JP5109077B2 - 走行型茶葉摘採機 - Google Patents

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Description

本発明は、茶畝に沿って走行しながら茶葉を摘採し、摘採した茶葉を摘採装置から茶葉収容装置に輸送するための走行型茶葉摘採機において、特に、摘採された茶葉を外部に飛散させることなく、圧力風で効率的に吹き上げ、且つ良好な送り込みができる走行型茶葉摘採機に関する。
走行型茶葉摘採機において、摘採された茶葉を、摘採装置と茶葉収容装置をつなぐ輸送ダクトに対して茶葉を上方に吸い込み吹上げして輸送しているものが特許文献1のように存在している。
特開2006−50963
特許文献1に示すものは、バリカン型刈刃の直後の位置からの吹上げであるとともに、吹上げ口が該バリカン型刈刃の全幅に亘るために、輸送ダクトの幅を刈刃と同じように広くする必要が生ずる。広くすると後方が見えず作業が困難となる。幅を狭くすると前記輸送ダクト内の風量が少なくなり、茶葉の輸送量が低下する。したがって、風量を増やすために、送風機を大型化せざるを得ない欠点があった。
また、当該出願人が出願した特願2005−213131では、バリカン型刈刃を取り付けた刈刃ユニットケースの背後の位置から圧力風を吹出す構成である。この構成は、摘採された茶葉を吸引しつつ吹上げるものであり、ベンチュリー効果も作用して良好に輸送ダクトに茶葉を輸送できるものである。しかし、回転体の存在価値が、必ずしも明確とは言えない。
特許文献1では、バリカン型刈刃の直後の位置からの吹上げである構成であると共に、該バリカン型刈刃の全幅に亘るために、茶葉の輸送に用いる風量が少なくなる欠点があった。特に、その茶葉が輸送ダクト入口箇所又はこの両側傾斜面及び輸送ダクト内部の輸送経路等に積層(へばり付いて詰まる)するという重大な欠点があった。また、特願2005−213131では、摘採する茶葉の芽が長い場合や、幼木で弱い樹の場合、回転刃の存在により茶葉の芽を深く切り過ぎたり、固定の刈刃に当る前に、押し倒されて刈刃に掛らずに茶樹の表面に残り、刈跡がまだらになってしまうことがあった。
このようなことから、走行型茶葉摘採機本体の大型化と装置の複雑化を防ぎ、摘採した茶葉を効率的に摘採装置から茶葉収容装置に輸送するようにする走行型茶葉摘採機を開発する課題があった。このため、出願人は、その課題解決のために、特願2005−213131を出願した。この発明によって、その課題の大部分を解決できるが、特に、茶葉を高効率で摘採装置から茶葉収容装置に運ぶようにすることに問題があった。即ち、特に、摘採された茶葉を外部に飛散させることなく、圧力風で、より効率的に吸込み且つ輸送ダクトに送り込みができるようにすることが課題である。さらに、茶葉が輸送ダクト入口箇所又はこの両側傾斜面等に積層(へばり付く)してしまうことをも防止することも課題である。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記刈刃ユニットケース背面の主吹出し口に加えて、前記バリカン型刈刃と前記主吹出し口との間の背面に、圧力風を吹出す多数の補助吹上げ小孔を、前記バリカン型刈刃の横幅の略全体に設けたことを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。
また、請求項2の発明を、茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記バリカン型刈刃と前記主吹出し口との間の背面に、圧力風を吹出す多数の補助吹上げ小孔を、前記バリカン型刈刃の横幅の略全体に設け、前記主吹出し口へ圧力風を供給する前記吹降しダクトを分岐して接続したことを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記刈刃ユニットケース背面の主吹出し口に加えて、前記バリカン型刈刃の直後に、該バリカン型刈刃の横幅の略全体に、上方に圧力風を吹出す補助吹上げ口を設けたことを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。
請求項4の発明を、茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記バリカン型刈刃の直後に、該バリカン型刈刃の横幅の略全体に、上方に圧力風を吹出す補助吹上げ口を設け、前記主吹出し口へ圧力風を供給する前記吹降しダクトを分岐して接続したことを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、前述の構成において、前記輸送ダクトの断面積は入口から出口までを略同一とし、前記主吹上げ口の幅は前記輸送ダクトの幅と同等してなることを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、前述の構成において、前記刈刃ユニットケースの前面に調節前カバーを上下調節可能に設けてなることを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、前記主吹上げ口の圧力風の方向は約45以上約90度の急角度にしてなることを特徴とする走行型茶葉摘採機としたことにより、前記課題を解決したものである。
請求項1の発明では、特に、摘採された茶葉を外部に飛散させることなく、圧力風で、より効率的に吹き上げ且つ送り込みができる最大の利点がある。また、比較的小型の送風機でも十分に吹き上げ且つ送り込みができる。特に、雨天時において摘採した茶葉は、刈刃ユニットケースの背面に張り付きやすいが、前記多数の補助吹上げ小孔箇所で、少ない風量での万遍なく吹上げ風圧が加わることとなり、良好に上方に吸い込まれて輸送される。さらに、請求項2の発明においては、請求項1の発明と同様の効果を期待でき、設置費用を割安にできる。請求項3の発明では、輸送ダクト内に良好に吹き上げ且つ送り込みができる。請求項4の発明では、請求項3の発明と同様の効果を期待でき、設置費用を割安にできる。さらに、請求項5の発明では、輸送ダクト内の風量を増加して、茶葉の輸送量を上げると共に、摘採された茶葉を輸送ダクト入口へ吸引する力を強めて茶葉が輸送ダクト入り口箇所の両側傾斜面に積層(張り付く)することをも防止できる。請求項6の発明では、みる茶(茶葉の芽が若い場合の1番茶など)の場合や、こわ茶(茶葉の芽が若くない場合などの2番茶、3番茶など)の場合などに、適正な吸い込み圧力にて茶葉を輸送できる。また、請求項7の発明では、効率的な吹き上げ且つ輸送ダクトへの送り込みができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明すると、図1は走行型茶葉摘採機の正面図であって、適宜の間隔(茶畝T)をおいて設けられたクローラ型の走行装置1,2が、この前後に門型枠3,4を介して,作業者等が乗用して作業等する機台に固着され、躯体及び走行部が構成されている。前記走行装置1,2の間隔は適宜調整可能にされ、茶畝Tの幅に対応可能に設けられている。前記機台の略中央の下側には、茶畝の高さに適宜昇降可能な摘採装置Aが設けられている。
該摘採装置Aは、剪断作用にて茶葉を摘採するバリカン型刈刃5と刈刃ユニットケース6とで構成され、茶畝Tの上辺形状に沿うように正面から見て扁平状のアーチ形をなしている。具体的には、図2及び3に示すように、刈刃ユニットケース6内の下方に、上下の刃が交互に動くバリカン型刈刃5がアーチ形に形成され(図2及び3参照)、図示しない駆動部にて駆動可能に設けられている。
また、前記刈刃ユニットケース6は、前記バリカン型刈刃5の長さに相当する幅を有し、両側に該バリカン型刈刃5の位置よりも前側に位置する側板6a,6aが形成され、背面側は、前記バリカン型刈刃5の直後から円弧状の立上り、その後は略垂直面をなした背面板6bが設けられている。さらに前記側板6a,6a及び前記背面板6bの上方には開口されつつ、2分割された上方が窄まる略台形状のダクト導入部6c,6cが設けられている。
前記刈刃ユニットケース6の前面は開口されているが、その上面には、調節前カバー6dが長孔などを介して上下調節可能に構成されている。該調節前カバー6dは、前記ダクト導入部6c,6cに対応するように左右側に設けられている。みる芽(茶葉の芽が若い場合の1番茶など)の場合は、水分を多く含み重く、芽の長さも短いので、前記調節前カバー6dの位置を下げて吸い込み圧力を増加させて輸送する。また、番芽(茶葉の芽が若くない場合などの2番茶、3番茶など)の場合は、柄が大きく長さも長く、水分を含まず、飛びやすいので、前記調節前カバー6dの位置を上げて吸い込み圧力を軽減させて風量を上げて吸い上げて輸送する。
また、前記刈刃ユニットケース6の両ダクト導入部6c,6cの上側には、左右に分岐された輸送ダクト用接続ケース7,7が設けられている。該輸送ダクト用接続ケース7,7の上端が輸送ダクト8,8の下端に上下調整可能に接続されている。これによって、前記バリカン型刈刃5にて摘採された茶葉が前記刈刃ユニットケース6,輸送ダクト用接続ケース7,7及び輸送ダクト8,8を介して上方の茶葉収容装置Bに輸送できるように構成されている。前記輸送ダクト8は、入口(下端)と出口(上側)との開口面積が同等に形成され、前記輸送ダクト用接続ケース7の上端断面と略同等に形成されている。
9は吹降しダクトであって、該吹降しダクト9の下端は、前記刈刃ユニットケース6の背面板6bに左右側に分岐されつつ、前記ダクト導入部6c,6cに対応するように左右側に連結されている。具体的には、図に示すように、前記吹降しダクト9の下端は側面から見て半円弧状部9aとして形成され、該半円弧状部9a箇所から傾斜上向きの扁平細長の主吹上げ口9bが前記刈刃ユニットケース6の背面板6bの垂直面に連結されている。また、前記傾斜上向き角度は、好適には、約40度乃至約90度である。さらに、好ましくは、約45度以上約90度の急角度をなしている。実施例では、約60度の傾斜上向き角度である。
これによって、送風は、前記機台枠4上に設けた送風機11からフレキシブルな送風ダクト10を介して前記吹降しダクト9の上側から下向きに吹き、前記半円弧状部9aで向きを変え、主吹上げ口9bから吹き出す。このような構成によって、摘採された茶葉は、主吹上げ口9bからの送風にて吸い込み作用が働いて、前記主吹上げ口9b方向に飛ばされる。
前記輸送ダクトの断面積は入口から出口までを略同一として形成されている。略同一の概念には、約1割前後の変異の範囲内が含まれる。特に、前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bの幅と前記輸送ダクト8の下端の幅とは同等に形成されている。このことによって、摘採された茶葉が前記刈刃ユニットケース6のダクト導入部6cに堆積状になって詰まることを防止できる。また、前記輸送ダクト用接続ケース7は、前記刈刃ユニットケース6とは別体構造であるとして説明したが、前記刈刃ユニットケース6と一体的に構成することもある。この場合には、該刈刃ユニットケース6の上端が前記輸送ダクト8の下端に上下調整可能に取り付けられることになる。前記送風機11は、前記吹降しダクト9に所定量の風量を適宜の風圧で送風するものであり、具体的には、2つの同じ送風機11,11にて、送風ダクト10,10を介して前記吹降しダクト9,9の上端に連結されている。
次に、走行茶葉摘採機の動作及び茶葉輸送の作用について説明する。まず、茶畝T,T間の溝路a,aに走行装置1,1を走行させ、走行中において、摘採装置Aの高さ位置を調整する。即ち、図示しない油圧駆動装置により前記摘採装置Aの高さ位置を上下動して、前記摘採装置Aのバリカン型刈刃5の位置を、茶畝T表面の茶葉(茶葉芽)を良好に摘採できるようにするためである。走行と同時に摘採装置A及び送風機11,11を駆動させる。
すると、圧力風が発生して送風ダクト10,10を介して前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bに圧力風を吹き付ける。これによって、前記刈刃ユニットケース6内に負圧を発生させる。これと同時に、摘採装置Aを駆動させる。即ち、バリカン型刈刃5の作用によって、茶畝T上の茶葉を所定長さに切断する。切断された茶葉は、刈刃ユニットケース6の背面板6bの円弧状面を滑りながら上昇し、主吹上げ口9bの下方から上方に吹き上げられている圧力風により、ベンチュリー作用にて切断された茶葉は、上方へ吹き飛ばされ、輸送ダクト8から茶葉収容装置Bに輸送される。
第1実施例では、左右方向が帯状に横長なバリカン型刈刃5の上方に、該バリカン型刈刃5の左右巾より狭い幅の輸送ダクト8が真上に立上げられ、前記輸送ダクト8の断面積を減少させることなく、そのまま茶葉収容装置Bとつなげると共に、前記バリカン型刈刃5の周囲を囲むように刈刃ユニットケース6が設けられ、前記バリカン型刈刃5の前面側は茶芽の高さに合わせて開放され、前記刈刃ユニットケース6の下方の左右側壁は前記バリカン型刈刃5の左右巾に合わせ、上方に行くに従ってテーパー状に左右幅が狭められ、前記バリカン型刈刃5の上部に設けた輸送ダクト8の下端の入り口と接続すると共に、前記刈刃ユニットケース6の後部の背面板6bで前記輸送ダクト8の入口寄りに、該輸送ダクト8の横幅と略同じ幅の圧力風(高速空気流)の吹出し口9bが設けられている。
次に、第2実施形態について図6及び7について説明する。同一の構成については説明及び図も省略する。前記吹降しダクト9の背面から分岐口14aを介して補助ダクト14が設けられ、該補助ダクト14の前側は、刈刃ユニットケース6の背面板6bに設けた多数の補助吹上げ小孔14b,14b,…に連通して吹上げが可能に構成されている。該多数の補助吹上げ小孔14b,14b,…箇所は、前記バリカン型刈刃5と略同等幅となるように構成されている。また、図6では、分岐型の補助ダクト14であるが、分岐することなく、別の独立型の小型の送風機による場合もある。
風量的には、前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bから約70〜80%で、分岐型又は独立型の前記補助ダクト14の多数の補助吹上げ小孔14b,14b,…箇所から約30〜20%となるように構成されている。これによって茶葉の摘採直後に吹上げを前記バリカン型刈刃5の全幅についてでき、全体的に良好な吹上げができる。このため前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bからの吸い込みもスムーズにできる。特に、雨天時において摘採した茶葉は、刈刃ユニットケース6の背面に張り付きやすいが、前記多数の補助吹上げ小孔14b,14b,…箇所で、少ない風量で万遍なく吹上げ風圧が加わることとなり、良好に上方に吸い込まれて輸送される。
次に、第3実施形態について図8及び9について説明する。同一の構成については説明及び図も省略する。前記吹降しダクト9の背面から分岐口15aを介して第2ダクト15が設けられている。該第2ダクト15の前側は、補助吹上げ口15bとして形成され、前記バリカン型刈刃5の直後に該バリカン型刈刃5と同等幅となるように構成されている。また、図8では、分岐型の第2ダクト15であるが、分岐することなく、別の独立型の小型の送風機による場合もある。風量的には、前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bから約70〜80%で、分岐型又は独立型の前記第2ダクト15の補助吹上げ口15bから約30〜20%となるように構成されている。これによって茶葉の摘採直後に吹上げを前記バリカン型刈刃5の全幅についてでき、全体的に良好な吹上げができる。このため前記吹降しダクト9の主吹上げ口9bからの吸い込みもスムーズにできる。
また、図10(A)及び(B)に示すように、前記刈刃ユニットケース6の幅方向の中央位置における中央分岐個所に対して払い落し板17が左右側に揺動可能に構成された払い落しレバー18に設けられている。この払い落し板17の揺動作用にて摘採された茶葉が前記刈刃ユニットケース6の両ダクト導入部6c,6cの内方側の傾斜板個所に引っ掛かることが多い。図中20はダクト接続具、21はエンジン、22は運転席である。
本発明の走行茶葉摘採機の作業状態を示す側面図である。 本発明の走行茶葉摘採機の作業状態を示す正面図である。 本発明の要部の摘採装置及び輸送ダクト箇所の斜視図である。 本発明の第1実施形態の要部断面図である。 (A)は図4を背面側から見た略示背面図、(B)は(A)の一部斜視図である。 本発明の第2実施形態の要部断面図である。 図6を背面側から見た略示背面図である。 本発明の第3実施形態の要部断面図である。 図8を背面側から見た略示背面図である。 (A)は本発明に対して払い落し装置を設けた正面図、(B)は(A)のX−X矢視断面図である。
符号の説明
A…摘採装置、B…茶葉収容装置、T…茶畝、3、4…門形枠、5…バリカン型刈刃、6…刈刃ユニットケース、9…吹降しダクト、8…輸送ダクト、9b…主吹上げ口、11…送風機、14b…補助吹上げ小孔,15b…補助吹上げ口。

Claims (7)

  1. 茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記刈刃ユニットケース背面の主吹出し口に加えて、前記バリカン型刈刃と前記主吹出し口との間の背面に、圧力風を吹出す多数の補助吹上げ小孔を、前記バリカン型刈刃の横幅の略全体に設けたことを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  2. 茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記バリカン型刈刃と前記主吹出し口との間の背面に、圧力風を吹出す多数の補助吹上げ小孔を、前記バリカン型刈刃の横幅の略全体に設け、前記主吹出し口へ圧力風を供給する前記吹降しダクトを分岐して接続したことを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  3. 茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記刈刃ユニットケース背面の主吹出し口に加えて、前記バリカン型刈刃の直後に、該バリカン型刈刃の横幅の略全体に、上方に圧力風を吹出す補助吹上げ口を設けたことを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  4. 茶畝を跨ぎ且つ茶畝に沿って走行しながら茶葉の摘採を行なう走行型茶葉摘採機において、門形枠内に設けた摘採装置と、前記門形枠上に設けた茶葉収容装置と、前記摘採装置内の刈刃ユニットケースに設けたバリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記茶葉収容装置に輸送する前記刈刃ユニットケースに接続された輸送ダクトと、送風機からの送風を吹降した後に上方に向きを換えて前記刈刃ユニットケースに吹出す主吹上げ口を有する吹降しダクトとからなり、前記バリカン型刈刃にて摘採した茶葉を前記刈刃ユニットケースの背面側からの圧力風にて前記輸送ダクトを介して前記茶葉収容装置に輸送することと共に、前記バリカン型刈刃の直後に、該バリカン型刈刃の横幅の略全体に、上方に圧力風を吹出す補助吹上げ口を設け、前記主吹出し口へ圧力風を供給する前記吹降しダクトを分岐して接続したことを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  5. 請求項1,2,3又は4の何れか1項において、前記輸送ダクトの断面積は入口から出口までを略同一とし、前記主吹上げ口の幅は前記輸送ダクトの幅と同等してなることを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  6. 請求項1,2,3,4又は5の何れか1項において、前記刈刃ユニットケースの前面に調節前カバーを上下調節可能に設けてなることを特徴とする走行型茶葉摘採機。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6の何れか1項において、前記主吹上げ口の圧力風の方向は約45以上約90度の急角度にしてなることを特徴とする走行型茶葉摘採機。
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