブ組付時に偏心スリーブ14をジャーナル部12に通す必要がないので、スリーブ内筒面15の内径に制約を受けることがなく、設計の自由度が高くなり、例えばコンパクト化のためにスリーブ内筒面15の内径をジャーナル部12の外径よりも小さくすることも可能となる。
(6)例えば直列多気筒内燃機関の場合には、図2に示すように、制御軸7が複数の気筒にわたって気筒列方向に延在し、この制御軸7に、ジャーナル部12に対して偏心する複数の制御カム10が、ジャーナル部12及び偏心ジャーナル部13に対して交互に設けられる。そして、制御カム10の外周面に各気筒の制御リンク9の一端が回転可能に嵌合する。
(7)上記スリーブ外筒面16とスリーブ内筒面15の少なくとも一方に、DLC膜が形成されている。この場合、摩擦係数のばらつきを抑制し、上述した偏心スリーブ14のクサビ作用による制御軸7の回転防止効果を安定して得ることができ、かつ、摺動部での耐焼き付き性や耐溶着磨耗性を向上することができる。
(8)上記機関固定体が、ブロックロア23Bと、このブロックロア23Bの下側に制御軸7を挟んで固定される複数の軸受キャップ23Cと、を有し、上記スリーブ軸受部11Aの一部が形成される軸受キャップ23Cに、上記駆動部18を固定している。この場合、駆動部を軸受キャップとを別々に機関固定体へ組み付ける場合に比して、組立生産性が向上する。
(9)上記駆動部18から偏心スリーブ14への動力伝達経路に、偏心スリーブ14と一体的に回転する従動歯車20と、この従動歯車20に噛み合う駆動歯車17と、が設けられる。そして、上記駆動歯車17と従動歯車20とのバックラッシュを吸収するバックラッシュ吸収手段(バックラッシュ吸収機構19)を有している。これにより、いわゆる歯打ち音を低減・解消し、静粛性を向上することができる。
(10)上記のバックラッシュ吸収手段として、例えば図5〜7に示す第1実施例では、駆動歯車17に噛み合うシザーズ歯車21と、上記従動歯車20とシザーズ歯車21とを回転方向に付勢する付勢手段(スプリング22)と、を有している。
(11)また、図9〜12に示す第3実施例では、従動歯車20とシザーズ歯車21とが偏心スリーブ14の軸方向両側にそれぞれ配置され、上記駆動歯車17が、従動歯車17に噛み合う第1駆動歯車17Aと、シザーズ歯車21に噛み合う第2駆動歯車17Bと、に分割して構成されている。この場合、複数の歯車が偏心スリーブ14や偏心軸受部11Aを挟んで両側に分散して配置されるため、その軸方向への張出幅を抑制して、機関搭載性を向上することができる。
(12)図13に示す第4実施例では、従動歯車が、駆動歯車に噛み合う第1従動歯車と、シザーズ歯車に噛み合う第2従動歯車と、に分割して構成され、これら第1,第2従動歯車が偏心スリーブの軸方向両側に配置される。この場合、上記(11)と同様に、歯車を分散配置して機関搭載性を向上できることに加え、駆動歯車側にシザース歯車が設けられるので、従動歯車20A,20Bを偏心スリーブ14と例えば一体成形することが可能とな、生産性が向上する。
(13)典型的には図1に示すように、クランクシャフト2のクランクピン2Aに回転可能に取り付けられるロアリンク4と、このロアリンク4とピストン8とを連結するアッパリンク3と、を有し、上記制御リンク9の一端がロアリンク4に回転可能に取り付けられている。
本発明の第1実施例に係る可変圧縮比機構を適用した内燃機関の一例を簡略的に示す断面対応図。 上記第1実施例の制御軸の近傍を一部破断して示す側面対応図。 図1の内燃機関のシリンダブロック側の構成を簡略的に示す断面対応図。 (A)が偏心スリーブによる制御軸の回転防止作用を説明するための説明図で、(B)が偏心スリーブのクサビ効果を説明するための説明図。 上記第1実施例に係る偏心スリーブに取り付けられた従動歯車とシザーズ歯車とを組立状態で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 図5の偏心スリーブに取り付けられた従動歯車を単体で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 図5のシザーズ歯車を単体で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 本発明の第2実施例に係る制御軸の近傍を一部破断して示す側面対応図。 本発明の第3実施例に係る制御軸の近傍を一部破断して示す側面対応図。 上記第3実施例に係る偏心スリーブに取り付けられた従動歯車とシザーズ歯車とを組立状態で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 図10の偏心スリーブに取り付けられた従動歯車を単体で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 図10のシザーズ歯車を単体で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。 本発明の第4実施例に係る偏心スリーブに取り付けられた従動歯車とシザーズ歯車とを組立状態で示し、(A)が平面図、(B)が側面図。
符号の説明
2…クランクシャフト
2A…クランクピン
3…アッパリンク
4…ロアリンク
7…制御軸
8…ピストン
9…制御リンク
10…制御カム
11…軸受部
11A…スリーブ軸受部
12…ジャーナル部
13…偏心ジャーナル部
14…偏心スリーブ
15…スリーブ内筒面
16…スリーブ外筒面
17…駆動歯車
18…駆動モータ(駆動部)
19…バックラッシュ吸収機構
20…従動歯車
21…シザーズ歯車
22…スプリング(付勢手段)
23…シリンダブロック(機関固定体)
23B…ブロックロア
23C…軸受キャップ

Claims (13)

  1. ピストンとクランクシャフトのクランクピンとを連係する複数のリンクと、
    機関固定体側に回転可能に支持される制御軸と、
    上記複数のリンクの一つと制御軸とを連結する制御リンクと、
    上記制御軸の回転位置を変更・保持する駆動部と、を有し、
    上記制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更可能な内燃機関の可変圧縮比機構において、
    上記駆動部により回転位置が変更・保持される偏心円筒状の偏心スリーブを有し、
    この偏心スリーブには、上記機関固定体のスリーブ軸受部に回転可能に嵌合するスリーブ外筒面と、上記制御軸の偏心ジャーナル部が回転可能に嵌合するスリーブ内筒面と、が形成され、このスリーブ内筒面がスリーブ外筒面に対して偏心していることを特徴とする内燃機関の可変圧縮比機構。
  2. 上記制御軸には、機関固定体の軸受部に回転可能に支持される複数のジャーナル部が設けられ、
    上記スリーブ軸受部が上記軸受部と同軸上に設けられ、
    かつ、上記ジャーナル部と偏心ジャーナル部の偏心量と、上記スリーブ外筒面とスリーブ内筒面の偏心量と、が実質的に同一に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  3. 上記偏心ジャーナル部が上記制御軸の軸方向中央部に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  4. 上記制御軸では、上記偏心ジャーナル部の両側にジャーナル部が配置されており、
    上記スリーブ内筒面の内径が上記ジャーナル部の外径よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  5. 上記制御軸では、上記偏心ジャーナル部に対して一方の側に全ての偏心ジャーナル部が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  6. 上記制御軸が複数の気筒にわたって気筒列方向に延在しており、
    この制御軸には、上記ジャーナル部に対して偏心する複数の制御カムが、上記ジャーナル部及び偏心ジャーナル部に対して交互に設けられており、
    上記制御カムの外周面に各気筒の制御リンクの一端が回転可能に嵌合していることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  7. 上記スリーブ外筒面とスリーブ内筒面の少なくとも一方に、DLC膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  8. 上記機関固定体が、ブロックロアと、このブロックロアの下側に制御軸を挟んで固定される複数の軸受キャップと、を有し、
    上記スリーブ軸受部の一部が形成される軸受キャップに、上記駆動部を固定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  9. 上記駆動部から偏心スリーブへの動力伝達経路に、偏心スリーブと一体的に回転する従動歯車と、この従動歯車に噛み合う駆動歯車と、が設けられ、
    かつ、上記駆動歯車と従動歯車とのバックラッシュを吸収するバックラッシュ吸収手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  10. 上記バックラッシュ吸収手段が、
    上記駆動歯車に噛み合うシザーズ歯車と、
    上記従動歯車とシザーズ歯車とを回転方向に付勢する付勢手段と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  11. 上記従動歯車とシザーズ歯車とが偏心スリーブの軸方向両側にそれぞれ配置され、
    上記駆動歯車が、従動歯車に噛み合う第1駆動歯車と、シザーズ歯車に噛み合う第2駆動歯車と、に分割して構成されていることを特徴とする請求項10に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  12. 上記バックラッシュ吸収手段が、シザーズ歯車と、このシザーズ歯車と駆動歯車とを回転方向に付勢する付勢手段と、を有し、
    上記従動歯車が、駆動歯車に噛み合う第1従動歯車と、シザーズ歯車に噛み合う第2従動歯車と、に分割して構成され、
    これら第1,第2従動歯車が偏心スリーブの軸方向両側に配置されることを特徴とする請求項9に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  13. 上記クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、を有し、
    上記制御リンクの一端がロアリンクに回転可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
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