JP5108861B2 - 光コネクタの組立方法及び光コネクタ - Google Patents

光コネクタの組立方法及び光コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、ファイバ先端をフェルール端面より飛び出させて組み立てる光コネクタの組立方法及び光コネクタに関する。
光コネクタの接続部に、光損失を低減するための屈折率整合材を介在させる方法が知られている。この方法は、光ファイバ保持孔の貫通形成されたフェルール端面に屈折率整合材を設け、光ファイバ保持孔に挿入したファイバ先端をこの屈折率整合材に接触させることにより、相手方光ファイバと接続する際に、屈折率整合材を介して突き合わせ、接続端面間で生じるフレネル反射を回避し、光結合ロスを低減できる(例えば特許文献1参照)。
また、被覆付き光ファイバに撓みを持たせて固定することで、被覆付き光ファイバの後方側から常に押圧力を付与し、ファイバ先端における確実な接合状態を維持できるようにした光コネクタが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2005−351998号公報 特開2005−345753号公報
ところで、予めフェルール端面に屈折率整合材であるフィルムが貼り付けられている光コネクタでは、組立の際、挿入されたファイバ先端をフィルムに押し付けることで、ファイバ先端をフェルール端面より飛び出させて組み立てる。具体的には、フェルール端面より数十μm(最大200μm)突き出るように設計されている。そのため、フェルール端面に貼り付けられているフィルムはファイバに押圧されて膨らむように弾性変形するが、弾性変形によりフィルムには歪みが生じる。この歪みはファイバのフェルール端面からの突き出し量と相関関係にあり、突き出し量が大きいと歪みも大きくなる。歪みが大きいとコネクタ着脱を繰り返した際にフィルム損傷を引き起こす虞があった。フィルム損傷はロス高や反射不良といった光学特性不良を起こす要因となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、透明体フィルムの損傷を防止できる光コネクタの組立方法及び光コネクタを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) フェルールに貫通形成され先端開口が透明体フィルムで覆われた光ファイバ保持孔に光ファイバを挿入し、前記光ファイバ保持孔の後部より導出される前記光ファイバを固定手段にて撓み形状に固定する光コネクタの組立方法であって、
底面に前記光ファイバ保持孔が開口する凹部の形成された前記フェルールの先端面に、該凹部を覆って前記透明体フィルムを貼着し、
前記光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を前記透明体フィルムに押し付けて組み立てることを特徴とする光コネクタの組立方法。
この光コネクタの組立方法によれば、光ファイバ保持孔に挿入された光ファイバのファイバ先端が、フェルール端面から突出し、透明体フィルムに押し付けられる際、光ファイバ保持孔の周囲で透明体フィルムが凹部によってフェルールに貼り付かず、透明体フィルムの弾性変形する面積が大きく確保可能となる。
(2) フェルールに貫通形成され先端開口が透明体フィルムで覆われた光ファイバ保持孔に光ファイバを挿入し、前記光ファイバ保持孔の後部より導出される前記光ファイバを固定手段にて撓み形状に固定する光コネクタであって、
底面に前記光ファイバ保持孔の開口する凹部が前記フェルールの先端面に形成され、
前記先端面には前記凹部を覆って前記透明体フィルムが貼着され、
前記光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を押し付けて前記透明体フィルムを前記先端面から飛び出させたことを特徴とする光コネクタ。
この光コネクタによれば、コネクタ組立時、ファイバ先端が透明体フィルムに押し付けられる際、光ファイバ保持孔の周囲で透明体フィルムがフェルールに貼り付かない。また、組立完了後の使用時に相手方コネクタと繰り返し着脱がなされても、光ファイバ保持孔の周囲で透明体フィルムがフェルールに貼り付かず、透明体フィルムが弾性変形する面積を大きくできる。
(3) (2)の光コネクタであって、
前記凹部の底面にはファイバを挿通して支持する支持部が少なくとも前記凹部より突出しない高さで前記光ファイバ保持孔と同軸状に突設されたことを特徴とする光コネクタ。
この光コネクタによれば、凹部の底面から突出して透明体フィルムに押し付けられた光ファイバが、底面に突設された支持部に挿通されることで曲がりが規制され、先端が振れ止めされることにより光結合ロスが低減される。
(4) (2)の光コネクタであって、
前記凹部の底面には前記光ファイバ保持孔から突出したファイバの側部に当接してファイバを振れ規制する複数の振れ止め片が少なくとも前記凹部より突出しない高さで前記ファイバを包囲して突設されたことを特徴とする光コネクタ。
この光コネクタによれば、凹部の底面から突出して透明体フィルムに押し付けられた光ファイバが、光ファイバを包囲して底面に突設された複数の振れ止め片にて曲がりが規制され、先端が振れ止めされることにより光結合ロスが低減される。
本発明に係る光コネクタの組立方法によれば、光ファイバ保持孔が開口する凹部の形成されたフェルールの先端面に、透明体フィルムを貼着し、光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を透明体フィルムに押し付けるので、光ファイバ保持孔の周囲で透明体フィルムが先端面に貼り付かず、透明体フィルムが弾性変形する面積を大きくできる。この結果、単位面積当たりに発生する変形量を小さくして、透明体フィルムの損傷を防止することができる。
本発明に係る光コネクタによれば、光ファイバ保持孔の開口する凹部をフェルールの先端面に形成し、先端面には透明体フィルムを貼着し、光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を押し付けて透明体フィルムを先端面から飛び出させたので、組立完了後の使用時に相手方コネクタと繰り返し着脱がなされても、光ファイバ保持孔の周囲で透明体フィルムが先端面に貼り付かず、透明体フィルムが弾性変形する面積を大きくできる。この結果、単位面積当たりに発生する変形量を小さくして、透明体フィルムの損傷を防止することができる。
実施の形態による光コネクタの概略構成を表した断面図である。 本発明に係る光コネクタの軸線を含む面による断面図である。 図2の要部拡大図である。 比較例に係る光コネクタの軸線を含む面による断面図である。 比較例による光コネクタの組立手順を(a)〜(d)で示した工程図である。 図4の要部拡大図である。 実施の形態による光コネクタの相手方コネクタとの接続状態を表す断面図である。 第2の実施の形態による光コネクタの要部拡大図である。 第3の実施の形態による光コネクタの要部拡大図である。
以下、本発明に係る光コネクタの実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る光コネクタの概略構成を表した断面図、図2は本発明に係る光コネクタのフェルールの軸線を含む面による断面図である。
光コネクタ100は、被覆付き光ファイバ11に装着される光コネクタであって、被覆付き光ファイバ11を挿通し固定する本体部51と、この本体部51に嵌合すると共に、本体部51と同軸の光ファイバ保持孔13を連通させたフェルール15と、本体部51及び該本体部51から突出しているフェルール15の一部を覆うハウジング53とに大別して構成される。
光コネクタ100は、例えば角柱形状の本体部51の先端側に、円柱形状のフェルール15を同軸に固定してなる。本体部51の中央部には上半分を切り欠いた切欠部55が設けられ、切欠部55はその底部に中間平面57を形成する。中間平面57の中央には、被覆付き光ファイバ11の挿入方向に沿って位置決めを行うファイバ挿通孔59が形成される。中間平面57には、撓み部61を形成するための蓋部材63と、蓋部材クランパ65とが取り付けられる。
本体部51の後端部にはファイバ固定手段である固定部67が設けられ、固定部67は固定部クランパ69によって本体部51の中間平面57に押し付けられることで被覆付き光ファイバ11を固定する。固定部67及び本体部51はハウジング53に収容される。
本体部51の前端部には、フェルール取り付け穴71が形成され、フェルール取り付け穴71はフェルール15の基端を固定する。
フェルール15の光ファイバ保持孔13は、被覆付き光ファイバ11の外径より僅かに大きい内径の第1孔部19と、被覆付き光ファイバ11の被覆を剥がした裸光ファイバ21の外径より僅かに大きい内径の第2孔部23と、第1孔部19と第2孔部23との間に位置して被覆付き光ファイバ11の先端部で剥がした被覆11aを収容する空間である被覆受け部25とを備えている。被覆受け部25は、第1孔部19よりも広い空間に形成されている。
また、被覆受け部25に臨む第2孔部23の端部は、第1孔部19側より挿入される被覆付き光ファイバ11の被覆11aが当接し、当該被覆11aを剥がす被覆除去部27を形成している。被覆除去部27は、軸線に第2孔部23を貫通させた例えば円錐状に形成され、図2の右端が鋭角状に形成されている。図例では被覆除去部27がフェルール15の本体部材と別体に形成されるが、被覆除去部27はフェルール15の一部分を形状加工することにより、一体に形成されるものであってもよい。
裸光ファイバ21の端面が露出するフェルール15の先端面33には、相手方コネクタ等との接合時における伝送特性の低下を防止するために、透明体フィルムである屈折率整合フィルム29が貼付される。貼着は、屈折率整合フィルム29に形成された粘着層、又はフェルール15の先端面33に塗布された接着剤等によってなされる。屈折率整合フィルム29は、厚みが、40μm以下であり、結合ファイバ同士の間隙を40μm以下にし、ファイバ先端面の凹凸を吸収して、損失の増大を抑止する。
光コネクタ100は、固定部67と被覆除去部27の間に、被覆付き光ファイバ11を撓ませた状態で収容可能な撓み部61を備える。フェルール15に挿入した裸光ファイバ21の後方で被覆付き光ファイバ11を撓み部61で撓ませ、固定部67で被覆付き光ファイバ11を固定することにより、裸光ファイバ21の先端面に前側に向かう弾性付勢力が付与される。これにより、裸光ファイバ21と屈折率整合フィルム29の接続状態が安定して維持されるようになっている。
撓み部61は、本体部51を切り欠いて形成された中間平面57に、蓋部材63を取り付けて形成することができる。蓋部材63は全体略直方体形状のブロック部材であり、下面中央部から上方へ向かう凹部47が本体部51の長手方向に沿って形成され、挿通されている被覆付き光ファイバ11が上方へ所定形状に撓むことができるようになされている。凹部47は、前後両端部では高さが低く、中央部で高くなっている。蓋部材63は、蓋部材クランパ65によって本体部51と共に挟まれる。蓋部材63と中間平面57の間である撓み部61には、本体部51の側方から組立部材であるファイバ撓み規制楔(図示せず)が挿抜可能に装着される。
被覆付き光ファイバ11は、フェルール15に挿入されると、被覆11aが被覆除去部27にて除去されながら前進し、裸光ファイバ21の先端がフェルール先端33より飛び出す。その際、屈折率整合フィルム29は弾性変形する。被覆付き光ファイバ11は、被覆11aが被覆除去部27に当たるため、被覆除去力以上の押圧力が加わることで裸光ファイバ21が前進する。
一方、被覆付き光ファイバ11は、既述したように、フェルール15の後方で撓みを持たせて固定されている。これにより、被覆付き光ファイバ11の後方側から常に押圧力を付与し、ファイバ先端における確実な接合状態を維持できるようになされている。なお、被覆付き光ファイバ11は、後方へは撓むので引き込むことは可能となる。
図3は図2の要部拡大図である。
フェルール15の先端面33には凹部31が形成され、凹部31の底面31aには第2孔部23が同軸状に開口されている。上記屈折率整合フィルム29は、先端面33に貼着されることでこの凹部31を覆っている。光コネクタ100は、第2孔部23から突き出した裸光ファイバ21の先端を押し付けて、屈折率整合フィルム29を先端面33から飛び出させた状態で組み立てられる。
凹部31は先端面33から深さdだけ窪んでいる。深さdは0.1mm以上に設定される。深さdが0.1mm以下であると、コネクタ結合時に凹部31内に後退する屈折率整合フィルム29が底面31aに貼り付く虞が生じるためである。なお、コネクタ結合時、屈折率整合フィルム29は、凹部31内に20μm程度後退する。
また、深さdは、0.3mm以下であることが好ましい。0.3mm以上になると、裸光ファイバ21の先端振れが光結合ロスに影響を及ぼすようになるためである。本実施の形態において、凹部31は、直径Dの円柱空間状に形成される。直径Dは、1.0mm以上に設定される。直径Dが1.0mm以上に設定されることで、裸光ファイバ21の突き当て部周囲に、先端面33に貼着されない(すなわち、自由な弾性変形が可能となる)大きな面積が確保される。
光コネクタ100では、コネクタ組立時、ファイバ先端が屈折率整合フィルム29に押し付けられる際、第2孔部23の周囲で屈折率整合フィルム29がフェルール15の先端面33に貼り付かない。
次に、上記構成を有する光コネクタの組立方法及び作用を、比較例の光コネクタの組立方法及び作用と対比して説明する。
本実施の形態による組立方法の説明に先立ち比較例による光コネクタ500の構成及び組立方法を説明する。
図4は比較例に係る光コネクタの軸線を含む面による断面図、図5は比較例による光コネクタの組立手順を(a)〜(d)で示した工程図である。
比較例による光コネクタ500は、図4に示すように、フェルール501の先端面33に凹部31が設けられていない。つまり、第2孔部23の開口した先端面33に屈折率整合フィルム29が貼着され、第2孔部23の直近まで屈折率整合フィルム29が貼られている。他の構成は、光コネクタ100と同様である。
光コネクタ500の組立は、図5(a)に示すように、先ず、フェルール先端面33に屈折率整合フィルム29を貼る。次に、図5(b)に示すように、屈折率整合フィルム29を貼着したフェルール501の先端部をキャップ17にセットし、屈折率整合フィルム29を介して先端面33を当て板35に当てる。次に、図5(c)に示すように、第1孔部19から被覆付き光ファイバ11を挿入する。
被覆付き光ファイバ11が被覆除去部27に到達した後、さらに被覆付き光ファイバ11を押し込むことで、被覆11aが被覆除去部27にて除去され、裸光ファイバ21のみが第2孔部23に挿入されて行く。被覆付き光ファイバ11がさらに押し込まれることで、図5(d)に示すように、第2孔部23を前進した裸光ファイバ21は、屈折率整合フィルム29に当接し、光コネクタ500の被覆付き光ファイバ11に対する組立が完了する。
図6は図4の要部拡大図、図7は実施の形態による光コネクタの相手方コネクタとの接続状態を表す断面図である。
実施の形態による光コネクタ100は、光コネクタ500と同様の図5に示した手順で組立がなされるが、凹部31にて屈折率整合フィルム29を離間し、一部分をフェルール15に接着しない点で組立方法が異なる。
すなわち、光コネクタ500では、図6に示すように、裸光ファイバ21に押し付けられることで屈折率整合フィルム29が突き出されるが、その際、屈折率整合フィルム29の図中矢印aで示す弾性変形する面積が小さく、図例のように歪が局所的に集中し、屈折率整合フィルム29の損傷を引き起こす。第2孔部23の面積と略同じ非貼着領域のみが突き出されることになり、単位面積当たりに発生する変形量が大きくなる。
これに対し、光コネクタ100の組立方法では、図3に示すように、第2孔部23に挿入された裸光ファイバ21の先端が、底面31aから突出し、屈折率整合フィルム29に押し付けられる際、第2孔部23の周囲で屈折率整合フィルム29が凹部31によってフェルール15から離間されるので、屈折率整合フィルム29の図中矢印bで示す弾性変形する面積が大きく確保可能となる。
また、図7に示すように、組立完了後の使用時に光ファイバ37を備えた相手方コネクタ39と繰り返し着脱がなされても、底面31aで開口する第2孔部23の周囲で屈折率整合フィルム29がフェルール15に貼り付かず、屈折率整合フィルム29が弾性変形する面積を大きくできる。このため、繰り返しの着脱が行われても、図6に示した比較例による光コネクタ500のように、屈折率整合フィルム29が第2孔部23の直近でフェルール501に接着せず、長期に渡って弾性変形する面積を大きく確保できる。
したがって、上記光コネクタ100の組立方法によれば、第2孔部23が開口する凹部31の形成されたフェルール15の先端面33に、屈折率整合フィルム29を貼着し、第2孔部23から突き出したファイバ先端を屈折率整合フィルム29に押し付けるので、第2孔部23の周囲で屈折率整合フィルム29が先端面33に貼り付かず、屈折率整合フィルム29が弾性変形する面積を大きくできる。この結果、単位面積当たりに発生する変形量を小さくして、屈折率整合フィルム29の損傷を防止することができる。
また、上記光コネクタ100によれば、第2孔部23の開口する凹部31をフェルール15の先端面33に形成し、先端面33には屈折率整合フィルム29を貼着し、第2孔部23から突き出したファイバ先端を押し付けて屈折率整合フィルム29を先端面33から飛び出させたので、組立完了後の使用時に相手方コネクタ39と繰り返し着脱がなされても、第2孔部23の周囲で屈折率整合フィルム29が先端面33に貼り付かず、屈折率整合フィルム29が弾性変形する面積を大きくできる。この結果、単位面積当たりに発生する変形量を小さくして、屈折率整合フィルム29の損傷を防止することができる。
次に、本発明に係る光コネクタの第2の実施の形態を説明する。
図8は第2の実施の形態による光コネクタの要部拡大図である。なお、以下の実施の形態において、図1〜図5に示した部材と同等の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
本実施の形態の光コネクタ100Aは、凹部31の底面31aに、裸光ファイバ21を挿通して支持する支持部41が少なくとも凹部31より突出しない高さh(d>h)で、第2孔部23と同軸状に突設されている。
この光コネクタ100Aによれば、凹部31の底面31aから突出して屈折率整合フィルム29に押し付けられた裸光ファイバ21が、底面31aに突設された支持部41に挿通されることで曲がりが規制され、先端21aが振れ止めされることにより光結合ロスが低減される。
次に、本発明に係る光コネクタの第3の実施の形態を説明する。
図9は第3の実施の形態による光コネクタの要部拡大図である。
この本実施の形態の光コネクタ100Bは、凹部31の底面31aに、第2孔部23から突出した裸光ファイバ21の側部21bに当接して裸光ファイバ21を振れ規制する複数の振れ止め片45が少なくとも凹部31より突出しない高さhで裸光ファイバ21を包囲して突設される。つまり、振れ止め片45は、裸光ファイバ21を中心にして例えば放射方向に配置されるが、これに限定されるものではなく、平行な一対の振れ止め片45を、裸光ファイバ21を挟んで直径方向に二対設けても良い。
この組立方法及び光コネクタ100Bによれば、凹部31の底面31aから突出して屈折率整合フィルム29に押し付けられた裸光ファイバ21が、裸光ファイバ21を包囲して底面31aに突設された複数の振れ止め片45にて曲がりが規制され、先端21aが振れ止めされることにより光結合ロスが低減される。
11 光ファイバ
13 光ファイバ保持孔
15 フェルール
21b ファイバの側部
29 屈折率整合フィルム(透明体フィルム)
31 凹部
31a 底面
33 フェルールの先端面
41 支持部
45 振れ止め片
51 本体部
55 切欠部
61 撓み部
63 蓋部材
67 固定部
100 光コネクタ

Claims (4)

  1. フェルールに貫通形成され先端開口が透明体フィルムで覆われた光ファイバ保持孔に光ファイバを挿入し、前記光ファイバ保持孔の後部より導出される前記光ファイバを固定手段にて撓み形状に固定する光コネクタの組立方法であって、
    底面に前記光ファイバ保持孔が開口する凹部の形成された前記フェルールの先端面に、該凹部を覆って前記透明体フィルムを貼着し、
    前記光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を前記透明体フィルムに押し付けて組み立てることを特徴とする光コネクタの組立方法。
  2. フェルールに貫通形成され先端開口が透明体フィルムで覆われた光ファイバ保持孔に光ファイバを挿入し、前記光ファイバ保持孔の後部より導出される前記光ファイバを固定手段にて撓み形状に固定する光コネクタであって、
    底面に前記光ファイバ保持孔の開口する凹部が前記フェルールの先端面に形成され、
    前記先端面には前記凹部を覆って前記透明体フィルムが貼着され、
    前記光ファイバ保持孔から突き出したファイバ先端を押し付けて前記透明体フィルムを前記先端面から飛び出させたことを特徴とする光コネクタ。
  3. 請求項2記載の光コネクタであって、
    前記凹部の底面にはファイバを挿通して支持する支持部が少なくとも前記凹部より突出しない高さで前記光ファイバ保持孔と同軸状に突設されたことを特徴とする光コネクタ。
  4. 請求項2記載の光コネクタであって、
    前記凹部の底面には前記光ファイバ保持孔から突出したファイバの側部に当接してファイバを振れ規制する複数の振れ止め片が少なくとも前記凹部より突出しない高さで前記ファイバを包囲して突設されたことを特徴とする光コネクタ。
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