JP2010134309A - オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及び撮像装置 - Google Patents

オートフォーカス装置、オートフォーカス方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体が移動した場合でも、ユーザが狙った被写体に合焦させること。
【解決手段】本発明の第1の態様に係るオートフォーカス装置は、判定部40、切替部41、変更部42を備える。判定部40は、レンズ群1によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、被写体が移動したか否かを判定する。切替部41は、判定部40により被写体が第1評価エリア内において移動したと判定された場合に、第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替える。変更部42は、複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、第1評価エリアを複数のブロックのうちの1つに変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置における被写体の合焦状態を自動で調整するオートフォーカス技術に関する。
CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を有するデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置が実用化されている。これらの撮像装置に適用されるオートフォーカス(AF)方式として、撮像素子によって取得される撮影画像を使用したコントラスト検出方式が知られている。
コントラスト検出方式は、撮像光学系によって撮像素子の撮像面上に結像される被写体像が合焦状態にあるときは、撮像素子によって取得される撮影画像のコントラストが高くなることを利用する。具体的には、撮像光学系に含まれる合焦用レンズの位置又は撮像素子の位置を移動させることで被写体像の結像位置を順次変化させながら、撮影画像を順次取得する。
撮像素子により順次取得される複数の撮影画像に関して、これらのコントラストを示すコントラスト評価値を計算し、コントラスト評価値が極大となる被写体像の結像位置を合焦位置に決定する。コントラスト評価値には、例えば、空間周波数の高周波成分の積算値が使用される。このように、コントラスト評価値の極大値を探索することで合焦位置の決定を行なう制御アルゴリズムは、「山登り制御」と呼ばれる。
また、オートフォーカス中に被写体の移動があった場合でも、当該被写体に焦点を合わせることを可能とする技術が提案されている(特許文献1、2)。特許文献1に記載の撮像装置では、撮像画面の中央とこれ以外の複数のAF領域が設定されており、これらのAF領域間での被写体の移動を検知し、被写体の移動結果に応じて中央のAF領域の情報とこれ以外のAF領域の情報を利用して合焦位置が決定されている。しかしながら、上記の技術では、撮像画面の中央のAF領域に重点をおいて合焦動作を行っており、被写体が撮像画面の中央以外に移動した場合、ユーザが狙った被写体に合焦されないという問題がある。
特許文献2に記載のオートフォーカスシステムでは、連続する画像データの同一画素同士の差を求め、この差に基づいて被写体の面積を一定値以上含む領域を新たなAF領域としている。しかしながら、撮像画面内の複数の顔領域が検出された場合には、AF領域が撮影画面内の複数の領域に設定されるため、ユーザが狙った被写体に合焦されない場合がある。
特開2007−11054号公報 特開2003−241065号公報
このように、上記の技術では、被写体が移動した場合に、ユーザが狙った被写体に合焦されないおそれがあるという問題がある。
本発明の第1の態様に係るオートフォーカス装置は、撮像光学系によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替える切替部と、前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する変更部とを備えるものである。
本発明の第2の態様に係るオートフォーカス方法は、撮像光学系によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定し、前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替え、前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する。
本発明の第3の態様に係る撮像装置は、撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替える切替部と、前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する変更部と、前記変更部により変更された前記第1評価エリアでの結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する制御部とを備えるものである。
これにより、被写体の移動に伴って、被写体が移動した位置に第1評価エリアを移動させることができるため、被写体が移動した場合であっても、ユーザが狙った被写体に焦点を合わせることが可能となる。
本発明によれば、被写体が移動した場合であっても、ユーザが狙った被写体に合焦することができる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る撮像装置10の構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る撮像装置10の主要構成を示すブロック図である。図1に示すように、撮像装置10は、レンズ群1、センサ2、画像処理部3、AF制御部4、レンズ駆動部5、表示部6を備える。以下では、図1に含まれる各構成要素について順に説明する。
図1において、撮像光学系であるレンズ群1は、後述するセンサ2の撮像面に被写体像を結像させる。レンズ群1は、複数の光学レンズ群からなり、合焦用レンズ11を含む。合焦用レンズ11は、後述するレンズ駆動部5によって、レンズ群1とセンサ2を結ぶ光軸方向に移動可能である。
センサ2は、レンズ群1を介して入射する光信号を光電変換し、アナログ画像信号を出力する。センサ2は、撮像素子21、アナログ信号処理部22及びA/D変換部23を含む。センサ2は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサ等である。
アナログ信号処理部22は、撮像素子から出力されるアナログ画像信号の増幅処理、ノイズ除去等の処理を行う。A/D変換部23は、アナログ信号処理部22から出力されるアナログ画像信号をサンプリングすることで、デジタル画像信号としての画像データを生成する。画像処理部3は、センサ2のA/D変換部23から供給される画像データに対するカラー補正、ホワイトバランス調整、ガンマ補正等の画像処理を行う。
AF制御部4は、画像処理部3から供給される画像データを用いて、コントラスト検出方式によるオートフォーカスを実行する。より具体的に述べると、AF制御部4は、センサ2により生成された撮影画面内に設定されている第1評価エリア内の結像状態を評価し、画像データ中の第1評価エリアに対応する領域のコントラストが極大となる合焦用レンズ11の位置を決定する。
ここで、第1評価エリアとは、ユーザが焦点を合わせたい被写体を含む領域である。オートフォーカスを実行する前の初期の段階では、第1評価エリアは、例えば、撮影画面内の略中央部に設定することができる。ユーザは第1評価エリア内に被写体が入るように撮像装置の位置を調整し、例えば、シャッターボタンを半押し状態にすることによって、第1評価エリア内のコントラストが算出される。なお、後に説明するように、本発明ではこの第1評価エリアが被写体の移動に伴って移動する。
レンズ駆動部5は、AF制御部4による制御の下、合焦用レンズ11を光軸方向に移動させる。表示部6は、センサ2が順次出力する撮影画像(スルー画像)の表示、オートフォーカス完了後のスルー画像の表示、ユーザがシャッターボタン(不図示)を操作することによって得られた撮影画像の表示等を行う。また、表示部6は、以下に説明する第1評価エリア、第2評価エリア、AF対象領域の表示を行う。例えば、これらの領域に対応して、それぞれ異なる色の枠を表示することができる。
ここで、図2を参照して、AF制御部4の構成について詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係るAF制御部4の主要構成を示すブロック図である。図2に示すように、AF制御部4は、判定部40、切替部41、変更部42、評価値算出部43、制御部44を備える。
判定部40は、レンズ群1によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、被写体が移動したか否かを判定する。具体的には、画像データ中の第1評価エリアに対応する領域のコントラストを算出し、コントラストが低下した場合、第1評価エリア内で被写体が移動したと判定する。例えば、コントラストに閾値を設け、この閾値よりも第1評価エリア内のコントラストが低下した場合に、被写体が第1評価エリア内において移動したと判定することができる。
切替部41は、判定部40により被写体が第1評価エリア内において移動したと判定された場合に、第2評価エリアに切替える。第2評価エリアは、第1評価エリアを含み、第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える。例えば、第2評価エリアは、第1評価エリアの4倍の大きさで、4つのブロックを備えるものとすることができる。
変更部42は、第2評価エリア内の各ブロックそれぞれでの結像状態を評価し、第1評価エリアを複数のブロックのうちの1つに変更する。各ブロックのうち、最もコントラストが高いと判断されるブロックは、ユーザが焦点を合わせたい被写体が含まれる領域となる。変更部42は、各ブロックについてコントラストを計算し、最もコントラストが高いブロックを新たな第1評価エリアに変更する。
ユーザが撮影処理を実行しない場合、判定部40は、さらに変更された第1評価エリア内での結像状態を評価し、被写体が移動したか否かを判定する。その後、同様に、被写体が第1評価エリア内において移動したと判定された場合に、第1評価エリアを第2評価エリアに切替え、第2評価エリア内の各ブロックそれぞれでの結像状態を評価し、第1評価エリアを複数のブロックのうちの1つに変更する。このように、被写体が順次移動したとしても、第1評価エリアをそれに追従させて移動させることができる。なお、判定部40により第1評価エリア内において被写体が移動していないと判定された場合には、評価エリアの変更は行われない。
そして、ユーザがシャッターボタンを押下し撮影処理を実行した場合、その時点の第1評価エリアがAF対象エリアとなる。評価値算出部43は、画像データの中で少なくともAF対象エリアに対応する領域に関するコントラスト評価値を計算する。コントラスト評価値としては、撮影画像のコントラストの大きさを反映した様々なパラメータが使用可能である。
例えば、AF対象領域の空間周波数スペクトルを離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)によって得るとともに、空間周波数の高周波成分の大きさをコントラスト評価値としてもよい。また、例えば、AF対象領域の各々の画素について、水平方向又は垂直方向に隣接する画素との画素値の差分(絶対値)を計算し、得られた画素値の差分をAF対象領域内において積算した積算値をコントラスト評価値としてもよい。なお、コントラスト評価値の算出方法は、これに限定されるものではない。
制御部44は、評価値算出部43によって計算されたAF評価値を使用して、センサ2の撮像面における合焦状態の判定を行い、合焦状態が得られる合焦用レンズ11の位置を決定する。より具体的に述べると、制御部44は、合焦用レンズ11の位置を移動させながらセンサ2に撮影画像を順次取得させ、AF評価値が極大となる合焦用レンズ11の位置を求め、その位置を合焦位置と決定する。
なお、ガウス曲線及び二次曲線等の近似曲線又は実験により得られた特性曲線によって合焦用レンズ11の位置からAF評価値を推定し、コントラストが極大となる合焦位置を予測する技術を、制御部44による合焦位置の探索アルゴリズムに適用してもよい。これらの具体例に限らず、制御部44におけるコントラスト評価値を使用した合焦状態の判定には、公知の様々なアルゴリズムを適用可能である。レンズ駆動部5は、制御部44による制御の下で、合焦用レンズ11を光軸方向に沿って移動させる。
ここで、AF制御部4により実行される、オートフォーカスの処理手順について、図3、図4を参照して説明する。図3は、AF制御部4により実行されるオートフォーカスの処理手順を示すフローチャートである。図4は、第1評価エリアが変更される例について説明する図である。なお、図3においては、第1評価領域の変更手順のみならず、撮影処理を実行する手順についても図示している。図4は撮影画面を示しており、矩形状の枠が撮影画面内に設定された第1評価エリアA、第2評価エリアBを示している。
図3に示すように、まず、判定部40にセンサ2により生成された画像データが入力され、撮影画面内に設定された第1評価エリアでの結像状態が評価される(ステップS101)。図4(a)に示すように、例えば、ユーザが撮影画面内の略中央部に設定された第1評価エリアAに被写体Rが入るように位置合わせを行い、シャッターボタンを半押し状態にすることにより、第1評価エリアAでの結像状態が評価される。すなわち、第1評価エリアAのコントラストが算出される。
その後、被写体が第1評価エリア内において移動したか否かが判定される(ステップS102)。図4(b)に示すように、被写体Rが、第1評価エリアAの右下に移動した場合、第1評価エリア内には、被写体Rと背景とが存在することとなる。このため、第1評価エリア内のコントラストが低下する。コントラストには閾値が設けられており、この閾値よりも第1評価エリア内のコントラストが低下した場合に、被写体が第1評価エリア内において移動したと判定される。
一方、第1評価エリア内のコントラストが閾値よりも高い場合には、被写体は、第1評価エリア内において移動していないと判定される。第1評価エリア内において被写体が移動していないと判定された場合(ステップS102NO)、評価エリアの変更は行われず、ステップS101に戻り、再度第1評価エリア内でコントラストが算出され、ステップS102で被写体が移動したか否かが判定される。
被写体が第1評価エリア内において移動したと判定された場合(ステップS102YES)、第1評価エリアから第2評価エリアに、評価エリアの切替が行われる(ステップS103)。図4(c)に示すように、第2評価エリアは、第1評価エリアを含み、第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える。図4(c)に示す例では、第2評価エリアBは、第1評価エリアAの4倍の大きさで、b1、b2、b3、b4の4つのブロックを備えるものとする。
そして、第2評価エリアB内の複数のブロックb1、b2、b3、b4のぞれぞれで結像状態を評価し、第1評価エリアを複数のブロックのうちの1つに変更する(ステップS104)。具体的には、複数のブロックb1、b2、b3、b4それぞれのコントラストを求め、複数のブロックのうちコントラストが最も高いブロックに第1評価エリアAを変更する。図4(c)に示すように、ブロックb1、b2、b3よりもブロックb4内に被写体Rが多く含まれる。このため、ブロックb4のコントラストが、ブロックb1、b2、b3のコントラストよりも高くなる。従って、図4(d)に示すように、ブロックb4が新たな第1評価エリアAとして設定される。
なお、複数のブロックb1、b2、b3、b4のうち第1評価エリアA内において被写体Rが移動したか否かを判定する前の第1評価エリアAで得られたコントラスト(図4(1))に近いブロックに変更するようにしてもよい。これにより、より確実にユーザが狙った被写体にピントを合わせることができる。
ユーザがシャッターボタンを押下せず、撮像処理を実行しない場合(ステップS105NO)、再度ステップS101に戻り、変更された第1評価エリアA内での結像状態を評価し、被写体が移動したか否かを判定する。その後、同様に、被写体が第1評価エリア内において移動したと判定された場合に、第2評価エリアに切替え、第2評価エリア内の各ブロックそれぞれでの結像状態を評価し、第1評価エリアを複数のブロックのうちの1つに変更する。このように、被写体が移動したとしても、第1評価エリアをそれに追従させて移動させることができる。
一方、ユーザがシャッターボタンを押下し、撮像処理を実行する場合(ステップS105YES)、その時点の第1評価エリアがAF対象領域として決定される。このAF対象領域を用いて、オートフォーカス処理が実行される(ステップS106)。具体的には、ステップS106では、制御部44による制御下で、決定されたAF対象領域のコントラストが極大となるように、オートフォーカス処理が実行される。すなわち、制御部44は、その時点の第1評価エリアの合焦状態を評価して、この領域内の被写体にピントが合うように、合焦用レンズ11の位置を決定する。
最後に、オートフォーカス処理が完了した状態で、撮影処理が実行される(ステップS107)。ステップS107で得られた画像データは、画像処理部3による画像処理が行われた後にメモリ(不図示)に格納される。なお、図3に示した撮影処理実行、オートフォーカスの実行、撮影の実行を含む一連の処理は、例えば、撮像装置10に設けられたシャッターボタン(不図示)をユーザが押下する動作に応答して実行すればよい。なお、撮影処理を行う前に、オートフォーカス処理に引き続いて、撮影画像が適正な明るさとなるように自動露光(AE:Auto Exposure)処理を実行してもよい。
このように、本発明によれば、被写体の移動に追従して、第1評価エリアを移動させることができる。このため、ユーザの狙った被写体に追従して、オートフォーカス処理を行うことができる。また、被写体が撮像画面の中央以外に移動した場合でも、ユーザが狙った被写体に合焦することができる。
なお、上述の例では、第1評価エリア、第2評価エリアの形状は矩形状であるが、これに限定されるものではなく、ユーザの指定により変更することが可能である。また、図4に示す例では、被写体が横方向に移動した例について説明したが、これに限られない。被写体が撮像装置に対して近づく又は遠ざかる場合にも、コントラストが低下する。この場合においても、上記と同様に、第1評価エリアを、第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを有する第2評価エリアに切り替え、第1評価エリアの変更を行うことができる。
第2評価エリア内に被写体が入っておらず、複数のブロックのうちいずれを第1評価エリアに変更すべきか決定できない場合には、初期状態に戻り、撮影画面の略中央に設定された第1評価エリアを用いて結像状態を評価し、上記と同様の処理を繰り返すようにすることができる。
ところで、図1に示したAF制御部4が実行する処理は、画像データを格納するためのメモリ及びCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータに、図2のステップS101〜S105までの処理手順が記述されたプログラムを実行させることによって実現可能である。
なお、上述した実施の形態では、レンズ群1に含まれる合焦用レンズ11を移動させることによって、被写体像の結像位置を調節する例を示した。しかしながら、被写体像の結像位置の調節は、撮像素子であるセンサ2を移動させることにより行ってもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
実施の形態に係る撮像装置を示すブロック図である。 実施の形態に係る撮像装置のAF制御部を示すブロック図である。 実施の形態に係る撮像装置によるオートフォーカス処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態に係る撮像装置で決定される評価エリアの例について説明する図である。
符号の説明
1 レンズ群
2 センサ
3 画像処理部
4 AF制御部
5 レンズ駆動部
6 表示部
10 撮像装置
11 合焦用レンズ
21 撮像素子
22 アナログ信号処理部
23 A/D変換部
40 判定部
41 切替部
42 変更部
43 評価値算出部
44 制御部

Claims (13)

  1. 撮像光学系によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替える切替部と、
    前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する変更部と、
    を備えるオートフォーカス装置。
  2. 前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動していないと判定された場合、前記第1評価エリアは変更されないことを特徴とする請求項1に記載のオートフォーカス装置。
  3. 前記変更部は、前記複数のブロックそれぞれのコントラストを求め、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちコントラストが最も高いブロックに変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のオートフォーカス装置。
  4. 前記変更部は、前記複数のブロックぞれぞれのコントラストを求め、前記第1評価エリアを、前記複数のブロックのうち前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したか否かを判定する前の前記第1評価エリアで得られたコントラストに近いブロックに変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のオートフォーカス装置。
  5. 撮像光学系によって結像される被写体から得られる画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定し、
    前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替え、
    前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する、
    オートフォーカス方法。
  6. 前記第1評価エリア内において前記被写体が移動していないと判定された場合、前記第1評価エリアを変更しないことを特徴とする請求項5に記載のオートフォーカス方法。
  7. 前記複数のブロックそれぞれのコントラストを求め、前記複数のブロックのうちコントラストが最も高いブロックに前記第1評価エリアを変更することを特徴とする請求項5又は6に記載のオートフォーカス方法。
  8. 前記複数のブロックぞれぞれのコントラストを求め、前記複数のブロックのうち前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したか否かを判定する前の前記第1評価エリアで得られたコントラストに近いブロックに前記第1評価エリアを変更することを特徴とする請求項5又は6に記載のオートフォーカス方法。
  9. 撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のオートフォーカス装置と、
    を備える撮像装置。
  10. 撮像光学系によって結像される被写体を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに基づいて、撮影画面内に設定された第1評価エリア内での結像状態を評価し、前記被写体が移動したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したと判定された場合に、前記第1評価エリアよりも大きく、複数のブロックを備える第2評価エリアに切替える切替部と、
    前記複数のブロックそれぞれでの結像状態を評価し、前記第1評価エリアを前記複数のブロックのうちの1つに変更する変更部と、
    前記変更部により変更された前記第1評価エリアでの結像状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行する制御部と、
    を備える撮像装置。
  11. 前記判定部により前記第1評価エリア内において前記被写体が移動していないと判定された場合、前記第1評価エリアは変更されず、
    前記制御部は、変更されていない前記第1評価エリアでの結合状態に基づいて、前記撮像光学系の合焦動作を実行することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記変更部は、前記複数のブロックそれぞれのコントラストを求め、前記複数のブロックのうちコントラストが最も高いブロックに前記第1評価エリアを変更することを特徴とする請求項10又は11に記載の撮像装置。
  13. 前記変更部は、前記複数のブロックぞれぞれのコントラストを求め、前記第1評価エリアを、前記複数のブロックのうち前記第1評価エリア内において前記被写体が移動したか否かを判定する前の前記第1評価エリアで得られたコントラストに近いブロックに変更することを特徴とする請求項10又は11に記載の撮像装置。
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