JP5108696B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディジタルカメラのような撮像装置に係り、特に、焦点調節機構を含む撮像光学系と、前記撮像光学系により結像される被写体光学像を電気信号に変換する固体撮像素子とを有する撮像装置に関するものである。
ディジタルカメラ等の撮像装置によって、奥行きのある被写体をオートフォーカスで撮影する際に、アルゴリズムやハードウェアの性能限界から、撮影意図にそぐわない位置にピントが合う、いわゆる偽合焦、を生じ、結果として意図した被写体に対してはピントずれとなることがある。このようなときには、ピントずれの救済策として、フォーカス位置を順次異ならせて複数枚の撮影を一括して行う、いわゆるフォーカスブラケット撮影を用いる方法がある。このフォーカスブラケット撮影は、焦点位置を前後に少し移動させて3回程度の撮影をおこなう仕様が一般的であるため、大きなピントずれを救済することは困難だった。
また、どの被写体にピントを合わせるかを撮影前に決めないで、あえて焦点位置を変えて複数枚撮影した後に、画像を比較・鑑賞してベストショットを選択したいという撮影者の要求がある。
例えば、特許文献1(特開平7−318785号)には、多点測距手段から得られた複数の測距データに基づいてフォーカス位置を変えてブラケット撮影するカメラが開示されている。
また、例えば、特許文献2(特開2002−277725号)は、フォーカスブラケット撮影に係るものではないが、この特許文献2には、画像を複数のブロックに分割し、ブロック内を所定の輝度レベルとなるように露出を制御するとともに、ブロック内の焦点評価値を生成し、さらに所定のフォーカス範囲内にあるブロックの焦点評価値をもとに新たな焦点評価値を生成し、合焦制御を行うことが開示されている。
上述したような状況から、現行のフォーカスブラケット撮影よりも更に広い焦点範囲を移動し、且つ被写体の合焦位置情報を加味した使い勝手のよい新たなフォーカスブラケット撮影の実現は潜在的な市場要求があると考えられる。この場合、特に撮影の合焦位置の決定方法が重要となる。
特開平7−318785号公報 特開2002−277725号公報
ディジタルカメラ等におけるオートフォーカスでは、いわゆる山登りスキャン方式による合焦判定が行われることが多いが、全画面等の大きな領域で山登りスキャンを実施すると、合焦評価に用いられる周波数情報が領域の積算値として出力されるために、コントラストが高く且つ面積比の大きな主要被写体の周波数情報が支配的になり、他の被写体の周波数情報を分離して合焦位置を判別することが困難となる。具体的には、奥行き方向に連続する被写体や、撮影距離が近い2つの被写体で上述のような問題が発生する。
このような背景から、現行のフォーカスブラケット撮影よりもさらに広いフォーカス位置範囲を考慮し、且つ被写体の合焦位置情報を加味した使い勝手のよいフォーカスブラケット撮影は潜在的な市場要求があると考えられる。
一方、広いフォーカス位置範囲を無駄なくダイナミックに移動するフォーカスブラケット撮影は、フォーカスブラケット撮影方式として優れた撮影方式の一つではあると思われるが、あらゆるシーンにおいてベストな撮影方式であるとはいえない。すなわち、人物と背景の建物の組み合わせのような被写体に対してはダイナミックなフォーカス移動が適しているが、花や小物のクローズアップのような被写体では、先に説明した従来型のフォーカス移動量の少ない撮影が適しているといえる。
すなわち、手前の人物と後方の人物と背景の建物の組み合わせのような被写体では、手前の人物と後方の人物と背景の建物のそれぞれにピントを合わせて撮影することが望まれるのに対し、花のクローズアップのような被写体では、手前の花びらから後方の花びらまでを被写界深度を考慮しながら細かくピントを変えながら撮影することが望まれ、背景の地面等にピントを合わせた画像は不要である。
一般的に花や小物などをクローズアップして撮影する場合の撮影意図としては、主要被写体に対して特に重点を置いていると考えられる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、広い距離範囲における被写体の合焦位置を加味し、被写体の状況に応じた複数の適切なフォーカス位置についての撮影を行って、適切な被写体画像を撮影するフォーカスブラケット撮影を可能とする撮像装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
焦点調節機構を含む撮像光学系と、前記撮像光学系により結像される被写体光学像を電気信号に変換する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の出力から合焦状態を示す所定の周波数成分を抽出し前記撮像光学系の焦点調節機構の制御に供する検波部とを有する撮像装置において、
前記検波部は、
画面を複数の小領域に分割し、該小領域単位で前記周波数成分を抽出する手段を含み、
前記撮像装置は、
前記小領域単位でそれぞれ前記検波部により抽出される前記周波数成分に基づき合焦位置を算出する手段と、
前記合焦位置の度数分布を求める手段と
ォーカスブラケット撮影を行う第1の撮影方式と
前記第1の撮影方式よりフォーカス移動量の多いフォーカスブラケット撮影を行う第2の撮影方式とを有し、
前記撮像光学系の焦点距離が所定値以上で、且つ前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有すると判定された場合は、前記第1の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行い、
前記撮像光学系の焦点距離が前記所定値より少ないか、もしくは前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有しない、と判定された場合は、前記第2の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行うフォーカスブラケット撮影手段とを具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、
前記第1の撮影方式は、前記度数分布が最も高い合焦位置を含み、少なくともその前後の合焦位置においてフォーカスブラケット撮影を行うことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
記第1の撮影方式は、前記複数の小領域での周波数成分を積算して算出した積算周波数情報のピーク位置における合焦位置と、少なくともその前後の合焦位置においてフォーカスブラケット撮影を行うことを特徴としている。
本発明によれば、
焦点調節機構を含む撮像光学系と、前記撮像光学系により結像される被写体光学像を電気信号に変換する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の出力から合焦状態を示す所定の周波数成分を抽出し前記撮像光学系の焦点調節機構の制御に供する検波部とを有する撮像装置において、
前記検波部は、
画面を複数の小領域に分割し、該小領域単位で前記周波数成分を抽出する手段を含み、
前記撮像装置は、
前記小領域単位でそれぞれ前記検波部により抽出される前記周波数成分に基づき合焦位置を算出する手段と、
前記合焦位置の度数分布を求める手段と
ォーカスブラケット撮影を行う第1の撮影方式と
前記第1の撮影方式よりフォーカス移動量の多いフォーカスブラケット撮影を行う第2の撮影方式とを有し、
前記撮像光学系の焦点距離が所定値以上で、且つ前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有すると判定された場合は、前記第1の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行い、
前記撮像光学系の焦点距離が前記所定値より少ないか、もしくは前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有しない、と判定された場合は、前記第2の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行うフォーカスブラケット撮影手段とを具備することによって、
所定の焦点距離よりも望遠側で且つ被写体が至近側にあることを判した場合には、例えば、花や小物等のクローズアップ撮影と推定し、フォーカスブラケット撮影に、比較的狭い範囲で緻密にフォーカス位置を移動させる前記第1の撮影方式を採用するようにし、
また、撮像光学系の焦点距離が所定値より少ないか、度数分布が所定の閾値以上となる合焦位置を有しないと判定された場合には、広い範囲でフォーカス位置を移動させる第2の撮影方式を採用してフォーカスブラケット撮影を行うようにして、広い距離範囲における被写体の合焦位置を加味し、被写体の状況に応じた複数の適切なフォーカス位置についての撮影を行って、適切な被写体画像を撮影するフォーカスブラケット撮影を可能とする撮像装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の撮像装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の要部の構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示す撮像装置は、光学ユニット100、光学系駆動部105、画像処理部110、制御・演算部120、プログラム用メモリ121、操作部122、表示部123、圧縮・伸張処理部124、画像記録インタフェース(I/F)部125および画像バッファ用メモリ126を具備している。
光学ユニット100は、撮像レンズ101、絞り・シャッタユニット102、光学ローパスフィルタ103およびCMOS(相補型金属酸化物半導体)センサ104を有して構成される。この場合、固体撮像素子としてCMOSセンサ104を用いている。固体撮像素子は、CCD固体撮像素子を用いて構成しても問題は無いが、本発明は、フォーカスブラケット撮影に関するものであるため連続撮影を前提としており、高速読み出しに大きな特徴を有するCMOSセンサ104を用いて構成することが望ましい。CMOSセンサ104は、センサ部104a、駆動部104b、CDS(相関二重サンプリング)/PGA(プログラマブル利得増幅器)104cおよびADC(アナログ−ディジタル変換器)104dを有している。
光学ユニット100の撮像レンズ101は、焦点調節機構を有する撮像光学系を構成し、フォーカス時、ズーム時および起動・停止時に機械的並びに光学的に位置を変える。また、絞り・シャッタユニット102は、被写体条件に合わせて絞り開口径の変更を行うとともに、同時露光による静止画撮影のためのシャッタ開閉動作を行う。光学系駆動部105は、撮像レンズ101と絞り・シャッタユニット102とを駆動する。制御・演算部120は、光学系駆動部105に駆動指示を与える。すなわち、制御・演算部120の駆動指示に応答して、光学系駆動部105が、撮像レンズ101および絞り・シャッタユニット102を作動させる。
光学系駆動部105または制御・演算部120には、各フォーカス位置および各合焦位置に対応したレンズ位置が予め設定されている。
CMOSセンサ104では、光学ユニット100の撮像レンズ101によって結像された被写体光学像を、受光素子が2次元に配列されてなるセンサ部104aによって電荷に変換し、駆動部104bから与えられる読出し信号のタイミングで外部に電気信号を出力する。CMOSセンサ104におけるセンサ部104aの出力は、CDS/PGA104cで相関二重サンプリングされて利得制御され、ADC104dで、A/D変換されて後段の画像処理部110に供給される。
CMOSセンサ104が出力した信号は、画像処理部110で画像処理されて所定のフォーマットの撮影画像データとされる。撮影画像データは、圧縮・伸張処理部124および画像記録I/F部125を介して、最終的には、SDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、またはXDピクチャーカード等のようなフラッシュメモリを用いた記録メディアに書き込まれ・保存される。記録メディアへの記録前のスルー画像としてモニタ状態で使用しているときは、CMOSセンサ104出力は、画像処理部110で表示用画像として処理され、表示部123に随時更新表示される。山登りスキャンと表示部123への画像更新表示は、並列的に行われる場合と、排他的に行われる場合とがあり、これらのいずれが採用されるかは撮像装置の仕様に依存する。画像処理部110は、多くの機能を有して構成されるが、山登りスキャンによる被写体の周波数情報(スキャンラインにおける空間周波数情報に対応する)を取得するためのフォーカス用の検波部としての周波数情報検波部111を含んでいる。なお、この実施の形態において、周波数情報検波部111は、画面を小領域に分割し、小領域単位で検波する機能を有している。また、検波情報からの合焦位置の算出や、算出結果に基づく最終的なフォーカスブラケット撮影位置の決定は、制御・演算部120にて行われる。すなわち、撮影に係る種々の機能手段は、制御・演算部120にて実現され、フォーカスブラケット撮影手段も制御・演算部120の機能として含まれている。操作部122には、半分だけ押下した、いわゆる半押し状態(レリーズ1オン〜レリーズボタンを放せばオフ)と完全に押下した全押し状態(レリーズ2オン:このときレリーズ1もオン状態を維持〜レリーズボタンを放せばレリーズ1およびレリーズ2が共にオフ)とを識別して感応検知する2段押操作のレリーズボタンが含まれている。
次に、図2のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態におけるフォーカスブラケット撮影の制御動作を説明する。
処理を開始して(ステップS201)、2段レリーズボタンの半押し状態(レリーズ1のオン)を検出したら(ステップS202)、撮像レンズ101のフォーカス位置を移動させることで山登りスキャンを実施し、周波数情報検波部111にて画面を分割した小領域毎に周波数情報を取得して(ステップS203)、該小領域毎に合焦位置を算出する(ステップS204)。なお、ステップS201で処理が開始されて、レリーズボタンが半押し状態とならない場合には、ステップS202においてレリーズボタンが半押し状態となるのを待つ。
ステップS204に続いて、各小領域における合焦位置を分布化し、合焦位置の度数分布、すなわち小領域数分布を求めて(ステップS205)、撮影方式の決定処理を行う(ステップS206)。ステップS206の撮影方式の決定処理は、詳細は後述する(図9参照)が、フォーカスブラケット撮影を、第1の撮影方式に従って行うか、第2の撮影方式に従って行うかを決定する。そして、ステップS206で選択された撮影方式に従って、ブラケット撮影の所定枚数の撮影位置を決定する(ステップS207)。ステップS207のブラケット撮影の撮影位置の決定処理についての詳細も後述する(図9および図10)。
2段レリーズボタンが、半押し状態を保持したまま(ステップS208)、全押し状態(レリーズ2のオン)まで押下されたら(ステップS209)、ステップS207の決定に従ってブラケット撮影を行い(ステップS210)、処理を終了する(ステップS211)。なお、半押し状態とした後にレリーズボタンを放した場合には、ステップS208で半押し状態が保持されていないと判定され、ステップS202へ戻る。また、レリーズボタンの半押し状態が保持されていて、レリーズボタンが全押しされていない場合には、ステップS209においてステップS208へ戻り、レリーズボタンが全押しされるのを待つ。
上述した本発明の第1の実施の形態に係るブラケット撮影における被写体の一例を図3(a)に模式的に示している。被写体は、異なる撮影距離にいる人物2名と、無限位置の高層ビル群とで構成されている。
周波数情報検波部111にて検波される画面を分割した小領域の検波枠の一例を図3(b)に示している。図3(b)に示す検波枠は、画角の縦および横をそれぞれ12分割した144の小領域で構成されている。分割数については、特に規定しないが、分布化(図6参照)することを想定すると10×10=100以上の分割数で構成することが望ましい。
図4には、図3(a)の被写体と、図3(b)の小領域分割された検波枠とを重ね合わせて示している。この図4のような被写体の例において、ステップS203の山登りスキャンによって、ステップS204で小領域単位での合焦位置を算出した結果を図5に示しており、この場合にステップS205で求められる合焦位置分布の一例を図6に示している。図5において、黒く塗り潰した領域は、手前の人物に対する合焦位置を判定した結果であり、図6の合焦位置x3〜x7を合焦位置として算出している。斜線を施した領域は、奥の人物の合焦位置を判定した結果であり、図6の合焦位置x10〜x12を合焦位置として算出している。網掛けを施した小領域は、背景の高層ビルの合焦位置を判定した結果であり、図6の合焦位置x15を合焦位置として算出している。白無地の小領域は、背景の空にコントラストがないために山登りスキャンにより合焦位置を判定することができない領域である。
また、図7には、本発明の第1の実施の形態に係るブラケット撮影における被写体の他の一例を、図3(b)と同様に、周波数情報検波部111にて検波される画面を分割した小領域の検波枠と重ね合わせて模式的に示している。この場合の被写体は2本の花のクローズアップである。比較的短い撮影距離から望遠レンズ(焦点距離f≧fmm)を使った撮影を想定しているため、手前の花の花弁、中央のオシベおよびメシベと後方の花の花弁とは、近接していて相互間の距離は短いがそれぞれ異なるフォーカス面にある。
図7のような被写体の例において、ステップS203の山登りスキャンによって、ステップS204で小領域単位での合焦位置を算出した結果として、ステップS205で得られる合焦位置分布の一例を図8に示している。
すなわち、図8において、図7の被写体について小領域単位で合焦位置を算出し、その結果を分布化したものが合焦位置分布I(y)である。横軸のy0〜y15は、山登りスキャンにおけるフォーカス位置を示している。図8の合焦位置y0〜y5は、2本の花の合焦位置であり、合焦位置y13〜y15は、背景の合焦位置である。
図2のステップS206における撮影方式の決定処理についての具体的な一例について、図9に示すサブフローチャートを参照して説明する。
撮影方式の決定処理が開始されると(ステップS221)、まず、2段レリーズボタンの半押し状態(レリーズ1のオン)を検出した後に、撮像レンズ101が望遠レンズ、すなわち焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上、
f≧fmm
であるか否かを判定する(ステップS222)。この場合、撮像レンズ101は、ズームレンズに代表される焦点距離可変のレンズを想定しているが、複数の焦点距離を切り替え選択することにより焦点距離を変更し得るレンズや、レンズ交換によって焦点距離を変更し得るレンズであっても良い。但し、撮像レンズ101は、適宜なる手段によって、選択された焦点距離fを制御側にて認識できるものとする。
ステップS222において焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上であると判定された場合には、続いて、図8に示されるフォーカス位置y、合焦位置分布I(y)および第1の閾値Jについて、位置y0〜y7の範囲において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上、
I(y)≧J
となる合焦位置yを有するか否かを判定する(ステップS223)。なお、第1の閾値Jは、少なくとも比較的近距離領域(例えば位置y0〜y7の範囲)を含むように設定されている。
ステップS223において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上となる合焦位置yを有すると判定された場合、つまりステップS222およびステップS223のいずれの判定においてもイエス(YES)であった場合には、比較的狭い範囲でのフォーカスブラケット撮影を行う第1の撮影方式を選択し(ステップS224)、処理を終了して(ステップS226)、ステップS207のフォーカスブラケット撮影の位置決定処理に移行する。
なお、ステップS222とステップS223の少なくとも一方でノー(NO)と判定された場合には、広い位置範囲でのフォーカスブラケット撮影をおこなう第2の撮影方式を選択し(ステップS225)、ステップS226で処理を終了して、ステップS207のフォーカスブラケット撮影の位置決定処理に移行する。
図2のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理は、ステップS206、すなわち図9の撮影方式決定処理において、第1の撮影方式が選択されたか、第2の撮影方式が選択されたかによって異なる処理を行う。まず、第1の撮影方式が選択された場合のフォーカスブラケット撮影の位置決定処理についての具体的な一例について、図10に示すサブフローチャートを参照して説明する。
第1の撮影方式が選択された場合、フォーカスブラケット撮影の位置決定処理が開始されると(ステップS231)、まず、図8に示されるフォーカス位置y0〜y7の範囲内における合焦位置分布のピーク位置を判別する(ステップS232)。次に、ステップS232で判別されたピーク位置を含みその前後の所定個数の合焦位置を撮影位置として決定して(ステップS233)、処理を終了する(ステップS234)。その後に、図2の処理フローにおけるステップS208およびステップS209を経て、ステップS210のフォーカスブラケット撮影が行われる際には、ステップS233で決定された撮影位置についてフォーカスブラケット撮影が行われる。
次に、図2のステップS206、すなわち図9の撮影方式決定処理において、第2の撮影方式が選択された場合のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理の具体的な一例について、図11に示すサブフローチャートを参照して説明する。
第2の撮影方式が選択された場合、フォーカスブラケット撮影の位置決定処理が開始されると(ステップS241)、まず、図6に示される合焦位置分布G(x)と閾値関数F(x)を比較し(ステップS242)、合焦位置分布G(x)の分布度数値が閾値関数F(x)よりも大きな所定個数の合焦位置を撮影位置として決定して(ステップS243)、処理を終了する(ステップS244)。その後に、図2の処理フローにおけるステップS208およびステップS209を経て、ステップS210のフォーカスブラケット撮影が行われる際には、ステップS243で決定された撮影位置についてフォーカスブラケット撮影が行われる。
なお、ステップS242における閾値関数F(x)の上下シフト移動などを可能として、閾値関数F(x)の可変制御により、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を所定枚数とするように制御しても良い。
すなわち、図9に示した撮影方式の決定処理におけるステップS222で、撮像レンズ101の焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上(望遠レンズ)であると判定され、ステップS223で、図8における位置y0〜y7の範囲において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上となる合焦位置yを有していると判定された場合には、ステップS224で第1の撮影方式が選択される。第1の撮影方式の場合には、図10の撮影位置決定処理に従い、ステップS232で、図8に示されるフォーカス位置y0〜y7の範囲内における合焦位置分布I(y)のピーク位置を判別し、ステップS233で、そのピーク位置を含みその前後の所定個数の合焦位置を撮影位置として決定する。つまり、図8における合焦位置分布I(y)からフォーカス位置y0〜y7の範囲内におけるピーク位置y2を判別し、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を5枚とする場合には、その前後の2点ずつのフォーカス位置を含めて、合焦位置y0、y1、y2、y3およびy4の5点で撮影を行うことになる。
また、図9に示した撮影方式の決定処理におけるステップS222で、撮像レンズ101の焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上(望遠レンズ)でないと判定された場合、またはステップS222で焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上であると判定されたが、ステップS223で、図8における位置y0〜y7の範囲において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上となる合焦位置yを有していないと判定された場合には、ステップS225で第2の撮影方式が選択される。第2の撮影方式の場合には、図11の撮影位置決定処理に従い、ステップS242で、図6に示す合焦位置分布関数G(x)と第2の閾値である閾値関数F(x)とを比較し、ステップS243で、その比較結果に基づき、フォーカスブラケット撮影の撮影位置を決定する。図6における位置x0〜x15は、山登りスキャンをしたフォーカス位置を示し、これらのフォーカス位置x0〜x15のなかからフォーカスブラケット撮影の撮影位置を選択することを前提としている。但し、この前提は、理解を容易にするためのアルゴリズムであって、必然ではなく、フォーカスブラケット撮影時に意図的にフォーカス位置をずらすことも想定され得る。この場合、第2の閾値としての閾値関数F(x)=f(x)+αは、例として2本の一次関数を繋げた折れ線状の特性としている。この閾値関数F(x)は、定数項αを可変とすることで閾値を上下にシフトさせて、撮影位置の数を増減し得る。閾値関数F(x)が無限遠(inf)方向に向かって増加する増加関数としたのは、近距離(near)側被写体を優先的に撮影するためである。
なお、この図6のような場合には、例えば閾値関数F(x)を超える分布値を有する合焦位置を撮影位置として、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を5枚とすると、撮影位置が5点となるように、閾値関数F(x)をシフト移動させ、合焦位置x4、x5、x6、x11およびx15の5点で撮影を行うことになる。フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を所定枚数とするための閾値関数F(x)の制御は、シフト移動に限らず、回転移動や傾斜変更などのような関数f(x)自体の変更を含むようにしても良い。また、閾値関数F(x)の制御により、撮影位置を所定個数とすることが煩雑になる場合には、所定個数以上で且つ所定個数に近い個数を得た後、例えば近距離側から所定個数を選定するようにしても良い。
上述したように、本発明の第1の実施の形態における第1の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影では、図7に示すような被写体の場合、手前の花の花弁から後方の花の花弁まで、それぞれに合焦させた撮影が行われる。また、本発明の第1の実施の形態における第2の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影では、図4に示すような被写体の場合、人物2名と高層ビルとを重要被写体とし、それぞれに合焦させた撮影が行われる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置は、第1の実施の形態と同様に、図1に示すような要部の模式的構成を有している。また、フォーカスブラケット撮影の制御動作についても図2と同様の処理を行い、図2のステップS206における撮影方式の決定処理についても、図9のサブフローチャートに従って行い、図2のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理についても、図2のステップS206において、したがって図9の撮影方式決定処理のステップS225にて、第2の撮影方式が選択された場合には、図11のサブフローチャートに従って行われる。そして、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置においては、図2のステップS206において、したがって図9の撮影方式決定処理のステップS224にて、第1の撮影方式が選択された場合の図2のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理についてのみ、第1の実施の形態とは異なり、図12のサブフローチャートに従って行われる。
図2のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理は、ステップS206、すなわち図9の撮影方式決定処理、において、第1の撮影方式が選択されたか、第2の撮影方式が選択されたかによって異なる処理を行う。ここで、第1の撮影方式が選択された場合のフォーカスブラケット撮影の位置決定処理についての具体的な一例について、図12に示すサブフローチャートを参照して説明する。
この実施の形態においては、第1の撮影方式が選択された場合、フォーカスブラケット撮影の位置決定処理が開始されると(ステップS251)、まず、図7のような被写体に対し、先に、図2のステップS203において、山登りスキャンで取得した小領域単位での周波数情報を積算して、図13に示すような積算周波数情報を得る(ステップS252)。ステップS252において積算する領域は、この場合、図3(b)に示した144個の全枠としても良いし、それら小領域の一部、例えば画面中央の縦6×横6の36領域程度としても良い。さらには、撮影条件や被写体条件に応じた適宜なるパターンを形成する適宜個数を設定し、それらについての周波数情報を積算するようにしても良い。次に、比較的近距離側、例えば位置y0〜y7の範囲、において積算周波数情報のピークを判別し(ステップS253)、その判別されたピーク位置を含みその前後の所定個数の合焦位置を撮影位置として決定して(ステップS254)、処理を終了する(ステップS255)。
その後に、図2の処理フローにおけるステップS208およびステップS209を経て、ステップS210のフォーカスブラケット撮影が行われる際には、ステップS254で決定された撮影位置についてフォーカスブラケット撮影が行われる。
そして、図2のステップS206、すなわち図9の撮影方式決定処理において、第2の撮影方式が選択された場合のステップS207におけるフォーカスブラケット撮影の位置決定処理は、第1の実施の形態と同様に、図11に示すサブフローチャートに従って撮影位置を決定する。
つまり、第2の撮影方式が選択された場合、ステップS241でフォーカスブラケット撮影の位置決定処理が開始されると、まず、ステップS242で図6に示される合焦位置分布G(x)と閾値関数F(x)を比較し、ステップS243にて、合焦位置分布G(x)の分布度数値が閾値関数F(x)よりも大きな所定個数の合焦位置を撮影位置として決定して、ステップS244で処理を終了する。
その後に、図2の処理フローにおけるステップS208およびステップS209を経て、ステップS210のフォーカスブラケット撮影が行われる際には、ステップS243で決定された撮影位置についてフォーカスブラケット撮影が行われる。
なお、この場合にも、ステップS242における閾値関数F(x)の上下シフト移動などを可能として、閾値関数F(x)の可変制御により、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を所定枚数とするように制御しても良い。
すなわち、図9に示した撮影方式の決定処理におけるステップS222で、撮像レンズ101の焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上の望遠レンズであると判定され、ステップS223で、図8における位置y0〜y7の範囲において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上となる合焦位置yを有していると判定された場合には、ステップS224で第1の撮影方式が選択される。この実施の形態における第1の撮影方式の場合には、図12の撮影位置決定処理に従い、ステップS253で、図13に示されるフォーカス位置y0〜y7の範囲内における積算周波数情報のピークを判別し、ステップS254においては、その判別されたピーク位置を含みその前後の所定個数の合焦位置を撮影位置として決定する。
つまり、図13における積算周波数情報からフォーカス位置y0〜y7の範囲内におけるピーク位置y3を判別し、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を5枚とする場合には、その前後の2点ずつのフォーカス位置を含めて、合焦位置y1、y2、y3、y4およびy5の5点で撮影を行うことになる。なお、図8の合焦位置分布のピークが位置y2にあるのに対して、図13の積算周波数情報のピークが位置y3にあるのは、小領域単位による判定と複合した領域による判定による精度差に基づくものである。その理由について次に説明する。
先に述べた第1の実施の形態においては、焦点距離と第1の閾値により第1の撮影方式と決定したときには、合焦分布をそのまま流用することでブラケット撮影位置を決定する比較的単純なアルゴリズムを用いている。図8に合焦位置分布の一例が示されているが、この合焦位置分布を撮影方式の決定とブラケット撮影位置の決定の双方に使用している。
これに対して、ここで説明している第2の実施の形態においては、新たに周波数情報を演算して、その結果を基にブラケット撮影位置を決定することとしている。なお、この新たに周波数情報の演算は各小領域での検波結果を積算するものである。そもそも、小領域単位での合焦位置の取得は、第2の撮影方式を実現するために有効なアルゴリズムであって、第1の撮影方式のみを実施するのに必然的なものではなく、従来より用いられているAF(オートフォーカス)用スキャン等によって比較的大きな検波枠で周波数情報を求めれば良い。小領域での山登りスキャンの合焦精度に関しての短所としては、(1)低コントラストの被写体に弱く、(2)手ぶれに弱いことが挙げられる。(1)の低コントラストの被写体とは、実際には、照明が暗くて被写体の充分な明暗が認識できないような条件や、被写体自体が均一面であるような条件のときである。これらのような条件では検波枠が小さいほど、周波数情報の出力が小さくなり、合焦位置を判断することが難しくなる。
また、(2)の手ぶれに関しては、AF用スキャン中の手ぶれにより、正しい周波数情報を得ることができないことを意味している。例えば、スキャン中に手ぶれにより検波枠と被写体の関係が1領域分ずれるとすれば、得られる周波数情報はスキャン途中から隣接領域の被写体情報に置き換わっていることになり、やはり、正しい合焦位置の判定ができなくなる。検波枠が小さいほど、このような影響を受け易くなる。これらのような不都合を考慮して、第1の撮影方式を、より精度良く実施するために、周波数情報の積算結果に基づいて、ブラケット撮影の中央とするフォーカス位置を判定することとした。
また、図9に示した撮影方式の決定処理におけるステップS222で、撮像レンズ101の焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上(望遠レンズ)でないと判定された場合、またはステップS222で焦点距離fが所定の焦点距離fmm以上であると判定されたが、ステップS223で、図8における位置y0〜y7の範囲において合焦位置分布I(y)が第1の閾値J以上となる合焦位置yを有していないと判定された場合には、第1の実施の形態と同様に、ステップS225で第2の撮影方式が選択される。第2の撮影方式については、第1の実施の形態と同様に、図11の撮影位置決定処理に従い、ステップS242で、図6に示す合焦位置分布関数G(x)と第2の閾値である閾値関数F(x)とを比較し、ステップS243で、その比較結果に基づき、フォーカスブラケット撮影の撮影位置を決定する。
図6における第2の閾値としての閾値関数F(x)=f(x)+αは、例として2本の一次関数を繋げた折れ線状の特性としている。この閾値関数F(x)は、定数項αを可変とすることで閾値を上下にシフトさせて、撮影位置の数を増減し得る。閾値関数F(x)が無限遠(inf)方向に向かって増加する増加関数としたのは、近距離(near)側被写体を優先的に撮影するためである。なお、この図6のような場合には、例えば閾値関数F(x)を超える分布値を有する合焦位置を撮影位置として、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を5枚とすると、撮影位置が5点となるように、閾値関数F(x)をシフト移動させ、合焦位置x4、x5、x6、x11およびx15の5点で撮影を行うことになる。この場合も、フォーカスブラケット撮影の撮影枚数を所定枚数とするための閾値関数F(x)の制御は、シフト移動に限らず、回転移動や傾斜変更などのような関数f(x)自体の変更を含むようにしても良い。また、閾値関数F(x)の制御により、撮影位置を所定個数とすることが煩雑になる場合には、所定個数以上で且つ所定個数に近い個数を得た後、例えば近距離側から所定個数を選定するようにしても良い。
上述したように、本発明の第2の実施の形態における第1の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影によっても、図7に示すような被写体の場合、手前の花の花弁から後方の花の花弁まで、それぞれに合焦させた撮影が行われる。また、本発明の第2の実施の形態における第2の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影では、図4に示すような被写体の場合、人物2名と高層ビルとを重要被写体とし、それぞれに合焦させた撮影が行われる。
以上、説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置においては、小領域単位での山登りスキャン情報を基にダイナミックにフォーカスを移動してフォーカスブラケット撮影をすることができ、フォーカスブラケット撮影により画角全面がピンボケである画像を撮影してしまう可能性を減らすことができて、しかも撮影距離や焦点距離の面から被写界深度が浅い撮影条件で撮影する場合には、撮影方式を変えることによって、比較的狭い範囲を緻密にフォーカス移動するフォーカスブラケット撮影をも実現することができる。すなわち、簡易なアルゴリズムで、撮影条件から推測される撮影者の意図に沿った適切な撮影方式を自動的に選択することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置においては、撮影距離や焦点距離の面から被写界深度が浅い撮影条件で撮影する場合には、複数の小領域の周波数成分を積算し主要被写体の合焦位置を決定する撮影方式とすることで、小領域単位で合焦位置を決定する撮影方式の短所である低コントラスト時や手ぶれ発生時の合焦精度の低下を回避し、ブラケット撮影の中央となるフォーカス位置をより適切に決定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の要部の構成を模式的に示すブロック図である。 図1の撮像装置におけるフォーカスブラケット撮影の動作を説明するためのフローチャートである。 図1の撮像装置の第2の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影位置を決定する原理を説明するための図であり、(a)は、被写体の一例を模式的に示す図であり、(b)は、画面を小領域に分割した検波枠を模式的に示す図である。 図3の(a)の被写体と図3の(b)の検波枠とを重ね合わせた状態を示す模式図である。 図4の場合の各検波枠についての合焦状態の一例を説明するための模式図である。 図1の撮像装置の第2の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影位置を決定する原理を説明するための合焦位置分布G(x)と第2の閾値としての閾値関数F(x)の一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置の第1の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影位置を決定する原理を説明するための被写体と検波枠とを重ね合わせた状態を示す模式図である。 図1の撮像装置の第1の撮影方式に係るフォーカスブラケット撮影位置を決定する原理を説明するための合焦位置分布I(y)と第1の閾値としての閾値Jの一例を模式的に示す図である。 図1の撮像装置における撮影方式決定処理の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。 図1の撮像装置における第1の撮影方式に係る撮影位置決定処理の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。 図1の撮像装置における第2の撮影方式に係る撮影位置決定処理の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置における第1の撮影方式に係る撮影位置決定処理の詳細な動作を説明するためのフローチャートである。 図7の被写体に対し、山登りスキャンで取得した小領域単位での周波数情報を積算してなる積算周波数情報をグラフ化した特性図である。
符号の説明
100 光学ユニット
101 撮像レンズ
102 絞り・シャッタユニット
103 光学ローパスフィルタ
104 CMOS(相補型金属酸化物半導体)センサ
104a センサ部
104b 駆動部
104c CDS(相関二重サンプリング)/PGA(プログラマブル利得増幅器)
104d ADC(アナログ−ディジタル変換器)
105 光学系駆動部
110 画像処理部
111 検波部
120 制御・演算部
121 プログラム用メモリ
122 操作部
123 表示部
124 圧縮・伸張処理部
125 画像記録インタフェース(I/F)部
126 画像バッファ用メモリ

Claims (3)

  1. 焦点調節機構を含む撮像光学系と、前記撮像光学系により結像される被写体光学像を電気信号に変換する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の出力から合焦状態を示す所定の周波数成分を抽出し前記撮像光学系の焦点調節機構の制御に供する検波部とを有する撮像装置において、
    前記検波部は、
    画面を複数の小領域に分割し、該小領域単位で前記周波数成分を抽出する手段を含み、
    前記撮像装置は、
    前記小領域単位でそれぞれ前記検波部により抽出される前記周波数成分に基づき合焦位置を算出する手段と、
    前記合焦位置の度数分布を求める手段と
    ォーカスブラケット撮影を行う第1の撮影方式と
    前記第1の撮影方式よりフォーカス移動量の多いフォーカスブラケット撮影を行う第2の撮影方式とを有し、
    前記撮像光学系の焦点距離が所定値以上で、且つ前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有すると判定された場合は、前記第1の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行い、
    前記撮像光学系の焦点距離が前記所定値より少ないか、もしくは前記度数分布により所定の閾値以上となる合焦位置を有しない、と判定された場合は前記第2の撮影方式にてフォーカスブラケット撮影を行うフォーカスブラケット撮影手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の撮影方式は、前記度数分布が最も高い合焦位置を含み、少なくともその前後の合焦位置においてフォーカスブラケット撮影を行う請求項1に記載の撮像装置。
  3. 記第1の撮影方式は、前記複数の小領域での周波数成分を積算して算出した積算周波数情報のピーク位置における合焦位置と、少なくともその前後の合焦位置においてフォーカスブラケット撮影を行う請求項1に記載の撮像装置。
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